JP3074170U - ストーマカバー - Google Patents
ストーマカバーInfo
- Publication number
- JP3074170U JP3074170U JP2000004256U JP2000004256U JP3074170U JP 3074170 U JP3074170 U JP 3074170U JP 2000004256 U JP2000004256 U JP 2000004256U JP 2000004256 U JP2000004256 U JP 2000004256U JP 3074170 U JP3074170 U JP 3074170U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stoma
- belt
- cover body
- bowl
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パウチや皮膚に取り付けるための接着剤を用
いないで、簡単に着脱でき、家庭内や外出時にも使用で
きるストーマカバーを提供する。 【解決手段】 ストーマAを接触しないように覆い吸収
材Bわ収納する椀状部11と、その開口端周縁の外側に
形成したフランジ12と、前記フランジの両側に形成し
た連結部13とを、柔軟性のある合成樹脂で一体に形成
したカバー本体1と、身体に回して両端を前記カバー本
体1の連結部13に連結させるベルト2とで構成されて
いる。椀状部11内に排泄物の吸収材Bを収納したカバ
ー本体1をストーマAにかぶせ、ベルト2でカバー本体
1のフランジ12による広い面で皮膚に圧着させて保持
する。
いないで、簡単に着脱でき、家庭内や外出時にも使用で
きるストーマカバーを提供する。 【解決手段】 ストーマAを接触しないように覆い吸収
材Bわ収納する椀状部11と、その開口端周縁の外側に
形成したフランジ12と、前記フランジの両側に形成し
た連結部13とを、柔軟性のある合成樹脂で一体に形成
したカバー本体1と、身体に回して両端を前記カバー本
体1の連結部13に連結させるベルト2とで構成されて
いる。椀状部11内に排泄物の吸収材Bを収納したカバ
ー本体1をストーマAにかぶせ、ベルト2でカバー本体
1のフランジ12による広い面で皮膚に圧着させて保持
する。
Description
【0001】
本考案は、人工肛門あるいは人工膀胱(ストーマ)を造設している人が、スト ーマを保護するとともに、ストーマから排泄される排泄物を処理するために用い るストーマカバーに関する。
【0002】
人工肛門や人工膀胱を必要とする人は、消化器管あるいは尿路の一部を身体の 皮膚面から突出させたストーマを造設しており、このストーマから排出される排 泄物を処理するために、パウチと称する袋を取り付けている。 このパウチには、ストーマを囲んで皮膚に貼り付ける円環状のプレートと袋を 一体にした1ピースタイプと、プレートと袋を着脱できるようにした2ピースタ イプがあるが、いずれのタイプでも、皮膚保護剤を含む接着層でプレートをスト ーマの周囲の皮膚に接着し、このプレートに取り付けたパウチに排泄物を収納さ せ、パウチを取り外したり、パウチに設けた排出口を開いて排泄物を排出処理し ている。 また本考案者は、ストーマにかぶせる椀状の防水カップをベルトで装着する入 浴用のストーマ装着具を提案(特開平12−116691号)している。
【0003】
このように従来は、パウチを装着するためにプレートを皮膚に接着によって取 り付けているため、人によって皮膚にかぶれを生じたり、接着が十分でないとき はパウチの重みでプレートが剥落するおそれもある。また、パウチの装着が面倒 で煩わしいだけでなく、プレートから垂れ下がるパウチが皮膚に接触して不快感 を与えるため特開平10−192317などに開示されているようなパウチカバ ーを必要としていた。 また、前記した入浴用のストーマ装着具は、入浴時に用いる一時的なものであ って、長時間使用するためのものではなかった。 本考案は、皮膚に接着したり袋状のパウチを用いないで、ストーマを保護し排 泄物を処理するようにした平常に使用できるストーマカバーを提供する。
【0004】
このため、柔軟性を有する合成樹脂で形成しストーマを覆うカバー本体と、身 体に回して両端で前記カバー本体を身体に装着するベルトとをそなえ、前記カバ ー本体が、ストーマを接触しないように覆い排泄物の吸収材を収納できる椀状部 と、椀状部の両側に設けて前記ベルトを連結する連結部と、椀状部の開口端周縁 から外側に形成され、装着時にストーマ周囲の皮膚に圧着されるフランジとを一 体にそなえている。
【0005】
柔軟性を有するポリエチレン樹脂などで、ストーマを十分な間隙で覆う椀状部 と、その両側に突設させた連結部と、椀状部の開口端周縁から外側に適宜の幅で 形成したフランジとを一体に成形したカバー本体と、身体に回して両端を前記連 結部に適宜の連結手段により係合させるベルトとをそなえ、椀状部内に脱脂綿や ティッシュペーパーなどの排泄物吸収体を入れてストーマにかぶせたカバー本体 に、長さを調節して身体に回したベルトとを連結部で連結し、ベルトの引っ張り 力によってカバー本体のフランジ面をストーマ周囲の皮膚に圧着させ、カバー本 体を広い面で身体に接触させて取り付ける。
