JPH10507660A - 体滲出物収集バッグのためのフィルタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 体滲出物収集バッグ（１）、特に通気孔（５）を有するオストミーバッグのためのフィルタ装置は、バッグの壁部の通気孔に取り付けられるとともにバッグの内部から周囲への通路を形成する貫通孔を有するフィルタ保持部（７）と、前記貫通孔に配置されるよう設計された交換可能なフィルタ挿入物（８）とを備えている。フィルタ挿入物の使用位置での位置固定のために、フィルタ保持部は、使用位置での配置においてフィルタ挿入物がフィルタ保持部から外れることを防止するよう設計されたかみ合い手段であってフィルタ挿入物の対応する手段（１４）にかみ合う手段（１３）を有し、かつ前記かみ合い手段内には使用位置においてフィルタ挿入物の周囲のシールを形成するとともに、このフィルタ挿入物がフィルタ保持部の貫通孔を通って外部からバッグ内へ押し込まれることを許容する弾力のある可撓性のクランプ部材（１５）を有している。かみ合い手段は、フィルタ保持部（７）の内方を向いた肩部（１３）と、これに対応するフィルタ挿入物（８）の外方を向いた肩部（１４）とにより形成されるとよい。フィルタ挿入物は前記肩部内の内方に向けて狭くなる横断面を有する円錐形の内側端部部分を有し、フィルタ保持部の弾力のある可撓性のクランプ部材（１５）は挿入物の前記端部部分の周囲にシールリップを形成している。

Description

【発明の詳細な説明】 体滲出物収集バッグのためのフィルタ装置 本発明は体滲出物収集バッグ（a collection bag for body exudates）、特に 通気孔を有するオストミーバッグ（an ostomy bag）のためのフィルタ装置であ って、バッグの壁部の通気孔に取り付けられるとともにバッグの内部から周囲へ の通路を形成する貫通孔を有するフィルタ保持部と、前記貫通孔に配置されるよ う設計された交換可能なフィルタ挿入物とを備えたフィルタ装置に関する。 収集またはドレナージ（drainage）のためのバッグに対して、使用中にバッグ 内に蓄積されるガスであって予防措置がない場合にバッグの膨張を引き起こして バッグが使用者の衣服の下にあることを目立たせることになるガスを排出するた めの通気孔を設けるよう設計することが知られている。腸管系統（intestinal s ystem）をオストミーバッグに接続するため、腹壁に外科的に形成された人工開 口部（artificial opening）が設けられた人工瘻を持つ者（ostomates）の場合 には特に、通気孔には通常、漏れ出た腸内ガスが周囲に届いたときの臭気による 害を避けるために何らかの種類の脱臭フィルタが取り付けられている。 さらに、フィルタの短い寿命のためにバッグが処分されることがないよう、フ ィルタの脱臭効果が失われたり、フィルタが目詰まりを起こしたときにフィルタ を交換することが知られている。 このことは、例えばデンマーク公報１６２１３６およびＵＳ−Ａ−４，４５１ ，２５８において、フィルタ保持部に交換可能なフィルタ要素を配置するものと して知られている。このような設計においては、交換中において通気孔は開いた ままであり、このため腸内ガスが漏れ出るとともに、さらに使用者が例えば横に なった姿勢にある場合にはバッグ内に収集された物質もたぶん一緒に漏れ出てし ま うであろう。さらに、交換中においては、処分されなければならない使用済みの フィルタ要素に触れる必要があり、このため、このような交換は使用者がフィル タ要素を廃棄し、続いて手を洗うという両方の作業が可能な場所においてなされ なければならない。 このような点を考慮して、本発明の目的は、使用者がフィルタに触れなくても 済むようにして使用者によるフィルタ挿入物の交換をより容易かつより快適に行 えるようにするとともに、交換中においては通気孔が全期間にわたって閉じたま まであるが、フィルタ装置が使用中にあるときにはフィルタ挿入物の良好な保持 力が保たれるようにするフィルタ装置を提供することにある。 