JPH06508517A - 核酸増幅生成物の定量的検出 - Google Patents

核酸増幅生成物の定量的検出

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JPH06508517A JP4511299A JP51129992A JPH06508517A JP H06508517 A JPH06508517 A JP H06508517A JP 4511299 A JP4511299 A JP 4511299A JP 51129992 A JP51129992 A JP 51129992A JP H06508517 A JPH06508517 A JP H06508517A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 核酸増幅生成物の定量的検出 本発明は、核酸増幅プロセス、特に、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)の生成物 の迅速な定量に関し、これは容易にオートメーション化されうる。
ポリメラーゼ連鎖反応は、特異的DNA配列を迅速に増幅するのに用いることが できる方法である(1)。PCHにおいて、増幅される配列(「標的」、典型的 に100〜5000bp)は、典型的に20〜30bp長さの1対のプライマー か側面に並んでいて、それらは標的の領域に対して相補的であるが互いに非相補 的である。標的を熱変性させた後に冷却することには、プライマーのアニーリン グおよび引続きのDNAポリメラーゼによる伸長を可能にする。変性/アニーリ ング/伸長の反復サイクルは、標的からの生成物DNAコピーの指数的増加を引 起こす。PCRの生成物は、通常、臭化エチジウムで染色されたアガロースゲル 上で増幅されたDNAの蛍光を可視化することによって検出され、標的配列の存 在または不存在に対する定量的回答が与えられる。
定量的検出が必要とされる検定(2,3)においてPCHの増大する使用に伴い 、最初の標的配列コピーを定量するために多数の技術が開発されてきた。開発さ れた技術としては1、ゲルからの放射性標識した生成物バンドの摘出(4,5) サザンブロッティングに続く [32Pコプローブノ・イブリダイセーションお よびオートラジオグラフィー(6,7) ドツトブロッティングおよび[32P ]プローブハイプリダイセーシヨン(8)がある。リムスタッド(R4msta d)ら(9)は、一方のプライマーがビオチン標識されていて、もう一方が32 Pて標識されているプライマ一対を用いた。PCRに続く生成物の分離は、反応 混合物を、ストレプトアビジンで被覆された後に洗浄され且つシンチレーション 計数用に再懸濁されている磁気ビーズと接触させることによって達成される。ラ ントノく一グ(Lundberg)ら(10)は、同様に、ビオチン標識された プライマーおよびストレプトアビンン被覆磁気ビーズを用いてPCR生成物を分 離し、競合的比色検定と組合わせた。これらの技術はいずれも細心の注意を要し 且つ時間がかかり、定量する時間は技術に応じて3〜24時間である。それらは 全て手動に集中しており、容易に自動化されない。
本発明の方法はこれらの問題を克服し、それは定量的データを典型的に30分以 内で迅速且つ正確に作成し、更に、多数の試料についての迅速な処理量を可能に する。方法は、分離または洗浄段階を全く必要としないし、容易にオートメーシ ョン化でき、したがって、例えば、疾患状態の大規模なスクリーニングプログラ ムでの使用に役立つ。
したがって、本発明は、試料中の特異的核酸配列を増幅し且つ定量する方法であ って、 (a)増幅される配列の多路に対する少なくとも一つのオリゴヌクレオチドプラ イマーであって、該配列鎖の一部分に対して相補的であるが互いに相補的でない 上記プライマー、 (b)ヌクレオチド供給 (c)場合により、増幅される配列の一部分に対して相補的であるがいずれのプ ライマーにも相補的でないプローブであり、(a)、(b)および(C)の内の 一つは放射性核種を含み、(d)該放射性核種に接近した場合に蛍光を発する蛍 光体を含む固体材料を用いることにより、 試薬(a)および(b)、場合により(C)をポリメラーゼ存在下で用いて、該 特異的核酸配列に基づく増幅生成物を生成し、該増幅生成物の一部分を試薬(d ’)に結合させ、そして試薬(d)によって発せられた蛍光を該特異的核酸配列 の尺度として観察することを含む上記方法を提供する。特異的核酸配列を、本明 細書中において標的とも称する。
本発明を、PCRによる核酸増幅に関して具体的に例証する。これは好ましい増 幅技術であるが、しかしなから、本発明は、他の核酸増幅技術に対して適用しつ る。このような技術としては、例えば、PCR技術で用いられるような核酸鎖を 変性するのに熱サイクラ−を用いない、欧州特許出願第EP−A−040829 5号明細書および英国特許第GB2235689号明細書に記載されたものがあ る。本発明の方法で用いることができる当該技術分野で知られている方法として は、核酸配列基剤増幅(NASBA)、鎖置換増幅(SDA)およびQ−βレプ リカーゼ増幅がある。
