JPH06508423A - ベルト構造体、ベルト構造体とプーリの組み合せ体、及びそれらの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ベルト構造体、ベルト構造体とブーりの組み合せ体、及びそれらの製造方法 １血豆１ 本発明は、新規な無端伝動ベルト構造体及びそのようなベルト構造体と回転自在 ブーりとの組み合せ体、並びにそれらの製造方法に関する。

１丘宜１ 対向した両側縁を有し、各々、複数の長平方向に延長を画定する、互いに対向し た内側表面と外側表面を有する無端伝動ベルト構造体と、作動中鎖ベルト構造体 の内側表面又は外側表面の溝及び突部の対応する部分と順次に噛合していく複数 の長手方向に延長し交互に離隔された同じ形状の突部と溝を画定するリブ付外周 表面を有する回転自在ブーりとの組み合せ体は周知である。該ベルト構造体は、 その対向した内側表面の溝の基部と外側表面の溝の基部との間に所定の厚みを有 し、内側表面及び外側表面の溝の深さは、はぼ２．４ｍｍ以上である。この種の ベルト構造体は、例えば米国特許第４，７７３゜８９５号に開示されている。

１１匹！ｊ 本発明の１つの特徴は、内側表面及び外側表面の溝の深さがほぼ２．４ｍｍ以上 である従来のベルト構造体に随伴する多くの問題、屯の幾つかを克服するような 態様でブーりのリブ付外周表面と協同するリブ付内側表面及びリブ付外側表面を 有する新規な無端伝動ベルト構造体を提供するととである。

片面リブ付ベルト構造体の標準的リブ輪郭で形成された従来の両面リブ付ベルト 構造体は、その厚さが大きくなるので、それと組合せて使用されるブーりが、片 面リブ付ベルト構造体に組み合わせて通常用いられるものと同様の慣用の直径を 有するものである場合、両面リブ付ベルト構造体の屈曲寿命が短縮されてしまう ことが判明した。

本発明の教示によれば、ベルトの内外両面のリブの高さを低くすることができ、 それによって得られたベルト構造体は、慣用の直径のブーりと組み合わせて使用 しても従来周知の両面リブ付ベルト構造体に比べて屈曲寿命を延長することがで きることが認められた。

例えば、本発明の一実施例によれば、対向した両側縁を有し、各々、複数の長平 方向に延長し交互に離隔された同じ形状の突部（即ち、リブ）と溝を画定する互 いに対向した内側表面と外側表面を有する無端伝動ベルト構造体と、作動中鎖ベ ルト構造体の内側表面又は外側表面の溝及び突部の一部分と順次に噛合してい（ 複数の長平方向に延長し交互に離隔された同じ形状の突部と溝を画定するリブ付 外周表面を有する回転自在ブーりとの組み合せ体であって、該ベルト構造体はそ の対向した内側表面の溝の基部と外側表面の溝の基部との間に所定の厚みを有し 、該ベルト構造体の内側表面及び外側表面の溝の深さは、片面だけをブーりのリ ブ付外周表面に噛合するようになされた在来のベルト構造体の溝の深さであるほ ぼ２．４ｍｍより相当に浅くされていることを特徴とする組み合わせ体が提供さ れる。

従って、本発明の目的は、上述した、又は後述する本発明の新規な特徴の１つ又 はそれ以上を有する、無端伝動ベルト構造体と回転自在のブーりとの新規な組み 合せ体を提供することである。

本発明の他の目的は、そのような組み合わせ体を製造する方法であって、上述し た、又は後述する本発明の新規な特徴の１つ又はそれ以上を有する方法を提供す ることである。

本発明の他の目的は、上述した、又は後述する本発明の新規な特徴の１つ又はそ れ以上を有する新規な無端伝動ベルト構造体を提供することである。

本発明の他の目的は、そのような無端伝動ベルト構造体組み合せ体を製造する方 法であって、上述した、又は後述する本発明の新規な特徴の１つ又はそれ以上を 有する方法を提供することである。

