JPH0659178A - 双眼鏡 - Google Patents

双眼鏡

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JPH0659178A
JPH0659178A JP21003792A JP21003792A JPH0659178A JP H0659178 A JPH0659178 A JP H0659178A JP 21003792 A JP21003792 A JP 21003792A JP 21003792 A JP21003792 A JP 21003792A JP H0659178 A JPH0659178 A JP H0659178A
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JP
Japan
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lens
motor
detection module
binoculars
eyepiece
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Pending
Application number
JP21003792A
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English (en)
Inventor
Hisanori Ishihara
尚紀 石原
Iwao Ishida
岩央 石田
Haruyuki Nagano
晴行 長野
Makoto Kamiya
誠 神谷
Katsuto Akagi
克人 赤木
Koichi Okumura
浩一 奥村
Masatoshi Yoneyama
正利 米山
Yasushi Tanijiri
靖 谷尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 胴体部分と、左右鏡胴が別部材からなる二軸
による眼幅調節を行う双眼鏡において、全体形状のコン
パクト化を実現すると共に、左右対象性を保持してホー
ルドの際に左右を選ばない使い勝手のよい双眼鏡を提供
する。 【構成】 第1、第2鏡胴13、14を左右に配置し、
これら左右の鏡胴13、14間に上下カバー2、3から
なる胴体を設け、その胴体の内部に、合焦検出モジュー
ル20と、AF用のモータ22及び減速ギア部23と、
電池ボックス24とを配置すると共に、前記胴体内にお
ける上部空間に電気回路基板30を配置した構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動合焦機能を備えた
双眼鏡に係り、特にコンパクト化とホールド性の改善を
図った双眼鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】双眼鏡は焦点調節機能を備えているもの
が一般的であるが、近年においては、カメラ等と同様に
焦点調節機能が自動化された、いわゆる自動合焦機能を
備えているものが種々提案されている。ところで、この
ような自動焦点機能付きの双眼鏡の場合、旧来の一般的
な双眼鏡と比較して、電気系の部品や装置が占めるスペ
ースが必然的に増大するため、機構系部分と電気系部分
との配置関係が改善の対象となっている。
【0003】このため、従来よりコンパクトな外観やホ
ールド性、更にはデザイン性を損なわないように、機構
系部分と電気系部分との配置を工夫したものが種々提案
されており、そのような先行技術としては、例えば左右
の鏡胴に設けた一対の対物レンズの外側に測距用の採光
窓を配置すると共に、内側に測距モジュールと接眼レン
ズ駆動モータを設けたもの(特広昭62−6205号)
や、かかる構成に眼幅調整機構を付加したもの(特広昭
60−46407号、特広昭60−48726号)、あ
るいはミラー、スキャンモータ、レンズ駆動モータの電
源となる電池を収納する電池収納部を接眼レンズの側方
に設け、且つ測距用の採光窓を一対の対物レンズの内側
に設けるようにしたもの(特開昭56−154705
号)等が知られている。
【0004】また、特開平3−242610号、特開平
3−255413号、特開平3−243908号、特開
平3−242612号等に開示されているものにあって
は、左右の鏡胴間に合焦検出モジュール、モータ、減速
ギア系等を配置すると共に、これら自動合焦機能に要す
る手段と左右の鏡胴との全体をハウジングに収納し、そ
