JPH10305057A - ストーマ用補装具 - Google Patents

ストーマ用補装具

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JPH10305057A
JPH10305057A JP11553097A JP11553097A JPH10305057A JP H10305057 A JPH10305057 A JP H10305057A JP 11553097 A JP11553097 A JP 11553097A JP 11553097 A JP11553097 A JP 11553097A JP H10305057 A JPH10305057 A JP H10305057A
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JP
Japan
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stoma
skin
pad
hole
outer periphery
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JP11553097A
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English (en)
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Katsuichi Kurashige
勝一 倉茂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着用者のストーマまわりの皮膚に炎症等の障
害を生じさせ難いストーマ用補装具を提供すること。 【解決手段】 排泄物収納袋30と、排泄物収納袋にカ
ップリング32,15を介して連結される体側フランジ
10と、体側部材を身体60に押圧して固定する装着部
材12とを備えるストーマ用補装具であって、体側部材
はストーマを挿通可能な貫通孔11aが形成された接皮
部材11と、接皮部材の表面に突設された複数の凸部1
3とを備え、装着部材は凸部の外周に係止可能な押圧リ
ング12aと、押圧リングに取り付けられて身体に巻き
付けられるベルト12b,12dとを備えた。また貫通
孔20aを有するパッド20を体側部材と身体との間に
挾んでも良く、この場合、パッドはストーマ61外周の
皮膚に塗布された油脂の上に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工肛門または人
工膀胱等のストーマのための補装具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のストーマ用補装具は、図6の側面
図に示したように、いわゆるフランジと称される体側部
材50と、排泄物収納袋30とで構成されている。そし
て、この体側部材50は、合成樹脂で形成された接皮部
51に貫通孔51bが形成され、この貫通孔51bの周
りにはリング状の接続部材52が突設され、接皮部51
の一方の面51aには予め粘着剤が塗布されている。ま
た排泄物収納袋30は、開口が形成された袋体31と、
開口の周りに設けられた接続部材32とを備え、該接続
部材32は、体側部材50の接続部材52に連結可能に
形成されている。かような体側部材50は、その貫通孔
51bが、着用者の体60に形成されたストーマ(stom
a)61に配置され、接皮部51が着用者の体60に直接
貼着されて使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のストーマ用
補装具では、粘着剤によって体側部材50が着用者の体
60に直接貼着されるため、皮膚が炎症を起しやすいと
いう問題点がある。
【0004】本発明は前記問題点を解決せんとしたもの
であり、その課題は、着用者のストーマまわりの皮膚に
炎症等の障害を生じさせ難いストーマ用補装具を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、排泄物収納袋と、該排泄物収納袋にカッ
プリングを介して連結される体側部材と、該体側部材を
身体に押圧して固定する装着部材とを備えるストーマ用
補装具であって、前記体側部材は、ストーマを挿通可能
な貫通孔が形成された接皮部材と、該接皮部材の表面に
突設された複数の凸部とを備え、該複数の凸部に前記装
着部材を係止して該体側部材を身体に固定することを特
徴とするストーマ用補装具を提供する。
【0006】また本発明のストーマ用補装具では、前記
装着部材を、前記凸部の外周に係止可能な係止部と、該
係止部に取り付けられて身体に巻き付けられるベルトと
で構成することができる。
【0007】本発明のストーマ用補装具では、ストーマ
を挿通可能な貫通孔が形成されたパッドを備えても良
く、該パッドはストーマ外周の皮膚に塗布された油脂の
上に配置し、前記体側部材と身体との間で挾持する。こ
