JP2017520849A - 硬貨検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構造で、高精度、高感度と広いダイナミック線形範囲を有する硬貨検出システムを提供すること。【解決手段】硬貨検出システムは、信号励磁源1、駆動回路2、励磁コイル3、被検出硬貨4、径方向磁界勾配計5、軸方向磁界勾配計6、アナログフロントエンド回路7及びプロセッサ8を備える。信号励磁源及び駆動回路により励磁コイルを励磁した後、励磁コイルは被検出硬貨の軸方向に平行な励磁磁界10を発生させ、励磁磁界の影響を受けて、被検出硬貨内部に渦電流を発生させて誘導磁界11を誘導し、径方向磁界勾配計及び軸方向磁界勾配計がそれぞれ被検出硬貨の径方向および軸方向における磁界成分を検出し、検出信号はアナログフロントエンド回路へ送信されて増幅され、送信された増幅信号はプロセッサで処理され出力され、出力信号の振幅及び位相等の情報に基づいて被検出硬貨の材料、デザイン、単位等の情報を取得する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、硬貨検出システムに関し、特に、磁気抵抗センサを用いて磁界勾配計を形成する硬貨検出システムに関する。
硬貨は、現代社会においては不可欠なものであって、人類が物質を交換するために必要なツールであり、日常生活において膨大な流通量がある。硬貨がますます幅広く使用されるにつれて、交通、金融等では、硬貨の単位や真偽の判定、硬貨の計算といったアプリケーションへの依存度が高まってきている。現在、硬貨の計算及び真偽の判定には、主に以下の幾つかの方法がある。
(1)硬貨に対して交番磁界を印加し、その後、誘導された渦電流場を測定し硬貨の材料を判定して、その真偽を識別する方法がある。このような方法では、主に誘導コイルまたは誘導コイルとホールセンサとの組み合わせにより硬貨の軸方向磁界を測定するが、特徴を識別する信号を測定できるのは一種類のみであるため、類似する共振周波数、振幅または位相を有する異なる硬貨に対しては、真偽を正確に判定することができない。
(2)複数の磁気抵抗センサを用いてセンサユニットアレイを構成し、硬貨周囲の磁界分布を検出することによって、硬貨の単位及びその真偽を判定する方法がある。例えば、特許出願CN103617669Aには硬貨検出装置が開示されているが、その装置でも一方向のみの信号しか検出できず、類似する直径を有し、かつ同一方向に類似するレスポンスを有する硬貨に対しては、判定結果の精度は十分に高くはなく、その測定結果には印加したパルス場により生成された新たな信号が含まれるため、この信号を除去するための後処理が必要となるので、処理プロセスが煩雑となり、その分解能が低減する恐れがある。
(3)送信コイルに対して可変周波数入力を行い、異なる周波数点で受信機の出力を測定することによって、硬貨の真偽を検出する方法がある。例えば、米国特許出願US4086527に開示される試験方法では、出力信号の振幅、位相、共振周波数等の情報を取得できるものの、依然として単軸センサを用いているので、類似する特徴を有するいくつかの硬貨を識別することは非常に困難である。また、励磁のためのパルス場を利用した後でパルス場を除去する方法や位相変移などの方法で真偽を検出しても良いが、それらの方法も、同様にして特徴を識別する信号を測定できるのは一種類のみであるため、類似する特徴を有する硬貨を正確に識別することができない。また、硬貨を偽造する技術も更に向上しており、これらの既存の硬貨検出装置では、交通機関や金融などの現代社会における硬貨検出に対する高精度な要求に応えることができなくなってきている。
目的は、シンプルな構造で、高精度、高感度と広いダイナミック線形範囲を有する硬貨検出システムを提供することにある。