この目的は、フィルタ保持部が、フィルタ挿入物の使用位置での位置固定のた めに、使用位置での配置においてフィルタ挿入物がフィルタ保持部から外れるこ とを防止するよう設計されたかみ合い手段であってフィルタ挿入物の対応する手 段にかみ合う両方の手段を有し、かつ前記かみ合い手段内には使用位置において フィルタ挿入物の周囲のシールを形成するとともに、このフィルタ挿入物がフィ ルタ保持部の貫通孔を通って外部からバッグ内へ押し込まれることを許容する弾 力のある可撓性のクランプ部材を有していることを特徴とするフィルタ装置によ り達成される。 これにより、フィルタ保持部内でのフィルタ挿入物の堅くかつしっかりとした 取り付けがなされ、同時に、交換中にガスが漏れ出ることがなくなり、さらに使 用済みのたぶん汚損しているであろうフィルタ挿入物に触れることなく新たな挿 入物を保持部内に配置することが可能になる。さらに、使用済みの挿入物がバッ グを空にしたときに一緒に処分されるという効果が得られる。 構造的に単純な実施例において、前記かみ合い手段は、フィルタ保持部の内方 を向いた肩部と、これに対応するフィルタ挿入物の外方を向いた肩部とにより形 成され、前記肩部内のフィルタ挿入物は内方に向けて狭くなる横断面を有する円 錐形の内側端部部分を有し、フィルタ保持部の弾力のある可撓性のクランプ部材 は挿入物の前記端部部分の周囲にシールリップを形成している。フィルタ保持部 およびフィルタ挿入物のそれぞれのかみ合い手段の相補的な形状により、これら の部品間の使用位置におけるシールおよび成形ロック（formlocking）接続が得 られ、同時に、片手でフィルタ挿入物を交換することが可能になる。 本発明の好ましい実施例において、フィルタ保持部は、２つの部分を含むよう 設計され、これら２つの部分のうち第１の環状ソケット部はバッグの壁部に取り 付けられ、前記ソケット部内に配置される開放可能なプラグ部として設計された 第２の部分にはフィルタ挿入物のための貫通孔が形成される。このような実施例 により、フィルタが目詰まりを起こし、かつフィルタ挿入物の交換が不可能であ るとともにフィルタ挿入物の交換に適していないときでも、通気を行うことが可 能になる。この場合には、プラグ部はソケット部から持ち上げられ、バッグ内の 古くなった空気は解放され、その後プラグ部がソケット部上に再び配置される。 フィルタ保持部のプラグ部とソケット部は好ましくは、プラグ部が置き忘れら れたり、なくなったりすることを避けるため、一体的なヒンジ（フィルムヒンジ ）または一体的なストラップにより接続されるとよい。 ソケット部は好ましくは、バッグの開口部の周囲に比較的低い高さを有する外 方を向いたカラーを形成し、プラグ部は本質的にソケット部の外方を向いたカラ ーに堅くかみ合う主としてＵ字状の横断面のリングとして形成されているとよい 。このことはフィルタ装置の高さを抑え、これによりフィルタ装置を有するバッ グについての選択の自由が与えられる。 さらなる利点として、ハンドシャワーホースのためのホース継手が保持部のソ ケット部に取り付けられ、これによりバッグをすすぐことが可能になる。 第１の環状ソケット部またはフィルタ保持部は例えば、それ自体知られた方法 、例えば成形により製造するとよい。フィルタ挿入物は例えば、管を成形し、そ の 後フィルタそのものを挿入することにより製造するか、またはフィルタのまわり に直接成形を行うことにより製造するとよい。またフィルタ挿入物は、フィルタ そのもののまわりに押出し成形を行うとともに、保持部内でフィルタ挿入物を保 持するための部材をフィルタ挿入物の外部に形成するためフィルタ挿入物をエン ボスツールにより型押しするとよい。 バッグの内部に対向するフィルタ挿入物の部分には水密性でかつ気体透過性の 膜が接着されるとよい。