JPH0651315A - 強誘電性液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

強誘電性液晶表示装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH0651315A
JPH0651315A JP4200834A JP20083492A JPH0651315A JP H0651315 A JPH0651315 A JP H0651315A JP 4200834 A JP4200834 A JP 4200834A JP 20083492 A JP20083492 A JP 20083492A JP H0651315 A JPH0651315 A JP H0651315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
alignment film
crystal panel
ions
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4200834A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Mochizuki
昭宏 望月
Shigeo Kasahara
滋雄 笠原
Tetsuya Makino
哲也 牧野
Masashi Watanabe
真史 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP4200834A priority Critical patent/JPH0651315A/ja
Publication of JPH0651315A publication Critical patent/JPH0651315A/ja
Priority to US08/832,961 priority patent/US5739885A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1337Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
    • G02F1/13378Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers by treatment of the surface, e.g. embossing, rubbing or light irradiation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/137Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering
    • G02F1/139Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering based on orientation effects in which the liquid crystal remains transparent
    • G02F1/141Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering based on orientation effects in which the liquid crystal remains transparent using ferroelectric liquid crystals

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強誘電性液晶表示装置およびその製造方法に
関し、比較的容易な方法によって大面積で均一な配向
と、機械的外力に対する分子配向の安定化と、分極反転
の高速化を実現する。 【構成】 透明電極(2,6)と配向膜(3,5)を形
成した透明基板(1,7)によって液晶層4を挟んだ強
誘電性液晶表示装置において、配向膜を、例えば、イオ
ン交換樹脂によって脱イオン処理することによって、ポ
リイミド樹脂等の樹脂配向膜中に含有される不純物イオ
ンの総量を300ppm以下に低減する。また、全不純
物カチオンの含有量を200ppm以下に低減する。こ
の場合Cl - ,(COO2 2-,CH3 COO- の総量
を100pm以下、それぞれを50ppm以下に低減す
る。また、PO4 - ,NO3 - ,SO4 - の総量を10
0ppm以下、それぞれを50ppm以下に低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電性液晶表示装置
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスオートメーション(OA)なら
びにダウンサイジングの進展に伴い、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の
情報処理装置が広く普及するようになった今日、これら
の情報処理装置のマン−マシンインターフェイスとして
の表示装置の重要性が高まり、液晶表示装置(LCD)
は、比較的低電圧で駆動可能なフラットパネル表示装置
として、これら情報処理装置に不可欠になっている。
【0003】現在、パーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサ等の表示装置として最も広く使われているLC
D表示装置は、スーパーツイステッドネマティック(S
TN)型液晶である。STNは、20V前後の比較的低
い電圧で640×400画素の中容量の表示を10:1