本実施形態に係る硬貨検出システムは、励磁コイル、径方向磁界勾配計および軸方向磁界勾配計を備え、前記励磁コイルは、被検出硬貨に軸方向の励磁磁界を印加することに用いられ、前記励磁磁界は前記被検出硬貨内部に渦電流を誘導させ、前記渦電流は誘導磁界を発生させ、前記径方向磁界勾配計は少なくとも2つの径方向磁気抵抗センサを含み、かつ前記軸方向磁界勾配計は少なくとも2つの軸方向磁気抵抗センサを含み、前記径方向磁気抵抗センサおよび前記軸方向磁気抵抗センサは、それぞれ前記励磁コイルの中心面または中心点に対して対称に分布され、前記径方向磁界勾配計は、前記励磁コイルの相対する両側と前記被検出硬貨の径方向における前記誘導磁界の磁界成分の差を検出することに用いられ、前記軸方向磁界勾配計は、前記励磁コイルの相対する両側と前記被検出硬貨の軸方向における前記誘導磁界の磁界成分の差を検出することに用いられ、前記相対する両側は前記励磁コイルの軸方向に沿って対向する両側であり、前記励磁コイルは、前記被検出硬貨の表面と前記励磁コイルの中心面とが平行で、かつ前記被検出硬貨の表面と前記中心面との間の距離が少なくとも前記励磁コイル高さの半分となるように配置されることを特徴とする。
好ましくは、前記硬貨検出システムは、更に、前記励磁コイルを励磁させるための信号励磁源および駆動回路と、前記径方向磁界勾配計および前記軸方向磁界勾配計が生成した信号を増幅するためのアナログフロントエンド回路と、前記アナログフロントエンド回路が出力した増幅信号の実部成分および虚部成分を算出するためのプロセッサと、を備える。
好ましくは、前記信号励磁源により生成された信号は交流信号であり、前記交流信号は少なくとも一つの周波数成分から構成され、前記プロセッサは、各周波数成分に対応する増幅信号の実部成分および虚部成分を算出する。
好ましくは、前記信号励磁源は、更に、前記交流信号の継続時間に直流信号を印加することに用いられ、前記励磁コイルにより発生させた励磁磁界は直流磁界と交流磁界との重畳磁界である。
好ましくは、前記被検出硬貨の材料が強磁性材料である場合、あるいは前記被検出硬貨の表面が強磁性材料でコーティングされている場合には、出力信号の増幅値は前記直流磁界が印加された後に低減され、前記検出硬貨の材料が導体である場合には、出力信号の増幅値は前記直流磁界の影響を受けない。
好ましくは、前記硬貨検出システムは、各種類の硬貨に対応する実部成分および虚部成分の振幅値を検出可能である。
好ましくは、前記励磁コイルは、単一コイル、または複数のコイルを積層して構成されるアレイコイルであり、前記励磁コイルによって囲まれる円周の直径は前記被検出硬貨の直径より大きい。
好ましくは、前記径方向磁界勾配計は、前記励磁コイルの内側エッジかつ前記被検出硬貨エッジの下方に配置され、前記径方向磁気抵抗センサは、前記励磁コイルの中心に対して対称に配置され、前記軸方向磁界勾配計は、前記励磁コイルの内側に配置され、かつ前記被検出硬貨の中心の下側に配置または近接され、前記軸方向磁気抵抗センサは、前記励磁コイルの軸方向に沿って前記励磁コイルの中心に対して対称配置される。
好ましくは、前記硬貨検出システムは、更に、第1のPCBおよび第2のPCBを備え、前記径方向磁気抵抗センサは、それぞれ前記第1のPCBおよび第2のPCB上に配置され、前記軸方向磁気抵抗センサは、それぞれ前記第1のPCBおよび第2のPCB上に配置され、前記励磁コイルは、前記第1のPCBと第2のPCBとの間で固定され、前記被検出硬貨は、前記第1のPCBおよび第2のPCB上に配置される。
好ましくは、前記径方向磁気抵抗センサはX軸リニアセンサであり、前記軸方向磁気抵抗センサはZ軸リニアセンサであり、前記X軸リニアセンサの検知方向は前記被検出硬貨の径方向に対して平行であり、前記Z軸リニアセンサの検知方向は前記被検出硬貨の軸方向に対して平行である。
好ましくは、前記X軸リニアセンサおよび前記Z軸リニアセンサは、単一抵抗器、ハーフブリッジまたはフルブリッジの構成のものであり、前記単一抵抗器、ハーフブリッジのブリッジアームまたはフルブリッジのブリッジアームは、一つまたは複数の互いに電気的に接続される磁気抵抗素子により構成される。