のハウジングの下側に眼幅調整機構、視度操作部材等を
設けた態様となっている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかしながら、左右の鏡胴、合焦検出モジ
ュール、駆動系等、電気系部分及び機構系部分の全体を
一つのハウジングに内装する態様のものでは、外形が嵩
張って、全体として外観形状の大型化を避けることがで
きない。即ち、左右の鏡胴がハウジングに収納されてい
ることにより、ハウジングは最大眼幅状態の鏡胴も収納
できる寸法を有するものでなければならないため、ハウ
ジング自体の外形が必然的に大型化するという問題点が
ある。
【0006】また、特開平3−243908号に開示さ
れているように、電池収納部をハウジング下部の片側に
配置したものでは、全体形状が左右対象にならないた
め、右手でのホールドは容易であっても、左手ではホー
ルドし辛いという問題がある。更に、特開昭56−15
4705号に開示されているように、電池収納部を左右
鏡胴の外側に配置したものでは、左右対象な外形を実現
しているものの、両側に張り出した電池収納部のため更
に外観形状が大きく嵩張ったものとなるという不都合が
ある。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、胴体部分と、左右鏡胴が別部材
からなる二軸による眼幅調節を行う双眼鏡において、胴
体部分に自動合焦機能を内装した構成とすることによ
り、全体の外観形状のコンパクト化を実現し、且つ左右
対象性を保持してホールドの際の不都合のない新規且つ
有用な双眼鏡を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の双眼鏡は、前後方向に移動自在に配置された
対物レンズとこの対物レンズの後方に配置された接眼レ
ンズとを備えた第1光学系を内蔵した第1鏡胴と、前後
方向に移動自在に配置された対物レンズとこの対物レン
ズの後方に配置された接眼レンズとを備えた第2光学系
を内蔵した第2鏡胴とを左右に配置し、これら左右の第
1、第2鏡胴間に胴体を設け、その胴体の内部に、観察
体からの光を受光してその観察体までの距離に基づく電
気信号を発生する合焦検出モジュールと、前記第1、第
2光学系により構成される光学系を駆動するモータを含
むレンズ駆動機構と、電源となる電池が収納される電池
収納部とを配置すると共に、前記胴体内における上部空
間に前記合焦検出モジュールで発生した電気信号に基づ
き前記モータを制御する電気信号を生成する回路を含む
電気回路基板を配置した構成に特徴を有するものであ
る。
【0009】
【作用】上記構成によると、自動合焦機能を備えた双眼
鏡に必須の構成である合焦検出モジュール、レンズ駆動
機構、電池収納部並びに電気回路基板を左右の鏡胴間に
配設された胴体に内装したことにより、左右の鏡胴間の
スペースの有効利用を図ってコンパクト化を実現できる
だけでなく、全体形状が左右対称となって、ホールドの
際の左右を選ばない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本実施例の双眼鏡1の平面を、図2はそ
の底面を、図3は観察者がホールドしたときに手前側と
なる後面を、図4はその正面をそれぞれ示している。こ
れらの図において、2は双眼鏡1の胴体をなすカバーの
上カバーであり、3は下カバーである。これらのカバー
2、3は合成樹脂の成形物で形成されている。上カバー
2には電源をON、OFFするメインスイッチのスライ
ド式操作部材4が設けられており、一方、下カバー3に
は電池蓋5が設けられている。
【0011】6は前カバーであり、7は後カバーであ
る。その前カバー6には自動合焦(以下、AFという)
のための透明ガラスを取付けた受光窓8が施されてい
る。この受光窓8の上下方向長は対物レンズ9、10の
上下方向長以下、つまり図示例ではレンズ外径以下に選
ばれている。従って受光窓8の存在によって双眼鏡1の
厚さに対応する上下方向長が大きくなるということはな
い。後カバー7には観察者が接眼したことを検知するた
めの接眼検知センサー用の窓11、警告表示用の発光ダ
イオード12が設けられている。13、14は第1、第
2鏡胴で、内部に双眼鏡1の光学系が納まっている。第
1、第2鏡胴13、14にはゴム材料よりなるアイピー
スフード15a、15bが設けられている。
【0012】上述のような外観構造をもつ双眼鏡1の光