程度のコントラスト比で表示できるため、パーソナルコ
ンピュータ等の基本的表示機能を満たしている。
【0004】しかし、前述のように、ダウンサイジング
により、ワークステーション等の情報処理装置までパー
ソナル化している現在、表示装置にも、より大容量、大
面積、高速応答、高コントラスト比、広視野角等が求め
られるようになった。
【0005】STNによって、単純マトリクスパネル構
成により、液晶を直接駆動する対角線が15インチを超
える(以下「15インチ超」等という。)大面積表示装
置を実現することはそれほど困難ではないものの、表示
容量を、ワークステーションで要求される1240×1
028画素(機種によって多少の画素数差はあるが、ほ
ぼ100万画素)まで増やすことは極めて困難であり、
仮に画素をこの数まで増やせたとしてもSTNではコン
トラスト比、応答速度が著しく低下してしまい、表示品
質の悪い表示装置となってしまう。
【0006】このような状況下で、ワークステーション
級表示装置に対応することができるLCDの手法として
2つの方法が提案され、かつ、開発されている。その1
つは、マトリクスの各交点(画素)に薄膜トランジスタ
等の非線形能動素子を形成する、いわゆるアクティブマ
トリクス表示であり、他の1つはSTNと同様、単純マ
トリクスパネルで直接駆動する強誘電性液晶表示装置で
ある。
【0007】このアクティブマトリクス表示は、各画素
ごとに充分なマージンで液晶を駆動するための電圧を印
加することが可能であるため、原理的に高いコントラス
ト比、速い応答が期待できる。しかし、1240×10
28画素、15インチ超の大容量、大面積のアクティブ
マトリクスパネルを作製することは次の2つの点で極め
て困難である。
【0008】その第1点は、6インチを超える大型サイ
ズの表示装置を製造する場合、現在のところ6インチを
超える単結晶半導体ウェハの形成が困難であるという技
術的理由によって、アモルファスシリコン(a−Si)
の薄膜トランジスタが用いられることになるが、a−S
iは電子の移動度が低いため、大面積化、大容量化には
限界があり、現在では対角線15インチ程度が技術的限
界といわれている。
【0009】その第2点は、製造性に関するものであ
り、1240×1028画素級になると、単一基板上に
無欠陥に近い完全性が要求される表示装置では、著しく
歩留りが低下するため製造コストが高くなり、少なくと
も現状の製造技術では陰極線管(CRT)表示装置の製
造コストに比べて桁違いの値になってしまう。
【0010】一方、強誘電性液晶表示装置は、単純マト
リクスパネル構成で、大容量表示が可能であるため、ワ
ークステーション級表示装置として使用することは原理
的に可能であるが、実用的な強誘電性液晶表示装置(F
LCD)を実現するためには、いくつかの課題がある。
【0011】これらの課題のうち、特に大きな課題は、
液晶分子配向の大面積均一配向、および分子配向の外力
に対する安定性の確保である。従来の強誘電性液晶表示
装置においては、ジグザグ配向欠陥等が顕著であり、特
に、大面積の表示装置では面内での配向のばらつきが大
きく、場所によるコントラスト比のばらつきが大きかっ
た。
【0012】また、液晶の分子配向が、機械的外力によ
り乱れてしまい、表示不能になってしまうというLCD
として致命的な問題があり、このような機械的外力によ
る配向不良を避けるために、液晶パネルの実装技術面で
の改良が試みられている。
【0013】例えば、機械的外力を液晶パネルに直接伝
えないように、表示装置の枠体と液晶パネルの間にショ
ック緩衝材を入れる等の工夫がなされている。これは、
効果的ではあるが、問題の本質的な改善ではなく、実装
上緩衝材を挿入できる余裕のない場合、あるいは、緩衝
材で吸収できない外力が加わった場合には、やはり配向
が乱れて表示不能となってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、大面積
均一配向、および機械的外力に対する分子配向の安定性
を確保することがFLCDのワークステーション級表示
に適用する上での最大の課題となっている。したがっ
て、本発明は、大面積で均一な配向が実現でき、機械的
外力に対する分子配向の安定化と分極反転の高速化が達
成される強誘電性液晶表示装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる強誘電性
液晶表示装置においては、上記の課題を達成するため
に、樹脂配向膜中に含有される不純物イオンの総量が3
00ppm以下である構成を採用した。
【0016】また、樹脂配向膜中に含有される不純物カ
チオンの総量が200ppm以下である構成を採用し
た。この場合、樹脂配向膜中に含有されるCl- ,(C
OO2 2-,CH3 COO - の総量が100ppm以下
であるか、または、それぞれが50ppm以下である構
成を採用した。
【0017】この場合、樹脂配向膜中に含有されるPO
4 - ,NO3 - ,SO4 - の総量が100ppm未満で
あるか、または、それぞれが50ppm未満である構成
を採用した。そして、これらの場合、樹脂配向膜の材料
としてポリイミド樹脂を用いることができる。
【0018】また、本発明にかかる強誘電性液晶表示装
置の製造方法においては、樹脂配向膜が含有する不純物
イオンの量を低減または最適な値にするために、樹脂配
向膜をイオン交換樹脂により脱イオン処理する工程を採
用した。
【0019】
【作用】強誘電性液晶の分子配向には、従来から知られ
ていたSTN液晶と根本的に異なる面がある。すなわ
ち、STN液晶は常誘電体であるため、外部印加電界に
よってはじめて誘導分極を発生し、分子配向変化のトル
