JPH0650918A - 飲酒状態検出装置 - Google Patents

飲酒状態検出装置

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JPH0650918A
JPH0650918A JP20497192A JP20497192A JPH0650918A JP H0650918 A JPH0650918 A JP H0650918A JP 20497192 A JP20497192 A JP 20497192A JP 20497192 A JP20497192 A JP 20497192A JP H0650918 A JPH0650918 A JP H0650918A
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JP
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sensor
driver
alcohol
alcohol concentration
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JP20497192A
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Bunji Atsumi
文治 渥美
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルコールセンサ作動初期から正確にアルコ
ール濃度の測定を行う。 【構成】 検出室9の中央に設けられた開閉可能なシャ
ッター16により第一検出室9a、第二検出室9bを形
成し、アルコール濃度測定時はシャッターを閉じて2室
内の雰囲気を隔離し、非測定時はシャッターを開けて2
室内の雰囲気を同一にする。ドライバの呼気が流入する
第一検出室9a内に第一センサ2aが、アルコール濃度
測定時シャッターにより雰囲気が隔離される第二検出室
9bに第二センサ2bが配置される。そして第一センサ
2aのドリフト出力を第二センサ2bのドリフト出力で
相殺するようにブリッジ回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドライバの飲酒状態を
検出する装置に関する。詳しくは、自動車等車両に搭載
され、ドライバ呼気中のアルコール濃度を測定し、ドラ
イバの飲酒状態を検出する装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、飲酒運転を未然に防止する飲酒
運転防止装置が多数考案されている。一般的に飲酒運転
防止装置には、ドライバの飲酒状態を検出するために飲
酒状態検出装置が用いられており、この飲酒状態検出装
置を用いた飲酒運転防止装置として例えば実開昭58−
68435号公報に示されるものがある。
【0003】この飲酒運転防止装置を図16、図17に
基づいて説明する。図16は飲酒運転防止装置の概略説
明図であり、図17はフローチャートである。 飲酒運
転防止装置は、ドライバの飲酒検査を行い、ドライバに
飲酒が認められないと判断された時のみエンジンの始動
ロックを解除し、それ以外の場合にはエンジンの始動ロ
ックをロックして飲酒運転を未然に防止するものであ
る。
【0004】図16において、201は筒体で一端開口
が呼気を吹き込むための呼気吹き込み口となっている。
212は筒体201の呼気吹き込み口を開閉する蓋、2
07は蓋212の開閉を検出するスイッチである。そし
て、蓋212の開閉の信号はスイッチ207からマイク
ロコンピュータ204に入力される。
【0005】エンジン210の始動ロック及び解除の制
御はマイクロコンピュータ204で行う。ドライバの呼
気中におけるアルコール濃度の検出は筒体201に連結
されたアルコールセンサ202により行う。飲酒検査は
蓋212が開けられ、それをスイッチ207により検出
し、アルコールセンサ202を作動させて行う。
【0006】筒体201内には総量センサ220が配置
されており、ドライバの呼気により風車221を回転
し、風車221に連結された発電部222を発電させる
ことにより、筒体201に吹き込まれた呼気の総量を検
出する。
【0007】エンジン210の始動ロック及び解除の制
御は、呼気の総量及び呼気中のアルコール濃度により行
う。呼気の総量が飲酒検査に充分な一定量以上で、呼気
