JPH10295716A - 人工肛門用装具の保持具 - Google Patents

人工肛門用装具の保持具

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JPH10295716A
JPH10295716A JP10905697A JP10905697A JPH10295716A JP H10295716 A JPH10295716 A JP H10295716A JP 10905697 A JP10905697 A JP 10905697A JP 10905697 A JP10905697 A JP 10905697A JP H10295716 A JPH10295716 A JP H10295716A
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JP
Japan
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belt
fitting member
fitting
bag
holding member
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Application number
JP10905697A
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English (en)
Inventor
Yasuo Saito
保夫 斎藤
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GODAI NORICHIKA
Original Assignee
GODAI NORICHIKA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間の使用や運動を行っても、嵌合部にお
ける密閉性を確実に確保できるようにした人工肛門用装
具の保持具を提供するものである。 【解決手段】 押え部材30に袋本体22を挿入する穴
34を形成し、その穴34の周縁に段部36を形成す
る。連結手段44aを備えた第一ベルト38と連結手段
44bを備えた第二ベルト40とを前記押え部材30に
着脱自在に取り付ける。袋14の第二嵌合部材24を前
記押え部材30の段部36に係合させ、その係合状態を
保った状態で前記第二嵌合部材24とフランジ12に形
成した第一嵌合部材18とを嵌合させる。第一ベルト3
8の連結手段44aと第二ベルト40の連結手段44b
を連結させ、押え部材30を体10に固定状態にする。
これによって、押え部材30で第二嵌合部材24を体1
0から外れないように保持し、第二嵌合部材24と第一
嵌合部材18との密閉嵌合状態を保つようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工肛門用装具の
嵌合箇所の密閉状態が壊れないようにするための保持具
に関する。
【0002】
【従来の技術】手術によって腹壁に作られた排泄口(人
工肛門)を有する人のために、従来から人工肛門用装具
が提供されている。人工肛門用装具には、フランジと袋
とが一体になった1ピースタイプと、フランジと袋とが
別体になった2ピースタイプとがある。ここで、図5に
2ピースタイプの人工肛門用装具を示す。2ピースタイ
プの人工肛門用装具は、主に体10に貼り付けるフラン
ジ12と、そのフランジ12に着脱自在な袋14とから
成る。フランジ12は、中央に穴の開いた皮膚保護材1
6と、その皮膚保護材16に固定されるリング状の第一
嵌合部材18と、皮膚保護材16を体10に固定してお
く接着部材20とを有する。更に、皮膚保護材16の裏
面に両面接着テープ等の接着手段(図示せず)を設け
て、体10と皮膚保護材16との接着力を強くしてい
る。
【0003】前記袋14は、袋本体22と、その袋本体
22の開口部に固定されるリング状の第二嵌合部材24
とから成る。この第二嵌合部材24は前記第一嵌合部材
18と嵌合することによって、その嵌合部からは空気や
液体が漏れないようになっている。第二嵌合部材24の
素材は、第一嵌合部材18との嵌合を容易にし、しかも
その嵌合部での密閉を確保するために、一般には可撓性
のある合成樹脂が用いられている。袋本体22において
は第二嵌合部材24の反対側にも開口部が形成され、そ
の開口部は開閉可能なクリップ26で密閉されている。
このクリップ26は、袋本体22の内部に所定量の排泄
物が溜った際に、そこから排泄物を外部に取り出すため
のものである。即ち、袋本体22の内部は、第一嵌合部
材18と第二嵌合部材24の嵌合部と、クリップ26と
の2箇所で密閉を保つ構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第一嵌合部材18と第
二嵌合部材24との嵌合部は、通常の状態では、空気や
液体が漏れないようになっている。しかし、使用時に袋