好ましくは、前記磁気抵抗素子は、Hall、SMRE(半導体磁気抵抗素子)、AMR、GMRまたはTMR素子である。
好ましくは、前記硬貨検出システムは、更に、位置決め装置を有し、前記位置決め装置は、前記被検出硬貨を前記径方向磁界勾配計および前記軸方向磁界勾配計の一側に近接させるように前記被検出硬貨を位置決めする。
本実施形態は、従来の技術に比べて、以下のような技術的効果を奏する。
(1)径方向および軸方向の磁界勾配計を用いて被検出硬貨によって誘導される渦電流磁界の径方向および軸方向の磁界成分を検出することにより、両軸測定を実現し、励磁磁界の影響を受けることなく、測定の精度を大きく向上させることができる。
(2)被検出硬貨を配置していない時は、2つの磁界勾配計は何ら励磁信号を表示しないので、励磁信号は飽和効果を発生させることなく、ゲインを可能な限り向上させることができ、これにより分解能を向上させることができる。
(3)径方向および軸方向の磁界勾配計はリニア磁気抵抗センサ(例えば、TMRセンサ)により構成されるので、これにより、硬貨検出システムの感度を向上させることができるとともに、動的リニア範囲を拡大させることができ、それに加えて、磁気抵抗センサはコイルと比較して小型で低コストであるため、硬貨検出システムの構成をさらにコンパクトにすることができ、コストも低減させることができる。
(4)本実施形態における2つの磁界勾配計は、システム応答に対して温度補償が可能で、熱ドリフトエラーを排除することができる。
本実施形態に係る硬貨検出システムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る硬貨検出システムの一部の細部断面を示す図である。 本実施形態に係る硬貨検出システムの一部の細部上面を示す図である。 測定周波数が1KHzである場合の硬貨周囲磁界の実部成分および虚部成分と測定位置との関係曲線である。 測定周波数が1KHzである場合の硬貨周囲磁界の実部成分および虚部成分と測定位置との関係曲線である。 測定周波数が10KHzである場合の硬貨周囲磁界の実部成分および虚部成分と測定位置との関係曲線である。 測定周波数が10KHzである場合の硬貨周囲磁界の実部成分および虚部成分と測定位置との関係曲線である。 異なる材料の硬貨によって誘導された渦電流場の実部成分および虚部成分と周波数との間の関係に関する算出結果である。 異なる材料の硬貨によって誘導された渦電流場の実部成分および虚部成分と周波数との間の関係に関する算出結果である。 異なる材料の硬貨によって誘導された渦電流場の実部成分および虚部成分と周波数との間の関係に関する算出結果である。 異なる材料の硬貨によって誘導された渦電流場の実部成分および虚部成分と周波数との間の関係に関する算出結果である。 中国の1元硬貨と1角硬貨に対するテスト結果を示す曲線である。 中国の1元硬貨と1角硬貨に対するテスト結果を示す曲線である。 周波数が160Hzと9800Hzとで10種類の硬貨を測定した場合の測定結果である。 2種類の硬貨に対して、それぞれ軸方向磁界勾配計および径方向磁界勾配計が測定して取得した出力曲線である。 2種類の硬貨に対して、それぞれ軸方向磁界勾配計および径方向磁界勾配計が測定して取得した出力曲線である。 軸方向および径方向の磁界成分が異なる周波数で異なる種類の硬貨を測定した場合の測定結果を示す図である。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る硬貨検出システムを説明する。
図1は、本実施形態に係る硬貨検出システムの概略構成を示す図である。硬貨検出システムは、信号励磁源1、駆動回路2、励磁コイル3、被検出硬貨4、径方向磁界勾配計5、軸方向磁界勾配計6、アナログフロントエンド回路7及びプロセッサ8を備える。動作時には、信号励磁源1および駆動回路2により励磁コイル3を励磁した後、励磁コイル3は被検出硬貨4の軸方向に対して平行となる励磁磁界10を発生させ、この励磁磁界10の影響を受けて、被検出硬貨4内部に渦電流を発生させて磁界11を誘導し、径方向磁界勾配計5および軸方向磁界勾配計6がそれぞれ被検出硬貨4の径方向および軸方向における励磁コイル3の相対する両側の磁界11の磁界成分の差を検出する。