中のアルコール濃度が所定値以下の時のみ、マイクロコ
ンピュータ204はドライバが飲酒状態ではないと判断
し、エンジン210の始動ロックを解除する。
【0008】イグニッションスイッチ230はマイクロ
コンピュータ204に接続されており、飲酒検査時点か
らイグニッションスイッチ230をオンする時点までの
時間的遅れを考慮して、ドライバが飲酒していないと判
断した場合には、5分間エンジン210の始動ロックを
解除する。
【0009】上述した飲酒運転防止装置の作動を図1
6、図17を基に説明する。まず、蓋212の開閉の信
号がスイッチ207からマイクロコンピュータ204に
入力され、飲酒検査が開始される。ステップ301でド
ライバが呼気を筒体201に吹き込んで風車221を回
転させることにより呼気の総量を検出する。呼気の総量
が一定量以下の場合はステップ305でエンジン210
の始動ロックを解除しない。すなわち始動ロックをロッ
クのままの状態とする。呼気の総量が一定量以上の場合
はステップ302でドライバ呼気中のアルコール濃度を
測定し、ドライバの飲酒状態を検出する。そしてドライ
バが飲酒状態であると判断した場合には、ステップ30
5でエンジン210の始動ロックを解除しない。ドライ
バが飲酒状態にないと判断した場合には、ステップ30
3でイグニッションスイッチ230のオン、オフを判断
し、オンの時にはステップ304でエンジン始動ロック
が解除し、セルモーターをオンにする。オフの時にはス
テップ305でエンジン210の始動ロックを解除しな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、呼
気を吹き込む時点でアルコールセンサ102をオンに
し、呼気中に含まれるアルコール濃度を検出している
が、下記に示す問題が発生する。
【0011】一般的にアルコールセンサとしては半導体
アルコールセンサが使用される。図18に示すように半
導体アルコールセンサは、酸化錫(SnO2)等の半導
体131の内部に貴金属コイル132を配置した構造で
あり、半導体131を貴金属コイル132で暖め、熱的
に安定した状態でアルコール濃度を測定するようになっ
ている。このためアルコールセンサをオンにした直後は
熱的に不安定であり、かつアルコールセンサがオフの間
に半導体に付着した水分や有機物が揮発するため、図1
9に示すように本来測定したい呼気アルコール出力Aの
数倍の初期ドリフト出力Bが数10秒〜数分現れる。
【0012】よって、アルコールセンサ作動初期には、
呼気中のアルコール濃度を正確に測定するのは不可能で
あるという問題点がある。また、これを避けるために、
常時アルコールセンサをオン状態とすることも考えられ
るが、この場合にはエンジンがオフの時でも、常時アル
コールセンサに電力を供給することにより、バッテリー
の負担が大きく、場合によってはバッテリー上がりを招
くという問題点がある。
【0013】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、本発明が解決しようとする課題
は、アルコールセンサ作動時、ドライバ呼気中のアルコ
ール濃度を直接検出するセンサのドリフト出力を、ドラ
イバ呼気中のアルコールを直接検出しないセンサのドリ
フト出力で相殺することにより、呼気中のアルコール濃
度のみを検出し、常時アルコールセンサに電力を供給す
ることなく、アルコールセンサ作動初期にも、正確なア
ルコール濃度の測定を行うこにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため本発明の飲酒状態検出装置は、次の手段をとる。理
解の便宜のため図1の符号を附して説明する。すなわ
ち、ドライバの乗車を検出する乗車検出手段21と、ド
ライバ呼気中のアルコール濃度を検出するアルコール濃
度検出手段23と、前記乗車検出手段21によりドライ
バの乗車が検出された場合に、前記アルコール濃度検出
手段23に電力を供給する電力供給手段22と、前記ア
ルコール濃度検出手段23からの検出値に基づいてドラ
イバの飲酒状態を判定する判定手段27とを有する飲酒
状態検出装置において、前記アルコール濃度検出手段2
3は、アルコール濃度測定時にドライバ呼気がかかるよ
うに配置され、前記ドライバ呼気中のアルコール濃度を
測定し、この濃度度合いを信号として出力する第一セン
サ24と、前記アルコール濃度測定時はドライバ呼気が
