JPH0716250A - オストミー器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 開口部（１７）を備えた壁部（１１ａ）を
有するパウチ（１１）；感圧性接着剤手段（１９）を備
えた面板（１２）；面板（１２）は、開口部（２３）を
有し、開口部（１７）の周囲で壁部（１１ａ）に固定さ
れ；面板（１２）とパウチ（１１）との間におかれ、且
つ（ａ）開口部（３５）を有する、柔軟性のある環状の
ウエブ（３１）および（ｂ）ウエブ（３１）の外側の縁
部に固定された堅いベルト取り付けリング（３２）を含
むベルト取り付け手段（３０）を含み；リング（３２）
には、これを、サポートベルトに取り外し可能に連結す
るための手段（３４）が設けられている。 【効果】 面板の柔軟性を損なわせず、またサポートベ
ルトの器具への脱着時、使用者がベルトをリングの連結
タブにアクセスすることが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、オストミー器具に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術および課題】ワンピース型のオストミー器
具は、装着者がサポートベルトを器具に連結し、これを
正しい場所に維持することをさらに確実にすることので
きるような、ベルト取り付けリングがしばしば設けられ
ている。この分野において共通して用いられている用語
“ワンピース”は、パウチと接着性の面板とが永久的に
お互いに接合されている単一の器具を意味する（これと
対照的に、ツーピース型の器具とは、パウチと面板とが
機械的に（あるい接着剤で）取り外し可能に連結されて
いるものである）。このようなベルト取り付けリングが
備えられたワンピース型の器具は、例えば共有する米国
特許第3,523,534号、同第3,822,704号および同第4,213,
458号明細書に開示されている。ベルト取り付けリング
が設けられるところは、通常、ヒートシールされている
か、そうでなければパウチに固定されている。しかしな
がら、共有する米国特許第4,710,182号明細書は、別の
構造を開示している。これは、まずパウチを折り畳み、
リングがこの特許の図４に示された場所にくるまでリン
グの開口部を通じてパウチを挿入することにより、患者
により異なるベルト取り付けリングが付け加えることが
できるというものである。

【０００３】また、オストミー器具が装着されるとき、
孔部の突出を増加させる目的のために、比較的硬質の凸
状の圧力リングをオストミー器具に設け、これにより、
パウチ中に直接排出物が廃棄されることを補助し、且つ
面板と瘻のある皮膚表面との間の接着性シールの有効性
を延長することが知られている。このような圧力リング
を有する器具の例示として、米国特許第4,834,731号お
よび同第4,973,323号を参照として引用する。

【０００４】器具に凸状の圧力リングおよびベルト取り
付けリングが設けられた場合、２つのリングがきわめて
接近していること、さらにその剛性により、装着者が、
ベルト取り付けリングの連結ループまたはタブからベル
トを連結または離脱することを困難にしている。凸状の
リングがない場合でさえ、リングの剛性により、さらに
リングとそれに取り付けられる面板との間を連結する環
状領域が非常に接近していることにより、装着者にとっ
ては、ベルト取り付けリングの連結タブと接着性の面板
との間に、装着者の指を入れることが困難であろう。さ
らに、ベルト取り付けリングの通常の剛性は、瘻のある
身体表面の解剖学上の外形に自由に適合し、且つ患者が
動くときの外形に自由に変化すべきである接着性の面板
の多くの部分の柔軟性を妨害する望まれない影響を有す
ることが見いだされた。

【０００５】

【課題を解決するための手段】従って本発明のひとつの
見地は、隣接する面板の柔軟性および適合性を損なわせ
ることがなく、またベルトが器具に取り付けられ、ある
いは器具から取り外されるとき、使用者がベルト取り付
けリングの位置を面板から離れた方向に変えることがで
き、これによりリングの連結タブへのアクセスが容易と
なるベルト取り付けリングを備えたオストミー器具を提
供することにある。ベルト取り付けリングと器具の残部
との間に確実な連結が存在する構造を提供することによ
り、ベルト取り付けリングがサポートベルトとともに器
具に装着されるとき、器具の他の構成体に対してベルト
取り付けリングが正確に配置されることが確実となり、
この見地のすべては、達成される。