リガーゼ連鎖反応(LCR)は、用いることができるもう一つの増幅技術である 。LCRは、増幅される核酸の核鎖に対して2個のプライマーを用いることを必 要とし、これらは特異的配列の存在下において相補的鎖を生じるように連結され ている。
したがって、本発明は、更に、試料中の特異的核酸配列を増幅し且つ定量する方 法であって、 (a b)増幅される配列の多路に対する1対のオリゴヌクレオチドプライマー であって、プライマーの多対が互いに全配7+1鎖に対して相補的であり、1本 の鎖に必要とされる対の一方のプライマーは放射性標識によって標識され且つ対 のもう一方のプライマーは捕捉標識によって標識されている上記プライマー、( d)放射性ヌクレオチドに接近した場合に蛍光を発する蛍光体を含む固体材料 を用いることにより、 試薬(a b)をリガーゼ存在下で用いて、該特異的核酸配列に基づく増幅生成 物を生成し、該増幅生成物の一部分を試薬(d)に結合させ、そして試薬(d) によって発せられた蛍光を該特異的結合剤7+1の尺度として観察することを含 む上記方法を提供する。
試薬(d)は、放射性核種に接近した場合に蛍光を発する蛍光体を含む固体材料 である。該材料は、種々の物理的形態をとることかでき、すなわち、微量滴定プ レート若しくは他の反応容器中のウェル表面などの塊状面;またはファイバー若 しくはビーズなどの粒状面である。この目的のビーズは商業的に入手可能であり 且つシンチレーション近接検定(SPA)用ビーズとして知られている。本発明 において用いるのに適した検定用ビーズおよび方法は米国特許第4568649 号明細書に記載されている。
固体表面に含浸するかさもなければ結合するのは、放射性壊変に応答して蛍光を 発する蛍光体である。SPA技術は放射性核種の使用を必要とし、その放射線、 例えば、β粒子またはオージェ電子は表面上に固定された放射性核種だけが蛍光 を生じるような短い路長を有する。水性媒質は掃去剤として作用して溶液中の放 射性核種からの放射線を吸収し、それによってそれが蛍光を生じるのを妨げる。
したがって、SPA技術は、周囲の流体媒質中の放射性核種の存在下においてさ えも、固体表面上に吸収された放射性核種の定量を可能にする。
本発明による好ましい実施態様において、試薬(d)はその表面上に、増幅生成 物に特異的な結合剤を有する。放射性核種を含まない試薬(a)、(b)および (c)の内の一つは、試薬(d)の特異的結合剤に対して結合する捕捉標識を含 むことができる。
捕捉標識は、特異的結合剤力1111用可能である何等かの検出可能な基であっ てよい。好ましい例は、ストレプトアビジンおよび抗原/抗体組合わせが結合し ているビオチン捕捉標識である。しかしながら、捕捉標識および結合剤の他の何 等かの組合わせ、例えば、ホルモン/受容体組合わせまたは酵素/基質組合わせ を用いてもよい。他の適当な捕捉標識/結合剤は、当業者には明らかであろう。
通常、プライマーまたはプローブは5′末端が標識された捕捉であった。更に、 試薬(a)、(b)または(C)は結合剤で標識された捕捉でありうるし、そし て次に、結合剤が結合している基が、蛍光体を含む固体材料である試薬(d)に 対して結合することは明らかである。
捕捉標識/結合剤供給の多数の異なる組合わせは本発明の範囲内である。これら には下記の可能性がある。
(i)少なくとも一つのオリゴヌクレオチドプライマー(a)が捕捉標識を含み 、少な(とも一つのヌクレオチド(b)が放射性核種を含み、そして任意のプロ ーブ(C)を用いない。
(i i)少な(とも一つのオリゴヌクレオチドプライマー(a)か捕捉標識を 含み、そしてプローブ(C)は含まれ且つ放射性核種を含む。
(i i i)少なくとも一つのオリゴヌクレオチドプライマー(a)が放射性 核種を含み、少なくとも一つのヌクレオチド(b)か捕捉標識を含み、そして任 意のプローブ(C)は含まれない。
(iv)少なくとも一つのオリゴヌクレオチドプライマー(a)が放射性核種を 含み、そしてプローブ(C)は含まれ且つ捕捉標識を含む。
(V)少なくとも一つのヌクレオチド(b)か放射性核種を含み、そしてプロー ブ(c)は含まれ且つ捕捉標識を含む。
(vi)少なくとも一つのヌクレオチド(b)が捕捉標識を含み、そしてプロー ブ(C)は含まれ且つ放射性核種を含む。
本発明による方法は捕捉標識/′結合剤相互作用を用いることな〈実施すること ができるということに注目すべきである。本発明のこの態様は、核酸配J11の 正確な定量を、固体材料である試薬(d)に対する核酸増幅生成物の非特異的結 合にたよる本発明によって達成することができるという驚くべき発見に起因して いる。
放射性核種は1種類または複数のヌクレオチド(b)中に含まれることが分かる 。
増幅生成物の非特異的結合は、陽電荷を有する固体材料(d)およびそれに全体 の陰電荷を与えるDNAまたはRNAのリン酸主鎖に因ると考えられる。したが って、核酸は試薬(d)に結合するか、単独のヌクレオチドは結合しない。結合 した特異的核酸配列またはその放射性核種を含む増幅生成物は(d)中の蛍光体 に蛍光を発しさせる。