学系構造は、図5にその概略を示すように、中心軸A−
A’を対象軸として左右に第1、第2鏡胴13、14が
配置され、その第1、第2鏡胴13、14の内部に第
1、第2光学系が内蔵されている。即ち、各第1、第2
鏡胴13、14の内部には前方に対物レンズ9、10
が、中間にプリズム16、17が、後方に接眼レンズ1
8、19がそれぞれ配置されている。前記対物レンズ
9、10はAFのために鏡胴13、14内を同時に動き
得るようになっており、一方、接眼レンズ18、19は
視度調整のために互いに独立にそれぞれの鏡胴13、1
4内を動き得るようになっている。第1、第2鏡胴1
3、14は眼幅調整のために互いに接近したり離間した
りする方向に動き得るようになっている。
【0013】前記鏡胴13、14間の胴体(上下カバー
2、3)内には前記中心軸A−A’に沿って合焦検出モ
ジュール20が設けられているが、この合焦検出モジュ
ール20は前方に固定された受光レンズ21を備えてい
る。また、合焦検出モジュール20の後方にはAF用の
モータ22が設けられていると共に、このモータ22の
動作を減速して対物レンズ9、10に伝えるための減速
ギア部23がモータ22の後方に設けられており、これ
らモータ22と減速ギア部23とによりレンズ駆動機構
が構成されている。更に、減速ギア部23の後方に電池
収納部としての電池ボックス24、電池ボックス24の
後方に接眼検知用のアイセンサー25及び発光ダイオー
ド12が設けられている。モータ22としては、例えば
ステッピングモータが用いられる。前記合焦検出モジュ
ール20は特にこれに限る必要はないが、図6に示すよ
うに位相差検出方式を採っている。
【0014】図6において、視野マスクSM及びコンデ
ンサレンズLCは受光レンズ21による結像位置の近い
位置に配置されている。コンデンサレンズLCの後方に
は光軸Zを対象軸として再結像レンズL1,L2が配置
されており、これら再結像レンズL1,L2の前面に
は、開口A1及びA2を有するマスク板26が設けられ
ている。各再結像レンズL1,L2の結像面にはCCD
ラインセンサー27が配置されている。コンデンサレン
ズLCはマスク板26の開口A1及びA2の像を受光レ
ンズ21の所定の位置に結像するパワーを有し、且つ開
口A1及びA2の大きさは受光レンズ21を通過する観
察体光のうち特定絞り値、例えばF5.6相当の開口を
通過する光のみを透過させるように設定されている。
【0015】光軸上の像If,Io,Ibはそれぞれ受
光レンズ21の前方の観察体Of,Oo,Obに対する
像を示している。これらの像If,Io,Ibの再結像
レンズL1,L2による再結像像は、それぞれI1f,
I1o,I1b及びI2f,I2o,I2bで示され
る。即ち、中間距離にある観察体Ooの基準像Ioの再
結像像I1o、I2oはラインセンサー27の少し手前
の位置に結ばれ、遠距離にある観察体Ofの像Ifの再
結像像I1f、I2fは再結像像I1o、I2o前方で
且つ光軸Zに近づいた位置に結ばれ、近距離にある観察
体Obの像Ibの再結像像I1b、I2bは再結像像I
1o、I2oより後方で且つ光軸Zから離れた位置に結
ばれる。
【0016】ここで、受光レンズ21による像の位置
は、2つの再結像像の像間隔の距離に対応しており、ラ
インセンサー27により2つの再結像像の像間隔が基準
像Ioの2つの再結像像の像間隔より長いか短いかによ
って近距離、遠距離が判別され、この距離の差がいくら
かにによって像のずれ量が検出される。即ち、ラインセ
ンサー27は再結像像の移動方向に沿って配列された多
数の画素からなり、これらの画素は基準部と参照部の2
つのエリアに分けられている。この基準部と参照部の信
号をもとに2つの再結像像の像間隔を検出する。この検
出された距離はマイクロコンピュータで演算処理され
る。そして、マイクロコンピュータはその処理結果によ
りAF状態であるか否かを判定すると共にディフォーカ
ス量を算出する。
【0017】なお、上述したような位相差検出方式は、
アクティブ方式の三角測距方式等に比し、一方向の光束
を受けるだけでよいから光学的な広がりは不要であり、
従って双眼鏡の中央に配するのに好適であるといえる。
勿論三角測距方式でも精度をあまり要求されない場合
は、双眼鏡の中央部に配することが可能である。その
他、コントラスト方式も可能である。
【0018】AF動作方式としては、上記センサーの出
力に基づいて後述するシステムコントローラーが所定の
