JPH06509167A - ジビニルスルホンに由来する成分を含んで成る水溶性ポリマーベース試薬及び抱合体 - Google Patents

ジビニルスルホンに由来する成分を含んで成る水溶性ポリマーベース試薬及び抱合体

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JPH06509167A JP5501899A JP50189993A JPH06509167A JP H06509167 A JPH06509167 A JP H06509167A JP 5501899 A JP5501899 A JP 5501899A JP 50189993 A JP50189993 A JP 50189993A JP H06509167 A JPH06509167 A JP H06509167A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ジビニルスルホンに由来する成分を含んで成る水溶性ポリマーベース試薬及び抱 合体 本発明は例えば生物学に関連する検出、例えば免疫組織化学の分野における定量 及び標的手順、免疫反応性物質の検出、抗体の固定化、精製分離、DNAハイブ リダイゼーション及びフローサイトメトリー、並びに本明細書の開示に基づいて 明らかとなるであろうその他の用途に極めてよく適する水溶性試薬及び抱合体( コンジュゲート)に関する。
本発明の試薬及び抱合体は、中程度から高分子に至る水溶性ポリマー担体分子を 基礎とし、それに反応性ジニビニルスルホン誘導成分〔即ち、遊離(懸垂)末端 反応性ビニル基〕又は橋かけジビニル−スルホン誘導成分が共有結合している。
本発明にかかわる極めて好ましい試薬又は抱合体のポリマー担体分子は主として 非架橋型であり、そして本発明の利用分野に関連するpH値において本質的にゼ ロ荷電である。ところで、架橋が一般に本発明にかかわる製造工程におけるポリ マーとジビニルスルホンとの反応の際に生ずる。現状量も好ましいポリマー担体 分子、即ち、デキストランの場合において、本発明者は、例えば調製プロセスに おける反応時間、デキストラン温度又は媒体のpH(又はこれらの組合せ)を制 御するによって、再現性のある手法及びやや広めの範囲において、架橋度を変え ることが可能であることを見い出した。
本発明の試薬及び抱合体の調製は、一般的に温和な条件のもとで、発明の態様を 構成する前述の一般的な前進的(straight−forward)手順を利 用して実施される。適当な保存条件のもとで、本発明にかかわる多数の試薬及び 抱合体、並びに本発明にかかわる自明の化学反応性試薬及び抱合体(即ち、分子 性物質に存在する一定のタイプの官能基と容易に反応して共有結合を形成し、ポ リマー担体試薬に課題の分子性物質を付加させる試薬及び抱合体)は、溶液中で の長期間にわたる保存の際にめざましく、且つ、予測し得ない安定性(「棚寿命 」)を示し、このことは、これらのタイプの試薬及び抱合体の商品化を完璧に可 能とする。
発明の背景 ここ20年間、免疫化学及び分子生物学の分野において急激な進歩が見られ、そ してこれはこの期間中に現れた莫大なる関連科学及び特許文献に明らかに反映さ れる0本発明にかかわる領域であって特に成長している領域は、例えば免疫反応 性物質、即ち、抗原、ハブテン又は抗体の利用を包括する定性及び/又は定量ア ッセイである。
かかる領域の1つは免疫組織化学/細胞化学検出手順であり、その目的は通常、 組織又は細胞中/上に存在している抗原決定基の位置決めであり、これはこれら の抗原決定基と、標的の抗原決定基にのみ反応する特異的ないわゆる第一抗体と の免疫化学反応を介する。
第一抗体は適当なラベル(例えば酵素、蛍光基又は重原子)によりラベルされて いるか、又はそれら自体が、それと反応する特異的ないわゆる第二抗体との免疫 化学反応を介して更に検出されるもののいづれかである。後者の場合、第二抗体 は適当なラベル(例えば酵素、蛍光基又は重原子)によってラベルされている。
他方、標的の抗原決定基と第一抗体との免疫化学反応は、(i)第−抗体及び( 11)免疫化学反応又は共有結合を介して酵素が付加されている抗体と同時に反 応する性質を有する特異的ないわゆる結合抗体との免疫化学反応を介して検出さ れる。
更に他に、標的の抗原決定基と第一抗体との、又は第一抗体と第二抗体との免疫 化学反応は、抗原及び抗体以外の相補性分子の一定のベアー間で生ずる結合を利 用することにより検出される;かかる相補性ペアーの例はビオチンとストレプト アビジンである。この手法において、相補性ペアーの一構成員は第−又は第二抗 体に付加されており、そして他方の分子は適当なラベル(例えば酵素、蛍光基又 は重原子)と組み合わさっている。
このタイプの手順において、薄く切った組織のサンプル又は細胞のサンプル(典 型的には体液に由来)の形態における検体をガラススライドに固定化する0次に 適用した検体を通常はその後の化学反応を助長するために様々な化学品で処理す る。次にこの検体を適宜、ラベル化又は非ラベル化第−抗体で処理し、これによ りこの抗体は検体中/上の課題の抗原に免疫化学結合する。この検体の適当な洗 浄による過剰抗体の除去後、抗原決定基に結合した抗体を、識別系(上記した通 り)と適当な洗浄手順との組合せの選択に依存する適当な試薬による処理によっ て検出する。選ばれた識別系からの過剰のラベル化試薬の除去後(洗浄による) 、この検体を課題のラベルに依存して下記の処理に付する: (i)酵素ラベルの場合、検体を基質(発色剤)で処理する。酵素は基質と反応 し、酵素の位置にて及びその周辺にて着色した不溶性堆積物の形成をもたらす。
(11)重金属ラベル、例えば金の場合、検体をいわゆる銀を含む増強剤で処理 してよい、重金属はこれにより黒い堆積物として、金の位置にて及びその周辺に て沈殿する。
(ii)蛍光ラベルの場合、現像剤は通常必要とされない。
洗浄段階の後、この検体の構成成分の一部はこれにより、課題のラベルにより付 与された色に適当なコントラストを付与する化学色素によって着色されうる。最 後の洗浄段階の後、この検体を透明な試薬でコートして、検査のための永久的な 記録を保障する。
ラベルの識別(標的の抗原決定基の位置及び量を間接的に示す)は下記の通りに 実施される。
(i)光学顕微鏡検査(酵素ラベルの場合);(ii)光学又は電子顕微鏡検査 (重金属ラベルの場合);(ii)適当な波長の照射光を利用する蛍光顕微鏡検 査(蛍光ラベルの場合)。
課題の期間に、例えばいわゆるELISA(酵素結合型免疫収着アッセイ)型の アッセイの出現及び開発が見られ、これでは、抗原、ハブテン又は抗体は、課題 の抗原もしくはハプテンに対して特異的な抗体に(抗原もしくはハプテンを決定 する場合)、又は課題の抗体に対して特異的な抗体(抗体を決定する場合)のい づれかに共有結合している(結合化又は複合化とも呼ばれる)酵素によって検出 される。「伝統的なELISAにおいては、検出/決定すべき抗原、ハプテン( 後者は一般に例えばタンパク質との抱合体の形態にある)又は抗体を、通常(i )抗原もしくはハブテンの決定の場合においてはいわゆる[捕獲J抗体又は(1 1)抗体の決定の場合においては抗体であって、それぞれ、例えばビーズ又はマ イクロタイタートレーの形態における適当な材質、例えばポリスチレンの表層に 付加されているもの(−船に非共有結合な吸着により)に免疫化学的に結合させ ることによって結合又は固定化させ、次いで適当な酵素結合化特異的抗体を検出 /決定すべきこの固定化物質に結合させている;結合した特異的な抗体の量、そ れ故、固定化した物質の量を、次に結合酵素にとっての基質であり、そして酵素 的分解によって特徴的な色を発色し、その強度(例えば光度計又は簡単な比色計 /比較計により測定)が従って決定すべき対象の物質の量に対応する(通常は比 例する)基質を添加することによって決定される。このタイプのアッセイ(及び 免疫組織化学的手順)に用いるのに好ましい酵素の例はペルオキシダーゼ、例え ば西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、グルコースオキシダ ーゼ、ガラクトシダーゼ及びウレアーゼである。
ELISAに類似するタイプであるが、その他の検出手段、例えば蛍光又はルミ ネッセンスマーカー分子が共有結合している特異的な抗体の利用を採用する免疫 化学アッセイも、同時期においてかなり開発されており、そしていわゆる「時間 分解型蛍光」の出現が良い例である;この技術においては、マーカー又はラベル は一般にEu”又はユーロピウムキレート化剤(一定のランタニド物質又はラン タニドキレート化剤も採用されている)であり、そして蛍光ユーロピウムキレー ト化剤は有機キレート化剤又はEu”のそれぞれを添加することによって生成さ れうる。はとんどのより伝統的な蛍光マーカー物質、例えば約100ナノ秒(n sec)以内の蛍光寿命を一般的に有するフルオロセインに比べて、ランタニド キレート剤の蛍光寿命は一般に100〜1000マイクロ秒(μsec )の範 囲にある。パルス光源及びタイムゲートフルオロメーターを利用することにより 、これらの化合物の蛍光は各励起の後約200〜600μsecのタイムウィン ドウにおいて測定できうる。この技術の主たる利点は、例えば分析サンプル中の 、マイクロタイターウェルの材料上もしくは中の、キュベツト等の中の、又は測 定系のどこかに存在するその他の物質の寿命の短い蛍光より発生しうるバックグ ランド信号の低下にある。
免疫化学検出を採用し、そして本発明において述べるべき更なる手順のグループ は、「イムノブロッティング」手順であり、その例はいわゆる「ドツトプロット 」及び「ウェスタンプロット」手順である。抗原性ポリペプチド又はタンパク質 を分析及び同定するのに採用されるウェスタンプロット分析において、混合物中 のタンパク賓/ポリペプチドをポリアクリルアミドゲル電気泳動により分け、そ の後、このタンパク質/ポリペプチドがこのゲル中でのパターンと同一のそれで 結合するようなニトロセルロースシート又は化学処理紙に電気泳動的に転写(「 プロット」)させる0次に適当な特異的抗体を加え、続いて第一抗体に対するラ ベル化第二抗体又はラベル化プロティンA(例えばラジオアイソトープ、蛍光色 素、酵素又はコロイド金によりラベル)を加える。ラベルの位置(それ故特定の 抗原の存在)を次に前述した適当な手法で検出する。
分子生物学の一般分野の発展を考慮する限り、注目の非免疫化学領域は遺伝子構 造分析に関係するハイブリダイゼーション技術である。「伝統的」なハイブリダ イゼーション技術において、特定のヌクレオチド配列(「プローブ」又は「遺伝 子プローブ」としても知られる)を適当なマーカー又はラベル、例えば放射活性 アイソトープによりラベルし、次いでこれを対象の核酸のサンプル、例えば完全 細胞の一部の形態又は単離されたDNAもしくはRNAフラグメントの形態にお けるサンプルに加える。このサンプルは溶液中で遊離しているか、又は固相支持 体上に固定化されていてよい。もしプローブと核酸サンプルとが、それらの間で の強力な非共有結合の形成によりハイブリダイズすると、このプローブと本質的 に同一なヌクレオチド配列がこの核酸の中に存在していることが合理的に仮定さ れうる。従ってプローブ上のマーカー又はラベルは、ハイブリダイゼーションが 起きたかどうかの樹立、及び存在しているDNA /RNAサンプルの置を決定 のための手段を供する。
DNAの複雑な混合物中の微量なりNAフラグメントの検出のためのいわゆる「 サザンブロノト」法がハイブリダイゼーションの技術を採用する手順の例である 。この様々なフラグメントを分けるためにゲル電気泳動を利用し、次いでこのフ ラグメントを変性させ、そしてニトロトロセルロースシートにプロットすること によって転写させる0次にこれらのフラグメントを適当な放射活性ラベル化プロ ーブにハイブリダイズさせ、そしてそれらの位置をオートラジオグラフィーによ って表示させる。類似の手順がRNA、そして既に述べた通り(前掲の「ウェス タンプロット」)、タンパク質又はペプチド抗原について企立てられている。
ハイブリダイゼーション技術はヌクレオチド配列とその機能との関係を理解する ための生化学遺伝学において重要であり、そしてそれらは例えば遺伝欠陥、又は 感染因子、例えばウィルスもしくはバクテリアの検出のための重要な診断手段を 提供する。
上記のタイプのハイブリダイゼーション手順におけるラジオアイソトープの利用 により強いられる健康に対する有害性に主として基づき、それらをより無害な( 且つ、一般により入手し易い)マーカー又はラベルで代替する試みがなされてい る。しかしながら、現在までなされている試み、例えば酵素ラベル化試薬により 検出するビオチニル化プローブを利用することは、放射活性ラベル化プローブを 用いて獲得できる感度に比べて、付随する感度の損失をもたらす。
特に非放射活性ラベルを利用する劣った検出感度の上記の問題は、ハイブリダイ ゼーション技術に当てはまるだけでな(、免疫化学検出もしくはアッセイ手順、 又はハイブリダイゼーション反応を増幅させるのに免疫化学検出を用いたときに も当てはまる。換言すれば、低レベルの例えば抗原、抗体又は核酸の正確な検出 又は正確な定量的決定にとって、劣った検出限界は不適当であることが証明され うる。これは例えば上記のタイプのいづれかの免疫化学又は)1イブリダイゼ一 シヨン手順における色又は蛍光の強さが低すぎることに原因し、これは主として 、通常1個又はよくても非常にわずか(一般に5個以下)の酵素分子又はマーカ ー物質しか、特異的な抗体分子それぞれに、又はプローブのヌクレオチド配列の 分子それぞれに結合できない事実の結果である。更に、例えば抗体分子に付加( 抱合)された各マーカー物質に関して、そして特に、このマーカー物質が抗体/ マーカー抱合体に正味の正又は負の荷電を供するとき、例えば抗体が適切な対象 の免疫化学結合反応にかかわる天然の能力に有害な影響が及ぼされる危険性が高 まる。更に、かかる抱合体上の正味の正又は負の荷電の存在はこの系の中のその 他の材料又は物質へのこの抱合体の所望されない非特異的な結合の危険性を高め る。
特に免疫化学分野において、免疫化学手順の感度を高める方法を企立てるのにか なりの努力がなされており、そして良好な成功手段を達しため一手法は、免疫化 学反応性物質、例えば抗体及び、いくつかの酵素分子、蛍光マーカー分子等の、 全つく同一の骨格又は担体、例えばポリマー担体への付加を包括する。この種の 手法に関連し、そして可溶性又は不溶性担体のいづれかを利用する、真人な数の 特許文献がある。一般に、上述のタイプの用途において、可溶性担体の利用が好 ましく、なぜなら不均質相ではなく均質溶液相の中での担体(免疫化学反応性物 質及び酵素/マーカー分子等を有する)の存在と、それに伴う溶液相中でのかか る物質の比較的高いコンホメーション的多様性とは、検出又は決定すべき免疫化 学対応物質との免疫化学反応性の速度及び一般に程度を大いに高めるからである 。
免疫組織化学用途においては可溶性担体の利用は事実上必須であり、なぜなら組 織上又は中に位置する免疫化学反応性成分又はエピトープへの最適なる接近を保 障するのに良好な組織接触又は浸透が必要であるからである。更に、マイクロタ イタートレー、イムノプレート等の表層に付加されている免疫化学対応物、例え ば抗体に結合していない(例えば有効な結合部位の「飽和」により)担体保有免 疫化学反応性物質、例えば担体保有抗体を除去するのは(例えば洗浄又はフラッ シングにより)、課題の担体保有物質が可溶性であるときの方が、それが不溶性 又はコロイド状であるときよりも一般にし易い。
本発明はとりわけ上述に例示したあらゆるタイプの検出及びアッセイ手順の多様 性、感度及び信頼性を高めることに関する有意義な進歩を提供する。本発明は感 度を損失することなく、例えば伝統的なELISA又は組織化学手順の性能に必 要とされるであろうような免疫反応成分(抗原、抗体、抗−抗体、等)の有用な 1層」の数を減らすのに開発されもしうる。本発明にかかわるその他の利点は本 明細書及びそれに付与する実施例より明らかとなるであろう。
前述した通り、本発明は水溶性試薬及び抱合体、並びにその調製及び利用に関連 するため、下記に概略する一定数の関連特許文献は可溶性担体を採用する開示内 容に限定する:ヨーロッパ特許0.077.671号はとりわけ、マーカー物質 が抱合されている水溶性非架橋型及び非第−アミン含有ポリマーに関する。
このポリマー/マーカー物質抱合体は負又はゼロの荷電を有し、そしてその各分 子のポリマー部には「一つのみの免疫学類似体」 (抗原又は抗体)が付加して いる。もとのヨーロッパ特許明細書(IiPO,077,671号AI)はそれ 自体「一つのみ」の免疫学類似体に拘束されないが、−より多くの免疫学類似体 の特定の言及は全くない。後者の特許/特許出願における好ましい水溶性ポリマ ーはポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルアル コル、ポリアクリルアルコール、上記のポリマーの組合せ、ヒドロキシエチル− セルロース、ヒドロキシプロピル−セルロース、天然の水溶性ポリマー及び合成 水溶性ポリマーである。マーカー物質の分子は、このマーカー物質を取り込む比 較的少ない比率のモノマー(例えば、蛍光マーカー物質の場合、等量のフルオロ セインアミンとアクリロイルクロリドとの反応により生ずるモノマー)と、ポリ マー骨格の基礎を形成するモノマー(例えばアクリル酸及びアクリルアミド)と の反応により生ずモノマーとを共重合させることにより、ポリマーの中に最初か ら含ませてよい。ポリマーへのマーカー物質の付加のためのその他に述べられて いる方法は、マーカー物質上での活性化基の利用及び「外因性活性化剤」の採用 を含む、ポリマー骨格への免疫類似体の付加に関して、下記の例が挙げられてい る: (i)フルオロセインアミンとアクリロイルクロリドとの反応により生ずる約1 %の共重合上ツマ−を含むアクリル酸、/アクリルアミドコポリマーを、カルボ ニルジイミダゾール及びN−ヒドロキシスクシニミドとの反応により活性化させ 、そして得られる活性化ポリマー/マーカー物質抱合体を次にモノクローナル抗 体と反応させる;(ii)ビオチニル−N−ヒドロキシスクシニミドとの反応に よりビオチニル化されたモノクローナル抗体を、アビジンと、上記の(i)の通 りに調製した活性化ポリマー/マーカー物質抱合体との反応により生成した抱合 体に加える;この場合におけるポリマー骨格へのモノクローナル抗体の付加は、 抗体に共有結合したビオチン基と、ポリマー/マーカー物質に共有的に抱合した アビジン成分との強力な、しかしながら共有的でない結合相互作用を介する。
ポリマー担体としてのデキストラン、又はマーカー物質もしくは免疫学類似体が それを介してポリマーに付加されうる活性試薬もしくはカンプリング/橋かけ成 分としてのジビニルスルホンもしくはそれに由来する成分の利用に関する開示は この特許においてはされUS 4,152,411号は抗原/抗体反応の成分の 決定のためのラベル化「スパインツール(spine tool) (背手段〕 」に関連し、好ましくはポリマーの個別単位の間にアミド結合をするポリマー、 例えばポリリシン、その他のホモポリ(アミノ酸)又はポリペプチドを利用する 。ラベル化すべき分子(ハプテン、抗原又は抗体)を平均して1個のみポリマー 「スパインツール」に付加させる。この明細書は活性化試薬にとっての候補とし てトリレン−2,4−ジイソシアネート、グルタルアルデヒド及びカルボジイミ ドを挙げ(これによって「ラベルコすべき分子はポリマー担体に複合させること ができる)、そして2通りの特定の実施例はハプテン、即ち、チロキシンの複合 化のための1−エチル−3−(3−ジメチル−アミノ−プロピル)−カルボジイ ミドの利用を例示している。莫な数の蛍光物質(例えばフルオロセイン)及び酵 素(例えばペルオキシダーゼ)を含む、数多くの可能なラベル化又はマーカー物 質が挙げられているが、これらのポリマー担体に付加する方法の詳細は、一つの 特定の酵素、即ち、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)の場合のみが示され 、この課題の実施例において、それは過ヨウ素酸ナトリウムを用いるHRPのジ オール成分の初期酸化を介してポリリシン/チロキシン抱合体に複合されている 。得られるHRPのジケトン成分を次に後者の抱合体と反応させて(ポリリシン 部のアミノ基を介して)シック塩基中間体を形成し、これを次に例えば硼水素化 ナトリウムを用いて還元させてHRP−ラベル化ポリリシン/チロキシン抱合体 を提供している。この特定のタイプのラベル化抱合体(r診断マーカースパイン ツールJ)は、「・・・長期間にわたって驚くほど貯蔵に安定である。
かかるツールは3ケ月まで、又は不活性雰囲気、例えば窒素のもとで、及び水分 なしで6ケ月以上安定であると考えられる」であると述べられている。
「スパインツールJのための基礎としてのデキストランを含む多糖類の利用の可 能がこの明細書において簡単に述べられているか、対象の分子のデキストランへ の付加にどの手法を行うかの詳細は示されていない。この目的のためのデキスト ランの利用に関する何らかの利点の示唆はない。
EP O,010,405^lはとりわけ、ハプテン又はその化学修飾生成物と 合わさった(即ちカップル化された)カルボキシル含有水溶性モノオレフィン系 ポリマー化合物を含んで成る免疫化学アッセイ試薬、及びかかる試薬を利用して ハプテンを免疫化学的に決定するための方法に関する。この特許明細書において デキストランに関するポリマーの利用は述べられていない。
ハプテンをポリマー化合物にカップル化させることに関連して述べられている化 学的手法は:カルポジイミド類(例えばジシクロへキシルカルボジイミド)、カ ルボニルジイミダゾール又はジフェニルホスホリルアジド(DPPA) 、及び 複合酸無水物類(クロロギ酸エステル、例えばイソブチルクロロホルメートを利 用することで形成)、活性エステル類(例えばN−ヒドロキシスクシニミドを利 用することで形成)、アジド類(ヒドラジン、続いて硝酸を利用することにより 形成)、又は酸クロリド類(例えば塩化チオニル又はオキシ塩化燐を利用するこ とにより形成)の中間体の形成の利用である。
課題の免疫化学アッセイ試薬は「水性溶液の形態において非常に高い安定性・・ ・・・・そして室温での保存に完全に耐える」ことを示す。
ハプテン以外の免疫活性物質(抗原、抗体)を課題のポリマー材料にカップル化 させる可能性の言及はない。
US 4,166.105及び4,169,137号(それぞれ旧rschfi eld及びHirschfield ら)は、それぞれ、第一アミン含有多価ポ リマー骨格、例えばポリエチレンイミン骨格及び付加されたマーカー分子(例え ば多数の蛍光色素分子)を含んで成る抗原出検試薬及び色素標識化試薬に関する 。前者の特許にかかわる試薬は更に検出すべき抗原に特異的な抗体を含んで成り 、一方、後者の特許にかかわる試薬は「第一反応体」、特に抗体を更に含んで成 る。両特許に示されている実施例は、平均して多くて1個の抗体分子がポリマー 骨格に付加されていることを実証している。マーカー分子及び抗体/第一反応体 をポリマー骨格にカップル化させるためのカップリング剤としてのジアルデヒド 、特にグルタルアルデヒドの利用が好ましく、ジビニルスルホンを基礎とするカ ンプリングの可能性は述べられていない。
EP O,135,071A2号はとりわけ、ケミルミネッセンス基(例えばル ミノールに由来する基、又はその誘導体)、鎖ポリマー「付加基J(ドイツ語で : Verkniipfungsgruppe)及びハプテンを含んで成るケミ ルミネンセンスラヘル化ハプテン抱合体に関する。この付加基は反復官能基を有 し、そして各モルの付加基に対して、数モルのルミネッセンス基及び数モルのハ プテン、好ましくは各モルの付加基当り少なくともそれぞれ10モルがある。
その明細書に簡単に述べられている鎖ポリマーの例には、ペプチド、タンパク質 、糖タンパク質、糖脂質、炭水化物、例えばデキストランを含む多糖類が含まれ 、そしてジビニルスルホンはケミルミネッセンス基又はハプテンを、ポリマー上 の反復官能反応性基(例えばアミノ、カルボキシ、カルボニル、「チオニル」又 はヒドロキシ基)にカップル化させるためのカップリング剤の例の中で挙げられ ている。しかしながら、供されている唯一の実施例はケミルミネッセンスアッセ イにおけるタンパク質(ポリマー)のトランスフニリン及びブタのチレオグロブ リンを基礎とするルミノール/ハプテン/タンパク質泡合体の調製及び利用に関 連しており、そしてハプテンをタンパク質にカップル化させるカップリング剤と してそれぞれカルボジイミド及びコハク酸無水物を採用している。
上述の文献に開示されている抱合体に関連して、本発明にかかわる試薬/抱合体 は例えば下記の通りに区別される:第一に、本明細書に付与する実施例により述 べられている通り(下記参照)、本発明の水溶性試薬及び抱合体は、中程度(極 端でない)pH値において、低温だけでなく、通常の周囲温度より若干高めの温 度でも水性溶液の中で予測し得ない、且つ、驚くほどの高い安定性/棚寿命を有 することが認められた。これは;(1)分子性物質〔本明細書で定着; (下記 参照)〕がカップルされていない本発明の水溶性試薬、即ち、ジビニルスルホン に由来するl又は複数の基又は成分が共有結合している水溶性ポリマー担体分子 を含んで成る本発明の試薬(ビニルスルホンの一方の末端は、ジビニルスルホン の2つのビニル基の一方とこの担体分子上に存在している反応性官能基とで形成 される共有結合を介してこの担体分子に付加しており、そしてその他方の末端は 自由な「懸錘」ビニル基であり、これは適当な反応性官能基を有する適当な分子 性物質とのその後の反応が可能である);及び (ii)ジビニルスルホンに由来する連絡基を介して、1又は複数の分子性物質 が共有結合している水溶性ポリマー担体分子を含んで成る本発明の水溶性抱合体 (このポリマー担体分子は更に、遊離な反応性ビニル基を有する1又は複数のジ ビニルスルホン由来成分がそれに共有結合している); に事実であることに特に注目に値する。
本明細書の実施例に記載した通り、本発明者は、本発明のこの後者のタイプの水 溶性試薬及び抱合体に存在している遊離なビニル基の固有の反応性は中性付近で のpHにおいて抑制され、一方、これらの基はアルカリ性のpH1例えば約9〜 11の領域におけるpHにおいて非常に高い反応性を示すことを発見した。
更に、本発明により獲得できた予備結果は、更なる分子性物質の共有結合の可能 性に関して実質的に「飽和」である本発明の水溶性抱合体(即ち、ジビニルスル ホンに由来する連結基を介してこのポリマー担体分子に共有結合している分子性 物質は有するが、遊離な反応性ビニル基を有するジビニルスルホン由来の成分を 実質的に欠く本発明にかかわる抱合体)も、中程度のpi値において水性溶液の 中で類似の高い安定性/棚寿命を有する。
