JPH0651210A - 双眼鏡 - Google Patents

双眼鏡

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JPH0651210A
JPH0651210A JP20647492A JP20647492A JPH0651210A JP H0651210 A JPH0651210 A JP H0651210A JP 20647492 A JP20647492 A JP 20647492A JP 20647492 A JP20647492 A JP 20647492A JP H0651210 A JPH0651210 A JP H0651210A
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JP
Japan
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lens
tube
cover
binoculars
motor
Prior art date
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Application number
JP20647492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Tanijiri
靖 谷尻
Iwahisa Ishida
岩央 石田
Haruyuki Nagano
晴行 長野
Makoto Kamiya
誠 神谷
Katsuto Akagi
克人 赤木
Koichi Okumura
浩一 奥村
Masatoshi Yoneyama
正利 米山
Hisanori Ishihara
尚紀 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】折り畳み式でありながら、配線上の不都合がな
く、コンパクトで操作性等のよい双眼鏡を提供する。 【構成】互いに平行な光軸を有して左右に配され且つA
Fレンズとして機能する対物レンズ13、14を内蔵す
る一対の鏡胴11、12を備えた双眼鏡において、一方
の鏡胴11を囲繞するカバー2、3、9、10と、この
カバー内に配された合焦検出モジュール19、レンズ駆
動用モータ22及び電池収納部141aと、他方の鏡胴
12を前記一方の鏡胴11に対する間隔が変えられるよ
うにして実質的に前記カバーの外に保持するヒンジ部6
0とから成っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はAF(自動合焦)機能付
きで且つ眼幅調整可能な双眼鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】双眼鏡にAF機能を搭載する際、合焦検
出モジュールや、フォーカスレンズを動かすためのモー
タ及び該モータの駆動力をフォーカスレンズに伝達する
ための伝達機構等が必要であるが、これらの部材を左右
の鏡胴とともに全てハウジングで覆う方法がある。
【0003】一方、眼幅は人により異なるので、双眼鏡
は眼幅調整できるように構成する必要があるが、1つの
ハウジング内に全ての部材を収容する方法では最大振幅
を確保するためにハウジングを大きくしなければなら
ず、その結果、双眼鏡が大型になるという問題がある。
【0004】そこで、使用しないときは最小振幅にでき
るように所定の軸の周りに2つの鏡胴部分を互いに回動
できる(折り畳む)ようにした双眼鏡がコンパクト化に
は有利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、そのように
所定の軸の周りに回動することによって振幅を変える方
式の双眼鏡においては、モータ等の駆動装置やAFモジ
ュール、更には制御ユニット等を左右の鏡胴に分けて配
置した場合、左右鏡胴の結合部(ヒンジ部)での配線接
続が難しく、特別な配慮が必要で、コストが高くなり、
またハウジング構成も難しく、デザイン上の自由度が減
少する。しかも、片手での操作が困難になるという欠点
も存する。
【0006】本発明は折り畳み式でありながら、配線上
の不都合がなく、コンパクトで操作性等のよい双眼鏡を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、互いに平行な光軸を有して左右に配され且
つフォーカス機能のレンズを内蔵する一対の鏡胴を備え
た双眼鏡において、一方の鏡胴を囲繞するカバーと、こ
のカバー内に配された合焦検出モジュール、レンズ駆動
用モータ及び電池収納部と、他方の鏡胴を前記一方の鏡
胴に対する間隔が変えられるようにして実質的に前記カ
