JPH0650870U - 凸状模様を有するカード - Google Patents

凸状模様を有するカード

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JPH0650870U
JPH0650870U JP9314292U JP9314292U JPH0650870U JP H0650870 U JPH0650870 U JP H0650870U JP 9314292 U JP9314292 U JP 9314292U JP 9314292 U JP9314292 U JP 9314292U JP H0650870 U JPH0650870 U JP H0650870U
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card
pattern
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大友  祐二
一輝 三橋
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鐘紡株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カード基材1の両端部を折り曲げて二重構造
を形成してなるカードであり、このカードの片面に、光
沢を有する立体図柄(光沢層2及び凸状模様3)にてモ
チーフを描出してなることを特徴とする。 【効果】 カードのモチーフがより立体的に見える。ま
た、カード裏面の印刷面は平滑なままでカード裏面の印
刷図柄に影響することがない。また、繰り返し使用して
もカード基材端部5の接着部分が剥離しにくい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カード表面のモチーフ図柄がより立体的に浮き出るよう、該モチー フ図柄に光沢を着けると共に、凸印刷加工を施した凸状模様を有するカードに関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、クレジットカード、キャッシュカード、クリスマスカード等のカード 表面に立体的な浮き彫り模様を施す技術は、エンボス加工といわれ、例えば、図 5に示すように、凸版の印刷型を用いてカード基材11を裏面から型押しして凸 状模様12を施している。 しかしながら、カード表面にこのような凸状模様12を施すと、カード裏面は 逆に凹部13のように凹んでしまい、裏面に印刷されている文字や絵等の図柄が 不鮮明になって見えにくかったり、裏面に文字や絵を手書きで描きたい場合、凹 部13に引っ掛かって描きにくくなってしまう。
【0003】 そこで、上記問題を解決する方法としては、例えば、特開昭49−49600 号公報に記載の方法が挙げられる。この方法は、図6に示すように、エンボス加 工によって凸状模様23を形成したカード基材A21の裏面に、エンボス加工を 施していない平滑なカード基材B22を貼り合わせたものである。 しかしながら、この方法において、カード基材として紙を使用した場合、得ら れるカードの裏面は平滑となるものの、繰り返し使用するうちに、2枚のカード 基材A、Bを貼り合わせた部分から剥がれやすくなり、耐久性に乏しいという欠 点がある。
【0004】 また、他の方法としては、例えば、特開昭63−319197号公報に記載の 方法が挙げられる。この方法は、図7に示すように、エンボス文字形成用の樹脂 層32をカード基材31表面に積層し、この樹脂層32を切削してエンボス文字 33を形成させる方法である。 しかしながら、この方法では、複雑な図柄をエンボス加工したい場合に、切削 工程が複雑となり、また、コスト上昇の原因となるという欠点がある。
【0005】 更に、他の方法としては、例えば、実開昭61−25662号公報に記載の方 法が挙げられる。この方法は、図8に示すように、カード基材41の表面に金属 光沢層42を設けた後、その上に所定図柄となるよう、ある程度の厚みにインク を積層してレリーフ印刷層43とし、更にその上に透明被覆シート44を積層す るものである。 しかしながら、この方法では、凸状模様45を形成したい部分の全面にわたっ てインクの塗布が必要であることや、インクを保護するために必ず透明被覆シー ト44を積層しなくてはならない等、コストの上昇を招く。また、凸状模様45 が多色印刷の場合、塗布するインクの数が多くなり、工程が煩雑となってしまう 。 