JPH06509673A - コイン検査方法及び装置 - Google Patents

コイン検査方法及び装置

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JPH06509673A JP5518280A JP51828093A JPH06509673A JP H06509673 A JPH06509673 A JP H06509673A JP 5518280 A JP5518280 A JP 5518280A JP 51828093 A JP51828093 A JP 51828093A JP H06509673 A JPH06509673 A JP H06509673A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コイン検査方法及び装置 本発明は、コイン検査方法及び装置に関する。
この明細書において、用語−コイン”は、コイン式機器を動作させようとする際 に用いることができる、本物のコイン、 トークン、贋物のコイン、及び他のあ らゆる物を包含するために用いられる。
コインが、インダクタによって生じた発振磁界に入る通路の中をコインを通して コインと磁界の相互作用の度合いを測定することにより検査にかけられ、その結 果得られる測定量がコインの1つ以上の特性に依存し、受納可能なコインの1つ 以上の金種から得られる測定量に対応する1つの基中値または1組の基準値の各 々と比較されるコイン検査装置は周知である。各検査がそれぞれ異なるコイン特 性に応答する1つ以上のこのような検査を適用し、すべての検査結果がコインの 1つの受納可能な金種に適する場合のみ、検査されたコインを受納可能と判断す ることが最も普通である。こういう装置の例は、GB−^−2093620に開 示されている。
検査のうちの少なくとも1つは、主にコインが作られている材料に対して感度が 良いのが普通であり、特に、このような検査は、コイン材料の電気的伝導率によ って、また磁気材料の場合はコイン材料の導磁率によって左右され得る。前記検 査は、コインがインダクタの前面を横切ってしたがってその発振磁界の中を進む ように手配し、コインが、インダクタへの接近によって、インダクタがその一部 を形成する発振器の周波数または振幅に及ぼす影響を測定することによって行な われていた。はとんど、コインがインダクタに対して中心にある時に得られるそ の影響のピーク値が測定されていた。
しかしながら、この形式の測定量は、該測定量が作られる時点の、インダクタの 前面に垂直な方向におけるコインとインダクタ間の距離に対して感度が良い、こ の好ましくない影響には、コインがいつもインダクタから決まった距離をおいて インダクタを横切るべく助長されるように装置の機械的デザインを整えることに よりある程度逆らうことができるが、このことは、完全に達成することはできず 、しかも他の関係において好ましくなくなり得るデザイン特徴を要する。コイン の横方向位置が変わることにより生じる測定量散乱は、コイン受納範囲をより広 く設定することにより胴酌することができ、その結果、受納可能なコインは、た とえインダクタから異なる距離をおいてそれを横切ったとしても、常に検査に合 格するであろうが、これは、逆に、受納できないコインを排除する際の装置の信 頼性に影響を与える。また、コイン通路の各側面にそれぞれ配置した2Mのイン ダクタの組み合わせ効果を利用して、少なくともある程度は2個のインダクタ間 のコイン位置の変化の影響を互いに相殺できることは知られているが、これは第 2のインダクタの用意を含む。
本発明の一つの目的は、コインの材料に応答し、検査インダクタからのコインの 距離に対して比較的感度が悪いコイン検査方法を提供することにある。
本発明は、−態様から、コイン検査装置におけるコイン検査方法であって、装置 に挿入されたコインをインダクタで発生した発振磁界にさらす工程と、コインが 前記磁界内に存在する時のインダクタのりアクタンス及び損失を測定する工程と 、コイン不在時のインダクタのりアクタンス及び損失を表わすコイン不在点に関 する測定量により限定されるコイン存在点の変位を表わす変位線のインピーダン ス平面における方向が、前記インピーダンス平面における基準方向に一致するか どうかを確認する工程とからなる方法を提供する。
F記に言及されたーインピーダンス平面−は、回路またはインダクタのりアクタ ンス(無効インピーダンス)及び損失(抵抗インピーダンス)が、その平面にあ る2つの互いに垂直な軸に沿った測定量またはベクトルとして表わされる平面で ある。用語“変位線”は図1に関連して後で説明されるであろう。
自走発振器を使用してインダクタンス及び損失測定を行なう実施例が説明される であろう、しかしながら、別の好適な実施例は、位相識別法を使用し、これは、 大きなコンデンサを用いる必要性を回避すると共に測定回路網のすべてのタイミ ング相をマイクロプロセッサのクロックにより決定することができ、そしてこれ は動作を簡単にする。
変位線の方向は実質的にコインの横方向位置と無関係なので1本発明は1個のイ ンダクタのみを用いて実行することができる。これは、必要な電気配線を簡単に し。
コイン通路が本体と開放可能な蓋の間にある典型的なコイン装置では、該蓋に取 り付けられたインダクタに通すフレキシブルな配線を用意する必要性を回避する 。
説明される実施例の一部においては、インピーダンス平面における基準方向かり アクタンス及び損失軸のうちの1つに対する角度として設定されることが明らか になるであろう。
コイル自身のりアクタンス及びコイル自身の損失は、温度と共に変化することが あり、またその結果時間と共に変化することがあり、さらにコイン装置の構造の わずかな変形が起きることもあるので、インピーダンス平面におけるコイン不在 点の位置は一定でないことがある。
こういう訳で、インダクタのりアクタンス及びm失は、コインが磁界内にある時 かつない時の両方とも測定される。変位線の方向は、測定量がそれに関して取ら れる2つの点により決定される。詳細には、2つのりアクタンス測定量が引き算 され、2つの損失測定量が引き算され、そして2つの差分の比がとられ、これが 、変位線が軸のうちの1つと共に作る角度のタンジェントを表わ次に、このタン ジェントは、もちろん、デジタル処理及び記憶が実行のために用いられる場合の デジタル形式の数として表わされる、受納可能なコインに関する対応する角度の タンジェントとしても設定かつ記憶することができる。
インピーダンス平面におけるコイン不在点の移動は取るに足らないかもしれない が、または可能な限り、補償技術によってこのような異動が生じないようにする ための工程を行なうことができる可能性がある。このような状況では、角度だけ の基準情報の代わりに、それは、例えば、その方向が基準方向でありかつその位 置が実質的に決まったコイン不在点を介して伸びているような基準変位線を共に 限定する、インピーダンス平面における1組の記憶された座標を構成し得る。次 に、変位線の方向が基準方向に一致するかどうかの確認は、コイン不在点を実際 に測定することを含む必要がない、その点は変化しなかったと仮定でき、その結 果、コイン存在点が基準変位線ヒにあるかどうかをチェックすることにより、2 つの方向の一致またはその逆を簡単に確かめることができる。もしそうなら、フ ィンは基準変位線の方向にコイン不在点の変位を引き起こしたであろう。
本発明の他の形態では、基準方向は、損失またはりアクタンス軸に対する代わり に、インダクタのコイン不在時の全インピーダンスベクトルに対する角度として 設定される。これは、下記に説明されるように、リアクタンス及び損失測定が位 相識別法で行なわれる場合の特定の値からなる0位相識別法の使用は、上述の利 点を有するが、用いられる基準信号が正確に位相を合わせられていないことに起 因する誤差も導き得る。インダクタの全インピーダンスベクトルに対する、コイ ンで生じたインピーダンス平面の変位方向を測定し、基準方向をその全インピー ダンスベクトルに対する角度としても設定することは、このような誤差を減少さ せるかまたは消去する。
位相識別法の使用は、すでに述べた利点を有するが、用いられる基準信号が正確 に位相を合わせられていないことに起因する誤差も導き得る。
他の態様から、位相識別法が変位線の方向を確かめる際に用いられるか否かに関 係なく、変位線の方向が、特定のコインタイプに適するインピーダンス平面にお ける基準方向に一致するかどうかの確認がなされ、さらに、インダクタのりアク タンスのコイン不在値とコイン存在値の差分が、同じ特定のコインタイプに適す る基準値に一致するかどうかが確認される。
この追加の検査は、直径による異なるコインタイプの識別を可能にする。コイン の直径は、インピーダンス平面における変位線の方向が非常に感度が悪くなる性 質がある。
これから説明される好適な実施例では、変位線の方向は信号比から計算される。
比がとられるので、その結果は関連した信号を扱う経路のゲインと無関係になる 。しかしながら、コイン存在時のりアクタンスとコイン不在時のりアクタンスの 差分を受納基準として用いることも望まれる場合は、経路のゲインは重要になる 。