5PA−PCR検定におけるハイブリダイゼーションプローブの使用は、プライ マー二量体形成の結果として偽陽性シグナルを発生する可能性をなくし、そして 更に、PCR生成物の識別のためのビルトイン法を提供し、それによって、PC R特異性を実証する手段としてのゲル電気泳動の必要をなくする。上記の好まし い可能性(iv)を用いる場合、捕捉標識プローブ(C)を、増幅核酸vりに対 してハイブリッド形成させる前または後に、固体材料(d)に対して結合させる ことができる。同様のことが上記の可能性(11)に適用さね、そこにおいて、 放射性標識プローブ(c)を増幅生成物にハイブリッド形成する前または後に、 捕捉標識プライマーを固体材料(d)に結合させることができる。
増幅の特異性を実証する別の方法は、増幅生成物中の部位を切断する制限酵素の 使用である。この部位での切断は、正しい生成物が製造された場合、捕捉標識末 端からの距離に比例したシグナルの損失を引起こす。この実施例において、2個 のプライマーの一方のみに存在する必要がある特異的捕捉システムが必要とされ 、放射性核種はヌクレオチド中に取込まれている。
好ましい放射性核種標識はトリチウム[3H]であるが、ヨウ素已25゜もオー ジェ電子放出によって用いることかできる。かなりエネルギーをもったβ放射体 、例えば、炭素[14c =、硫黄C35S]およびリン[33P]さえも用い ることができる。放射性核種かヌクレオチド供給(b)中の1種類またはそれ以 上のヌクレオチド中に取込まれる場合、放射性標識ヌクレオチドは増幅の各サイ クルで伸長生成物中に取込まれ、したがって、多数の放射性標識が各伸長生成物 中に取込まれる。
増幅の最終サイクルが完了したら、生成物混合物の一部分と、蛍光体を含み且つ シンチレーション近接検定用ビーズの形であってよい固体材料(d)とを接触さ せる。
高エネルギー放射線放射性同位体である放射性核種、例えば、lル[32P]の 使用は、例えば、32Pからの高エネルギーβ粒子の一層長い路長がフルオルミ クロスフェアビーズからのみならず溶液中で生じたチェレンコフ放射線からも極 めて高いバックグラウンドシグナルを生じるならば不十分であることがある。
未知試料の定量は、既知数の標的核酸を用いて作成された標準曲線と比較するこ とによって実施することができる。PCR反応において、生成物かいったんプラ トー(14)に達すると、増幅は限界水準に達し、そしてより高い量の出発標的 により、この「プラトー」は低量の出発標的によるよりも少ないサイクル後に達 成される。結果として、この水準を越える定量の精度を引続き低下させる。PC Rサイクル実施回数を減少または増加させることにより、全体の増幅を変化させ ることができ、したがって、「プラトー」水準までの増幅を達成する標的コピー の最低数は、実施された検定にしたがって調整することができる。
プライマーおよびヌクレオチドの濃度の最適化についても、非特異的生成物、例 えば、プライマー「二量体」の生成(偶然にも互いに且つ標的に対してではなく アニールされた場合のプライマーの増幅)を避けるように慎重に考察された。
5PA−PCRによって偽陽性として検出されるプライマー−二量体の影響を最 小限にするために、プライマー濃度を標準的なPCR濃度1μM〜概して0゜5 μM未満、通常は0. 2μMまたは0.1μM若しくはそれ未満に減少させる ことが時々必要である。各標的のサイクル数は、最初に記載された「プラトー」 まで全標的コピーを増幅させないように慎重に最適化される。PCRサイクル数 を変更することによって同様に、標的量の全範囲を用途に応じて包含するように 検定の使用範囲を変更することは可能である。
例えば、非抽出DNA試料を用いる試料の一致性に関する問題を克服するために 、各増幅の内部対照は、既知の異なる標的を、例えば、フルオレセイン5′標識 プライマーおよび抗フルオレセイン抗体で被覆されたSPAビーズを用いて同時 増幅することによって含まれることができる。
Taqなどの熱安定DNAポリメラーゼおよびプログラム化しうる加熱ブロック の使用により、PCRは容易にオートメーション化しうる。本発明の方法は、分 離および洗浄段階が必要とされないという点で、従来報告されたPCRC微定量 法も極めて好都合である。PCRがいったん完了したら、概して、1種類の試薬 だけが必要とされへ検定用ピースは反応生成物混合物に加えることができるしま たはビーズに加えられた生成物混合物および試料の一部分は引続き計数用に用意 される。この工程は、現在入手可能な自動サンプリングおよびピペッティング装 置によって容易に取り扱うことができる。したがって、従来の定量法で可能であ るよりもはるかに短時間で結果を得ることができる。
ポリメラーゼ連鎖反応は分析方法として広範囲に応用されている(15)。定量 のための迅速で且つ信頼できる方法かいったん利用可能になると、例えば、臨床 的診断でのその有用性は大きく増大する。現在、PCRによる遺伝学的およびウ ィルス検出を疾患の進行/軽減の理解に組合わせることができるような定量的P CRが必要とされている(16.17)。