14が移動しないように、袋14を晒し(図示せず)で
体10に固定している人が多く、そのような晒しを使う
場合には袋14に少量の排泄物しか入らず、第一嵌合部
材18と第二嵌合部材24との嵌合部に排泄物が溜り、
その排泄物の熱によって第二嵌合部材24が変形して、
第一嵌合部材18と第二嵌合部材24との嵌合部におけ
る密閉が保てなくなっていた。あるいは、晒しを使用し
ない場合でも、袋本体22の内部に排泄物が溜る途中
で、その排泄物の重量が袋本体22を介して第二嵌合部
材24にかかり、その荷重によって第二嵌合部材24が
変形して、第一嵌合部材18と第二嵌合部材24との嵌
合部における密閉が保てなくなっていた。実際には、早
ければ人工肛門用装具を装着して約2〜3時間程度で臭
いや排泄物が漏れたり、重労働や運動をすると直ちに臭
いや排泄物が漏れたりしていた。この結果、当人が不快
さを感じるだけでなく、周りの人に迷惑がかかり、その
上、周りの人に迷惑をかけるという後ろめたさを当人に
感じさせるという不具合があった。その上、袋本体22
の内部に排泄物が充分に溜る前に、嵌合部の密閉が外れ
るため、袋本体22の内部容積を充分に利用できないと
いう不具合もあった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、長時間の使用や運動を行っても、嵌合部における密
閉性を確実に確保できるようにした人工肛門用装具の保
持具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、体に接着するものであって第一嵌合部材を
有するフランジと、袋本体とその袋本体の開口部に固定
されるものであって前記第一嵌合部材と嵌合する第二嵌
合部材とを有する袋とから成る人工肛門用装具に用いる
ものであって、押え部材と、その押え部材を体に取り付
けるためのベルトと、その押え部材に形成されるもので
前記袋本体を挿通させるための穴と、その穴の周縁に形
成されるもので前記第二嵌合部材と係合するための段部
とを有し、前記第二嵌合部材を押え部材の段部と係合し
た状態で前記ベルトで前記押え部材を体に取り付けるこ
とによって、第二嵌合部材を押え部材によって体側から
離れないよう保持するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係わる人工肛門用装具の保持具の
一実施形態を示す断面図、図2は図1に示した保持具の
押え部材の正面図、図3は本発明の保持具を人工肛門用
装具に取り付ける状態を示した断面図、図4は人工肛門
用装具と保持具とを体に取り付けた状態を示す断面図で
ある。本発明は図5に示した人工肛門用装具をそのまま
使用するものであり、図1から図4において図5と同一
符号は同一部分を示す。図1や図2に示すように、人工
肛門用装具の保持具は、押え部材30と、その押え部材
30を体10に固定するためのベルト32とから成る。
押え部材30はその中央に前記袋本体22を挿通するた
めの穴34を有しており、この穴34の縁には直径の小
さい箇所と直径の大きな箇所とから成る段部36が形成
される。この段部36の大きな直径の内径寸法は、前記
袋14の第二嵌合部材24の外径と係合するように設定
される。押え部材30は変形しない素材で構成する方が
望ましいが、第二嵌合部材24との係合が外れないよう
であれば、ある程度可撓性のある素材でも良い。
【0008】ベルト32は体10(腹)の周囲に巻き付
けるものであり、例えば短い第一ベルト38と長い第二
ベルト40とから構成する。また、これら第一ベルト3
8の一端と第二ベルト40の一端は、それぞれ固定蓋4
2によって図2や図3のように押え部材30に着脱自在
にする。第一ベルト38と第二ベルト40との押え部材
30への着脱は、固定蓋42の他に、既知の種々の手段
を採用しても良い。第一ベルト38の他端と第二ベルト
40の他端には、例えばマジックテープ等のそれらを連
結する連結手段44a,44bが備えられている。前記
第二ベルト40の長さは前記第一ベルト38の長さより
充分長く、この第二ベルト40の連結手段44bは背中
を回して腹に至り、腹の位置で第一ベルト38の連結手
段44aと連結するように設定する。
【0009】次に、本発明の使用方法について説明す
る。先ず、図3に示すように、フランジ12を体10の
所定位置に貼り付けておく。次に、図2及び図3に示す
ように、第一ベルト38と第二ベルト40とを固定蓋4
2によって押え部材30に固定する。その後、図3に示
すように、押え部材30の段部36に袋14の第二嵌合
部材24を係合させ、袋本体22は穴34を通して段部
36と反対側に引き出す。あるいは、袋14の第二嵌合
部材24は可撓性があるので、第二嵌合部材24を変形
させて押え部材30の穴34を通し、第二嵌合部材24
を押え部材30の段部36に係合させる。袋14の第二
嵌合部材24と押え部材30の段部36とを係合させた
状態にして、その第二嵌合部材24を前記フランジ12