クを発生するが、電界無印加時の樹脂配向膜と接する界
面におけるクーロン相互作用は比較的弱い。
【0020】これに対して強誘電性液晶の場合は印加電
界の有無にかかわらず、常に自発分極を有するため配向
膜界面で、クーロン相互作用がきわめて強いため、配向
膜中に含まれるイオン種、イオン量によって、強誘電性
液晶分子と配向膜との界面相互作用は大きく影響される
ものと考えられる。
【0021】このような配向膜界面での強い相互作用の
発生は、STN液晶でも特殊な配向膜−液晶材料の場合
には観測されているが(A.Mochizuki,et
al、Japanese Journal of A
pplied Physics,Vol.29,189
8参照)、この場合も、配向膜−液晶界面には強誘電体
層が形成されており、強いクーロン相互作用が介在する
液晶分子配向の一例となっている。
【0022】強誘電性液晶のように、自発分極をもつ液
晶の分子配向では、配向膜中に微量含まれているイオン
によって液晶分子が強く界面に固定され、その結果、部
分的に配向が乱れたり、機械的外力により液晶層構造が
乱れやすくなるものと考えられる。例えば、配向膜とし
て一般的に用いられているポリイミドはppmオーダー
ではあるがCl- を含んでいる。そして、これに用いる
液晶の分子構造にも依存するが、一般にCl- は強誘電
性液晶分子と強くカップリングし、界面に強く液晶分子
を固定してしまう。
【0023】図1(A),(B)は、外力が液晶表示装
置の液晶層構造に与える影響を示す模式図である。図1
(A)は配向膜の液晶層構造に対する配向規制が弱い場
合、図1(B)は配向膜の液晶層構造に対する配向規制
が強い場合を示している。この図において、1,7は透
明基板、2,6は透明電極、3,5は配向膜、4は液晶
層を示している。
【0024】この液晶表示装置は、図に示されているよ
うに、一つの透明基板1の上に透明電極2と配向膜3を
形成し、また、他の透明基板7の上に透明電極6と配向
膜5を形成し、これらの電極板の透明電極2と透明電極
6を内側にして、液晶層4を挟んだ構成を有している。
【0025】この液晶表示装置に外部から機械的外力が
加わると、電極板は変形され、液晶層4が圧縮される
が、配向膜界面に液晶分子が弱く固定されている場合
は、図1(A)に模式的に示されているように、電極の
変形によって界面の液晶層4は平衡状態になるまで変位
するが、液晶構造の変形は比較的小さい範囲に停まり、
外力が取り去られると復元すると考えられる。
【0026】これに対し、界面で液晶分子が強く固定さ
れている場合は、図1(B)に模式的に示されているよ
うに、液晶表示装置に外力が働いたとき、パネル中央部
における液晶構造の変位量と界面における液晶構造の変
位量が大きく異なるため、液晶構造が歪みを生じ、最終
的には復元できなくなってしまう。
【0027】また、このような強い分子配向が部分的に
存在すると、液晶層構造の成長方向を妨害することにな
り、ドメインを形成してしまい、特に、界面相互作用が
大きい場合には、その場所を中心にマルチドメイン化し
表示品質を劣化させる。したがって、大面積均一配向、
配向安定性の両方にとって、配向膜−液晶界面での強い
クーロン相互作用は極力防ぐべきであることがわかる。
【0028】本発明者らは、配向膜中に含まれる不純物
イオンと、液晶の分子配向の関係を調査することを目的
として、イオンクロマト法によって、配向膜として用い
られる種々のポリイミドの含有イオン種とその量を測定
したが、その結果、一般に、Cl- ,(CO
2 2 - ,CH3 COO- (以下「Cl- イオン等」
と略称することがある)が多いと、配向膜界面での液晶
の分子配向規制力が強くなり、分子配向がマルチドメイ
ン化しやすく、かつ機械的外力に対して、液晶層の非可
逆的変化を発生しやすいことを確認した。
【0029】したがって、大面積均一配向、機械的外力
に対する層構造安定化を図るためには、配向膜界面での
液晶の分子配向規制力を可能な限り弱くすることが効果
的であることがわかった。そしてそのためには、配向膜
中に含まれるイオンの種類およびその量を制御すればよ
いことがわかった。
【0030】また、配向膜中に適量のPO4 - ,NO3
- ,SO4 - (以下「PO4 - イオン等」と略称するこ
とがある)が含有されていると、液晶パネルの分極反転
時間が短縮されることを見出した。したがって、液晶パ
ネルの分極反転をスムーズにして分極反転時間を短縮す
るためには、PO4 - イオン等を或る程度含有させるこ
とが望ましい。
【0031】
【実施例】以下、本発明に関する実験、および、実施例
について説明する。まず、本発明の目的を達成すること
が可能な、配向膜中に含まれる不純物イオン種とその量
を特定するために、種々のポリイミド試料が含有する不
純物イオン種および不純物量を測定した。
【0032】その測定方法は下記のとおりである。液晶
配向膜用ポリイミド塗液を、ガラス基板上に膜厚2μm
程度になるようにスピンコートし、窒素(N2 )気流中
で220℃に保って1.5時間焼成した後、N2 中で室
温まで徐冷した。そして、焼成したポリイミド膜を注意
深くガラス基板から剥がした後、125℃で、20時間
熱水抽出し、抽出した水相をイオンクロマト法で分離、
定量して、各種不純物イオンの分析を行った。
【0033】ついで、前記の測定によって不純物イオン
種とその量を特定した各配向膜を用いて、25×25×
0.7mmの小型液晶パネルを製造し、その間隙内に強
誘電性液晶混合物(メルク社製ZLI−4851−02
5)を注入し、その配向状態と分極反転挙動につき測定
した。この小型液晶パネルの製造条件は、ポリイミド膜
厚を〜1000Åとし、セルギャップを2.0μmと
