JPH06510212A - 人工肛門形成装置と接続するためのアダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 人工肛門形成装置と接続するためのアダプタ本発明は、人工肛門形成装置との接 続に使用するリング状アダプタに関し、このアダプタの近位側は、ユーザの皮膚 に当該アダプタを接着可能な接着剤が施与される凸状面と、使用時に当該アダプ タの遠位側に接着される収集バッグまたはそのための結合部とを備えるものであ る。

以下において、人工肛門形成患者または人工肛門形成者は結腸切開、回腸造ろう （ｉｌｅｏｓｔｏｍｙｌ、または尿開口部（ｕｒｏｓｔｏｓｙｌ　を有する人を 意味する。このような患者においては、結腸や回腸または尿管を通して搬送され る体内排泄物が人工的な開口部材を通して吐出され、収集バッグ内に収集される 。なお、この収集バッグは通常は、人工的小開口部を囲む開口を有する接着板に より皮膚に接着されている。

人工肛門形成患者においては、小開口部の周囲に最も近接する部位、すなわち小 開口部から１〜２ｃ−の部位は、凹所を形成し、またはこの小開口部を囲む皮膚 面の残部に関してクレータまたはキャビティ内に配置される。このような患者の 場合は、人工肛門形成器具を用いると好適であり、すなわち小開口部を受ける器 具の開口周りの接着面がユーザに向けて突出した部分を持ち、クレータまたはキ ャビティ内のいたる所で人工肛門形成装置の接着面が皮膚に係合かっ接着するこ とを可能にする器具を用いると好都合である。

特に１人工肛門形成装置を出来るだけ小開口部に近い皮膚に接着することが重要 であり、またこの位置は最も深い位置にあることが重要である。接着剤表面の前 方に突出する部分の形状は、例えばドーム状または円錐状をなし、またこのよう な器具は凸状器具の名の下で知られている。本明細書中、　「凸状」の用語は、 実際の実施例とは関係なしに上記のような広義の意味を有するものである。

本発明は、近位側（患者に面する側）が凸状面を有し、かつ通常の人工肛門形成 バッグがアダプタの遠位側（患者から離れるように面する側）に固着された凸状 アダプタに関する。

欧州出願、ＥＰ４１６３９７は上記の種類のアダプタを開示しており、このアダ プタは、リング状凸状部材の外周囲を越えて突出する接着剤層を備え、接着剤は アゲブタの遠位側に露出され、従って人工肛門形成装置の接着板と結合されると 、接着剤はこの接着板の接着剤と直接接触するようになる。ここにおいてアダプ タの接着剤と人工肛門形成装置の接着剤は相溶性でなければならず、従ってその 選択は制限される。さらに、人工肛門形成装置に接着されたアダプタは後に分離 することはできず、従っていくつかの収集バッグに対してこのアダプタを使用す ることはできなくなる。

欧州出願、ＥＰ３１７３２６には他の凸状のアゲブタが開示してあり、そこでは アダプタの前凸状側の剛性リングが該剛性リングに固着された柔軟な熱可塑性発 泡体の中間リングを支承するように構成されている。該中間リングはユーザの皮 膚にアダプタを装着するための接着剤層を支承している。誤発泡体リングはコス トを増加させる要素であり、また接着による剛性リングへの装着は製造工程をよ り高価なものにする。また、このようなアダプタは、高価な、皮膚になじみ易い 接着剤を持つ収集バッグの使用を必要とする。

本発明の目的は、上記の欠点により害されることはなく、公知の種類の人工肛門 形成装置と共に使用可能であり、さらに特定の医療用皮膚接着剤より安価な工業 用接着剤と共に収集バッグの使用を可能にする一般に有用な凸状アダプタを提供 することにある。

上記の目的は請求項１に記載されたアダプタにより実現され、従来公知のアダプ タに対して以下のような利点を有している。

すなわち、ユーザが該製品を使用しようとするとき（こその操作がかなり容易に なる。ユーザは、小孔周りのユーザの皮膚上に当該アダプタを配置する前に人工 肛門形成装置１に装着することを決定することができる。一方、２ｊ該アダプタ は小孔周りの皮膚上に先ず配置することができ、次に人工肛門形成バ・ノブがこ のアダプタＬ１こ嵌合される。さらに、本発明のアダプタはただ一つの接着面を 有しており、これは、二つの対向する接着面を用いた場合に比べて、より容易か つ安全な操作を可能にする。