測定量が位相識別法を用いてとられるか否かに無関係に用いることができる、本 発明の他の特徴は、コインがその磁界内にない時のインダクタのリアクタンスの 予定変化を時々シミュレートすることに呵って、前記リアクタンス間の差分によ るシステムゲインの変化の影響を補償する工程と、前記りアクタンスに依存し、 前記システムゲインの影響を受けた信号において結果的に生じる変化を検出する 工程と、検出された変化を基準値と比較する工程と、前記比較の結果から得られ た補償係数を前記リアクタンス依存信号に適用して、その信号を基準値と実質的 に一致するように調整する工程と、前記変化がシミュレートされる次回まで前記 補償係数の適用を維持する工程とからなる。
さらに他の態様から、本発明は、コイン検査装置におけるフィン検査方法であっ て、装置に挿入されたコインをインダクタにより生じた発振磁界にさらす工程と 、コインが磁界内にある時のインダクタのりアクタンス及び損失を測定する工程 と、コイン不在時のインダクタのりアクタンス及び損失を表わすコイン不在点に 対する測定量で限定されたコイン存在点の変位を表わす、変位線のインピーダン ス平面における方向が、インピーダンス平面における基準方向に一致するかどう かを確認する工程とからなり、インダクタで生じた発振磁界の周波数が、コイン 材料に関するその表皮深度がコインの厚さより大きくなるほど十分に低く、それ により前記変位線の方向が検査されるコインの厚さによって影響を受ける、コイ ン検査方法を提供する。
また、このような方法は、リアクタンス及び損失測定量が位相識別法によりとら れるか否かのいずれにせよ用いることができる。
本発明の他の態様は、上記に言及したような本発明による方法を実行するための コイン検査装置である。
本発明をもっと明確に理解できるようにするために、次に、それの実施例を例と して以下の付随の概略図を参明して説明する。
図1は、図2に示されるコイン検査装置のインダクタに関するインピーダンス平 面を表わす。
図2は1位相識別法を用いてX及びR信号を発生する回路を概略的に示す。
図3は、図2の回路の動作を説明する際に役立つ他のインピーダンス平面線図で ある。
図4は、コインがインダクタを横切るにつれて、X及びRが時間と共にどのよう に変化するかを示す。
図5は、コインがインダクタを横切るにつれて、角度θが時間と共にどのように 変化するかを示す。
図6は、本発明によってさらに発展したコイン検査方法を説明する際に役立つ他 のインピーダンス平面線図である。
図7は1図2の回路と同じであるが追加の特徴を含む回路の重要な部分を示す。
図8は、図7の回路の機能を理解する際に役立つ他のインピーダンス平面線図で ある。
図9は、図7の回路内に印加されるオフセットの影響を理解する際に役立つ他の インピーダンス平面線図である。
図1Oは、測定量が同じ材料だが異なる厚さからなる複数の検査円盤に関してと られる場合に、インピーダンス平面で測定される角度θが、厚さ及び周波数に対 してどのように変化するかを示すグラフである。
図11は、X及びR信号が駆動されるコイルの代わりに自走発振器を用いて展開 される、本発明を用いる他のコイン検査装置を概略的に示す。
図12は1図11の同調回路における周波数と位相と有効抵抗の間の関係を示す 。
図1において、垂直軸は、コイルの近くにあり得るどんなコインによっても影響 を受けるような、図2に示される装置のコイル104のようなインダクタのイン ピーダンスの虚成分すなわちリアクタンスXを表わす、水平軸は、またコイルの 近くにあり得るどんなコインによっても影響を受けるような、インピーダンスの 実成分すなわちその抵抗つまり損失Rを表わす。
X及びRが、コインがコイルの近くにない時に測定される場合は、その結果生じ る値はコイルのみの特性であり、インピーダンス平面(図1が表わす平面)にお いて点aを限定するであろう。
次に、コインがコイルの近くに運ばれた場合は、コイルの有効リアクタンス及び 有効損失は両方とも変化するであろう、すなわち5 x及びRがコイルプラスコ インに関して測定された場合は、その結果生じる値はインピーダンス平面におけ る異なる点すを限定するであろう。
コインが、コイルに対するその中心位置において、コイルの前面へ垂直に行った り来たりした場合、点すは実質的にまっすぐな線a−bに沿って動く。
その結果、同じコインが同じ装置の中を数回通過し、その都度、X及びR@が、 コインがコイルに対して中心にあるがその都度コイルから異なる距離にある時に 測定される場合、その結果生じるX及びR測定量はインピーダンス平面において 3つの点す、c及びdを限定する。
これらの点に関するxmはすべて異なり、その結果R値も異なっているが、これ らの値の各組は同じ線a −b J−。
にある点を限定するであろう。
時間が経過するうちに、回路構成要素の老化、濃度変化の影響、または装置の物 理的形状の変形により、線a−bの位置は、インピーダンス平面において例えば 平行な(i’Zita’ −b′ に移動することがあるが、その勾配すなわち 角度Oは、同じタイプのコインに関して同じままとなる。換言すれば、インピー ダンス平面におけるコイン/コイル組み合わせを表わす点がコイルのみの点に対 して移動した線(ここでは−変位線−と呼ばれる)の方向は、コインのタイプを 示し、実質的にコインの横方向40置と無関係になる。
したがって、特定のコイン検査装置における特定の受納可能なタイプのコインの 特性である、θに関する基準値を設定することができ、次に、未知−のコインに 関する値が同じ装置において測定される場合は、θの測定値と基準値の比較は、 θに影響を及ぼすコイン材料特性が関係する限り、未知のコインの受納性の標識 を与えるであろう、この標識は、各コインがコイルを横切った距離と無関係であ り、かつ受納可能なコインタイプに関する角度θの変化を引き起こさない時間変 化要因とも無関係である。
コインが高導磁率の磁気材料を含む場合は、損失は、ヒステリシス損失という追 加的要因によって増加し、リアクタンスは減る代わりに増加し得る。なぜなら、 コインはある程度コイルのためのコアとして作用するだろうからである。このよ うな場合には、角度θは図1に示される角度と反対向きになるであろう、これは 、磁気的なコインと非磁気的なコインの識別に用いることができる。
測定されたX及びR値が個々に基準と比較される先行技術に優る一F記方法には 、さらに別の利点がある。基準は、通常、規定値ではないが、ある範囲を限定す る上限及び下限である。異なる測定値が各基準範囲と比較される場合、コインは 、各測定値がその各基準範囲内のどこかにある場合に受納されるであろう0例え ば、測定量が上記に説明したよりなX及びR測定量であった場合は、たとえその X及びR測定量が両方とも各範囲の限界にあるとしても、すなわち、この測定量 の組み合わせが、実際−ト受納されるべきでないものであるコインの結果であり そうでも、コインは受納されるであろう、この方法では、X測定量がXに関する 個々の基準範囲の限界にあるだろうコインは、そのR測定量がRに関する基準範 囲の中心から一方方向に変位されたが他方の方向には変位されなかった場合にの み受納されるだろう、後者は、X及びR測定量のこの特定の組み合わせが、コイ ンがたとえ先行技術を用いて受納されたとしても排除されるべきであることを示 唆していることを示す。
これから説明されるであろう装置では、X及びRの値は、コインが存在しない時 に、次に、コインがコイルの近くにある時に測定され、両X値が引き算されかつ 両R値が引き算され、その結果図1に示される△X及び八Rを生じる。これらの 値は、コインがコイルの有効リアクタンス及び有効損失をどれだけ変化させたか を示し、次に、△X/△Rがとられる。すなわち、これは未知のコインに関する タンジェントθである。受納性は、これを、受納可能なコインに関するΔX及び ΔRの測定値の比に相当するタンジェントθの基準値と比較することにより検査 される。
次に、図2の装置を詳細に説明する。コイル104の近くのlOに点線で示され るコインを位置決めするための手段が提供される。この手段は、それに沿ってコ インが縁を接してコイルを通過するコイン通路12として概略的に示される。移 動するコインを誘導的検査コイルの近くを通過させるための実際的な配置は、例 えば6B−^−2093620に示されている。コイン1oがコイル104を通 過するにつれて、コイルの全有効損失が増加して、コインがコイルに対して中心 にある時ピークに達し、次に休止レベルまで減少する。全有効リアクタンスは負 のピークまで減少し、次いでその休止レベルまで戻ってくる0本実施例では、装 置は前記ピーク値を利用する。
図2の回路は、コイルインピーダンスの実成分(R)及び虚成分(X)を分離す るために位相識別法を用いる0回路、デジタル周波数発生器100で構成される 信号源を含み、その出力はフィルタ102でろ波され、フィルタ102の出力は 定電流源103を制御し、定電流源103の出力はコイン検知コイル104を駆 動する。したがって、構成要素100.102、103はコイルに対して定電流 源のように見える0発生器100の出力は、正弦波に近いがデジタル的に発生し 、それは高温液を含むが、フィルタ102の機能はそれらをろ渡して取り除くこ とである。
コイル104の両端の信号は、同様に発生器100か52つの基準信号が入力さ れる位相感度検出器106に印加される。一方の基準信号は信号線108上にあ り、理想的には、位相感度検出器がその出力の1つにXを表わす信号を発生する ことができるようにコイル104の両端電圧と同相になっている。他の信号線1 10上には、位相感度検出器がそれのもう1つの出力にコイルのRを示す信号を 発生することができるように最初の基準信号に対して90°になっていると共に コイル電流と同相になっている基準信号が印加される0位相感度検出器に印加さ れる電圧信号とそれから出力される電圧信号は、ピークコイル電流が時間に対し て一定になっている間だけX及びRの基準として信頼することができるにすぎな いことに注目すべきである。
