JPH07222762A - 人工肛門の補装具 - Google Patents

人工肛門の補装具

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JPH07222762A
JPH07222762A JP4057394A JP4057394A JPH07222762A JP H07222762 A JPH07222762 A JP H07222762A JP 4057394 A JP4057394 A JP 4057394A JP 4057394 A JP4057394 A JP 4057394A JP H07222762 A JPH07222762 A JP H07222762A
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JP
Japan
Prior art keywords
pedestal
pouch
opening
aperture
abdomen
Prior art date
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Pending
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JP4057394A
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English (en)
Inventor
Wataru Aikawa
渉 相川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人工肛門の大きさに好ましい台座の開口部に
調節可能であると共に、パウチと台座との接合性を良好
とし、更に腹部への密着性を確実とする補装具。 【構成】 円形の厚みを有する台座1の中央部に円形の
開口部2を有し、挾着面5の開口部周囲に凹部6を設
け、口調節用リング体7を嵌着し、開口部2の中心より
下部に締着紐取付片8を台座1の両側に上向きに突設し
たパウチ挾着具と、先端開口折り曲げ部11の外面に人
工肛門挿入孔を有する柔軟性のある補整体13を貼着し
たパウチ10、及び透孔15を有し、パウチの先端開口
折り曲げ部11の内面とパウチ挾着具の挾着面5に介在
させる弾性体16より成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工肛門からの排出物
を一時的に収容し、外部への排出物や匂いの漏れを防止
し、入浴その他の脱着を自由になし、皮膚を清潔に保持
すると共に、パウチと人工肛門を密着させ、人工肛門の
皮膚の接着部分を保護する補装具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の人工肛門の補装具は、パウチとパ
ウチ挾着具から成るものが主であり、パウチ挾着具は楕
円形の台座の中央部に楕円形の開口部を設け、締着紐取
付片は台座の左右中央部に突設して設けたものであり、
又パウチは通常の袋体のままで何らの加工も施されてい
ないものであった。
【0003】そして、その使用方法は、先ずパウチの開
口端部を台座の開口部に通し、通した開口端部を台座の
挾着面に折り返す。次に、折り返してパウチと仮一体化
した台座の開口部に、腹部より突出した人工肛門を挿通
し、台座の挾着面を人工肛門の外周腹部にパウチの折り
返し端部と共に当て、締着紐取付片に結着した紐等で締
め装着するのである。
【0004】又、補装具の一部にパウチを取り付け、補
装具を腹部と密着させるものがある。そして、パウチを
汚損したときはパウチのみを取り替えたり、各々腹部の
定着を主とし、パウチと人工肛門の空間に何らの処理が
ないので、人工肛門を中心としたパウチ部分は排出物で
汚染したままであった。
【0005】一方、台座が当たる腹部は平坦面でなく曲
面であるため、台座の中央部左右に突設した締着紐取付
片に作用させて押圧しても、台座の上下部に隙間ができ
易く、パウチの折り返し端部と腹部との密着が充分と言
えないのである。又、補装具が腹部と密着しても人工肛
門とパウチ又は挾着具との空間部分に排出物が浸入して
腹部が汚染しない処理は何ら考慮されていないのであ
る。
【0006】更に、人工肛門の大きさと台座の開口部の
大きさは腹部との密着力に相関関係があり、開口部が大
なる時は腹部との密着は不安定となり、人工肛門とパウ
チ間に人工肛門からの排出物で皮膚のカブレ等の弊害が
生じ、台座の開口部を調節できるものが好ましく、台座
の開口部に挿通して折り返したパウチの端部と台座の挾
着面との接合性も腹部との密着に関係するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
の点に鑑み、人工肛門の大きさに好ましい台座の開口部
に調節可能であると共に、パウチと台座との接合性を良
好とし、更に腹部への密着性を確実とする補装具を提供
せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、円形の厚みを
有する台座の中央部に円形の開口部を有し、挾着面の開
口部周囲に凹部を設け、口調節用リング体を嵌着し、開
口部の中心より下部に締着紐取付片を台座の両側に上向
きに突設したパウチ挾着具と、先端開口折り曲げ部の外
面に人工肛門挿入孔を有する柔軟性のある補整体を貼着
したパウチ、及び透孔を有し、パウチの先端開口折り曲
げ部の内面とパウチ挾着具の挾着面に介在させる弾性体
より成るものである。
【0009】
【作用】円形の台座は腹部の膨らみに対し密着性を向上
させる作用を奏し、開口部を円形とすることで人工肛門
の挿通に対し周囲の余裕を均等とし、挾着面に嵌合した
口調節用リング体は人工肛門に適当な大きさに開口部を
調節し、使用者への対応とするものである。
【0010】又、締着紐取付片を開口部の中心より下部
に上向きに設けたため、腹部の膨らみに対して台座が低
位の下部を強めに圧着し、押し上げる方向に作用し、圧
着作用が効果的に行われ、一方パウチの先端開口折り曲
げ部の外面に貼着した補整体は、折り曲げ部のヒダを吸
収して平面とし、かつ人工肛門の挿入孔を形成し、人工
肛門との密着作用及び腹部との接触作用を良好とし、更
に弾性体はパウチの折り曲げ部とパウチ挾着具と挾着面
