JPH02220647A - 人工肛門用カップリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 匡！上へ机里分野 本発明は人工肛門用カップリング、更に詳しくは、フィ
ルターカートリッジと協同作動するようになっており、
人工肛門用袋に取付けられ、必要に応じてガス抜きおよ
び濾過手段と共に使用しうる袋側カップリング（および
該カップリングに用いるフィルターカートリッジ）に関
する。

従来技術と発明が解決しようとする課題従来より、胃腸
にたまったガスを人工肛門用袋からガス抜きするのを可
能ならしめようとする提案が多数なされている。かかる
提案のカップリング配列体の多くは、各種のフィルター
を用いることにより、上記ガスを脱臭する手段を含んで
いる。

１つの良好な人工肛門用袋およびカップリング配列体は
キンゲスダウン・メディカル・コンサルタンツ・リミテ
ッドの英国特許第１５７１８５７号に開示されている。

この特許の第５図に示されるように、カップリング要素
を半径方向に通る通路によつて、ガスの飛散が可能であ
る。また英国特許第２１２１９０２号に示される袋側カ
ップリング要素は、濾材を収容しうる凹部を付与する構
造体を包含する。袋壁に穴をあけ、ガスが袋から凹部に
飛散するのを可能ならしめ、次いでガスはフィルターパ
ッドを通過した後、凹部から大気へ飛散する。スナップ
インカバーで閉鎖できるフィルターハウジングと一体と
なった人工肛門用カップリング要素が、英国特許出願第
２１７７９２６Ａ号に開示されている。分離フィルター
ハウジングを用いる同様な考えが、英国特許出願第２２
０２１４７号に開示されている。

胃腸にたまったガスの満足な脱臭を達成するこれらの試
みや他の試みは一定の要求を満足するが、人工肛門用袋
の製造や製造者が携帯する必要のある在庫目録の複雑さ
が増大する。何故なら、２種類の袋、すなわち、フィル
ターを持つものと持たないものを製造する必要があるか
らである。さらに、非フィルター型袋を購入した患者は
、そのストックした袋を廃棄し、新しい袋を購入しない
限り、フィルター型の使用に切替えることができない。

従って、非フィルター型袋に満足し、かつ着用者がフィ
ルターの使用を望む場合に改変せずになお使用しうる、
人工肛門用袋に取付ける袋側カップリングの存在が望ま
れる。

本発明の目的は、この要望に満足することである。

課題を解決するための手段 すなわち、本発明は１つの観点から、体側カップリング
要素と協同作動するようにデザインされ、かつ小孔用口
を有するカップリング要素を包含する、人工肛門用袋に
取付けられる袋側カップリングであって、上記カップリ
ング要素は、小孔用口に隣接して凹部を形成する構造体
と、強度を弱めたラインを持つ壁とを有し、該壁は小孔
用口空間と凹部内空間を隔離することを特徴とする袋側
カップリングを提供する。

かかるカップリング要素は、ガス抜きや濾過の設備の必
要がないとき、袋に取付ける通常のカップリング要素と
して使用できる。

また別法として、このカップリング要素は、ガス抜きや
濾過が必要になったときは、以下に記載する特別のフィ
ルターカートリッジと組合せて使用することができる。

この場合、フィルターカートリッジは、これを凹部に押
し込むと、カートリッジのブレード状縁は弱ラインを貫
通して破ることができるようなデザインおよび寸法を有
しており、このため、袋内のガスはカートリッジに流入
し、かつろ材／脱臭剤を通り、次いでガスはカートリッ
ジから離れ、カートリッジ壁の１つ以上のガス出ロ穴を
介して周囲大気へ流れるようになっている。

本発明は、他の観点から、濾材を含有する箱状ケーシン
グを包含するフィルターカートリッジであって、上記ケ
ーシングはガスの入口および出口穴と、一端にブレード
状縁を付与するよう形成された壁を有し、該ガス人口穴
は上記一端に隣接することを特徴とするフィルターカー
トリッジを提供する。

フィルターカートリッジはやや弾性のプラスチック材料
から作るのが有利であり、そのブレード状縁を鋸歯状に
してもよく、またその壁の外面に、カートリッジホルダ
ーの対応する溝およびリブと協同作動するリブおよび溝
を設けてもよ、い。また、ガス入口穴の領域のろ材を保
護するため、微孔性撥水材料の層を設けることが有利で
ある。

カップリング要素において、カートリッジを受容する凹
部は、横断面が角形を呈しているのが好ましく、また凹
部は、実質的に丸い小孔用口を有する袋側カップリング
要素に対して、実質的に時計の１０時の位置にあるのが
好ましい。いずれにせよ、凹部の位置は、カップリング
要素の上半分にあることが望ましい。なお、ここで語句
「上」および「下」とはそれぞれ、袋とカップリングが
、直立した患者が着用する普通の位置にあるとき、袋お
よびカブプリングに対して適用する場合に用いる。

凹部は角形である必要はない。凹部はその横断面が円形
または卵形であってよく、この場合、フィルターカート
リッジも同様に、円形または卵形となる。カートリッジ
は、活性炭を充填した連続気泡ポリウレタンフォームの
パッド、または炭素粒子、または他のろ材および脱臭剤
を含有するものであってよい。

カートリッジを挿入すると、これを凹部に固定保持させ
ることができる相互掛合手段を設けることが好ましく、
これによって、着用者の普通の動きによってそれがはず
れることはない。

以下、添付図面に基づき本発明の具体例についてより詳
しく説明するが、本発明はこれらの具体例に限定される
ものではない。

第１図は人工肛門用袋に取付けた、本発明に係る袋側カ
ップリング（フィルターカートリッジを挿入）の−例を
示す斜視図、 第２図はフィルターカートリッジを挿入する直前を示す
拡大斜視図、 第３図はカートリッジを所定位置に設けた第２図に類す
る図、 第４および５図は第１図のＡ−Ａ線における部分断面図
で、それぞれフィルターカートリッジの挿入直前および
挿入時の袋側カップリング要素とフィルターカートリッ
ジを示す図、および第６図はカートリッジを所定位置に
設けた第１〜５図の袋側カップリング要素の底面図であ
る。

図面において、本発明に係る袋側カップリング要素２０
は、補体の体側カップリング（図示せず）を受容する溝
部（連結部）を形成する半径方向内側および外側壁２２
．２４を包含する。この種のカップリングの詳しい説明
は英国特許第１５７１６５７号参照。しかし、本発明は
他のタイプのカップリングに適用されるものである。カ
ップリング要素２０は通常通り、ベルトまたは背負革の
取付用耳２６を有しているが、これは任意である。−図
示のカップリング要素２０は人工肛門用袋２８に取付け
られ、溝部は小孔用口３０をとりまいている。

かかるカップリング要素は通常、合成プラスチック材料
から成形される。

カップリング要素２０は、凹部３４（第２図）を形成す
る溝部（これは該要素２０の残りといっしょに、１回縁
作で成形することが好ましい）に結合し、かつそれから
離れて延びる構造体３２を有する。凹部３４は頂部が開
口し、その横断面が実質的に角形である。凹部３４は、
後方壁３６、側壁３８および底壁４０によって形成され
る。カップリング要素２０の下面２１と後方壁３６の下
面とに袋２８が取付けられる。後方壁３６と外側壁２４
の間に隙間３５が存在し、この隙間３５をカップリング
要素に付着する袋２８壁の穴またはスロット２９と位置
合せすることにより、ガスは袋２８から飛散することが
できる。

フィルターカートリッジ５０は、薄い角形箱とほぼ同じ
形状を有し、かつろ材７０を含有する。

第４および５図から明らかなように、その下壁５１とそ
の後方壁５２はそれから突起するリブまたはピップ（ｐ
ｉｐ）　５２　Ａを有し、かかるリブまたはピップ５２
Ａは実質上全面的に後方壁５２を横切って延びている。

溝５４が前方壁５５を横切って延びており、前方壁５５
の上領域には１つ以上のガス出口穴５６がある。後方壁
５２の上縁にアンダーカット突起５７が設けられている
が、その理由は以下の説明から明らかである。

凹部３４の底壁４０は壁４２を介して外側壁２４に接続
し、その全幅にわたって延びる薄い部分によって形成さ
れる強度を弱くしたライン（弱ライン）４４を有する。

また底壁４０は、強度をほんのわずかに弱くさせる溝４
６を有している。この溝４６は、第４図と第５図の比較
かられかるように、フィルターカートリッジ５０を挿入
するとき、折り目ラインを形成する。また底壁４０はそ
の他面にリブ４８を有し、リブ４８の機能は、カートリ
ッジ５０が挿入位置にあるとき、第５図に示されるよう
に１１９５４に掛合する。同様に、カートリッジ５０を
完全に挿入すると、後方壁３６に設けた溝３６Ａにリブ
５２Ａが掛合する。リブ４Ｂ、５２Ａと溝６４．３６Ａ
の掛合は、フィルターカートリッジ５０をその挿入位置
へ安全強固に保持するのに役立つ。しかしながら、カー
トリッジ５０を手で取外すのに、掛合が強固になりすぎ
る位、溝を深くあるいはリブを高゛くするようにはなっ
ていない。後方壁３６の上縁の形状は、鋭角縁３７を付
与するようになっており、この鋭角縁３７は、カートリ
ッジ５０を完全に挿入したとき、突起５７によって形成
される凹角５７Ａに掛合する。

これは、応力下のカートリッジ５０の屈曲を防止するの
に役立ち、このため、カートリッジ５０の後方壁５２と
カップリング要素２０の後方壁３６との分離が防止され
ることになる。このことは有用な特徴となるが、それは
フィルターに対するガスのバイパスを排除することが重
要であることによる。カートリッジ５０の後方壁５２は
、脱臭されるガスの流入用の実質的角形の穴５２Ｂを有
する。この穴５２Ｂは、カートリッジの挿入位置におい
て、カップリング要素２０の後方壁３６と外側壁２４の
隙間３５と実質的に位置合せする位置にあり、このため
、ガスは直ちにかつ邪魔されることなく、袋２８の内部
から穴またはスロット２９を通ってカートリッジ内のろ
材７０を通過し、次いでガス出口穴５６から流出するこ
とができる。

任意の改良として、濾材７０の後面に、微孔性撥水材料
（たとえばＭＩ　ＣＲＯＰＯＲＥ’″またはＧＯＲＥＴ
ＥＸ″として公知の材料）のＦｍ７２を設置または固着
させてもよい。このことは濾材７０を保護したり、乾燥
保持する上で有用な方策であり、特に排泄物中の液体濃
度の高い人達への人工肛門用袋の売り込みが期待される
場合に有用である。

使用に際し、フィルターカートリッジ５０の挿入によっ
て、ブレード状縁５３が弱ライン４４を破り、モして底
壁４０を折り曲げる。リブおよび溝４８．５２Ａ、３６
Ａ、５４は締付は手段として作用し、いわゆるラッチ部
材である鋭角縁および凹角３７，５７Ａと同様に掛合す
る。フィルターカートリッジ５０は、それを手で単に引
抜くことにより取出すことができ、そして新しいカート
リッジを容易に挿入することができる。別法として、上
述のカップリング要素２０は、弱ライン４４を裂く前で
は、非フィルター型袋に対して全く好適に使用でき、こ
のため、両目的を果たすのに製造されるのはたった１つ
のタイプ（容易に成形）のみが必要である。

いったん挿入すると、カートリッジ５０は凹部３４に滑
り嵌合し、ガスバイパスの危険はわずかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明カップリングの一例を示す斜視図、第２
および３図はそれぞれ、第１図においてフィルターカー
トリッジの挿入直前および挿入後を示す部分拡大図、第
４および５図はそれぞれ、フィルターカートリッジの挿
入直前および挿入時の袋側カップリング要素とフィルタ
ーカートリッジを示す、第１図のＡ−Ａ線における部分
断面図、および第６図は袋側カップリング要素の一例を
示す底面図であって、 ２０：カップリング要素、２２：内側壁、２４：外側壁
、２８：人工肛門用袋、２９：ガス入口穴、３０：小孔
用口、３２：構造体、３４：凹部、３６：後方壁、３８
：側壁、４０：底壁、４２：壁、４４：弱ライン、５０
：フィルターカートリッジ、５１；下壁、５２：後方壁
、５２Ｂ；ガス流入穴、５３ニブレード状縁、５５：前
方壁、５６：ガス出口穴、７０；濾材。 特許出願人　イー・アール・スクイブ・アンド・サンズ
・インコーホレイテッド

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．体側カップリング要素と協同作動するようにデザイ
   ンされ、かつ小孔用口をとりまく連結部を有するカップ
   リング要素、および ろ材／脱臭剤を有する箱状ケーシングを包含するフィル
   ターカートリッジ から成る、人工肛門用袋に取付けられる袋側カップリン
   グであって、 上記カップリング要素は、上記連結部と結合しかつそれ
   から離れて延びる構造体を有し、該構造体は凹部を形成
   し、かつ強度を弱めたラインを持つ壁を有し、該壁は上
   記連結部の隣接空間と凹部形成空間を隔離し、上記連結
   部の隣接空間は開口によって袋の内部に通じており、 上記ケーシングはガスの入口および出口穴と、一端にブ
   レード状縁を付与するよう形成された壁を有し、該ガス
   入口穴は上記一端に隣接し、上記フィルターカートリッ
   ジは、これを凹部に押し込むと、カートリッジのブレー
   ド状縁は弱ラインを貫通して破ることができるようなデ
   ザインおよび寸法を有しており、このため、袋内のガス
   はカートリッジに流入し、かつろ材を通り、次いでガス
   はカートリッジから離れ、ガス出口穴を介して周囲大気
   へ流れるようになっていることを特徴とする人工肛門用
   カップリング。
2. ２．締付け手段が設けられ、カートリッジを挿入すれば
   、これを強固にかつ取外し可能に保持することができ、
   このため、カートリッジが着用者の普通の動きによって
   は外れないようになっている請求項第１項記載の人工肛
   門用カップリング。
3. ３．フィルターカートリッジが、弾性プラスチック材料
   から作られ、外面にリブおよび溝を持つ壁を有し、これ
   らのリブおよび溝が上記構造の対応する溝およびリブと
   協同作動して、カートリッジをカップリングに締付ける
   請求項第２項記載の人工肛門用カップリング。
4. ４．カートリッジを凹部に押し込むと、ケーシングおよ
   び弱ラインを持つ壁に設けた溝およびかみ合いリブは共
   にスナップ嵌合するようになっている請求項第３項記載
   の人工肛門用カップリング。
5. ５．ガス入口穴の領域のろ材を保護するため、微孔性撥
   水材料の層が設けられている請求項第１項記載のカート
   リッジ。
6. ６．カートリッジを受容する凹部が角形で、カップリン
   グの上記連結部が実質的に丸い小孔用口を有している請
   求項第１項記載の人工肛門用カップリング。