R及びX信号は各フィルタ112及び114でろ波され、その結果生じる信号は マイクロプロセッサ11Bに印加され、マイクロプロセッサ116は信号のさら に必要な処理を実行すると共にコイン検査に要する他の機能も実行するようにプ ログラムされている。さらに、マイクロプロセッサ116は、信号線108及び 110上に基準信号を交互に発生するように信号発生器lOOを制御し、また、 基準信号のスイッチングと同期してR及びX出力経路間で位相感度検出器106 の出力も切り換え図3を参照すると、ベクトル118は、コインが存在しない時 のコイル104の全インピーダンスを表わし、したがってその端部は図1の点a に相当する0通過するコインがコイルの中心にある時、ベクトル118は変位線 120に沿って移動し、ベクトル118′になる。ベクトル118′の端部は図 1の点す、cまたはdに相当する。マイクロプロセッサ116は、位相感度検出 器106からそれらの両ベクトルのX及びR成分を表わす信号が人力され、した がって、ΔXと△Rと、前に言及したようなタンジェントθであるそれらの比△ X/ΔRとを計算することができる。
角度θはx値開の差分及びR値開の差分から計算されるので、X及びRを表わす 信号に対して回路内に不注意に印加されるどんなオフセットも誤差を引き起こさ ない、なぜなら、それらは差分値を影響を受けない状態にするからである。
インダクタは1Mのコイルとして示されているが、他の形態、例えばコイン通路 を横切って対向し、並列または直列の順接続あるいは逆接続状態に接続された1 対のコイルを備えても良い。
図4は、 1個のコインに関して、コインがコイルを横切るにつれて、X及びR (両方ともオームで測定される)が時間と共にどのように変化するかを示す、△ Xと△Rもまた示されている。Xは、コイン通過の中間部分の間比較的滑らかで 平らな負のピークに達するのに対して、Rは、そのピークの中心部分において比 較的滑らかな高原部と、該高原部の各端部にさらに重ねられた小さなピークとを 持っていることを見ることができる。なあ、これらの小さなピークは、コインの 縁がコイルの中心を通過する時のエツジ効果によって引き起こされるものである 。
コインがコイルを横切るにつれて、インピーダンス平面におけるX及びRfI4 で限定される点の位置は、図5においてかぎ状曲線で示される。
その平面において、コインがすなわち時間t1において到達するに先立って、X −R座標点は図5のかぎの最−F部にあり、これは図1の点aに相当する。コイ ンが到達し、時間t3においてコインに対して中心にある時、X−R測定量で限 定される点はかぎの先端に移動した。
これは図1の点すに相当する。R測定量の主ピークの始めにおける小さな付加さ れたピークの存在は、 フィンが中心位置の方へ移動するにつれて、前記点に図 5のかぎのみ(らんだ部分を描かせる。コインが中心位置から移動してコイルか ら離れるにつれて、前記点はt、からt4乃至t5までかぎを回って戻る。
コイン不在点から、移動するコインの現在のX−R71l定量で限定される点ま でのベクトル120は、かぎの先端に達するまで伸びて回転し、それから逆移動 を行なうことがわかるであろう。
このことから、コイン通過の間中中じる△X及び△Rの可変値を記憶し、対応す るΔX/ΔR(すなわちタンジェントθ)の時間変化値を計算し、次にタンジェ ントθの計算値の最大値を検出し、この最大値を受納可能なコインに関するタン ジェントθの基準値と比較することにより、計算を行なうことができることがわ かるであるう。
説明したように、コインを早く連続的に検査することができるように、移動中の コインに関する測定量をとることが好ましいが、損失及びリアクタンスを、静止 しているコインにより測定することも可能である。
図2のようにコイルを駆動する利点は、自走発振器を用いる方法と比較した場合 、大きなコンデンサが必要ないことと、検知回路網における全信号をマイクロプ ロセッサのクロック周波数に同期させることができ、これは相当な簡単化になる ことである。しかしながら、 (位相識別軸を限定する)信号線108及び11 0を介する基準信号の位相が、 (真のR及びX軸を限定する)コイル104の 電流の位相に不正確に関連するかまたは関連するようになる場合は、図2の位相 識別法を、理想的に望まれるものよりは少し正確でない程度にすることができる 可能性がある。
これらの位相の相対的な精密度が、デジタル発生器100の分解能で制限され、 かつアナログフィルタ102自身が、コイル104に加えられる信号に温度によ り変化し得る未iI認の位相遅延を導入するので、これは可能である9位相誤差 の影響は、図3の全インピーダンスベクトル118及び118′の成分が、真の りアクタンス及び損失軸に対して回転される識別軸xd 及びRdに対して測定 されるだろうということである。したがって、計算値△xdは望ましい真の値Δ Xより大きくなり、また計算値△Rdは望ましい真の値ΔRより小さくなる。そ れらの比△X、+ /△Rd は、見られるように、測定するつもりであった角 度θより大きい角度θdのタンジェントになる。それを他の方法に委ねるために 、角度θは測定されるものであるが、位相識別軸の角度誤差によって決まる大き さの誤差を伴って測定されるものとなる。
これを消去する一方法を、図6に示されるインピーダンス平面線図を参照して説 明する。これは、理解を容易にするために、角度的に変位した識別軸x6及びR dが実線で示され、また真のX及びR軸が点線で示されることを除き、図3に一 致する。注目すべき重要な点は、識別軸における誤差は、コインがない時の全イ ンピーダンスベクトル118と、コインがある時の全インピーダンスベクトル1 18′と、ベクトル118の終点に対するベクトル118′の終点の変位を表わ す変位線120とで形成される三角形の形状を変λないということである。その 形状とその結果Cで示される内角は、2つの全インピーダンスベクトル118及 び118′の長さと方向によってのみ決定され、これらはどんな位相誤差とも無 関係である。
識別軸Xd及びRdに対してとられる測定量は次のように角度Cを引き出すため に用いることができる。角度Cは図6に示されるような角度A及びBの和に等し いことに注目すべきである9図6は、Rd/Xdが角度Bのタンジェントであり その結果角度Bはそれらの測定値から計算することができることを示でいる。ま た、角度Aのタンジェントは△R,+/ΔXdであり、その結果角度Aはそれら の差分値から計算することができる。したがって、説明したように(つ相識別法 における未知の位相誤差による誤差を導入し得る真のR及びX軸に対するその方 向を測定しようとする代わりに、それに対して変位線120の方向が測定される 軸としてベクトル118を用いることによって、検査コイルに対するコインの横 方向位置と、位相識別法に用いられる回路網中に存在するかも知れない位相誤差 の両方に無関係なコイン検査基準が達せられる。
与λられる角度A及びBは、両タンジェントの積が1(実際によくあるケースだ ろう)より非常に小さくなる程度のものであり、その結果角度Cのタンジェント は単純に△R,/△X」プラスRd/X、になることが示され得る。したがって 、これらの状況では、処理は、角度A及びBのタンジェントの和によって変位線 120の方向を測定することにより簡単になる。
一般に、ここに言及された角度が十分に小さい場合には、それらはそれらのタン ジェントにより容認できる正確さの度合いに相当し得、これらの状況では用語” タンジェント”と“角度“はそれぞれ他方を含むべく用いられるだろうというこ とを理解すべきである。
図7では、定電流源はトランジスタ103及び関連構成要素の形をとっている9 図2と比較した場合の追加の構成要素は、 130で一般的に示される校正兼オ フセット回路と1位相感度検出器106のための増幅に先立って、コイル104 の下端から取り出されるX及びR信号を増幅するための前置増幅器132と、第 2のオフセット回路134と、フィルタ112及び114の出力をマイクロプロ セッサ116で取り扱うためのデジタル形式に変換するためのデジタル−アナロ グ変換器136である。1個のフィルタすなわち積分器112/114が図7に 示されており、これは図2において別々に示された2つの回路112及び114 と同等のものである。実際には、アナログ−デジタル変換器136を実際に組み 込むマイクロプロセッサを用いるのが好ましいだろう。
この段階ではX及びR信号は単純にコイル電圧信号のそれぞれ同相成分と90度 位相が異なる成分であるので、コイル104からの出力信号は前置増幅器132 で常に増幅されるものであることがわかるだろう、したがって、前置増幅器13 2はX及びR信号の両方のための共通経路として役立っている0位相感度検出器 106は、その出力から、信号線108に(コイル電圧に対して)同相の基準信 号が印加されている時にX信号を発生し、信号線110に90度位相の異なる基 準信号が印加されている時にR信号を発生することにより、X信号とR信号を分 離する。その結果、位相感度検出器106からマイクロプロセッサ116までの 回路構成要素は、X及びR信号のための共通経路として役立っているが、いつ何 時もそれらのうちの一方または他方のみを取り扱っている。