図面の簡単な説明 本発明の特徴及びその技術的利、６．は、以下の好ましい実施例の説明、並びに 特許請求の範囲及び添付図から理解されよう。

図１は、従来周知のベルト構造体を用いた自動車エンジンの斜め正面からみた部 分透視図である。

図２は、図１の自動車エンジンの真直ぐ正面がらみた図である。

図３は、特定の内燃エンジンのために配置されたプーリに組み合わせた本発明の 新規なベルト構造体を示す概略図である。

図４は、本発明のベルト構造体の一部断面による部分透視図である。

図５は、図３の組み合わせ体のブーりのリブ付表面い係合した図４のベルト構造 体の拡大部分断面図であり、本発明の新規な組み合わせ体を示す。

図６は、図４のベルト構造体を成形ドラム上で形成する態様を示す部分断面図で ある。

図７は、図４と同様の図であり、本発明の別の実施例のベルト構造体を示す。

図８は、図７の線８−８に沿ってみた拡大部分断面図である。

図９は、図４と同様の図であり、本発明の更に別の実施例のベルト構造体を示す 。

図１０は、図９の線１０−１０に沿ってみた拡大部分断面図である。

図１１は１図９の線１１−１１に沿ってみた拡大部分断面図である。

日を　するための　ましい態 本発明のいろいろな特徴は、ここでは、特に、内燃エンジンのブーりに使用する ためのベルト構造体を構成するのに適用されたものとして例示し、説明するが、 本発明の各特徴は、所望に応じて他の形式の装置のためのベルト構造体を構成す るために単独で又は組み合せて用いることができることは明らかであろう。

従って、添付図は、単に、本発明の広範囲に亙る用途の１つを例示するためのも のであるから、本発明は、添付図に示された実施例のみに限定されるべきもので はない。

図１及び２を参照すると、示されており、自動車の内燃エンジン２０と、該エン ジンの以下に述べる複数の被動アクセサリ−を駆動するための無端伝動ベルト構 造体２１が示されている。例えば、米国特許第４．７８４゜６３１号に記載され ているような周知の態様でベルト構造体２１に張力を与えるためにベルト引張器 ２２が用いられる。

ベルト構造体２１は、主としてポリマー材で製造され、斯界において慣用の内容 のポリエステル製の荷重担持コードを有するものであり、互いに対向した平坦な 側縁２５．２６と、それらの間に延長した内側表面２３及び外側表面２４を有し 、内側表面２３及び外側表面２４は、いずれも、両側縁２５と２６の間に長手方 向に延長し交互に離隔された複数の同じ形状の突部即ち、リブと溝を有するリブ 付表面である。この種の両面リブ付ベルト構造体は、例えば、米国特許第４，７ ７３，８９５号に開示されている。

ベルト構造体２１は、周知の態様でエンジン２ｏのクランク軸に連結された駆動 綱車又はプーリ２７によって図１に矢印２１′で示される方向に駆動される。駆 動プーリ２７は、無端経路に沿ってベルト構造体２１を駆動し、それによって、 このエンジン２０を用いる自動車（図示せず）のパワステのプーリ２８、エンジ ンの水ポンプのプーリ２９、エンジン２０に公害防止のために用いられる空気ポ ンプのプーリ２９、エンジンの交流発電機３２のプーリ３１．及びこのエンジン ２０を用いる自動車の空調系統の圧縮機３４のプーリ３３を駆動する。

各プーリ２７，２８，３０，３１．３３は、周知の態様でベルト構造体２１のリ ブ付内側表面２３に駆動関係に噛合するリブ付外周表面３５を有している。リブ 付外周表面３５は、作動中ベルト構造体２１の内側表面２３の溝及び突部の一部 分と順次に噛合していく複数の長平方向に延長し交互に離隔された同じ形状の溝 と突部を画定する。

しかしながら、プーリ２９の外周面３６には、ベルト構造体２１の内側表面では なく外側表面２４が駆動関係に圧接する。プーリ２９の外周面３６は、上述した プーリ２７，２８，３０，３１．３３のリブ付外周表面３５の場合と同様に、ベ ルト構造体２１の外側表面２４と協同するリブ付表面としてもよ（、あるいは、 平滑なままであってもよい。プーリ２９の外周面３６は、平滑な表面であっても 、周知の態様でベルト構造体２１の外側表面２４を圧接させることによってスリ ップを起すことなく駆動される。