フィルタ保持部の外方を向いた端部を覆う上部カバーは それ自体知られた方法により接着により取り付けられるようにするとよい。フィ ルタ装置は接着または溶接によりバッグの前方壁部に取り付けることができる。 以下、図面を参照して本発明についてより詳細に説明する。 図１はオストミーバッグ上に配置された本発明によるフィルタ装置を示す図で ある。 図２は本発明によるフィルタ装置の拡大断面図である。 図３はフィルタ装置の別の実施例を示す図２と同様の図である。 図４はフィルタ装置のさらに別の実施例を示す図２と同様の図である。 図１においては、体滲出物収集用バッグ１が示されており、この図示された実 施例においては、このバッグ１は２つの壁部２，３からなるオストミーバッグで ある。使用状態において使用者に対向する壁部であるバッグの後方壁部２には、 それ自体知られた不図示の取付け部材を介して患者の瘻（stoma）に接続される 開口部４が設けられている。バッグの底部部分には、図示はされていないが、バ ッグが使用中のときには閉鎖されているバッグの内容物を空にするためのドレナ ージ器具が設けられている。孔の形態をなす通気孔５は、バッグの壁部２，３の いずれか一つ、または２つの壁部が結合された継ぎ目に設けられている。通気孔 ５はフィルタ装置６を受け入れるためのものである。 フィルタ装置６の構造は図２に示されており、ここではプラスチック材料から 成形されたフィルタ保持部７が、通気孔５が設けられている箇所に例えば接着ま たは溶接により取り付けられている。なお、図示された実施例においては、通気 孔５はバッグの前方壁部３に設けられている。フィルタ保持部７には、本質的に 円柱状の横断面形状を有するとともに、バッグの内部に対向する端部に水密性で かつ気体透過性の膜１０を有する成形された管９からなるフィルタ挿入物８が配 置されている。活性炭（active coal）のような、それ自体知られた種類のフィ ルタ材料１１が、膜１０と少なくとも同一の気体透過性を有する上部カバー１２ により端部が閉じられた管９内に配置されている。 フィルタ保持部７は、フィルタ挿入物８を取り付けるための、内方を向いた肩 部１３のような形態のかみ合い手段を有し、フィルタ挿入物８の対応する外方を 向いた肩部１４がフィルタ保持部７の肩部１３に接することによりフィルタ挿入 物８が外側へ移動することが防止されている。バッグの内部に対向するフィルタ 保持部７の端部には、フィルタ挿入物８の円錐形の端部部分に対する接合部をシ ールするシールリップ１５として設計された可撓性のクランプ部分が設けられて いる。フィルタ保持部８の直径は、管９の外側端部縁においてほぼ内側端部縁の 直径と対応する直径を有するよう調整されている。フィルタ挿入物の交換中にお いては、フィルタ保持部７内に配置された使用済みの挿入物は、新たなフィルタ 挿入物を外部から保持部内へ導くことにより内部に押し込まれる。ここで、新た な挿入物の内側端部縁はフィルタ保持部７内のフィルタ挿入物の外側端部縁に対 して押圧される。円錐形の端部部分は、このような挿入を容易にするとともに、 使用済みのフィルタ挿入物８がバッグ内へ落とし込まれるようシールリップ１５ を半径方向外方へ押圧する。 図３にはフィルタ装置６の別の実施例が示されており、ここではフィルタ保持 部７は２つの部分、すなわち第１の環状ソケット部１６と第２の開放可能なプラ グ部１７とからなっている。ソケット部１６はフランジ部分１８によりバッグの 壁部３に取り付けられるとともにプラグ部１７にかみ合う外方を向いたカラー１ ９を有している。プラグ部１７はソケット部１６のカラー１９に堅くかみ合うＵ 字状の横断面のリング形状を有している。フィルタ挿入物８を受け入れるフィル タ保持部の孔はプラグ部１７内に設けられており、この孔は図２に示された実施 例と同様に、上述した実施例と対応するよう設計されたフィルタ挿入物８の保持 のためのかみ合い部材１３，１５を含むよう設計されている。