本発明の試薬及び抱合体により示される上述の長期安定性は、既に述べた通り( 前掲)、かかる試薬又は抱合体を予OI調製形態、例えば(関連する)仕様書、 及び可能として適当な更なる化学手順を実施するための補助的な化学試薬を含み うるキットの形態において商品化せしめることを可能とする。購入者は従って( i)例えば特定の要件に合うように仕立てたアッセイ試薬又は抱合体を用意する ために、本発明の予備調製した化学反応性試薬又は抱合体に所望の分子性物質を その後に付加せしめる、又は(ii)本発明にかかわる予備調製した「飽和」抱 合体(前掲)の場合、関連の検出又はアッセイ手順に直接本発明にかかわる予備 調製抱合体を利用する、ことができる。
第二に、本明細書で供する実施例より明らかな通り(下記参照)、ポリマー担体 分子のサイズに関連して、本発明にかかわる試薬及び抱合体、特にポリマー担体 分子がデキストランである本発明の最も好ましい試薬及び抱合体は、水溶性を保 ちながら高い度合いの分子性物質が負荷されることが可能である。更に、課厩の 本実施例において採用している中間試薬のポリマー担体分子上の比較的中程度の 反応性基(即ち、ジビニルスルホンに由来する反応性基であって、それを介して 分子性物質を共有結合が生ずる基)の含有量、及びかなり高い含有量の反応性基 が許容される事実(これは本明細書のその他の実施例によく説明されている)を 考慮すると、かなり高レベルの分子性物質の負荷、例えば担体分子当り数千の低 分子量分子性物質又は子側までもしくはその桁の比較的高分子量の分子性成分が 、むろん課題の分子性成分の立体的なかさ高さ及び/又は分子量、並びにポリマ ー担体分子のサイズもしくは分子量に依存して可能であることが考えられる。
第三に、本発明に従って複数の例えばハプテン分子(EP O,135,071 A2号のように)、又は蛍光基(US 4,166.105号及びLIS 4, 169,137号のように)を担体分子に負荷するのか可能なだけでなく、複数 の抗原、抗体、酵素、遺伝子プローブ、アビジン又は本明細書の説明より明らか にされるであろうその他のタイプの分子性物体を付加させることも同等に可能で ある。特に注目に値するのは、複数の抗体を本発明において利用する水溶性ポリ マー担体分子に付加せしめる能力にある。本発明者が理解している特許及び科学 文献に基づいて、並びに本発明に関係するタイプの水溶性試薬又は抱合体に関連 して、複数の抗体分子(又はよくても数個の抗体分子)を担体分子に付加させる 可能性又は要望に関する技術的な偏見があったが、又はこれを成し遂げること試 みがおそらく失敗したのであろう。免疫化学アッセイ、例えば免疫組織化学又は ELIS八型アへセイにおける本発明にかかわる抗体保有抱合体(Fji数の抗 体及び複数の適当なマーカー又はラベル物質を抱える)の利用は、かかるアッセ イの反応の速度及び感度(ぞして可能としては精度及び信顛性)を高める。ポリ マー担体又は骨格への複数の抗体分子(例えば約5.10.15.20又はそれ より多く)の付加は、例えば(a)相補性免疫学成分(例えば抗原)に対する満 足たる結合のための適切な立体コンホメーションを有する複数の抗体分子を獲得 する高い統計学的確率、及び(b)相補性免疫学成分に対する強い結合強度、を もたらす。
類似の利点が、本発明の用途、例えばハイブリダイゼーション技術(前掲)にお いても有効であることが信じられており、なぜなら、かかる手順の検出感度及び 信輔性は、複数のマーカー物質、そして可能としては複数のプローブ分子を含ん で成る本発明にかかわる適当な複合体を採用することによって顕著に高めること が予測できるからである。
第四に、そして更なる一般的な態様として、2種の異なるタイプの付加分子性物 質を含んで成る本発明にかかわる抱合体を調製するうえで、本発明において採用 するジビニルスルホンを基礎とするカンブリング化学品は、特に本発明にかかる 方法における前記の分子性物質の付加において親液性塩の利用と一緒のとき、ポ リマー担体分子に付加されている2タイプの分子性物質間の数及び/又は比率に おける広範囲にわたる変動を可能とする。前述した通り、pHを変えることによ り本発明にかかわる試薬又は抱合体における遊離ビニル基の反応性を制御する能 力は、ポリマー担体(反応性ビニル基の有効数に関連して)への課題の分子性物 質の所望レベルの負荷の確立を可能とし、その後、残っている未反応のビニル基 の固有の反応性は媒体のpl+の調整により抑制することができる;所望するな ら、「中間」抱合体を次に、対象の第2タイプの分子性物質を付加する前に、例 えばクロマトグラフィ一手段のような1又は複数の精製手順に付してよい。よく 特性化された抱合体の調製が可能なだけでなく、前進的な方向における調製過程 に高い度合いの制御を及ぼすことが可能である。
第五に、一定の好ましいタイプのポリマー担体分子、即ち、実質的に線状である ポリマー担体分子を基礎とする本発明にかかわる抱合体は、比較的高い総分子量 にもかかわらず、組織構造侵入特性を有することが信じられている。
発明の詳細な説明 第一の観点において、本発明はジビニルスルホンに由来する1又は数個の成分が 共有結合している水溶性ポリマー担体分子を含んで成る水溶性試薬を提供し、こ こで各成分はジビニルスルホン分子の2個のビニル基のうちの一方とこのポリマ ー担体分子上の反応性官能基とで形成される結合を介して付加されており、付加 状態にある少なくとも一つのかかる成分は遊離であり、且つ、遊離なビニル基に 対して反応性である官能基を有する分子性物質と反応することができる残留ビニ ル基を有している。
本発明における「分子性物質」なる語は、例えばニラベルもしくはマーカーとし て働く分子もしくはイオン性物質(例えば酵素、もしくは蛍光もしくはルミネッ センス物質);又はターゲツティング物質として働く分子、即ち、lもしくは複 数の標的分子、成分、レセプターもしくはエピトープに対して選択的にもしくは 特異的に結合することのできる分子(かかるターゲツティング物質の例は、ハブ テンもしくはハプテン抱合体、抗原、抗体、ヌクレオチド配列及びホルモンであ る)。
本発明の試薬及びm合体を調製、即ち、ポリマー担体分子上での、ジビニルスル ホンに由来する共有結合反応性成分の樹立、及び、一方ではかかる成分と、他方 では本明細書に定義する分子性物質との共有結合の樹立のための本発明にかかわ る方法に包括される、本発明全体で採用するカップリング化学品の性質により、 ジビニルスルホンのような物質におけるビニル基の反応性の既知のパターンは一 般に、ポリマー担体上の反応性官能基、即ち、ジビニルスルホンのビニル基が反 応して共有結合を形成するであろう基が請求核基であることを必要とする。適切 なポリマー担体は従って、例えば−〇−(例えば、脱プロトン化フユノール系ヒ ドロキシ基、ポリペプチドもしくはタンパク質のチロシン残基における脱プロト ン化芳香族ヒドロキシ基)、−5−(例えば芳香環もしくは脂肪族基上の脱プロ トン化チオール基、例えばポリペプチドもしくはタンパク質のシスティン残基に おける脱保護化チオール基)、−0R(例えばオリゴ糖もしくは多Ii類におけ るグルコースもしくはその他の単糖環のような糖環上の脂肪族ヒドロキシ基;又 はポリオール、例えばポリエチレングリコールにおけるアルコール性ヒドロキシ 基;又はポリペプチドもしくはタンパク質の一定のアミノ酸残基、例えばセリン もしくはスレオニン残基におけるヒドロキシ基)、−5H(例えばポリペプチド もしくはタンパク質におけるシスティン残基におけるチオール基)、第一アミノ 基(例えばポリペプチドもしくはタンパク質のリジンもしくはオルニチン残基に おける;又は一定の多Ii類もしくは誘導体、例えばチトサンにおけるアミノ− 置換化糖環における)又は第二アミノ基(例えばポリペプチドもしくはタンパク 質のヒスチジン残基における)であろう。類似の理由のため、本発明の分子性物 質上の課題の官能基も通常求核基、例えば上記のタイプのいづれかの核基であろ う。
本発明の試薬及び抱合体における担体分子として機能する水溶性ポリマーは下記 の広範囲にわたるタイプのポリマーより選ばれうる:天然及び合成多糖類、及び その誘導体、例えばデキストラン及びデキストラン誘導体、デンプン及びデンプ ン誘導体、セルロース誘導体、アミロース及びペクチン、並びに一定の天然ゴム 及びその誘導体、例えばアラビアゴム及びアルギン酸の塩;適当な反応性官能基 を有するホモポリ(アミノ酸)、例えばポリリシン、ポリヒスチジン又はポリオ ルニチン;天然及び合成ポリペプチド及びタンパク質、例えばウシアルブミン及 びその他の哺乳類のアルブミン;更には核官能基を有する合成ポリマー、例えば ポリビニルアルコール、ポリアリルアルコール、ポリエチレングリコール及び置 換化ポリアクリレート。
本発明の目的に非常に適するポリマーは、多Ii類及びその誘導体、例えば:デ キストラン、カルボキシメチル−デキストラン、ヒドロキシエチル−及びヒドロ キシプロピル−デンプン、グリコーゲン、アガロース誘導体、並びにヒドロキシ エチル−及びヒドロキシプロピル−セルロースである。本明細書の実施例(下記 参照)より明らかな通り、特にデキストランが本発明にかかわる極めて適切なポ リマーであることが示され、従ってそれらが現状最も好ましいポリマーである。
前述した通り、特に本発明の試薬及び抱合体の数多くの免疫化学用途にとって、 特に本発明の試薬から調製した(本発明の観点を構成する方法により)m合体を 包括する本発明の抱合体が正味の電荷を有さないことが通常は所望され、なぜな らかかるケースにおける正味の正又は負荷電の存在はとりわけ、対象のもの以外 の物質及び/又は材料への39 m合体の所望されない非特異的結合をもたらす からである。荷電分子性物質を導入しない限り、この状況はほとんどのケースに おいて、このポリマー担体自体が正味の荷電を有さないことを確実にすることに よって簡単に成し遂げられるであろう;従って、本発明の更なる観点において、 本発明の試薬又は抱合体のポリマー担体分子はその遊離状態において、約4〜約 IOの範囲におけるpiにおいて実質的に線状、且つ、実質的に無荷電であり、 このpHの間隔はほとんどの免疫化学手順、ハイブリダイゼーション手順及び特 に本発明の抱合体のその他の用途に対応する実用的な間隔である。この条件に合 う様々なポリマーは、例えば数多くの多Ii類及び多I!類誘導体、例えばデキ ストラン並びにヒドロキシエチル−及びヒドロキシプロピルセルロースである。
本発明の試薬又はm合体を何に使用するかに依存して、本発明の試薬及び抱合体 はやや低めから非常に高い範囲の分子量を有する水溶性ポリマー担体を基礎とす ることができ、そして本発明の更なる観点においては、このポリマー担体は約1  、000〜約40,000,000の範囲にあるピーク分子量を有してよい。
かなり注目され、そして本明細書の実施例において具体化しているピーク分子量 は、約1 、000〜約so、oooの範囲、そして約80,000〜約2,0 00,000の範囲におけるピーク分子量である。特に注目されるピーク分子量 、特にポリマー担体としてのデキストランの場合は、約500.000のピーク 分子量である。
本明細書及び請求の範囲の中で、ポリマー担体に関連付けて採用している「ピー ク分子量」(「ピーク平均分子量jとも呼ばれる)なる語は、最も豊富な分子量 、即ち、一定のサンプル又はポリマーのハツチの中で最大数の分子により保有さ れる分子量(分子量分布の中で)を意味する。この方法で真人な数のタイプのポ リマーを特性化することはかなり一般的であり、それは非常に狭い分子量分布の ポリマー画分を獲得又は調製することが困難(特に最大分子量に関して)である からである。本発明において注目される数多くの商業的に入手できるポリマー、 例えばデキストランの場合、製造業者又は供給者は、特定のタイプの試薬又は抱 合体の製造に適するポリマー画分の選別の基礎を供するであろう信鯨できるピー ク分子量データー(例えばゲル浸透クロマトグラフィーによる)を提供すること が可能であろう。本明細書及び請求の範囲に記載されているピーク分子量は課題 のポリマーのピーク分子量を意味しており、そして例えば本発明の試薬又は抱合 体の製造のための本発明にかかわるプロセスの際のジビニルスルホンとの反応に よる2個以上のポリマー分子の架橋の結果としての架橋化ポリマー単位の可能な 形成については考慮していないことをここで述べておくべきであろう。かかる架 橋他車は、平均して、その形成のちととなる個々の遊離ポリマー分子よりも高い 分子量を有するであろう。
本発明にかかわる試薬はポリマーのピーク分子量及び遊離な反応性ビニル基の含 有量に関する非常に広い範囲の要件に合うように完全に仕立でることができうる 。本発明の更なる観点は、約500.000又は約2,000,000のピーク 分子量を有するか、又は下記の範囲:約i、ooo〜杓20,000 ;約20 ,000〜約80,000 ;約80,000〜約500,000;約500, 000〜約5,000,000 ;又は約5,000,000〜約40,000 .000 ;のいづれかのピーク分子量を有し; そしてポリマー担体のグラム当り約1〜約5 、000μ5oleの範囲、例え ば下記のサブ範囲のいづれか(ポリマー担体のグラム当りのビニル基のμ剛ol e数で表わす) 約1〜約50;約50〜約300;約300〜約1,000 、又は約1 、0 00〜約5,000 ; における遊離反応性ビニル基を有するポリマー担体を基礎とする試薬に関する。
前述した通り、本発明における分子性物質、即ち、本発明にかかわる試薬もしく は抱合体に付加すべき分子性物質、又は本発明の抱合体のポリマー担体に既に付 加されているものは、数多くの種々のタイプの物質の中で、例えば: タンパク質、例えばフェリチン、フィユエリスリン、フィコシアニンもしくはフ ィコビリン;酵素、例えば西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファター ゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシダーゼもしくはウレアーゼ;毒素;薬 剤;色素;蛍光、ルミネッセンス、燐光もしくはその他の発光物質;金属キレー ト化性物質、例えばイミノニ酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA) 、ジ エチレントリアミン五酢酸(DTP^)、もしくはデスフェリオキサミンB;放 射性アイソトープでラベルした物質;又は重原子でラベルした物質である。
上記に示した考察にかんがみて、これらの例のうちのほとんどのタイプの物質が 、本発明にかかわる抱合体におけるラベル又はマーカーとして働くことができる であろうことが明らかであろう、一定の更な例として、例えばフルオロセイン( 適切には、フルオロセインイソチオシアネート、FITC) 、フルオロセイン アミン、1−ナフトール、2−ナフトール、エオシン、エリスロシン、モリン、 〇−フェニレンジアミン、ローダミン及び8−アニリノ−1−ナフタレンスルホ ン酸より選ばれる蛍光物質が挙げられる。関連の放射性アイソトープは、例えば 下記のアイソトープ、即ち水素(即ち、トリチウム、3H)、炭素(例えば14 C)、燐(例えば3ffip)、硫黄(例えば3sS)、ヨウ素(例えばlff 17)、ビスマス(例えば!126B)、イツトリウム(例えば?+1Y)、テ クネチウム(例えば9q′″Tc)、パラジウム(例えば1119pd)及びサ マリウム(例えば+533.)より選ばれうる。関連の重原子は例えばMn、F e+ Go+ NLCu、 Zn+ Ga、 In+ Ag、 Au+ )Ig + I 、 Bi、Y、 La、 Ce、 Eu及びGdから選ばれうる。金( Au) (可能としては増強剤としての銀(八g) (前掲)との組合せて)が 数多くのケースにおいて極めて有用な重原子である。
本発明の更なる観点において、本発明における分子性物質はターゲツティング物 質(先に定義の通り〔前掲〕)であってもよく、これは生物起源の物質上の相補 性分子又は相補性構造領域に選択的に結合又は選択的に反応することができる。
関連のターゲツティング物質の例は、例えば:抗原;ハプテン;モノクローナル もしくはポリクローナル抗体;遺伝子プローブ;天然もしくは合成のオリゴ糖も しくは多糖類;一定の天然もしくは合成のモノ、オリゴ、もしくは多1iW4; レクチン;アビジンもしくはストレプトアビジン;ビオチン;成長因子;ホルモ ン;レセプター分子;又はプロティンAもしくはプロティンGである。適切な抗 体の例については、本明細書に付惇した実施例を参照のこと。関連のホルモンの 例は、ステロイドホルモン(例えばエストロゲン、プロゲステロンもしくはコル チゾン)、アミノ酸ホルモン(例えば千ロキシン)、並びにペプチド及びタンパ ク質ホルモン(例えばパップレシン、ボンへシン、ガストリンもしくはインスリ ン)から選ばれうる。
既に明らかな通り、本発明は、1又は複数の分子性物質がそれぞれジビニルスル ホンに由来する連結基を介して共有結合している水溶性ポリマー分子担体を含ん で成る水溶性抱合体にも関連し、ここでこのポリマー担体分子への連結基それぞ れの付加はジビニルスルホン分子の2個のビニル基の一方とこの担体分子上の反 対性官能基とで形成される共有結合を介しており、そしてこの連結基への分子性 物質の付加はこのシフビニルスルホン分子に由来する他方のビニル基とこの分子 性物質−Lの官能基とで形成される共有結合を介している。
本発明にかかわる特に興味深い後者のタイプの抱合体において、該ポリマー担体 分子は、更にジビニルスルホンに由来するl又は複数の成分がそれに共有結合し ており、ここでこの成分それぞれはジビニルスルホン分子の2個のビニル基の一 方と、このポリマー担体分子の反応性官能基とで形成される共有結合を介して結 合しており、付加状態にある少なくとも1個の前記成分は、遊離であり、且つ、 この遊離ビニル基に対して反応性である官能基を有する更なる分子性物質と反応 することのできる残留ビニル基を有している。
本発明にかかわる後者のタイプ又はその他のタイプ(下記参照)のいづれかの抱 合体における付加分子は、適切には例えば約2.000以下の分子量を有する分 子性物質と、約2,000以上の分子量を有する分子性物質とに分けることがで きる。前者の場合、該抱合体のポリマー担体分子には1〜約10,000個の分 子性物質例えば約10〜約1 、000個の分子性物質が共有結合していてよく 、例えば約20〜約500個の分子性物質が共有結合していてよい。後者の場合 、即ち、約2.000以上の分子量を有するポリマー担体分子にとっては、該抱 合体のポリマー担体分子には、1〜約1 、000個の分子性物質がそれに共有 結合していてよく、例えば1〜約500個、例えば1〜約100個、2〜約50 個、又は約10〜約50個の分子性物質がそれに共有結合していてよい。
更なる観点において、本発明にかかわるこのタイプの抱合体は、約500,00 0〜約2.000.000のピーク分子量を有するか、又は下記の範囲: 約1 、000〜約20,000 ;約20,000〜約80,000 ;約8 0,000〜約500,000゜約500.000〜約s、ooo、ooo ; もしくは約5,000,000〜約40,000,000 。
のいづれかのピーク分子量を有し、 そして分子性物質及び(対応するなら)遊離ビニル基の総合含有量を、ポリマー 担体のグラム当り、分子性物質のμmole数と、(対応するなら)a離ビニル 基とで約1〜約5.000 tt 5oleの範囲、例えば下記のサブ範囲(ポ リマー担体のグラム当りの、分子性物質のμmole数と対応するならビニル基 のμmole数とで表わす):約1〜約50;約50〜約300;約300〜約 1,000 i又は約1 、000〜約5,000 ; の範囲において有するポリマー担体を基礎としうる。
本発明にかかわるこの後者のタイプの抱合体は、約soo、ooo〜約2、00 0.000のピーク分子量を有するか、又は下記の範囲:約t、ooo 〜約2 0.000 ;約20,000〜約80,000 ;約80.000〜約500 ,000;約soo、ooo 〜約5.000.OOO;もしくは約5,000 ,000〜約40,000,000 iのいづれかのピーク分子量を有し、 そして共有結合した分子性物質の総合有量を、ポリマー担体のグラム当り、分子 性物質約1〜約5.000 IImoleの範囲、例えば下記のサブ範囲(ポリ マー担体のグラム当りの、分子性物質のμ膳o1e数表わす): 約1〜約50;約50〜約300;約300〜約t、ooo 、又は約1,00 0〜約s、ooo ; の範囲において有するポリマー担体を基礎としうる。
本明細書に定義する更なる分子性物質は、分子性物質に関連する上記に挙げた任 意の特徴を有してよい。
本発明の更に別の観点は、2個以上の分子性物質が共有結合している水溶性ポリ マー担体分子を含んで成り、ここでこの分子性物質の少なくとも1個は他のもの とは異なっており、各分子性物質はジビニルスルホンに由来する連結基を介して 付加されており、各連結基のこのポリマー担体分子への付加はジビニルスルホン 分子の2個のビニル基の一方と前記担体分子上の反応性官能基とで形成される共 有結合を介しており、そしてこの連結基への分子性物質の付加はジビニルスルホ ン分子に由来する他方のビニル基と分子性物質上の官能とで形成される共有結合 を介している。
前述した通り、本発明は本発明にかかわる試薬又は抱合体の製造方法にも関連す る。従って、本発明の一観点は、本発明にかかわる水溶性試薬、即ち、ジビニル スルホンに由来する1又は数個の成分が共有結合している水溶性ポリマー担体分 子を含んで成る水溶性状1薬であって、各成分がジビニルスルホン分子の2個の ビニル基のうちの一方とこのポリマー担体分子上の反応性官能基とで形成される 結合を介して付加されており、付加状態にある少なくとも一つのがかる成分が遊 離であり、且つ、この遊離なビニル基に対して反応性である官能基を有する分子 性物質と反応することができる残留ビニル基を有している試薬の製造のための方 法を提供する。
本発明にかかわる課題の方法は、該水溶性ポリマー担体をジビニルスルポンと、 5以上のpHの水性溶液の中で反応させることを含んで成る。その最も一般的な 方式において、反応は0〜60’Cの範囲において行われうるが、しかしながら 例えば本明細書に付与する実施例におけるデキストラン及び一定の多糖類誘導体 にとっては、例示している通り20〜25°Cの範囲が通常はがなり適切であろ う0反応を行うpHは一般に約10−11.5の範囲内であり、これはジビニル スルホンがほとんどのタイプのポリマー担体上の反応性官能基に対して極めて反 応性であるpn範囲である。
水性溶液中のポリマー担体の濃度も考慮する限り、それは0.1〜20%W/V の範囲、そして通常は1〜1o%W/Vの範囲であろう。
水性溶液中のジビニルスルホンの濃度は一般に0.1〜15%V/Vの範囲、そ して通常は1〜1o%V/Vの範囲であろう。
水性溶液中でのジビニルスルポンとポリマー担体との反応を進行させる時間を考 慮する一般的な指針を提供するのは困難であり、なぜならこれらは、例えば反応 を行う温度及びpi、反応混合物中のポリマー担体とジビニルスルホンの濃度、 ポリマー担体の性質及び/又は分子量、並びに例えばゲル化もしくは沈殿のよう な危険性が生ずるまでのポリマー担体の架橋(ジビニルスルホンとの反応により )の程度に依存してかなり変化するであろうからである0本明細書の実施例で明 白に例示している通り、デキストランの場合、少なくともいく種力のクラスのポ リマー担体にとって反応時間は重要な要因である。
ところで、課題の反応時間は通常5〜120分の範囲であろう。
更に前記した通り、本発明は、1又は複数の分子性物質がジビニルスルホンに由 来する連結基を介して共有結合している水溶性ポリマー担体分子を基礎とし、ポ リマー担体分子への連結基それぞれの付加がジビニルスルホンの2個のビニル基 のうちの一方とこの担体分子上の反応性官能基とで形成される共有結合を介して おり、そしてこの連結基への分子性物質の付加がこのジビニルスルホンに由来す る他方のビニル基とこの分子性物質上の官能基とで形成される共有結合を介して いる、本発明にかかわる水溶性抱合体の製造のための方法も提供する。この方法 は、ポリマー担体分子にジビニルスルホンに由来する1又は複数の反応性成分が 更に共有結合しているようなかかる抱合体の製造にも当てはまる。
課題の方法は: 該水溶性ポリマー担体を水性溶液の中でpH5でジビニルスルポンと反応させて 、ジビニルスルホンに由来するl又は複数の反応性成分が共有結合している水溶 性ポリマー担体の分子を含んで成る水溶性中間試薬を含む水性溶液を作り、 任意的にこの水溶性中間試薬を精製段階に付し、そしてこの任意的に精製した水 溶性中間試薬を、その反応性成分を介して、水性溶液の中でpH5で分子性物質 と反応させること、を含んで成る。
この任意的な精製段階は、例えば、透析(不要の塩類又はその他の低分子量物質 の除去のため)又はゲルクロマトグラフィーを包括しうる。このポリマー担体と ジビニルスルホンとの反応の際のpH及び温度の条件、並びにポリマー担体とジ ビニルスルホンの濃度は、一般に本発明の水溶性試薬の製造に関連付けて前述し た通りであり、反応時間を考慮した備考もここに関連する。
このプロセスの最終段階における水溶性中間試薬と分子性物質との反応に関して 、その反応の際の温度は一般に0−60″Cの範囲、そして通常は20−25° Cの範囲であろう、水性反応媒体中の分子性物質の濃度は一般に0.1〜20% V/Vの範囲にあり、そしてこの溶液のpHは一般に約8〜12の範囲であろう 。
本発明のこの後者の方法の特に興味深い観点において、分子性物質と任意的に精 製した水溶性中間試薬とがその中で反応する水性溶液は親液性塩、即ち、例えば 一定のタイプの高分子性物質、特にタンパク質をこの水性溶液から沈殿させる( 「塩析j)ことを助長するような性質を有する塩を含む0本発明のプロセスの際 に形成される水溶性中間試薬中に存在している反応性ビニル基に対する分子性物 質の付加を高めるうえでのかかる親液性塩の混入の効果(本明細書の実施例に示 す)は、前述の「塩析」効果に由来すると考えられる。
適切な親液塩は、リチウム、ナトリウム、カリウム及びアンモニウムのスルフェ ート、ホスフェート、シトレート及びタートレートから選ばれることができ、そ してこの親液性塩は通常、少なくとも0.01のイオン強度に対応する濃度、例 えば少なくとも0.3のイオン強度に対応する濃度で存在するであろう。適切な 濃度は通常0.5〜5の範囲のイオン強度に対応する濃度であろう。
前述した通り、本発明の方法における親液性塩の影響は、分子性物質がタンパク 質又はポリペプチドであるケースにおいて特に注目に値する。
本発明の試薬は、この後者の方法の際に形成される水溶性中間試薬の組成に対応 することが明らかであろう。従って、本発明の更なる別の観点は、先記の方法と 同しタイプの水溶性抱合体を製造のための方法に関連し、この方法は、本発明に かかわる水溶性試薬を水性溶液中でpH5で分子性物質と反応させることを含ん で成る。地柄される分子性物質の性質、及びこのプロセスに適用する条件(親液 性塩の影響を含む)は一般に前述した通りである。