バーの外に保持する手段とから成っている。
【0008】
【作用】このような構成によると、一方の鏡胴が内蔵さ
れたカバー外において他方の鏡胴を動かすことによっ
て、一方の鏡胴と他方の鏡胴との間隔を変えて眼幅調整
を行なうことができる。また、使用しない状態では間隔
が最小になるようにしておくことにより全体を小サイズ
にすることができる。
【0009】合焦モジュールやモータ、電池等は一方の
鏡胴を内蔵するカバー内に収容されているので、振幅調
整や折り畳み動作のために配線上、特別な考慮は不要で
ある。一方の鏡胴や所定装置(合焦モジュール、モー
タ、電池等)をカバーに収容し、他方の鏡胴はカバー外
となっているので、カバー外形は片手操作に適した形と
することが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。まず、図1は、本実施例の双眼鏡を平面図で示
しており、図2はその後面を、図3は前面を、また、図
4は裏面をそれぞれ示している。ここで、2は双眼鏡1
の上カバーで、3は下カバーである。これらのカバー
2、3は、合成樹脂で形成されており、後述の第2鏡胴
及び合焦検出モジュール、自動合焦用モータ、電源用電
池、回路基板、レンズ駆動装置等のAFに必要な部材を
上下で覆っている。上カバー2には電源をON、OFF
するメインスイッチのスライド式操作部材4と、AFス
イッチのプッシュ式操作部材とが設けられている。
【0011】次に9は前カバーであり、10は後カバー
である。これらの前カバー9及び後カバー10は、上記
第2の鏡胴及び、合焦検出モジュール、自動合焦用モー
タ、電源用電池、回路基板、レンズ駆動装置等のAFに
必要な部材を前後で覆っている。前カバー9にはAFの
ための受光レンズを備えた受光窓8が施されている。こ
の受光窓8の上下方向長は対物レンズ13、14の上下
方向長以下に選ばれている。そのため、受光窓8の存在
によって双眼鏡1の上下方向長(厚み)が大きくなると
いうことはない。
【0012】上述のような外観構造に加えて、更に本実
施例では図5及び図6にその概略を示すように第2鏡胴
12のハウジング(第2鏡胴ハウジング59)にヒンジ
部60を設け、このヒンジ部60によって第1鏡胴11
が第2鏡胴ハウジング59に対して回動自在に支持され
る構造としている。これによって第1鏡胴11は第2鏡
胴12に接近したり、離間したりして眼幅調整できるよ
うになる。この時ヒンジ部60は眼幅調整により動く第
1鏡胴11の移動幅のほぼ中央上方にあることが望まし
い。これは眼幅調整により後述する検出モジュール19
のCCDラインセンサ25が傾いて焦点検出の誤動作を
生じるのを防ぐ為であり、同時に双眼鏡1をデザイン的
にまとまりやすくするためである。これに対し、ヒンジ
部60を第2鏡胴12側に近い位置に設けると、眼幅調
整時にヒンジ部60の動きに応じてCCDラインセンサ
25が傾いてしまう可能性が高くなる。
【0013】上記ヒンジ部60は第1鏡胴11を第2鏡
胴ハウジング59に対し基軸ボール61、62を介して
回動自在に支持するような構造となっている。基軸ボー
ル61は前記第2鏡胴ハウジング59及び第1鏡胴11
の支持部70にそれぞれ形成した円錐状の玉受け穴6
3、64内に挟圧保持され、他方の基軸ボール62は支
持部70に形成した円錐状の玉受け穴65と第2鏡胴ハ
ウジング59のネジ穴68内に螺入された基軸ビス67
の先端の玉受け穴66内に挟圧保持される。このとき、
基軸ビス67を矢印A方向に締め付けると、ヒンジ部6
0の動きが固くなり、矢印A方向と反対側へ締めると、
ヒンジ部60の動きがやわらかくなる。
【0014】第1、第2鏡胴11、12には図7に示す
ように対物レンズ13、14が前方に、プリズム15、
16が中間に、接眼レンズ17、18が後方に配置され
ている。前記対物レンズ13、14はAFのために鏡胴
11、12内を同時に動き得るようになっており、一
方、接眼レンズ17、18は視度調整のために互いに独
立にそれぞれの鏡胴11、12内を動き得るようになっ
ている。
【0015】鏡胴11、12間には、合焦検出モジュー
ル19が、第2鏡胴ハウジング59と下カバー3及び前
カバー9、後カバー10で囲まれた部屋80内に設けら
れているが、この合焦検出モジュール19は、前方に固
定された受光レンズ20を備えている。なお、合焦検出
モジュール19の後方にはAF用のモータ22及びバッ
テリー室141aがやはり部屋80内に設けられてい
る。また、このモータ22の動作を減速して対物レンズ
13、14に伝えるための減速ギア部23が部屋80内
において合焦検出モジュール19とモータ22との間に
設けられている。モータ22としては、例えばステッピ
ングモータが用いられる。前記合焦検出モジュール19