し、反平行ラビングを採用した。
【0034】また、配向状態の観察はクロスニコル下
で、偏向顕微鏡を用いて行い、配向の均一性の評価は、
150倍の視野内で、光を透過しない状態である消光位
の透過光量の強弱で比較検討した。この評価では、視野
内の配向均一性が高いほど欠陥が少なくなり、消光位で
の光透過量が小さくなる。
【0035】そして、分極反転挙動の評価は液晶パネル
に三角波電圧を印加したとき、液晶パネルに流れる常誘
電電流、分極反転電流、イオン電流の各電流の流れを下
記のように定義して比較検討した。
【0036】図2は、分極反転特性を測定するための電
圧電流波形図である。 tp :三角波電圧の極性が反転してから、分極反転電流
がピークに達するまでの時間 tw :分極反転ピーク電流の半値幅 tf :分極反転ピーク電流の前半に要する時間 tr :分極反転ピーク電流の後半に要する時間
【0037】また、液晶パネルに加わる外力と分子配向
の安定性を比較検討するために、狭い面積を有する突起
の上に被測定液晶パネルを載置し、液晶パネルの両端に
重錘を載せた場合の平均的な光の透過量を測定した。
【0038】図3は、液晶パネルに加わる外力と分子配
向の安定性を測定する方法の説明図である。この図にお
いて、11は基台、12は突起、13は被測定液晶パネ
ル、14は重錘を示している。
【0039】液晶パネルに加わる外力と分子配向の安定
性を測定する方法としては、基台11の上に設けられた
突起12の上に被測定液晶パネル13を載置し、この被
測定液晶パネル13の両端に重錘14を置いて荷重をか
け、被測定液晶パネル13の中央部の液晶の配向変化を
偏向顕微鏡下での透過率変化で定量評価した。この評価
では、重い荷重に対し透過率変化が少ないほど、換言す
ると、一定(10%)の透過率変化を生じるための荷重
が大きいほど、配向安定性が高いことになる。この場
合、突起12の中心線からの幅は15mm、被測定液晶
パネル13の中心線から荷重をかける端部までの距離は
90mmであった。
【0040】前記の配向膜として用いるポリイミドが含
有する不純物イオン種と不純物イオン量を測定した結果
を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】この表1におけるPI−1〜PI−10
は、10個のポリイミド試料を意味している。このこと
は表2、表3、表4についても同様である。また、表2
に分極反転の各過程における時間をまとめた。
【0043】
【表2】
【0044】図4(A),(B)、図5(C),(D)
は、不純物イオンの含有量と液晶パネルの分極反転時間
の関係図である。図4(A)はポリイミド配向膜中の全
不純物イオンの量と液晶パネルの分極反転時間(tp
の関係、図4(B)はポリイミド配向膜中の全不純物カ
チオンの量と液晶パネルの分極反転時間の関係、図5
(C)はポリイミド配向膜中のCl - ,(CO
2 - ,CH3 COO- (Cl- イオン等)の含有量
と液晶パネルの分極反転時間の関係、図5(D)は、ポ
リイミド配向膜中のPO4 - ,NO3 - ,SO4 - (P
4 - イオン等)の含有量と液晶パネルの分極反転時間
の関係を示している。なお、図中の数字はポリイミドの
試料番号を示している。以下の図面においても同様であ
る。
【0045】図4(A)から、全不純物イオンの量が多
いと液晶パネルの分極反転時間(t p )が長くなり、分
極反転がスムーズでないことが看取でき、全不純物イオ
ンの量が300ppmより多いと、液晶パネルの分極反
転時間が200μsec程度に長くなってほぼ飽和する
ことがわかる。
【0046】また、図4(B)から、図4(A)とほぼ
同様に、全不純物カチオンの量が多いと液晶パネルの分
極反転時間(tp )が長くなり、200ppmより多い
と、液晶パネルの分極反転時間が200μsec程度に
長くなってほぼ飽和していることがわかる。
【0047】また、図5(C)から、ポリイミド配向膜
中のCl- イオン等の量が多いと液晶パネルの分極反転
時間(tp )が長くなり、Cl- イオン等が約100p
pmより多いと、液晶パネルの分極反転時間が200μ
sec程度に長くなって飽和することがわかる。
【0048】また、図5(D)から、ポリイミド配向膜
中のPO4 - イオン等の量が多いと液晶パネルの分極反
転時間(tp )が長くなり、約100ppmより多い
と、液晶パネルの分極反転時間が200μsec程度に
長くなりほぼ飽和していることがわかる。
【0049】さらに、表1と表2から、強誘電性液晶の
実質的な応答時間である分極反転の半値幅tw も、Cl
- イオン等の不純物イオン量が多い試料(PI−3,P
I−6,PI−8)では長くなっていることがわかる。
しかし、Cl- イオン等,PO4 - イオン等の不純物イ
オンの含有量が多い場合には、分極反転の後半に要する
時間tr は短くなり、やや複雑な影響があることもわか
る。
【0050】tr は強誘電性液晶に特有な分極反転時の
反電界の問題を反映した物性パラメータであり、反電界
が小さいほどtr は短くなるものと考えられる。したが
って、ある程度カチオンが存在した方が、反電界が小さ
くなり、動作の安定性を高くすることができる。
【0051】ポリイミド配向膜中の不純物イオン種とそ
の含有量と、液晶パネルの消光位での透過光量の関係を
表3にまとめた。
【0052】
【表3】
【0053】この表3の透過光量は、ポリイミド配向膜
中の不純物イオン種とその含有量と液晶パネルの配向均
一性の関係を示しており、消光位での透過光量が多いこ
とは、液晶パネルの配向均一性が悪くて、いわゆる
「暗」状態の「黒さ」が悪くコントラスト比が低いこと
を示している。
