JPH0650979B2 - パン酵母の製造法 - Google Patents
パン酵母の製造法Info
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- JPH0650979B2 JPH0650979B2 JP29450888A JP29450888A JPH0650979B2 JP H0650979 B2 JPH0650979 B2 JP H0650979B2 JP 29450888 A JP29450888 A JP 29450888A JP 29450888 A JP29450888 A JP 29450888A JP H0650979 B2 JPH0650979 B2 JP H0650979B2
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- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N1/00—Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
- C12N1/14—Fungi; Culture media therefor
- C12N1/16—Yeasts; Culture media therefor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷凍耐性を有するパン酵母の製造法に関し、
詳しくは製パン性を高め、冷凍耐性を最大限に引き出す
パン酵母の製造法に関するものである。
詳しくは製パン性を高め、冷凍耐性を最大限に引き出す
パン酵母の製造法に関するものである。
当該酵母の利用によって、冷凍生地製パン法の飛躍的な
発展が図られ、消費者には高品質の焼きたて新鮮パンを
提供することが可能となる。
発展が図られ、消費者には高品質の焼きたて新鮮パンを
提供することが可能となる。
本発明はクルイベロマイセス・サーモトレランスFTY-2
(FRI-501)のパン酵母としての製造法に関するもので、
従来の技術では引き出し得なかった本酵母の有する優れ
た製パン適性と冷凍耐性を培養法を改良することによっ
て引き出すものである。
(FRI-501)のパン酵母としての製造法に関するもので、
従来の技術では引き出し得なかった本酵母の有する優れ
た製パン適性と冷凍耐性を培養法を改良することによっ
て引き出すものである。
一般にパン酵母の製造は、種酵母培養を行い、得られた
種酵母を用いて本培養を行う。本培養では培地の主原料
として廃糖蜜を清澄化した糖蜜が広く用いられており、
これに副原料として窒素と燐が補強される。窒素源とし
ては尿素,硫安.アンモニアなど、燐源としては過燐酸
石灰,燐酸,燐酸塩などが使用されている。本培養の方
法は、酵母は理想的な条件下においては指数的に増殖が
行われているので、予め増殖予定量を定めておき、糖蜜
液を増殖予定量に合わせて指数的に流加する、いわゆる
指数的流加培養法が用いられている。さらに、この培養
条件を詳しく述べると、酵母増殖において最適な供糖
量、即ち生酵母1g(水分70%換算)に対する1時間当
りの供糖量(フィード・レート)を定め、この供糖量に
相当する糖蜜を供給する。通常のパン酵母の培養では、
このフィード・レートは0.16〜0.18を基準として行われ
る。窒素と燐の供給は、この糖蜜の流加と並行して行わ
れるか、または予め酵母最終量を予定し、これに必要な
量を初発培地に添加しておく方法がとられる。ここで大
切なのは糖量に対する窒素と燐の添加比率であり、この
比率は、糖対窒素=100対2.5〜5.0程度、糖対燐=1
00対0.3〜0.5程度である。
種酵母を用いて本培養を行う。本培養では培地の主原料
として廃糖蜜を清澄化した糖蜜が広く用いられており、
これに副原料として窒素と燐が補強される。窒素源とし
ては尿素,硫安.アンモニアなど、燐源としては過燐酸
石灰,燐酸,燐酸塩などが使用されている。本培養の方
法は、酵母は理想的な条件下においては指数的に増殖が
行われているので、予め増殖予定量を定めておき、糖蜜
液を増殖予定量に合わせて指数的に流加する、いわゆる
指数的流加培養法が用いられている。さらに、この培養
条件を詳しく述べると、酵母増殖において最適な供糖
量、即ち生酵母1g(水分70%換算)に対する1時間当
りの供糖量(フィード・レート)を定め、この供糖量に
相当する糖蜜を供給する。通常のパン酵母の培養では、
このフィード・レートは0.16〜0.18を基準として行われ
る。窒素と燐の供給は、この糖蜜の流加と並行して行わ
れるか、または予め酵母最終量を予定し、これに必要な
量を初発培地に添加しておく方法がとられる。ここで大
切なのは糖量に対する窒素と燐の添加比率であり、この
比率は、糖対窒素=100対2.5〜5.0程度、糖対燐=1