【０００６】要約すると、本発明の器具は、薄い、高度
に柔軟性のある環状のウエブの周囲に伸びる比較的剛性
のベルト取り付けリングを含むものである。環状のウエ
ブは、リングと同心円をなして第１の取り付け領域に沿
ってパウチおよび面板に取り付けられ、且つリングから
内側に放射状に実質的に距離があけられた内側の縁部を
有する。従って、ベルト取り付けリングは、制限された
浮動作用により支持され、自由に、パウチおよび面板と
は独立して軸方向の制限された距離において動くことが
できる。このような浮動作用により、ベルト取り付けリ
ングは、面板の柔軟性とその瘻のある表面に適合する能
力を妨げず、器具を装着しているとき、ベルトの取り付
け取りはずしを容易にする制限された範囲に、リングを
面板から容易に軸方向に離すことができる。本発明の他
の特性、有利さおよび目的は、明細書および図面から明
らかになるであろう。

【０００７】図１は、本発明の実施態様を示すオストミ
ー器具の斜視図である。図２は、図１の２−２ラインに
沿って取られた幾分概略的な拡大された垂直断面図であ
り、説明の目的のために、制限された範囲に、面板から
離されている（パウチのほうへ向かっている）ベルト取
り付けリングを示している。図３は、図２に示された部
品を示す分解組み立て斜視図である。図４は、図２と同
様の拡大された部分断面図であるが、器具がベルトによ
り正確な場所に装着されるていときに想定される部品の
関係を示している。図５は、凸状の圧力リングがないこ
とを除き、図１〜４と同様の器具の垂直断面図である。

【０００８】

【実施例】好適な態様の詳細な説明 図１〜４を参照すると、パウチ１１および面板１２を含
むオストミー器具が番号１０として示されている。パウ
チは一般的には平らであり、ヒートシール１３によりそ
の周囲の縁部に沿ってお互いにシールされている前部お
よび後部壁１１ａおよび１１ｂを含む。ここに示された
図において、パウチは、共有する米国特許第3,523,534
号明細書に開示されたタイプのクリップのような、適切
な閉鎖物により折り畳まれ且つシールされるのに適当で
ある開口部１４を有する排出可能なものである。しかし
ながら、本発明は、非排出型の器具にも同等に使用でき
ることを理解するべきである。

【０００９】パウチは、低密度ポリエチレンのような任
意の適切な熱可塑性フィルムから形成することができ、
もし望むならば、これはポリビニリデンクロライドのよ
うなバリヤコア材料とともに同時押出することもでき
る。液体および気体に不透過性である任意の適切な熱可
塑性フィルム材料を使用することができる。示された態
様において、前部壁１１ａは、２つの層１５、１６から
構成され、外側層１５は、柔らかさ、完全さおよび装着
者の快適さのために熱可塑性不織布からなるが、このよ
うな不織布層は任意のものであることが理解されるべき
である。層１６は、後部壁１１ｂと同様の熱可塑性フィ
ルム材料から形成することができる。

【００１０】図２および３において最も明確に示されて
いるように、前部壁１１ａは、瘻を受け入れる開口部１
７を有する。前部壁の２つの層１５、１６は、環状のヒ
ートシール領域１８において、開口部の周囲でお互いに
接合されている。

【００１１】面板１２は、薄い、柔軟性のある外側パッ
チまたはリング１９を含み、その前面または身体側表面
には、感圧性接着剤がコーティングされている（図２に
おいて、点線２０により示されている）。パッチ１９
は、皮膚からの水分を逃すために、ガス透過性または少
なくとも水分透過性であることができる。米国特許第4,
213,458号明細書に開示されたタイプの空気を通す微孔
質材料を使用することができるが、他に知られる様々な
テープ状材料も適切であると思われる。環状のパッチの
内側の縁部は、薄い、柔軟性のある熱可塑性の内側リン
グ２２の外側の縁部に、環状のヒートシール２１により
固定されている。図２に明確に示されているように、内
側リングは、パウチの開口部１７と当接して開口部２３
を形成し、層１５および１６をお互いに固定する同様の
ヒートシール１８によりパウチに接合されている。

【００１２】面板に、外側のパッチリング１９および内
側の連結リング２２の両方を備えることの有利さは、米
国特許第4,213,458号明細書に詳細に記載されている。
内側リング２２は、エチルビニルアセテートまたは比較
的強靭で、パウチおよび外側のパッチリング１９に確実
にヒートシールすることのできる他のフィルム材料から
形成される。従って、内側リングは、器具の使用時、面
板とパウチとの間の確実な連結を維持する力を供給す
る。内側リング２２は、非多孔質であるので、器具の使
用時、液体がリング２２を通って外側に吸い上げられ、
外側のパッチリング１９に向かう危険はない。