【0054】図6(A),(B)、図7(C),(D)
は、不純物イオンの含有量と液晶パネルの消光位での透
過光量の関係図である。図6(A)はポリイミド配向膜
中の全不純物イオンの含有量と液晶パネルの消光位での
透過光量の関係、図6(B)はポリイミド配向膜中の全
不純物カチオンの含有量と液晶パネルの消光位での透過
光量の関係、図7(C)はポリイミド配向膜中のCl-
イオン等の含有量と液晶パネルの消光位での透過光量の
関係、図7(D)は、ポリイミド配向膜中のPO4 -
オン等の含有量と液晶パネルの消光位での透過光量の関
係を示している。
【0055】図6(A)から、全不純物イオンの含有量
が多いと消光位での透過光量が大きくなり、液晶構造の
配向均一性が悪くなることが看取でき、全不純物イオン
の含有量が300ppmより多いと、消光位での透過光
量が100μW程度に大きくなることがわかる。
【0056】また、図6(B)から、図6(A)とほぼ
同様に、全不純物カチオンの含有量が多いと、消光位で
の透過光量が大きくなり、全不純物カチオンの含有量が
200ppmより多いと、消光位での透過光量が100
μW程度に大きくなることがわかる。
【0057】また、図7(C)から、ポリイミド配向膜
中のCl- イオン等の含有量が多いと液晶パネルの消光
位での透過光量が大きくなり、Cl- イオン等の含有量
が100ppmより多いと、消光位での透過光量が10
0μW程度に大きくなることがわかる。
【0058】また、図7(D)から、ポリイミド配向膜
中のPO4 - イオン等の含有量が多いと液晶構造の消光
位での透過光量が大きくなり、液晶パネルの配向均一性
が悪くなることが看取でき、PO4 - イオン等の含有量
が100ppmより多いと、消光位での透過光量が10
0μW程度に大きくなることがわかる。
【0059】液晶分子の配向の安定性と、配向膜中のイ
オンの関係については、次の表4にまとめた。
【0060】
【表4】
【0061】図8(A),(B)、図9(C),(D)
は、不純物イオンの含有量と液晶分子配向の外力に対す
る安定性関係図である。図8(A)はポリイミド配向膜
中の全不純物イオンの量と液晶パネルの透過率が10%
変化するに要する荷重の関係、図8(B)はポリイミド
配向膜中の全不純物カチオンの含有量と液晶パネルの透
過率が10%変化するに要する荷重の関係、図9(C)
はポリイミド配向膜中のCl- イオン等と液晶パネルの
透過率が10%変化するに要する荷重の関係、図9
(D)は、ポリイミド配向膜中のPO 4 - イオン等の含
有量と液晶パネルの透過率が10%変化するに要する荷
重の関係を示している。
【0062】図8(A)から、全不純物イオンの含有量
が多いと液晶パネルの透過率が10%変化するに要する
荷重が小さくなり、外力に対する安定性が劣化すること
が看取でき、全不純物イオンの含有量が300ppmよ
り多いと、液晶パネルの透過率が10%変化するに要す
る荷重が200g程度に小さくなることがわかる。
【0063】また、図8(B)から、図8(A)とほぼ
同様に、全不純物カチオンの含有量が多いと、液晶パネ
ルの透過率が10%変化するに要する荷重が小さくな
り、全不純物カチオンの含有量が200ppmより多い
と、液晶パネルの透過率が10%変化するに要する荷重
が200g程度に小さくなることがわかる。
【0064】また、図9(C)から、ポリイミド配向膜
中のCl- イオン等の含有量が多いと液晶パネルの透過
率が10%変化するに要する荷重が小さくなり、Cl-
イオン等の含有量が100ppmより多いと、液晶パネ
ルの透過率が10%変化するに要する荷重が200g程
度に小さくなることがわかる。
【0065】また、図9(D)から、ポリイミド配向膜
中のPO4 - イオン等の含有量が多いと液晶パネルの透
過率が10%変化するに要する荷重が小さくなり、PO
4 -イオン等の含有量が100ppmより多いと、液晶
パネルの透過率が10%変化するに要する荷重が200
g程度に小さくなることがわかる。
【0066】以下、単独の各々の不純物イオンの液晶の
特性に及ぼす影響を検討する。
【0067】図10(A)〜(C)は、Cl- イオンの
量と液晶パネルの諸特性の関係図である。図10(A)
はポリイミド配向膜中のCl- イオンの量と液晶パネル
の分極反転時間、図10(B)は消光位での透過光量、
図10(C)は透過率が10%変化するに要する荷重を
示している。
【0068】図11(A)〜(C)は、(COO2 2-
イオンの量と液晶パネルの諸特性の関係図である。図1
1(A)はポリイミド配向膜中の(COO2 2-イオン
の量と液晶パネルの分極反転時間、図10(B)は消光
位での透過光量、図10(C)は透過率が10%変化す
るに要する荷重を示している。
【0069】図12(A)〜(C)は、CH3 COO-
イオンの量と液晶パネルの諸特性の関係図である。図1
2(A)はポリイミド配向膜中のCH3 COO- イオン
の量と液晶パネルの分極反転時間、図10(B)は消光
位での透過光量、図10(C)は透過率が10%変化す
るに要する荷重を示している。
【0070】図13(A)〜(C)は、PO4 - イオン
の量と液晶パネルの諸特性の関係図である。図13
(A)はポリイミド配向膜中のPO4 - イオンの量と液
晶パネルの分極反転時間、図13(B)は消光位での透
過光量、図13(C)は透過率が10%変化するに要す
る荷重を示している。
【0071】図14(A)〜(C)は、NO3 - イオン
の量と液晶パネルの諸特性の関係図である。図14
(A)はポリイミド配向膜中のNO3 - イオンの量と液
晶パネルの分極反転時間、図14(B)は消光位での透
過光量、図14(C)は透過率が10%変化するに要す