プラグ部１７は、 この実施例においてはそれ自体知られた種類のフィルムヒンジ、またはその端部 がソケット部１６およびプラグ部１７にそれぞれ取り付けられた弾性ストラップ からなるヒンジ２０により、ソケット部１６に接続されている。バッグをすすぐ ため、プラグ部１７が開放された後にハンドシャワーホースのためのホース継手 がソケット部１６のカラー１９に連結される。 最後に、図４において、フィルタ保持部７は、バッグの壁部３に接着剤により 取り付けられるフランジ部分２１がフィルタ保持部の貫通孔の長さ方向軸が例え ばフランジ部分２１の主平面（general plane）に対して５°〜４５°の間の角 度αを形成するように設計されている。しかしながら、フランジ部分２１の端部 部分を通る平面は前記長さ方向軸とは別の角度を形成している。このような設計 により、フィルタ保持部７はフィルタ挿入物８がバッグ１内で斜めになるよう突 出し、これによりバッグの平面に対して直角の方向へは小さな広がり範囲のみを 有している。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９６年８月７日 【補正内容】 明細書 体滲出物収集バッグのためのフィルタ装置 本発明は体滲出物収集バッグ（a collection bag for body exudates）、特に 通気孔を有するオストミーバッグ（an ostomy bag）のためのフィルタ装置であ って、バッグの壁部の通気孔に取り付けられるとともにバッグの内部から周囲へ の通路を形成する貫通孔を有するフィルタ保持部と、前記貫通孔に配置されるよ う設計された交換可能なフィルタ挿入物とを備えたフィルタ装置に関する。 収集またはドレナージ（drainage）のためのバッグに対して、使用中にバッグ 内に蓄積されるガスであって予防措置がない場合にバッグの膨張を引き起こして バッグが使用者の衣服の下にあることを目立たせることになるガスを排出するた めの通気孔を設けるよう設計することが知られている。腸管系統（intestinal s ystem）をオストミーバッグに接続するため、腹壁に外科的に形成された人工開 口部（artificial opening）が設けられた人工瘻を持つ者（ostomates）の場合 には特に、通気孔には通常、漏れ出た腸内ガスが周囲に届いたときの臭気による 害を避けるために何らかの種類の脱臭フィルタが取り付けられている。 さらに、フィルタの短い寿命のためにバッグが処分されることがないよう、フ ィルタの脱臭効果が失われたり、フィルタが目詰まりを起こしたときにフィルタ を交換することが知られている。 例えばデンマーク公報１６２１３６、ＵＳ−Ａ−４，４１１，６５９およびＵ Ｓ−Ａ−４，４５１，２５８に記載されている上述した種類の従来のフィルタ装 置においては、フィルタ保持部に交換可能なフィルタ要素が配置される。このよ うな設計においては、交換中において通気孔は開いたままであり、このため腸内 ガスが漏れ出るとともに、さらに使用者が例えば横になった姿勢にある場合には バッグ内に収集された物質もたぶん一緒に漏れ出てしまうであろう。さらに、交 換中においては、処分されなければならない使用済みのフィルタ要素に触れる必 要があり、このため、このような交換は使用者がフィルタ要素を廃棄し、続いて 手を洗うという両方の作業が可能な場所においてなされなければならない。 このような点を考慮して、本発明の目的は、使用者がフィルタに触れなくても 済むようにして使用者によるフィルタ挿入物の交換をより容易かつより快適に行 えるようにするとともに、交換中においては通気孔が全期間にわたって閉じたま まであるが、フィルタ装置が使用中にあるときにはフィルタ挿入物の良好な保持 力が保たれるようにするフィルタ装置を提供することにある。 