は、特にこれに限る必要はないが、図8に示す如き位相
差検出方式を採っている。
【0016】図8において、視野マスクSM及びコンデ
ンサレンズLCは受光レンズ20による結像位置の近い
位置に配置されている。コンデンサレンズLCの後方に
は光軸Zを対称軸として再結像レンズL1,L2が配置
されており、これら再結像レンズL1,L2の前面に
は、開口A1及びA2を有するマスク板24が設けられ
ている。各再結像レンズL1,L2の結像面にはCCD
ラインセンサ25が配置されている。コンデンサレンズ
LCはマスク板24の開口A1及びA2の像を受光レン
ズ20の所定の位置に結像するパワーを有し、且つ開口
A1及びA2の大きさは受光レンズ20を通過する観察
体光のうち特定絞り値、例えばF5.6相当の開口を通
過する光のみを通過させるように設定されている。
【0017】光軸上の像If、Io、Ibはそれぞれ受
光レンズ20の前方の観察体Of、Oo、Obに対する
像を示している。これらの像If,Io,Ibの再結像
レンズL1,L2による再結像像は、それぞれI1f、
I1o、I1b及びI2f、I2o、I2bで示され
る。即ち、中間距離にある観察体Ooの基準像Ioの再
結像像I1o、I2oはラインセンサ25の少し手前の
位置に結ばれ、遠距離にある観察体Ofの像Ifの再結
像像I1f、I2fは再結像像I1o、I2o前方で且
つ光軸Zに近づいた位置に結ばれ、近距離にある観察体
Obの像Ibの再結像像I1b,I2bは再結像像I1
o、I2oより後方で且つ光軸Zから離れた位置に結ば
れる。
【0018】ここで、受光レンズ20による像の位置
は、2つの再結像像の距離に対応しており、ラインセン
サ25により2つの再結像像の距離が基準像Ioの2つ
の再結像像の距離より長いか短いかによって近距離、遠
距離が判別され、この距離の差がいくらかによって像の
ずれ量が検出される。即ち、ラインセンサ25は再結像
像の移動方向に沿って配列された多数の画素を隔てて繰
り返されるかを検知して、再結像像の距離を検出する。
この検出された距離はマイクロコンピュータで演算処理
される。そして、マイクロコンピュータはその処理結果
によりAF状態であるか否かを判定すると共にディフォ
ーカス量を算出する。
【0019】なお、位相差検出方式は、アクティブ方式
の三角測距方式に等に比し、一方向の光束を受けるだけ
でよいから光学的な広がりは不要であり、従って双眼鏡
の中央に配するのに好適であるといえる。勿論、三角測
距方式でも精度をあまり要求されない場合は双眼鏡の中
央部に配することが可能である。その他、コントラスト
方式も可能である。
【0020】AF動作方式としては、上記センサの出力
に基づいて、後述するシステムコントローラが所定の合
焦位置からのディフォーカス量を出力し、そのディフォ
ーカス量の分だけモータ22を駆動(従って、対物レン
ズ13、14を移動)させるオープン制御方式である。
双眼鏡の場合の必要精度はカメラ等に比べ目に焦点調節
能力があるため荒くてもよいと考えられ、特にフィード
バック制御方式としなくても充分であるが、勿論フィー
ドバック制御方式による制御の方が精度面で有利である
ことは言うまでもない。本実施例では対物レンズ13、
14を介することなく合焦検出を行っているため、一回
の合焦検出データでの分だけレンズ駆動してインフォー
カスしており、その場合の精度をステッピングモータを
用いることにより上げている。
【0021】図7に戻って双眼鏡1のほぼ中央(従って
第1、第2鏡胴11、12の間)に設置されている合焦
検出モジュール19及びモータ22並びにその減速ギア
部23は断面すると、図9に示すようになる。ただし、
図9でモータ22及び減速ギア部23は断面していな
い。同図において、鏡胴26はZ字状に曲折し、第1、
第2、第3反射ミラーM1,M2,M3を図示のように
配置して、受光レンズ20の光軸Z1を第1反射ミラー
M1によって光軸をZ2で示す如く前方上側に折曲し、
続いて第2反射ミラーM2によって光軸をZ3で示す如
く後方に向け前記Z1と平行になるように折曲し、受光
レンズ20による観察体の像がコンデンサレンズLCの
前方近にできるようにすることにより光路の長さを実質
的に長くとり、且つコンパクトにまとめている。これは
受光レンズ20の焦点距離を長くすると焦点検出精度が
向上するからである。
【0022】即ち、無限遠位置からのレンズ繰り出し量
(ディフォーカス量)は レンズ繰り出し量=f2/(L−f) 但し、fはレンズの焦点距離、Lは観察体までの距離、
で表される。
【0023】今、 f=30,L=4m→4000