図7の回路網の第1の重要な機能は、真のX及びR軸に対する位相識別軸の角度 変位で生じる問題を取り扱う他の方法、すなわち、変位線120と全インピーダ ンスベクトル118の間の角度Cが誤差の影響を受けた角度θdに代わって計算 された図3及び6に関して前に説明した方法に代わる方法を提供することにある 。
第1の工程は、以下に説明される方法で位相誤差角度θ#(図3t!照)を測定 することである。θ、は望まし。
い角度θと誤った角度θ6の差であることが図3かられかる。θ。がわかれば、 2つの工程のどちらかまたは両方を採用することができる。第一に、マイクロプ ロセッサ116は、両信号線108及び110Fの基準信号の(位相がθ、をゼ ロに減少させる方向にシフトするようにデジタル発生器100を調整することが できる。これは普通はできないであろう、なぜなら、発生器100はデジタルな ので、その出力の位相はステップ的に調整することができるだけであり、そのた め普通は、調整で消去することができないθ。の残留値があるからである。しか しながら、θ、は測定されるものなので、残留値がわかり、それを誤った測定角 度θdから引いて真の値θを得ることができる。調整により角度θ。の値をでき る限り減少させることが望ましいのはもちろんである。なぜなら、これは、上述 のように、角度とそのタンジェントが等しいという、簡単にするための仮定をよ り正確にするからである8次に、θやを測定する方法を図7を参照して説明する 。
その原理は、校正兼オフセット回路130の動作により、その磁界中にコインが ない時のコイル104のリアクタンスの変化をシミュレートすることである0位 相誤差角度θ、がOで、コイルインピーダンスベクトル118のX成分がそのR 成分を変化させることなく変化した場合、位相感度検出器106の出力から読取 られるかまたは測定されるようなR成分のどんな変化も存在しないだろうという ことが、図3の検討かられかる。しかしながら、位相誤差角度θ、が0ではなく 、そのため図3に右いて軸Rdが軸Rと一致しない場合は、軸Rdに沿って測定 されるようなR値の変化が存在するだろう。
このことは図8を参照してもつと良く理解することができる0図8は、シミュレ ートされた変化δxdが全インピーダンスベクトル118のX成分に付加されて それをベクトル118′に変えた場合、真のR軸に沿って測定されるそのR成分 の変化はない様子を示している。しかしながら、位相識別軸Xd及びRdが前の ように角度θまたけ誤っている時は、軸Rd、hで測定した場合、測定したR値 に変化δRd があることがわかる、また、δR,I/δx4は角度θやのタン ジェントであることも図8から容易にわかる。
図7の校正兼オフセット回路130は、コイルインピーダンスのX成分の変化を シミュレートして、このシミュレーションがコイルのR成分に影−響を及ぼさな いことを確かめ、次いで、位相感度検出器106の出力から測定されるようなR の変化とX測定量の変化の間の関係は、誤差角度θ、を計算する根拠として用い られる。
校正兼オフセット回路130の通常動作形態は、トランジスタT2がオフ、トラ ンジスタTlがオンになっている0次に、コイル104を流れる電流は、一方で 直列抵抗Rb及びRcと他方で並列抵抗Raに分かれる。これらはすべて精密抵 抗である9図7の回路に右いて、それは、コイル損失Rの基準として取られるも のである。
コイル104を流れる電流と同相の、コイル104の両端のあの電圧成分である ことを思い出す必要がある。これは、コイル電流の大きさが一定である間だけの 本当の表現にすぎない、それは、コイルリアクタンスXの基準としてとられるも のである、コイル電流と90°位相がずれている、コイル104の両端電圧成分 の値である。
実際、この後者の電圧は、抵抗Rb及びRc間にタップ接続してコイル電流と同 相の電圧を得て、そのタップ接続で分圧された電圧の位相をコンデンサCiによ り90゜だけ変え、その結果中じた位相シフトされた電圧を前置増幅器132の 入力に印加することにより、後で説明する理由のためそれに加えられるオフセッ トを持つ、このオフセット電圧は、コイル104の両端電圧の虚成分すなわちリ アクタンス関連成分と位相が1800ずれているので、その影響は、前記増幅器 132の入力においてコイルリアクタンスXに相当する電圧成分に固定オフセッ トを加えるにすぎない、このオフセット電圧はA。
C9であり、本質的に、前置増幅器132への入力電圧の損失関連成分に影響を 及ぼさないように位相調整される。
位相誤差を測定するために、 トランジスタT2はオンにされ、抵抗Rcと並列 に精密抵抗Rdを挿入し、それによりコンデンサC1を介して供給されているタ ップ分圧電圧を減少させる。この電圧減少は、前記増幅器132の入力において 、コイル104のリアクタンスX、すなわち図8のδXd、の減少をシミュレー トする。しかしながら、それが行なわれただけなら、コイル104と直列の全抵 抗が減少したので、コイル電流が増加するだろう、これを補償してコイル電流を 一定に保つために、トランジスタTlをオフにすることによって抵抗Raが切り 離される。抵抗Raの値はコイル電流を一定に保つように選択されているので、 Xの変化のシミュレーションは、本質的に、コイル損失Rも同様にシミュレート することがないように整えられ、すなわち、Rを表わすためにコイル104の両 端電圧を90°位相をずらすために要する条件が保たれる0次に、前置増幅器1 32からの信号出力からマイクロプロセッサ116で測定されるRの変化があっ た場合は、その変化は、R及びX軸に対して変位されている位相識別軸という結 果になり、図8のδRdになる。
計算されたθ1または少なくとも△Ra/ΔXdとしてのタンジェントθ、を持 つ、その結果生じた角度が、デジタル発生器100に加えることができる最小の 調整より大きい場合は、マイクロプロセッサ116は、デジタル発生11i11 00に位相識別誤差を減少させる程度までその調整をすることを命令する。測定 された誤差角度が最小調整ステップより小さくなるような時には、マイクロプロ セッサ116は、それを測定値θdと加算してコイン検査に望ましい角度θを得 る。θ、を正または負にし、その結果加算が測定値θdを増加または減少のどち らかにすることができることがわかるであろう。
θ、のト配計算ともし必要ならその調整は、例えば3秒毎の間隔で、しかしコイ ンがコイルの所にない時だけ、マイクロプロセッサ116の制御の下に自動的に 行なわれる。各々の時以後、トランジスタT1及びT2は、T2がオフ、T1が オンの通常動作状態に戻る。
その代わり、回路網は、Xのどんな変化もシミュレートすることなく、また、△ Raの測定値及びその結果生じるあらゆる△Xdの測定値からθ、またはタンジ ェントθ、を計算することなく、Rの変化をシミュレートするように適応させる ことができる。
校正兼オフセット回路130の第2の機能はすでに簡単に述べたが、次に説明す る。それは、Ciを介した前置増幅器132の入力における、コイル104の両 端電圧のX成分に対して180°逆位相のオフセット電圧の増幅である。このこ との理由は、実際には、XはRより非常に大きい、典型的には約30倍大きいこ とにある。
さらに、コインで生じた変化△X及び△Rは、典型的にX及びHのコイン不在値 の20%の範囲内にあり得る。
X及びR信号は共に、前置増幅器132及び位相感度検出器106の共通鮮路で 処理されなければならず、しかも一方の信号は他方の信号の大きさの約30倍の ため、非常に劣る信号雑音比が得られ、ΔR111!定量のどんな意味ある抽出 も不可能にする可能性がある。コンデンサCiを介してX信号に加えられるオフ セットが実在し、その結果、それは、前置増幅器132の入力におけるX信号を R信号と大きさを匹敵させる。したがって、非常に改善された使用は演算増幅器 132のダイナミックレンジでなされ、信号雑音比を受け入れ可能にすることが できる。
オフセット電圧の正確な値はそれが一定である限り重要ではないことに注目すべ きである。なぜならオフセット電圧は、コイン存在時のX@とコイン不在時のX 値の両方に加えられ、そのため角度θまたはそのタンジェントを計算する際に用 いられる差分△Xのどんな変化も引き起こさないからである。オフセットは前置 増幅器132の入力におけるR信号には加えられない。
校正兼オフセット回路130は第3の機能を持っているが、それを説明する前に 、図7の回路を利用してコイン検査に用いられるさらに別の方法について言及す る必要がある。
インピーダンス平面における変位線の方向の測定は、コイン材料の良好な標識で あり、実質的にコイルからのコインの距離と無関係であることを上記に説明した 。これは有効なコイン検査を形成するが、異なるタイプのコインが同じ材料から できていることがあるので、異なるタイプのコインを識別するためにはそれだけ では通常十分ではない。
したがって、少なくとも1つの別のコイン特性を検知することが望ましく、コイ ンの直径は有効な1つである。しかしながら、変位線の方向(例えば角度)は、 コイルが検査されるべき最も大きな直径のコインとほぼ同じかまたはそれより大 きく作られていても、コインの直径に対して、有効な直径検査を提供するほど十 分には感度が良くない9図7の回路を用いた場合、そしてインダクタ104の直 径が検査されるべき最も大きなコインとほぼ同じかまたはそれより大きければ、 △Xの値はコインの直径に対して有効に感度があり、第2のコイン検査として用 いることができ、コインは、その△X値がその変位線方向をとるのと同じタイプ の受納可能なコインのX値と一致する時のみ受納されることがわかる。