00対0.3〜0.5程度である。
また、培養温度は通常25〜35℃の範囲に設定され、pHは
添加する窒素の種類によって調整が必要とされ、通常4
〜6の範囲に保たれる。また、通気によって酵母増殖に
必要であって、かつパスツール効果によるエタノール発
酵への転換を回避するのに必要な酸素量が供給される。
通常、このような培養工程で8〜16時間培養が続けら
れ、さらに、次の1〜6時間は成熟を図るための培養が
行われる。この成熟培養では、窒素を添加しない糖蜜を
フィード・レート0.04を基準として供給する、いわゆる
窒素飢餓培養法が行なわれる。これによって酵母の耐久
力向上が図れる。
添加する窒素の種類によって調整が必要とされ、通常4
〜6の範囲に保たれる。また、通気によって酵母増殖に
必要であって、かつパスツール効果によるエタノール発
酵への転換を回避するのに必要な酸素量が供給される。
通常、このような培養工程で8〜16時間培養が続けら
れ、さらに、次の1〜6時間は成熟を図るための培養が
行われる。この成熟培養では、窒素を添加しない糖蜜を
フィード・レート0.04を基準として供給する、いわゆる
窒素飢餓培養法が行なわれる。これによって酵母の耐久
力向上が図れる。
しかし、特開昭61-254186号公報にある極めて冷凍耐性
に優れたFRI−501株を実用規模で製造するに当た
って、前記の従来技術を採用すると、得られた酵母は発
酵力の乏しいものとなる。このため、FRI−501株
を製パン、さらには冷凍生地製パンに利用するには、当
該酵母の培養方法について解決しなければならない問題
点があるといえる。そこで、当該酵母の製パン適性と冷
凍耐性を最大限に引き出す製造方法を検討し、従来のパ
ン酵母の製造では全く考えられない方法によって、当該
酵母から性能の極めて高い酵母が得られることを見い出
した。
に優れたFRI−501株を実用規模で製造するに当た
って、前記の従来技術を採用すると、得られた酵母は発
酵力の乏しいものとなる。このため、FRI−501株
を製パン、さらには冷凍生地製パンに利用するには、当
該酵母の培養方法について解決しなければならない問題
点があるといえる。そこで、当該酵母の製パン適性と冷
凍耐性を最大限に引き出す製造方法を検討し、従来のパ
ン酵母の製造では全く考えられない方法によって、当該
酵母から性能の極めて高い酵母が得られることを見い出
した。
本発明は冷凍耐性酵母クルイベロマイセス・サーモトレ
ランス(Kluyveromyces thermotolerans)FTY-2(FRI-501)
(FERM BP-2243)を用いてパン酵母を製造するにあたり、
該酵母の飢餓培養時における炭素源濃度が菌体重量の25
〜200%となるように炭素源を添加すると共に、通気量
を減少させることを特徴とするパン酵母の製造法を提供
するものである。
ランス(Kluyveromyces thermotolerans)FTY-2(FRI-501)
(FERM BP-2243)を用いてパン酵母を製造するにあたり、
該酵母の飢餓培養時における炭素源濃度が菌体重量の25
〜200%となるように炭素源を添加すると共に、通気量
を減少させることを特徴とするパン酵母の製造法を提供
するものである。
通常のパン酵母の場合、高糖濃度で培養を行うと、クラ
ブツリー(Crabtree)効果によってエタノール発酵への
転換が生じやすく、これによって菌体収率が大幅に低下
し、かつ発酵力の劣った性能の低いパン酵母となること
が知られているが、本酵母においては、むしろ高糖濃度
での培養によって極めて高い発酵力を有するパン酵母が
得られる。そして、この発見を基礎に本酵母によるパン
酵母の製造法を確立したのである。本発明の最大のポイ
ントは、本培養においては所定の菌体濃度に至るまで前
記(従来法と同様)の指数流加培養を行い、その後、飢
餓培養時において過剰の糖を急速に添加し、同時に通気
量を減少させ、数時間培養を行い集菌するという方法で
ある。
ブツリー(Crabtree)効果によってエタノール発酵への
転換が生じやすく、これによって菌体収率が大幅に低下
し、かつ発酵力の劣った性能の低いパン酵母となること
が知られているが、本酵母においては、むしろ高糖濃度
での培養によって極めて高い発酵力を有するパン酵母が
得られる。そして、この発見を基礎に本酵母によるパン
酵母の製造法を確立したのである。本発明の最大のポイ
ントは、本培養においては所定の菌体濃度に至るまで前
記(従来法と同様)の指数流加培養を行い、その後、飢
餓培養時において過剰の糖を急速に添加し、同時に通気
量を減少させ、数時間培養を行い集菌するという方法で
ある。
さらに具体的に述べると、菌体量(以下、菌体量とは生
酵母としての重量を示す。)が、培養液1当り40〜15
0gになるまで指数流加培養を行い、所定の菌体濃度に達