合焦位置からのディフォーカス量を出力し、そのディフ
ォーカス量の分だけモータ22を駆動、従って対物レン
ズ9、10を移動させるオープンループ制御方式であ
る。双眼鏡の場合の必要精度はカメラ等に比べ、目に焦
点調節能力が有るため粗くてもよいと考えられ、特にフ
ィードバック方式としなくても充分であるが、勿論フィ
ードバック方式による制御の方が精度面で有利であるこ
とは言うまでもない。本実施例では対物レンズ9、10
を介することなく合焦検出を行なっているため、1回の
合焦検出データでの分だけレンズ駆動してインフォーカ
スしており、その場合の精度をステッピングモータを用
いることにより上げている。
【0019】図5における第1、第2鏡胴13、14の
間、即ち双眼鏡1のほぼ中央に設置されている合焦検出
モジュール20及びモータ22並びにその減速ギア部2
3、電池ボックス24、アイセンサー25、発光ダイオ
ード12は中心軸A−A’に沿って縦に断面すると図7
に示すようになる。但し、図7でモータ22及び減速ギ
ア部23並びに電池ボックス24、アイセンサー25、
発光ダイオード12は断面していない。図5において、
受光レンズ21が納められている鏡胴28は逆4字状に
曲折し、第1、第2、第3反射ミラーM1,M2,M3
を図示のように配置して受光レンズ21の光軸Z1を第
1反射ミラーM1によって光軸をZ2で示すように、前
方下側に折曲し、続いて第2反射ミラーM2によって光
軸をZ3で示すように、上側に向け前記光軸Z1と垂直
になるように折曲し、受光レンズ21による観察体の像
がコンデンサレンズLCの前方近傍にできるようにする
ことにより光路の長さを実質的に長くとり、且つコンパ
クトにまとめている。これは受光レンズの焦点距離を長
くすると焦点検出精度が向上するからである。
【0020】即ち、無限遠位置からのレンズ繰り出し量
(ディフォーカス量)は、 レンズ繰り出し量=f2 /(l−f) 但し、fはレンズの焦点距離、lは観察体までの距離、
で表わされる。 いま、f=30,l=4m→4000mのとき、 302 /(4000−30)=0.22 また、f=60,l=4m→4000mのとき、 602 /(4000−60)=0.9137 となり、ディフォーカス量を算出する位相差方式にとっ
ては、物体までの距離に応じて大きくディフォーカスす
る長い焦点距離を有するレンズの方が精度面で有利であ
る。本実施例では鏡胴28を逆4字状に曲折している
が、特にこれに限られるものではなく、その他Z字状等
種々の態様を取ることができる。
【0021】合焦検出モジュール20及びモータ22、
減速ギア部23の上方には電気回路基板30が配置され
ている。この回路基板30はフレキシブル印刷基板で構
成されており、図8にその平面図を示す。回路基板30
は支持体29の上面に沿って配置され、部分的に両面接
着テープ等によって接着されることにより支持体29に
固定されている。回路基板30にはマイクロコンピュー
タ31、以下スイッチ用パターン32、モータドライバ
33等、多くの回路部品、スイッチパターンが構成され
ている。なお、本発明とは異なり、回路基板30を下に
配置する態様を採ることも不可能ではないが、メインス
イッチ用スライド式操作部材4のように、使用頻度の高
い操作部材を上カバー2に配していることからも、これ
に関連する回路をその近くとなる胴体の上部空間に配置
しておくことが合理性の観点からしても必然性がある。
【0022】その他、中央部から鏡胴13、14の内、
斜め上部に向けてAFのためのレンズ駆動装置が設けら
れている。このAFレンズ駆動機構は図9〜図11に示
すように、上記モータ22と、このモータ22の回転を
減速する4個のギアG1〜G4からなる減速ギア部23
と、その減速ギア部23の出力ギアG4に直結されたカ
ム軸34と、このカム軸34によって駆動されるレンズ
駆動レバー35等からなっている。前記カム軸34はそ
の長手方向に沿ってカム溝36が形成されており、この
カム溝36にレンズ駆動レバー35のピン37が係合し
ている。従って、カム軸34が回転すると、レンズ駆動
レバー35がCまたはD方向(図11)に移動すること
になる。
【0023】レンズ駆動レバー35はモータ台板38に
設けられた一対のガイド軸39、40に遊合された筒部
41、42を有しており、この筒部41、42を介して
ガイド軸39、40に支持且つガイドされ、安定に移動
を行なう。レンズ駆動レバー35の左右端部には長孔4
3、44が設けられており、この長孔43、44に対物