【００１３】面板１２は、中央の開口部２５および凸状
の前面部または身体側表面部２４ａを有する比較的硬質
の圧力リング２４をさらに含む。用語“比較的硬質”
は、通常の使用条件下、リングがその特有の形状を保持
できることを意味するためにここでは使用されている。
様々な材料をリング２４として使用することができる
が、ポリプロピレン、ポリエチレンまたはポリスチレン
のような硬質または半硬質のプラスチックがとくに好適
であると考えられる。リング２４は、平らな後部または
パウチ側の表面部２４ｂを有し、フィルムリング２２を
パウチ１１接合する同様のヒートシール１８により、器
具の他の構成体にヒートシールされていることが分かる
であろう。

【００１４】皮膚バリヤ材料の層２６（熱可塑性フィル
ム２７によい後部が構成されている）は、接着剤２８の
層により、圧力リング２４の輪郭形成された表面部に固
定されている。この接着剤は、パッチ１９の感圧性の接
着性コーティング２０と同じものであることができ、こ
の分野でよく知られたタイプの医薬級のアクリル接着剤
であることができる。これとは別に、従来のホットメル
ト接着剤も使用することができる。層２６は、環状の形
状であり、圧力リング、内側の連結リング２２およびパ
ウチの開口部２５、２３および１７のそれぞれの開口部
と一直線である中央の開口部２９を有する。バリヤ層ま
たはリング２６の後部フィルム２７は、パッチを内側リ
ングに接合する同様の環状のヒートシール２１により、
パッチ１９に固定されたその外側の縁部を有する。

【００１５】皮膚バリヤリングまたは層２６は、乾燥お
よび湿潤粘着性を有する、柔らかく、しなやかな水吸収
性材料から形成されている。様々なこのような組成は、
従来技術で知られており、ここに用いることができる。
カラヤ−グリセリン配合物、ポリアクリルアミド樹脂と
他のポリオール類との混合物およびエラストマー類とハ
イドロコロイド類との混合物が有用であると考えられ
る。有利にここに用いることのできる皮膚バリヤ組成物
の検討のために、米国特許第4,477,325号および同第4,4
96,357号明細書を参照として引用する。

【００１６】ベルト取り付け手段３０は、パウチ１０と
面板１２との間におかれている。このような手段は、薄
い、非常に柔軟性のある環状のウエブ３１および比較的
堅いベルト取り付けリン３２の形状をとることができ
る。ベルト取り付けリングは、平らであり、パウチの壁
部１１ａ、内側リング２２および凸状の圧力リング２４
の開口部よりも実質的に大きい開口部３３を有する。穴
部のあるベルト取り付けタブまたはループ３４は、従来
から知られる方法において、サポートベルト（図示せ
ず）のクリップまたはコネクタに、取り外し可能に連結
できるように、リング３２の周囲から側部に伸びてい
る。図２に示されるように、取り付けリングは、平らな
平行の表面部３２ａおよび３２ｂを有し、これらの表面
部の半径は、リングの厚さよりも実質的に大きい。

【００１７】環状のウエブ３１は、内側リング２２およ
びパウチの壁部１１ａのそれぞれの開口部２３および１
７と当接する開口部３５を有する。パウチの壁部を、内
側リング２２および凸状の圧力リング２４に接合する同
様のヒートシール１８が、正確な場所にウエブ３１の内
側の縁部を固定している。従って、ウエブは、第１ヒー
トシール１８によりパウチに固定された内側の縁部と、
第２ヒートシール３６により、堅いベルト取り付けリン
グ３２の一つの面（３２ａ）に固定された外側の縁部を
有する。第２ヒートシール領域は、第１ヒートシール領
域と同心円をなしており、第１ヒートシール領域から実
質上外側に向かって空間があけられている。第２ヒート
シール３６も、ベルト取り付けリングの開口部３３を形
成する縁部を越えて放射状に外側に向かって空間があけ
られていることが好ましい。結果として、ヒートシール
１８および３６間に、ウエブ３１の放射状の実質的な広
がりが存在し、その薄い、ほぼ平らなウエブ３１の柔軟
性により、ベルト取り付けリングは、一つの軸方向その
他に位置を容易に移すことができ、これにより使用者が
リングをつかんで、穴部のあるタブ３４にベルトを容易
に取り付けることができる。なお、図２において、ベル
ト取り付けリング３２は、矢印３７の方向にかかる力に
応じて、左方向に向かってずらされているものとして示
されている。逆に言えば、ウエストを囲むサポートベル
トがしっかりと締めて取り付けられているとき、ベルト
取り付けリングは、図４に描かれたように、右方向に引
き出されるであろう。