mのとき、 302/(4000−30)=0.22 また、 f=60,L=4m→4000mのとき、 602/(4000−60)=0.913 となり、ディフォーカス量を算出する位相差方式にとっ
ては、物体までの距離に応じて大きくディフォーカスす
る長い焦点距離を有するレンズの方が精度面で有利であ
る。
【0024】合焦検出モジュール19及びモータ22、
減速ギア部23の上方には回路基板27が設けられてい
る。具体的には図10に示す如く第2鏡胴ハウジング5
9の上に設けられている。上述のように、回路基板27
が上方に配置され、その他、AFモジュール19、モー
タ22、減速ギア部23及び電池室141aが第1鏡胴
11と第2鏡胴12との間に配置され、更に前記部屋8
0内にまとめて搭載されていることにより、スペースの
有効利用が図られ、全体がコンパクトになる。
【0025】しかも、電気関連部品が全て部屋80を含
むカバー内にまとめて搭載されているため、ケーシング
が容易かつ、配線の引き回しが容易であると共に、第
1、第2鏡胴11、12のつなぎ部(ヒンジ部60)で
の配線の考慮をする必要がない。更には回路基板27を
他部品と別に設けたことでそれぞれの部品交換が容易と
なる。例えば、回路基板27に故障が生じたとき、その
他部品に何ら手を加えることなく、回路基板27を取り
換えることができる。
【0026】その他、中央部から第1、第2鏡胴11、
12の上部に向けてAFのためのレンズ駆動機構が設け
られている。このAFレンズ駆動機構は図11、図12
に示すように上記モータ22と、このモータ22の回転
を減速する4個のギアG1〜G4から成る減速ギア部2
3と、その減速ギア部23の出力ギアG4に直結された
カム軸37と、このカム軸37によって駆動されるレン
ズ駆動レバー38等から成っている。前記カム軸37は
その長手方向に沿ってカム溝39が形成されており、こ
のカム溝39にレンズ駆動レバー38のピン40が係合
している。従ってモータ回転によりカム軸37が回転す
ると、レンズ駆動レバー38が、対物側または接眼側に
移動することになる。
【0027】レンズ駆動レバー38はモータ台板41に
設けられた一対のガイド軸42、43に遊合された筒部
44、45を有しており、この筒部44、45を介し
て、ガイド軸42、43に支持且つガイドされ安定に移
動を行う。レンズ駆動レバー38の左右端部には孔4
6、47が設けられており、この孔46、47に対物レ
ンズ系13、14のピン48、49が係合している。孔
46はレンズ駆動レバー38の移動方向とは直角の方向
に長くなっているが、これは眼幅調整により第1鏡胴1
1が回転方向に変位するのを許容するためである。
【0028】モータ台板41は前方に前記ガイド軸4
2、43の前端及びカム軸37の前端を支持するため上
方に延びた3つの支持部50、51、52を有してお
り、後方には、前記モータ22と減速ギア部23及びカ
ム軸37の後端を支持するための支持部53を有してい
る。前記モータ台板41の底部54には前記支持部53
に近接してバネ性の一対の接片(図示しない)が設けら
れ、終端(無限遠端)を検出するスイッチ片を成し、レ
ンズ駆動レバー38の凸部57が当接したとき接触する
ようになっている。
【0029】視度調整は左右それぞれの見口部を回動す
る事により、接眼レンズを光軸方向に移動し、行うこと
ができる。このとき、無限リセット状態で行うのが精度
を出しやすいので望ましいが、有限の対象観察物にAF
を作動させて調整を行ってもよい。
【0030】次に、図13は本実施例の双眼鏡1の回路
系を示している。同図において、140はマイクロコン
ピュータよりなるシステムコントローラである。電源用
電池141の出力電圧(直流電圧)VDD0はモータ2
2の電源として与えられると共にDC/DCコンバータ
・ユニット142に与えられる。このDC/DCコンバ
ータ・ユニット142はシステムコントローラ140か
ら与えられるパワーコントロール用のPWC信号に応答
して所定の出力電圧(直流電圧)VDD1をシステムコ
ントローラ140に与えると共にVCC1、VCC2を
合焦検出モジュール19に与える。ここで、VDD1と
VCC1は5Vに調整され、VCC2は12Vに調整さ
れる。
【0031】なお、システムコントローラ140は例え
ば合焦検出モジュール19を作動させない状態の時には
電池の消費を節減するためVCC1,VCC2を消勢す
るようにDC/DCコンバータ・ユニット142を制御
する。143はバッテリチェック回路であり、システム
コントローラ140からの指令に従って電池141の出
力電圧をチェックし、その結果をシステムコントローラ
140へ伝える。
【0032】モータ駆動回路144はシステムコントロ
ーラ140からのコントロール信号によって作動し、モ