ここで示された新規の5PA−PCR法は、標的DNAの最初の量に直接的に関 係することがあるPCR生成物の迅速で且つ定量的な検出を与える。多工程で時 間がかかる、そして手動に集中している定量的PCRの他の方法とは対照的に、 この方法は2工程を用い且つ迅速である。それは、臨床的試料の大規模なスクリ ーニングのためのオートメーションに容易に役立つ。更に、ヌクレオチドが放射 性標識されている場合、取込まれた放射性標識の量は標識された分子の寸法に比 例し、そしてプライマーー二量体標識付けによるバックグラウンド「ノイズ」は 、分子当り1個の標識残基を用いる他の方法よりもはるかに有意性が少ない。
PCRに類似の他の技術、例えば、リガーゼ連鎖反応は、標的配列の指数的増幅 を与える。LCRの場合、標的は、互いに隣接してハイブリッド形成するオリゴ ヌクレオチド対(DNAの標的鎖当り1対)によって包含された、概して、全部 で約60塩基対に及ぶ配列に限定される。LCRについての十分な論評は、F。
89〜193頁、1991年1月に示されている。
SPAを用いると、LCR反応の際に生じた生成物を定量し、そして標的配列の 元のコピー数に対してそれを関連付けることが可能である。これは、後に記載し た実施例の場合と同様に、隣接するオリゴヌクレオチド(放射性標識オリゴヌク レオチド)の一方の3’ OH末端を、放射性残基、例えば、3H/35S/3 3Pで標識されたヌクレオチドで標識し、そしてビオチンまたは抗原などの特異 的捕捉標識をもう一方の隣接するオリゴヌクレオチド(捕捉オリゴヌクレオチド )の5′ P04末端に結合させることによって達成することができる。連結反 応の場合、放射性オリゴヌクレオチドは捕捉オリゴヌクレオチドに対して共有結 合して、SPAビーズ上で特異的に捕捉され且つ計数される連結反応生成物を生 成するようになる。連結反応は標的二重らせんDNAの両方の値上で起こり、し たがって、2対のオリゴヌクレオチドに対する要求およびLCRの指数性を生じ る。
もう一つの技術であるNASBAは、単一混合物中において1種類の温度で核酸 を連続増幅する簡単で且つ迅速な方法である。2種類のプライマーを用い、第一 はRNAポリメラーゼによって認識されるプロモーター配列を組込んでおり且つ 第二は第一プライマーに対する標的配列の反対側に由来する。その技術はPNA S (1990)87.1874〜8に記載されている。
PCRは、標的配列の指数的増幅をもたらし、したがって、100万倍の増幅を 可能にするのに約20サイクルを必要とする。しかしながら、NASBAでは、 RNAの10〜100コピーが各転写工程で生じるので、同等の増幅を生じるの に4〜5サイクルのみを必要とした。二本鎖核酸はNASBA並びに−氷核RN Aと一緒に用いることができるが、二本鎖鋳型は、最初に一本鎖鋳型に変換して 、その処理に適合するようにする必要かある。どちらかの(または両方の)プラ イマーは、捕捉および引続きのSPAによる検出のためにビオチニル化すること ができる。放射性標識ヌクレオチドは、核酸合成反応において用いることができ る。
SDAは制限酵素/DNAポリメラーゼシステムを用いるDNAの増幅の等温変 法である。この技術はPNAS (1992)89,392〜396に詳細に記 載されている。
二本鎖および一本鎖双方の標的DNAフラグメントはこの技術と一緒に用いるこ とかでき、そしてPCRの場合と同様に高水準の標的増幅を達成することができ る。5F)A定量検定との関係において、ビオチニル化プライマーを用いる標準 的な方法を常に用いることはできない。標識がDNA生成物中に組込まれたシス テムを用いる必要がある。これは、放射性標識ヌクレオチドおよび捕捉ハイブリ ダイモーション法、または放射性標識および捕捉標識ヌクレオチド、或いは放射 性標識ヌクレオチドと全DNA捕捉との使用を必要とすることがある。
Q−βレプリカーゼ増幅は組換えRNA分子を指数的に増幅させる酵素Q−βレ プリカーゼの能力に依る。この技術は、PCRの場合と同様に、標的配列よりも むしろプローブ配列を指数的に増幅する。
Q−βレプリカーゼの研究により、極めて特異的な一本鎖RNAは相補的−氷核 生成物の合成のための鋳型として役立つことが分かっている。鎖合成に続いて、 鋳型および生成物が複製複合体から遊離した後、双方の鎖は次の複製過程に利用 可能であり、したがって、RNA鎖の数は指数的に増大しつる。その技術は、N ucleic Ac1ds Re5earch (1986)、14 (14) 。
5591〜5603に詳細に記載されている。Q−βレプリカーゼ増幅のSPA 定量化において、プライマーは増幅生成物中に取込まれない。したがって、プラ イマーは放射性核種も捕捉標識も含まない。
本発明を以下の実施例で更に例証する。
実施例1 嚢胞性繊維症遺伝子に隣接するマーカー領域の標的コピーの定量。