かからないように、且つ前記アルコール濃度測定時以外
は前記第一センサ24と同一雰囲気中に配置され、前記
アルコール濃度測定時にその位置でのアルコール濃度を
測定し、この濃度度合いを信号として第二センサ25
と、前記第一センサ24の出力と前記第二センサ25の
出力の差を演算し、前記アルコール濃度検出手段23の
検出値として出力する演算器26とを有することを特徴
とする。
【0015】
【作用】上記手段により、乗車検出手段21がドライバ
の乗車を検出し、電力供給手段22によりアルコール濃
度検出手段23に電力が供給される。アルコール濃度測
定時は、第一センサ24はドライバの呼気がかかる状態
にあり、第二センサ25はドライバの呼気がかからない
状態にある。よって、アルコール濃度検出手段23に電
力が供給されると、第一センサ24はドリフト出力およ
びドライバ呼気中のアルコール濃度による出力を電気信
号として出力する。また、第二センサ25はドリフト出
力のみを電気信号として出力する。演算器26は第一セ
ンサ24の出力から第二センサ25の出力を引いた値を
アルコール濃度検出手段23の検出値として出力する。
よって、演算器26から出力されるドリフト出力は、ド
ライバ呼気中のアルコール濃度による出力に対して極め
て小さくなり、ドリフト出力がドライバ呼気中のアルコ
ール濃度の検出に与える影響は極めて小さくなる。この
演算器26から出力される検出値に基づき判定手段27
がドライバの飲酒状態を判定する。
【0016】
【実施例】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転
防止装置について図2乃至図15を基に説明する。
【0017】実施例における飲酒運転防止装置は、ドラ
イバの飲酒状態を呼気中のアルコール濃度により判断し
て、飲酒状態と判断した場合には、エンジンの始動をロ
ックしたり、アラームにより警告を与える事により、飲
酒運転を防止しようとするものである。
【0018】初めに第一実施例を図2乃至図11に基づ
いて説明する。図3に示すように、ハンドル6の後方上
部には一端開口に呼気吸い込み口11を有する吸引ノズ
ル1が配置され、その位置はドライバが運転席に着座し
た状態でドライバの呼気を吸い込み易い位置となってい
る。吸引ノズル1は検出室9を介して吸引ポンプ3に連
通される。そして吸引ポンプ3により、ドライバの呼気
が検出室9内に吸い込まれるようになっている。
【0019】検出室9は図5、図6に示すように検出室
9の中央に設けられた開閉可能なシャッター12によっ
て分離されることにより、第一検出室9a、第二検出室
9bを形成する。第一検出室9aは吸引ノズル1及び吸
引ポンプ3と連結しており、吸引ポンプ3によって、吸
引ノズル1から吸引された呼気は第一検出室9aを通過
するように形成されている。
【0020】シャッター12の開閉は、シャッター12
に連結されたシャッター駆動装置によって行われる。具
体的には、図5に示すようにモータ13をシャッター駆
動装置として、半円形のシャッター12の中心をモータ
ー13の回転軸で軸支し、シャッター12を回転させる
ことによりシャッター12を開閉する。又、図6に示し
た構造では、ソレノイドバルブ14をシャッター駆動装
置として、ソレノイドバルブ14に連結されたシャッタ
ー12をスライドさせることにより、シャッター12を
開閉する。シャッター12の開閉の機構は、この他色々
と考えられ、図5、図6に示された機構に限定するもの
ではない。
【0021】アルコールセンサ2は、半導体センサを使
用し、図4のようなブリッジ回路に構成され、所定の抵
抗R0、R1と第一センサ2a、第二センサ2bによっ
て、ループ化した抵抗回路を形成する。そして、第一セ
ンサ2aと第二センサ2bの間と、R0とR1の間に電
源8が接続され、第一センサ2aとR0の間と第二セン
サ2bとR1の間とでブリッジ出力をとりだしている。
第一センサ2a、第二センサ2bは半導体アルコールセ
ンサであり、雰囲気中のアルコール濃度により抵抗が変
化する。第一センサ2a、第二センサ2bは検出室9内
に配置されており、図7に示すように第一センサ2aは
第一検出室9aの下面に固定され、第二センサ2bは第
二検出室9bの下面に固定されている。
【0022】ここでアルコールセンサ2の出力について
図8乃至図11に基づいて説明する。図8に示すように