本発明の更なる観点は、本発明にかかわる水溶性抱合体の製造のための方法に関 連し、ここでこの抱合体は2個以上の分子性物質が共有結合している水溶性ポリ マー担体分子を含んで成り、ここでこの分子性物質の少なくとも1個は他のもの とは異なっており、各分子性物質はジビニルスルホンに由来する連結基を介して 付加されており、各連結基のこのポリマー担体分子への付加はジビニルスルホン 分子の2個のビニル基の一方と前記担体分子上の反応性官能基とで形成される共 有結合を介しており、そしてこの連結基への分子性物質の(Nj加はジビニルス ルホン分子に由来する他方のビニル基と分子性物質上の官能とで形成される共有 結合を介している。
課題の方法は: (i)該水溶性ポリマー担体を水性溶液の中でpH5でジビニルスルホンと反応 さゼて、ジビニルスルポンに由来する2個以上の反応性成分が共有結合している 水溶性ポリマー担体の分子を含んで成る水溶性中間試薬を含む水性溶液を作り、 (11)任意的にこの水溶性中間試薬を精製段階に付し、(1u)この任意的に 精製した水溶性中間試薬を、その反応性成分を介して、水性溶液の中でpH5で 分子性物質と反応させて水溶性中間抱合体を作り(その条件は、全ての反応性成 分が分子性物質と反応してしまわないようなものとする)、 (1■)任意的にこの水溶性中間抱合体を精製段階に付し、そして(v)この任 意的に精製した水溶性中間抱合体を、まだ反応していない反応性成分を介して、 水性溶液の中でpF15で、更なる分子性物質と反応させる(この更なる分子性 物質はこの中間抱合体に既に付加されているものとは別のものとする)、ことを 含んで成る。
この反応段階を占める様々な成分の濃度及び条件は一般に先に記載した通りであ ろう。この更なる分子性物質の濃度及びその反応にかかわるその他の条件は一般 に分子性物質のそれと同じであろう。
前述した通り、分子性物質及び更なる分子性物質(特にこれらがタンパク質又は ポリペプチドであるとき)の反応のための反応媒体における親液性塩の倉入は好 ましい態様である。
この方法の更なる観点において、段階(V)において形成される抱合体中に存在 している全ての残留遊離ビニル基を不活性化させ、この不活性化はこの抱合体の 水性溶液に、過剰量の低分子量の不活性化物質を加えることによって成し遂げら れる。適切な不活性化物質は例えばエタノールアミン、メルカプトエタノール又 は一定のアミノ酸、例えばシスティン、グリシン、アラニンもしくはバリンであ りうる。
分子性物質が付加されており、そして更に反応性ビニル基を有する本発明の抱合 体はこの後者の方法の際に形成された水溶性中間抱合体の組成に対応することが 明らかであろう、従って、本発明の更なる別の観点は、先の方法と同様に同タイ プの水溶性抱合体を製造するための方法に関連し、この方法は本発明にかかわる 前記のタイプの水溶性抱合体を水性溶液の中でpH5で更なる分子性物質と反応 させることを含んで成り、ここでこの更なる分子性物質はこの反応性抱合体に既 に付加されているものとは異なるものとする。
反応及びこの更なる分子性物質の性質を保持するための条件は、一般に本発明の 先記の方法に関連して上記した通りであろう。
本発明は、本発明の様々な方法により製造した製品(試薬及び抱合体)に関する 。本発明は更に、標的成分又は標的基(例えば抗体の抗原結合性部位)と、本明 細書で定義するターゲンティング物質との相互作用を包括する手順又は技術にお けるかかる抱合体及び本発明の他の抱合体の利用に関する。
より詳しくは、本発明は、下記のタイプの手順又は技術、即ち:免疫化?アッセ イ技術、例えば酵素イムノアッセイ(EIA)、例えばELISA 、ラジオイ ムノアッセイ(RIA)並びに比濁及び濁度イムノアッセイ:免疫&l11i/ s化学手順;細胞化学手順;フローサイトメリー;in 5ituハイブリダイ ゼーシヨン技術;膜ハイブリダイゼーション技術(即ち、ハイブリダイゼーショ ン反応が膜又はシート、例えばニトロセルロース膜又はシートで行われる技術) 、例えばサザン及びノーザンブロノティング;更にはレクチン/炭水化物相互作 用を基礎とする方法における、本発明の様々な方法により製造した抱合体及び本 発明のその他の抱合体の利用に関連する。
本発明の(又はそれに従って製造した)抱合体が特に有用である技術又は手順の 例は、免疫組織化学/細胞化学手順を利用する組織中又は細胞中/上の抗原決定 基又は抗体の検出;かかる免疫化学反応ニツイての検出感度の「増強」 ;イム ノアッセイ又はイムノブロッティング手順を利用するサンプル中の抗原決定基、 ハプテン又は抗体の検出、かかるイムノアッセイ又はイムノブロッティング手順 にお4Jる検出感度の「増強」 ;ハイブリダイゼーション反応を介する標的核 酸配列の検出;及びががるハイブリダイゼーション反応の検出感度の「増強」で ある。
図面の簡単な説明 本発明を下記の実施例、及び下記の通りである添付図面を参照しながらより詳し く説明する。
図1:実施例11に由来の結果。
ピークMW 500,000のDVS活性化デキストランに対する西洋ワサビペ ルオキシダーゼ(HRP)のカップリングに由来するサンプルについてのゲル濾 過Uv吸収プロフィール。0.1時間及び4時間のカップリング時間に付したそ れぞれのサンプルについての遊離及びデキストラン−結合型HRPについてのプ ロフィール(ゲル濾過は5ephacry+(商標)S−200で実施)。
水平軸:1での溶離体積。
図2=実施例37Bに由来の結果。
HRP−デキストラン/ヤギ抗つサギIgG抱合体の濃度上三層ELISAにお ける492n−での吸収との関係、デキストランの分子当りのいくつかのヤギ抗 ウサギ■gG分子と免疫していないヤギ由来のいくつかのイムノグロブリンとの 様々な組合せを含んで成る抱合体についての結果を示す。一定の濃度の抱合体に 関して、測定された吸収はデキストランの分子当りの抱合化ヤギ抗つサギIgG 分子の数に伴って上昇することが明らかである。
図3:実施例37Cに由来の結果。
HRP−デキストラン/ヤギ抗つサギIgG抱合体の濃度と、三層ELIS^に おける492n■での吸収との関係。比較のため、常用のHRPラベル化(抱合 化)ブタ抗ウサギIgGについての結果も示す。一定の濃度に関して、測定され る吸収は、本発明にかかわるデキストラン抱合体の方が常用の抱合体よりもかな り高いことが明らかとなった。
図4:実施例38に由来の結果。
ビオチニル化ウサギIgGを検出するためにI(HRP−デキストラン/アビジ ン抱合体を利用する、三層ELISAにおける第2層中のビオチニル化ウサギI gGの濃度と、492n■での吸収との関係、デキストランの分子当り様々な数 のアビジン分子を含んで成る4種のHRP−デキストラン/アビジン抱合体につ いての結果を示す。
図5=実施例40由来の結果。
二層ELISAにおける第1層のため(即ち、固相支持体の表層への吸着のため )に用いるビオチニル化ウサギIgGの濃度と、492 nmでの吸収との関係 0本発明にかかわるHRP−デキストラン/ストレプトアビジン抱合体及び比較 のための常用の1(RPラベル化(抱合化)ストレプトアビジンについての結果 を示す、一定濃度のビオチニル化ウサギIgGに関して、測定された吸収は、本 発明にかかわるデキストラン抱合体の方が常用の抱合体よりかなり高いことが明 らかとなり、即ち、常用の抱合体を利用したときよりも本発明の抱合体を利用し たときの方がアッセイにおける検出限界は有意義に低いことが明らかとなった。
図6:実施例56に由来の結果。
マウス抗ヒトカッパー軽鎖のmg、対、デキストランのmgの比率(マウス抗ヒ トカンバー軽鎖とHRP−デキストラン/RAM抱合体とで形成される複合体) と、二層ELISAにおける492 nsでの吸収との関係、第1層のため(即 ち、固相支持体の表層への吸着のため)に用いた4通りの濃度のヒト血清タンパ ク質についての結果を示す。固相支持体への吸着のために用いたヒト血清タンパ ク質の濃度に関係なく、約4のマウス抗ヒトカンバー軽鎖mg/デキストランm gの比率で吸収の水平化が認められた。
図7:実施例57に由来の結果。
デキストランの濃度(ビオチニル化ウサギ抗ヒトカッパー軽鎖とHRP−デキス トラン/ストレプトアビジン抱合体とで形成される複合体中の)と、二層ELI SAにおける492n−での吸収との関係、3種の異なる濃度のビオチニル化ウ サギ抗ヒトカッパー軽鎖で形成される複合体についての結果を示す。一定濃度の 複合型抱合体に関して、この複合体を約0.309〜0.465 mg/ ml のビオチニル化ウサギ抗ヒトカッパー軽鎖の濃度を利用して作ったときに最大吸 収値が得られることが明らかにされた。
図8=実施例5B由来の結果。
マウス抗ヒトカンバー軽鎖の濃度(マウス抗ヒトカッパー軽鎖とHRP−デキス トラン/RAM fi会合体で形成される複合体中の)と、二層ELISAにお ける492n−での吸収との関係。5種の異なる濃度のマウス抗ヒトカッパー軽 鎖で、マウス抗ヒトカッパー軽鎖とRAMの比率を複合体形成中に一定に保ちな がら形成した複合体についての結果を示す。測定された吸収は、複合体の形成の ために用いたマウス抗ヒトカッパー軽鎖の濃度の関数として、はんのわずかに変 化した。
略語 下記の実施例及び明細書において下記の略語を用いた:BSA :ウシ血清アル ブミン DBS ニジビニルスルホン M賀 :分子量 IMP :西洋ワサビペルオキシダーゼFITC:フルオロセインイソチオシア ネートps^ :前立特異的抗原 GAM :ヤギ抗マウスIgG RAM :ウサギ抗マウスIgG へP:アルカリホスファターゼ 5PDP : N−スクシニミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート DTT ニジチオスレイトール 1.5ABニラベル化ストレプトアビジンビオチンcat、 :カタログ Fab :フラグメント抗原結合性 何らのことわりのない限り、下記の実施例で用いた水はMilli Q(商標) 装置由来の水、即ち、Millipore(商標)フィルターでの濾過とその後 の脱イオン化に付した水とした。
採用した検出/アッセイ手順の一般的な説明免疫組織化学及び細胞化学検出の概 略は本明細書の導入部に付与しており、そしてかかる検出手順は確立されている 容易な方法を利用して当業者により実施されうる。
ラベル化プローブを利用する標的核酸配列の検出は本明細書の導入部に概略して あり、そしてこれは確立された容易な方法を利用して当業者により容易に実施さ れうる0本発明において、ハイブリダイゼーション反応の発生の検出に関連付け た「増強」 (即ち、検出感度の上昇)は、例えばハイブリダイゼーション用の ビオチンラベル化プローブ、及びハイブリダイゼーションの検出のための試薬と しての例えばビオチン抗体、アビジン又はストレプトアビジンを含んで成る本発 明にかかわる抱合体を用いることによって成し遂げられうる。
一般的なELISA手順:本明細書の導入部にも概略した通り、重要なイムノア ッセイ手順のクラスはいわゆるELISA手順である。本明細書の実施例におい て(下記参照) 、ELISA手順は三「層」又は特定のケースにおいては二層 を利用して、下記の通りに実施する。
三層:抗体(「捕獲抗体J)をポリスチレンマイクロタイタープレー ト(NI INC,デンマーク)のウェルに吸着させた後(第1層が得られる)、第2層と して相補性抗原又はビオチニー抱合化抗原を結合させる0次に、酵素と(西洋ワ サビペルオキシダーゼ)、(i)抗原特異性抗体又は(ii)(この第2層にお ける相補性抗原がビオチンでラベルされているとき)アビジンもしくはストレプ トアビジンのいづれかとを含んで成る本発明にかかわる抱合体の形態の第3層を 導入する。最後に、結合した酵素ラベル化抱合体を、酵素にとっての基質である 発色側(オルト−フェニレンジアミン/過酸化水素)を加えることにより検出す る。この様々な段階の間に適切な洗浄を行う(下記参照)。
二層:適切な抗原又はビオチン−ラベル化抗原をマイクロタイタープレートウェ ルの内面に直接吸着させる、即ち、捕獲抗体を省く。
実施例37B、37C及び38(下記参照)において、三層は、下記の詳細とと もに上記の通りに利用した: 第1層:各つェル中での100μIのヤギ抗ウサギIg希釈液、4°Cで一夜の インキュベーション。
残留結合部位のブロッキング:200tIlの0.1Mのリン酸水素二ナトリウ ム、1%のツイーン(商標) 20. pH7,2゜インキュベーション:室温 で30分。
洗浄手順二マイクロタイタープレートウェルを、流しの上で、プレートを逆さま にしてそれを「ふる」によって空にする。残液は、逆さまにしたマイクロタイタ ープレートを濾紙に対して軽(たたくことによって除去する。次にこのウェルを 0.1Mのリン酸水素二カリウム、0.5MのNaC1,0,1%のツイーン2 0.pH7,2で満たし、次いでこのプレートを3〜5分ゆっくりゆらす。この 手順を2回繰り返す。
第2層:各ウェル中の100 tt lのウサギIgG(1ng/ml )又は (第3層がストレブアビジン抱合体を含んで成るとき)100 μlのビオチン 抱合化ウサギ[gG(0,1ng/al )。〔コントロール: 100 tt  lの希釈バ、ファー(課題の実施例を参照のこと)〕。+4°Cで一夜のイン キュベーション。洗浄は上記の「洗浄手順」の通りに行った。
第3N:各ウェル中の100μlのHRP−デキストラン/ヤギ抗ウサギIg希 釈液又は100μlの)IRP−デキストラン/ストレプトアビジン抱合体調製 物。このプレートを2hゆっくりゆらす。「洗浄手順」に記載の通りに洗浄する 。100 μmの発色剤溶液を加え、次いで15分後、IMの)lzsOa 1 00μmを加える。次に個々のウェルにおける色調の強度を自動ELISA リ ーダーを用いて測定する。
実施例40においては、二層を、下記の詳細とともに利用した。
第1層:各ウェル中の100 // lのビオチン−抱合体ウサギIgG希釈液 。」4°Cで一夜のインキユベーシヨン。
残留結合性部位のプロンキング=200μmの0.1 Mのリン酸水素二ナトリ ウム、1%のツイーン20. pH7,2゜室温で30分のインキユベーシヨン 。「洗浄手順」に記載の通りに洗浄する。
第2層:各ウェル中の100 μmのHRP−デキストラン/ストレプトアビジ ン調製物又は常用のス1−レプトアビジンーベルオキシダーゼ抱合体、 100 μlの発色削?8液を加え、次いで15分後、100μlの1MのH,SO,を 加える。個々のウェルにおける色調の強度を自動ELISAリーダーを用いて測 定する。
実施例56.57及び58(下記参照)においては、二層を、下記の詳細ととも に」1記の通りに利用した。
第1層:各ELISAウェル中の100μlの正常ヒト血清アルブミン。
+4゛Cで−・夜のインキユベーシヨン。
洗浄手順:マイク1」タイターのウェルを空にし、そして自動ウェルウォノンヤ ー(Denies、ウェルウォッシュ−4)を用いて洗う(5×1分)。洗浄バ ッファーは:0.OIMのリン酸ナトリウム、0.145 MのNaC1,0, 1%のツイーン20.pH7,2゜第2層:各ウェル中の、100μlのマウス 抗ヒトカッパー軽鎖と複合したIRP−デキストラン/RAM抱合体希釈液、又 はビオチニル化マウス抗ヒトカンバー軽鎖と複合したHRP−デキストラン/ス トレプトアビジン抱合体希釈液。約20°Cで1.5時間ゆっくり振盪させなが らインキュベートする。洗浄は前記の通り、100μlの発色剤溶液を加え、次 いで10分後(実施例56及び58)又は2分後(実施例57)、100μlの IMのthsoaを加える。個々のウェルにおける色調強度を自動ELISA  リーダーを用いて測定する。
ドツトプロントについての一般的手順(イムノブロッティング):イムノプロッ ティングについての一般的手順は下記の通りである(本明細書の実施例37C及 び40に採用(下記参照)〕。
抗原又はビオチン抱合化(ビオチニル化)抗原を、系列希釈のドツトの形態でニ トロセルロース膜上に固定化させる。残留結合部位をブロックした後、このニト ロセルロース膜を、(任意的にビオチニル化した)抗原に対する結合特異性を有 する適当なペルオキシダーゼ含有抱合体とインキュベートする。
洗浄後、発色剤(ジアミノヘンジジン/過酸化水素)を加え、発色強度はこれら のドツト中の(任意的にビオチニル化した)抗原に結合している抱合体の形態に おいて存在している酵素の量に比例する。
手順1 : 6. 3. 1.5.0.75.0.38.0.19.0.10. 0.05及び0.025ng/μIの希釈液の(任意的にビオチニル化した)ウ サギfgG 1μlをニトロセルロース膜に適用する。この希釈媒体は、50m gのBS^/10100Oを含む0.1 MのNaClである。
残留結合性部位のブロンキング: 0. I Mのリン酸カリウム、1%のツイ ーン、pH7,2、で2分。
一般の洗浄手順:ニトロセルロース膜を、0.1Mのリン酸水素二カリウム、0 .5MのNaC1,0,1%のツイーン、pH7,2の中で、ゆっくりゆらしな がら5分間洗う。次に使用した洗浄バッファーを除去する。この手順を2回繰り 返す。
試験すべき抱合体を0.1Mのリン酸カリウム、1%のBSA 、0.1%のツ イーン、pH1,2に希釈する。洗浄は「一般の洗浄手順」の通りに行う。膜を 発色剤に浸し、そして15分後、この膜を蒸留水で1回洗う。陽性ドツトを付与 する最も低い希釈率の抗原を決定する。
実施例1 ヒドロキシエチル−セルロースのジビニルスルホン活性化1gのヒドロキシエチ ル−セルロース(’Na5trol 250 HRJAqualon、ドイツ) を501の水に室温(20〜25°C)で溶かし、次いでこの溶液に0.5Mの リン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pH11,5) 50m1及び25 mgの硼水素化ナトリウムを加えた。硼水素化ナトリウムが溶けたら直ちに、こ の反応混合物を換気のよいフッドに入れ、そして51のジビニルスルホン(Al olrich、 cat No、 V370+純度97%)を加えた。マグネチ 、クスターラーでゆっくりした撹拌を行った。10及び30分後のそれぞれ、こ の溶液の50m1のアリコートを取り出した。各アリコートのpHを5Mの塩酸 で6〜7に合わせた(反応を停+トさせるため)。この2つの溶液それぞれを4 ×51の水で室温で2日間透析した。透析後、各溶液の体積は761にまで増え 、6.6mg/mlのDVS−活性化ヒドロキシエチルセルロースの最終濃度に 対応した。
遊離な反応性ビニル基(即ち、DVSの2個のビニル基のうちの一方と、この場 合、ヒドロキシエチルセルロース上のヒドロキシ基との反応により形成された結 合を介してこのポリマー支持体に共有結合しているDVS由来成分の「懸錘」末 端ビニル基)を、大過剰量のチオ硫酸すl・リウムとの反応、それに続く生ずる 水酸化イオンと標準塩酸による滴定によって決定した。遊離ビニル基とチオスル フェートとの反応は下記の反応式に従って行われる(Porathら、J。
Chromatogr、 103 (1975) 49 ) :(支持体) O CHz CH2502CH=CH2+5iOs−+H2O−(支持体) OCH z CHz SOz CHz C11z 5t(h−+OH−この滴定結果が示 唆するには、DVS−活性化ヒドロキシエチル−セルロースのサンプルは活性化 の10分及び30分後にそれぞれ、ヒドロキシエチル−セルロ−ス 基の含有量を有していた。
実施例2 ヒドロキシプロピル−デンプンのジビニルスルホン活性化1gのヒドロキシプロ ピル−デンプン( ’Reppal PES 200J、Reppe Glyk os AB,スウェーデン)より出発して、実施例に記載のとW44nの反応及 び透析手順を採用した.透析後、10分後に取り出したアリコートに由来する溶 液の体積は641にまで増え、一方、30分後に取り出したアリコートに由来す る溶液の体積は781にまで増えた。
これはそれぞれ7.8及び5.4mg/+ilのDVS−活性化ヒドロキシプロ ピル−デンプンの最終濃度に対応する。
実施例1に記載の滴定手順を利用し、DVS−活性化ヒドロキシプロピル−デン プンの2つのサンプルにおける反応性ビニル基の含有量は、それぞれヒドロキシ ブロビルーデンブンのグラム当り、1026及び2568μ+moleのビニル 基であると決定された。
11、0の代りに11.5のpHでの類似の活性化手順の実施により、活性化製 品の過剰なゲル化及び沈殿が生した。
実施例3 ウシ血清アルブミンのジビニルスルホン活性化2gのウシ血清アルブミン(純度 98%、Sigma Chemical Company)を2001の0.2 5Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pH10,0)に室温(20 −25°C)で溶かした。2−1のジビニルスルホンを加えた(フンドり、ゆっ くりとした撹拌はマグネチノクスターラーで行った。60分後、この反応混合物 のpHを5Mの塩酸で6〜7に合わせた0次にこの溶液を4×51の0.1 M の塩化ナトリウムで室温で2日間かけて透析した。
透析の後、この溶液の体積は215 mlにまで増大し、9.3mg/mlの0 VS−活性化BS^の最終濃度に対応する。
前述の手順を利用して、反応性ビニル基の含有量は、BSAのダラム当り184 μ5oleと決定され、BSAのモル当り約12モルのビニル基に相当した。
実施例4 デキストラン(ピークMW 500,000)のジビニルスルホン活性化。
OVS濃度の影響 500.000のピーク分子量を有する一定濃度のデキストラン(Pharva cia、スウェーデン)及び種々の濃度のDVSを含む5種の別々の溶液(A− E)を、下記の最終濃度となるように調製した:全での溶液:5%W/Vのデキ ストラン; 0.25Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pH11 ,5) ; 0.25mg/mlの硼水素化ナトリウム、 OVS濃度: 溶液A:10%V/V 溶液B:5%V/V 溶液C:3%V/V 溶液D=1%V/V 溶液E : 0.5%V/V 活性化は25°Cで15分行った。活性化の後、この反応混合物のpHを5Mの 塩酸で7に合わせた。全てのサンプルを水でよ(透析して過剰の試薬を除去した 。
DvS活性化デキストランの様々なサンプルについての反応性ビニル基の含有量 を実施例1の通りに決定した。その結果は(下記の表を参照のこと)、デキスト ランのダラム当りのビニル基のμmole数で表わされうる;他方、それらは、 500,000の平均分子量の消費に基づき(本明細書で更に説明する)、デキ ストランの−ole当りのビニル基のmole数として示すことができる;A  542 271 B 414 207 C234117 D 179 89.5 E 86 43 実施例5 デキストラン(ピークMy 50o、000)のジビニルスルホン活性化。高デ キストラン濃度でのDVS濃度の影響500.000のピーク分子量を有する一 定濃度(実施例4の2倍)のデキストラン(Pharmacia、スウェーデン )及び種々の濃度のDvSを含む4種の別々の溶液(A−D)を、下記の最終濃 度となるように調製した: 全ての溶液:10%W/Vのデキストラン; 0.25Mのリン酸水素二カリウ ム/水酸化ナトリウム(pH11,5) ; 0.25a+g/mlの硼水素化 ナトリウム、 ovs 1度: 溶液A:10%V/V ?3液B : 5%V/V 溶液C:3%V/V 1容液D : l %V/V 活性化は25°Cで15分行った。活性化の後、この反応混合物のpHを5Mの 塩酸で7に合わせた。全てのサンプルを水でよく透析して過剰の試薬を除去した 。
DVS活性化デキストランの様々なサンプルについての反応性ビニル基の含有量 を実施例1の通りに決定した。その結果を下記にまとめた。
A 944 472 実施例6 デキストラン(ピークMW 500,000)のジビニルスルホン活性化。低デ キストラン濃度でのDνSW1度の影響soo、oooのピーク分子量を有する 一定の低濃度のデキストラン(Pharvacia、スウェーデン)及びDVS を含む4種の別々の溶液(A−D)を、下記の最終濃度となるように調製した: 全ての溶液:1%W/Vのデキストラン;0.25Mのリン酸水素二カリウム/ 水酸化ナトリウム(pH11,5) : 0.25mg/lの硼水素化ナトリウ ム、 DVS濃度: 溶液A:5%V/V 溶液B:5%V/V 溶液C:10%V/V 溶液D=10%V/V 溶液A及びCについては、活性化は30分行った。溶液B及びDの場合は、活性 化は60分行った。活性化は25°Cで行い、そして活性化の後、各溶液のpH を5Mの塩酸で7に合わせた。
結果:溶液Bでは、50分の反応後に活性化槽の中で固形ゲルの沈殿が生じた。
溶液りでは、40分の反応後に固形ゲルの沈殿が生じた。
これらの2つの溶液由来の反応混合物はそれ故廃棄したA及びCで得られた溶液 を水に対してよく透析して、過剰の試薬を除去した。
DVS活性化デキストランの2つのサンプルについての反応性ビニル基の含有量 を実施例1に記載の通りに決定した。その結果を下記にまとめる。
A 1500 750 C27601380 実施例7 100.000〜500.000の種々のピーク分子量を有するデキストランの ジビニルスルホン活性化 種々の特定のピーク分子量(下記参照)を有する4種のデキストラン(Phar macos+wos、デンマーク;ここではDI−[14と呼ぶ)を一定の条件 のもとてジビニルスルホンにより活性化した。
デキストラン デキストランのピークM−Di 123,600 D2 196,300 D3 276.500 04 401.300 DvS活性化のための条件:5%W/Vの適宜のデキストラン;0.25Mのリ ン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pH11,5) ;0.25mg/m lの硼水素化ナトリウム;5%V/Vのジビニルスルホン。
活性化は室温で15分行った。各反応混合物のpHを5Mの塩酸で7に合わせ、 その後金てのサンプルを水に対してよく透析した。
DvS−活性化デキストランのサンプル中の反応性ビニル基の含有量を実施例1 に記載の通りに決定した。その結果を下記にまとめる=DI 861 106 D4 734 295 実施例8 ピークMW 2,000,000を有するデキストランのジビニルスルホン活性 化 ピーク?IW 2,000.000を有するIgのデキストラン(Pharma cia、スウェーデン)を5(le lの水に室温(20−25°C)で溶かし 、次いでこの溶液に501の0.5Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウ ム(p)111.5)及び25mgの硼水素化ナトリウムを加えた。1mlのジ ビニルスルホンを加え、次いでこの混合物をマグネチノクスクーラーで30分ゆ っくり撹拌した。この反応混合物のpHを5Mの塩酸で6〜7に合わせ、その後 、この溶液を4×51の水に対して2日間、室温で透析した。