のパッドは、紙、不織布あるいは綿から形成することが
できるものの、紙によって形成するのが最も好ましく、
かようにパッドを紙製にした場合、汚れたパッドは水洗
トイレに流すことができるという利点がある。
【0008】また本発明のストーマ用補装具では、前記
接皮部材における着用者に対向する面に、排泄物等の流
れを止める漏止め部材を設けても良く、この漏止め部材
としては接皮部材の貫通孔を囲んで閉塞するような平面
形状に形成した凸部を採用することができて、この凸部
は、例えば、円形、楕円形、曲線からなる形状あるいは
矩形等の平面形状に形成することができる。なお、この
ような漏止め部材を接皮部材に設けた場合には、前記パ
ッドは漏止め部材の内側に納まるような寸法・形状で形
成する。
【0009】本発明のストーマ用補装具において、前記
複数の凸部と前記装着部材の係止部とは、相互に係止可
能な形状や配置で形成すれば良く、複数の凸部を接皮部
材の表面に形成した場合、係止部は、これら複数の凸部
を囲んで係止することができるような形状及び寸法に形
成すれば良い。例えば、係止部は円形(リング状)、楕
円形、曲線からなる形状あるいは矩形等の平面形状に形
成することができて、さらに、係止部を円形に形成した
場合には、複数の凸部は、このリング状係止部内径より
も小径の円周上に位置するように形成するのが好まし
い。また係止部を、角形に形成しないで、リング状、楕
円形、曲線からなる形状に形成すると、身体を折り曲げ
たりして係止部が身体に当たった場合でも、角部分が着
用者の身体に突き当たるといったことが無く、着用者は
快適な装着感を享受できる。上述のように係止部を、角
形に形成しないで、リング状に形成すると、身体を折り
曲げたりして係止部が身体に当たった場合でも、角部分
が着用者の身体に突き当たるといったことが無く、着用
者は快適な装着感を享受できる。またなお、本発明のス
トーマ用補装具において、ベルトは、概ね10〜30mm
程度の巾を有するゴム紐等の弾性材から形成するのが好
ましい。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明のストーマ用補装具を
構成する各部材の組合わせ前の側面図であり、図2〜図
5は本発明のストーマ用補装具に用いる部材を個々に示
しており、図2は排泄物収納袋の平面図であり、図3は
押圧部材の平面図であり、図4(a)は体側部材としての
体側フランジの表側の平面図であり、図4(b)は図4(a)
の体側フランジの裏面にあたる着用者側の平面図であ
り、図5は着用者の身体と体側フランジとの間に挾持す
るパッドの平面図である。
【0011】図1乃至図5において、本発明のストーマ
用補装具は、排泄物収納袋30に連結される体側部材と
しての体側フランジ10を身体に取り付けるに際し、皮
膚に障害を生じ易い粘着剤を使用せずに、装着部材12
の押圧力のみにより身体に固定するものであって、前記
体側フランジ10は、ストーマ61を挿通可能な貫通孔
11aが形成された接皮部材11と、この接皮部材11
の表面に突設された複数の凸部13とを備え、一方、前
記装着部材12は、凸部13の外周に係止可能に形成さ
れた係止部としての押圧リング12aと、押圧リング1
2aに取り付けられて身体60に巻き付けられるベルト
12b,12dとを備える。
【0012】更に詳細に説明すれば、前記体側フランジ
10において、接皮部材11は樹脂系材料からなるシー
トで形成することにより、繰返し利用することを可能に
する。そして、接皮部材11の表面には貫通孔11aを
囲んでリング状に突出した形状で、カップリングとして
のフランジ側接続部材15を設け、このフランジ側接続
部材15の外周には四個の凸部13を突設し、さらに、
裏面(身体に対向する面)には、その貫通孔11aを囲ん
で円形の平面形状で突出する凸部14(図1及び図4(b)
参照)を形成し、この凸部を糞尿の漏止め部材として使
用する。
【0013】ここで、前記凸部13は、その外周に押圧
リング12aを係止するため、押圧リング12aの内径
よりも小さい円周上に位置するように、接皮部材11の
うえに形成する。また前記押圧リング12aは、錆びの
発生を防止しつつ、所定の剛性を確保するために、ステ
ンレスで形成する。さらに、装着部材12において、押
圧リング12aに取り付けられたベルト12b,12d
には、それぞれ止め具12c,12eを設け、この止め
具12c,12eどうしを係止することにより、身体に
巻き付けられたベルト12bと12dとを固定する。
【0014】また本発明のストーマ用補装具では、スト
ーマ61に挿通可能な貫通孔20aが形成された紙製の
パッド20を備え、このパッド20は、前記体側フラン
ジ10裏面のリング状凸部14の内周に納まる大きさで
形成される。そして、このパッド20は、ストーマ外周
の皮膚に塗布された油脂(図示せず)の上に配置され、
体側フランジ10と身体60との間に挾持されるよう
に、体側フランジ10のリング状凸部14の内周に納め