した時点で急速に菌体量に対して25〜200%好ましくは5
0〜150%の糖を含む糖蜜を添加する。200%を越える量
の糖の添加は、経済性及び培養槽の容量の問題を考慮す
ると実用的でない上に添加量に相当する効果が得られな
い。一方、25%未満の糖の添加では十分な効果が得られ
ない。上記割合で糖を加え、この状態で飢餓培養を1〜
6時間継続する。なお、このときの通気攪拌条件は100
〜400 rpm,4/min.以下とする。この方法によって
得た酵母の発酵力は、従来のパン酵母の製造法によって
得た酵母の発酵力に比べて著しく向上する。さらに、本
発明によって得られた酵母は、冷凍生地製パン法におい
て優れた冷凍耐性を示し、解凍後のパン生地からは十分
に膨張したパンが得られ、フレーバーも優れている。
酵母としての重量を示す。)が、培養液1当り40〜15
0gになるまで指数流加培養を行い、所定の菌体濃度に達
した時点で急速に菌体量に対して25〜200%好ましくは5
0〜150%の糖を含む糖蜜を添加する。200%を越える量
の糖の添加は、経済性及び培養槽の容量の問題を考慮す
ると実用的でない上に添加量に相当する効果が得られな
い。一方、25%未満の糖の添加では十分な効果が得られ
ない。上記割合で糖を加え、この状態で飢餓培養を1〜
6時間継続する。なお、このときの通気攪拌条件は100
〜400 rpm,4/min.以下とする。この方法によって
得た酵母の発酵力は、従来のパン酵母の製造法によって
得た酵母の発酵力に比べて著しく向上する。さらに、本
発明によって得られた酵母は、冷凍生地製パン法におい
て優れた冷凍耐性を示し、解凍後のパン生地からは十分
に膨張したパンが得られ、フレーバーも優れている。
次に、実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 クルイベロマイセス・サーモトレランスFTY-2(FRI-501)
(FERM BP-2243)の本発明による製造法と従来法によって
得られたもののパン酵母としての性能を比較した。全容
15のジャー・ファーメンターを用い、指数流加培養
では600 rpm,6/min.の通気攪拌条件下で、培養温
度30℃,pH5.2で予め初発培地に0.03%のMgSO4・7H2Oを
添加しておき、流加液として30%の糖蜜に糖蜜中の糖
に対して窒素と燐が各々5%と0.3%になるようにCO(NH
2)2とKH2PO4とが添加してあるものを用いた。本発明に
よる方法では、この条件で10時間指数流加培養を行っ
た後、菌体量に対して125%の糖を含む糖蜜を速やかに
添加し、通気攪拌条件を200 rpm,1/min.に変え、
2時間培養を行った。これに対し従来法では、10時間
指数流加培養を行った後、フィード・レート0.04で窒素
飢餓培養(通気攪拌条件:600 rpm,6/min.)を行
った。
(FERM BP-2243)の本発明による製造法と従来法によって
得られたもののパン酵母としての性能を比較した。全容
15のジャー・ファーメンターを用い、指数流加培養
では600 rpm,6/min.の通気攪拌条件下で、培養温
度30℃,pH5.2で予め初発培地に0.03%のMgSO4・7H2Oを
添加しておき、流加液として30%の糖蜜に糖蜜中の糖
に対して窒素と燐が各々5%と0.3%になるようにCO(NH
2)2とKH2PO4とが添加してあるものを用いた。本発明に
よる方法では、この条件で10時間指数流加培養を行っ
た後、菌体量に対して125%の糖を含む糖蜜を速やかに
添加し、通気攪拌条件を200 rpm,1/min.に変え、
2時間培養を行った。これに対し従来法では、10時間
指数流加培養を行った後、フィード・レート0.04で窒素
飢餓培養(通気攪拌条件:600 rpm,6/min.)を行
った。
これらによって得られた結果は第1表に示す通りで、本
発明の方法により得られたパン酵母は発酵力において著
しい向上がみられ、菌体内窒素量においても従来法によ
るものと比べて差が認められた。
発明の方法により得られたパン酵母は発酵力において著
しい向上がみられ、菌体内窒素量においても従来法によ
るものと比べて差が認められた。
実施例2 本発明による方法によって得られた菌体を用いて冷凍生
地製パン法による製パンテストを行い、製パン適性と冷
凍耐性を市販冷凍生地用酵母と比較検討した。
地製パン法による製パンテストを行い、製パン適性と冷
凍耐性を市販冷凍生地用酵母と比較検討した。
パン生地の配合と製パン工程の条件は以下の通りであ
る。
る。
(工程) ミキシングタイム L3、M2、↓、L2、M2、 H1以上すなわち、低速3 分,中速2分,ショートニ ング添加,低速2分,中速 2分,高速1分以上 捏上温度 27℃ 分割重量 40g 冷凍条件 −40℃で1時間急速冷凍 し、その後−20℃のフリ ーザーに冷凍保管した。