ここで、相対する両側とは、励磁コイル軸方向(図2における縦方向の破線で示された方向)に沿って対向する両側であり、本実施形態では上下両側を指すものとする。そして、検出信号はアナログフロントエンド回路7へ送信されて増幅され、アナログフロントエンド回路7から送信された増幅信号はプロセッサ8で処理され出力端9を介して出力される。ここで、プロセッサ8は、MCUまたはDSPを含み、その出力信号は磁界信号に変換され得る電圧信号であり、この磁界信号は実部および虚部を含むものである。
出力信号は、硬貨の材料、大きさ、デザインや、径方向磁界勾配計5および軸方向磁界勾配計6に対する硬貨の配置に影響を受けるものであり、配置の異なりによる影響を回避するために、位置決め柱により被検出硬貨を位置決めする。異なる硬貨は標準値を有するので、検出結果と標準値とを対比して分析することによって、硬貨の単位及びその真偽を判定することができる。本実施形態においては、信号励磁源1は、正弦波信号であるか、または、一つあるいは複数の周波数成分を含む交流信号であってもよい。そして、交流信号で励磁した後に検出が実行され、その測定結果は標準値と対比分析される。なお、交流信号で励磁して出力信号が検出された後に、外部の永久磁石により生成された直流磁界を被検出硬貨4に対して印加してもよい。さらに、この直流磁界は、信号励磁源1を介して励磁コイル3に直流信号を供給することによって発生させるようにしてもよい。本実施形態では、交流信号で励磁して出力信号が検出された後に、信号励磁源1を介して励磁コイル3に直流信号を供給することによって発生させた直流磁界を被検出硬貨4に対して印加し、再度、出力信号を検出する。この場合、材料が導体の硬貨の場合は、その測定結果は影響を受けないが、材料が強磁性材料または表面に強磁性層(例えば、ニッケル)をコーティングしている硬貨の場合は、その測定結果が変化して出力信号の振幅値が低減する傾向を示すので、これにより、硬貨真偽の識別精度を更に向上させることができる。
図2は、本実施形態に係る硬貨検出システムにおける励磁コイル、被検出硬貨、径方向磁界勾配計、軸方向磁界勾配計等の細部断面を示す図であり、図3は、本実施形態に係る硬貨検出システムにおける励磁コイル、被検出硬貨、径方向磁界勾配計、軸方向磁界勾配計等の細部上面を示す図である。
径方向磁界勾配計および軸方向磁界勾配計は、励磁コイルにより囲まれ、それぞれ2つのX軸リニア磁気抵抗センサ15、15’および2つのZ軸リニア磁気抵抗センサ16、16’を含む。X軸リニア磁気抵抗センサ15、15’は、励磁コイル3の内側エッジに配置され、励磁コイル3に対して中心対称に位置されているだけでなく、被検出硬貨4のエッジの下方にて対称にも位置されている。Z軸リニア磁気抵抗センサ16、16’は、励磁コイル3に対して中心対称に位置されているだけでなく、被検出硬貨4の中心の下方にも位置されており、被検出硬貨4の中心の下側に近接されていてもよい。X軸リニア磁気抵抗センサ15、15’およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16、16’を対称に配置する目的は、(1)被検出硬貨が無い状態で励磁磁界を有する場合に、径方向磁界勾配計および軸方向磁界勾配計の出力信号がいずれも0になるようにすること、(2)被検出硬貨がある状態では、径方向磁界勾配計および軸方向磁界勾配計が対応する磁界勾配を測定できるようにすることにある。本実施形態では、X軸リニア磁気抵抗センサ15、15’は、励磁コイル3の同じ左側または右側で、かつ上下対称に配置するようにしても良い。当然ながら、径方向磁界勾配計および軸方向磁界勾配計は励磁コイルの外部に配置しても良く、本実施形態では特に限定しない。