られる。
【0015】なお、排泄物収納袋30は慣用のものを使
用する。すなわち、排泄物収納袋30は、開口が形成さ
れた袋体31と、この開口の周りに取り付けられたカッ
プリングとしてのリング状の袋側接続部材32とを備え
ており、この袋側接続部材32と前記フランジ側接続部
材15とは水密状態で連結することができるように形成
されている。
【0016】上述したストーマ用補装具を身体へ装着す
る場合、最初に、ストーマ61周辺の皮膚に皮膚保護用
の油脂を塗り、この皮膚保護用油脂の上にパッド20を
配置し、パッド20の上に体側フランジ10を配置して
手で仮固定する。ここで、パッド20と体側フランジ1
0とは、ストーマ61からの排泄物が、それぞれの貫通
孔20a,11aを通過できるように配置する。次い
で、接皮部材11の凸部13を取り囲むような配置で、
装着部材20の押圧リング12aを接皮部材11の表面
に当接させ、ベルト12b,12dを身体に巻き付けて
止め具12cと止め具12eとを係合する。そして、装
着部材20の止め具12c,12eを係合した後に、袋
側接続部材32とフランジ側接続部材15とを連結して
排泄物収納袋30を取り付ける。なお、排泄物収納袋3
0は、体側フランジ10を身体に仮固定する前に、これ
に予め取り付けておいても良い。
【0017】かようにして装着された本発明のストーマ
用補装具では、身体に巻き付けられたベルト12b,1
2dの締め付ける力が、押圧リング12aを介して体側
フランジ10とパッド20とに伝わり、これらの部材が
ストーマ61周辺に固定される。
【0018】
【発明の効果】本発明のストーマ用補装具では、体側部
材における接皮部材の表面に複数の凸部が突設され、こ
の複数の凸部の外周に押圧部材の係止部が係止され、こ
の係止部を介して体側部材はベルトにより身体に押し付
けられて固定される。したがって、本発明のストーマ用
補装具は、従来の補装具のように粘着剤で身体に貼着す
る必要が無いため、着用者は、粘着剤による皮膚の炎症
から解放される。また、体側部材は係止部を介して均等
な力で身体に押し付けられるため、着用者は快適な装着
感が享受できる。
【0019】また本発明のストーマ用補装具では、貫通
孔が形成されたパッドが、ストーマ外周の皮膚に塗布さ
れた油脂の上に配置され、体側部材と身体との間で挾持
されるので、着用者の皮膚に対する保護効果はより一層
向上すると共に、良好な止水性をも確保可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストーマ用補装具を構成する各部材の
組合わせ前の側面図である。
【図2】本発明のストーマ用補装具に用いる排泄物収納
袋の平面図である。
【図3】本発明のストーマ用補装具に用いる装着部材の
平面図である。
【図4】(a)は本発明のストーマ用補装具に用いる体側
部材の表側の平面図であり、(b)は(a)の体側部材に対し
て裏面にあたる着用者側の平面図である。
【図5】着用者の身体と体側部材との間に挾持されるパ
ッドの平面図である。
【図6】従来のストーマ用補装具を示した側面図であ
る。
【符号の説明】
10 体側フランジ(体側部材) 11 接皮部材 11a 貫通孔 12 装着部材 12a 押圧リング(係止部) 12b,12d ベルト 13 凸部 15 フランジ側接続部材(カップリング) 20 パッド 20a 貫通孔 30 排泄物収納袋 32 袋側接続部材(カップリング) 60 身体 61 ストーマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排泄物収納袋と、該排泄物収納袋にカッ
    プリングを介して連結される体側部材と、該体側部材を
    身体に押圧して固定する装着部材とを備えるストーマ用
    補装具であって、 前記体側部材は、ストーマを挿通可能な貫通孔が形成さ
    れた接皮部材と、該接皮部材の表面に突設された複数の
    凸部とを備え、該複数の凸部に前記装着部材を係止して
    該体側部材を身体に固定することを特徴とするストーマ
    用補装具。
  2. 【請求項2】 前記装着部材は、前記凸部の外周に係止
    可能な係止部と、該係止部に取り付けられて身体に巻き
    付けられるベルトとを備えたことを特徴とする請求項1
    記載のストーマ用補装具。
  3. 【請求項3】 ストーマを挿通可能な貫通孔が形成され
    たパッドが、ストーマ外周の皮膚に塗布された油脂の上
    に配置され、前記体側部材と身体との間で挾持されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のストーマ用補装具。
JP11553097A 1997-05-06 1997-05-06 ストーマ用補装具 Pending JPH10305057A (ja)

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