解凍及び焙炉条件 温度38℃,湿度80%で 60分解凍後、低糖及び中 糖生地では45分高糖生地 では55分焙炉を取った。
焼成条件 230℃,8分間焼成した。
上記の配合及び製パン工程によってバンズ生地を造り、
低糖生地は30分、中糖生地は60分、高糖生地は90
分発酵させた後、急速冷凍し3週間まで冷凍を行ない、
その後解凍・焙炉をとり、焼成後の体積を比較した。第
2表に見られる様に本発明によって得た菌体を用いて作
ったバンズは、市販の冷凍生地用酵母を用いて作ったも
のと比べ、パン体積が大きく、冷凍パン生地の貯蔵性も
優れているという結果が得られた。
低糖生地は30分、中糖生地は60分、高糖生地は90
分発酵させた後、急速冷凍し3週間まで冷凍を行ない、
その後解凍・焙炉をとり、焼成後の体積を比較した。第
2表に見られる様に本発明によって得た菌体を用いて作
ったバンズは、市販の冷凍生地用酵母を用いて作ったも
のと比べ、パン体積が大きく、冷凍パン生地の貯蔵性も
優れているという結果が得られた。
実施例3 本発明による方法において、指数流加培養後の糖の添加
量の発酵力に対する影響を試験した。添加量は菌体量に
対して25%,50%,100%,200%の4段階で
試験を行い、第1図に示した結果を得た。いずれも実施
例1における対照(従来法)の発酵力(測定法は実施例
1と同じ)を大きく上回った。
量の発酵力に対する影響を試験した。添加量は菌体量に
対して25%,50%,100%,200%の4段階で
試験を行い、第1図に示した結果を得た。いずれも実施
例1における対照(従来法)の発酵力(測定法は実施例
1と同じ)を大きく上回った。
冷凍生地製パン法は、既に実用化されてはいるが、発酵
を行ったパン生地中の酵母は、冷凍によって解凍後の発
酵力が失われてしまうため、冷凍前の発酵は行わずにパ
ン生地を冷凍している。このため、この方法で作るパン
の種類は限られてしまい、さらに解凍・焼成後のパンは
パンとしてのフレーバーに欠けるというのが現状であ
る。
を行ったパン生地中の酵母は、冷凍によって解凍後の発
酵力が失われてしまうため、冷凍前の発酵は行わずにパ
ン生地を冷凍している。このため、この方法で作るパン
の種類は限られてしまい、さらに解凍・焼成後のパンは
パンとしてのフレーバーに欠けるというのが現状であ
る。
しかし、本発明によって得た酵母は、従来法によって培
養して得た酵母よりも発酵力が高く、冷凍耐性の点でも
優れているので、発酵を行ってから冷凍しても、解凍後
の発酵力は十分保持されており、解凍・焼成後のパン品
質は極めて優れたものとなる。
養して得た酵母よりも発酵力が高く、冷凍耐性の点でも
優れているので、発酵を行ってから冷凍しても、解凍後
の発酵力は十分保持されており、解凍・焼成後のパン品
質は極めて優れたものとなる。
したがって、本発明により得られるパン酵母を用いるこ
とによって、いままで以上に多種類のパンに冷凍生地製
パン法を応用することができるので、冷凍生地製パン法
の飛躍的な発展が図れると共に、消費者には新鮮で焼き
たての高品質パンを提供することができるようになる。
とによって、いままで以上に多種類のパンに冷凍生地製
パン法を応用することができるので、冷凍生地製パン法
の飛躍的な発展が図れると共に、消費者には新鮮で焼き
たての高品質パンを提供することができるようになる。
第1図は、実施例3において流加培養後の糖添加量を変
化させた場合の発酵力の差をグラフで示したもので、横
軸に菌体量に対する糖添加量(%)、縦軸ら液発酵力
(ml)を表わしたものである。
化させた場合の発酵力の差をグラフで示したもので、横
軸に菌体量に対する糖添加量(%)、縦軸ら液発酵力
(ml)を表わしたものである。
Claims (1)
- 【請求項1】冷凍耐性酵母クルイベロマイセス・サーモ
トレランス(Kluyveromyces thermotolerans)FTY-2(FRI-
501)(FERM BP-2243)を用いてパン酵母を製造するにあた
り、該酵母の飢餓培養時における炭素源濃度が菌体重量
の25〜200%となるように炭素源を添加すると共に、通
気量を減少させることを特徴とするパン酵母の製造法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29450888A JPH0650979B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | パン酵母の製造法 |
CA 589578 CA1309047C (en) | 1988-11-24 | 1989-01-30 | Method for preparing bakers' yeast |
AU29905/89A AU615259B2 (en) | 1988-11-24 | 1989-02-13 | Method for preparing bakers' yeast |