ドライバの呼気は吸入ポンプ3によって吸入され、吸引
ノズル1から第一検出室9a内に流入される。しかし、
検出室9内は、シャッター12によって第一検出室9a
と第二検出室9bに分離されているため、呼気は第二検
出室9b内には流入しない。
【0023】第一検出室9a内に配置される第一センサ
2aから電気信号として出力されるセンサ出力、第二検
出室9b内に配置される第二センサ2bから電気信号と
して出力されるセンサ出力、検出値であるブリッジ出力
を図9、図10、図11に示す。縦軸にセンサ出力
(V)、横軸に時間(S)をとっている。第一センサ2
aは図9に示されるように呼気中のアルコール濃度によ
る出力と、ドリフト出力をたしあわせた値を出力する。
第一センサ2aをオンにして暫くの間は、大きな初期ド
リフトを発生し、その値は呼気中のアルコール濃度によ
る出力の数倍となっている。第二センサ2bは上述のよ
うに、測定時呼気が流入しない第二検出室9b内に配置
されているため、図10に示されるようにドリフト出力
のみを出力する。また、第二センサ2bのドリフト出力
は第一センサ2aのドリフト出力と同様な値となってい
る。よってブリッジ回路を通すと、図11に示すように
ブリッジ出力には、第一センサ2aのセンサ出力と第二
センサ2bのセンサ出力の電位差、すなわち、呼気中の
アルコール濃度による出力のみが現れる。
【0024】判定器(CPU)4は、アルコールセンサ
2、シャッター駆動装置、アラーム5、吸引ポンプ3、
ドアスイッチ7、エンジン10、イグニッションスイッ
チ30に接続されている。そして判定器(CPU)4
は、飲酒運転防止装置全体の制御及びドライバの飲酒状
態の判定を行っている。
【0025】本実施例の作動を図2及び図7、図8を基
に説明する。まず、ステップ100でドライバによりド
アが開閉されると、ドアスイッチ7はその信号を判定器
4に送る。それにより判定器4は、ドライバの乗車を検
出し、ステップ101でアルコールセンサ2の電源をオ
ンにする。また、ステップ102でシャッター駆動装置
を作動させて図8に示すようにシャッター12を閉じ、
検出室9を第一検出室9aと第二検出室9bに分離す
る。さらにステップ103で吸引ポンプ3を作動させ、
ドライバの呼気を第一検出室9a内に送り込み、呼気中
のアルコール濃度の計測を開始する。本実施例ではステ
ップ101、ステップ102の順序となっているが、こ
の順序は前後しても良く、あるいは同時に行われても良
い。
【0026】ステップ104でイグニッションスイッチ
30がオンにされると、ステップ105で判定器4は判
定を開始し、アルコールセンサ2から電気信号として送
られるブリッジ出力を基にドライバが飲酒状態にあるか
どうかを判定する。
【0027】そしてステップ105でドライバが飲酒状
態にあると判断した場合には、ステップ106で判定器
4はアラーム5を鳴らしてドライバに警告を与え、エン
ジンの始動をロック状態として、ステップ107でシス
テムをストップさせる。
【0028】逆にステップ105でドライバが飲酒状態
にないと判断した場合には、ステップ108でそのまま
エンジンが始動する。そして、ステップ109で判定器
4はシャッター駆動装置を作動させて図7に示すように
シャッター12を開け、第一検出室9aと第二検出室9
bを同一雰囲気にする。
【0029】ここで非計測時にシャッター12を開け、
第一検出室9aと第二検出室9b双方の雰囲気を同一に
するのは、アルコールセンサ2の電源をオンにした直後
の初期ドリフトの大きさが、アルコールセンサ2の電源
をオフにしている間にセンサに付着した水分や有機物の
量によって決まるためである。つまり、アルコールセン
サ2の電源をオフにしている間に水分や有機物が付着す
る状況を、第一センサ2aと第二センサ2bで同一にす
るためである。
【0030】ステップ109でシャッター開の後、判定
器4は、ステップ110、111でアルコールセンサ2
及び吸引ポンプ3の電源をオフにする。これにより計測
が終了し、ステップ112で車両は通常走行の状態とな
る。
【0031】上述の第一実施例では、吸引ポンプ3にて
呼気を吸引する方式について述べたが、呼気を吸引せ
ず、自然拡散による方式についても本発明を適用するこ
とができる。以下にその第二実施例を図12乃至図15
を基に説明する。
【0032】この方式も基本的な構造は上述した吸引ポ
ンプを用いる方式と同様な構造である。しかし、自然拡
