JPH0651699U - 注油針の固定構造 - Google Patents

注油針の固定構造

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JPH0651699U
JPH0651699U JP8891992U JP8891992U JPH0651699U JP H0651699 U JPH0651699 U JP H0651699U JP 8891992 U JP8891992 U JP 8891992U JP 8891992 U JP8891992 U JP 8891992U JP H0651699 U JPH0651699 U JP H0651699U
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JP
Japan
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needle
lubrication
oiling
hose
plastic
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Pending
Application number
JP8891992U
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English (en)
Inventor
道春 野秋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication of JPH0651699U publication Critical patent/JPH0651699U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密閉筐体の内部充填油を注油する注油針の折
損を防止するため、注油針が折損しないような注油ポン
プの注油針の固定構造を提供する。 【構成】 従来の注油ポンプのホース6の先端にホース
6のアダプタを兼ね、注油針3を支持するプラスチック
製の針取付具1と、この針取付具1に係合して注油針3
の根元から離れた針先寄りの位置で、更に注油針3を支
持するプラスチック製針ホルダ2とを以て構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は注油針の固定構造に係り、特に、可撓性を有する密閉筐体の内部充填 油の注油に使用される注油針の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
可撓性を有する密閉筐体(以下、密閉筐体という)で、例えば船舶によって曳 航される水中受波器等の内部に充填されている充填油は、注油ポンプによって調 圧が行われる。
【0003】 図3はこれに使用される注油ポンプの全体構成を示す斜視図である。図示の如 く、ホース6の一方はアダプタ6aによりポンプ本体10に結合され、他方はア ダプタ5の一端に結合されている。アダプタ5の他端部にはフランジ4に固定さ れた注油針3がフランジ4を介して結合されている。ポンプ本体10は水平に設 置された円筒形の耐圧構造で、底面は脚9で安定され、上部に給油口7が設けら れ、背部には加圧ハンドル8が設けられている。
【0004】 図4は注油針及びホース先端要部の拡大斜視図である。ホース6として高圧に 耐える耐圧ホースが用いられ、注油針3とフランジ4との接合部3aは溶接によ り結合されている。そして、注油針3は空気ボール等の内圧調整用として市販さ れ、入手性が良く安価なものが一般的に使用されている。
【0005】 図5は注油状態を示す図で、要部の斜視図である。内部充填油の調圧を必要と する密閉筐体12に注油を行う場合には、図示のように筐体の注油栓11部に注 油針3を差込み、加圧ハンドル8を操作して行なう。注油ポンプ10には油タン クが内蔵されており、予め油タンクに給油された充填油は加圧ハンドル8の操作 によってホース6に送られ、注油栓11に差込まれた注油針3から密閉筐体12 の中へ圧入される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の注油針の組立構造では注油針が折損するという改善を要する問 題点がある。図4における注油針3とフランジ4とは溶接によって結合され、溶 接部3aは溶接に伴う加熱により材質の劣化が避けられない。したがって、溶接 部3aは材質の粘りが衰えて曲げ応力が低下しており、注油栓11へ注油針3を 差込む際にねじるような動作や注油中のホースの揺れにより、横荷重が加わった 場合簡単に折れることがある。
【0007】 このようなトラブルは注油針の長さにもその要因はあるが、注油中に注油針が 折れれば、密閉筐体内に圧力が付加された充填油が注油針の折損部から逆流して 吹出し、調圧作業に多大な支障をきたすことになる。
【0008】 したがって、本考案は上記の問題点を除去するために、折損を防止した優れた 注油ポンプの注油針の固定構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の問題点を排除して課題を解決するため、注油針の一端を把持し て固定するプラスチック製の取付具と、前記注油針の外径と所定のクリアランス をもって挿入可能な開口を中心部に有し、前記注油針の他端を前記開口に挿入し て前記取付具に係合可能なプラスチック製の注油針ホルダを設けたものである。
【0010】
【作用】
本考案によれば、注油針の根元を固定結合したプラスチック製の取付具に係合 して、注油針の根元から離れた針先寄りの位置で同じ注油針を支持するプラスチ ック製のホルダの支持により、注油針の突出長さが短縮されると共に、曲げ応力 の低下した針の根元の溶接部に横荷重が及ばなくなる。
【0011】