X軸リニア磁気抵抗センサ15およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16は、被検出硬貨4の近隣にあるPCB13に設置され、X軸リニア磁気抵抗センサ15’およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16’は、被検出硬貨4から離間したPCB14に設置され、PCB13とPCB14は同等のものである。X軸リニア磁気抵抗センサ15、15’の検知方向は、被検出硬貨4の径方向と平行、即ち、被検出硬貨4の中心からエッジに向かう方向となり、Z軸リニア磁気抵抗センサ16、16’の検知方向は被検出硬貨4の軸方向に平行、即ち、被検出硬貨4の中心から外側へ向かう方向となる。
図2では、PCB13およびPCB14の配置方向が逆になるため、X軸リニア磁気抵抗センサ15、15’およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16、16’の検知方向は、それぞれ互いに平行な方向が逆になる。本実施形態では、X軸リニア磁気抵抗センサ15、15’およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16、16’は、勾配フルブリッジ構成であり、そのブリッジアームは一つまたは複数の互いに電気的に接続されるTMR素子により構成される。なお、X軸リニア磁気抵抗センサ15、15’およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16、16’は、単一抵抗器または勾配ハーフブリッジ構成であり、そのブリッジアームは同様に一つまたは複数の互いに電気的に接続されるHall、AMRまたはGMR等の磁気抵抗素子により構成されても良い。励磁コイル3は、X軸リニア磁気抵抗センサ15、15’およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16、16’を囲むように、2つのPCB13、14の間に配置される。なお、励磁コイル3は単一コイルであるが、信号を増強し、かつ信号によって発生された被検出硬貨4周囲の磁界をより均一にする必要があるのであれば、この時点で、励磁コイル3として複数のコイルを積層して構成したアレイコイルを用いても良い。
励磁コイル3により囲まれる円周直径は、被検出硬貨4の直径と同等あるいはそれよりも大きい。励磁コイル3は、上下のPCB13、14によって被検出硬貨4をその一側に配置させるように位置決めされる。本実施形態では、被検出硬貨4は、励磁コイル3の上に配置される。具体的には、被検出硬貨4の表面が励磁コイル3の中心面(図2における横方向の破線で示される方向)に平行となるように、かつ被検出硬貨4の表面と励磁コイル3中心面との間の距離が少なくとも励磁コイル高さHの半分となるように、被検出硬貨4が配置される。励磁コイル3における電流方向は、図2における17、18で示すように、17から入り18から出ていく方向で、電流方向が励磁コイルの中心面に平行である。X軸リニア磁気抵抗センサ15および15’で発生した磁界方向は同一であり、Z軸リニア磁気抵抗センサ16および16’で発生した磁界方向も同一であるが、それらの検知方向は互いに逆方向になっているので、演算により互いに相殺することができ、測定結果に対して影響を与えることはない。X軸リニア磁気抵抗センサ15およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16は、被検出硬貨4によって誘導される渦電流場に対して勾配磁界測定を構成するように、X軸リニア磁気抵抗センサ15’およびZ軸リニア磁気抵抗センサ16’に比べて被検出硬貨4に近い位置に配置される。図2および図3における位置決め柱12は、被検出硬貨4の位置の違いによる影響を避けるために被検出硬貨4を位置決めするためのものであるが、位置決め柱12の位置は図に示すものに限定されず、例えば、図に示す位置の対向側に配置しても良い。