レンズ9、10を有する対物レンズ系のピン45、46
が係合している。長孔43、44はレンズ駆動レバー3
5の移動方向とは直角の方向に長くなっているが、これ
は後述する眼幅調整により第1、第2鏡胴11、12が
E方向に変位するのを許容できるようにするためであ
る。
【0024】モータ台板38は前方にガイド軸39、4
0の前端及びカム軸34の前端を支持するため上方に延
びた3つの支持部47、48、49を有しており、後方
には前記モータ22と減速ギア部23及びカム軸34の
後端を支持するための支持部50を有している。前記モ
ータ台板38の前記支持部50に近接してバネ性の一対
の接片51、52(図11にのみ示し、図9、図10に
は図の簡略化のため示していない)が設けられている
が、これらの接片51、52はC方向の終端(無限遠
端)を検出するための終端検出スイッチ53(図13)
のスイッチ片をなすものであり、その一方の接片51に
前記レンズ駆動レバー35の凸片55が当接したとき接
片51、52が互いに接触するようになっている。
【0025】図12は眼幅調整機能を示しており、この
図において、56a〜56dは基軸ボールで支持体29
には前記基軸ボール56a〜56dが納まる凹部57a
〜57dが設けられている。更に、第1、第2鏡胴1
3、14の片側にも同様の凹部58a、58bが設けら
れている。鏡胴13、14のもう一方の側には、基軸ボ
ール56a、56bを介して鏡胴13、14を支持体2
9の凹部57a、57bに締め付けるための基軸ビス5
9a、59bが嵌まる雌ねじ部60a,60bが設けら
れている。これら基軸ボール56a〜56d、基軸ビス
59a、59bからなる左右2つの軸F,Gを回転中心
として鏡胴13、14が回転することにより、鏡胴1
3、14は互いに近接したり、離間したりして眼幅調整
が行なわれる。また、鏡胴13、14は眼幅ギア61
a、61b及び眼幅中間ギア62a,62bによって間
接的に結合されており、これらのギア61a,61b,
62a,62bによって鏡胴13、14は左右均等に近
接したり離間したりする。
【0026】視度調節機構(図示せず)は鏡胴13、1
4の接眼部を回転させることにより、左右独立に行い得
るようになっている。ところで、実際に視度調整する場
合には、対物レンズ9が無限遠位置にある方が視度調整
の精度を出しやすいので、予め双眼鏡1のメインスイッ
チ(後述する)をONにして対物レンズを無限遠位置に
リセットしてから上述の視度調整を行うのが望ましい
(但し、この場合メインスイッチONにより自動的に対
物レンズが無限遠位置へ移動するようなメカニズムにな
っていることが必要である)。なお、対物レンズを無限
遠位置にリセットする代わりにメインスイッチON後、
AFを作動させて合焦位置に人間の目を合わせるように
視度調整してもよい。
【0027】図13は本実施例の回路構成ブロック図を
示す。メインCPU63を中心に合焦検出モジュール2
0のCCDラインセンサー27、モータ22のモータド
ライバー回路64、電源電圧検出回路65、フォトリフ
レクタを用いてユーザーの使用状態を検出し測距動作を
開始させるための接眼検知回路66、各基準値、補正値
を記憶するE2 PROM67及び前述したスライド式の
メインスイッチ4、接片51、52で構成された終端検
出スイッチ53が接続されている。その他に電源電圧を
各種定電圧昇圧、変換するDC/DCコンバータ回路6
8があり、デジタル回路への電源(VDD1 )、アナログ
回路への電源(VCC1 )、CCDへの電源(VCC2 )を
安定供給する。DC/DCコンバータ回路68のON/
OFFはメインCPU63により制御される。前記警告
表示用発光ダイオード10は電源電圧検出回路65によ
るチェックの結果、バッテリーが所定値以下になった場
合に点灯する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、自動合
焦機能を備えた双眼鏡に必須の構成である、合焦検出モ
ジュール、レンズ駆動機構、電池収納部並びに電気回路
基板を左右鏡胴間に配置された胴体に内装した構成とし
たので、左右の鏡胴間に介在するスペースの有効利用を
図ってコンパクト化を効果的に実現したものでありなが
ら、占有容積の大きい電池収納部も胴体に納められてい
ることから、全体形状が左右対象となってホールドしや
すく、しかも観察者の右利き、左利きとに関わらず使用
勝手に優れたものとなる等の優れた効果を発揮するもの