る荷重を示している。
【0072】図15(A)〜(C)は、SO4 - イオン
の量と液晶パネルの諸特性の関係図である。図15
(A)はポリイミド配向膜中のSO4 - イオンの量と液
晶パネルの分極反転時間、図15(B)は消光位での透
過光量、図15(C)は透過率が10%変化するに要す
る荷重を示している。
【0073】これらの、図10(A)〜(C)、図11
(A)〜(C)、図12(A)〜(C)、図13(A)
〜(C)、図14(A)〜(C)、図15(A)〜
(C)から、ポリイミド配向膜中にCl- イオン、(C
OO2 2-イオン、CH3 COO - イオン、PO4 -
オン、NO3 - イオン、SO4 - イオンが単独で50p
pm程度含有されている場合、液晶パネルの諸特性が先
に検討した数値範囲に収まっていることがわかる。
【0074】以上の検討から、Cl- イオン、(COO
2 2-イオン、CH3 COO- イオン等については、そ
の含有量が少ないほど分子配向が均一になり、また、分
子配向の安定性が高くなり、かつ、分極反転がスムーズ
であることがわかる。また、前記のように、分極反転に
関しては、多少イオンが介在した方がよりスムーズであ
るが、この場合は、配向安定性を劣化させにくいPO4
- イオン等のカチオンでも効果がある。
【0075】PI−8は、PI−6をイオン交換樹脂で
脱イオン処理したものであるが、脱イオン処理によって
液晶分子配向に有害なイオンの含有量が少なくなり、液
晶セルの電気−光学特性が改善されていることがわか
る。配向膜をイオン交換樹脂で脱イオン処理すること
は、含有イオンの量を制御する工程として有効であるこ
とがわかる。
【0076】前記の実施例においては、配向膜をポリイ
ミドによって形成したが、ポリイミドの他にポリアミド
イミド(PAI)、ポリビニルアルコール(PVA)等
を用いることもでき、本発明の効果は、樹脂の基本構造
によるものではなく樹脂に含有される不純物イオンが重
要な役割を果たすものであるから、他の樹脂を用いた場
合でも、ポリイミドを用いた場合の前記の効果とほぼ同
様な効果を奏する。
【0077】従来液晶表示装置の配向膜として用いられ
ていたポリイミド等の樹脂はパーセントオーダーの不純
物を含有していたが、本発明者らは、従来顧みられなか
った配向膜と液晶分子との配向規制と、配向膜の不純物
の関係に着目し、液晶表示装置の諸特性を改善する条件
を設定した。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
従来問題となっていた強誘電性液晶の大面積均一配向、
機械的外力に対する分子配向の安定性、分極反転の高速
化が達成でき、実用的な強誘電性液晶表示装置の実用化
に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は外力が液晶表示装置の液晶層
構造に与える影響を示す模式図である。
【図2】分極反転特性を測定するための電圧電流波形図
である。
【図3】液晶パネルに加わる外力と分子配向の安定性を
測定する方法の説明図である。
【図4】(A),(B)は不純物イオンの含有量と液晶
パネルの分極反転時間の関係図(1)である。
【図5】(C),(D)は不純物イオンの含有量と液晶
パネルの分極反転時間の関係図(2)である。
【図6】(A),(B)は不純物イオンの含有量と液晶
パネルの消光位での透過光量の関係図(1)である。
【図7】(C),(D)は不純物イオンの含有量と液晶
パネルの消光位での透過光量の関係図(2)である。
【図8】(A),(B)は不純物イオンの含有量と液晶
分子配向の外力に対する安定性関係図(1)である。
【図9】(C),(D)は不純物イオンの含有量と液晶
分子配向の外力に対する安定性関係図(2)である。
【図10】(A)〜(C)はCl- イオンの量と液晶パ
ネルの諸特性の関係図である。
【図11】(A)〜(C)は(COO2 2-イオンの量
と液晶パネルの諸特性の関係図である。
【図12】(A)〜(C)はCH3 COO- イオンの量
と液晶パネルの諸特性の関係図である。
【図13】(A)〜(C)はPO4 - イオンの量と液晶
パネルの諸特性の関係図である。
【図14】(A)〜(C)はNO3 - イオンの量と液晶
パネルの諸特性の関係図である。
【図15】(A)〜(C)はSO4 - イオンの量と液晶
パネルの諸特性の関係図である。
【符号の説明】
1、7 透明基板 2、6 透明電極 3、5 配向膜 4 液晶層 11 基台 12 突起 13 被測定液晶パネル 14 重錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 真史 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂配向膜中に含有される不純物イオン
    の総量が300ppm以下であることを特徴とする強誘
    電性液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 樹脂配向膜中に含有される不純物カチオ
    ンの総量が200ppm以下であることを特徴とする強
    誘電性液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 樹脂配向膜中に含有されるCl- ,(C
    OO2 2-,CH3COO- の総量が100ppm以下
    であるか、または、それぞれが50ppm以下であるこ
    とを特徴とする強誘電性液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 樹脂配向膜中に含有されるPO4 - ,N