386bp領域を、プライマー(13)1.5′ビオチンAAT GCA AC A ATT CACCCA ATr GCT CA 3’2、 5’ GGT  TAG GTCAGA GAA CAA AGCAAA Tr 3’を用いて増 幅させた。
プライマーは、メトプローブ(Medprobe)、オス口、ノルウェイから入 手した。ビオチニル化プライマーはメトプローブによってHPLC精製された。
PCRを、以下の最適化試薬濃度、10mM)リスHCI、pH9,0,50、 領 1HMプライマーおよびTaq150μlミックス2単位を用いて実施した 。
試薬は、シグマ(S i gma) 、プーμ、英国からであり、3HTTPお よびTaqはアマ−ジャム(Ame r s h am) 、英国からであった 。上記を2゜5ml製造して(「マスター混合物J)PCR混合物を標準化した 。ヒトゲノムDNAを0〜20ng/μl含有する溶液5μlを500μlのエ ツペンドルフ試験管中にいワへマスター混合物45μlを加えた。次に、溶液に 軽質鉱油(シグマ)2滴を」し、そしてバイオメトラ・トリオ・サーモブロック (Biometra Trio 丁hermoblock) (バイオメトラ、 メートストン、ケント州、英国)を用いて熱サイクルを実施した。
最初の変性は95℃で30秒間の後に、55℃で2分間、72℃で3分間、続い て95℃で30秒間を40サイクル行なった。55℃で2分間に続いて72℃で 10分間の最終の伸長は最後のサイクル後に実施された。
増幅後、反応混合物25μlを取出し、そして50 m M N a 2 E  D T ApH7の500μl中の最適化されたストレプトアビジン被覆ポリビ ニルトルエンSPAビーズ(0,25mg)25μmに対して加えた。混合物を 、それ以上インキュベーションすることなく、0〜999の窓付きのLKBラッ クベータ(Rackbeta)1209シンチレーシヨンカウンターで15秒間 計数した。
結果を図1に示す。
実施例2 遺伝子の268bp領域の増幅によるヒトβ−グロビン遺伝子の定量。
β−グロビン遺伝子の268bp標的を、プライマーPCO4およびGH20( ンータス・コーポレーション(Cetus Corp、)、エメリービル、カリ フォルニア、米国)と、5′末端がビオチニル化されたPCO4プライマーとを 一緒に用いて増幅させた。
PC045′ビオチンCAA CTT CAT CCA CGT TCA CC 3’GH205’G^^GAG CCA AGG ACA GGT AC3’プ ライマーは、アプライド・バイオシステムズ・PCRメイト・オリゴヌクレオチ ド・シンセサイザー(Applied Biosystems PCR−Mat e Oljgonucleotide 5ynthesiser)を用いて合成 された。5′ ビオチンを、ビオチンホスホルアミダイト(アマーシャ幻を用い て導入した。
PCRおよび分析のための条件は、35サイクルの増幅を0.05μM濃度のプ ライマーを用いて実施すること以外は実施例1の場合と同様である。
結果を図2に示す。
β−グロビンの標的コピーの定量は、5PA−PCRを用いて再度達成しつる。
精度は実施例1で見出されたのと同様である。実施例2で測定された放射能は、 実施例1の場合と比較して〈50%であり、それは(i)標的配列が一層短く、 したがって、一層少ない”HTTPが生成物分子ごとに取込まれるし、(i i )ビオチニル化プライマーが精製されていないので、若干の非ビオチニル化プラ イマーが存在してPCRを開始させるがSPAビーズに対して引続き結合するこ とはないためである。
実施例3 HIVI p24遺伝子を含むプラスミドpGEMEXからのp24遺伝子の定 量。
DNAの連続希釈17500コピー15μl〜1.75コピー15μlを調製し 、PCR混合物45μmを加えた。PCRは、プライマー濃度0. 2μMおよ び2単位のTAQを用いる40サイクルPCRであること以外は実施例1と同様 に実施した。用いられたプライマーは、HIV−1のp24遺伝子の300bp 領域を増幅する 5′ ビオチニル化S K 39 、 TIT GGT CCT TGT CT r ATG TCCAGA ATGおよびS K 145 、 AGT GGG  GGG ACA TCA AGCAGCCAT GCA AATてあった。
結果を図3に示す。
各点は三重反復試験試料の平均+/−3EMを示す。標的コピーと3H計数との 関係を、示した線によって表わす。最も適合した線のr値は0.998である。
実施例4 プラスミドの500bp領域の増幅およびビオチニル化ハイブリダイゼーション プローブとのハイブリダイゼーションによるプラスミドPAT153のコピーの ズ辷−■【イヒ。
500bp標的を、以下に与えたプライマーを用いて増幅した。
1、 5’ GCG CTCATCGTCATCCTCGG 3’2、 5’  GAG GCCGTr GAG CACCGCCG 3’プライマーは、アプラ イド・バイオシステムズ・PCRメイト・オリゴヌクレオチド・シンセサイザー を用いて合成し、そしてオリゴヌクレオチド・ピュアリフィケーション・カート リッジ(OligonucleotidePurification Cart ridges)(アプライド・バイオシステムズ)を用いて製造者のプロトコル にしたがって精製した。