アダプタの構造に起因してその接着面は人工肛門形成装置の接着剤と接触するこ とはない。これにより、接着剤中の可塑剤は、もしあるならば、一方の接着剤か ら他方の接着剤に移動または拡散しないようになされる。このため、アダプタ上 および人工肛門形成装置上に対して広範囲な異なる接着剤を用いることが可能に なる。アダプタ上および人工肛門形成装置上に対する接着剤は、ユーザの皮膚に 接触するので、特に皮膚に適する種類のものでなければならないが本発明のアダ プタは、皮膚との接触を回避できることから、皮膚に対する特別な要求なしに適 切な接着剤と共に人工肛門形成装置の使用を可能にする。

本発明のアゲブタはただ一つの接着面を有することから、間違って装着されるこ とはない。また、各々が保護層により被覆される二つの対抗する接着面を有する アゲブタにおいては、ユーザが製品を誤って使用することが理論的には可能であ る。

アゲブタの接着剤は常にリング状部材およびこれと一体化されたシートにより支 承されることから、接着剤が完全をこ露出されることはない。また、このリング 状部材と、これと一体化されたシートは常に接着剤を支持、支承し、従ってユー ザは誤って接着剤を破壊することはない。

さらに２本発明による特殊な実施例が可能であり、この実施例にｉ５いては、ア ダプタの遠位側に制御される解放特性が付与され、従って固着された人工肛門形 成バッグは該凸状アダプタと別に取りはずすことができ、ユーザの小間１１部の 回りに尚取りはずし作業を行うことなく配置される６　バッグを交換するときは 、アダプタは従ってユーザの皮膚上に残留し、これにより同様のアダプタがいく つかのバッグに対して逐次使用できるようになる。

以［図面を参昭して本発明を説明する。ここで、第１図は本発明のアダプタの好 適な実施例を示し、第２図は、ラインＩＩ−Ｉ＋に沿う、第１図のアダプタを通 しての断面を示す図である。

図示したアダプタは、中央開口部１１と凸状湾曲面１２を有するリングｌＯを備 えている。該凸状面１２はユーザに対し面するように意図され、従ってアダプタ のこの側は近位側と呼ばれる。リング１０の反対側１３は平坦である。また、　 リング１０の中央開口１１はリングの平坦遠位側ｌ：３に向けて延在している。

リング状ンー］・１５が内周回部１６を有して突出するように配置され、その内 周回部１６はリング１０の平坦遠位側１３を越えて内方に延在し、これに対して リング状シート１５は、　リングｌＯおよびシート１５が連続するように溶接部 １７により装着される。

好適な実施例においては、リングＩ　Ｏ，シート１５およびシート】８は同じ材 料、すなわちＥＶＡから構成される。リング１０は、これが選択された材料を用 いた場合比較的剛性であるような寸法を持ち、すなわちリング１０は、通常生じ る力を受けたときその形状と寸法をほぼ維持するような寸法を有する。シート１ ５および１８は、これらが選択された材料を用いた場合可撓性であるような厚み を有し、すなわちシート１５および１８はほぼ寸法的に安定であり、皮膚と小開 口部孔の輪郭に適合させることができる。リング１Ｏｊ１５よびシート１５゜１ ８は、一体内なリング状部材として用いられ、また１つの工程の成形加工により 選択的に形成することができる。皮膚適合接着剤の層２１は、通常はこの種の製 品に用いられ、これらの部材＋０．　１５．　１．８の近位側に施与される。

デンマーク国特許第１５７８９９号には好適な接着剤が２述されている。このよ うな接着剤は通常は約ｌｌｌ−の厚みを有するが、他の工業的な接着剤は通常は ０．０２〜０．０３ｗ−の厚みを有している。ユーザの皮膚との通常の長い接触 の間に接着剤は、皮膚から絶えず解放される湿気を吸収できなければならず、従 って接着剤は上記のような比較的大きな厚みを有さなければならない。

接着剤２１は、破壊されない層として、はぼシート１８の内周回部２２からシー ト１５の外周囲部２３に延在する。ここで用いた種類の接着剤は流動またはクリ ープし易く、従って接着剤２１が内周回部２２内部に延在せず、または外周囲部 ２３から延在せず、これにより接着剤の流動を補償する付加的なマージンを与え る。

アダプタはさらに着脱自在な保護層２４を備えており、この保護層２４は、理想 的に保護層が接着剤２１の凸側と同様な形状を有するように例えば真空発泡によ り形成される。この保護層の役割は、接着剤の乾燥に対する保護を与えるだけで なく、冷気が出来るだけ最大範囲に制限され、かつ接着剤の理想的な形状が維持 されるように接着剤を支持することにある。従って、保護層２４は接着剤の内周 回部および外周囲部を被覆する。接着剤２１に対して面している側において、保 護層は解放コーティングを備えており、これにより保護層は、アダプタが使用さ れる前に容易に除去することができるようになる。