DE1989615122 DE68915122T2 (de) | 1988-11-24 | 1989-02-18 | Verfahren zur Herstellung von Backhefe. |
EP19890102818 EP0370160B1 (en) | 1988-11-24 | 1989-02-18 | Method for preparing bakers' yeast |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29450888A JPH0650979B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | パン酵母の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02142466A JPH02142466A (ja) | 1990-05-31 |
JPH0650979B2 true JPH0650979B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=17808687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29450888A Expired - Fee Related JPH0650979B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | パン酵母の製造法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0370160B1 (ja) |
JP (1) | JPH0650979B2 (ja) |
AU (1) | AU615259B2 (ja) |
CA (1) | CA1309047C (ja) |
DE (1) | DE68915122T2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000037185A (ja) * | 1998-07-23 | 2000-02-08 | Ajinomoto Co Inc | 冷凍耐性酵母の製造方法 |
CA2374482C (en) * | 1999-05-21 | 2012-09-18 | Cargill Dow Llc | Methods and materials for the synthesis of organic products |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1599865A (ja) * | 1968-11-25 | 1970-07-20 | ||
JPS61231993A (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-16 | Oriental Yeast Co Ltd | 新規パン酵母 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP29450888A patent/JPH0650979B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-01-30 CA CA 589578 patent/CA1309047C/en not_active Expired
- 1989-02-13 AU AU29905/89A patent/AU615259B2/en not_active Ceased
- 1989-02-18 DE DE1989615122 patent/DE68915122T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-02-18 EP EP19890102818 patent/EP0370160B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU615259B2 (en) | 1991-09-26 |
DE68915122D1 (de) | 1994-06-09 |
DE68915122T2 (de) | 1994-11-17 |
CA1309047C (en) | 1992-10-20 |
EP0370160A2 (en) | 1990-05-30 |
EP0370160B1 (en) | 1994-05-04 |
JPH02142466A (ja) | 1990-05-31 |
EP0370160A3 (en) | 1991-04-17 |
AU2990589A (en) | 1990-05-31 |
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