この目的は、フィルタ保持部が、フィルタ挿入物の使用位置での位置固定のた めに、使用位置での配置においてフィルタ挿入物がフィルタ保持部から外れるこ とを防止するよう設計されたかみ合い手段であってフィルタ挿入物の対応する手 段にかみ合う手段を有し、かつバッグの内部に対向するフィルタ保持部の端部に は、使用位置においてフィルタ挿入物の周囲のシールを形成するとともに、この フィルタ挿入物がフィルタ保持部の貫通孔を通って外部からバッグ内へ押し込ま れることを許容する弾力のある可撓性のクランプ部材が設けられていることを特 徴とするフィルタ装置により達成される。 これにより、フィルタ保持部内でのフィルタ挿入物の堅くかつしっかりとした 取り付けがなされ、同時に、交換中にガスが漏れ出ることがなくなり、さらに使 用済みのたぶん汚損しているであろうフィルタ挿入物に触れることなく新たな挿 入物を保持部内に配置することが可能になる。さらに、使用済みの挿入物がバッ グを空にしたときに一緒に処分されるという効果が得られる。 構造的に単純な実施例において、前記かみ合い手段は、フィルタ保持部の内方 を向いた肩部と、これに対応するフィルタ挿入物の外方を向いた肩部とにより形 成され、前記肩部内のフィルタ挿入物は内方に向けて狭くなる横断面を有する円 錐形の内側端部部分を有し、フィルタ保持部の弾力のある可撓性のクランプ部材 は挿入物の前記端部部分の周囲にシールリップを形成している。フィルタ保持部 およびフィルタ挿入物のそれぞれのかみ合い手段の相補的な形状により、これら の部品間の使用位置におけるシールおよび成形ロック（formlocking）接続が得 られ、同時に、片手でフィルタ挿入物を交換することが可能になる。 フィルタ保持部７は、フィルタ挿入物８を取り付けるための、内方を向いた肩 部１３のような形態のかみ合い手段を有し、フィルタ挿入物８の対応する外方を 向いた肩部１４がフィルタ保持部７の肩部１３に接することによりフィルタ挿入 物８が外側へ移動することが防止されている。バッグの内部に対向するフィルタ 保持部７の端部には、フィルタ挿入物８の円錐形の端部部分に対する接合部をシ ールするシールリップ１５として設計された可撓性のクランプ部分が設けられて いる。フィルタ保持部７の直径は、管９の外側端部縁においてほぼ内側端部縁の 直径と対応する直径を有するよう調整されている。フィルタ挿入物の交換中にお いては、フィルタ保持部７内に配置された使用済みの挿入物は、新たなフィルタ 挿入物を外部から保持部内へ導くことにより内部に押し込まれる。ここで、新た な挿入物の内側端部縁はフィルタ保持部７内のフィルタ挿入物の外側端部縁に対 して押圧される。円錐形の端部部分は、このような挿入を容易にするとともに、 使用済みのフィルタ挿入物８がバッグ内へ落とし込まれるようシールリップ１５ を半径方向外方へ押圧する。 図３には第１の環状ソケット部１６と第２の開放可能なプラグ部１７とを有す るフィルタ装置６の別の実施例が示されており、ソケット部１６はフランジ部分 １８によりバッグの壁部３に取り付けられるとともにプラグ部１７にかみ合う外 方を向いたカラー１９を有している。プラグ部１７はソケット部１６のカラー１ ９に堅くかみ合うＵ字状の横断面のリング形状を有している。フィルタ挿入物８ を受け入れるフィルタ保持部の孔はプラグ部１７内に設けられており、この孔は 図２に示された実施例と同様に、上述した実施例と対応するよう設計されたフィ ルタ挿入物８の保持のためのかみ合い部材１３，１４を含むよう設計されている 。プラグ部１７は、この実施例においてはそれ自体知られた種類のフィルムヒン ジ、またはその端部がソケット部１６およびプラグ部１７にそれぞれ取り付けら れた弾性ストラップからなるヒンジ２０により、ソケット部１６に接続されてい る。 バッグをすすぐため、プラグ部１７が開放された後にハンドシャワーホースのた めのホース継手がソケット部１６のカラー１９に連結される。 請求の範囲 １． 