実施例1に記載の滴定手順に従い、反応性ビニル基の含有量はデキストランのグ ラム当り567 μ5oleであると決定され、2,000,000の平均MW を有するデキストランの−ole当り1134moleのビニル基に相当する。
実施例9 ピークMW 20,000を有するデキストランのジビニルスルホン活性化ピー クMW 20,000を有する50gのデキストラン(Sigma Chemi calCompany)を450 mlの水に室温(20−25°C)で溶かし 、次いでこの溶液に450 mlの0.5 Mのリン酸水素二カリウム/水酸化 ナトリウム(pH11,5)及び250 mgの硼水素化ナトリウムを加えた。
100 mlのジビニルスルホンを加え、次いでこの混合物をマグネチックスク ーラーで15分ゆっくり撹拌した。この反応混合物のpHを5Mの塩酸で6〜7 に合わせ、その後、この溶液を4×51の水に対して2日間、室温で透析した。
実施例1に記載の滴定手順に従い、反応性ビニル基の含有量はデキストランのグ ラム当り1230μ5oleであると決定され、20 、000の平均−一を有 するデキストランの+*ole当り約25moleのビニル基に相当する。
実施例10 DVS−活性化デキストランの安定性 soo 、 oooのピークM−を有するデキストラン(Pharmacia、 スウェーデン)を実施例4における溶液Bについて記載の通り(即ち、5%W/ Vのデキストラン及び5%V/VのDvSを用いて)ジビニルスルホンで活性化 させた。得られるDVS−活性化デキストランはデキストランのグラム当り47 5 μmoleのビニル基を含むことが見い出された。
この活性化デキストラン溶液(35mg/mlのデキストラン)に防腐側として 0.01%W/Vの1.1.1−トリクロロ−2−メチル−2−プロパツール( Sigma、 cat、 No、 75138)を加え、そして得られる溶液の 4つのサンプルを下記のような様々な温度で密閉容器の中で暗所でインキュベー トした: 溶液サンプル 温度(°C) 3γ月のインキュヘーション後に反応性ビニル基の含有量を決定し、そしてその 結果を下記にまとめる:明らかに3ケ月後に反応性ビニル基の含有量に減少して おらず、そしてそのめざましい安定性は30°Cはどの比較的高い温度でさえも 維持されることが認められた。
実施例11 高温での0vS−活性化デキストラン(ピークMll 500,000)への西 洋ワサビペルオキシダーゼの共有カップリングピークMs 500,000のデ キストランを実施例4の「溶液B」について記載の通り(即ち、5%W/Vのデ キストラン及び5%V/VのDVSを用いて) DVSで活性化させた。この活 性化デキストランはデキストランのグラム当り490μ5toleの反応性ビニ ル基の含有量を有していた。DVS−活性化デキストランの最終濃度は26mg /−1であった。
このDVS−活性化デキストラン溶液のバッチを以降「バッチDex−I Jと 呼ぶ。
西洋ワサビペルオキシダーゼをカンプリングするための手順は下記の通りである : 3mlのDVS−活性化デキストラフ?I液(「ハツチDex−I J )をI h+(7)水の中で300 tagの西洋ワサビペルオキシダーゼ(にes−E n−Tec、コペンハーゲン、デンマーク)の溶液と混合した0次にこの混合物 に、151の0.4Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pH10, 4)を加えた。その透明な溶液を撹拌せずに37℃でインキュベートした。
様々な時間の経過後にサンプルを抜き取り、そしてカップリング効率、即ち、活 性化デキストランにカップルしたはじめに加えた西洋ワサビペルオキシダーゼの 比率、を5ephacry S−200(Pharmacia+スウェーデン) でのゲル濾過によって決定した。カンブリング反応は4時間インキュベーション の後、IMの塩酸を加えてpHを7にまで低めることによって停止させた。
カンブリング結果を表にまとめる。ピークの相対面積より、以下のカンプリング 効率がインキュヘーション時間の関数として決定された: デキストランにカップルしたペルオキシダーゼ分子の平均数を得るためにこの結 果を、デキストランについてはsoo、oooそしてペルオキシダーゼについて は40,000の平均分子量と仮定して再計算した(本明細書の中で更に説明) : 実施例12 低温でのDVS−活性化デキストラン(ピークMW 500,000)への西洋 ワサビペルオキシダーゼの共有カップリングカップリング手順は下記の通りであ る:3m+1(溶液中で78+mgのDVS−活性化デキストランを含む)の「 バンチDex−1」(実施例11を参照のこと)を12m1の水の中で300  mgの西洋ワサビペルオキシダーゼ(Ke−−En−Tec、コペンハーゲン、 デンマーク)の溶液と混合した。
次にこの混合物に15m1の0.4 Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリ ウム(ρ旧0.4)を加えた。この透明な溶液を撹拌せずに4°Cでインキュベ ートした。
様々な時間の経過後にサンプルを抜き取り、そしてカップリング効率、即ち、活 性化デキストランにカップルしたはじめに加えた西洋ワサビペルオキシダーゼの 比率、を5ephacry S−200(Pharmacia。
スウェーデン)でのゲル濾過によって実施例11と同じ方法で決定した。カップ リング反応は192時間インキュベーションの後、IMの塩酸を加えてpHを7 にまで低めることによって停止させた。
カップリング結果は下記の通りである。
実施例13 様々な活性化の度合いのDVS−活性化デキストランへの西洋ワサビペルオキシ ダーゼの共有カップリング 西洋ワサビペルオキシダーゼを実施例4及び6に記載の通りに製造した7種のD VS−活性化デキストラン調製物(即ち、実施例4のA−E及び実施例6のAと C)にカップルさせた。カップリング手順は下記の通りであるニ ア種のデキストラン調製物全てを西洋ワサビペルオキシダーゼ及びバッファーと 混合して、下記の最終濃度として:2.75mg/+5l(7)DVS−活性化 テキストラン;10■g/lの西洋ワサビペルオキシダーゼ;0.2Mのリン酸 水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pH10,0)。
カップリングは37°Cで16時間行い、その後、この反応を、IMの塩酸を加 えてこの溶液のpHを6〜7に合わせることによって停止させた。カンプリング 効率は実施例11に記載と同じように5ephacrylS−200(Phar sacia、スウェーデン)でのゲル濾過によって決定し、そしてその結果は下 記の通りである。
ビニル基のμmole数/ カップリング効率 +1RPの+wole数/デキ ストランg (%) デキストランmole179 19 8.6 86 15 6.8 実施例14 100.000〜2,000,000 ノピークM−を有t ル[1VS−活性 化テキストランへの西洋ワサビペルオキシダーゼの共有カップリングioo、o oo〜2.000.000の種々のピークM−を有し、そして実施例7及び8に 従ってジビニルスルホンで活性化させた5種のデキストラフ (Phara+a cossos、デンマーク)を西洋ワサビペルオキシダーゼにカップル化させた 。
西洋ワサビをカップリングさせる手順は下記の通りである:400 mgの西洋 ワサビペルオキシダーゼ(Keg−En−Tec、コペンハーゲン、デンマーク )及び100 mgのDVS−活性化デキストランをパンファーの中に溶かして 、下記の最終濃度にした:10mg/mlの西洋ワサビペルオキシダーゼ;2、 5mg/m1(7)DVS−活性化デキストラン;0.2Mのリン酸水素二カリ ウム/水酸化ナトリウム(pH10,6)。
インキュベーションを4°Cで48時間行い、続いて5ephacryl S− 200でゲル濾過して、デキストランにカップル化したペルオキシダーゼの量を 決定した。その結果を、デキストランのピークM−に相当する平均Iを有するデ キストラン1分子に付加した西洋ワサビペルオキシダーゼ分子の平均数(HRP のmole数/デキストラン+gole)で表わしている: A I23,600 3.7 B 196,300 6.0 C276,5008,0 D 401.300 12 E 2,000,000 32 実施例15 DVS−活性化ヒドロキシエチル−セルロースへの西洋ワサビベルオキソダーゼ の共有カップリング 精製した西洋ワサビペルオキシダーゼを、ヒドロキシエチル−セルロースのダラ ム当り818μ1loleの反応性ビニルスルホン基を有するDVS−活性化ヒ ドロキシエチル−セルロース(実施例Iに記載の通りに調製)にカップル化され た。カップリングは4°Cで行った。
西洋ワサビペルオキシダーゼのカンブリングについての手順は下記の通りである : 100 vxgのDVS−活性化ヒドロキシエチル−−t’ル0−ス(15,2 +sl)を4.8mlの水の中の400 mgの西洋ワサビペルオキシダーゼ( Ke++−En−Tec、コペンハーゲン、デンマーク)の溶液と混合した。次 にこの混合物に20■lの0.4Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム (pH10,6)を加えた。その透明な溶液を撹拌することなく4°Cで48時 間インキュベートし、その後、その反応をLMの塩酸を加えることによってこの 溶液のpHを6〜7に合わせることによって停止させた。
カップル化した西洋ワサビペルオキシダーゼの量は、添加した西洋ワサビペルオ キシダーゼの約37%であった。
実施例16 DVS活性化ヒドロキシプロピル−デンプンへの西洋ワサビペルオキシダーゼの 共有カップリング 精製した西洋ワサビペルオキシダーゼを、ヒドロキシプロピル−デンプンのグラ ム当り2568μ5oleの反応性ビニルスルホン基を有するDvS−活性化ヒ ドロキシプロピル−デンプン(実施例2に記載の通りに調製)にカップル活性化 された。カップリングは4°Cで行った。
西洋ワサビペルオキシダーゼのカップリングについての手順は下記の通りである : 100 mg(7)DVS−活性化ヒドロキシエチJL/−セルロース(15, 6111(7)溶液)を4.41の水の中の400 mgの西洋ワサビペルオキ シダーゼの溶液と混合した0次にこの混合物に20−1の0.4Mのリン酸水素 二カリウム/水酸化ナトリウム(pH10,6)を加えた。
その透明な溶液を撹拌せずに4°Cでインキュベートした。24及び44時間の インキュベーションの後にサンプルを抜き取り、そしてカンプリング収率を5e phacryl S−200でのゲル濾過によって決定した。
カップル化した西洋ワサビペルオキシダーゼの量は、24時間のカップリングの 後では添加した西洋ワサビペルオキシダーゼの約20%、そして44時間のカッ プリングの後では約30%であった。
実施例17 DVS−活性化ウシ血清アルブミンへのペプチドの共有カップリングC−末端シ スティンを含む13個のアミノ酸残基を含む合成ペプチドをDVS−活性化ウシ 血清アルブミンに共有カップル化させた。
合成ペプチドのカップリングについての手順は下記の通りである:0.5mlの DVS−活性化ウシ血清アルブミン溶液(実施例3に記載の通りに調製)を1s +1のペプチド溶液(0,1Mの塩化ナトリウム中で7mg/m+)及び0.5 mlの3.0Mのリン酸水素二カリウム(pH8,5)と混合した。このカップ リング混合物を撹拌せずに室温で18時間インキュベートした。
カップリング収率を8%のアガロースゲル(BioGel A −0,5m 。
BioRad )でのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りであ る。
ゲル濾過プロフィールに従うと、添加したペプチドの18%がDVS−活性化ウ シ血清アルブミンにカップルした。これはDVS−活性化BS^の調o1e当り 約12■oleのペプチドに相当する。これはDVS−活性化BS^の測定活性 とよく一致する(実施例3を参照のこと)。
実施例18 ピークMW 500,000を存するDVS−活性化デキストランへのペプチド の共有カップリング C末端システィンを含む13個のアミノ酸残基を含む合成ペプチド(実施例17 に記載のものと同じ)を、デキストランのグラム当り490 μ+eoleのビ ニル基を有するピークMll 500.000のDVS−活性化デキストラン( 「バッチDex−IJ:実施例11参照のこと)に共有カップル化させた。
合成ペプチドのカップリングについての手順は下記の通りである二0.5mlの 0νS−活性化デキストラン(26s+g/ml)の溶液を、1mlのペプチド 溶液(0,1Mの塩化ナトリウム中で3.5 tag/ ml )及び0.51 の3.0Mのリン酸水素二カリウム(pH8,5)と混合した。このカップリン グ混合物を撹拌せずに室温で18時間インキュベートした。
カップリング収率を8%のアガロースゲル(BioGel A −0,5m。
BioRad)でのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである 。
ゲル濾過プロフィールによると、添加したペプチドの約98%がDVS−活性化 デキストランにカップル化した。これはDVS−活性化デキストランの+noi e当り約83woleのペプチドに相当する。
実施例19 高温でのピークMW 500.000を有するDVS−活性化デキストランへの アルカリホスファターゼ(AP)の共有カップリング精製したアルカリホスファ ターゼ(Boehringer Mannheim+グレードT 、 cat  No、 556602)をピークMW 500,000のDVS−活性化デキス トランに共有カップル化させた。 0VS−活性化は実施例6の溶液Aに記載の 通りに実施しく1%W/Vのデキストラン、5%V/Vのジビニルスルホン)、 そしてDVS−活性化デキストランはデキストランのグラム当り1500I1m oleの反応性ビニル基を含んでいた。 DVS−活性化デキストランの最終濃 度は8+wg/n+1であった。DVS−活性化デキストランのこのバッチを以 降[ハツチDe−UJと呼ぶ。
アルカリホスファターゼのカップリングについての手順は下記の通りである:  0.03tsIのDνS〜活性化デキストラン(「バッチDex−IIJ)を0 .21のアルカリホスファターゼ溶液(10mg/s+1) 、0.16m1の 2.0Mのリン酸水素二カリウム(pH9,5)及び0.01m1の水を混合し た。その透明な溶液を撹拌せずに37°Cでインキュベートした。
様々なインキュベーション時間の後にサンプルを抜き取り、そしてデキストラン カップルした添加アルカリホスファターゼのパーセンテージを5ephacry l S−300HR(Phar+wacia、スウェーデン)でのゲル濾過によ って決定した。その結果は下記の通りである。
ピークの相対面積より、インキュベーション時間の関数として下記のカップリン グ効率が決定された〔結果は、カップルした添加アルカリホスファターゼ(AP )のパーセンテージとして示し、そしてAPについて140,000の1そして デキストランについてsoo、oooの平均門−と仮定して、デキストランのm ole当りにカップしたAPのモル数を計算した〕 : 2時間 24 7.2 4時間 31 9.2 6時間 3912 24時間 5115 実施例20 DVS−活性化デキストランへのアルカリホスファターゼの共有カップル化 塩濃度の影響 アルカリホスファターゼを、ピークMW 500,000のDvS=活性化デキ ストラン(「バッチDexn」;実施例19参照のこと)に、4種の塩濃度でカ ンプル化させた。
アルカリホスファターゼのカップリングについての手順は下記の通りである:  0VS−活性化デキストランへのアルカリホスファターゼのカンプリングのため の4種類の溶液(A−D)を、下記の最終濃度となるように調製した: 全ての溶液は、 5mg/mlのアルカリホスファターゼ;0.7sg/mlのDVS−活性化デ キストラン;リン酸水素二カリウム/塩酸(pH9,0)iを含んだ。
リン酸水素二カリウムの濃度は: 溶i’l!A : 0.10M 溶液溶液: 0.25M 溶液C: 0.50M 7容液D : 0.80M とした。
カップリングは24′Cで24時間行った。力・ノプルしたアルカリホスファタ ーゼの量を5ephacryl S−300HRでのゲJし濾過によって決定し た。その結果は下記の通りである二 実施例21 DVS−活性化デキストランへのアルカリホスファターゼの共有力・ノブリング 。
pHの影響 アルカリホスファターゼを、デキストラン当り1500μn+oleのビニル基 を有すると−114500.000のI)VS活性化デキストラン(1)<ノチ Dex−■」)に共有カッグル化させた。力・ノブリングは3種類のpHで行っ た。
アルカリホスファターゼのカップリングについての手順は下記の通りである:  DVS−活性化デキストランへのアルカリホスファターゼのカップリングのため の3種類のリン酸水素二カリウムバッファー(A−c)を下記の濃度となるよう に調製した。
全ての溶液は 5mg/mlのアルカリホスファターゼ;0、6 mg/ mlノ1)VS活性 化デキストラン;0、5 Mのリン酸水素−カリウム; を含んだ。
リン酸バッファーのpHは、 ン容液/l pH8,4 溶液I3: pH9,5 溶液C: p)110゜O とした。
その透明な溶液を撹拌せずに37°Cで24時間インキュへ−1・した。
デキストランにカップルした添加アルカリホスファターゼのノぐ−センテーンを 5ephacryl S−300’AT;(でのゲル濾過により決定し、そして その結果は下記の通りである。
C7924 実施例22 DVS−活性化デキストランへのアルカリホスファターゼの共有力・ノブリング 温度の影響 精製したアルカリホスファターゼを、デキストランのダラム当り1500 p  +woleのビニル基を有するビークMW 500,000のovs−活性化デ キストラン(「バッチ[1ex−II 4 )に力・ンブル化させた。
アルカリホスファターゼをカンブリングするための手順は下記の通りである:ア ルカリホスファターゼを3種類の温度でDVS−活性化デキストランにカップル 化させた(溶液A−C)。下記の濃度及びインキュベーション時間を利用した。
全てのン容液は、 5mg/mlのアルカリホスファターゼ;0、6 mg/m1(DDVS−活性 化デキストラン;0.5Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pH1 0,0)を含んだ。
下記の温度を採用した: 溶液A: 4”C 溶液B:24°C 溶液C:37°C 溶液Aは24時間、そして溶液B及びCは4時間インキュベートした。
カンプル化したアルカリホスファターゼの量を5ephacryl S−300 HRでのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである。
実施例23 様々な活性化の度合いDVS−活性化デキストランへのアルカリホスファターゼ の共有カップリング アルカリホスファターゼを、実施例4(溶液B)及び実施例6(溶液AとC)に 記載の通りに製造した3種類の活性化デキストラン調製物に共有カップル化させ た(DVS−活性化の度合いは、デキストランのダラム当り、それぞれ414  μ5ole、15009 mole及び2760μ■oleであった)。
アルカリホスファターゼのカシリングについての手順は下記の通りである=3種 のデキストラン調製物をアルカリホスファターゼ及びバッファーと混合し、そし て下記の最終濃度にした。
5+g/s+Iのアルカリホスファターゼ;0、6 mg /ea I(7)  DVS−活性化デキストラン;及び AとB:0.8Mのリン酸水素二カリウム/ (pi(9,5) ;C:o、s Mのリン酸水素二カリウム/ (pH9,5)。
カップリングは37°Cでそれぞれ2及び24時間行った。
カップルしたアルカリホスファターゼの量を5ephacryl S−300H Rでのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである。
A 414 15 33 B 1500 24 51 C276012−” 傘 溶液Cを24時間インキュベートしたとき、反応槽の中でゲル沈殿が生じた 実施例24 様々なpiでのDVS−活性化デキストランに対する抗体の共有カップリング 精製したヤギ抗マウスIgG (DAKOA/S 、デンマーク、 cat N o。
X420)を、デキストラン当り1500μ■oleのビニルスルホン基を含む ピークM11500.000のovs−活性化デキストラン(「バッチDex− 11」)にカンプル化させた。
Igのカップリングについての手順は下記の通りである: DVS−活性化デキ ストランにヤギ抗マウスrgをカップリングするための2種類のリン酸水素二カ リウムバッファー(A及びB)を下記の濃度となるように調製した: 全ての溶液は: 6、9 wg/mlのヤギ抗マウスIgG 。
0、9 mg/m1(7)DVS−活性化デキストラン;0.5Mのリン酸水素 二カリウム; を含んだ。
パンファーのpHは: 溶液A: pH8,4 溶液B: pH9,5 とした。
透明な溶液を24℃で24時間インキュベートした。
カップル化した添加ヤギ抗マウスIgのパーセンテージを5ephacrylS −300HRでのゲル濾過により決定し、そしてその結果を下記に示す。
溶 液 カップリング収率(%) B −” 本 反応槽中で沈殿が生じた 実施例25 高温及び低温でのDvS−活性化デキストランへの抗体の共有カップリング ヤギ抗マウスIg (DAKOA/S、デンマーク、 cat No、 X42 0)をsoo、 oooのピークM−の0VS−活性化デキストラン(「バッチ Dex−I[」)に2種類の温度でカップル化させた。
Igをカップリングするための手順は下記の通りである:ヤギ抗マウス抗体を4 °C及び24°Cで下記の条件のもとでインキュベートした。
全てのサンプルは: 6.9鵬g / m Iのヤギ抗マウスIgi0、9 mg/m1(DDVS活 性化テキストラン;0.5Mのリン酸水素二カリウム; を含んだ。
サンプルA及びBは24時間、サンプルBは48時間インキュベートした。
カップルした抗体の含有量を5ephacryl S−300HRでのゲル濾過 によって決定した。ピークの相対面積より、温度の間数としての下記のカップリ ング効率が決定された。
*24°Cでサンプル中にゲルの沈殿が生じた。
実施例26 高温でのDvS−活性化デキストラン(ピークMI4500,000)へのウサ ギイムノグロブリンの共有カップリング 正常ウサギイムノグロブリン(DAKO^/S、デンマーク、 cat No。
X903 )をピーIW 500.OOOノDVS−活性化デキストラン(「バ ッチDex−IIJ)に高温でカップル化させた。
ウサギイムノグロブリンのカンプリングについての手順は下記の通りである:1 1のウサギイムノグロブリン沈殿物(20mg/ml)を0.32謡1の0VS −活性化デキストラン及び0.44m1の2.0Mのリン酸水素二カリウム(p H9,5)と混合した。
その透明溶液を撹拌せずに24°Cインキュベートした。
様々な時間のインキュベーション後にサンプルを抜き取り、そしてデキストラン にカップル化した添加正常ウサギイムノグロブリンのパーセンテージを5eph acryl S−300HRでのゲル濾過により決定した。結果は下記の通りで ある: インキュベーション時間 カップリング収率(%)5時間 58 m20時間後にサンプル中で沈殿が生じた。
実施例27 DVS−活性化デキストランへのアンモニアの共有カップリングアンモニアをピ ークMW 500,000のDVS−活性化デキストランに共有カップル化させ た。活性は実施例4の溶液E(5%W/Vのデキストラン及び0.5%V/Vの ジビニルスルホン)に記載の通りに行い、そしてDvS−活性化デキストランは デキストランのダラム当り86μmoleのビニル基を含んだ、 0VS−活性 化デキストランの最終濃度は22mg/mlとした。このパンチを以降「バッチ Dex−I[1」と呼ぶ。
アンモニアのカップリングについての手順は、下記の通りである:換気のよいフ ッドの中で、水中の50−1の濃アンモニアを50m+1の0VS−活性化デキ ストランに加えた。この溶液を60゛Cに熱し、次いでその温度に2時間保った 。次にこの溶液を4×5リツターの0.5Mの塩化ナトリウムに対して室温で2 日間よく透析した。
透析後、その体積は73m lに増え、そしてデキストランの最終濃度はこれに より15.1mg/mlとなった。
DvS〜活性化デキストランにカップルしたアミノ基の含有量を酸−塩基滴定に よって決定し、デキストランのダラム当り約80μmoleであった。この生成 物を以下で[アミノ−デキストラン」と呼ぶ。
実施例28 アミノ−デキストランへのフルオレセインイソチオシアネート(FITC)の共 有カップリング フルオレセインイソチオシアネート(Sig■a、 F−7250)をビークl 500.000のデキストランに由来するアミノ−デキストランにカンプル化さ せた。このアミノルデキストラン(溶液中)は実施例27に記載の通りに調製し た。
フルオレセインイソチオシアネートのカンブリングについての手順は下記の通り である=101のアミノ−デキストリン溶液を2リツターの0.1Mの炭酸/炭 酸水素ナトリウム(pH9,5)に対して一夜透析した。i3析後、その体積は 9.5mlであり、そしてデキストランの最終濃度は15.8VSg/mlであ った。
30mgのフルオレセインイソチオシアネートをジメチルスルホキシドの中に1 0.0mg/mlの濃度となるように熔かした一二の溶液2.4+ilを9.5 mlのこのアミノ−デキストラン溶液に撹拌しながら滴下した。
反応を、室温で、光を遮断して1.5時間進行させた。
抱合体(カップリング)後、未反応又は加水分解した色素を5ephadex  (商IN! ) G25(Pharmacia、スウェーデン)でのゲル濾過に より除去した。
次に、得られる溶液を0.1Mのリン酸水素二カリウム(pi17.2)に対し て退所した。透析後、その体積は231であり、そしてデキストランの最終濃度 はこれにより6.6mg、/+1となった。
495 n@及び280 nmでの吸収測定により決定されたアミノ−デキスト ランにカップル化したフルオレセインイソチオシアネートの量はデキストランの モル当り68モルのFITCであった。この生成物は以下で「フルオレセイン− デキストラン」と呼ぶ。
実施例29 フルオレセイン−デキストランのDVS−活性化ビークMW 500,000の デキストランに由来するフルオレセイン−デキストランをジビニルスルホンで再 活性化(即ち、DVS活性化)させた。フルオレセイン−デキストラン(溶液中 )は実施例28に記載の通りに調製した。