との密着を良好として押圧力を効果的に、かつ柔らかく
する作用を奏する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のパウチ挾着具を示す正面図、図
2は平面図である。台座1は耐水性のプラスチックやゴ
ム等で、円形の厚手の板体で中央部に開口部2を有す
る。開口部2の端面は外側へ傾斜3し、挿通した人工肛
門内を排出物が外部へ流動し易くしている。
【0012】台座1の表面側にはアーチ状の覆体4が開
口部2の上部から中央部にかけて設け、挿通し垂下する
パウチ10を圧迫しないように保護している。又、裏面
側の挾着面5の開口部2の周囲に凹部6を設け、硬質の
リング体7が貼着してあり、リング体7の開口を開口部
2より小さくすることで挾着面5の開口を調節し、人工
肛門の大きさに合わせることができる。
【0013】台座の下部両側にゴム紐や丸ゴム等の締着
紐17を付ける透孔9を形成する締着紐取付片8、8が
上向きに突設してあり、この締着紐取付片8、8は開口
部2の中心より下方位置に設けられている。
【0014】図3はパウチ10の斜視図であり、先端開
口折り曲げ部11の外面に人工肛門挿入孔12を有する
補整体13が貼着してあり、パウチ10の開口部14を
一定の円形に成形している。補整体13は薄いゴム或い
は柔らかい樹脂膜等で、かつ吸水性を有する素材で形成
してある。図4は折り曲げ部11の内面側に挿入するス
ポンジ製の弾性体16であり、透孔15にパウチ10の
折り曲げ部11を挿通して折り曲げ部11の内面へ係止
するものである。
【0015】上記部材を用いて人工肛門の大きさに合っ
た挾着面5の開口部にすべく、リング体7を選択して台
座の凹部6に貼着し、次にパウチ10の折り曲げ部11
及び挿通した弾性体16を外側面から挾着面5に挿通し
て一体的とし、連通した開口に人工肛門を挿通し腹部に
当着すると共に、締着紐取付片8、8に連係した紐体1
7で身体に締着するものである。
【0016】尚、パウチ10の折り曲げ部11に貼着し
た補整体13と腹部との間に、更に透孔を有する吸水性
のパットを介在させて当着しても良く、この場合、パウ
チ10と腹部との間から不測の事態で漏出する汚水を吸
水することができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明の補装具は人工肛
門の大きさに合わせた安定した開口部を得られ、腹部と
の密着性を良好とし、かつ円形の開口部であるから、人
工肛門の挿通及び位置関係が良くなると共に、パウチの
先端折り曲げ部の補整体が折り曲げ部のヒダを吸収して
平面を形成し、かつパウチの人工肛門挿入孔を形成して
密着性を高め、貼着したことによって、折り曲げ部と整
形体間の隙間を防ぎ、汚水の漏れを防止する効果を有す
る。そして、弾性体は挾着具の挾着面と折り曲げ部との
密着性を高めると共に、挾着具の緩衝効果をも発揮す
る。
【0018】又、締着紐取付片を台座の開口部の中心よ
り下位に設けたため、腹部の膨らみに対し下部を確実に
圧着し、上方へ押し上げる恰好と成り、上方内部への締
着力が働き、腹部の膨らみに対して直角の力となって締
着性を良好とし、密着性が向上すると共に安定性をも促
す効果をも発揮するのである。したがって、装着も容易
で清潔な補装具となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補装具のパウチ挾着具の一実施例を示
す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の補装具のパウチの一実施例を示す斜視
図である。
【図4】本発明の弾性体の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の補装具の使用状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 台座 2 開口部 5 挾着面 6 凹部 7 リング体 8 締着紐取付片 10 パウチ 11 先端開口折り曲げ部 12 人工肛門挿入孔 13 補整体 16 弾性体 15 透孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形の厚みを有する台座の中央部に円形
    の開口部を有し、挾着面の開口部周囲に凹部を設け、口
    調節用リング体を嵌着し、開口部の中心より下部に締着
    紐取付片を台座の両側に上向きに突設したパウチ挾着具
    と、先端開口折り曲げ部の外面に人工肛門挿入孔を有す
    る柔軟性のある補整体を貼着したパウチ、及び透孔を有
    し、パウチの先端開口折り曲げ部の内面とパウチ挾着具
    の挾着面に介在させる弾性体より成る人工肛門の補装
    具。
JP4057394A 1994-02-14 1994-02-14 人工肛門の補装具 Pending JPH07222762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4057394A JPH07222762A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 人工肛門の補装具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4057394A JPH07222762A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 人工肛門の補装具

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Publication Number Publication Date
JPH07222762A true JPH07222762A (ja) 1995-08-22

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4057394A Pending JPH07222762A (ja) 1994-02-14 1994-02-14 人工肛門の補装具

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