    3 - ,SO4 - の総量が100ppm未満であるか、
    または、それぞれが50ppm未満であることを特徴と
    する強誘電性液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 樹脂配向膜がポリイミド樹脂であること
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項
    に記載された強誘電性液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 樹脂配向膜をイオン交換樹脂により脱イ
    オン処理する工程を含むことを特徴とする強誘電性液晶
    表示装置の製造方法。
JP4200834A 1992-07-28 1992-07-28 強誘電性液晶表示装置およびその製造方法 Pending JPH0651315A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4200834A JPH0651315A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 強誘電性液晶表示装置およびその製造方法
US08/832,961 US5739885A (en) 1992-07-28 1997-04-04 Ferroelectric liquid crystal display

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4200834A JPH0651315A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 強誘電性液晶表示装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0651315A true JPH0651315A (ja) 1994-02-25

Family

ID=16430984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4200834A Pending JPH0651315A (ja) 1992-07-28 1992-07-28 強誘電性液晶表示装置およびその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5739885A (ja)
JP (1) JPH0651315A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5642174A (en) * 1996-03-21 1997-06-24 Fujitsu Limited Scene change detecting device
KR100476625B1 (ko) * 1997-12-31 2005-07-29 삼성전자주식회사 액정표시장치의제조장치
WO2017069133A1 (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11305234A (ja) * 1998-04-23 1999-11-05 Sharp Corp 液晶表示素子およびその製造方法
GB2337608B (en) * 1998-05-16 2003-01-15 Sharp Kk Reduction of ionic memory effect in ferroelectric liquid crystal material
US7195719B1 (en) 2001-01-03 2007-03-27 Displaytech, Inc. High polarization ferroelectric liquid crystal compositions
US6838128B1 (en) 2002-02-05 2005-01-04 Displaytech, Inc. High polarization dopants for ferroelectric liquid crystal compositions
US7324182B2 (en) * 2003-03-31 2008-01-29 Kochi University Of Technology Object rotating mechanism using liquid crystal flow
CN103820130B (zh) * 2014-01-21 2015-07-08 北京京东方显示技术有限公司 液晶取向剂、液晶取向层及其制备方法、液晶显示面板
TWI522979B (zh) * 2014-09-19 2016-02-21 群創光電股份有限公司 液晶顯示面板及偵測其中液晶層與配向膜間離子所產生之電位之方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5553317A (en) * 1978-10-16 1980-04-18 Hitachi Ltd Liquid crystal display element
JPS5579412A (en) * 1978-12-12 1980-06-14 Seiko Epson Corp Liquid crystal panel
JPS55105224A (en) * 1979-02-06 1980-08-12 Hitachi Ltd Liquid crystal display element
US4376195A (en) * 1982-01-07 1983-03-08 E. I. Du Pont De Nemours And Company Method of preparing high purity polyamic acids for use in electronic circuitry