の第一嵌合部材18に嵌合させる。そして、第二ベルト
40を背中から腹に回して、その第二ベルト40の連結
手段44bと第一ベルト38の連結手段44aとを連結
する(図3及び図4)。この連結手段44aと連結手段
44bとの連結位置は腹側になる。
【0010】押え部材30の段部36に第二嵌合部材2
4を係合させた状態でその第二嵌合部材24を第一嵌合
部材18と嵌合させ、更に第一ベルト38と第二ベルト
40とを連結した状態(図4)においては、押え部材3
0はベルト32によって体10から外側に離れないよう
に保持される。即ち、第二嵌合部材24の外側(体10
から離れる側)には、ベルト32によって保持された押
え部材30が位置する。この結果、袋本体22に排泄物
が溜り、その重量が第二嵌合部材24にかかっても、ベ
ルト32によって保持された押え部材30によって第二
嵌合部材24が保持され、第二嵌合部材24と第一嵌合
部材18との嵌合部が外れることは無い。従って、第二
嵌合部材24と第一嵌合部材18との嵌合部から臭いや
排泄物が漏れることは無い。また、ベルト32で押え部
材30を体10に取り付けると、押え部材30は体30
の表面に沿った位置に配置されるので、第二嵌合部材2
4は従来(図5)より体10側に押される(図4)。こ
れによって、第二嵌合部材24と第一嵌合部材18との
嵌合部はより外れにくくなり、密閉の効果が大きくな
る。
【0011】なお、前記実施形態においては、ベルト3
2は第一ベルト38と第二ベルト40との2本から構成
したが、ベルト32は1本のもので構成しても良い。更
に、ベルト32は押え部材30に着脱自在としたが、ベ
ルト32を押え部材30に固定したものでも良い。しか
し、ベルト32を洗濯する点から、ベルト32は押え部
材30に着脱自在とする方が望ましい。更に、前記説明
においては、人工肛門という言葉を用いたが、人工膀胱
も含むものとする。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる人工肛門
用装具の保持具によれば、嵌合部が外れることが無いの
で、従来は短時間で臭いや排泄物が漏れたり、重労働や
運動をすると臭いや排泄物が漏れたりして、その処理て
を頻繁に行わなければならなかったのに対し、本発明で
は長時間の使用や重労働や運動をしても臭いや排泄物が
漏れることがなく、非常に便利である。また、嵌合部が
外れることが無いので、本発明では袋本体の容量を充分
に利用することができ、処理の頻度が少なくて済む利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる人工肛門用装具の保持具の一実
施形態を示す断面図である。
【図2】図1に示した保持具の押え部材の正面図であ
る。
【図3】本発明の保持具を人工肛門用装具に取り付ける
状態を示した断面図である。
【図4】人工肛門用装具と保持具とを体に取り付けた状
態を示す断面図である。
【図5】人工肛門用装具の断面図である。
【符合の説明】
10 体 12 フランジ 14 袋 18 第一嵌合部材 22 袋本体 24 第二嵌合部材 30 押え部材 32 ベルト 36 段部 38 第一ベルト 40 第二ベルト 44a 連結手段 44b 連結手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体に接着するものであって第一嵌合部材
    を有するフランジと、袋本体とその袋本体の開口部に固
    定されるものであって前記第一嵌合部材と嵌合する第二
    嵌合部材とを有する袋とから成る人工肛門用装具に用い
    るものであって、押え部材と、その押え部材を体に取り
    付けるためのベルトと、その押え部材に形成されるもの
    で前記袋本体を挿通させるための穴と、その穴の周縁に
    形成されるもので前記第二嵌合部材と係合するための段
    部とを有し、前記第二嵌合部材を押え部材の段部と係合
    した状態で前記ベルトで前記押え部材を体に取り付ける
    ことによって、第二嵌合部材を押え部材によって体側か
    ら離れないよう保持するようにしたことを特徴とする人
    工肛門用装具の保持具。
  2. 【請求項2】 前記ベルトが前記押え部材に着脱自在で
    あることを特徴とする請求項1記載の人工肛門用装具の
    保持具。
  3. 【請求項3】 前記ベルトがそれぞれ連結手段を備えた
    2つの部材から成り、それらの連結手段の連結部が体の
    腹に位置するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の人工肛門用装具の保持具。
JP10905697A 1997-04-25 1997-04-25 人工肛門用装具の保持具 Pending JPH10295716A (ja)

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