ータ22を駆動する。145はスライド式のメインスイ
ッチであり、146はプッシュ式のAFスイッチ、14
7は図11に示した接片55、56で形成された終端検
出スイッチである。148は警告表示局の発光ダイオー
ドであり、バッテリチェック回路143によるチェック
の結果、バッテリが所定値以下になった場合や双眼鏡で
捕らえた対象物がローコントラストである場合に点灯す
る。この発光ダイオードの点灯による警告があった場合
にはユーザはフォーカス調整をAFでなく、マニュアル
で操作すればよい。
【0033】以上の実施例は、ダハ式プリズムの双眼鏡
で説明したが、これに限るものではなく、例えば、ポロ
式プリズムでも同様の効果が得られる。また、モータと
レンズ駆動部との間に減速ギアを設けたが減速せず、モ
ータの回転を直接、レンズ駆動に用いても同様の効果が
得られる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、一方の鏡胴が内蔵され
たカバー外において他方の鏡胴を動かすことによって、
一方の鏡胴と他方の鏡胴との間隔を変えて眼幅調整を行
なうことができる如く、カバー外の鏡胴の動きによって
眼幅調整できる構造となっているので、カバーを予め大
きく形成しておく必要がなく、全体がコンパクトになる
とともに、使用しない状態では間隔が最小になるように
しておくことにより全体を小サイズにすることができ
る。
【0035】また、AFのための合焦モジュールやモー
タ、電池等は一方の鏡胴を内蔵するカバー内に収容され
ているので、振幅調整や折り畳み動作のために配線上、
特別な考慮は不要である。更に他方の鏡胴はカバー外と
なっているので、カバー外形を片手操作に適した形とす
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した双眼鏡の平面図。
【図2】その後面図。
【図3】その正面図。
【図4】その裏面図。
【図5】本実施例の双眼鏡におけるヒンジ部を示す一部
切欠平面図。
【図6】その後面からみた要部概略図。
【図7】本実施例の光学系を示す図。
【図8】本実施例において用いている焦点検出光学系を
示す図。
【図9】図7の中央断面図。
【図10】本実施例の正断面図。
【図11】本実施例におけるモータの出力の減速機構を
示す平面図。
【図12】その後方から見た構造図。
【図13】本実施例における回路の構成図。
【符号の説明】
1 双眼鏡 2 上カバー 3 下カバー 9 前カバー 10 後カバー 11 第1鏡胴 12 第2鏡胴 13、14 対物レンズ 19 合焦検出モジュール 20 受光レンズ 22 モータ 23 減速機構 25 CCDラインセンサ 59 第2鏡胴ハウジング 60 ヒンジ部 61 62 基軸ボール 67 基軸ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/12 (72)発明者 長野 晴行 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 神谷 誠 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 赤木 克人 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 奥村 浩一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 米山 正利 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 石原 尚紀 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行な光軸を有して左右に配され且
    つフォーカス機能のレンズを内蔵する一対の鏡胴を備え
    た双眼鏡において、 一方の鏡胴を囲繞するカバーと、 前記カバー内に配された合焦検出モジュール、レンズ駆
    動用モータ及び電池収納部と、 他方の鏡胴を前記一方の鏡胴に対する間隔が変えられる
    ようにして実質的に前記カバーの外に保持する手段と、 から成る双眼鏡。
JP20647492A 1992-08-03 1992-08-03 双眼鏡 Pending JPH0651210A (ja)

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JP20647492A JPH0651210A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 双眼鏡

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