しかしながら、△X及び八Rの比と違って、ΔX信号の値だけはシステムゲイン によって決まり、これは時間や湿度と共に変化することが予想され得る。
ΔXの測定量への前記ゲイン変化の影響を補償するために、校正兼オフセット回 路130は周期的に(例えばスイッチングオン時や数秒毎に)次のように動作す る。
説明したように、トランジスタT2は回路の通常動作中オフになっている。ゲイ ン変化を校正するために、トランジスタT1もオフになっており、したがって抵 抗Raを回路から切り離している。これはRh及びRcと並列になっているので 、全インピーダンスが増加し、コイル104を流れる電流は低下する。3つの抵 抗Ra、Rb及びRcは、精密抵抗なので、Raを切り離すことがコイル電流の 非常に正確な一定パーセンテージの変化1例えば2%、を繰返し生じるように選 択することができる。コイル電圧のX成分が関係している限り、これはコイルリ アクタンスの2%の減少として現われるであろう、当然、システムは、コイル1 04からデジタル−アナログ変換器136まである望ましい総合ゲインで動作す るように設計されるであろう0例^ば、望ましい総合ゲインは、コイル電圧のX 成分の2%の変化がアナログ−デジタル変換器出力における200のカウント変 化を生じる程度になっていると仮定しよう、TIがオフとなって2%の変化を引 き起こす時、その結果中じるアナログ−デジタル変換器の出力におけるカウント の変化は、マイクロプロセッサ116でチェックされる。それが200の場合は 動作は行なわれないが、200でな(例えばnの場合は、補償係数200 /  nが計算される。
この後、 トランジスタT1は再びオンになって、回路を通常動作形態に戻し、 その後、ΔXがマイクロプロセッサ116で(もちろんコイン存在及びコイン不 在時のX値に関するアナログ−デジタル変換器136のカウント出力に基づいて )計算されるたびに、結果は補償係数200 / nで乗算され、それにより、 システムゲインの変化を補償した△xlを生じる。要するに、アナログ構成要素 のゲインの変化が測定され、次に、コイルからの出力と最終的な計算された△X 値の間のゲインが一定に維持されるようにデジタル段における乗算によって補償 される。
アナログ−デジタル変換器136は、X及びR信号が処理されるべきさらに別の 共通経路を形成する。コインがコイル104を横切る、X信号は減少し、R信号 は増加する。アナログ−デジタル変換器のダイナミックレンジすなわち分解能を 最大限に利用するために、及び/または、より低い分解能を有しかつそれにより 消費されるコストが少ない変換器を可能にするために、さらに別のオフセットが 、各信号のコイン不在値がアナログ−デジタル変換器136のダイナミックレン ジの適当な限界の近くになるように、X及びR信号の両方に加えられる。
これらはり、C,オフセットであり、マイクロプロセッサ116の制御の下に第 2のオフセット回路134により加えられ、それぞれ異なる値を有し、一つはX 信号が処理されるかまたは得られる時に関する値であり、もう1つはR信号が処 理されるかまたは得られる時に関する値であり、回路134の出力は、それに応 じて異なる位相にされた2つの位相識別基準信号間のスイッチングと同期して切 り換えられる。
すべてのオフセットの累積結果は図9を参照して理解することができる0図9は 、R成分より非常に大きいX成分を用いたより現実的な尺度に基づいて、図3の 同じコイン存在時及びコイン不在時のインピーダンスベクトル118及び118 ′を示している。コイン存在及びコイン不在X値はそれぞれX、及びx2である 。コイン存在時及びコイン不在時のR値はそれぞれR5及びR2であり、2つの 差分値はΔX及びΔRとして図9の最上部右側に示される。これらは変位線12 0を限定する。前に説明したようにコンデンサCiを介して印加される実質的な 第1のオフセット電圧はX。として表わされ、X、及びx2を、R,及びR2と 大きさが匹敵するXIO及びX20に縮小し、その結果線120は120′にシ フトされる。第2のオフセット回路134によって印加される第2のXオフセッ ト電圧はX。′として表わされ、電圧XIO及びX20をそれぞれX IQ’及 びX 20′にシフトし、したがって線120′を120″にシフトする0回路 134からのRオフセット電圧はR9′として表わされ、電圧R7及びR2をそ れぞれR10’及びR20′にシフトし、その結果線120′を120″′にシ フトする。体1トすなわちコイン不在時のX成分値XIO’ はゼロに近くなる ことが図9かられかる。これは、それをアナログ−デジタル変換器136のダイ ナミックレンジの最下部に置<、R成分信号のコイン不在値RIO′はアナログ −デジタル変換器136のダイナミックレンジの最上部の近くに置かれる。差分 値△X及び八Rとその結果であるθは、図9の最下部左角の近くに示されるよう に、オフセットの印加により変わらないままになり、差分値は反対向きになって いるが、アナログ−デジタル変換器のダイナミックレンジの違っているが実質的 に重なり合った部分を占め、その結果そのダイナミックレンジが最大限に利用さ れている。
コインが、コインの検査に最も普通に用いられる周波数においてコイル104の 磁界全体に影響を与えるほど大きければ、1−紀に説明しかつ図面に示される角 度θと、図4に示される角度Cは、所定のコイン材料に関して一定になる。しか しながら、周波数が最も普通に用いられる範囲以下に、例えば20kHz以下に 、減少するにつれて、角度θが変化し始め、その変化はコインの厚さに依存する 0図10は、同じ材料だが厚さが異なる3つの検査円盤に関する角度θの値を表 わす3つの曲線のセットを示す、θの値は、コイル104を駆動することができ る(対数目盛りによる)周波数範囲にわたって示されている0円盤が薄くなれば なるほど、厚さが角度θに影響を与え始める周波数が高くなり、その逆もしかり である。一般に、角度θの厚さ依存は、材料における磁界の表皮深度が材料の厚 さの約1/3になる点まで周波数が減少した時顕著になる8表皮深度が全ての検 査円盤の厚さよりほとんど少なくなるほど周波数が高い場合は、角度θの厚さ依 存はなくなることが、図10かられかる。材料の伝導率が高くなればなるほど、 所定周波数における表皮深度は少なくなる。その結果、より高い伝導率のコイン 材料に対して有効な厚さ依存を得るためには、より低い周波数に進める必要があ る。米国のコインセットは主に比較的高い伝導率からなり、そのコインセット及 び磁気的なコインに対する厚さ感度を得るためには、10kHz以下例えば6k Hz以下の周波数を用いることが好ましい、英国のコインセットに共通のキュプ ロニッケルに関しては、伝導率はもつと低くて、表皮深度は所定周波数において もつと大きいので、100k Hz以下の周波数でかなりの厚さ依存性を得るこ とができ、好ましくは50kHz以下、さらに好ましくは35kHzの周波数で もつと大きな効果が得られる。これらの低い方の周波数範囲に右いて、角度θは 材料と同じようにコイン厚さに依存するが、はとんどの部分はコイルからのコイ ンの間隔と無関係になっており、そのため、信頼できる厚さ依存測定を、コイン 通路の片側に設けられた1個のコイルを用いて行なうことができる。
実際のコイン検査装置は、図7に関して個々に説明された技術を用い、インダク タ104に匹敵する2つの検査インダクタを用いるものが構成されていた0両イ ンダクタはコイン通路の同じ片側に設けられていた。フェライトボットコア内に 設置された環状コイルからなる第1のインダクタは直径14mmで、8k)(z で駆動された。コイン進行方向に関して2番目のインダクタは、同じ構成からな るが、直径37.5mmで115kH2で駆動された。1J1のインダクタは、 受納されるべき最小のコインより直径が小さく、コインがコイルに対して中心に ある時コインによりいつも完全にさえぎられるようにコイン通路上に設置される 。このインダクタは8kHzという比較的低い周波数で駆動されるので、このコ イルを用いて引き出される角度θの値はコインの材料と厚さの両方に依存した。
第2のインダクタは、受納されるべき最大のコインより大きい直径を有し、コイ ン通路に対してその最下端の平面に設置された。 115kHzというより高い 周波数は、このインダクタを用いて引き出される角度θが実質的にコイン厚さと 無関係になることを確実にもたらしたが、コイルの大きな直径は、角度θがコイ ルの材料ばかりでなくその直径または面積にも感度があるようにした。このイン ダクタは、コイン通路の下流に位置決めされてコインのはずみを止めさせた。さ もなければ、このコインのはずみは、 コインの直径感度測定に影響を及ぼすだ ろう、このようなはずみは、もっと小さな厚さ感度インダクタの出力への影響は 少ないだろう。
両コイルは同じデジタル信号発生器100で駆動され、両コイルからの出力は、 図7を参照して、同じ前置増幅器132と、マイクロプロセッサ116まで通る 有銅の他の構成要素とにより処理された。各インダクタは、それ自身のフィルタ 102と、駆動トランジスタ103と、構成及びオフセット回路130とを備え 、2つのこれらの構成要素群は、マイクロプロセッサ116の制御の下に、図7 のP点で交互に図7の回路網に入れられたり切り離されたりされた。マイクロプ ロセッサ116は、同時に、2つのインダクタに適する低い方の周波数と高い方 の周波数に発生器100を切り換えた。