図4A−4Bは、測定周波数を1KHzとし、材料をステンレス鋼としその表面をニッケルでコーティングした被検出硬貨を使用して測定した場合の被検出硬貨によって誘導される渦電流場の実部成分および虚部成分と測定位置との関係曲線である。図における配置0は、硬貨の中心点を示す。曲線19、22は、軸方向磁界勾配計のアナログ結果であり、曲線20、21は径方向磁界勾配計のアナログ結果である。図4Aからわかるように、軸方向磁界成分は硬貨中心付近で最大となるよう均一に分布されるが、径方向磁界成分は硬貨のエッジで最大となっている。図4Aと図4Bを比較すると、硬貨によって誘導される渦電流場の実部成分は測定配置により大きく影響されることがわかる。
図5A−5Bは、測定周波数を10KHzとし、材料をステンレス鋼としその表面をニッケルでコーティングした被検出硬貨を使用して測定した場合の被検出硬貨によって誘導される渦電流場の実部成分および虚部成分と測定位置との関係曲線である。曲線23、26は、軸方向磁界勾配計のアナログ結果であり、曲線24、25は、径方向磁界勾配計のアナログ結果である。図4の場合で上述した内容は、図5の場合でも同様に導くことができる。
図6A−6Dは、異なる材料の硬貨によって誘導された渦電流場の実部成分および虚部成分と周波数との間の関係に関する算出結果である。図6Aでは、被検出硬貨の材料は純ニッケルであり、図6Bでは、被検出硬貨の材料はステンレス鋼でその表面には厚さ100umのニッケルをコーティングしたものであり、図6Cでは、被検出硬貨の材料はステンレス鋼でその表面には厚さ10umのニッケルをコーティングしたものであり、図6Dでは、被検出硬貨の材料は純ステンレス鋼である。また、曲線27、31、35、39は、径方向磁界勾配計で測定された実部成分であり、曲線28、32、36、40は径方向磁界勾配計で測定された虚部成分であり、曲線29、33、37、41は、軸方向磁界勾配計で測定された実部成分であり、曲線30、34、38、42は、軸方向磁界勾配計で測定された虚部成分である。これらの図によれば、異なる材料の硬貨に対しては測定結果が異なり、実部成分は磁気伝導特性を有する材料に対してより敏感であるのに対して、虚部成分は渦電流に対して敏感である。したがって、各周波数に対応する実部成分と虚部成分に基づいて、硬貨の単位、材料等の情報を取得することができる。
図7A−7Bは、中国の1元硬貨と1角硬貨に対するテスト結果を示す曲線である。曲線44、45および曲線48、49は、それぞれ軸方向磁界勾配計で測定された実部成分および虚部成分であり、曲線43、46および曲線47、50は、それぞれ径方向磁界勾配計で測定された実部成分および虚部成分である。これら2つの図を比較すれば、異なる単位の硬貨に対しては出力結果が異なる。測定結果と標準値を比較することにより、被検出硬貨の単位及びその真偽を判断することができる。
図10と図10に対応する図8とに示すように、ある硬貨に対し、ある周波数である方向における測定結果が同一または類似であることがあり、その場合は被検出硬貨の単位やその真偽の判断が困難であるので、そういった状況では、複数の周波数に対応する出力結果を組み合わせて判断する必要がある。
図10と図8からわかるように、日本の1円硬貨および10円硬貨に対して測定周波数を9800Hzとした場合、その軸方向磁界勾配計の測定結果は同一となるので、径方向磁界勾配計の測定結果との組み合わせでのみ被検出硬貨の単位を識別することができる。また、中国の1角硬貨と5角硬貨に対して測定周波数を9800Hzとした場合、その径方向と軸方向の磁界成分の振幅値が非常に近くて識別が困難である。この場合は、測定周波数を160Hzとして、日本の100円硬貨と米国の5セント硬貨とでちょうど前例とは逆になる場合の測定結果を組み合わせることにより、被検出硬貨の単位を正確に識別することができる。測定周波数が160Hzである場合、径方向と軸方向の磁界成分の振幅値は非常に近いので、測定周波数が9800Hzである場合の測定結果との組み合わせでのみ、正確に識別することができる。