散によって呼気中のアルコール濃度を測定するため、検
出室の構造、及び配置箇所が異なっている。
【0033】図13に示すようにこの方式では吸引ノズ
ルがなく、吸引ノズルが配置される位置に検出室9を配
置し、ドライバ着座時にドライバの呼気が直接検出室9
に流入するようになっている。
【0034】図14、図15に示すように第一センサ2
aは常時車室内の雰囲気中にさらされており、第二セン
サ2bは箱形状の検出室9内に配置され、検出室9の上
部開口を開閉可能なシャッター12により塞ぎ、第二検
出室9dが形成できるようになっている。そして、非測
定時には図14に示すようにシャッター12を開けて第
二検出室9d内の雰囲気を車室内と同一にし、測定時に
はシャッター12を閉じて第二検出室9dの雰囲気を車
室内の雰囲気と隔離する。
【0035】作動については、図12のフローチャート
に示した通りで、アルコールセンサ2が車室内に露出し
ているため、アルコールセンサ2がオンになった時点
(図12におけるステップ101)から計測が開始され
ること以外、第一実施例の吸引ポンプを用いる方式と同
様なため、その説明を省略する。
【0036】上述した実施例では、ドライバの乗車状態
の検出をドアの開閉で行ったが、無論これに限らずシー
トベルトにスイッチを配置したり、シート内に圧力セン
サを設置する等、色々な実施例が考えられる。また、本
実施例では乗車検出手段および電力供給手段を判定器
(CPU)4に組み込んだ構造としたが、ドアスイッチ
7をシャター駆動装置、アルコールセンサ2に直接接続
して、ドアスイッチ7をオンにするとシャター駆動装
置、アルコールセンサ2を作動させるようにしても良
い。本実施例では第二検出室9b、9dを設定すること
で、測定時第二センサ2bにドライバの呼気がかからな
いようにしたが、測定時のみ第二センサ2bをドライバ
から遠ざけるなどして、呼気がかからないようにしても
良い。さらに、第一センサ2aと第二センサ2bのドリ
フト出力を相殺する手段としてブリッジ回路を用いた
が、これに限らず演算回路を組み込む等してドリフト出
力を相殺しても良い。
【0037】以上説明したように本実施例は、アルコー
ルセンサ作動時、呼気アルコールを直接検出する第一セ
ンサ2aのドリフト出力を第二センサ2bのドリフト出
力で相殺することにより、初期ドリフトに影響されるこ
となく呼気中のアルコール出力のみを検出することがで
きる。よって、アルコールセンサに電力が供給された直
後からアルコール濃度を正確に測定でき、ドライバがド
アを開けて乗車し、イグニッションスイッチをオンにす
るまでの短時間に、呼気中のアルコール濃度を正確に測
定できる。また、アルコールセンサを安定化させるため
に、常時センサに電力を供給する必要がなく、アルコー
ルセンサの電力消費によるバッテリーの負担を低減する
ことができる。
【0038】
【発明の効果】上述のように本発明の飲酒状態検出装置
では、アルコールセンサに電源を供給した直後から、ド
ライバ呼気中のアルコール濃度を正確に測定することが
できる。 また、アルコールセンサを安定化させるため
に、常時センサに電力を供給する必要がなく、アルコー
ルセンサの電力消費によるバッテリーの負担を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す概略構成図である。
【図2】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転防
止装置の第一実施例におけるフローチャートである。
【図3】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転防
止装置の第一実施例における車内から見た概略構成図で
ある。
【図4】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転防
止装置の第一実施例におけるアルコールセンサの回路図
である。
【図5】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転防
止装置の第一実施例におけるシャッター開閉方法を示す
概略図である。
【図6】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転防
止装置の第一実施例におけるその他のシャッター開閉方
法を示す概略図である。