本発明のアダプタが用いられる人工肛門形成装置の接着板は１通常は、本発明の 好適な実施例においてシート１５の外径に対応する直径１０ｃ■を有する０次に ５人工肛門形成装置の接着板が、リングｌＯの平坦遠位側１３並びにシート１５ の遠位側からなるアダプタの平坦遠位側に接着により装着される。このようにし てアダプタの接着剤２１と不図示の人工肛門形成装置の接着剤の間に配置されて いるシート１５は、接着剤層の機械的安定化を保証すると共に２つの任意に異な る接着剤の間での可塑性剤の移動を保証するように作用する。

本実施例においては、人工肛門形成装置の接着剤はいかなるときもユーザの皮膚 に直接接触することはなく、単にアダプタの遠位側に人工肛門形成装置を接着さ せるようにする。本発明の目的に技術的に適した接着剤は、このような接着剤が １例えば皮膚に適する形態が特殊な医学的特性を持つという必要性なしに、人工 肛門形成装置に使用することができる。

本発明のアダプタが用いられる人工肛門形成袋ｆｌ（不図示）は、一体化した接 着板を有する収集バッグであってもよく、あるいは使用時に結合される２つの部 分からなり、１つの部分は１人工肛門形成装置の他の部分との結合に供する結合 部分を有する接着板を支承し、上記接着板は結合の他の部分と共に収集バッグに より構成される。好適な結合方法に関しては国際特許出願ＰＣＴ／ＤＫ９０／　 ００１９２に開示されている。接着板と一体化されたこのような人工肛門形成結 合部分は、この結合部分がリングｌＯと都合よく連続的になされ、溶接によりそ れに装着されることから、本発明のアダプタと一体化されると好都合である。

使用時には、アダプタの中央開口部ｌｌ内はわずかに突出するユーザの小孔に囲 まれている。シート１８は。

これが小孔を与えると共にそれに適合することができるように柔軟である。しか しながら、ユーザは小孔の形状に対して人工肛門形成装置に適合させる必要があ り、またユーザはシート１８をここで切断し、かつシート１８を横切って配置さ れる接着剤２１の一部を切断し、これにより可能な限り最良に小孔に嵌合する開 口を与えることができる。

Ｒ６，２ 国際調査報告 国際調査報告 ）：′：二ｔ；：ｈ；、：：、二Ｈ：°；７；Ｈ＝；；覧混＋７．ｐｅａ、ｚ； コ１ｄｌｅｍＩｓｌｉｅ°１１°泥’＞？；ｌ”−ｍ＊ｓｎ■{ｗｅａ フロントページの続き （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＳＥ）、０Ａ （ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、　０〜丁、ＧＡ、ＧＮ、ＮｉＬ、ＭＲ，ＳＮ 、ＴＤ、ＴＧ）、　ＡＴ、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＨ，Ｃ ３゜ＤＥ、ＤＫ、ＥＳ、ＦＩ、ＧＢ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＬＫ、ＬＵ、Ｍ Ｇ、ＭＮ、ＭＷ、ＮＬ、Ｎ　Ｏ，ＰＬ、　ＲＯ，ＲＵ、ＳＤ、　ＳＥ、　ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．人工肛門形成装置と共に用いられ、内周囲部（２２）と外周囲部（２３）の 間で半径方向に広がるリンク状部材（１０．１５．１８）と近位側と遠位側を有 するアタブタであって、前記近位側が凸状面（１２）を有すると共にその面上に 、ユーザの皮膚上に当該アダプタを接着することができる接着剤層（２１）を有 するアダプタにおいて、リンク状部材（１０．１５．１８）が凸状面（１２）を 有する中央に位置する比較的剛性なリンク（１０）と、この比較的剛性のリンク （１０）の一体部分をなすと共にこの比較的剛性のリング（１０）よりかなり長 くかつ半径方向に延在する周囲に位置する比較的可撓性の部分（１５）からなる ことを特徴とするアタブタ。 ２．前記周囲部分（１５）は、中央開口部（１０）に溶接される可撓性シートで あることを特徴とする請求項１記載のアダプタ。 ３．前記リンク状部材（１０．１５．１８）が、前記比較的剛性なリング（１０ ）の一体部分をなすと共に前記リンクの内周囲内に延在する比較的可撓性のシー ト（１８）からなることを特徴とする請求項１又は２に記載のアクブタ。 ４．前記比較的可撓のシート（１８）は比較的剛性のリングに溶接されることを 特徴とする請求項３記載のアダプタ。 ５．前記接着剤層（２１）は着脱自在保護シート（２４）により被覆されること を特徴とする請求項１ないし４いずれかに記載のアダプタ。 ６．前記保護シート（２４）は当該アダプタの近位側に適合する形状を有するこ とを特徴とする請求項５記載のアダプタ。