この再活性化手順は下記の通りである:10蒙lのフルオレセインデキストラン 溶液を10m1の0.5Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pi4 11.5)及び5論gの硼水素化ナトリウムと室温で混合した。
硼水素化ナトリウムが熔解したすぐ後に、1s+1のジビニルスルホンを加えた (換気のよいフッドの中で)。
マグネチックスクーラーでゆっくりとした撹拌を行った。60分後、この混合物 のpHを5Mの塩酸で6〜7に合わせて反応を停止させた。
次にこの溶液を4×2リンターの0.5Mの塩化ナトリウムに対して、光を遮断 して透析した。
透析後、その体積は26m1にまで増え、そして0vS−活性化フルオレセイン −デキストランの最終濃度はこれにより2.5−g / m Iとなった。
反応性ビニル基の含有量は、チオ硫酸ナトリウムとの反応、それに続く生じた水 酸化イオンの標準塩酸による滴定によって決定した〈実施例1参照のこと)。
滴定結果は、DVS−活性化フルオレセイン−デキストランがデキストランのダ ラム当り1080μ5oleの反応性ビニル基を含んでいたことを示唆した。
実施例30 DVS−活性化フルオレセインーデキストランへの抗体の共有カップリング アフィニティー精製したウサギ抗前立特異的抗原抗体(ウサギ抗PSA) (D AKOA/S、デンマーク、 cat No、 A362)を実施例29に記載 の再活性化フルオレセイン−デキストランにカップル化させた。このDvS−活 性化フルオレセイン−デキストランはデキストランのダラム当り1080μ層o 1eのビニル基及びデキストランのモル当り35モルのフルオレセインを含んで いた。
ウサギ抗前立特異的抗原抗体のカップリングについての手順は下記の通りである :11の再活性化フルオレセイン−デキストランの溶液を18+mlのウサギ抗 PSA l製物と混合し、その後、2.5Mのリン酸水素−て、カリウム/水酸 化ナトリウム(pH10,0)を加えて最終濃度0.7Mのリン酸塩、p)11 0.0となるようにした。
その透明な溶液を撹拌せずに37°Cで24時間インキュベートした。
カップル化したウサギ抗PSAの含有量を5ephaeryl S−300での ゲル濾過により決定し、添加量の約20%であり、デキストランモル当り約4モ ルの抗体に相当した。
実施例31 f4nの卵白由来のアビジン(にem−En−Tec、デンマーク)をビークl 500.000を有する[1VS−活性化デキストラン(「バッチDex−I  J )に力、プル化させた。
アビジンのカップリングについての手順は下記の通りである;アビジンをDvS −活性化デキストランの溶液と混合して下記の最終濃度にした: 3、(1+g/+mlのアビジン; 0.77mg/m1)DVS−活性化デキストラン;0.8Mのリン酸水素二カ リウム/水酸化ナトリウム(pH10,1)。
このカップリング混合物を30°Cで20時間インキュベートし、次いでIMの 塩酸でpH7に滴定し、そして0.1Mの塩化ナトリウム5リツターに対して2 4時間透析した。
5epharose C16B (Pharmacia、スウェーデン)でのゲ ル濾過は、加えたアビジンの45%が0VS−活性化デキストランに力・ンブル 化したことを示した。これは?lW 500,000のデキストランのモル当り 約14モルのアビジンに相当する。
実施例32 DVS−活性化アビジンへのイミノニ酢酸の共有カップリング実施例27に従っ て調製したビークMW 20,000のDVS−活性化デキストランにイミノニ 酢酸をカンプル化させた。
カップリング手順は下記の通りである。イミノニ酢酸をDvS−活性化デキスト ランと混合して、下記の最終濃度にした:0.5Mのイミノニ酢酸; 30mg/mlのDVS−活性化デキストラン。
この混合物を5Mの水酸化ナトリウムでpi(Ll、Oに滴定し、次0で室温で 24時間インキュベートした。インキュベーション後、その透明な溶液(127 ml)を水に対してよく透析した。
この透析した溶液の酸−塩基滴定は、デキストランのダラム当たり約1150μ +eoleのイミノニ酢酸の含有量を示唆した。この生成物を以下で「イミノニ 酢酸−デキストラン」と呼ぶ。
実施例33 イミノニ酢酸−デキストランのDVS活性化実施例32に従って調製したイミノ ニ酢酸−デキストランをジビニルスルホンで再活性化させた。
この再活性化手順は下記の通りである: 50m1のイミノニ酢酸−デキストラ ン溶液(16mg/+*I)を50−1の0.5Mのリン酸水素二カリウム(p H11,5) 、25mgの硼水素化ナトリウム及び5mlのジビニルスルホン と混合した。
この混合物を撹拌しながら室温で30分インキュベートし、次いで5Mの塩酸で pH7に滴定した。その透明な溶液を水に対してよく透析した。
透析後、DVS−活性化イミノニ酢酸−デキストランの濃度は5mg/mlとな り、そしてチオ硫酸塩との反応、それに続く塩酸滴定は(実施例1参照のこと) 、デキストランのダラム当り1320μ5oleのビニル基の含有量を示した。
実施例34 塩濃度の関数としての、西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのウシガ ンマ−グロブリンの共有カンプリングウシガンマ−グロブリン(純度99%、  Sigma、 cat、 No、 G−5009)を、実施例12に従って調製 した西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランの残留反応性ビニルスルホン基 に、192時間のインキュベーションを利用してカンプル化させた。
使用した西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランは、ピークMW 500, 000のデキストランのモル当り平均19モルの西洋ワサビペルオキシダーゼを 含んでおり、そして8%のアガロースゲル(BioGel^−0,5m、 Bi oRad)でのゲル濾過により遊離な西洋ワサビペルオキシダーゼを除去するた めに精製した。西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランの濃度は5.8mg /mlと計算され、3.5+sg/a+lの西洋ワサビペルオキシダーゼ及び2 .3+++g/mlのデキストランに相当する。
この生成物を、0.O1%W/Vの1.1.1−トリクロロ−2−メチル−2− プロパツール(Sig+wa、 cat、 No、 75138)を含む0.1  Mの塩化ナトリウムに溶かした。
この西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランのバッチを以降「バンチHRP −Dex−I Jと呼ぶ。
ウジガンマ−グロブリンのカップリングを、カンプリング効率に及ぼす親油性塩 の効果を調べるために、様々な濃度のリン酸水素二カリウムで実施した。
ウシガンマ−グロブリンのカップリングについての手順は下記の通りである。
ウシガンマ−グロブリン及び西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランを混合 して下記の最終濃度、 7.88+I1g/mlのウソガンマグロブリン;2.57mg/mlの西洋ワ サビペルオキシダーゼ−デキストラン(1,02+wg/mlのデキストランに 相当);及び下記のリン酸濃度(リン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム、p oio、tとして) サンプルA : 0.10M サンプルB : 0.20M サンプルC: 0.35M サンプルD : 0.50M サンプルE : 0.70M サンプルF : 0.90M とした。
これらのサンプルを室温で20時間インキエヘートした。インキュベーションの 後、IMの塩酸でpHを7に合わせた。
様々なサンプルにおけるカップリングの程度(力・ノブリング効率)を5eph arose C16Bでのゲル濾過によって決定した。力・ノブリング効率は、 遊離及びデキストラン−カップル化タンパク質を含む両分における集積Uv吸収 における変化、並びに力・ノブリングの前後での280n■及び403 nmで の西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランの吸収における変化の測定により 評価できる。下記の結果が得られた。
A O,lOM 18 約4.5 8 0.20M 20 約5.0 C0,35M 19 約5.0 D 0.50M 24 約6.0 E 0.70M 30 約7.5 *0.9Mのリン酸で、タンパク質抱合体は不可逆的に沈殿した。
実施例35 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランのビニルスルホン基の反応性の保持 の手段としてのウソガンマグロブリンの共有力・ノブリング 実施例12に従って調製した西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストラン上の残 留ビニルスルホン基の長期安定性を、種々の温度での12週間のインキュベーシ ョンの前後での西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランのカップリング能力 を測定することによって調べた。
西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストラン([バッチHRP−Dex−IJ) へのウシガンマ−グロブリンの力、プリングについての力・ノブリング効率を、 実施例34のサンプルDについて記載したカンプリング条件を利用して決定した 。カップリング効率は、実施例34に記載のゲル濾過により、−20,→−4. +20及び4−30”Cでの西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランのイン キュベーションの前後で決定した。
インキュベーション前に得られたカップリング収率を任意的に100%と規定し 、そして12週間後に得られた結果をこれに対する相対値として表わした: サンプル インキュベーション温度 相対カンプリング°C収率(%) D + 30 70 実施例36A 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのウサギ抗マウスイムノグロブリ ンのカップリング、pHの影響ウサギ抗マウスイムノグロブリン(OAKO,デ ンマーク、 cat No。
Z259 )を西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランに、2種類のp)l 値でカップル化させた。この西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランは実施 例12に記載の通りに調製しく4℃で48時間)、そしてデキストランのモル当 り16モルのペルオキシダーゼを含んでいた。
カップリング手順は下記の通りである:西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキスト ランへのウサギ抗マウスイムノグロブリンのカップリングのための2種類の溶液 を、下記の最終濃度となるように調製した。
全ての溶液は: 1.9+g/mlのウサギ抗マウスIg/a+I;0.25mg / m Iに 相当するHRP−デキストラン;0.5Mのリン酸水素二カリウム であって、塩酸又は水酸化ナトリウムにより:溶液A : pH8,5 溶液B : ρ旧0.0 に滴定したもの、を含んで。
その透明な溶液を42℃で20時間、撹拌せずにインキュベートした。
西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランにカップル化した添加ウサギ抗マウ スイムノグロブリンのパーセンテージを、5ephacrylS−30011R でのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである: 8 30 7、5 実施例36B 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのウサギ抗マウスイムノグロブリ ンのカップリング。温度の影響ウサギ抗マウスイムノグロブリン(DAに0.デ ンマーク、 cat No、Z259 )を西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキ ストランに、2種類のp)l(aでカップル化させた。この西洋ワサビペルオキ シダーゼ−デキストランは実施例12に記載の通りに調製しく4°Cで48時間 )、そしてデキストランのモル当り16モルのペルオキシダーゼを含んでいた。
カップリング手順は下記の通りである:西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキスト ランへのウサギ抗マウスイムノグロブリンのカップリングのための2種類の溶液 を、下記の最終濃度となるように調製した。
全ての溶液は: 1、!3sg/mlのウサギ抗マウスIg/mt;0.25mg/mlに相当す るH1’lP−デキストラン;0.5Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリ ウム(pH10,0) 。
その透明な溶液を24時間にわたって:溶液A:22°C 溶液B:42°C でインキュベートした。
カップル化したウサギ抗マウスイムノグロブリンの含有量を5ephacryl  S−300HRでのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りであ る。
実施例36C 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのウサギ抗マウスイムノグロブリ ンのカップリング。抗体及びH1?P−デキストランの濃度の影響 ウサギ抗マウスイムノグロブリン(DAKO,デンマーク、 cat No。
Z259>を西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランに、5種類の濃度の抗 体と)Il?P−デキストランで、抗体、対、)IRP−デキストランのモル比 を一定に保ちながらカップル化させた(A−E)。I(RP−デキストランは実 施例12の通りに調製しく4°Cで48時間)、そしてデキストランのモル当り 16モルの西洋ワサビペルオキシダーゼを含んでいた。
カップリング手順は下記の通りである。西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキスト ランへのウサギ抗マウスイムノグロブリンの力・ンプリングのだめの5種類の溶 液(A−E)を、下記の最終濃度となるように調製した。
全ての溶液は: 溶液A : 5.7mg/mlのウサギ抗マウスIg;0.79mg/mlに相 当するIIRP−デキストラン;溶液B : 5.7mg/mlのウサギ抗マウ スIg;0.92mg/mlに相当するHRP−デキストラン;溶液C: 7. 0+g/mlのウサギ抗マウス1g;0.96+mg/−1に相当するHIIP −デキストラン;溶液D : 7.2mg/−1のウサギ抗マウスIg;1、o omg/−1に相当する)IRP−デキストラン;溶液E : 7,6mg/帛 1のウサギ抗マウスIgi1、03+wg / m Iに相当するHRP−デキ ストラン;を含んだ。
その透明な溶液を24゛Cで20時間インキエヘートした。
カップル化したウサギ抗マウスイムノグロブリンの含有量を5ephacryl  S−300HRでのゲル濾過によって決定した。
ピークの相対面積より、抗体濃度の関数として下記のカップリング効率が決定さ れた; 実施例36D 種々のDVS〜活性化西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのウサギ抗 マウスイムノグロブリンのカップリングウサギ抗マウスイムノグロブリン(DA に0.デンマーク、 cat No。
Z259 )を、実施例13に記載の通りに調製した5種のDVS−活性化西洋 ワサビペルオキシダーゼ−デキストラン(それぞれ、デキストランのダラム当り 1500.542 、234 、179及び86.17 +*oleのビニル基 )にカップル化させた。
カップリング手順は下記の通りに行った:5種類の西洋ワサビペルオキシダーゼ −デキストラン調製物全てをウサギ抗マウスイムノグロブリン及びパンファーと 混合して、下記の最終濃度にした二0.2mg/mlのデキストランに相当する HRP−デキストラン;1.7鶴g /vb 1のウサギ抗マウスイムノグロフ ゛リン;0.5Mのリン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pHIO,0) 。
カップリングは撹拌せずに42°Cで20時間行った。
カンプル化したウサギ抗マウスイムノグロブリンの含有量を5ephacryl  S−300HRでのゲル濾過により決定し、その結果は下記の通りである: A 1500 28 10 2.7 8 542 22 5 1.4 C24312ざ10.3 D I79 8.6 勺10.3 E 86 6.8 勺10.3 実施例37A 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのヤギ抗つサギ抗1gのカップリ ング アフィニティー精製したヤギ抗ウサギIgをHRP−デキストランにカップル化 させた(「バンチ)IRP−Dex−I J ;実施例34参照のこと)。
カップリング条件: 抗体調製物とHRP−デキストランとを混合して、下記の最終濃度にした: 0.5Mのリン酸水素二カリウム(pH10,1)2.0mg/mlのヤギ抗ウ サギIg 0.52mg/mlの西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストラン(0,215 g/mlのデキストランに相当)。
このサンプルを30℃で200時間インキュベートた。
カンプリング後、このサンプルにグリシンを加えて0.2Mのグリシン、pH1 0の最終濃度にし、続いて2時間インキュベーションした(残留反応性ビニルス ルホン基の、そのグリシンとの反応による、不活性化(ブロッキング)がもたら される)。
インキュヘーション後、このサンプルを0.05Mのトリス/HCI 。
0.1MのNaC1,pH7,2に対して4°Cで一夜透析した。
次にこのサンプルを5epharose C16Bでのゲル濾過に付して、遊離 抗体とHRP−デキストラン結合抗体とを分けた。
結果: ヤギ抗ウサギIgについてのカップリング収率は25%と決定され、デキストラ ンのモル当り8モルのヤギ抗ウサギIgに相当した(デキストランのピークM− をsoo、ooo 、そして抗体のM−を155.000と仮定して)、従って 、最終生成物は、デキストランのモル当り平均して8モルの抗体と19モルの西 洋ワサビペルオキシダーゼを含む。
実施例37B 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへの、アフィニティー精製ヤギ抗ウ サギIg、それに伴う「正常」ヤギイムノグロブリンのカップリング。活性抗体 の抱合体含有量の関数としての活性アフィニティー精製ヤギ抗ウサギIgを、「 正常」ヤギIgG(即ち、非免疫ヤギに由来するイムノグロブリン)と−緒に、 様々な比率においてI(RP−デキストランにカンプル化させた。この実験の目 的は、デキストランにカップル化した抗原特異的抗体分子の平均数の関数として の最終デキストラン抱合体により得られる吸収信号強度を調べることにある(E IJSAで試験)。
カンプリング条件: アフィニティー精製ヤギ抗ウサギIg、「正常」ヤギイムノグロブリン及び西洋 ワサビペルオキシダーゼ−デキストラン(「バッチHRP−Dex−r J ) を混合して、下記の最終濃度にした:全てのサンプルは: 0.5Mのリン酸水素二カリウム(pH10,1)0.55mg/mlのHRP −デキストラン(0,22+wg/mlのデキストランに相当) とした。
これらのサンプルを30°Cで20時間インキエヘートした。
カップリング後、このサンプルにグリシンを加えて最終濃度0.2Mのグリシン 、pH1oにし、次いで2時間インキュベートした〔残留反応性ビニルスルホン 基の、そのグリシンとの反応による、不活性化(ブロッキング)がもたらされる ]。
インキュベーション後、これらのサンプルを0.05Mのトリス/HCI 、0 .1 MのNaCl、 pH7,2に対して4°Cで透析した。
次にこれらのサンプルを5epharose C16Bでのゲル濾過に付して、 遊離のイムノグロブリンを)II?P−デキストラン−結合イムノグロブ92種 類のヤギイムノグロブリン調製の力・ノブリング反応性が同一と仮定して、力、 プリング収率は約22%と決定され、デキストランのモル当り平均統計6.5モ ルのヤギイムノグロブリンに相当した。
再び2種類のイムノグロブリンのカップリング反応性が同一と仮定して、デキス トランのモル当りの各タイプのイムノグロブリンの最約平均モル数は下記の通り である。
ELISA結果: 6種のデキストラン抱合体をELIS^で特性化した([一般のELISA手順 」三層に従う)。
ELISA条件: 第1層ニ リン酸水素二カリウム(pH7,2)に希釈したヤギ抗ウサギIg(10、1M のリン酸水素二カリウム、0.5MのNaCl、0.1%のツイーン20 (p H7,2)に希釈したウサギIgG(1ng/ml )。
第3層: 0.1Mのリン酸水素二カリウム、1%のツイーン20 (pH7,2)中の6 種の抱合体の系列希釈物。
図2かられかる通り、カップル化したヤギ抗ウサギ抗体の数と[1L154にお いて獲得できた吸収信号の強度とに明らかなる関係がある。
デキストラン上にヤギ抗ウサギ抗体がないことは、予測通り信号のなさをもたら す。
実施例37C ELISA及びドツトプロットでのHRP−デキストラン/ヤギ抗ウサギIgG の特性化 実施例37Aに記載の通りにHRP−デキストランにカップル化され、そして5 epharose C16Bでのゲル濾過に付されたヤギ抗ウサギIgをELI SA及びドツトプロットで特性化した。比較のため、「常用」の抱合体(HRP ラヘル化ブタ抗ウサギIg ; DIKOA/S、デンマーク。
cat No、 P217)を同一の手順に付した。
ELISA (’−1)Etis八手順へに従う)第1層: 0、1 Mのリン酸水素二カリウム(p)17.2)中のヤギ抗ウサギIg(1 Mg/+ml) ; 第2層: 0、1 Mのリン酸水素二カリウム、1%のツイーン20(pH7,2)に希釈 したウサギIgG(1ng/閘1);第3層: 0.1Mのリン酸水素二カリウム、1%のツイーン20 (pH7,2)中の、 HRP−デキストラン/ヤギ抗ウサギIg又はHRP−ラベル化ブタ抗ウサギI g (DAKOA/S、デンマーク、 cat No、 P21?)の系列希釈 物。
結 果: 図3かられかる通り、デキストランベース抱合体は常用の抱合体よりももっと希 釈されて有効な信を発し続けることができ、試薬として本発明の抱合体を利用す ることによって感度の増大が得られることを示唆する。
ドツトプロント(「ドツトプロットについての一般手順」に従う)。
結果: 本発明にかかわるHRP−デキストラン/ヤギ抗ウサギIgは常用の抱合体に比 べて10倍の感度の上昇を示した(即ち、これはドツトにおいて10分の1の少 ない量のウサギIgGを検出できる)。
実施例38 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのアビジンのカップリング 雌鶏の卵白由来のアビジンをHRP−デキストラン(「バッチHRP −Dex −Iに実施例34)に、種々の濃度及びアビジン、対、HRP−デキストランの モル比でカップル化させた。
カップリング条件: 下記の成分を混合した。
(a)アビジン25B/+ml (b ) 0.52aig/麟lのデキストランに相当するHIIP−デキスト ラン(c)2Mのに2)IPO4/NaOH,p)110.0(d)水 カメプリングは全て0.82Mのリン酸濃度で実施した。アビジンとHRP−デ キストランの濃度は下記に示す通りである。
1 0.3 0.27 2 2 1.1 0.27 8 3 4.2 0.27 30 4 17.0 0.27 120 モル比は、カップリング溶液中の1(IIP−デキストランのモル当りのアヒ゛ ジン′のモルで示している。
カップリングサンプルを30°Cで20時間インキュベートした。
カップリング後、これらのサンプルを室温で2時間水に対して透析した。
次にこれらのサンプルを5epharose C1−6Bでのゲル濾過に付して 遊離とHI?P−デキストラン結合アビジンとを分けた。
カップリングの結果: 得られる抱合体中のカップル化アビジンの含有量は、アビジン、対、HRP−デ キストランのモル比の上昇に伴って上昇し、そしてプラトー(Jに達することが 認められ、モル比が30を超えるとほとんど上讐が認められなかった。その結果 を下記に示す。
ELISAにおける試験 抱合体に一体化したアビジンの分子数の関数としてのペルオキシダーゼ−デキス トラン/アビジン抱合体により得られる検出感度をELISAで試験した。
「一般のEL[SA手順」を参照しながら、下記の設定を利用した一層1:ヤギ 抗ウサギIgG ; 0.025 mg/ml ;層2:ビオチニル化ウサギI gGの希釈系列;層3:HRP−デキストラン/アビジン抱合体;各抱合体は同 一のタンパク譬濃度、即ち、28On+w (^280)での吸収値0.000 63に希釈。
ELIS^結果: 図4は層2におけるビオチニル化ウサギTgGの濃度の関数としての492 n wでの吸収を示す。
図4のカーブは、この抱合体により得られる検出感度がカップル化したアビジン 分子の数に伴って上昇することを示す。即ち、カンプル化アビジン分子の数が増 えると、少量のビオチニル化ウサギIgGが検出できる。
実施例39 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのストレプトアビジンのカンブリ ング アフィニティー精製したストレプトアビジンをHRP−デキストラン(「バッチ HRP−Dex−I J ;実施例34参照のこと)に、様々な濃度のリン酸水 素二カリウム(pH10,1)を含む媒体の中でカップル化させた。
カンブリング条件: 下記の媒体を利用した。
1 : O,l Mのリン酸水素二カリウム(pH1o、1>10.80Mのリ ン酸水素二カリウム(pH10,1)3 : 1.00M(7)リン酸水素二カ リウム(pH10,1)全てのサンプルは: 4、0 mgのストレプトアビジン/m14、1 BのHRP−デキストラン/  +wl (2,3mg / w+1のデキストランに相当) とした。
これらのサンプルを30°Cで20時間インキュベートした。