PCRを実施例1の場合と同様に実施した。
増幅後、PCR生成物のアリコート25μmを取出し、変性させ、そしてハイブ リッド形成させて、5′末端がビオチニル化された第三のオリゴヌクレオチドプ ローブにした。試料を1μMオリゴ(3)の存在下において95℃で5分間加熱 し、そして室温まで冷却させた。この25マー生成物の配列は5oobp標的領 域中にあるが、それはプライマー配列と重ならない。配711を以下に与える。
3.5′ ビオチンTAG AGG ATCCACAGG ACG GGT G TG G 3’プローブは、プライマー(1)および(2)の場合と同様に合成 し且つ精製した。ビオチンホスホルアミダイト(アマ−ジャム)を用いてビオチ ン基を5′末端上に導入した。
ハイブリダイモーション後、100 mM M g CI 2中のストレプトア ビジン被覆ポリビニルトルエンSPAビーズ(最終濃度2mg/m1)500μ lを加え、そして0〜999窓付きラックベータ1209シンチレーションカウ ンターで試料を20秒間計数した。
結果を図4に示す。
定量化は広範囲のコピーに関して、すなわち、2.6xlO3〜最大2.6X1 07コピーまで達成された。第三のオリゴアプローチを用いて得られた計数は、 前の二つの実施例の場合よりも低い。おそら(、これは、PCR生成物の半分だ けがこの方法を用いて計数されているという事実による。これは、PCR生成物 の第二鎖に対して相補的であるが第一プローブに対して相補的でない第二のハイ ブリダイモーションプローブの使用によって訂正することができた。
上記に概説したハイブリッド形成法の変法は、ビオチニル化プライマーを用いて PCR生成物を生じさせ、そして増幅させた後に、変性PCR生成物の一部分に 対して放射性標識オリゴヌクレオチドプローブをハイブリッド形成させた。
実施例5 特異的RNAの標的コピーの定量。合成ジエネアンブリマー(GeneAmp  l ime r)pAW109 RNA (パーキン・エルマー(Perkin −Elmer)N808−0037)を、下記のプライマ一対を用いて増幅させ た。
DM151(上流) 5−ビオチンGTCTCT GAA TCA GAA ATCCTT CTA  TC−3’D〜1152 (下流) 5−ビオチ:/ CAT GTCAAA TrT CACTGCTTCATCC −3’このプライマ一対は、I)AW109 RNAのRNA−PCR増幅後に 308塩基対の生成物を生じる。
プライマーは、ABI PCRメイトオリゴヌクレオチドシンセサイザーを用い て自家合成した。5′ ビオチンを、ビオチンホスホルアミダイト(アマ−ジャ ム)を用いて導入した。
プライマーをABI OPCカートリッジで製造者のプロトコルにしたがって精 製した。精製されたオリゴヌクレオチドを滅菌蒸留水中に最終濃度50μMで再 懸濁させた。−20℃で貯蔵した。
RNA−PCRを、pAW109鋳型のアリコート2μlに対して加えられた下 記の試薬、すなわち、10mMトリスHCI、pH9,0,50mM KCI。
写酵素(アマージャムRAV−2バッチ(Batch)3001)10単位を用 いて実施した。最終容量を発熱物質不含水で20μlに調整し、そして混合物を 42℃で30分間インキュベートした後氷上に置いた。次に、下記の試薬、すな わち、10mM)リスHCL pH9,0150mM KCL 1.5mMM1 51およびTaqポリメラーゼ(アマ−ジャム)2単位を加えることによって容 量を100μlに調整し、そして混合物を、滅菌蒸留水を加えることによって最 終容量100μlに調整した。現在は、PCRに必要な完全な試薬セットがあっ た。試薬は全てシグマ、プーμ、英国からであり、3HTTPはアマ−ジャム( TRK576)によって供給された。
反応混合物に、軽質鉱油2滴を上層し、続いて、実施例1の場合と同一の増幅パ ラメーターを用いて50サイクルを越えるPCRを行なった。
増幅後、反応混合物50μmを取出し、そして50mM Na2EDTA pH 7,0中0.5mg/mlのストレプトアビジン被覆ポリビニルトルエンSPA ビーズ500μIに対して加えた。この検定用混合物を、それ以上インキュベー ションすることなく、0〜999窓付きLKBラックベータ1209シンチレー ションカウンターで20秒間計数した。更に、19種類の各試料からの残余50 μlを取出し、そして臭化エチジウム0.5μg/mlで染色された1%アガロ ースゲル上で分析した。
結果を図5に示す。
したがって、RNA標的コピー数の定量は5PA−PCRを用いて達成するこP CR生成物の捕捉のための抗原−抗体法を用いる、嚢胞性繊維症遺伝子に隣接す るマーカー領域の標的コピーの定量。