体滲出物収集バッグ（１）、特に通気孔（５）を有するオストミーバッ グのためのフィルタ装置であって、バッグの壁部の通気孔に取り付けられるとと もにバッグの内部から周囲への通路を形成する貫通孔を有するフィルタ保持部（ ７）と、前記貫通孔に配置されるよう設計された交換可能なフィルタ挿入物（８ ）とを備えたフィルタ装置において、フィルタ保持部は、フィルタ挿入物の使用 位置での位置固定のために、使用位置での配置においてフィルタ挿入物がフィル タ保持部から外れることを防止するよう設計されたかみ合い手段であってフィル タ挿入物の対応する手段（１４）にかみ合う手段（１３）を有し、かつバッグの 内部に対向するフィルタ保持部の端部には、使用位置においてフィルタ挿入物の 周囲のシールを形成するとともに、このフィルタ挿入物がフィルタ保持部の貫通 孔を通って外部からバッグ内へ押し込まれることを許容する弾力のある可撓性の クランプ部材（１５）が設けられていることを特徴とする体滲出物収集バッグの ためのフィルタ装置。 ２． 前記かみ合い手段は、フィルタ保持部（７）の内方を向いた肩部（１３ ）と、これに対応するフィルタ挿入物（８）の外方を向いた肩部（１４）とによ り形成され、前記肩部内のフィルタ挿入物は内方に向けて狭くなる横断面を有す る円錐形の内側端部部分を有し、フィルタ保持部の弾力のある可撓性のクランプ 部材（１５）は挿入物の前記端部部分の周囲にシールリップを形成することを特 徴とする請求項１記載のフィルタ装置。 ３． フィルタ保持部（７）は、２つの部分を含むよう設計され、これら２つ の部分のうち第１の環状ソケット部（１６）はバッグの壁部に取り付けられ、前 記ソケット部内に配置される開放可能なプラグ部（１７）として設計された第２ の部分にはフィルタ挿入物のための貫通孔が形成されることを特徴とする請求項 １または２記載のフィルタ装置。 ４． フィルタ保持部はプラスチック材料からなる一体的な成形部品として設 計されることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか記載のフィルタ装置。 ５． フィルタ保持部のプラグ部（１７）とソケット部（１６）は一体的なヒ ンジ（２０）または一体的なストラップにより接続されることを特徴とする請求 項３または４記載のフィルタ装置。 ６． フィルタ保持部のソケット部（１６）はバッグの開口部の周囲に比較的 低い高さを有する外方を向いたカラー（１９）を形成し、プラグ部（１７）は本 質的にソケット部の外方を向いたカラーに堅くかみ合う主としてＵ字状の横断面 のリングとして設計されていることを特徴とする請求項３記載のフィルタ装置。 ７． 追加的な構成として、フィルタ保持部（７）のソケット部（１６）に取 り付けられるハンドシャワーホースのためのホース継手を備えたことを特徴とす る請求項３または６記載のフィルタ装置。 ８． フィルタ保持部（７）は、フランジ部分（２１）が接着によりオストミ ーバッグの外側側面に取り付けられるよう設計されることを特徴とする請求項１ 乃至７のいずれか記載のフィルタ装置。 ９． フィルタ保持部（７）の貫通孔の長さ方向軸は前記フランジ部分に対し て比較的小さな鋭角を形成することを特徴とする請求項８記載のフィルタ装置。 １０． フィルタ挿入物（８）は活性フィルタ材料（１１）を取り囲む略筒状 壁（９）を有する成形部品として設計されることを特徴とする請求項１乃至９の いずれか記載のフィルタ装置。 １１． フィルタ挿入物（８）の内側端部は水密性で気体透過性の膜（１０） により閉じられることを特徴とする請求項１０記載のフィルタ装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，Ｃ Ｈ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｋ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ 【要約の続き】 の内方に向けて狭くなる横断面を有する円錐形の内側端 部部分を有し、フィルタ保持部の弾力のある可撓性のク ランプ部材（１５）は挿入物の前記端部部分の周囲にシ ールリップを形成している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 体滲出物収集バッグ（１）、特に通気孔（５）を有するオストミーバッ グのためのフィルタ装置であって、バッグの壁部の通気孔に取り付けられるとと もにバッグの内部から周囲への通路を形成する貫通孔を有するフィルタ保持部（ ７）と、前記貫通孔に配置されるよう設計された交換可能なフィルタ挿入物（８ ）とを備えたフィルタ装置において、フィルタ保持部は、フィルタ挿入物の使用 位置での位置固定のために、使用位置での配置においてフィルタ挿入物がフィル タ保持部から外れることを防止するよう設計されたかみ合い手段であってフィル タ挿入物の対応する手段（１４）にかみ合う両方の手段（１３）を有し、かつ前 記かみ合い手段内には使用位置においてフィルタ挿入物の周囲のシールを形成す るとともに、このフィルタ挿入物がフィルタ保持部の貫通孔を通って外部からバ ッグ内へ押し込まれることを許容する弾力のある可撓性のクランプ部材（１５） を有していることを特徴とする体滲出物収集バッグのためのフィルタ装置。 ２． 前記かみ合い手段は、フィルタ保持部（７）の内方を向いた肩部（１３ ）と、これに対応するフィルタ挿入物（８）の外方を向いた肩部（１４）とによ り形成され、前記肩部内のフィルタ挿入物は内方に向けて狭くなる横断面を有す る円錐形の内側端部部分を有し、フィルタ保持部の弾力のある可撓性のクランプ 部材（１５）は挿入物の前記端部部分の周囲にシールリップを形成することを特 徴とする請求項１記載のフィルタ装置。 ３． フィルタ保持部（７）は、２つの部分を含むよう設計され、これら２つ の部分のうち第１の環状ソケット部（１６）はバッグの壁部に取り付けられ、前 記ソケット部内に配置される開放可能なプラグ部（１７）として設計された第２ の部分にはフィルタ挿入物のための貫通孔が形成されることを特徴とする請求項 １または２記載のフィルタ装置。 ４． フィルタ保持部はプラスチック材料からなる一体的な成形部品として設 計されることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか記載のフィルタ装置。 ５． フィルタ保持部のプラグ部（１７）とソケット部（１６）は一体的なヒ ンジ（２０）（フィルムヒンジ）または一体的なストラップにより接続されるこ とを特徴とする請求項３または４記載のフィルタ装置。 ６． フィルタ保持部のソケット部（１６）はバッグの開口部の周囲に比較的 低い高さを有する外方を向いたカラー（１９）を形成し、プラグ部（１７）は本 質的にソケット部の外方を向いたカラーに堅くかみ合う主としてＵ字状の横断面 のリングとして設計されていることを特徴とする請求項３記載のフィルタ装置。 ７． 追加的な構成として、フィルタ保持部（７）のソケット部（１６）に取 り付けられるハンドシャワーホースのためのホース継手を備えたことを特徴とす る請求項３または６記載のフィルタ装置。 ８． フィルタ保持部（７）は、フランジ部分（２１）が接着によりオストミ ーバッグの外側側面に取り付けられるよう設計されることを特徴とする請求項１ 乃至７のいずれか記載のフィルタ装置。 ９． フィルタ保持部（７）の貫通孔の長さ方向軸は前記フランジ部分に対し て比較的小さな鋭角を形成することを特徴とする請求項８記載のフィルタ装置。 １０． フィルタ挿入物（８）は活性フィルタ材料（１１）を取り囲む略筒状 壁（９）を有する成形部品として設計されることを特徴とする請求項１乃至９の いずれか記載のフィルタ装置。 １１． フィルタ挿入物（８）の内側端部は水密性で気体透過性の膜（１０） により閉じられることを特徴とする請求項１０記載のフィルタ装置。