JPS59109027A (ja) * 1982-12-15 1984-06-23 Hitachi Ltd 液晶表子素子の配向膜の精製方法
JPS62225470A (ja) * 1986-03-27 1987-10-03 Kubota Ltd 前輪駆動トラクタにおける操向装置
JPH0711637B2 (ja) * 1986-11-10 1995-02-08 キヤノン株式会社 強誘電性液晶素子
JPS63163425A (ja) * 1986-12-26 1988-07-06 Canon Inc 強誘電性液晶素子
EP0277567B1 (en) * 1987-01-23 1997-04-09 Toray Industries, Inc. Liquid crystal element
ES2080046T3 (es) * 1987-06-12 1996-02-01 Canon Kk Dispositivo de cristal liquido ferroelectrico.
GB8716469D0 (en) * 1987-07-13 1987-08-19 Ici Plc Liquid crystal devices
JPH01244428A (ja) * 1988-03-25 1989-09-28 Seiko Epson Corp 液晶素子
US4941735A (en) * 1989-03-02 1990-07-17 University Of Colorado Foundation, Inc. Optically addressable spatial light modulator
DE4012750A1 (de) * 1990-04-21 1991-10-24 Hoechst Ag Ferroelektrisches fluessigkristalldisplay mit hohem kontrast und hoher helligkeit
JPH05107525A (ja) * 1991-10-15 1993-04-30 Fujitsu Ltd 液晶表示素子

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5642174A (en) * 1996-03-21 1997-06-24 Fujitsu Limited Scene change detecting device
KR100476625B1 (ko) * 1997-12-31 2005-07-29 삼성전자주식회사 액정표시장치의제조장치
WO2017069133A1 (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子
JPWO2017069133A1 (ja) * 2015-10-20 2018-08-09 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子
JP2021140186A (ja) * 2015-10-20 2021-09-16 日産化学株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜および液晶表示素子

Also Published As

Publication number Publication date
US5739885A (en) 1998-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060290855A1 (en) Liquid crystal display apparatus
US5093741A (en) Liquid crystal display device
JPH0651315A (ja) 強誘電性液晶表示装置およびその製造方法
JP2746486B2 (ja) 強誘電性液晶素子
JP2001019960A (ja) スメクティック液晶材料及び液晶光学素子
JP3176079B2 (ja) 光学変調素子
JPH027074B2 (ja)
JP2851500B2 (ja) 液晶表示装置
JP2001255524A (ja) 液晶表示素子
CN2784976Y (zh) 平面内切换型液晶显示装置
JP3239310B2 (ja) 強誘電性液晶表示素子
JP2776364B2 (ja) 液晶表示素子とその駆動方法
JP3086682B2 (ja) 液晶電気光学装置
Oka et al. Viewing angle characteristics and cell gap tolerance of the in-plane switching twisted nematic mode
JP3264044B2 (ja) 液晶表示素子
JP3083016B2 (ja) 液晶の配向処理方法、及び液晶素子の製造方法
JP2779087B2 (ja) 強誘電性液晶表示装置
JP3091742B2 (ja) 液晶電気光学装置
KR100648209B1 (ko) 수직 배향 모드 액정표시장치
JPH08136915A (ja) 強誘電性液晶表示素子
JPS63280221A (ja) 強誘電性液晶表示素子の製造方法
JPS60213924A (ja) 液晶表示装置
JPH06265900A (ja) 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置
CN1786799A (zh) 平面内切换型液晶显示装置
KR20030058091A (ko) 액정표시소자 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000725