【図7】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転防
止装置の第一実施例における非測定時のシャッターの作
動を示す、検出室の概略図である。
【図8】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転防
止装置の第一実施例における測定時のシャッターの作動
を示す、検出室の概略図である。
【図9】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転防
止装置の第一実施例における第一センサ2aの出力図で
ある。
【図10】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転
防止装置の第一実施例における第二センサ2bの出力図
である。
【図11】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転
防止装置の第一実施例におけるブリッジ出力の出力図で
ある。
【図12】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転
防止装置の第二実施例におけるフローチャート図であ
る。
【図13】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転
防止装置の第二実施例における車内から見た概略構成図
である。
【図14】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転
防止装置の第二実施例における非測定時のシャッターの
作動を示す、検出室の概略図である。
【図15】本発明の飲酒状態検出装置を用いた飲酒運転
防止装置の第二実施例における測定時のシャッターの作
動を示す、検出室の概略図である。
【図16】従来技術における飲酒運転防止装置の概略説
明図である。
【図17】従来技術における飲酒運転防止装置のフロー
チャートである。
【図18】(a)は半導体アルコールセンサの構造を示
す概略図、(b)は半導体アルコールセンサの回路図で
ある。
【図19】従来の飲酒運転防止装置のアルコールセンサ
におけるブリッジ出力の出力図。
【符号の説明】
2 ・・・アルコールセンサ(アルコール濃度検出手
段) 2a・・・第一センサ 2b・・・第二センサ 9 ・・・検出室 9a・・・第一検出室 9b、9d・・・第二検出室 12・・・シャター 13・・・モーター 14・・・ソレノイドバルブ 4 ・・・判定器(判定手段)、(乗車検出手段)、
(電力供給手段) 7 ・・・ドアスイッチ(乗車検出手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバの乗車を検出する乗車検出手段
    と、 ドライバ呼気中のアルコール濃度を検出するアルコール
    濃度検出手段と、 前記乗車検出手段によりドライバの乗車が検出された場
    合に、前記アルコール濃度検出手段に電力を供給する電
    力供給手段と、 前記アルコール濃度検出手段からの検出値に基づいてド
    ライバの飲酒状態を判定する判定手段とを有する飲酒状
    態検出装置において、 前記アルコール濃度検出手段は、アルコール濃度測定時
    にドライバ呼気がかかるように配置され、前記ドライバ
    呼気中のアルコール濃度を測定し、その濃度度合いを信
    号として出力する第一センサと、 前記アルコール濃度測定時はドライバ呼気がかからない
    ように、且つ前記アルコール濃度測定時以外は前記第一
    センサと同一雰囲気中に配置され、前記アルコール濃度
    測定時にその位置でのアルコール濃度を測定し、その濃
    度度合いを信号として出力する第二センサと、 前記第一センサの出力と前記第二センサの出力の差を演
    算し、前記アルコール濃度検出手段の検出値として出力
    する演算器とを有することを特徴とする飲酒状態検出装
    置。
JP20497192A 1992-07-31 1992-07-31 飲酒状態検出装置 Pending JPH0650918A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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