【００１８】図３を参照すると、第１ヒートシール１８
によりお互いに接合される部分を示すために濃淡が付け
られている。第１ヒートシール１８は、１８ａ、１８
ｂ、１８ｃおよび１８ｄ（それぞれ壁部１６、ウエブ３
１、フィルムリング２２および凸状の圧力リング２４に
含まれる）から構成され、これらは、１回のヒートシー
ル操作においてお互いに固定される。ヒートシール操作
が行われる時点で、ベルト取り付け手段３０は、すでに
予備的に組み立てられた状態にある；すなわち、ベルト
取り付けリング３２は、第２ヒートシール３６により、
ウエブ３１の外側の周囲部にすでに接合されている。

【００１９】ウエブ３１は、一般的に２５.４〜１５２.
４μm（１〜６ミル）の範囲の厚さの、任意の薄い、非
常に柔軟性のある熱可塑性フィルムから形成することが
できる。５０.８μm（２ミル）の厚さのＥＶＡフィルム
が、とくに有効であることが見いだされたが、同様の特
性を有する他の熱可塑性フィルム材料も使用することが
できる。

【００２０】リングの開口部３３の直径は、凸状の圧力
リング２４の外側の直径よりも小さいことが分かるであ
ろう。従って、器具が患者に接着的に適用され、従来の
ように穴部のあるタブ３４に取り付けられたベルト（図
示せず）がしっかりと絞められるとき、ベルト取り付け
リング３２は、面板１２とともに引き寄せられ、圧力リ
ング２４の外側部分に力が伝えられ、図４の矢印３９の
方向に、圧力リング（および面板全体）を引き寄せてい
る。

【００２１】薄い柔軟性のあるウエブ３１による制限さ
れた浮動作用によって支持された堅いベルト取り付けリ
ング３２は、上記の理由により、凸状の圧力リング２４
を有する面板１２との組み合わせがとくに有効である
が、もし望むならば、圧力リング２４を省略することが
できる。図５に描かれた変更された構造は、凸状の圧力
リング２４およびその接着性コーティング２８が存在し
ないことを除いて、上記の態様と同じである。第１の環
状のヒートシール１８'は、パウチ１１の前部壁１１
ａ、ウエブ３１、内側リング２２および熱可塑性後部フ
ィルム２７を、複合体の接合部において接合し、ベルト
取り付け手段を正確な場所に維持し（リング３２の制限
された軸方向の動作は自由である）、多数の要素の面板
１２を収集パウチ１１に固定している。

【００２２】商業的な製品において、バリヤ層２６の身
体側表面およびパッチ１９の接着剤層２０は、シリコー
ン紙のような適切な材料から形成された剥離シートによ
り覆われてもよいことが理解されるであろう。このよう
な剥離シートは、明確な説明のため図面においては省略
されている。

【００２３】上記において、本発明の実施態様を説明の
ためにかなり詳細に開示したが、本発明の精神および範
囲を逸脱しない限り、これらの詳細の多くが変更可能で
あることは、当業者により理解されるであろう。

【００２４】

【発明の効果】本発明によって、面板の柔軟性および適
合性を損なわせることがなく、またサポートベルトの器
具への脱着時、使用者がベルト取り付けリングの位置を
面板から離れた方向に変えることができ、これによりベ
ルトのリングの連結タブへのアクセスが容易となるベル
ト取り付けリングを備えたオストミー器具が提供され
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施態様を示すオストミー器具の斜視
図である。