カップリング後、これらのサンプルにグリシンを加えて最終濃度0.2Mのグリ シン、p)110にし、次いで2時間インキュベートした〔残留反応性ビニルス ルホン基の、そのグリシンとの反応による、不活性化(ブロッキング)がもたら される〕。
インキュヘーンヨン後、これらのサンプルを4°Cで0.05Mのトリス/)I CI 、0.1 MのNaCl 、 pH7,2に対して一夜透析した。
次にこれらのサンプルを5epharose C16Bでのゲル濾過に付して遊 離ストレプトアビジンとFIRP−デキストラン結合ストレプトアビジンとに分 けた。
結果: ストレブトアビンについてのカップリング収率は(デキストランの平均分子量を 500,000 、そしてストレプトアビジンの分子量を60.000と仮定し て)、下記の通りに決定された:1:16%、5■oleのストレプトアビジン /デキストラン−oleに相当2:46%、14−oleのストレプトアビジン /デキストラン−oleに相当3ニー(1時間後に反応槽の中で沈殿が生じた) 。
最終生成物は平均して: 1:デキストランのモル当り5モルのストレプトアビジン及び19モルのペルオ キシダーゼ。
2:デキストランのモル当り14モルのストレプトアビジン及び19モルのペル オキシダーゼ。
3ニー 実施例40 ELISA及びドツトプロントでのHRP−デキストラン/ストレプトアビジン の特性化 ストレプトアビジンを実施例39、サンプル2(0,8MのKt)IPOa)に 従ってHRP−デキストランにカップル化させた。
5epharose C16Bでのゲル濾過後、HRP−デキストラン−結合ス トレプトアビジンをELISA及びトンドブロットで特性化した。
比較のため、ストレプトアビジンと西洋ワサビペルオキシダーゼとの常用の抱合 体(cat No、 : P317. DAKO,デンマーク)を平均して試験 した。
ELISA (r一般のELISA手順」二層に従う)F!LIsA条件: 層1: 0、1 Mのリン酸水素二カリウム(pH7,2)中のビオチン−抱合体ウサギ IgGの希釈系列。
層2: 0、1 Mのリン酸水素二カリウム、1%のツイーン20 (p)17.2 ) 中の、)IRP−デキストラン/ストレプトアビジン(0,014mg/vAl )又は常用のストレプトアビジン−ペルオキシダーゼ(0,02mg/ml ) (DAにOA/S、デンマーク、 cat No、 P397)の−希釈物。
結 果: 図5かられかる通り、本発明にかかわるデキストランベース抱合体は常用の抱合 体よりも有意に低い検出限界を供する。
ドツトプロ、ト: トンドブロット条件(「トンドブロットについての一般手順」に従う) 結果; 本発明にかかわるHRP−デキストラン/ヤギ抗つサギrg抱合体を利用するこ とにより、ドツトにおいて、常用の抱合体よりも10分の1の少ない量のビオチ ニル化ウサギIgGを検出することが可能である。
実施例41 アルカリホスファターゼ−デキストランへの抗体の共有カンプリング 精製したウサギ抗マウスIgG(RAM) (DAKOA/S、デンマーク、  catNo、 Z259)を3種類のAP〜デキストラン調製物(実施例22、 溶液A皮びB、並びに実施例23、溶液Bに記載の通りにデキストランにアルカ リホスファターゼをカップル化したもの)にカップル化させた。
抗体のカンプリングについての手順は下記の通りである。
RAMのカップリングのために調製した3種類のAP−デキストラン(A−C) は下記の通りである: A:6モルのアルカリホスファターゼ/デキストランモル;827モルのアルカ リボスフ1ターゼ/デキストラ2C:15モルのアルカリホスファターゼ/デキ ストランモル。
これらの3種のAP−デキストラン(それぞれA−C)を用いて調製した3つの カップリングサンプル(サンプル1−C)は全て;1、55+wg/mlのRA M 。
0、2og/mlのデキストランに相当するAP−デキストラン暮0、5Mのリ ン酸水素二カリウム/水酸化ナトリウム(pH10.0) ;を含んだ。
これらのサンプルを37°Cで24時間インキュベートした。
得られる抱合体中のカップル化RAMの含有量を5ephacryl S−30 0HRでゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである。
実施例42 抗体−デキストランへのアルカリホスファターゼの共有カンプリング 3種の抗体−デキストラン調製物をアルカリホスファターゼにカフプル化させた 。抗体、即ち、ヤギ抗マウスIg (DAKO A/S,デンマーク, cat  No. 2420)を実施例24熔液A、並びに実施例25、溶液A及びBに 記載の通りにDνS−活性化デキストランにカップル化させた。
アルカリホスファターゼのカップリングについての手順は下記の通りである:3 種の抗体−デキストランの調製物それぞれをアルカリホスファターゼ及びバッフ ァーと混合して、下記の最終濃度にした。
全てのサンプルは: 2.0mg/mlのアルカリホスファターゼ;0.29wg/mlのデキストラ ンに相当する抗体−デキストラン;0.8Mのリン酸水素二カリウム/塩酸(p H9,0)iを含んだ。
サンプルA : 4.5モルのヤギ抗マウス[g/デキストランモルサンプルB ニアモルのヤギ抗つサギIg/デキストランモルサンプルC:10モルのヤギ抗 つサギIg/デキストランモルカップリングはゆっくり撹拌しなから24°Cで 22時間行った。
APカップリングの度合いを5ephacryl S−300HRでのゲル濾過 により決定し、そして結果は下記の通りである。
サンプJし カップリング 八Pのモル数/デキストランモJし収率(%) C−1− * サンプルCにおいてゲルの沈殿が生じた。
実施例43 アルカリホスファターゼ−デキストランへのFab’フラグメントのカップリン グ。塩濃度及び温度の影響 ^、 JohnstoneとR,Thorpeの’1m+*unoehemis try in Practice J第2版、1987.頁57−58に従って ヤギ抗マウスIg (DAKO^/S、デンマーク、 cat No、 Z42 0)より調製したFab’フラグメント(Fab’フラグメントとは、一つの抗 原結合部位と一つの遊離SH基を含んで成る抗体フラグメントである;かかるフ ラグメントは抗体分子をペプシンで処理しくいわゆるF(ab)’tフラグメン トを作るため)、次いでDTTで処理することによって製造される〕を、実施例 20の溶液D(24時間)に記載の通りにAP−デキストランにカップル化させ た。
カップリング手順は下記の通りである:^P−デキストランへのヤギ抗マウスF ab’−フラグメントのカンプリングのための溶液を、下記の最終濃度となるよ うに調製した。
0.63ag/mlのヤギ抗マウスFab’−フラグメント;0.196 mg /mlのデキストランに相当するAP−デキストラン。
サンプルA及びB:0.5Mのリン酸水素二カリウム/塩酸(pH8,0); サンプルC及びD : 0.75Mのリン酸水素二カリウム/塩酸(pH8、0 ) 。
透明な溶液をゆっくり振盪させながら24時間;A及びC:24°C B及びD:30°C でインキュベートした。
インキュヘート後、カップル化ヤギ抗マウスFab’フラグメントの含を量を5 ephacrylでのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りであ る。
A(0,5Mのリン酸、24°c ) 38 13.3B(0,5Mのリン酸、 30”C) 42 14.7C(0,75Mのリン酸、24°c ) 50 1 7.31) (0,75Mのリン酸、30’C) 49 17.2実施例44 西洋ワサビペルオキシダーゼへのFab’フラグメントのカンプリング。
pHの影響 ヤギ抗F(ab’)z フラグメントより調製したFab“フラグメント(A。
Johns tone 七R,Thorpcのrlmmunochemistr y in Practice 」第2版、1987、頁57−58に従う)を、 実施例22に記載の通りに生成したHRP−デキストラン(48時間)に、5種 類のpiでカップル化させた。
カップリング手順は下記の通りである: )IRP−デキストランにFab’フ ラグメントをカップリングするための5種類の溶液(A−E)を下記の最終濃度 になるように調製した。
全てのサンプルは: 0.671.+g/mlのヤギ抗つサギFab’フラグメント;0.29mg/ wlのデキストランに相当する一デキストラン;0.50Mのリン酸水素二カリ ウム/塩酸;を含んだ。
リン酸水素二カリウムバッファーのpH値はサンプルA : pH5,0 サンプルB : p)16.0 サンプルC: pH1,0 サンプルD : pH8,0 サンプルE : pH9,0 とした。
5種類の透明溶液をゆっくりゆらしなから24°Cで20時間インキュベートし た。
Fab’ 7 ラグメントのカップリングの程度を5ephacryl S−3 00HRでのゲル濾過によって決定し、その結果は下記の通りである。
サンプル カップリング Fab’のモル数/収率(%) デキストランモル E 100 25 実施例45 アルカリホスファターゼのチオール化 MW 140,000のアルカリホスファターゼ(AP) (Boehring er Mannhein+cat、 No、 556602 、グレード1)を N−スクシニミジル3− (2−ビリジルージチオ)プロピオネート(SPDP ) (Pharmacia、スウェーデン、 cat No、 17−0458 −01)によってチオール化した。
本目的のため、Carlssonら、Biochem、 J、 (197B)  173.723−737により最初に述べられたタンパク質のチオール化につい ての−最手順を、下記の通りに更に開発した: チオール化手順: 1.0+1のアルカリホスファターゼ調製物(3MのNaCl、1 mMのMg Cb 、O,1mMのZnC1z 、 30mMのトリエタノールアミノ (p H7,6)中10mg/霞l〕に、28.6μlの5PDP (99,9%のエ タノール中10−M)を加える。 (spopの量は変えてよく、そしてこれは 置換の所望する程度、即ち、APのモル当りの2−ピリジルジスルフィド構造の モル数に依存する)。5PDPi液を撹拌したAP溶液に滴下し、次いでこの反 応混合物を24°Cで約30分インキュベートする。
インキュベーション後、少量(50−100μl)のサンプルを抜き取り、そし て過剰の5PDP、遊離のN−ヒドロキシスクシニミド及び任意のその他の低分 子量物質を除くために、0.1MのNaC1,1mMのMgc+z及びO,Lm HのZnC1zを含む0.05Mのトリス/HCI(p)17.2 )による5 ephadexでのゲル濾過に付した。
ゲル濾過したサンプルを、修飾APにおける2−ピリジルジスルフィド構造の含 有量(チオール基の最終含有量)を決定するために用い、そして下記の通りに処 理した: 280 nm及び343 nmでの吸収を測定し、その後ジチオスレイトール( DTT)を10mMの最終濃度となるように加えた。23°Cで10分のインキ ュベーション後、343 nmでの吸収を再び測定した。
DTTによる処理は、343 rvで8.08X10’ M−’cm−’の吸収 率を有する2−ピリジン−2−チオンの放出を及ばず。
放出されたピリジン−2−千オンの量は計における2−ピリジルジスルフィド基 の含有量に等しい。2−ピリジルジスルフィド基自体が280 rvで吸収性を 示すため、280 nm (^2.。)で測定した吸収を基礎として計算すると 誤まった高めのタンパク質濃度が得られるであろう。この追加の吸収は、総AZ II。から、2−ピリジルジスルフィド基のA、。付与を差し引くことによって 修正できうる。前者の付与は下記の式を用いて計算できる。
(還元に基づいて放出されたピリジン−2−チオンの濃度)X5.1xlQff  M”’cs+−’= 2−ピリジルジスルフィド基に基づ< Azso (5 ,lXl0’ M−’cr’は2−ピリジルジスルフィドのモラー吸収率である )。
修飾AP中の2−ピリジルジスルフィド構造の含有量(=チオール基の最終含有 量)を、計の10通りの千オール化について前記の通りに決定した。各サンプル を上記の通りに処理しく即ち、インキュベーション中に4モルのSPDP/AP モル)、そして1.85±0.25モルの2−ピリジルジスルフィド/APモル が得られた。
その間、2−ピリジルジスルフィド修飾^Pの混合物の残り(ゲル濾過に付して いない)をDTTで処理し、タンパク質カップル化2ーピリジルジスルフィド構 造を還元させた。これは上記と同じ方法、即ち、DTTを最終濃度10mMとな るように加え、次いでこの混合物を20〜23°Cで約5〜10分インキュベー トすることによって行った。導入した2−ピリジルジスルフィド構造の還元はD TTによりpH7.2で非常に迅速に行われ(<1〜2分)、そしてAPの天然 のーSーS−架橋がAPの内部構造内に深く埋れると、それらはこの処理によっ ては還元されないであろう。
還元後、チオール化APを所望のカップリングバッファーによるSephade x G−25でのゲル濾過(PD−10カラムを使用)によって低分子量物質か ら分け、そしてそのすぐ後(1時間以内)カップリングに付し、なぜならチオー ル基は非常に反応性であり、従って不要の反応を受けうるからである。修飾AP は従って2−ピリジルジスルフィド形態で保存せねばならず(必要ならば前述の トリス/)ICIバ・ンファーの中で4“Cで一夜)、そして使用直前に還元す る。
1、85±0.25モルの2−ピリジルジスルフィド構造/APモルの含有量は 、AP活性の損失をもたらさず、そしてDTTによるその後の反応はもとの1活 性の約5%ぐらいの損失しかもたらさない。
実施例46 DvS=活性化デキストランへのチオール化靜のカンブリング。pHの影響 チオール化AP (SH−八P)を、デキストランのダラム当り1500μmo leのビニル基を有するピークMW 500,000のDVS−活性化デキスト ラン(「バッチDex−11」)にカップル化させた。チオール化APは実施例 45に記載の通りに製造し、そして平均して2.1モルのSH基/アルカリホス ファターゼモルを含む。
カップリング手順は下記の通りである: DVS−活性化デキストランにチオー ル化APをカップリングするための3種類の溶液(A−C)を下記の最終濃度と なるように調製した。
全ての溶液は: 2、0mg/mlのチオール化AP。
0、286 +wg/ml(7)DVS−活性化デキストラン;0、50Mのリ ン酸水素二カリウム/塩酸;を含む。
リン酸水素二カリウムバッファーのpH値は:ン容液A : p)17.0 熔液B : pH8.0 溶液C : pH8.5 とした。
透明溶液を24°Cで24時間ゆっくりゆらしながらインキュベートした。
カップル化したチオール化APの含有量はSephacryl S−300 H Rでのゲル濾過により決定し、その結果は下記の通りである:C 82 20. 5 実施例47 DvS−活性化デキストランへのチオール化APのカップリング。時間及び温度 の影響 チオール化AP (S)I−AP)を、デキストランのダラム当り1500μ+ *oleのビニル基を有するピークH 500,000のDVS−活性化デキス トラン(「バッチDex−If」)にカップル化させた。チオール化APは実施 例45に記載の通りに製造し、そして平均して2モルのSH基/アルカリホスフ ァターゼモルを含む。
カップリング手順は下記の通りである: DVS−活性化デキストランにチオー ル化APをカップリングするための溶液を下記の最終濃度となるように調製した 。
1、0B/mlのチオール化へP; 0、143 mg/+alのDVS−活性化デキストラン;0、5Mのリン酸水 素カリウム/塩酸(pH8.0)その透明溶液をゆっくりゆらしなから24°C で4時間インキエヘートし、次いでゆらさずに4°Cで144時間インキュベー トする。
様々なインキュベーション時間の後にサンプルを抜き取り、そしてカップル化S )I−アルカリホスファターゼの含有量をSephacrylS−300 HR でのゲル濾過により決定した。その結果は下記の通りである。
+144(4°C) 58 14.4 実施例48 DVS−活性化デキストランへのチオール化APのカップリング。塩濃度の影響 チオール化AP (SH−AP)を、デキストランのダラム当り1500μmo leのビニル基を有するビークMW 500,000のDVS−活性化デキスト ラン(「バンチDex−11」)をカップル化させた。このチオール化APは実 施例45に記載の通りに製造し、そして平均して1.6モルのSH基/アルカリ ホスファターゼモルを含む。
カップリング手順は下記の通りである。DVS−活性化デキストランにチオール 化APをカップリングするための4種類の溶液(A−D)を下記の最終濃度とな るように調製した:全ての溶液は: 2.20mg/mlのチオール化へP;0.314 mg/mlノDVs−活性 化テキストラン;リン酸水素二カリウム/塩酸(pH8,0)を含む。
パンファー中のリン酸水素二カリウムの濃度は:溶液A : 0.lOM 溶液B : 0.25M 溶液CF 0.50M 溶液D : 0.75M とした。
その透明な溶液を24°Cで24時間ゆっくりゆらしながらインキュベートした 。
カップル化したチオール化APの含有量を5ephacryl S−300)I Rでのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである:D 78  19.5 実施例49 DVS−活性化デキストランのチオール化APのカップリング、チオール化AP 濃度の影響 チオール化AP (SH−AP)を、デキストランのダラム当り1500μmo leのビニル基を有するビークH500,000のDVS−活性化デキストラン (「バッチDex−II」)にカンプル化させた。チオール化APを実施例45 に記載の通りに製造し、そして平均して1.7モルのSH基/アルカリホスファ ターゼモルを含む。
カップリング手順は下記の通りである: DVS−活性化デキストランにチオー ル化APをカップリングするための3種類の溶液(A−C)を下記の最終濃度と なるように調製した:全ての溶液は: 0.50Mのリン酸水素二カリウム/塩酸(p)18.0)を含んだ。
溶液A : 0.90−g / m lのSH−^P;0.129 網g/m1 (DDVS−活性化テキストラン;溶液B : 1.8aig/mlの5H−A P。
0.258鋼g/鋼1のDVS−活性化デキストラン;溶液C: 3.6mg、 /slの5R−APio、516 mg/m1(7)DVS−活性化テキストラ ン。
その透明溶液をゆっくりゆらしなから24゛Cでインキヱベートした。
様々なインキュヘーション時間後にサンプルを抜き取り、そしてカップル化チオ ール化APの含有量を5ephacryl S−300HRでのゲル濾過により 決定した。その結果は下記の通りである。
A 2B 7.0 63 15.8 B 45 11.3 78 19.4 C6315,78621,6 実施例50 DvS活性化デキストランへのチオール化APのカップリング。温度の影響 チオール化AP (SH−AP)を、デキストランのダラム当りに1500μm oleのビニル基を有するピークMw 500,000のDVS−活性化デキス トラン([ハツチDex−IIJ)にカップル化させた。チオール化APは実施 例45に記載の通りに製造し、そして平均して1.9モルのSH基/アルカリホ スファターゼモルを含む。
カップリング手順は下記の通りである: 0VS−活性化デキストランにチオー ル化APをカップリングするための溶液を下記の最終濃度となるように調製した : 1.9sg/slの5H−AP。
0.271簡g/請1のDVS−活性化デキストラン;0.50Mのリン酸水素 二カリウム/塩酸(p)18.0 ) 。
その透明溶液を等容量の2つのサンプル分け(A及びB)、これは次に下記の温 度でゆっくりゆらしながら22時間インキュベートした: サンプルA : 24℃ サンプルB:30℃ カップル化チオール化APの含有量を5ephacryl S−300HRでの ゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである。
実施例51 ovs−g性化デキストランへのチオール化APのカップリング。千オール化A PとDVS−活性化デキストランのモル比の影響。高い比率チオール化AP ( S)I−AP)を、デキストランのダラム当りに1500μmoleのビニル基 を有するピークMW 500,000のDVS−活性化デキストラン(「バッチ Dex−I[」)にカップル化させた。チオール化計は実施例45に記載の通り に製造し、そして平均して1.9モルのSH基/アルカリホスファターゼモルを 含む。
カップリング手順は下記の通りである:活性化デキストランにチオール化APを カップリングするための3種類の溶液(A−C)を下記の最終濃度となるように 調製した。
全ての溶液は; 1.9mg/mlの5)I−^P; 0.5Mのリン酸水素二カリウム/塩酸(pH8,0)、を含む。
溶液A : 0.543 mg/m1(7)DVS−活性化テキストラン5ll −へP:デキストラン=12:1;溶液B : 0.272 mg/m1(7) DVS−活性化テキストラン5H−AP:デキストラン=25:1゜溶液C:  0.136 mg/ailノDVs−活性化テキストラン5H−AP:デキスト ラン−50:l。
その透明溶液を24°Cで22時間ゆっくりゆらしながらインキュベートした。
カップル化チオール化^Pの含有量を5ephacryl S−300HRでの ゲル濾過により決定、その結果は下記の通りである:溶 液 カンプリング収率  St(−APのモル数/(%) デキストランモル 実施例52 DvS−活性化デキストランへのチオール化APのカンプリング。チオール化A Pと活性化デキストランのモル比の影響。低い比率チオール化AP (SH−A P)をデキストランのダラム当り1500μMo1eのビニル基を有するビーク MW 500.000のDVS−活性化デキストラン(「バッチDeχ−11J )にカップル化させた。チオール化APは実施例45に記載の通りに製造し、そ して平均して1.6モルのSH基/アルカリホスファターゼモルを含む。
カップリング手順は下記の通りである: DVS−活性化デキストランにチオー ル化APをカップリングするための3種類の溶液(A−C)を下記の最終濃度と なるように調製した。
全ての溶液は; 1.8s+g/諷lのSH−八P; 0.50Mのリン酸水素二カリウム/塩酸(p)18.0):を含む。
溶液A : 1.07mg/■■の0vS−活性化デキストラン(S)l−AP :デキストラン=6:1);溶液B : 0.536 mg/−1(7)DVS −活性化テキストラン(SR−^P:デキストラン=12:1)i溶液C: 0 .357 mg/m1(7)DVS−活性化テキストラン(St(−へP:デキ ストラン=181)。
その透明な溶液をゆっくりゆらしなから24°Cで22時間インキユベートシた 。
カンプル化チオール化APの含有量を5ephacryl S−300HRでの ゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである:溶 液 カップリ ング収率 SH−APのモル数/(%) デキストランモル 8 90 10.8 実施例53 抗体−デキストランへのチオール比重のカップリング。pHの影響チオール化A P (51(−AP)を抗体−デキストラン〔実施例25、サンプルBに記載の 通りに製造し、そしてデキストランのモル当り10モルの抗体(ヤギ抗マウス) を含む〕にカップル化させた。チオール比重は実施例45に記載の通りに製造し 、そして平均して1.4モルのSH基/アルカリホスファターゼモルを含む。
カップリング手順は下記の通りである:抗体−デキストランにチオール化APを カップリングするための2種類の溶液を下記の最終濃度となるように調製した。
両溶液は: 0.94mg/mlのチオール化^P;0.134蒙g / m lのデキスト ラン;0.50Mのリン酸水素二カリウム/塩酸;を含む。
リン酸水素二カリウムパンファーのpH値はン容液A : pH7,0 ン容液B : pH8,0 とした。
その透明溶液をゆっくりゆらしながら24℃で22時間インキュベートした。
カップル化チオール化APの含有量を5ephacryl S−3000Rでの ゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである。
実施例54 アルカリホスファターゼ−デキストランへのチオール化抗体のカップリング ヤギ抗マウスIg (CAM) (DAKO^/S、デンマーク、 cat N o、 Z420)をN−スクシニミジル−3−(2−ピリジルジチオ)プロピオ ネート(SPDP) (Pharmacia、 cat、 No、 17−04 58−01)でチオール化し、次いで2種類のアルカリホスファターゼ−デキス トラン(AP−デキストラン)調製物にカップル化させた。第1のAP−デキス トランを実施例52、溶液Bに記載の通りに調製し、そしてデキストランのモル 当り11モルのアルカリホスファターゼを含んだ;第2は実施例51、溶液Bに 記載の通りに調製し、そしてデキストランのモル当り18モルのアルカリホスフ ァターゼを含んだ。このチオール化抗体はCarlssonら、Bioches +、 J、 (1978) 173723−737に最初に記載のタンパク質の チオール化についての一般手順に従って調製し、そして平均して4モルのSH基 基中ヤギ抗マウス抗体モル含んだ。
チオール化ヤギ抗マウスIg (SH−CAM)のカップリングのための手順は 下記の通りである:^P−デキストランへのS)I −CAMのカップリングの ための4種類の溶液を下記の最終濃度となるように調製した:全ての溶液は: 2.0+*g/mlのSH−GAM ;0.50Mのリン酸水素二カリウム/塩 酸(pi(8,0);を含んだ。
A及びB:10モルのアルカリホスファターゼ/デキストランのモル;C及びD :1Bモルのアルカリホスファターゼ/デキストランのモル。
A : 0.516 i+g/mlのデキストランに相当するAP−デキストラ ン;B : 0.258 mg/mlのデキストランに相当するAP−デキスト ラン;C: 0.516 mg/鶴lのデキストランに相当するAP−デキスト ラン;D : 0.258 mg/ mlのデキストランに相当するAP−デキ ストラン。
その透明溶液はゆっくりゆらしながら24℃で24時間インキュベートした。
SH−GAMOカップリングの程度は5ephacryl S−300HRでの ゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである。
D −“ − 傘 サンプルC及びDについての反応槽において沈殿が生した。
実施例55 西洋ワサビペルオキシダーゼ−デキストランへのモノクローナル不ズミ抗体のカ ップリング プロティンA精製したマウス抗ヒトカンバー軽鎖(DAKOA/S、デンマーク 、 eat No、 M827)をHRP−デキストランにカップル化させた。