ある硬貨に対しは、ある方向における磁界成分の振幅幅が非常に近いため、単軸の磁界勾配計を使用して測定した場合は識別が困難である。例えば、日本の100円硬貨と米国の5セント硬貨の場合を例として、図9A−9Bに示す。
図9Aは、軸方向磁界勾配計で測定したZ軸方向における磁界成分の振幅値と周波数との間の関係を示す曲線であり、図9Bは、径方向磁界勾配計で測定したX軸方向における磁界成分の振幅値と周波数との間の関係を示す曲線である。
これらの2つの図からわかるように、この2種類の硬貨の測定結果は、測定周波数が0−10KHzの範囲内では軸方向(即ち、Z軸方向)において類似し、2.5−10KHzの範囲内では径方向(即ち、X軸方向)において差異がある。したがって、軸方向(Z軸方向)の磁界成分のみを測定した場合は、硬貨の単位を判断するのが困難であり、径方向(X軸方向)における測定結果との組み合わせでのみ硬貨の単位を正確に判断することができる。また、ある硬貨に対しては、軸方向における測定結果に差異があるものの、径方向おける測定結果が類似する可能性もありので、径方向および軸方向における磁界成分を同時に測定することにより初めて硬貨の単位を正確に識別することができ、更に、測定結果と標準結果とを比較することによりその真偽を判断することができる。本実施形態に係る硬貨検出システムにおいては、径方向および軸方向の磁界成分を同時に測定しているので、その測定結果に基づいて精度良く硬貨の単位および真偽の判定を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 信号励磁源
2 駆動回路
3 励磁コイル
4 被検出硬貨
5 径方向磁界勾配計
6 軸方向磁界勾配計
7 アナログフロントエンド回路
8 プロセッサ
9 出力端
10 励磁磁界
11 誘導磁界
12 位置決め柱
13、14 PCB
15、15’ X軸リニア磁気抵抗センサ
16、16’ Z軸リニア磁気抵抗センサ

Claims (13)

  1. 励磁コイル、径方向磁界勾配計および軸方向磁界勾配計を備え、
    前記励磁コイルは、被検出硬貨に軸方向の励磁磁界を印加することに用いられ、前記励磁磁界は前記被検出硬貨内部に渦電流を誘導させ、前記渦電流は誘導磁界を発生させ、
    前記径方向磁界勾配計は少なくとも2つの径方向磁気抵抗センサを含み、かつ前記軸方向磁界勾配計は少なくとも2つの軸方向磁気抵抗センサを含み、
    前記径方向磁気抵抗センサおよび前記軸方向磁気抵抗センサは、それぞれ前記励磁コイルの中心面または中心点に対して対称に分布され、
    前記径方向磁界勾配計は、前記励磁コイルの相対する両側と前記被検出硬貨の径方向における前記誘導磁界の磁界成分の差を検出することに用いられ、
    前記軸方向磁界勾配計は、前記励磁コイルの相対する両側と前記被検出硬貨の軸方向における前記誘導磁界の磁界成分の差を検出することに用いられ、
    前記相対する両側は前記励磁コイルの軸方向に沿って対向する両側であり、
    前記励磁コイルは、前記被検出硬貨の表面と前記励磁コイルの中心面とが平行で、かつ前記被検出硬貨の表面と前記中心面との間の距離が少なくとも前記励磁コイル高さの半分となるように配置されることを特徴とする硬貨検出システム。
  2. 前記励磁コイルを励磁させるための信号励磁源および駆動回路と、
    前記径方向磁界勾配計および前記軸方向磁界勾配計が生成した信号を増幅するためのアナログフロントエンド回路と、
    前記アナログフロントエンド回路が出力した増幅信号の実部成分および虚部成分を算出するためのプロセッサと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の硬貨検出システム。