説明したように、測定量は、変位線方向及びX自体が極値にある時に生成される が、知られているように、コインがセンサを通過している間の他の時間にとられ る測定量を用いることもでき、説明した技術を同様にその方法に用いることもで きろ。
上記に説明した実施例では、X、R1△X及びΔRを引き出すために位相識別法 が用いられるが、それらの実施例の種々の新規かつ発明的な態様は、たとえそれ らの引き出しのために(図11及び12に関して説明されるだろうような)他の 方法、例えば、変位線方向に加えて受納基準としてXを用いることや、厚さ応答 測定として低い方の周波数における変位線方向を用いること、が用いられても利 用可能である。
ゲイン変化を補償する説明済の技術は、処理される信号の出所または意義と無関 係にコイン装置に利用可能である。
次に、図11の装置を詳細に説明する。パイ型同調回路2は、 1個のコイル4 形式のインダクタと、2つのコンデンサ6及び7と、抵抗8を含む、抵抗8は普 通独立した構成要素ではなく、主にコイル4の固有損失からなるであろう同調回 路の有効損失を表わすものと考えるべきである。
コイル4の近くの10に点線で示されるコインを位置決めするための手段が提供 され、この手段は、それに沿ってコインが縁を接してコイルを通過するコイン通 路12として概略的に示される。コイン10がコイル4を通過するにつれて、同 調回路の全有効損失は増加して、コインがコイルに対して中心にある時にピーク に達し、次いで体1トレベルまで減少する0本実施例では、装置はこの有効損失 のビーク偵に応答する。
同調回路2は自走発振器を形成するように帰還路を備えている。帰還路は一般に 14で示され、同調回路のある点に生じる電圧を運ぶ信号線16と、スイッチン グ回路18と、帰還路のゲインを与える反転増幅器20とを含む、24で概略的 に示される位相遅延回路は、スイッチング回路18の状態により、交互に帰還路 内に入れられたり側路されたりする0位相遅延回路24が帰還路に入れられてい ない時は、帰還路を回る位相シフトは180°になり、次いでパイ型同調回路の 両端の位相シフトも180°になる。この状態において、発振器はその共振周波 数で動作している。
次に図12を参照するのが好都合である9図12は、同調回路の全有効損失の、 比較的低い値R1から比較的高い411R5までの5つの異なる値に関する、発 振周波数と帰還路の位相シフトII(φ)との間の関係を示している。一般的な 言い方では、有効損失が可変のパイ型同調回路に関して、あらゆる特定の時間に おける同調回路の有効損失の大きさは、帰還路の位相シフト量をある既知の値か ら他の値に(またはある既知の量だけ)変え、その結果生じる周波数変化を測定 することによって、確かめることができる9位相シフト変化と周波数変化間の関 係は、図12に示される曲線のうちの1つの勾配を有効に表わし、その結果回路 がどの曲線に基づいて動作中であるか、したがって回路の現在の有効損失がいく らかを示す0例えば、位相シフトが図示のように180°から量φ、(約30° )だけ変化し、かつ周波数が△fNCだけ変化すると、有効損失は低い値R1に なる。しかしながら、周波数がもっと大きい量△fC,たけ変化すると、有効損 失はもっと高い値R4になる。
これは、図11に概略的に示される回路網で実行される0図11の説明は次で終 わるであろう。
発振器の周波数は、信号線26を介して周波数検知回路28に供給される。制御 回路30は、信号線32により、位相遅延回路24を発振器帰還路に入れたりは ずしたりするようにスイッチング回路18を動作させる。同じ信号線32を経由 して、制御回路30は、スイッチング回路18と同期してスイッチ34も動作さ せ、その結果、検知回路28で検知された周波数値は記憶器36に記憶される( これは、発振回路内に位相遅延がない時の周波数値である)と共に、記憶器38 に記憶される(これは、発振回路内に位相遅延が導入された時の周波数値である )1図11と以下の説明は、種々の周波数と周波数差のために用いられる表示法 の下記表を参照することによりもっと良く理解することができる。すなわち、f O=位相シフトのない周波数 fφ =位相シフトを伴う周波数 Δf =fφ−fO △fNC=コインがない時のΔf ΔfC=コインがある時の△fのピーク値fOc =コインがある時のfOのピ ーク値fONG=コインがない時のfOの値 域算器40はfφからfOを減算して△fを展開し、スイッチ42の通常状態で は、この△fの値は記憶器44に送られる。この通常状態は、コインがコイル4 の近くにない間支配しており、この場合、同調回路の有効損失は低くなっており (すなわち、図12の低い値R1)、配憶器44に記憶される周波数差分値はΔ fNC(図12に示される)になり、この値は、測定が行なわれている時の同調 回路自身の固有の有効損失を示す。
コイン10がコイル4の近くに到達し始めるにつれて、周波数検知回路28の出 力のfOは変化し始める。
制御回路30の一部46は信号線48からのこの変化の開始を検出し、それに応 じて信号線50を介してスイッチ42の状態を変え、ΔfNCの最近の休止値を 記憶器44に保持せしめる。
フィン10が近づき、コイル4に対して中心の位置に達すると、周波数fOはピ ークの低い値に達するまで降下する0回路部分46はこのピーク発生を検出する ように適合されており、それに応じて、スイッチ42に、コインが中心にある時 に発生したΔfの値を記憶器52に向けさせる。これは1例えば図12に示され るように値ΔfCになり、コインがインダクタを通過する間に発生する付加位相 変化φlから生じる周波数シフトの最大値になる。この周波数シフトは、同調回 路の全有効損失が現在1回路に固有の有効損失プラス現在コイル4の中心にある 特定のコインにより回路に導入される有効損失からなる比較的高い値R4になる ことを示す、コイルの有効損失Rはに1Δfになる。ここでに1は定数である。
コインのみにより導入される有効損失を示す値は、ΔfCから△fNCを減算し て定数に、を乗算する回路54から引き出される。これは前に言及したよりなΔ Rに等しい。
図11の回路は、△Xすなわち次のようにコインにより同調回路2に導入される リアクタンス量も測定する。
foの(*(すなわち、どんな付加位相シフトもない発振周波数)は信号線64 を介してスイッチ62に印加される。その結果、位相シフトがないコイン不在つ まり休止周波数は記憶器66に記憶されるようになり、コインがインダクタ4を 通過する時位相遅延がなく達したコイン存在ピーク低周波数は記憶器68に配憶 されるようになる。これらの周波数は同調回路自身の全リアクタンスを示し、そ れぞれコインの追加的影響を伴う、コイルの有効リアクタンスXはk 2 /  f Oになる。ここでに2は定数である。△Xは、画周波数の逆数をとりそれら を減算し定数に2を乗算する回路70により引き出される。
回路54及び70の出力は除算器72に供給され、除算器72は、ΔX/ΔR( すなわち、検査されるコインに関するtanθ)をとってそれを比較器74に送 り、ここでそれは基準回路74からのtanθの基準値と比較される。それらが 一致する場合は、比較器74はアンドゲート76に出力を供給する。
実際には、 1つ以トの検査がコインに関して行なわれるであろう、そして、同 じタイプのコインに関して基準値に匹敵する各検査値に関するさらに別の入力が 、アンドゲート76に印加される。全ての入力、それぞれ各検査に関するものだ が、が、検査されるコインがコインの所定の金種に関する各基準値に匹敵する値 の完全なセットを生じた時、アンドゲート76はその出力に受納信号を発生して 、例えば受納/排除ゲートを周知の方法で動作させることによりコインを受納せ しめる。もちろん、図1乃至10に関して以前に説明したものと共に。
追加の検査を用いることもできる。
図11の実施例は、スイッチ及び機能ブロックによりF記に説明しかつ例示した が、実際には、点線の枠80内に示される全構成要素は、適当にプログラムされ たマイクロプロセッサにより好適に与えられる。そのプログラミングは、技術に 巧けたプログラマ−のわざ内に含まれ、上2に説明したように達せられるべき機 能を与えられる。
インダクタは、 1個のコイルとして示されているが、他の形態、例えばコイン 通路を横切って対向し、並列もしくは直列の順接続あるいは逆接続状態に接続さ れる1組のコイル、を備^ても良い。
説明したように、測定量は、発振周波数がピーク値にある時に生成されるが、知 られているように、コインがコイルを通過する間の他の時間に有効な測定量をと ることも可能であり、図11及び12の技術を同様にその方法に用いることもで きる。所定金種の同一の受納可能なコインはある程度特性が変わるという事実を 考慮するたたコイン関連情報から計算することができる。
FIG、 7゜ FIG、2゜ r::tr”、n t−tU、メ LJ+) 4nNv− ロ=Cピ ct= ce cピ フロントページの続き (72)発明者 ベイリー、ジョン ウィリアムイギリス、アールジー62ニー テイー。
バークシャー、リーディング、エアーリイ、アダムズ ウェイ 18 (72)発明者 ラルフ、アラン イギリス、ニスオー427ダブリユデー。
ハンプシャー、ニア−ブ口ツケンハースト、イースト ブルダー ロード(番地 なし) (72)発明者 チットルポロー、マイケルイギリス、エッチビー10 ゼロエ ヌビー。