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る双眼鏡の一実施例を示す平面
図。
【図2】 底面図。
【図3】 後面図。
【図4】 正面図。
【図5】 横断面図。
【図6】 光学系の動作説明図。
【図7】 縦断面図。
【図8】 回路基板の平面図。
【図9】 レンズ駆動機構を示す平面図。
【図10】 その縦断正面図。
【図11】 その要部分解斜視図。
【図12】 その眼幅調整機構を示す分解斜視図。
【図13】 AFのための回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 双眼鏡 2 上カバー 3 下カバー 4 スライド式操作部材 5 電池蓋 6 前カバー 7 後カバー 8 受光窓 9 対物レンズ 10 対物レンズ 11 接眼検知センサー用の窓 12 発光ダイオード 13 第1鏡胴 14 第2鏡胴 15 アイピースフード(a,b) 16 プリズム 17 プリズム 18 接眼レンズ 19 接眼レンズ 20 合焦検出モジュール 21 受光レンズ 22 モータ 23 減速ギア部 24 電池ボックス 25 アイセンサー 26 マスク板 27 CCDラインセンサー 28 鏡胴 29 支持体 30 電気回路基板 31 マイクロコンピュータ 32 スイッチ用パターン 33 モータドライバ 34 カム軸 35 レンズ駆動レバー 36 カム溝 37 ピン 38 モータ台板 39、40 ガイド軸 41、42 筒部 43、44 長孔 45、46 ピン47、48、49、50 支持部 51、52 接片 53 終端検出スイッチ 55 凸片 56 基軸ボール(a〜d) 57 凹部(a〜d) 58 凹部(a、b) 59 基軸ビス(a、b) 60 雌ねじ部(a,b) 61 眼幅ギア(a,b) 62 眼幅中間ギア(a,b) 63 メインCPU 64 モータドライバー回路 65 電源電圧検出回路 66 接眼検知回路 67 E2 PROM 68 DC/DCコンバータ回路 SM 視野マスク A1,A2 開口 L1、L2 再結像レンズ If,Io,Ib 光軸上の像 Of,Oo,Ob 観察体 I1f,I1o,I1b 再結像像 I2f,I2o,I2b 再結像像 Z、Z1,Z2,Z3 光軸 LC コンデンサレンズ M1、M2 ミラー G1,G2,G3,G4 ギア VDD1 、VCC1 、VCC2 電源
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 23/20 (72)発明者 長野 晴行 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 神谷 誠 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 赤木 克人 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 奥村 浩一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 米山 正利 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 谷尻 靖 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に移動自在に配置された対物レ
    ンズとこの対物レンズの後方に配置された接眼レンズと
    を備えた第1光学系を内蔵した第1鏡胴と、前後方向に
    移動自在に配置された対物レンズとこの対物レンズの後
    方に配置された接眼レンズとを備えた第2光学系を内蔵
    した第2鏡胴とを左右に配置し、これら左右の第1、第
    2鏡胴間に胴体を設け、その胴体の内部に、観察体から
    の光を受光してその観察体までの距離に基づく電気信号
    を発生する合焦検出モジュールと、前記第1、第2光学
    系により構成される光学系を駆動するモータを含むレン
    ズ駆動機構と、電源となる電池が収納される電池収納部
    とを配置すると共に、前記胴体内における上部空間に前
    記合焦検出モジュールで発生した電気信号に基づき前記
    モータを制御する電気信号を生成する回路を含む電気回
    路基板を配置したことを特徴とする双眼鏡。
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