また、カード基材41の上部全面にわたって金属光沢層42を設けるているの で、金属光沢層のみが強調されてしまい、凸状模様45が目立たなくなってしま う。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするとこ ろは、カード表面に、モチーフ図柄が凸状に成形され、かつ、その部分がより立 体的に見えるように工夫されていると共に、そのカード裏面は平滑なままで、カ ード裏面の印刷等に影響することがなく、また、繰り返し使用しても破損の少な い凸状模様を有するカードを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、シートの両端部を折り曲げて二重構造を形成してなるカードで あって、該カードの片面に、光沢を有する立体図柄にてモチーフを描出してなる ことを特徴とする凸状模様を有するカードによって達成される。
【0008】
【作用】
本考案のカードは、カード片面の任意部分に、光沢層を設けると共に、この光 沢層に凸状模様を形成させることにより、モチーフ図柄が背形から浮き上がって 、より明確に識別でき、立体的視覚効果を倍増させることができる。 また、1枚のシート(カード基材)の両端部を折り曲げて、二重構造のカード とすることにより、カード基材両端部がカードの端部とならないので、カードを 繰り返し使用しても貼り合わせたカード基材両端部の磨耗が少なくて済み、剥が れにくくなる。 また、モチーフ図柄を凸状に描出するのに対応して、そのカード基材裏面は凹 状となるが、カードを二重構造にすることにより、カード裏面は平滑とすること ができる。 次に、本考案の一実施例を図面により説明する。
【0009】
【実施例】
図1は、本考案の凸状模様を有するカードの一例を示す説明図、図2は、図1 のカードのA−A′方向の断面の様子を示す説明図、図3は、図1のカードの裏 面の様子を示す説明図、図4は図1のカードを展開した状態を示す説明図である 。同図において、1はカード基材、3は凸状模様である。
【0010】 図1及び図2に示すように、このカードは、その片面の一部に、光沢を有する 立体図柄にて、モチーフ図柄のアルファベット「A」が描出されている。 よって、このカードは、カード表面に、モチーフ図柄の「A」が浮き上がって おり、更に光が当たると、その部分が光って、一層立体感が感じられるものであ る。
【0011】 また、このカードは、カードの両端部4a、4bが輪になった二重構造となっ ており、カード基材端部5aと5bは、図3に示すように、カード裏面の一部で 接触している。このようにすることにより、繰り返し使用しても、接着したカー ド基材両端部5a、5bから剥がれてくることがない。 また、カード裏面は、カード表面の凸状模様の影響を受けることなく、平滑な ままであり、裏面の写真及び文字は鮮明に識別することができる。
【0012】 次に、図1に示す凸状模様を有するカードは、例えば、次のようにして製造す る。すなわち、まず、図4に示すような、最終形状のカードの2倍の大きさに切 断したカード基材1(紙製、126×89mm、厚さ0.35mm)を用意する 。そして、最終形状のカードの表裏に合わせて、それぞれ所望のモチーフ図柄や 文字等を印刷する。例えば、カード基材に、アルファベット「A」と写真及び文 字をグラビア印刷する。
【0013】 次いで、このモチーフ図柄「A」以外の部分もしくはカード基材全面にマット 印刷をし、艶消しをする。そして、モチーフ図柄「A」の部分に光沢層を印刷す る。 光沢を付与する材質としては、UVコート(透明アクリル樹脂)等が挙げられ る。 次に、上記モチーフ図柄「A」を賦型した凸版並びに凹版を用いてカード基材 のモチーフ図柄部分を凸状に加工し、凸状模様3を形成する。すなわち、光沢層 を設けたモチーフ図柄「A」の部分にエンボス加工をして「A」を50μ厚の凸 状模様とする。
【0014】 そして、カード基材の印刷面裏側のカード端部4a、4b及びカード基材端部 5aに沿って接着剤を塗布し、カード端部4a、4bの位置で折り曲げてカード 基材端部5a、5bを接触させて接着し、63×89mmのカードとする。 接着方法は、特に限定するものではなく、接着剤や、接着テープ等による貼着 、ヒートシール等による融着、鋲等による止着等、従来行われている接着方法を 用いればよい。