386bp領域を、実施例1で与えられたプライマーを用いて増幅させた。プラ イマーはビオチニル化されなかったし、そしてアプライド・バイオシステムズ・ PCRメイトオリゴヌクレオチドシンセサイザーを用いて合成され且つピュアリ フィケーション・カートリッジ(アプライド・バイオシステムズ)を用いて製ジ ャム、英国;ICi/ミリモル)および10μMフルオレセインdUTPを用い ること以外は実施例1の場合と同様に実施した。
増幅後、PDR生成物のアリコート30μlを各試験管から取出した。試料を、 1xリン酸緩衝溶液(フロー・ラボラトリーズ()”lowLabotator ies)、アービング、スコツトランド)170μlおよびPBS中で1 :  2500に希釈されたヒツジ抗フルオレセイン抗体(アマ−ジャム)100μm と一緒に室温で2時間インキュベートした。シンチレーション近接検定用抗ヒツ ジ試薬(アマ−ジャム)はPB850mlを用いて再構成され、音波処理済みニ シン精子DNAを加えて最終濃度50μgDNA/100μlのバックグラウン ドを減少させるためのビーズ懸濁液を生成した。ピース溶液100μlを各試料 に対して加えた。試料をオービタルシェーカー上において室温で3時間混合した 後、0〜999の窓開放LKB1209シンチレーションカウンターでそれぞれ 20秒間計数した。
結果を図6に示す。
したがって、標的コピーの定量は、捕捉標識が抗原であり且つ結合剤がその抗原 に対する抗体である5PA−PCR検定を用いて達成しつる。この実施例におい て、定量は125〜5000コピーの範囲で達成された。
実施例7 LCRを用いる野生型β−グロビン遺伝子(錐状赤血球アレレ)の定量。
領域を下記の組のオリゴヌクレオチドを用いて増幅させた。
1.5゛−ビオチンGTCATG GTG CACCTG ACT CCT G A −3’2、5’−1:’、tチ:/ CTGCAGT AACGGCAGA  CTT CTCCT −3’3、 5’ G GAG AAG TCT GC CGTT ACT GCC−3’4、 5’−CAGGAGTCAGGTGCA CCATGGT−3’オリゴヌクレオチド数が、 1、野生型である場合、アンチセンス鎖捕捉オリゴヌクレオチド。
2、野生型である場合、センス鎖捕捉オリゴヌクレオチド。
3、野生型である場合、アンチセンス鎖放射性標識オリゴヌクレオチド。
4、野生型である場合、センス鎖放射性標識オリゴヌクレオチド。
オリゴヌクレオチドは全て、ABI PCRメイトオリゴヌクレオチドシンセサ イザーを用いて自家合成した。オリゴヌクレオチドを、逆相HPLCを用いて精 製し、50μMで再懸濁させ、そして−20℃で貯蔵した。
3HTTP (TRK576、アマ−ジャム)1mCiパックを窒素下で乾燥さ 也そして滅菌蒸留水100μl中に再懸濁させた。これを以下に概説した反応混 合物中で用いた。
2種類の放射性標識オリゴヌクレオチド(3および4)の精製後標識付は反応は 以下の通りであった。各オリゴヌクレオチド(1250ピコモルの3’ OH末 端に対応する)25μlを、3HTTP溶液(−5000ピコモル、−0,5m C13H)50μl、5mM ddTTP (−1250ピコモル、ファーマシ ア(Pharmacia))1.25μl、5倍ターミナルトランスフェラーゼ 酵素(アマ−ジャム)20μlおよびターミナルトランスフェラーゼ酵素(アマ ーシャ幻 (10単位)5μlに対して加えた。最終容量は滅菌蒸留水を用いて 100μlに調整した。反応混合物を37℃で2時間インキュベートした。取込 み効率は約25%であって、比活性は放射性標識オリゴヌクレオチド30Ci/ ミリモルであった。放射性標識オリゴヌクレオチドの最終濃度は12.5μMで あった。
LCR検定ごとに以下の試薬条件、すなわち、0.1μMオリゴヌクレオチド1 /2/3/4.20mMトリスHCLSpH7,6,25mM酢酸カリウム、1 0mM酢酸マグネシウム、10mMジチオトレイトール、0.6mM NADお よび0.1%トリトン(Tr i ton)X−100、Taqリガーゼ酵素( アンプリガーゼ(Ampligase)、カンビオ(Camb to))10単 位並びに正常の非鎌状赤血球個体からの希釈血液DNA5μlを用いた。最終容 量は50μlであった。反応混合物に軽質鉱油2滴を上層し、試験管をバイオメ トラ・トリオ熱サイクラー上に装填した。サイクリングパラメーターは以下、す なわち、95℃で1分間、65℃で4分間であった。これを20サイクルまたは 35サイクル繰り返した。
サイクリングの後、各試料のアリコート25μlを取出し、そして50mMN  a 2 E D T Aおよび200mM NaOHの存在下において4mg/ mlのポリビニルトルエンストレプトアビジン被覆S P Aビーズ500μl に対して加えた。この混合物を、それ以上インキュベーションすることなく、0 〜999窓付きLKBラックベータ1209シンチレーションカウンターで20 秒間計数した。
結果を図7および8に示す。検定されたDNA希釈の範囲を越えるLCRが生じ ており、SPA計数は再現性があり且つ定量的である。この試験システムにおい て、35サイクルでは明白な「プラトー」効果が引起こされ(図7)、更に低い サイクル数では、標的の最初のコピー数に応して、はぼ直線的なシグナル増加が 見込まれる(図8)。これは、PCR反応の際に観察された「プラトー」と同様 であり、それ以上に定量の精度を減少させる。