このHRP−デキストランは実施例12に記載の通りに調製した(48時間、4 °Cのインキュベーション)。このHRP−デキストランはデキストランのモル 当りの16モルの西洋ワサビペルオキシダーゼを含む。
カップリング手順は下記の通りである。)IRP−デキストランへのマウス抗ヒ トカンバー軽鎖のカップリングのための3種類の溶液(A−C)を下記の最終濃 度となるように調製した。
全てのサンプルは: 0.30mg/mlのデキストランに相当する)IRP−デキストラン;2.7 4mg/mlのマウス抗ヒトカッパー軽鎖;0.7Mのリン酸水素二カリウム; 塩酸又は水酸化ナトリウムのいその透明な溶液を撹拌せずに24°CでA :  24時間、 B及びC;6時間、 インキュベートした。
カンプル化マウス抗ヒトカッパー軽鎖の含有量を5ephacryl S−30 0Hl?でのゲル濾過により決定し、そしてその結果は下記の通りである。
C5,61,66 実施例56 ネズミモノクローナル抗体と、ペルオキシダーゼ及びウサギ抗マウスIgでカッ プル化されたデキストランとの複合体。モノクローナル抗体の種々の濃度の影響 マウス抗ヒトカッパー軽鎖(DAKOA/S、デンマーク、 cat No。
M827)を、西洋ワサビペルオキシダーゼ及びウサギ抗マウスIgでカップル 化されたデキストラン(HRP−デキストラン/RIM)と複合化さゼた。後者 を実施例36C,溶液Bに記載の通りに調製した。
複合体の形成; マウス抗ヒトカンバー軽鎖と)IIIP−デキストラン/RAMとでの複合形成 のための7種類のサンプル(A−G)を下記の最終濃度となるように調製した: サンプルは: 0.020麟g / m Iのデキストラン及び0.042 mg/mlのRA Mに相当するHRP−デキストラン/RAM抱合体、並びに A : 0.003 mg/+*lのマウス抗ヒトカッパー軽鎖;B : 0. 006 mg/mlのマウス抗ヒトカッパー軽鎖;C: 0.012 wig/ 渭lのマウス抗ヒトカッパー軽鎖;D : 0.030 mg/mlのマウス抗 ヒトカンバー軽鎖;E : 0.061 mg/mlのマウス抗ヒトカッパー軽 鎖;F : 0.121 mg/mlのマウス抗ヒトカッパー軽鎖;G : 0 .242 wxg/請1のマウス抗ヒトカッパー軽鎖;を含んだ。
複合体の形成は室温で2時間進行させ、そしてそのサンプルをEIISAで試薬 した。
ELISA : EIISAは「一般のELISA手順」に従って二層技術として行った。
第1層は、0.01Mのリン酸ナトリウム、0.145 MのNaC1,pH7 ,2中のそれぞれ5μg/ml、1μg/ml、0.2μg/ml及び0.04 Mg/−1のヒト血清タンパク質を用いて形成した。
第2層は、12ng/mlのデキストランに相当する複合体(A−G)の希釈物 (0,01Mのリン酸ナトリウム、0.145 MのNaC1,0,1%のツイ ーン20、pH7,2で希釈)。
発色HRP基質としてオルト−フェニレンジアミン/過酸化水素を10分の反応 時間で用いた。
結果: ELISA分析の結果を図6に示す。これは、複合体の形成において用いたHR P−デキストラン/RAM抱合体に対するマウス抗ヒトカッパー軽鎖の比の関数 としての、ELISAにおける第1層のために用いた4通りの濃度のヒト血清タ ンパク質それぞれについて得られた492nmでの吸収を示す(抱合体における デキストランのmg当りのマウス抗ヒトカッパー軽鎖のNgとして表わす)。
わかる通り、約4@gのマウス抗ヒトカッパー軽鎖/デキストラン町の比で吸収 は水平となった。
実施例57 ビオチニル化ウサギポリクローナル抗体と、西洋ワサビペルオキシダーゼ及びス トレプトアビジンでカップル化された高分子量デキストランとで形成された複合 体 精製ウサギ抗ヒトカッパー軽鎖(DAにOA/S、デンマーク、 cat No 。
A192)をKendall らJournal of 1mmunologi cal ?1ethods (1983) 56329−339に従ってN−ビ オチニル−ε−アミノ−カプロン酸N−ヒドロキシスクシニミドエステル(Si g顛a、 cat、 No、 B2643)によりビォチニル化した。タンパク 質のmg当り0.04μ鋼oleのビオチンを使用した。
次にビオチニル化ウサギ抗ヒトカッパー軽鎖を西洋ワサビペルオキシダーゼ及び ストレプトアビジン(HRP−デキストラン/ストレプトアビジン)でカンプル 化された高分子量デキストランに複合化させた。このHRP−デキストラン/ス トレプトアビジンは実施例39に記載の通りに調製した。
複合体の形成: ビオチニル化ウサギ抗ヒトカンバー軽鎖と)IRP−デキストラン/ストレプト アビジンとでの複合体の形成のための3種類のサンプル(A−C)を下記の最終 濃度となるように調製した。
全てのサンプルは: 0.2mg/mlのデキストラン及び0.12mg/+wlのストレプトアビジ ンに相当するHRP−デキストラン/ストレプトアビジン抱合体、を含んだ。
A : 0.156 sag/mlのビオチニル化ウサギ抗ヒトカンバー軽鎖; B : 0.309 mg/mlのビオチニル化ウサギ抗ヒトカンバー軽鎖;C : 0.465 mg/端1のビオチニル化ウサギ抗ヒトカッパー軽鎖。
複合体の形成は室温で2時間進行させ、そしてそのサンプルをELISA及び免 疫組織化学手順で試験した。
ELISA : ELISAは下記の手順に従って二層技法として実施した。
第1層は、O,OIMのリン酸ナトリウム、0.145 MのNaC1,pH1 ,2で希釈した5μg/raIのヒト血清タンパク質を用いて形成した。
第2層は、2μg/mlのデキストラン〜0.0625μg/mlのデキストラ ンを含む複合体サンプル(A−C)それぞれの6系列希釈物(0,OIMのリン 酸ナトリウム、0.145 MのNaC[、O,1%のツイーン20、pH7, 2)。
発色)117P基質としてオルト−フェニレンジアミン/過酸化水素を、2分の 反応時間で使用した。
結果: 図7においてεLISA分析の結果を示す。これは、各複合抱合体の希釈率の関 数としての3種のサンプル(A−C)のそれぞれについて得られる492n−で の吸収を示す。
わかる通り、一定濃度の複合化抱合体について、この複合体が約0.309〜0 .465 mg/mlのビオチニル化ウサギ抗ヒトカッパー軽鎖の濃度を用いて 形成したときに最大値の吸収が達成された。
免疫組織化学 免疫組織化学分析はrHandbook+ 1m+*unochesical  Staining Methods J 、 5ally、 J、 Na1sh 、 DAKOCorporation+ 1989に従って実施した。
サンプルA−Cにおける複合体はトンシル組織切版で試験し、各サンプルは0. 1〜0.0125mg/mlのデキストランに相当する範囲の濃度に希釈した。
発色HRP基質としてジアミノベンジジンテトラヒドロクロリド(OAR/過酸 化水素を使用した。
コントロール法として、3段LSAB法(’Handbook、 1ms+un ochemicalStaining Methods」に記si)を利用した 。
下記の結果が得られた。
サンプル 評 点 LSAB + + 十 免疫組織化学の結果は、利用した濃度のレベルにおいて、この3段LSAB法は 、)IRP−デキストラン/ストレプトアビジン抱合体とビオチニル化うサギ抗 ヒトカッパー軽鎖とで形成された本複合体を基礎とする一段法より若干優れてい るにすぎないことが示された。従って、本発明にかかわる複合化抱合体を用いる ことにより、かかる免疫組織化学分析をかなり簡単にすることができ、しかも非 常に満足たる染色を達成することが可能である。
実施例58 ネズミモノクローナル抗体と、西洋ワサビペルオキシダーゼ及びウサギ抗マウス IgGでカップル化されたデキストランとで形成された複合化。濃度の影響。
マウス抗ヒトカッパー軽鎖(DAKOA/S、デンマーク、 cat No。
M827)を西洋ワサビペルオキシダーゼ及びウサギ抗マウス■gGでカップル 化されたデキストラン()IRP−デキストラン/RAM)と複合化させた。H ilP−デキストラン/RAM調製物を実施例36C1溶液Bに記載の通りに調 製した。
複合体の形成ニ 一定量のHRP−デキストラン/RAMと、一定量のマウス抗ヒトカッパー軽鎖 とを様々な最終容量で混合することにより5種類のサンプル(A−E)を調製し た。下記の最終濃度のマウス抗ヒトカッパー軽鎖を有するサンプルを調製した。
A : 0.280 I1g/ml BB : 0.14011g/a+I ; C二 0.093 +mg/+wl FD : 0.070 l1g/ml ; E : 0.05611g/ml。
その透明な溶液を室温で2時間インキュベートし、次いでELISA及び免疫組 織化学的に試験した。
ELISA : ELISAは下記の手順に従って二層技法として実施した。
第1層は、0.OIMのリン酸ナトリウム、0.145 MのNaC1,0,1 %のツイーン20. pH1,2で希釈した5μg、/alのヒト血清タンパク 質を用いて形成した。
第2層: 0.01〜0.00013μg/mlのマウス抗ヒトカッパー軽鎖を 含む各複合体サンプルの5種類の系列希釈物(0,01Mのリン酸ナトリウム、 0.145 MのNaC1,0,1%のツイーン20、PH7,2で希釈)。
発色基質としてオルト−フェニレンジアミン/過酸化水素を10分の反応時間で 用いた。
結果: 図8にELISA分析の結果を示す。これは、各複合化抱合体サンプル中のマウ ス抗ヒトカッパー軽鎖の濃度の関数として5つのサンプル(A−E)それぞれに ついて得られる492 nmでの吸収を示す。
わかる通り、一定濃度のマウス抗ヒトカッパー軽鎖でのサンプル(A−E)それ ぞれについての吸収値は比較的小さな変化しか示さなかった。このことは、利用 した濃度では、複合体が形成される容量はほんのわずかな影響しかないことを示 唆した。
免疫組織化学; 免疫組織化学は’Handbook、 1mmunochcvical Sta ining Methods J 。
5ally、 、y、 Na1sh、 DAKOCorporation、 1 989に従って寞施した。
サンプルを扁桃腺組織切片で試験し、各サンプルは0.028〜0.0035m g/mlのマウス抗ヒトカッパー軽鎖に相当する範囲の濃度に希釈した。
発色)IRP Ifとしてジアミノベンジジンテトラクロリド(DAB)/過酸 化水素を用いた。
コントロールの目的のため、常用の抱合体、即ち、西洋ワサビペルオキシダーゼ −ラベル化ウサギ抗ヒトカッパー軽鎖(DAKOA/S。
デンマーク、 cat No、 P129)を、その製造者の推奨に従って希釈 して利用し、そしてしSAB法(’tlandbook、 1m5unoche a+1cal StainingMethods 」にDAKOCorpora tion、 1989) も利用した。
下記の結果が得られた。
常用の抱合体 士+(+) 免疫組織化学分析の結果は、HRP−デキストラン/R1IM抱合体とマウス抗 ヒトカッパー軽鎖とで形成された本複合体を基礎とする一段法が、三段LSAB 法より若干優れており、そして常用の抱合体を基礎とする一段法より明らかに優 れていることを示した。これも分析準備の簡単さ及び得られる染色強度に関する 本発明にかかわる複合化抱合体の利用にかかわる利点を例証する。
CD(J < 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成6年1月4日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ジビニルスルホンに由来する1又は複数の成分が共有結合している水溶性ポ リマー担体を含んで成る水溶性試薬であって、各成分は、ジビニルスルホン分子 の2個のビニル基の一方とこのポリマー担体分子上の反応性官能基とで形成され る共有結合を介して付加されており、付加状態にある少なくとも1つのかかる前 記成分は残留ビニル基が遊離となっており、且つ、前記遊離ビニル基に対して反 応性である官能基を有する分子性物質と反応することが可能である、水溶性試薬 。 2.前記ポリマー担体分子が、天然及び合成の多糖類、ホモポリ(アミノ酸)、 天然及び合成のポリペプチド及びタンパク質、並びにポリビニルアルコール、ポ リアリルアルコール及びポリエチレングリコール及び置換化ポリアクリレートを 抱括する求核官能基を有する合成ポリマーより成る群から選ばれる、請求項1に 記載の試薬。 3.前記ポリマー担体分子が、カルボキシメチル−デキストランを含むデキスト ラン、デンプン、ヒドロキシエチル−デンプン、ヒドロキシプロピル−デンプン 、グリコーゲン、アガロース誘導体、並びにヒドロキシエチル−及びヒドロキシ プロピル−セルロースを含むセルロース誘導体、並びに天然ゴムより成る群から 選ばれる、請求項1に記載の試薬。 4.遊離状態にある前記ポリマー担体分子が実質的に線状であり、且つ、約4〜 約10の範囲のpHにおいて実質的に無荷電である、請求項1に記載の試薬。 5.前記ポリマー担体が約1,000〜約40,000,000の範囲における ピーク分子量を有する、請求項1に記載の試薬。 6.前記ポリマー担体のピーク分子量が約1,000〜約20,000の範囲に あり、前記試案が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmoleの ビニル基の範囲における遊離反応性ビニル基の含有量を有している、請求項1に 記載の試薬。 7.前記ポリマー担体のピーク分子量が約20,000〜約80,000の範囲 にあり、前記試薬が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmole のビニル基の範囲における遊離反応性ビニル基の含有量を有している、請求項1 に記載の試薬。 8.前記ポリマー担体のピーク分子量が約80,000〜約500,000の範 囲にあり、前記試薬が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmol eのビニル基の範囲における遊離反応性ビニル基の含有量を有している、請求項 1に記載の試薬。 9.前記ポリマー担体のピーク分子量が約500,000であり、前記試薬が、 ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmoleのビニル基の範囲にお ける遊離反応性ビニル基の含有量を有している、請求項1に記載の試薬。 10.前記ポリマー担体のピーク分子量が約500,000〜約5,000,0 00の範囲にあり、前記試薬が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000 μmoleのビニル基の範囲における遊離反応性ビニル基の含有量を有している 、請求項1に記載の試薬。 11.前記ポリマー担体のピーク分子量が約2,000,000であり、前記試 薬が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmoleのビニル基の範 囲における遊離反応性ビニル基の含有量を有している、請求項1に記載の試薬。 12.前記ポリマー担体のピーク分子量が約5,000,000〜約40,00 0,000の範囲にあり、前記試薬が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5, 000μmoleのビニル基の範囲における遊離反応性ビニル基の含有量を有し ている、請求項1に記載の試薬。 13.前記ポリマーがデキストランである、請求項1に記載の試薬。 14.前記分子性物質が:フェリチン、フィコエリスリン、フィコシアニン及び フィコビリンを含むタンパク質、西洋ワサビベルオキシダーゼ、アルカリホスフ ァターゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシダーゼ及びウレアーゼを含む酵 素;毒素;薬剤;色素;蛍光;ルミネッセンス、燐光及びその他の発光物質;イ ミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢 酸(DTPA)及びデスフェリオキサミンBを含む金属キレート化性物質;放射 性アイソトープでラベルした物質;並びに重原子でラベルした物質;より成る群 から選ばれる、請求項1に記載の試薬。 15.前記分子性物質が、水素、炭素、燐、硫黄、ヨウ素、ビスマス、イットリ ウム、テクネチウム、パラジウム及びサマリウムより成る群から選ばれる元素の 放射性アイソトープでラベルされた物質である、請求項1に記載の試薬。 16.前記分子性物質が:Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,In, Ag,Au,Hg,I,Bi,Y,La,Ce,Eu及びGdより成る群から選 ばれる元素の重原子でラベルされた物質である、請求項1に記載の試薬。 17.前記分子性物質が、生物起源の物質の相補性分子又は相補性構造領域に選 択的に結合する又は選択的に反応することができるターゲッティング物質である 、請求項1に記載の試薬。 18.前記ターゲッティング物質が:抗原;ハプテン;モノクローナル及びポリ クローナル抗体;遺伝子プローブ;天然及び合成のオリゴー及びポリヌクレオチ ド;天然及び合成のモノ−、オリゴー及び多糖類;レクチン;アビジン及びスト レプトアビジン;ビオチン;成長因子;ホルモン;レセプター分子;プロテイン A及びプロテインG;より成る辞から選ばれる、請求項17に記載の試薬。 19.それぞれがジビニルスルホンに由来する連結基を介して1又は複数の分子 性物質が共有結合している水溶性ポリマー担体を含んで成る水溶性抱合体であっ て、前記ポリマー担体分子への前記連結基の付加が、ジビニルスルホン分子の2 個のビニル基の一方と前記担体分子上の反応性官能基とで形成される共有結合を 介しており、そして前記連結基への分子性物質の付加が、前記ジビニルスルホン に由来する他方のビニル基と前記分子性物質上の官能基とで形成される共有結合 を介している、水溶性抱合体。 20.前記ポリマー担体分子に、ジビニルスルホンに由来する1又は複数の成分 が更に共有結合しており、各成分はジビニルスルホン分子の2個のビニル基の一 方とこのポリマー担体分子上の反応性官能基とで形成される共有結合を介して付 加されており、付加状態にある少なくとも1つのかかる前記成分は残留ビニル基 が遊離となっており、且つ、前記遊離のビニル基に対して反応性である官能基を 有する更なる分子性物質と反応することが可能である、請求項19に記載の抱合 体。 21.前記ポリマー担体分子が、天然及び合成の多糖類、ホモポリ(アミノ酸) 、天然及び合成のポリペプチド及びタンパク質、並びにポリビニルアルコール、 ポリアリルアルコール及びポリエチレングリコール及び置換化ポリアクリレート を抱括する求核官能基を有する合成ポリマーより成る群から選ばれる、請求項1 9又は20に記載の抱合体。 22.前記ポリマー担体分子が、カルボキシメチル−デキストランを含むデキス トラン、デンプン、ヒドロキシエチル−デンプン、ヒドロキシプロピル−デンプ ン、グリコーゲン、アガロース誘導体、並びにヒドロキシエチル−及びヒドロキ シプロピル−セルロースを含むセルロース誘導体、並びに天然ゴムより成る群か ら選ばれる、請求項19又は20に記載の抱合体。 23.遊離状態にある前記ポリマー担体分子が実質的に線状であり、且つ、約4 〜約10の範囲のpHにおいて実質的に無荷電である、請求項19又は20に記 載の抱合体。 24.前記付加分子性物質の分子量が約2,000以下である、請求項19又は 20に記載の抱合体。 25.前記付加分子性物質の分子量が約2,000以上である、請求項19又は 20に記載の抱合体。 26.前記ポリマー担体分子に、約2,000以下の分子量の分子性物質1〜約 10,000個が共有結合している、請求項19又は20に記載の抱合体。 27.前記ポリマー担体分子に、約2,000以上の分子量の分子性物質1〜約 10,000個が共有結合している、請求項19又は20に記載の抱合体。 28.前記ポリマー担体分子に、約2,000以上の分子量の分子性物質2〜約 50個が共有結合している、請求項19又は20に記載の抱合体。 29.前記ポリマー担体分子に、約2,000以上の分子量の分子性物質的10 〜約50個が共有結合している、請求項19又は20に記載の抱合体。 30.前記ポリマー担体が、約1,000〜約40,000,000の範囲にお けるピーク分子量を有する、請求項19又は20に記載の抱合体。 31.前記ポリマー担体のピーク分子量が約1,000〜約20,000の範囲 にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmol eの共有結合した分子性物質と、関連する場合の遊離ビニル基との総計含有量を 有している、請求項19又は20に記載の抱合体。 32.前記ポリマー担体のピーク分子量が約20,000〜約80,000の範 囲にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmo leの共有結合分子性物質と、関連する場合の遊離ビニル基との総計含有量を有 している、請求項19又は20に記載の抱合体。 33.前記ポリマー担体のピーク分子量が約80,000〜約500,000の 範囲にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μm oleの共有結合分子性物質と、関連する場合の遊離ビニル基との総計含有量を 有している、請求項19又は20に記載の抱合体。 34.前記ポリマー担体のピーク分子量が約500,000であり、前記抱合体 が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmoleの共有結合分子性 物質と、関連する場合の遊離ビニル基との総計含有量を有している、請求項19 又は20に記載の抱合体。 35.前記ポリマー担体のピーク分子量が約500,000〜約5,000,0 00の範囲にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,00 0μmoleの共有結合分子性物質と、関連する場合の遊離ビニル基との総計含 有量を有している、請求項19又は20に記載の抱合体。 36.前記ポリマー担体のピーク分子量が約2,000,000であり、前記抱 合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmoleの共有結合分 子性物質と、関連する場合の遊離ビニル基との総計含有量を有している、請求項 19又は20に記載の抱合体。 37.前記ポリマー担体のピーク分子量が約5,000,000〜約40,00 0,000の範囲にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5 ,000μmoleの共有結合分子性物質と、関連する場合の遊離ビニル基との 総計含有量を有している、請求項19又は20に記載の抱合体。 38.前記ポリマー担体分子が、更なる分子性物質と反応することのできる2〜 500個の遊離ビニル基を有する、請求項20に記載の抱合体。 39.前記ポリマーがデキストランである、請求項19又は20に記載の抱合体 。 40.前記分子性物質及び/又は関連の場合の更なる分子性物質が:フェリチン 、フィコエリスリン、フィコシアニン及びフィコビリンを含むタンパク質、西洋 ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、グルコースオキシダーゼ、 ガラクトシダーゼ及びウレアーゼを含む酵素;毒素;薬剤;色素;蛍光;ルミネ ッセンス、燐光及びその他の発光物質;イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸 (EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)及びデスフェリオキサ ミンBを含む金属キレート化性物質;放射性アイソトープでラベルした物質;並 びに重原子でラベルした物質;より成る群から選ばれる、請求項19又は20に 記載の抱合体。 41.前記分子性物質及び/又は関連の場合の更なる分子性物質が、水素、炭素 、燐、硫黄、ヨウ素、ビスマス、イットリウム、テクネチウム、パラジウム及び サマリウムより成る群から選ばれる元素の放射性アイソトープでラベルされた物 質である、請求項19又は20に記載の抱合体。 42.前記分子性物質及び/又は関連の場合の更なる分子性物質が:Mn,Fe ,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,In,Ag,Au,Hg,I,Bi,Y,L a,Ce,Eu及びGdより成る群から選ばれる元素の重原子でラベルされた物 質である、請求項19又は20に記載の抱合体。 43.前記分子性物質及び/又は関連の場合の更なる分子性物質が、生物起源の 物質の相補性分子又は相補性構造領域に選択的に結合する又は選択的に反応する ことができるターゲッティング物質である、請求項19又は20に記載の抱合体 。 44.前記ターゲッティング物質が:抗原;ハプテン;モノクローナル及びポリ クローナル抗体;遺伝子プローブ;天然及び合成のオリゴー及びポリヌクレオチ ド;天然及び合成のモノ−、オリゴー及び多糖類;レクチン;アビジン及びスト レプトアビジン;ビオチン;成長因子;ホルモン;レセプター分子;プロテイン A及びプロテインG;より成る群から選ばれる、請求項43に記載の抱合体。 45.少なくとも1個が他のものとは異なる2個以上の分子性物質が共有結合し ている水溶性ポリマー担体分子を含んで成る水溶性抱合体であって、各分子性物 質はジビニルスルホンに由来する連結基を介して付加されており、前記ポリマー 担体分子への前記連結基それぞれの付加はジビニルスルホン分子の2個のビニル 基のうちの一方と前記担体分子上の反応性官能基とで形成される共有結合を介し ており、そして前記連結基への分子性物質の付加は前記ジビニルスルホン由来の 他方のビニル基と前記分子性物質上の官能基とで形成される共有結合を介してい る、抱合体。 46.前記ポリマー担体分子が、天然及び合成の多糖類、ホモポリ(アミノ酸) 、天然及び合成のポリペプチド及びタンパク質、並びにポリビニルアルコール、 ポリアリルアルコール及びポリエチレングリコール及び置換化ポリアクリレート を抱括する求核官能基を有する合成ポリマーより成る群から選ばれる、請求項4 5に記載の抱合体。 4.前記ポリマー担体分子が、カルボキシメチル−デキストランを含むデキスト ラン、デンプン、ヒドロキシエチル−デンプン、ヒドロキシプロピル−デンプン 、グリコーゲン、アガロース誘導体、並びにヒドロキシエチル−及びヒドロキシ プロピル−セルロースを含むセルロース誘導体、並びに天然ゴムより成る群から 選ばれる、請求項45に記載の抱合体。 48.遊離状態にある前記ポリマー担体分子が実質的に線状であり、且つ、約4 〜約10の範囲のpHにおいて実質的に無荷電である、請求項45に記載の抱合 体。 