【図２】図１の２−２ラインに沿って取られた幾分概略
的な拡大された垂直断面図である。

【図３】図２に示された部品を示す分解組み立て斜視図
である。

【図４】図２と同様の拡大された部分断面図である。

【図５】凸状の圧力リングがないことを除き、図１〜４
と同様の器具の垂直断面図である。

【符号の説明】

１０ オストミー器具 １１ パウチ １１ａ，１１ｂ パウチの壁部 １２ 面板 １３，１８，２１，３６ ヒートシール １７，２３，２５，２９，３３，３５ 開口部 １９ パッチ ２０ 感圧性接着剤 ２２ 内側リング ２４ 圧力リング ２６ 皮膚バリヤ層 ３０ ベルト取り付け手段 ３１ ウエブ ３２ ベルト取り付けリング ３４ ベルト取り付けタブ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】熱可塑性フィルムから形成され、且つ小孔
   の開口部（１７）を備えた壁部（１１ａ）を有する収集
   パウチ（１１）を含み；パウチ側および身体側表面部を
   有し、且つ身体側表面部に沿って、オストミー器具を装
   着者に接着剤により結合させるための感圧性接着剤手段
   （１９）を備えた柔軟性のある面板（１２）を含み；該
   面板（１２）は、該パウチの開口部（１７）と一列をな
   す開口部（２３）を有し、且つ該パウチの開口部（１
   ７）の周囲で該パウチの壁部（１１ａ）に固定されてお
   り；該面板（１２）と該パウチ（１１）との間におか
   れ、且つ（ａ）内側の縁部により形成された開口部（３
   ５）を有する、薄い、高度に柔軟性のある環状のウエブ
   （３１）および（ｂ）該ウエブ（３１）の外側の縁部に
   固定された比較的堅いベルト取り付けリング（３２）を
   含むベルト取り付け手段（３０）を含み；該ベルト取り
   付けリング（３２）には、該リングを、身体を囲むサポ
   ートベルトに取り外し可能に連結するための手段（３
   ４）が設けられ；これにより、前記の薄い、柔軟性のあ
   るウエブ（３１）は、該ベルト取り付けリング（３２）
   が該面板（１２）およびパウチ（１１）の方に向かって
   且つ離れて、制限された独立した動作が行えるように、
   該ベルト取り付けリング（３２）を支持することがで
   き、これによってオストミー器具の装着時、該パウチ
   （１１）および面板（１２）に対する該ベルト取り付け
   リング（３２）の回転を防ぎながら、装着者による該リ
   ング（３２）およびベルトの脱着が容易となることを特
   徴とする、オストミー器具。
2. 【請求項２】 ウエブ（３１）が熱可塑性であり、且つ
   パウチの壁部（１１ａ）と面板（１２）との間におかれ
   た内側の縁部を有し、この内側の縁部が、環状の第１ヒ
   ートシール領域（１８）に沿って、パウチの壁部（１１
   ａ）と面板（１２）との両方にヒートシールされてい
   る、請求項１に記載のオストミー器具。
3. 【請求項３】 ベルト取り付けリング（３２）が、ほぼ
   平らな身体側およびパウチ側の表面部を有し、該表面部
   のひとつが、第１ヒートシール領域（１８）から実質的
   に外側に向けて距離があけられて、第２ヒートシール領
   域においてウエブ（３１）の外側の縁部にヒートシール
   されている、請求項２に記載のオストミー器具。
4. 【請求項４】 面板（１２）が、内側および外側のリン
   グ要素（２２，１９）を含み；該内側リング要素（２
   ２）は、柔軟性のある非多孔質の熱可塑性材料から形成
   され、且つ該外側のリング要素（１９）は、水蒸気透過
   性の材料から形成されている、請求項２に記載のオスト
   ミー器具。
5. 【請求項５】 面板が、熱可塑性フィルムの後部（２
   ７）を有する皮膚バリヤリング（２６）をさらに含み；
   該熱可塑性フィルムの後部（２７）は、第１ヒートシー
   ル領域（１８）に沿って、ウエブ（３１）およびパウチ
   の壁部（１１ａ）にヒートシールされている、請求項２
   に記載のオストミー器具。
6. 【請求項６】 面板が、パウチから離れて面する凸状の
   表面部（２４ａ）を有し、且つウエブ（３１）およびパ
   ウチの壁部（１ａ）に向かって面するほぼ平らな表面部
   ２４（ｂ）を有する比較的硬質の熱可塑性の圧力リング
   （２４）を含み；該圧力リング（２４）は、パウチの小
   孔の開口部（１７）と同軸の開口部を有し；該圧力リン
   グ（２４）は、第１ヒートシール領域（１８）に沿っ
   て、該ウエブ（３１）および該パウチ（１１）にヒート
   シールされている、請求項１に記載のオストミー器具。
7. 【請求項７】 圧力リング（２４）が、ベルト取り付け
   リング（３０）の内側直径よりも大きい外側の直径を有
   する、請求項６に記載のオストミー器具。
8. 【請求項８】 第２ヒートシール領域（３６）が、ベル
   ト取り付けリング（３０）の平らな面の一つに沿ってお
   かれている、請求項３に記載のオストミー器具。
9. 【請求項９】 第２ヒートシール領域（３６）が、ベル
   ト取り付けリング（３０）の内側の周囲部から距離がお
   かれている、請求項８に記載のオストミー器具。
10. 【請求項１０】 第２ヒートシール領域（３６）が、ベ
    ルト取り付けリング（３０）の外側の周囲部に隣接し
    て、該ベルト取り付けリング（３０）の身体側表面に沿
    っておかれている、請求項９に記載のオストミー器具。