実施例8 SPAビーズによって示されたDNA結合性を用いる、嚢胞性繊維症遺伝子に隣 接するマーカー領域の標的コピーの定量。
PCRは、プライマーをビオチニル化しなかったこと以外は実施例1の場合と同 様に実施した。
増幅後、PCR生成物のアリコート30μlを各試験管から取出した。シンチレ ーショ/近接検定用試薬(lxPBs中のケイ酸イットリウムフルオミクロスフ ェア(アマ−ジャム、英国))500μlをケイ酸イットリウムフルオミクロス フェア1mg1500μl (緩衝液)濃度で各試料に対して加えた。試料をオ ービタルシェーカー上において室温で3時間インキュベートした後、0〜999 の窓開放LKB1209/ンチレーンヨンカウンターでそれぞれ20秒間計数し た。
結果を図9に示す。
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Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.試料中の特異的核酸配列を増幅し且つ定量する方法であって、(a)増幅さ れる配列の各鎖に対する少なくとも一つのオリゴヌクレオチドプライマーであっ て、該配列鎖の一部分に対して相補的であるが互いに相補的でない上記プライマ ー (b)ヌクレオチド供給 (c)場合により、増幅される配列の一部分に対して相補的であるが、いずれの プライマーに対しても相補的でないプローブであり、(a)、(b)および(c )の内の一つは放射性核種を含み、(d)該放射性核種に接近した場合に蛍光を 発する蛍光体を含む固体材料を用いることにより、 試薬(a)および(b)、場合により(c)をポリメラーゼ存在下において用い て、該特異的核酸配列に基づく増幅生成物を生成し、該増幅生成物の一部分を試 薬(d)に対して結合させ、そして試薬(d)によって発せられた蛍光を該特異 的核酸配列の尺度として観察することを含む上記方法。
  2. 2.特異的核酸配列をポリメラーゼ連鎖反応技術によって増幅させる請求項1に 記載の方法。
  3. 3.試薬(d)がその表面上に、増幅生成物に特異的な結合剤を有する請求項1 または請求項2に記載の方法。
  4. 4.放射性核種を含まない試薬(a)、(b)および(c)の内の一つが、試薬 (d)に特異的な結合剤に対して結合する捕捉標識を含む請求項3に記載の方法 。
  5. 5.少なくとも一つのオリゴヌクレオチドプライマー(a)が捕捉標識を含み、 少なくとも一つのヌクレオチド(b)が放射性核種を含み、そして任意のプロー ブ(c)を用いない請求項4に記載の方法。
  6. 6.プローブ(c)が捕捉標識を含む請求項4に記載の方法。
  7. 7.捕捉標識がビオチンであり且つ結合剤がストレプトアビジンである請求項4 〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 8.捕捉標識が抗原であり且つ結合剤がその抗原に対する抗体である請求項4〜 6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 9.増幅生成物が試薬(d)に対して非特異的方法で結合する請求項1または請 求項2に記載の方法。
  10. 10.放射性核種が、トリチウム[3H]、ヨウ素[125I]、炭素[14C ]、硫黄[35S]およびリン[33P]から選択される請求項1〜8のいずれ か1項に記載の方法。
  11. 11.試料中の特異的核酸配列を増幅し且つ定量する方法であって、(ab)増 幅される配列の各鎖に対する1対のオリゴヌクレオチドプライマーであって、プ ライマーの各対が互いに、増幅される全配列鎖に対して相補的であり、1本の鎖 に必要とされる対の一方のプライマーは放射性標識で標識され且つ対のもう一方 のプライマーは捕捉標識で標識されている上記プライマー、(d)放射性ヌクレ オチドに接近した場合に蛍光を発する蛍光体を含む固体材料 を用いることにより、 試薬(ab)をリガーゼ存在下において用いて、該特異的核酸配列に基づく増幅 生成物を生成し、該増幅生成物の一部分を試薬(d)に結合させ、そして試薬( d)によって発せられた蛍光を該特異的核酸配列の尺度として観察することを含 む上記方法。
  12. 12.最初に存在する特異的核酸配列のコピー数を、既知のコピー数の特異的配 列を含む試料を用いて作成された標準曲線との関係によって推定する請求項1〜 11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 13.増幅の程度を、増幅生成物濃度がプラトー領域より下の標準曲線の領域の 範囲内にあるように調整する請求項12に記載の方法。
  14. 14.固体材料(d)がシンチレーション近接検定用ビーズの形である請求項1 〜13のいずれか1項に記載の方法。
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