パックス、ハイ ウィユム、ウッドバーンムア、ファルコンズ クロフト、シェ リー クロウズ 3 (72)発明者 サガディ、カーリイ アメリカ合衆国+ 19335 ペンシルヴアニア、ダウニングトン、コンレイ ズ ウェイ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コイン検査装置におけるコイン検査方法であって.挿入されるコインを、イ ンダクタにより生じた発振磁界にさらす工程と、前記コインが前記磁界内にある 詩に前記インダクタのリアクタンス及び損失を測定する工程と、コインがない時 の前記インダクタのリアクタンス及び損失を表わすコイン不在点に対する、前記 測定量で限定されるコイン存在点の変位を表わす変位線のインピーダンス平面に おける方向が、該インピーダンス平面における基準方向に一致するかどうかを確 認する工程とからなることを特徴とするコイン検査方法。 2.請求の範囲第1項記載の方法において、リアクタンス及び損失測定量は位相 識別法で生成される方法。 3.請求の範囲第2項記載の方法において、信号源でインダクタを駆動する工程 を含む方法。 4.請求の範囲第3項記載の方法において、前記信号源は定電流源として作用す る方法。 5.請求の範囲第2項記載の方法において、位相が実質的に90°離れる都度イ ンダクタの両端電圧をサンプリングして、インダクタのリアクタンス及び損失を 表わす各信号を引き出す工程を含む方法。 6.請求の範囲第2項記載の方法において、真のリアクタス及び損失軸に対する 位相識別軸のインピーダンス平面における角度変位を測定する工程を含む方法。 7.請求の範囲第6項記載の方法において、コインがその磁界内にない時のイン ダクタのリアクタンスまたは損失のみの変化をシミュレートすることにより、前 記角度変位を測定する工程と、前記位相識別法によって生成された損失またはリ アクタンス測定量のその結果生じる変化を検出する工程と、シミュレートされた 変化と検出されたその結果生じる変化の間の間係から前記角度変位を計算する工 程とを含む方法。 6.請求の範囲第7項記載の方法において、シミュレートされた変化はインダク タのリアクタンスのみにあり、その結果生じる損失測定量の変化が検出される方 法。 9.請求の範囲第6項記載の方法において、位相識別軸を角度的にシフトして、 前記角度変位を減少させる工程を含む方法。 10.請求の範囲第6項記載の方法において、前記確認工程には、前記角度変位 測定から引き出される補償係数を印加する工程を含む方法。 11.請求の範囲第1項記載の方法において、前記基準方向はリアクタンス及び 損失軸のうちの1つに対する角度として設定される方法。 12.請求の範囲第11項記載の方法において、リアクタンス及び損失測定は位 相識別法で行なわれ、前記確認工程は、位相識別軸のうちの1つに対する前記変 位線の角度を評価する工程を含む方法。 13.請求の範囲第12項記載の方法において、前記確認工程には、前記角度変 位測定から引き出される補償係数を印加する工程を含み、補償係数の印加は、位 相識別軸の測定された角度変位と変位線の前記評価された角度とを合体する工程 を含む方法。 14.請求の範囲第1項記載の方法において、コイン不在時のインダクタのリア クタンス及び損失を表わす点は、コイン不在時のインダクタのリアクタンス及び 損失を測定することにより限定され、前記変位線の方向は、コイン存在時及びコ イン不在時の測定量から確かめられる方法。 15.請求の範囲第14項記載の方法において、コイン不在時の測定量はコイン が検査されるたびに取られる方法。 16.請求の範囲第1項記載の方法において、インピーダンス平面における方向 が前記基準方向でありかつインピーダンス平面における位置がコイン不在点を介 して延びるようになっている基準変位線を提供する工程を含み、前記確認工程は 、コイン存在リアクタンス及び損失測定量が実質的に基準変位線上にある点を限 定するかどうかを確認する工程を含む方法。 17.請求の範囲第1項記載の方法において、前記確認工程は、インダクタのコ イン不在時の全インピーダンスベクトルに対する前記変位線の角度を評価する工 程を含む方法。 18.請求の範囲第17項記載の方法において、リアクタンス及び損失測定は位 相識別法によって行なわれ、前記評価は、位相識別軸に対する前記コイン不在時 の全インピーダンスベクトルの角度を測定する工程と、位相識別軸に対する前記 変位線の角度を測定する工程と、これらの2つの測定された角度を合体する工程 とからなる方法。 19.請求の範囲第17項記載の方法において、前記基準方向は、インピーダン ス平面におけるインダクタのコイン不在時の全インピーダンスベクトルに対する 角度として設定される方法。 20.請求の範囲第1項記載の方法において、インダクタのそれぞれリアクタン ス及び損失に依存する信号は共通経路で処理され、リアクタンス依存信号のコイ ン存在値とコイン不在値の差分は前記確認工程に用いられ、前記処理の前に、リ アクタンス依存信号にオフセットが加えられてその値をリアクタンス依存信号の 値の方へ実質的に減少させる方法。 21.請求の範囲第20項記載の方法において、前記共通経路から、信号はさら に別の共通経路に進み、リアクタンス依存信号及び損失依存信号の両方のコイン 存在値とコイン不在値の差分は前記確認工程に用いられ、前記さらに別の共通経 路に進む前に、各信号のコイン不在値がさらに別の共通経路の構成要素のダイナ ミックレンジの端部に近くなるように信号のどちらかまたは両方にオフセットが 加えられ、それにより前記構成要素のダイナミックレンジを最大限に利用する方 法。 22.請求の範囲第21項記載の方法において、前記構成要素はA−D変換器で ある方法。 23.請求の範囲第1項記載の方法において、前記基準方向は特定のコインタイ プに適しており、さらに、インダクタのリアクタンスのコイン不在値とコイン存 在値の差分が同じ特定のコインタイプに適する基準値に一致するかどうかを確認 する工程を含む方法。 24.請求の範囲第23項記載の方法において、コインがその磁界内にない時の インダクタのリアクタンスの予め決められた変化を時々シミュレートすることに よってリアクタンス値間の前記差分により変化するシステムゲインの影響を補償 する工程と、信号が前記システムゲインに支配される前記リアクタンスに依存す る信号の結果的に生じる変化を検出する工程と、検出された変化を基準値と比較 する工程と、前記リアクタンス依存信号に前記比較の結果から引き出された補償 係数を印加してその信号を基準値と実施的に一致するように調整する工程と、次 に前記変化がシミュレートされるまで前記補償係数の印加を維持する工程とを含 む方法。 25.請求の範囲第23項記載の方法において、前記リアクタンスに依存する前 記信号はアナログ信号であり、前記結果的に生じる変化を検出する前に、前記ア ナログ信号をデジタル形式に変換する工程と、デジタル形式の経路出力の変化を デジタル基準値と比較する工程と、該比較からデジタル補償係数を引き出す工程 と、前記変化がシミュレートされる次回まで、デジタル補償係数をデジタル形式 のリアクタンス依存信号に印加する工程を含む方法。 26.請求の範囲第1項記載の方法において、インダクタにより生じた発振磁界 の周波数は、前記変位線の方向が検査されるコインの厚さによって影響を受ける ほど十分に低い方法。 27.請求の範囲第26項記載の方法において、前記周波数は、コイン材料に対 するその表皮深度がコインの厚さの1/3より多くなるほど十分に低い方法。 26.請求の範囲第26項記載の方法において、前記周波数は100kHz以下 である方法。 29.請求の範囲第26項記載の方法において、前記周波数は35kHz以下で ある方法。 30.請求の範囲第26項記載の方法において、前記周波数は10kHz以下で ある方法。 31.請求の範囲第1項記載の方法において、コインの片側のみから前記発振磁 界を発生する工程を含む方法。 32.請求の範囲第1項記載の方法において、確認工程は、複数の受納可能なコ インタイプにそれぞれ対応する複数の基準方向に関して行なわれる方法。 33.請求の範囲第1項記載の方法において、前記確認工程は、少なくとも、前 記変位線の方向がコインがインダクタを通過する間の極値に達する時に行なわれ る方法。 34.請求の範囲第33項記載の方法において、コインが縁を接してインダクタ を通過するにつれて、前記変位線の方向を繰返し評価する工程と、変位線の方向 が極値にある時に評価の結果から検出する工程とを含む方法。 35.コイン通路と、インダクタを含み、該インダクタにコイン通路に発振磁界 を発生せしめるように適合される回路網と、コインが磁界内にある時にインダク タのリアクタンス及び損失を測定するように適合される手段と、コイン不在時の インダクタのリアクタンス及び損失を表わすコイン不在点に対する測定量によっ て限定されるコイン存在点の変位を表わす変位線のインピーダンス平面における 方向が、インピーダンス平面における基準方向に一致するかどうかを確認するた めの手段とからなるコイン検査装置。 36.請求の範囲第35項記載の装置において、コインが磁界内にある時のイン ダクタのリアクタンス及び損失を測定するように適合される前記手段は、位相識 別回路網を含む装置。 37.請求の範囲第36項記載の装置において、インダクタを駆動ずるように配 置される信号源を含む装置。 38.請求の範囲第37項記載の装置において、前記信号源は定電流源である装 置。 39.請求の範囲第36項記載の装置において、位相識別回路網は、位相が実質 的に90°離れるたびにインダクタの両端電圧をサンプリングしてインダクタの リアクタンス及び損失を表わす各信号を引き出すように適合される装置。 40.