【0015】 このようにして得られたカードは、前述したように、表面に、光沢を有する凸 状模様にてモチーフ図柄が描出されており、モチーフ図柄の立体感に優れ、かつ 、その両端部が輪になっており、カードの耐久性にも優れている。
【0016】 本考案に係るカード基材は、折り曲げ可能な材質のものであれば良く、例えば 、紙、パルプ等の木材由来の材質や、アルミ等の金属、ポリエチレン等の樹脂等 が挙げられ、これらは単品でも数種ラミネートするようにしてもよい。就中、紙 が好適である。 また、その厚みや大きさは、材質や、カードの仕様に合わせて適宜設定すれば よい。 また、モチーフ図柄を形成してなる凸状模様3は、適宜輪郭等の要部を細溝で 形成してもよい。 また、カード端部4a、4bの位置は、接触させるカード基材5a、5bのカ ード上の位置により適宜設定すればよい。
【0017】 また、カードの製造方法は、上記製造方法に限られるものではなく、例えば、 大量に製造する場合には、ロール状に巻き取られた連続カード基材もしくはカー ドを複数面同時に印刷できる大きさに切断されたカード基材を、回転もしくは連 続供給させながら、印刷と光沢を施し、次いで、ロータリー状の凸版で凸状模様 を所定位置に形成し、更に、切断して折り畳み、カード基材両端部を接触させ、 カード基材を貼り合わせるようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案の凸状模様を有するカードは、モチーフ図柄部分を凸状 に形成すると共に、光沢を着けることにより、モチーフ図柄をより立体的に強調 することができる。 また、本考案のカードは、カード基材を折り曲げて二重にし、二重にしたとき のカードの片面の所定図柄にのみ予め凸状模様を施しておくので、もう片面は平 滑な状態のまま保持することができる。従って、カード裏面の文字や図柄の印刷 が凹状にへこむことがなく、鮮明な状態とすることができ、識別が容易になる。 また、カード裏面に文字や絵を描きたいときにも影響することがない。 更に、カード裏面には、任意図柄部分に金箔層を塗布しておき、この金箔層を 爪でこすって図柄を表出させるような隠し絵を施したり、あるいは、カード裏面 に、香料の入ったマイクロカプセルを塗布し、これを指でこすって香りを発散さ せる仕掛けを施したりしてもよい。
【0019】 また、カード基材を折り曲げてカード基材両端部を貼り合わせる際に、出来上 がったときのカード端部からずれた位置で貼り合わせるようにしているので、カ ードを繰り返し使用しても、カード端部が剥がれることがなく、長期間使用する ことができる。 また、本考案の凸状模様を有するカードは、会員カード、メッセージカード、 ゲームカード等各種カードに用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の凸状模様を有するカードの一実施例を
示す説明図。
【図2】図1のカードのA−A´方向の断面の様子を示
す説明図。
【図3】図1のカードの裏面の様子を示す説明図。
【図4】図1のカードを展開したときの状態を示す説明
【図5】従来のカードの一例を示す説明図。
【図6】従来のカードの他の例を示す説明図。
【図7】従来のカードの他の例を示す説明図。
【図8】従来のカードの他の例を示す説明図。
【符号の説明】
1 カード基材 2 光沢層 3 凸状模様 4a、4b カード端部 5a、5b カード基材端部 6 接着部 11 カード基材 12 凸状模様 13 カード裏面凹部 21 カード基材A 22 カード基材B 23 凸状模様 31 カード基材 32 樹脂層 33 エンボス文字 41 カード基材 42 金属光沢層 43 レリーフ印刷層 44 透明被覆シート 45 凸状模様

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの両端部を折り曲げて二重構造を
    形成してなるカードであって、該カードの片面に、光沢
    を有する立体図柄にてモチーフを描出してなることを特
    徴とする凸状模様を有するカード。
JP9314292U 1992-12-25 1992-12-25 凸状模様を有するカード Expired - Lifetime JP2570273Y2 (ja)

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Cited By (3)

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