【0006】
これを図に示す実施例について説明する。 図において、1はカバー本体で、柔軟性をそなえたポリエチレン樹脂で成形さ れ、ストーマと接触させないように覆う椀状部11と、その開口端周縁から適宜 の幅で外側に形成させたフランジ12と、フランジ12の両側部分を舌状に延長 させた連結部13、13とを一体に形成させている。14は連結部13に設けた 連結孔である。 2は身体に回すベルトで、少なくとも一部に編みゴムなどを設けて伸縮性をも たせており、両端に前記連結孔14に係合させる引っかけ鉤21をそなえた連結 具22を取り付けている。23は連結具22のベルト孔、24はベルトの長さを 調節する調節環である。 なお椀状部11は、身体に取り付けたときの突出を少なくするため、高さを4 cm程度にし、楕円形にして内容積を大きくしているが、形状はこれに限られる ものではない。また、図4および図5に示した連結手段は、引っかけ鉤21の形 状を図1および図2に示したものとは異なる例を示している。
【0007】 あらかじめ調節環24で身体に合わせてベルト2の長さを調節し、身体に回し て両端の連結具22の引っかけ鉤21を、カバー本体1の連結孔14に係合させ て連結し、椀状部11をストーマAの位置に合わせる。 この椀状部11の開口部を上向きにして、内側に脱脂綿やティッシュペーパー などの吸収材Bを入れ、フランジ12の下面を皮膚に当ててストーマAにかぶせ ると、ベルト2の引っ張り力によってカバー本体1のフランジ12の面が身体に 圧着され、このフランジ12とストーマ周囲の皮膚との圧着によって、椀状部内 からの排泄物の漏れを防止する。 ストーマ4から排出される排泄物は、個人差や運動などの状態で異なるが、お およその時間を経過したり、皮膚の不快感などで排泄量を感知すると、椀状部1 1の外側を持ってストーマAから外し、吸収材Bを取り替える。
【0008】 なお、ベルト2は、伸縮するようにしておけば、吸収材Bを交換する場合もカ バー本体1をベルト2に連結させたままで吸収材Bを取り替えることができ、交 換の都度カバー本体1やベルト2を身体から取り外す必要はない。したがって、 長さを調節でき、少なくとも一部に編みゴムなどの伸縮部を設けて、伸縮性を有 するものが望ましいが、通常のベルトのように伸縮性を有しないで長さを調節し て身体に締め付けてカバー本体を保持させるものでもよい。 また、カバー本体1とベルト2との連結手段は、図に示すように引っかけ鉤を 連結孔に係合させるものに限られず、カバー本体とベルトとを繋いで、カバー本 体をストーマ位置に圧着保持させればよく、たとえば、連結部に設けたベルト孔 に直接ベルトを通して連結し、ベルトの長さを調節して身体に締め付けた状態で ベルト端をボタンなどで留めるものや、連結部上面で面ファスナーによりベルト と連結させるようにしてもよい。 なお、カバー本体を洗浄するときを考慮して、両側の連結部とベルトとの連結 をいずれも簡単に着脱できるようにしておく方が望ましい。
【0009】
このように本考案は、柔軟性を有する合成樹脂で形成しストーマを覆うカバー 本体と、身体に回して両端を前記カバー本体に連結して身体に装着させるベルト とをそなえ、前記カバー本体が、ストーマを接触しないように覆い排泄物の吸収 材を収納する椀状部と、椀状部の両側に設けベルトを連結する連結部と、前記椀 状部の開口端周縁から外側に形成され装着時にストーマ周囲の皮膚に圧着するフ ランジを一体にそなえているので、カバー本体によりストーマを覆って保護する とともに、カバー本体と皮膚との接触面を広くして、装着による皮膚への圧迫感 を和らげ、圧着による痛みをなくすことができるとともに、椀状部からの排泄物 の漏れを確実に防止し、長い時間の使用が可能になる効果が得られる。 また、接着剤による接着をしないため皮膚のかぶれを生じるおそれがなく、パ ウチに比較すれば、少量の排泄物で吸収材の交換を必要とするが、吸収材の交換 を僅かな時間で簡単に行うことができ、パウチを取り付ける面倒と不快感を無く すことができる。 また、全体が小形でフランジにより身体に圧着保持されので、圧着による皮膚 の痛みや揺れる部分がなく、装着している違和感がほとんど感じられず、激しい 運動にも脱落するなどのおそれがない。このため、家庭内では勿論、外出時でも 使用することができ、大きなパウチに較べると小形で簡潔であり、活動的な生活 を妨げない効果がある。 なお、カバー本体の洗浄も簡単で、常に清潔な状態で使用し得るなどの効果が 得られる。
【図1】本考案の実施例を示す側断面図で、ベルトは片
側端の連結部分だけを示している。
側端の連結部分だけを示している。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1のX−X線に沿うカバー本体の断面図であ
る。
る。
【図4】連結部分の拡大側断面図で、図1と異なる例を
示している。
示している。