49.前記ポリマー担体分子に、約2,000以下の分子量の分子性物質1〜約 10,000個が共有結合している、請求項45に記載の抱合体。 50.前記ポリマー担体分子に、約2,000以上の分子量の分子性物質1〜約 10,000個が共有結合している、請求項45に記載の抱合体。 51.前記ポリマー担体分子に、約2,000以上の分子量の分子性物質2〜約 50個が共有結合している、請求項45に記載の抱合体。 52.前記ポリマー担体分子に、約2,000以上の分子量の分子性物質的10 〜約50個が共有結合している、請求項45に記載の抱合体。 53.前記ポリマー担体が、約1,000〜約40,000,000の範囲にお けるピーク分子量を有する、請求項45に記載の抱合体。 54.前記ポリマー担体のピーク分子量が約1,000〜約20,000の範囲 にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmol eの共有結合分子性物質の総含有量を有している、請求項45に記載の抱合体。 55.前記ポリマー担体のピーク分子量が約20,000〜約80,000の範 囲にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmo leの共有結合分子性物質の総含有量を有している、請求項45に記載の抱合体 。 56.前記ポリマー担体のピーク分子量が約80,000〜約500,000の 範囲にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μm oleの共有結合分子性物質の総含有量を有している、請求項45に記載の抱合 体。 57.前記ポリマー担体のピーク分子量が約50,000であり、前記抱合体が 、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmoleの共有結合分子性物 質の総含有量を有している、請求項45に記載の抱合体。 58.前記ポリマー担体のピーク分子量が約500,000〜約5,000,0 00の範囲にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,00 0μmoleの共有結合分子性物質の総含有量を有している、請求項45に記載 の抱合体。 59.前記ポリマー担体のピーク分子量が約2,000,000であり、前記抱 合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5,000μmoleの共有結合分 子性物質の総含有量を有している、請求項45に記載の抱合体。 60.前記ポリマー担体のピーク分子量が約5,000,000〜約40,00 0,000の範囲にあり、前記抱合体が、ポリマー担体のグラム当り約1〜約5 ,000μmoleの共有結合分子性物質の総含有量を有している、請求項45 に記載の抱合体。 61.前記ポリマーがデキストランである、請求項45に記載の抱合体。 62.前記分子性物質のうちの少なくとも1種が:フェリチン、フィコエリスリ ン、フィコシアニン及びフィコビリンを含むタンパク質、西洋ワサビペルオキシ ダーゼ、アルカリホスファターゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシダーゼ 及びウレアーゼを含む酵素;毒素;薬剤;色素;蛍光;ルミネッセンス、燐光及 びその他の発光物質;イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジ エチレントリアミン五酢酸(DTPA)及びデスフェリオキサミンBを含む金属 キレート化性物質;放射性アイソトープでラベルした物質;並びに重原子でラベ ルした物質;より成る群から選ばれる、請求項45に記載の抱合体。 63.前記分子性物質が、水素、炭素、燐、硫黄、ヨウ素、ビスマス、イットリ ウム、テクネチウム、パラジウム及びサマリウムより成る群から選ばれる元素の 放射性アイソトープでラベルされた物質である、請求項45に記載の抱合体。 64.前記分子性物質が:Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,In, Ag,Au,Hg,I,Bi,Y,La,Ce,Eu及びGdより成る群から選 ばれる元素の重原子でラベルされた物質である、請求項45に記載の抱合体。 65.前記分子性物質のうちの少なくとも1種が、生物起源の物質の相補性分子 又は相補性構造領域に選択的に結合する又は選択的に反応することができるター ゲッティング物質である、請求項45に記載の抱合体。 66.前記ターゲッティング物質が:抗原;ハプテン;モノクローナル及びポリ クローナル抗体;遺伝子プローブ;天然及び合成のオリゴー及びポリヌクレオチ ド;天然及び合成のモノ−、オリゴー及び多糖類;レクチン;アビジン及びスト レプトアビジン;ビオチン;成長因子;ホルモン;レセプター分子;プロテイン A及びプロテインG;より成る群から選ばれる、請求項65に記載の抱合体。 67.請求項1に記載の水溶性試薬の調製のための方法であって、前記水溶性ポ リマー担体をpH5以上の水性溶液の中でジビニルスルホンと反応させることを 含んで成る方法。 68.前記反応を0〜60℃の範囲の温度で行う、請求項67に記載の方法。 69.前記反応を約10〜11.5の範囲pHで行う、請求項67に記載の方法 。 70.前記水性溶液中の前記ポリマー担体の濃度が0.1〜20%W/Vの範囲 にある、請求項67に記載の方法。 71.前水性溶液中のジビニルスルホンの濃度が0.1〜15%V/Vの範囲に ある、請求項67に記載の方法。 72.前記ポリマー担体分子が、天然及び合成の多糖類、ホモポリ(アミノ酸) 、天然及び合成のポリペプチド及びタンパク質、並びにポリビニルアルコール、 ポリアリルアルコール及びポリエチレングリコール及び置換化ポリアクリレート を抱括する求核官能基を有する合成ポリマーより成る群から選ばれる、請求項6 7に記載の方法。 73.前記ポリマー担体分子が、カルボキシメチル−デキストランを含むデキス トラン、デンプン、ヒドロキシエチル−デンプン、ヒドロキシプロピル−デンプ ン、グリコーゲン、アガロース誘導体、並びにヒドロキシエチル−及びヒドロキ シプロピル−セルロースを含むセルロース誘導体、並びに天然ゴムより成る群か ら選ばれる、請求項67に記載の方法。 74.遊離状態にある前記ポリマー担体分子が実質的に線状であり、且つ、約4 〜約10の範囲のpHにおいて実質的に無荷電である、請求項67に記載の方法 。 75.前記ポリマー担体が約1,000〜約40,000,000の範囲におけ るピーク分子量を有する、請求項67に記載の方法。 76.請求項19又は20に記載の水溶性抱合体の製造方法であって:前記水溶 性ポリマー担体をジビニルスルホンとpH5以上の水性溶液中で反応させて、ジ ビニルスルホンに由来する1又は複数の反応成分が共有結合している前記水溶性 ポリマー担体の分子を含んで成る水溶性中間試薬を含む水性溶液を作り、任意的 に前記水溶性中間試薬を精製工程に付し、そして前記の任意的に精製した水溶性 中間試薬を、前記反応性成分を介して、pH5以上の水性溶液中で分子性物質と 反応させること、を含んで成る方法。 77.前記のジビニルスルホンとの反応を0〜60℃の範囲の温度で行う、請求 項76に記載の方法。 78.前記のジビニルスルホンとの反応を約10〜11.5の範囲pHで行う、 請求項76に記載の方法。 79.前記水性溶液中の前記ポリマー担体の濃度が0.1〜20%W/Vの範囲 にある、請求項76に記載の方法。 80.前水性溶液中のジビニルスルホンの濃度が0.1〜15%V/Vの範囲に ある、請求項76に記載の方法。 81.前記分子性物質との反応を0℃〜60℃の範囲の温度で行う、請求項76 に記載の方法。 82.前記分子性物質との反応を8〜12の範囲のpHで行う、請求項76に記 載の方法。 83.前記水性溶液中の前記分子性物質の濃度が0.1〜20%V/Vの範囲に ある、請求項76に記載の方法。 84.前記ポリマー担体分子が、天然及び合成の多糖類、ホモポリ(アミノ酸) 、天然及び合成のポリペプチド及びタンパク質、並びにポリビニルアルコール、 ポリアリルアルコール及びポリエチレングリコール及び置換化ポリアクリレート を抱括する求核官能基を有する合成ポリマーより成る群から選ばれる、請求項7 6に記載の方法。 85.前記ポリマー担体分子が、カルボキシメチル−デキストランを含むデキス トラン、デンプン、ヒドロキシエチル−デンプン、ヒドロキシプロピル−デンプ ン、グリコーゲン、アガロース誘導体、並びにヒドロキシエチル−及びヒドロキ シプロピル−セルロースを含むセルロース誘導体、並びに天然ゴムより成る群か ら選ばれる、請求項76に記載の方法。 86.遊離状態にある前記ポリマー担体分子が実質的に線状であり、且つ、約4 〜約10の範囲のpHにおいて実質的に無荷電である、請求項76に記載の方法 。 87.前記ポリマー担体が約1,000〜約40,000,000の範囲におけ るピーク分子量を有する、請求項76に記載の方法。 88.前記分子性物質が:フェリチン、フィコエリスリン、フィコシアニン及び フィコビリンを含むタンパク質、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホスフ ァターゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシダーゼ及びウレアーゼを含む酵 素;毒素;薬剤;色素;蛍光;ルミネッセンス、燐光及びその他の発光物質;イ ミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミノ五酢 酸(DTPA)及びデスフェリオキサミンBを含む金属キレート化性物質;放射 性アイソトープでラベルした物質;並びに重原子でラベルした物質;より成る群 から選ばれる、請求項76に記載の方法。 89.前記分子性物質が、水素、炭素、燐、硫黄、ヨウ素、ビスマス、イットリ ウム、テクネチウム、パラジウム及びサマリウムより成る群から選ばれる元素の 放射性アイソトープでラベルされた物質である、請求項76に記載の方法。 90.前記分子性物質が:Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,In, Ag,Au,Hg,I,Bi,Y,La,Ce,Eu及びGdより成る群から選 ばれる元素の重原子でラベルされた物質である、請求項76に記載の方法。 91.前記分子性物質が、生物起源の物質の相補性分子又は相補性構造領域に選 択的に結合する又は選択的に反応することができるターゲッティング物質である 、請求項76に記載の方法。 92.前記ターゲッティング物質が:抗原;ハプテン;モノクローナル及びポリ クローナル抗体;遺伝子プローブ;天然及び合成のオリゴー及びポリヌクレオチ ド;天然及び合成のモノ−、オリゴー及び多糖類;レクチン;アビジン及びスト レプトアビジン;ビオチン;成長因子;ホルモン;レセプター分子;プロテイン A及びプロテインG;より成る群から選ばれる、請求項91に記載の方法。 93.前記分子性物質と前記任意的に精製した水溶性中間試薬とが反応する前記 水性溶液が、親液性塩を含む、請求項76に記載の方法。 94.前記親液性塩が、リチウム、ナトリウム、カリウム及びアンモニウムの硫 酸塩、リン酸塩、クエン酸塩及び酒石酸塩より成る群から選ばれる、請求項93 に記載の方法。 95.前記親液性塩が少なくとも0.3のイオン強度に相当する温度で存在して いる、請求項93に記載の方法。 96.前記分子性物質がタンパク質及びポリペプチドより成る群がら選ばれる、 請求項93に記載の方法。 97.請求項19又は20に記載の水溶性抱合体を製造するための方法であって 、請求項1に記載の水溶性試薬をpH5以上の水性溶液中で分子性物質と反応さ せることを含んで成る方法。 98.前記分子性物質との反応を0℃〜60℃の範囲の温度で行う、請求項97 に記載の方法。 99.前記分子性物質との反応を8〜12の範囲のpHで行う、請求項97に記 載の方法。 100.前記水性溶液中の前記分子性物質の濃度が0.1〜20%V/Vの範囲 にある、請求項97に記載の方法。 101.前記分子性物質が:フェリチン、フィコエリスリン、フィコシアニン及 びフィコビリンを含むタンパク質、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカリホス ファターゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシダーゼ及びウレアーゼを含む 酵素;毒素;薬剤;色素;蛍光;ルミネッセンス、燐光及びその他の発光物質; イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五 酢酸(DTPA)及びデスフェリオキサミンBを含む金属キレート化性物質;放 射性アイソトープでラベルした物質;並びに重原子でラベルした物質;より成る 群から選ばれる、請求項97に記載の方法。 102.前記分子性物質が、水素、炭素、燐、硫黄、ヨウ素、ビスマス、イット リウム、テクネチウム、パラジウム及びサマリウムより成る群から選ばれる元素 の放射性アイソトープでラベルされた物質である、請求項97に記載の方法。 103.前記分子性物質が:Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,In ,Ag,Au,Hg,I,Bi,Y,La,Ce,Eu及びGdより成る群から 選ばれる元素の重原子でラベルされた物質である、請求項97に記載の方法。 104.前記分子性物質が、生物起源の物質の相補性分子又は相補性構造領域に 選択的に結合する又は選択的に反応することができるターゲッティング物質であ る、請求項97に記載の方法。 105.前記ターゲッティング物質が:抗原;ハプテン;モノクローナル及びポ リクローナル抗体;遺伝子プローブ;天然及び合成のオリゴー及びポリヌクレオ チド;天然及び合成のモノ−、オリゴー及び多糖類;レクチン;アビジン及びス トレプトアビジン;ビオチン;成長因子;ホルモン;レセプター分子;プロテイ ンA及びプロテインG;より成る群から選ばれる、請求項104に記載の方法。 106.前記分子性物質と前記水溶性試薬とが反応する前記水性溶液が、親液性 塩を含む、請求項97に記載の方法。 107.前記親液性塩が、リチウム、ナトリウム、カリウム及びアンモニウムの 硫酸塩、リン酸塩、クエン酸塩及び酒石酸塩より成る群がら選ばれる、請求項1 06に記載の方法。 108.前記親液性塩が少なくとも0.3のイオン強度に相当する温度で存在し ている、請求項103に記載の方法。 109.前記分子性物質がタンパク質及びポリペプチドより成る群がら選ばれる 、請求項106に記載の方法。 110.請求項45に記載の水溶性抱合体の製造方法であって:(i)前記水溶 性ポリマー担体をジビニルスルホンとpH5以上の水性溶液中で反応させて、ジ ビニルスルホンに由来する1又は複数の反応成分が共有結合している前記水溶性 ポリマー担体の分子を含んで成る水溶性中間試薬を含む水性溶液を作り、(ii )任意的に前記水溶性中間試薬を精製工程に付し、(iii)前記の任意的に精 製した水溶性中間試薬を、前記反応性成分を介して、pH5以上の水性溶液中で 分子性物質と反応させて、水溶性中間抱合体を作り(その条件は、前記反応性成 分の全てが分子性物質と反応してしまわないようなものとする)、(iv)任意 的に前記水溶性中間抱合体を精製工程に付し、そして(V)前記の任意的に精製 した水溶性中間抱合体を、先で未反応の反応性成分を介して、pH5以上の水性 溶液中で更なる分子性物質と反応させること(前記の更なる分子性物質は前記中 間抱合体に既に付加されているものとは異なる) を含んで成る方法。 111.段階(i)における前記のジビニルスルホンとの反応を0〜60℃の範 囲の温度で行う、請求項110に記載の方法。 112.段階(i)における前記のジビニルスルホンとの反応を10〜11.5 の範囲pHで行う、請求項110に記載の方法。 113.段階(i)における前記水性溶液中の前記ポリマー担体の濃度が0.1 〜20%W/Vの範囲にある、請求項110に記載の方法。 114.段階(i)における前記水性溶液中のジビニルスルホンの濃度が0.1 〜15%V/Vの範囲にある、請求項110に記載の方法。 115.段階(iii)における前記分子性物質との反応を0℃〜60℃の範囲 の温度で行う、請求項110に記載の方法。 116.段階(iii)における前記分子性物質との反応を8〜12の範囲のp Hで行う、請求項110に記載の方法。 117.段階(iii)における前記水性溶液中の前記分子性物質の濃度が0. 1〜20%V/Vの範囲にある、請求項110に記載の方法。 118.段階(v)における前記の重なる分子性物質との前記の反応を0〜60 ℃の範囲の温度で行う、請求項110に記載の方法。 119.段階(v)における前記の更なる分子性物質との前記の反応を約8〜1 2の範囲のpHで行う、請求項110に記載の方法。 120.段階(v)における前記水性溶液中の前記の更なる分子性物質の濃度が 0.1〜20%W/Vの範囲である、請求項110に記載の方法。 121.前記ポリマー担体分子が、天然及び合成の多糖類、ホモポリ(アミノ酸 )、天然及び合成のポリペプチド及びタンパク質、並びにポリビニルアルコール 、ポリアリルアルコール及びポリエチレングリコール及び置換化ポリアクリレー トを抱括する求核官能基を有する合成ポリマーより成る群から選ばれる、請求項 110に記載の方法。 122.前記ポリマー担体分子が、カルボキシメチル−デキストランを含むデキ ストラン、デンプン、ヒドロキシエチル−デンプン、ヒドロキシプロピル−デン プン、グリコーゲン、アガロース誘導体、並びにヒドロキシエチル−及びヒドロ キシプロピル−セルロースを含むセルロース誘導体、並びに天然ゴムより成る群 から選ばれる、請求項110に記載の方法。 123.遊離状態にある前記ポリマー担体分子が実質的に線状であり、且つ、約 4〜約10の範囲のpHにおいて実質的に無荷電である、請求項110に記載の 方法。 124.前記ポリマー担体が約1,000〜約40,000,000の範囲にお けるピーク分子量を有する、請求項110に記載の方法。 125.段階(iii)において採用する前記分子性物質又は段階(v)におい て採用する前記の更なる分子性物質が:フェリチン、フィコエリスリン、フィコ シアニン及びフィコビリンを含むタンパク質、西洋ワサビペルオキシダーゼ、ア ルカリホスファターゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシダーゼ及びウレア ーゼを含む酵素;毒素;薬剤;色素;蛍光;ルミネッセンス、燐光及びその他の 発光物質;イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレント リアミン五酢酸(DTPA)及びデスフェリオキサミンBを含む金属キレート化 性物質;放射性アイソトープでラベルした物質;並びに重原子でラベルした物質 ;より成る群から選ばれる、請求項110に記載の方法。 126.段階(iii)において採用する前記分子性物質又は段階(v)におい て採用する前記の更なる分子性物質が、水素、炭素、燐、硫黄、ヨウ素、ビスマ ス、イットリウム、テクネチウム、パラジウム及びサマリウムより成る群から選 ばれる元素の放射性アイソトープでラベルされた物質である、請求項110に記 載の方法。 127.段階(iii)において採用する前記分子性物質又は段階(v)におい て採用する前記の更なる分子性物質が:Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn, Ga,In,Ag,Au,Hg,I,Bi,Y,La,Ce,Eu及びGdより 成る群から選ばれる元素の重原子でラベルされた物質である、請求項110に記 載の方法。 128.段階(iii)において採用する前記分子性物質又は段階(v)におい て採用する前記の更なる分子性物質が、生物起源の物質の相補性分子又は相補性 構造領域に選択的に結合する又は選択的に反応することができるターゲッティン グ物質である、請求項110に記載の方法。 129.前記ターゲッティング物質が:抗原;ハプテン;モノクローナル及びポ リクローナル抗体;遺伝子プローブ;天然及び合成のオリゴー及びポリヌクレオ チド;天然及び合成のモノ−、オリゴー及び多糖類;レクチン;アビジン及びス トレプトアビジン;ビオチン;成長因子;ホルモン;レセプター分子;プロテイ ンA及びプロテインG;より成る群から選ばれる、請求項128に記載の方法。 130.段階(iii)における前記分子性物質と前記任意的に精製した水溶性 中間試薬とが反応する前記水性溶液が、親液性塩を含む、請求項110に記載の 方法。 131.段階(v)における前記更なる分子性物質と前記任意的に精製した水溶 性中間抱合体とが反応する前記水性溶液が、親液性塩を含む、請求項110に記 載の方法。 132.前記親液性塩が、リチウム、ナトリウム、カリウム及びアンモニウムの 硫酸塩、リン酸塩、クエン酸塩及び酒石酸塩より成る群がら選ばれる、請求項1 30又は131に記載の方法。 133.前記親液性塩が少なくとも0.3のイオン強度に相当する温度で存在し ている、請求項130又は131に記載の方法。 134.段階(iii)における前記分子性物質がタンパク質及びポリペプチド より成る群から選ばれる、請求項130に記載の方法。 135.段階(v)における前記更なる分子性物質が、タンパク質及びポリペプ チドより成る群から選ばれる、請求項131に記載の方法。 136.段階(v)において形成された抱合体の中に存在している全ての遊離ビ ニル基を不活性化せしめることを更に含んで成る方法であって、この不活性化を 、前記抱合体の水性溶液に、過剰量の低分子量の不活性化物質を加えることによ り成し遂げる、請求項110に記載の方法。 137.前記不活性化物質がエタノールアミン、メルカプタエタノール、システ イン及びグリシンより成る群から選ばれる、請求項136に記載の方法。 138.請求項45に記載の水溶性抱合体を製造するための方法であって、請求 項20に記載の水溶性抱合体をpH5以上の水性溶液中で更なる分子性物質と反 応させることを含んで成り、この更なる分子性物質が前記の反応性抱合体に既に 付加されているものとは異なっている方法。 139.前記更なる分子性物質との反応を0℃〜60℃の範囲の温度で行う、請 求項138に記載の方法。 140.前記更なる分子性物質との反応を約8〜12の範囲のpHで行う、請求 項138に記載の方法。 141.前記水性溶液中の前記更なる分子性物質の濃度が0.1〜20%V/V の範囲にある、請求項138に記載の方法。 142.前記更なる分子性物質が:フェリチン、フィコエリスリン、フィコシア ニン及びフィコビリンを含むタンパク質、西洋ワサビペルオキシダーゼ、アルカ リホスファターゼ、グルコースオキシダーゼ、ガラクトシダーゼ及びウレアーゼ を含む酵素;毒素;薬剤;色素;蛍光;ルミネッセンス、燐光及びその他の発光 物質;イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリア ミン五酢酸(DTPA)及びデスフェリオキサミンBを含む金属キレート化性物 質;放射性アイソトープでラベルした物質;並びに重原子でラベルした物質;よ り成る群から選ばれる、請求項138に記載の方法。 143.前記更なる分子性物質が、水素、炭素、燐、硫黄、ヨウ素、ビスマス、 イットリウム、テクネチウム、パラジウム及びサマリウムより成る群から選ばれ る元素の放射性アイソトープでラベルされた物質である、請求項138に記載の 方法。 144.前記重なる分子性物質が:Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga ,In,Ag,Au,Hg,I,Bi,Y,La,Ce,Eu及びGdより成る 群から選ばれる元素の重原子てラベルされた物質である、請求項138に記載の 方法。 145.前記更なる分子性物質が、生物起源の物質の相補性分子又は相補性構造 領域に選択的に結合する又は選択的に反応することができるターゲッティング物 質である、請求項138に記載の方法。 146.前記ターゲッティング物質が:抗原;ハプテン;モノクローナル及びポ リクローナル抗体;遺伝子プローブ;天然及び合成のオリゴー及びポリヌクレオ チド;天然及び合成のモノ−、オリゴー及び多糖類;レクチン;アビジン及びス トレプトアビジン;ビオチン;成長因子;ホルモン;レセプター分子;プロテイ ンA及びプロテインG;より成る群から選ばれる、請求項145に記載の方法。 147.前記更なる分子性物質と前記水溶性抱合体とが反応する前記水性溶液が 、親液性塩を含む、請求項138に記載の方法。 148.前記親液性塩が、リチウム、ナトリウム、カリウム及びアンモニウムの 硫酸塩、リン酸塩、クエン酸塩及び酒石酸塩より成る群がら選ばれる、請求項1 47に記載の方法。 149.前記親液性塩が少なくとも0.3のイオン強度に相当する温度で存在し ている、請求項147に記載の方法。 150.前記更なる分子性物質がタンパク質及びポリペプチドより成る群から選 ばれる、請求項147に記載の方法。 151.形成された抱合体の中に存在している全ての遊離ビニル基を不活性化せ しめることを更に含んで成る方法であって、この不活性化を、前記抱合体の水性 溶液に、過剰量の低分子量の不活性化物質を加えることにより威し遂げる、請求 項138に記載の方法。 152.前記不活性化物質がエタノールアミン、メルカプタエタノール、システ イン及びグリシンより成る群から選ばれる、請求項151に記載の方法。 153.酵素イムノアッセイ(EIA)、例えばELISA、ラジオイムノアッ セイ(RIA)並びに比濁及び濁度イムノアッセイを含むイムノアッセイ;免疫 組織化学手順;細胞化学手順;フローサイトメトリー;insituハイブリダ イゼーション技術;サザン及びノーザンプロッティングを含む膜ハイブリダイゼ ーション技術;バイオセンサー;並びにレクチン/炭水化物相互作用を基礎とす る方法における、請求項19もしくは20に記載の、又は請求項76もしくは9 7に記載の方法に従って製造した、水溶性抱合体の利用。 153.酵素イムノアッセイ(EIA)、例えばELISA、ラジオイムノアッ セイ(RIA)並びに比濁及び濁度イムノアッセイを含むイムノアッセイ;免疫 組織化学手順;細胞化学手順;フローサイトメトリー;insituハイブリダ イゼーション技術;サザン及びノーザンプロッティングを含む膜ハイブリダイゼ ーション技術;バイオセンサー;並びにレクチン/炭水化物相互作用を基礎とす る方法における、請求項45に記載の、又は請求項110もしくは138に記載 の方法に従って製造した、水溶性抱合体の利用。
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