【実施例】 次に本考案の実施例について図面に基いて説明する。図1は実施例の要部の拡 大斜視図である。同図において注油針3及びホース6は従来と変りなく、従来と 異るところは、注油針3の第一の支持具として針取付具1と注油針3の第二の支 持具として針ホルダ2を採用したことである。
【0012】 そして何れも材質は、注油中の注油針3への荷重を軽減するため軽量な円形の プラスチック製である。針取付具1はホース6のアダプタを兼ね、注油針3は針 取付具1にOリングを介してネジ込まれて固定される。さらに、針取付具1の先 端部周縁には雄ねじが刻成され、後述する針ホルダ2との係合手段となっている 。
【0013】 針ホルダ2は針取付具1と同外径の袋ナット状となり、内側には針取付具1の 雄ねじに螺嵌する雌ねじが形成され、針取付具1に係合するようになっている。 そして針ホルダ2の先端は縮径した小径部を形成し、円心には注油針3を把持す る貫通孔2aが設けられている。貫通孔2aの内径は注油針3の外径とのクリア ランスが0.2mm以下となるよう加工され、注油針3の根元から針先寄りの位 置で針ホルダ2は注油針3を支持している。
【0014】 したがって、注油針3の突出量が小さくなると共に、注油針3の根元が折れる 原因となる横荷重が注油針3の根元には伝わらなくなる。
【0015】 この状態を表わしているのが図2である。図示のとおり注油針3の針先は密閉 筐体の注油栓11に支えられ、他方は針取付具1及び針ホルダ2に支えられてい る。言わば、針ホルダ2がない従来型のスパンLに対して、本実施例のスパンl は短縮された形になる。厳密には注油針3と針ホルダ2とのクリアランス分だけ は横荷重が注油針3の根元に波及するが、これは許容範囲内のものである。
【0016】 以上、本考案の実施例について詳述したが、本考案は上記仕様に限定されるも のではない。本考案の要点である針取付具1及び針ホルダ2は上記以外にも各種 の仕様にすることが可能である。例えば、本考案では両者の形状を丸型としてい るが、多角形や表面に滑り止めとしてスリットを設けることもできる。
【0017】
【考案の効果】
本考案によれば、プラスチック製の針取付具に固定支持された注油針の根元か ら針先寄りの離れた位置で、プラスチック製の針ホルダにより更に注油針を支持 するので、最も折れ易い注油針の根元への横荷重の影響がなくなる。したがって 、注油作業中における注油針の折損というトラブルもなく、合成樹脂という安い 材料費により成形することも容易である。而もホースのアダプタも兼ねることか ら部品点数も減り、全体的なコスト低減化が図れると共に作業の効率化が期待さ れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例要部の斜視図である。
【図2】本考案の実施例要部の破断面図である。
【図3】従来の注油ポンプの全体構成を示す斜視図であ
る。
【図4】従来の注油針付近要部の拡大斜視図である。
【図5】従来例による注油状態を示す要部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 針取付具 2 針ホルダ 3 注油針 4 フランジ 5,6a アダプタ 6 ホース 7 給油口 8 ハンドル 9 脚 10 ポンプ本体 11 注油栓 12 密閉筐体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注油針の一端を把持して固定するプラス
    チック製の取付具と、前記注油針の外径と所定のクリア
    ランスをもって挿入可能な開口を中心部に有し、前記注
    油針の他端を前記開口に挿入して前記取付具に係合可能
    なプラスチック製の注油針ホルダとを設けた事を特徴と
    する注油針の固定構造。
JP8891992U 1992-12-25 1992-12-25 注油針の固定構造 Pending JPH0651699U (ja)

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JP8891992U JPH0651699U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 注油針の固定構造

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JP8891992U JPH0651699U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 注油針の固定構造

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Publication Number Publication Date
JPH0651699U true JPH0651699U (ja) 1994-07-15

Family

ID=13956333

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8891992U Pending JPH0651699U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 注油針の固定構造

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JP (1) JPH0651699U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364777A (ja) * 2001-06-11 2002-12-18 Kubota Corp 管継手解体用滑剤注入器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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