【図5】図3の上面図である。
1 カバー本体 11 椀状部 12 フランジ 13 連結部 14 連結孔 2 ベルト 21 引っかけ鉤 22 連結具 23 ベルト孔 24 調節環 A ストーマ B 吸収材
Claims (1)
- 【請求項1】 柔軟性を有する合成樹脂で形成し、スト
ーマを覆うカバー本体と、身体に回して両端を前記カバ
ー本体に連結し、身体に装着するベルトとをそなえ、前
記カバー本体が、ストーマを接触しないように覆い排泄
物の吸収材を収納する椀状部と、椀状部の両側に設けて
ベルトを連結する連結部と、前記椀状部の開口端周縁か
ら外側に形成され装着時にストーマ周囲の皮膚に圧着す
るフランジとを一体にそなえていることを特徴とするス
トーマカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004256U JP3074170U (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | ストーマカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000004256U JP3074170U (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | ストーマカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3074170U true JP3074170U (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=43207357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000004256U Expired - Fee Related JP3074170U (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | ストーマカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074170U (ja) |
-
2000
- 2000-06-20 JP JP2000004256U patent/JP3074170U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5626570A (en) | Ostomy appliance belt | |
US10258495B2 (en) | Ostomy appliance guard | |
CN107920912B (zh) | 护理用排泄物处理装置的排泄物承接器 | |
KR20210129659A (ko) | 도뇨관 | |
US5421350A (en) | Condom having adhesive means | |
US20170165100A1 (en) | Urinary Absorbent and Retention Pouch for Male Incontinence | |
US20120296292A1 (en) | Female catheter | |
KR100983870B1 (ko) | 피부보호수단을 구비한 장루용 보조기구 | |
US4867749A (en) | Urostomy appliance | |
US8734412B1 (en) | Stoma protection apparatus | |
US5098420A (en) | One-piece ileostomy or colostomy bag connector | |
JP3074170U (ja) | ストーマカバー | |
KR20170011318A (ko) | 장루 부착장치 및 그의 부착방법 | |
JP2003111788A (ja) | 男性用吸収性物品 | |
US20030105438A1 (en) | Apparatus and method for an ostomy harness | |
JP3115054U (ja) | ストーマ用パウチ装着具 | |
KR200423052Y1 (ko) | 장루용 배출기구 | |
JP2000116691A (ja) | 入浴用ストーマ装着具 | |
JPH10305057A (ja) | ストーマ用補装具 | |
KR20070013438A (ko) | 박막필름을 이용한 장루 부착장치 | |
CN219721013U (zh) | 造口保护罩 | |
US11399974B2 (en) | Urine collection apparatuses | |
US20230263654A1 (en) | Urine collection devices | |
KR102305698B1 (ko) | 장루용 부착장치 | |
JP4095976B2 (ja) | ストーマ装具固定用補助具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |