JPH0650997A - 光電圧センサ - Google Patents

光電圧センサ

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JPH0650997A
JPH0650997A JP4204979A JP20497992A JPH0650997A JP H0650997 A JPH0650997 A JP H0650997A JP 4204979 A JP4204979 A JP 4204979A JP 20497992 A JP20497992 A JP 20497992A JP H0650997 A JPH0650997 A JP H0650997A
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JP
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optical
electro
wave plate
phase difference
optical element
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JP4204979A
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Inventor
Hisakazu Okajima
久和 岡島
Masanobu Yamamoto
正信 山本
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】偏光子、波長板、電気光学素子および検光子を
備え、波長板の複屈折温度特性の影響を受けない測定精
度の高い光電圧センサを、少ない構成部品で小型に構成
すること。 【構成】波長板として直線偏光に付与する位相差の値を
正負互いに反する同一値とする一対の位相差付与部22
a,22bを有する波長板22を、電気光学素子として
直線偏光に付与する位相差の値を互いに異にする一対の
位相差付与部23a,23bを有する電気光学素子23
を採用し、波長板22および電気光学素子23を偏光素
子21と検光子24間に波長板22の位相差付与部22
a,22bの境界面および電気光学素子23の位相差付
与部23a,23bの境界面を直線偏光における光束の
中心と一致させて配置し、波長板22の複屈折温度特性
を相殺した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電圧測定装置を構成する
電圧センサに関する。
【0002】
【従来の技術】電圧測定装置は送電所、変電所の送電
線、配電線等における電圧を測定して故障区間、故障点
等を検出するために使用されるもので、センサ部として
光電圧センサが採用されている。また、電圧センサの一
形式として特開昭61−223821号公報に示されか
つ図2に概略的に示されているように、偏光子1、1/
4波長板2、電気光学素子3、検光子4を備えたものが
知られている。当該電圧センサにおいては、光源5から
発せられて光ファイバーを介してマイクロレンズ6aに
伝達された光が偏光子1に入射され、入射光が偏光子1
にて直線偏光に変換されて1/4波長板2に入射され、
波長板2にて互いに直交する偏光成分間にπ/2の位相
差を付与されて電気光学素子3に入射され、入射光は電
気光学素子3に印加された被測定電圧に応じた位相変調
を付与されて検光子4に入射され、検光子4にて各偏光
成分が検出され、被測定電圧に応じた光強度変化に変換
されて出力するるものである。
【0003】なお、検光子4からの出射光はマイクロレ
ンズ6bを通し光ファイバーを介して受光器7aに導入
されて受光器7aにて光電変換され、交流・直流分配器
7bにて分配された信号の内直流分はDCアンプ8aに
て増幅され、コンデンサを通して分離された交流分はA
Cアンプ8bにて増幅される。これらの直流分と交流分
とは割算器9に入力され、割算器9にて交流分/直流分
の演算がなされ、その値が信号として出力されて電圧強
度が測定される。
【0004】ところで、当該光電圧センサにおいては、
電気光学素子3に対する印加電圧と光強度との間に線形
性をもたせるために1/4波長板2により直線偏光の互
いに直交する2つの偏光成分間にπ/2の位相差を付与
しているが、波長板2には複屈折に温度依存性があるた
め入射光に光学的バイアス点の移動が生じ、測定値が波
長板2の複屈折温度特性の影響を受けて電圧測定精度に
影響を及ぼすという問題がある。かかる問題を解消する
ため、上記した公報には波長板の複屈折温度特性(以下
これを単に波長板の温度特性という場合がある)を相殺
することにより温度特性を向上させた光電圧センサが開
示されている。
【0005】当該光電圧センサ10は図3に示すよう
に、入射光をその偏光面が互いに直交する第1の偏光成
分と第2の偏光成分の2つの直線偏光に分割してそれぞ
れ異なる方向へ出射する偏光子(第1の偏光子)11を
備えるとともに、分割された一方の直線偏光の光路には
1/4波長板12a、電気光学素子13a、第1の検光
子14aおよび合波器15を直列的に配置し、かつ分割
された他方の直線偏光の光路には光路の変更を行う全反
射ミラー16a、全反射ミラー16aにて光路変更され
た光路には1/4波長板12b、電気光学素子13b、
第2の検光子14bおよび出射光の方向を変更して一方
の光路に配置した合波器15に入射させる全反射ミラー
16bを直列的に配置して構成されている。
【0006】かかる構成の光電圧センサ10における互
いに分割された2つの直線偏光においては、各波長板1
2a,12bの複屈折位相差の変化に基づく光強度変化
が互いに逆になり、電気光学素子13a,13bによる
位相差付与に基づく光強度変化が同一になるように構成
されている。従って、これらを合成した光は波長板の複
屈折位相差に関係なく一定となって波長板の複屈折温度
特性の影響を受けることがなく、当該光電圧センサ10
は温度特性に優れた光電圧センサということができる。
なお、図3において、各符号5〜9は図2に示す符号に
対応するもので、光源5、各マイクロレンズ6a,6
b、受光器7a、交流・直流分配器7b、各アンプ8
a,8bおよび割算器9を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、当該光電
圧センサ10は温度特性に優れてはいるが、上記したご
とく主要構成部品が従来のこの種形式の光電圧センサに
比較して極めて多い。すなわち、図2に示す従来の光電
圧センサの主要構成部品は偏光子、波長板、電気光学素
子、検光子の4部品であるのに対して、図3に示す当該
光電圧センサ10の主要構成部品は1個の偏光子、2個
の波長板、2個の電気光学素子、2個の検光子、2個の
全反射ミラー、1個の合波器15等10部品である。こ
のため、当該光電圧センサ10は構成部品の増大に起因
して構成が複雑になるとともにセンサとしての形状が大
型化し、かつコストの増大を招くことになる。従って、
本発明の目的は、温度特性に優れた光電圧センサを少な
い構成部品で構成して構成を簡単化するとともに小型
し、かつコストの低減を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、入射光を直線
偏光にする偏光子と、入射光の2つの偏光成分間に所定
の光学的位相差を付与する波長板と、印加される電圧に
応じた光学的位相差を入射光の各偏光成分間に付与する
電気光学素子と、入射光の各偏光成分を合成する検光子
を備えた光電圧センサであり、前記波長板として入射光
に付与する光学的位相差の値を正負互いに反する同一値
とする一対の位相差付与部を有する波長板を採用すると
ともに、前記電気光学素子として入射光に付与する光学
的位相差の値を互いに異にする一対の位相差付与部を有
する電気光学素子を採用して、これら波長板および電気
光学素子を前記偏光子と前記検光子間に前記波長板にお
ける位相差付与部の境界面および前記電気光学素子にお
ける位相差付与部の境界面を前記偏光子から出射される
直線偏光における光束の中心と一致させて配置したこと
を特徴とするものである。
【0009】本発明に係る光電圧センサにおいては、前
記波長板は2個の1/4波長板から構成されていてこれ
ら両1/4波長板は各屈折率楕円体の長主軸方向が互い
に90度の角度をなして接合されている波長板を採用す
ることが好ましい。また、前記電気光学素子としては、
有効長を異にする一対の電極を有する2つ部位にて構成
されているもの、入射光の透過方向の厚みが互いに異な
る素子厚の2つの部位にて構成されているもの、位相差
を付与する機能を互いに異にする2個の素子を接合した
状態で構成されているもの等を採用することが好まし
い。これらの波長板および電気光学素子の偏光子と検光
子間での配置順序は、波長板および電気光学素子の順序
でもよく、またこれとは逆に電気光学素子および波長板
の順序でもよい。
【0010】
【発明の作用・効果】このように構成した光電圧センサ
においては、偏光子にて直線偏光に変換された光束の中
心を基準として一方側と他方側とが互いに異なる一対の
光路を形成する。各光路における直線偏光は各波長板に
よる複屈折位相差の変化に基づく光強度変化が互いに逆
になり、かつ各電気光学素子による異なる位相差の変化
に基づく光強度変化が検光子にて検出され、受光器にて
合成された光の変調分は波長板の複屈折位相差の変化に
関係なく一定となって波長板の複屈折温度特性の影響を
受けるとがない。従って、当該光電圧センサは温度特性
に優れ、電圧測定精度の高い光電圧センサであるという
ことができる。
【0011】また、当該光電圧センサにおいては、波長
板として各直線偏光に付与する位相差の値を正負互いに
反する同一値とする一対の位相差付与部を有する波長板
を、電気光学素子として各直線偏光に付与する位相差の
値を互いに異にする一対の位相差付与部を有する電気光
学素子をそれぞれ採用しているため、波長板の複屈折温
度特性を相殺する手段として1個の偏光子、1個の波長
板、1個の電気光学素子を採用すればよいとともに、こ
れらの部品を偏光子にて変換された直線偏光に対して特
定の関係に配置しているため、全反射ミラーが不要とな
る。従って、当該光電圧センサにおいては、構成部品が
少なくて構成を簡単化することができるとともに形状を
小型化することができ、かつコストの低減を図ることが
できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
するに、図1には本発明に係る光電圧センサを採用した
電圧測定装置が示されている。当該電圧測定装置は本発
明に係る光電圧センサ20以外に従来と同様に光源5、
一対のマイクロレンズ6a,6b、受光器7a、交流・
直流分配器7b、DCアンプ8a、ACアンプ8bおよ
び割算器9を備えている。また、光電圧センサ20は偏
光子21、波長板22、電気光学素子23および検光子
24にて構成されている。
【0013】偏光子21は入射光を直線偏光に変換する
光学ガラス製のもので、光源5から光ファイバー5aを
介してマイクロレンズ6aに伝達されて同レンズ6aを
通して入射される光を直線偏光に変換して、同直線偏光
を波長板22に出射する。波長板22は2個の1/4波
長板にて構成された第1波長板部22aと第2波長板部
22bとからなり、各1/4波長板のそれぞれの屈折率
楕円体の長主軸方向を互いに90度の角度として互いに
接合されて一体化されているものである。これにより形
成された第1波長板部22aと第2波長板部22bと
は、互いに異なる2つの位相差部位を構成している。す
なわち、第1波長板部22aは直線偏光の互いに直交す
る2つの偏光成分間に所定の光学的位相差を付与する機
能を有するもので、第2波長板部22bはこれと同様に
機能する逆特性のものである。
【0014】また、電気光学素子23は有効長さが互い
に異なる長短の電極を有する2つの部位を有するLiNbO3
からなる電極間素子厚dを有するもので、本実施例にお
いては第1部位23aの有効電極長さはLに、かつ第2
部位23bの有効電極長さは2Lに設定されていて、こ
れら両部位23a,23bが互いに異なる2つの位相差
付与部位を構成している。第1部位23aは入射光の2
つの偏光成分間に所定の光学的位相差を付与する機能を
有するもので、第2部位23bは各偏光成分に第1部位
23aとは異なる光学的位相差を付与する機能を有する
ものである。検光子24は偏光子21と同様のもので、
各偏光成分を検出する。
【0015】波長板22および電気光学素子23は偏光
子21と検光子24との間に配置されるが、波長板22
においては第1,第2波長板部22a,22bの屈折率
楕円体の主軸方向が偏光子21からの直線偏光の偏光面
と45度の角度の関係をなし、かつ両波長板部22a,
22bの接合境界面が偏光子21から出射される直線偏
光の光束の中心Oに一致させて配置されている。また、
電気光学素子23においては、第1,第2部位23a,
23bにおける結晶軸(x,y,z)に対してz軸が光
軸に平行で下記の数1式
【0016】
【数1】x’≡{1/(2)1/2}×(x−y) y’≡{1/(2)1/2}×(x+y) で定義される光学的主軸x’,y’が波長板22におけ
る各波長板部22a,22bの屈折率楕円体の長主軸方
向に一致するように、かつ第1,第2部位23a,23
bの境界面が上記光束の中心Oに一致して配置されてい
る。従って、偏光子21から出射された直線偏光の光束
のうち光束の中心Oを基準にして一方側の成分(以下こ
れを第1成分光束25aという)は、波長板22の第1
波長板部22aに入射され、第1波長板部22aから出
射されて電気光学素子23の第1部位23aに入射さ
れ、検光子24へ出射される。また、偏光子21から出
射された直線偏光の光束のうち光束の中心Oを基準にし
て他方側の成分(以下これを第2成分光束25bとい
う)は、波長板22の第2波長板部22bに入射され、
第2波長板部22bから出射されて電気光学素子23の
第2部位23bに入射され、検光子24へ出射される。
【0017】このように構成した光電圧センサ20を採
用した電圧測定装置の動作について説明すると、光源5
から発せられた波長λの光は光ファイバー5aを介して
マイクロレンズ6aに伝達され、同レンズ6aから平行
光として偏光子21に入射される。入射された光は偏光
子21にて直線偏光に変換されて直角方向へ出射され、
光束の中心Oを基準として対称に位置する第1成分光束
25aと第2成分光束25bのうち、第1成分光束25
aは波長板22の第1波長板部22aに入射され、かつ
第2成分光束25bは波長板22の第2波長板部22b
に入射される。第2成分光束25aは第1波長板部22
aにて位相差π/2が付与され、かつ第2成分光束25
bは第2波長板部22bにて位相差−(π/2)が付与さ
れ、これらの光束のうち第1成分光束25aは電気光学
素子23の第1部位23aに入射され、かつ第2成分光
束25bは電気光学素子23の第2部位23bに入射さ
れる。
【0018】第1部位23aに入射した第1成分光束2
5aは第1部位23aにてさらに、電気光学素子23の
印加電圧に比例した位相差Гzが付与され、かつ第2部
位23bに入射した第2成分光束25bは第2部位23
bにてさらに、電気光学素子23の印加電圧に比例した
位相差2Гzが付与されて検光子24を通って直角方向
に出射される。これら第1,第2成分光束25a,25
bは検光子24にて検出され、マイクロレンズ6bにて
集光されて受光器7aに出力される。
【0019】当該光電圧センサ20において、偏光子2
1に対する入射光の光強度をI0、電気光学素子23の
第1,第2部位23a,23bからの出力光の光強度を
I1,I2、波長板22の位相差の温度依存係数をk、常
温からの温度差をΔT、検光子24を経てマイクロレン
ズ6bから出射される光の光強度をIとすると、sinГz
がГzに近似することから下記数2式が成立する。
【0020】
【数2】I=I1+I2 ={(1/2)×(1/2)×I0×(1−k・ΔT−Гz)} +{(1/2)×(1/2)×I0×(1+k・ΔT+2Гz)} =(1/4)×(2+Гz) 但し、Гz=(2π/λ)×n0 3・γ22×(L/d)×・Vであって、
0は電気光学素子の波長λの光に対する常光屈折率、
γ22は電気光学素子の波長λの光に対する光学係数、V
は印加交流電圧である。
【0021】この光強度Iの光は受光器7aにて電気信
号に変換されて分配器7bにて分配され、分配された交
流成分と直流成分はそれぞれDCアンプ8aとACアン
プ8bで増幅され、出力された交流成分{(1/4)×I0×
Гz}と直流成分{(1/4)×I0+2}は割算器9で演算され
て、下記数4式に示す出力Iout
【0022】
【数4】 Iout={(1/4)×I0×Гz}/{(1/4)×I0+2} =(1/2)×Гz が得られる。この出力は温度依存項(k・ΔT)を含まず、
印加電圧Vに比例する。
【0023】このように、当該光電圧センサ20は温度
特性に優れ、電圧測定精度の高い光電圧センサである
が、波長板として直線偏光に付与する光学的位相差の値
を正負互いに反する同一値とする一対の位相差付与部を
有する波長板22を採用し、かつ電気光学素子として各
直線偏光に付与する光学的位相差の値を互いに異にする
一対の位相差付与部を有する電気光学素子23をそれぞ
れ採用しているため、波長板の複屈折温度特性を相殺す
る手段として1個の偏光子21、1個の波長板22、1
個の電気光学素子23を採用すればよいとともに、これ
らの部品を偏光子21にて変換された直線偏光に対して
特定の関係に配置しているため、全反射ミラーの採用を
省略することができる。従って、当該光電圧センサ20
においては、図3に示す従来のこの種の光電圧センサに
比較して構成部品が少なくて、構成を簡素化することが
できるとともに形状を小型化することができ、かつコス
トの低減を図ることができる。
【0024】なお、本実施例においては、波長板22お
よび電気光学素子23をこの順序で偏光子21と検光子
24間に配置した例について示したが、本発明において
は波長板22および電気光学素子23をこれとは逆の順
序で偏光子21と検光子24間に配置してもよい。ま
た、本実施例においては電気光学素子23として、長さ
が互いに異なる電極を備えた2つの部位を備えた電気光
学素子を採用した例について示したが、本発明において
は入射光の透過方向の厚みが互いに異なる素子厚に構成
されている電気光学素子、位相差を付与する機能を互い
に異にする2個の素子を接合してなる電気光学素子等を
採用することができる。
【0025】(実験)図1に示す光電圧センサ20にお
いて、各偏光子21および検光子24として光学ガラス
製のPBSを、波長板22として1/4波長板を互いに逆
特性に接合してなる波長板を、電気光学素子23として
有効電極長L=4mm、素子厚d=2mmを採用し、光波長
λ=850nm、印加電圧=10V交流電圧、温度=−2
0〜+80℃の条件の下で出力Ioutを測定して、温度
25℃での同様の出力に対する変化率を算出した結果を
図4の(a)に示すとともに、同図の(b)には図2に
示す従来の基本的な光電圧センサにおける同様の結果を
示している。これらの結果を比較すると、本実施例の光
電圧センサ20においては温度依存性が無くて、温度特
性に優れていることが明かである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光電圧センサを採用し
た電圧測定装置の概略構成図である。
【図2】従来の一般に採用されている光電圧センサを採
用した電圧測定装置の概略構成図である。
【図3】従来の温度特性の良好な光電圧センサを採用し
た電圧測定装置の概略構成図である。
【図4】各光電圧センサにおける出力変化率と温度との
関係をそれぞれ示すグラフである。
【符号の説明】
1,11,21…偏光子、2,12a,12b,22…
波長板、22a…第1波長板部、22b…第2波長板
部、3,13a,13b,23…電気光学素子、23a
…第1部位、23b…第2部位、4,14a,14b,
24…検光子、15…合波器、16a,16b…全反射
ミラー、5…光源、6a,6b…マイクロレンズ、7a
…受光器、7b…分配器、8a,8b…アンプ、9…割
算器。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射光を直線偏光にする偏光子と、入射光
    の2つの偏光成分間に所定の光学的位相差を付与する波
    長板と、印加される電圧に応じた光学的位相差を入射光
    の各偏光成分間に付与する電気光学素子と、入射光の各
    偏光成分を検出する検光子を備えた光電圧センサであ
    り、前記波長板として入射光に付与する光学的位相差の
    値を正負互いに反する同一値とする一対の位相差付与部
    を有する波長板を採用するとともに、前記電気光学素子
    として入射光に付与する光学的位相差の値を互いに異に
    する一対の位相差付与部を有する電気光学素子を採用し
    て、これら波長板および電気光学素子を前記偏光子と前
    記検光子間に前記波長板における位相差付与部の境界面
    および前記電気光学素子における位相差付与部の境界面
    を前記偏光子から出射される直線偏光における光束の中
    心と一致させて配置したことを特徴とする光電圧セン
    サ。
  2. 【請求項2】前記波長板および電気光学素子がこの順序
    で前記偏光子と検光子間に配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の光電圧センサ。
  3. 【請求項3】前記電気光学素子および波長板がこの順序
    で前記偏光子と検光子間に配置されていることをを特徴
    とする請求項1に記載の光電圧センサ。
  4. 【請求項4】前記波長板は2個の1/4波長板から構成
    され、これら両1/4波長板は各屈折率楕円体の長主軸
    方向が互いに90度の角度をなして接合されていること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の光電圧セン
    サ。
  5. 【請求項5】前記電気光学素子は有効長を異にする一対
    の電極を有する2つ部位にて構成されていることを特徴
    とする請求項1、2、3または4に記載の光電圧セン
    サ。
  6. 【請求項6】前記電気光学素子は入射光の透過方向の厚
    みが互いに異なる素子厚の2つの部位にて構成されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の
    光電圧センサ。
  7. 【請求項7】前記電気光学素子は光学的位相差を付与す
    る機能を互いに異にする2個の素子を接合した状態で構
    成されていることを特徴とする請求項1、2、3または
    4に記載の光電圧センサ。
JP4204979A 1992-07-31 1992-07-31 光電圧センサ Pending JPH0650997A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61223821A (ja) * 1985-03-29 1986-10-04 Mitsubishi Electric Corp 光学式測定装置
JPS61223822A (ja) * 1985-03-29 1986-10-04 Mitsubishi Electric Corp 光学式測定装置

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