請求の範囲第36項記載の装置において、真のリアクタンス及び損失軸に 対する位相識別軸のインピータンス平面における角度変位を測定するための手段 を含む装置。 41.請求の範囲第40項記載の装置において、コインがその磁界内にない時の インダクタのリアクタンスまたは損失のみの変化をシミュレートするための手段 と、結果的に生じる損失またはリアクタンス測定置の変化を検出するための手段 と、シミュレートされた変化と検出された結果的に生じる変化との間の関係から 前記角度変位を計算するための手段とを含む装置。 42.請求の範囲第41項記載の装置において、シミュレート手段は、インダク タのリアクタンスのみの変化をシミュレートするように適合され、検出手段は、 結果的に生じる損失測定量の変化を検出するように適合される装置。 43.請求の範囲第41項記載の装置において、前記シミュレート手段は、コイ ル信号を、外コイル信号と同じ周波数を有すると共に、変化がシミュレートされ るべきインピーダンス成分を表わすコイル信号のその成分と同相のまたは180 °位相がずれた信号と一時的に加算するように適合される装置。 44.請求の範囲第42項記載の装置において、インダクタを有する回路に接続 される抵抗網と、インダクタの両端電圧を位相識別回路網に印加するために、イ ンダクタを前記回路網の入力に接続するための手段と、前記抵抗網のある点から 前記入力に接続され、それによりインダクタ電圧と180°位相がずれた電圧を 前記入力に供給するコンデンサとを含む装置。 45.請求の範囲第44項記載の装置において、前記コンデンサを介して供給さ れる電圧を一時的に変更し、それにより前記リアクタンス変化をシミュレートす るために、前記抵抗網を変更するための第1の手段を含む装置。 45.請求の範囲第45項記載の装置において、前記第1の手段の動作により引 き起こされるインダクタ電流のどんな変化も相殺するように前記抵抗網を変更す るための第2の手段を含む装置。 47.請求の範囲第40項記載の装置において、前記角度変位を減少させるため に、前記位相識別回路網が動作する位相識別軸を角度的にシフトするための手段 を含む装置。 48.請求の範囲第40項記載の装置において、確認手段は、前記角度変位測定 量から引き出されれる補償係数を加えるための手段を含む装置。 49.請求の範囲第40項記載の装置において、インダクタはデジタル信号発生 器で決定される周波数で駆動される装置。 50.請求の範囲第49項記載の装置において、デジタル信号発生器の出力を、 インダクタに印加される前に、ろ波するように配置されるアナログフィルタを含 む装置。 51.請求の範囲第35項記載の装置において、リアクタンス及び損失軸のうち の1つに対する角度として前記基準方向を設定するための手段を含む装置。 52.請求の範囲第51項記載の装置において、インダクタのリアクタンス及び 損失を測定するように適合された位相識別回路網を含み、前記確認手段は、位相 識別軸のうちの1つに対して前記変位線の角度を評価するように適合される装置 。 53.請求の範囲第52項記載の装置において、前記確認手段は、前記角度変位 測定量から引き出される補償係数を加えるための手段を含み、前記補償係数印加 手段は、測定された位相識別軸の毎度変位と前記評価された変位線の角度を合体 するように適合される装置。 54.請求の範囲第35項記載の装置において、測定手段は、さらに、コイン不 在時のインダクタのリアクタンス及び損失を測定して、コイン不在時のインダク タのリアクタンス及び損失を表わす点を設定するように適合され、コイン存在測 定量及びコイン不在測定量から前記変位線の方向を確認するための手段を含む装 置。 55.請求の範囲第54項記載の装置において、測定手段に、コインが検査され る度にコイン不在時の測定量を取らせるための手段を含む装置。 56.請求の範囲第35項記載の装置において、インピーダンス平面における方 向が前記基準方向でありかつインピーダンス平面における位置がコイン不在点を 介して伸びるようになっている基準変位線の表示を提供するための手段を含み、 前記確認手段は、コイン存在時のリアクタンス及び損失測定量が実質的に基準変 位線上にある点を限定するかどうかを確認するように適合される装置。 57.請求の範囲第35項記載の装置において、前記確認手段は、インダクタの コイン不在時の全インピーダンスベクトルに対する前記変位線の角度を評価する ように適合される装置。 58.請求の範囲第57項記載の装置において、インダクタのリアクタンス及び 損失を測定するように適合された位相識別回路網を含み、前記確認手段は、位相 識別軸に対する前記コイン不在時の全インピーダンスベクトルの角度を測定し、 位相識別軸に対する前記変位線の再度を測定して、これらの2つの測定角度を合 体するように適合される装置。 59.請求の範囲第57項記載の装置において、インピーダンス平面におけるイ ンダクタのコイン不在時の全インピーダンスベクトルとして前記基準方向を設定 するための手段を含む装置。 60.請求の範囲第35項記載の装置において、インダクタのそれぞれリアクタ ンス及び損失に依存する信号が処理される共通経路と、リアクタンス依存信号に オフセットを加えて、その値を抵抗依存信号のそれの方へ実質的に減少させるた めの手段とを含み、前記確認手段は、コイン存在値及びコイン不在値の差分を用 いるように適合される装置。 61.請求の範囲第60項記載の装置において、前記共通経路から、信号はさら に別の共通経路に進み、前記確認手段は、前記確認工程におけるリアクタンス依 存信号及び損失依存信号の両方のコイン存在値及びコイン不在値の差分を用いる ように適合され、前記さらに別の共通経路の前に、各信号のコイン不在値がさら に別の共通経路の構成要素のダイナミックレンジの端部に近くなり、それにより 前記構成要素のダイナミックレンジを最大限に利用するように信号のどちらかま たは両方にオフセットを加えるための手段が備えられる装置。 62.請求の範囲第61項記載の装置において、前記構成要素はA−Dコンバー タである装置。 53.請求の範囲第35項記載の装置において、前記基準方向は特定のコインタ イプに適しており、前記確認手段は、さらに、インダクタのコイン不在値及びコ イン存在値の差分が同じ特定のコインタイプに適する基準値に一致するかどうか を確認するように適合される装置。 64.請求の範囲第63項記載の装置において、インダクタのリアクタンスに依 存する信号は、基準値間の前記差分に影響を与えるシステムゲインを変更するこ とを条件として回路網によって処理され、コインがその磁界内にない時のインダ クタのリアクタンスの予め決められた変化を時々シミュレートするための手段と 、信号が前記システムゲインに支配された前記リアクタンスに依存する信号の結 果的に生じる変化を検出するための手段と、検出された変化を基準値と比較する ための手段と、前記リアクタンス依存信号に、前記比較の結果から引き出された 補償係数を加えて、その信号を実質的に基準値に一致するように調整するための 手段と、前記変化がシミュレートされる次回まで、前記補償係数の印加を維持す るための手段を含む装置。 65.請求の範囲第64項記載の装置において、前記リアクタンスに依存する前 記信号はアナログ信号であり、前記結果的に生じる変化を検出する前に、前記ア ナログ信号をデジタル形式に変換するための手段と、デジタル形式の信号の変化 をデジタル基準値と比較するための手段と、比較からデジタル補償係数を引き出 すための手段と、次に前記変化がシミュレートされるまで、デジタル形式のリア クタンス依存信号にデジタル補償係数を加えるための手段とを含む装置。 65.請求の範囲第35項記載の装置において、前記インダクタで生じる発振磁 界の周波数は、前記変位線の方向が検査されるコインの厚さによって影響を受け るほど十分に低くなっている装置。 67.請求の範囲第66項記載の装置において、前記周波数は、コイン材料に関 するその表皮深度がコインの厚さの1/3以上になるほど十分に低くなっている 装置。 68.請求の範囲第66項記載の装置において、前記周波数は100kHz以下 である装置。 69.請求の範囲第66項記載の装置において、前記周波数は35kHz以下で ある装置。 70.請求の範囲第66項記載の装置において、前記周波数は10kHz以下で ある装置。 17.請求の範囲第35項記載の装置において、前記インダクタはコイン通路の 片側のみにある装置。 72.請求の範囲第35項記載の装置において、複数の受納可能なコインタイプ に対応する複数の基準方向を提供するための手段を含み、前記確認手段は、前記 複数の基準方向に関して前記確認工程を実行するように適合される装置。 73.請求の範囲第56項記載の装置において、前記提供手段は、方向が複数の 受納可能なコインタイプにそれぞれ対応する複数の基準変位線の表示を提供する ように適合され、前記確認手段は、前記複数の基準変位線に関して前記確認工程 を実行するように適合される装置。 74.請求の範囲第35項記載の装置において、コインがインダクタを通過する 間に極値に達する前記変位線の方向を検品するための手段を含み、前記確認手段 は前記極値の方向を用いるように適合される装置。 75.請求の範囲第74項記載の装置において、前記確認手段は、コインが縁を 接してインダクタを通過するにつれて、前記変位線の方向を繰り返し評価して、 評価の結果から変位線の方向が極値にある時を検出するように動作可能になって いる装置。
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