  3. 前記信号励磁源により生成された信号は交流信号であり、
    前記交流信号は少なくとも一つの周波数成分から構成され、
    前記プロセッサは、各周波数成分に対応する増幅信号の実部成分および虚部成分を算出する、ことを特徴とする請求項2に記載の硬貨検出システム。
  4. 前記信号励磁源は前記交流信号の継続時間に直流信号を印加することに用いられ、前記励磁コイルにより発生させた励磁磁界は直流磁界と交流磁界との重畳磁界である、ことを特徴とする請求項3に記載の硬貨検出システム。
  5. 前記被検出硬貨の材料が強磁性材料である場合、あるいは前記被検出硬貨の表面が強磁性材料でコーティングされている場合には、出力信号の増幅値は前記直流磁界が印加された後に低減され、前記検出硬貨の材料が導体である場合には、出力信号の増幅値は前記直流磁界の影響を受けない、ことを特徴とする請求項4に記載の硬貨検出システム。
  6. 前記硬貨検出システムは、各種類の硬貨に対応する実部成分および虚部成分の振幅値を検出可能である、ことを特徴とする請求項3に記載の硬貨検出システム。
  7. 前記励磁コイルは、単一コイル、または複数のコイルを積層して構成されるアレイコイルであり、前記励磁コイルによって囲まれる円周の直径は前記被検出硬貨の直径より大きい、ことを特徴とする請求項1または2に記載の硬貨検出システム。
  8. 前記径方向磁界勾配計は、前記励磁コイルの内側エッジかつ前記被検出硬貨エッジの下方に配置され、
    前記径方向磁気抵抗センサは、前記励磁コイルの中心に対して対称に配置され、
    前記軸方向磁界勾配計は、前記励磁コイルの内側に配置され、かつ前記被検出硬貨の中心の下側に配置または近接され、
    前記軸方向磁気抵抗センサは、前記励磁コイルの軸方向に沿って前記励磁コイルの中心に対して対称配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨検出システム。
  9. 前記硬貨検出システムは、第1のPCBおよび第2のPCBを備え、
    前記径方向磁気抵抗センサは、それぞれ前記第1のPCBおよび第2のPCB上に配置され、
    前記軸方向磁気抵抗センサは、それぞれ前記第1のPCBおよび第2のPCB上に配置され、
    前記励磁コイルは、前記第1のPCBと第2のPCBとの間で固定され、
    前記被検出硬貨は、前記第1のPCBおよび第2のPCB上に配置される、ことを特徴とする請求項1に記載の硬貨検出システム。
  10. 前記径方向磁気抵抗センサはX軸リニアセンサであり、
    前記軸方向磁気抵抗センサはZ軸リニアセンサであり、
    前記X軸リニアセンサの検知方向は前記被検出硬貨の径方向に対して平行であり、
    前記Z軸リニアセンサの検知方向は前記被検出硬貨の軸方向に対して平行である、ことを特徴とする請求項1、2、7または8に記載の硬貨検出システム。
  11. 前記X軸リニアセンサおよび前記Z軸リニアセンサは、単一抵抗器、ハーフブリッジまたはフルブリッジの構成のものであり、前記単一抵抗器、ハーフブリッジのブリッジアームまたはフルブリッジのブリッジアームは、一つまたは複数の互いに電気的に接続される磁気抵抗素子により構成される、ことを特徴とする請求項10に記載の硬貨検出システム。
  12. 前記磁気抵抗素子は、Hall、AMR、GMR、TMRまたは半導体磁気抵抗素子である、ことを特徴とする請求項11に記載の硬貨検出システム。
  13. 前記硬貨検出システムは位置決め装置を有するとともに、
    前記位置決め装置は前記被検出硬貨を前記径方向磁界勾配計および前記軸方向磁界勾配計の一側に近接させるように前記被検出硬貨を位置決めする、ことを特徴とする請求項1、2、7または8に記載の硬貨検出システム。
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