図１及び２は従来技術を示すものであるが、図３を参照すると、本発明の一実施 例による組み合わせ体４０が示されている。組み合わせ体４０は、クランク軸駆 動プーリ４２、引張プーリ４３、パワステ用プーリ４４、交流発電機用プーリ４ ５、空調用プーリ４６及び遊びプーリ４７の周りに架は渡された本発明のベルト 構造体４１含む。図３にみられるように、ベルト構造体４１の内側表面４８は、 プーリ４２，４５．４６に駆動又は被動関係にあり、ベルト構造体４１の外側表 面４９は、引張プーリ４３．パワステ用プーリ４４、遊びプーリ４７に対して駆 動関係にある。

図４及び５に明示されているように、本発明のベルト構造体４１は、互いに対向 した平行な側縁５０，５１を有し、ポリマー材製クッション５３と、コード５４ から成る中間抗張部５２を有する。内側表面４８は、抗張部５２の一方の面５６ に固着されたベルト構造体４１の圧縮部５５によって画定され、ベルト構造体４ １の外側表面４９は、抗張部５２の他方の面５８に固着されたベルト構造体４１ の圧縮部５７によって画定される。

本発明のベルト構造体４１を製造する素材は、周知の適当なポリマー材であって よいが、本発明のベルト構造体４１の各層には、圧縮部５５及び５７に関連して 図５に示されているように例えば繊維材５９等の補強材を設けることができる。

そのような補強材は、圧縮部５５及び５７に繊維材５９が埋設されている、いな いに拘らず、所望に応じて抗張部５２のクッション５３内にも設けることができ る。

本発明のベルト構造体４１の一実施例においては、抗張部５２のクッション５３ 内に例えば周知のスティフレックス（ｓｔｉｆｆｌｅｘ）材のような約５ｐｈｒ の補強材を包含させることができ、そのクッション５３をベルト構造体の円周方 向に敷設し、圧縮部５５及び５７を、クッション５３は、横断方向の強度が非常 に小さく、ベルト構造体の組み立て（積層）中伸長し易いので、横断方向には敷 設しにくいからである。

いずれにしても、圧縮部５５及び５７は、複数の長手方向に延長し交互に離隔さ れた同じ形状の突部（即ち、リブ）６０と溝６１を画定する、互いに対向した内 側表面４８及び外側表面４９を有する。図に示されるように、多溝６１は、円弧 状の基部６２を有し、各突部６ｏは、平坦な頂部表面６３と１対の互いに対向し 収斂する側壁６４．６５を有している。

図５にみられるように、本発明のベルト構造体４１は総厚みＴを有し、溝６１は 、ピッチＰ、深さＤを有する。圧縮部５５の溝６１の基部６２は、圧縮部５７の 溝６１の基部６２から距離Ｍだけ離隔されている。距離Ｍは、基部６２と６２の 間の厚さであるから、ここでは基部間厚さともいう。

図５に符号７０で示されているブーりは、図３に示された組み合わせ体４０のプ ーリ４２〜４７の内の任意のものであってよく、作動中ベルト構造体４１の溝６ １及び突部６０に順次に噛合していく複数の長平方向に延長し交互に離隔された 同じ形状の突部７３と溝７４を画定するリブ付外周表面７１を有する。図５では 、表面７１は、ベルト構造体４１の外側表面４９に噛合したところが示されてい るが、ベルト構造体の内側表面４８にも同様な態様で噛合することができる。

先に述べたように、組み合わせ体４０のプーリ４２〜４７ば、ベルト構造体に噛 合するように形成された突部７３及び溝７４を有しており、その溝７４の深さＤ はほぼ２．４ｍｍ以上であり、例えば、上述した米国特許第４．７７３’、８９ ５号に開示されている例では、２．８ｍｍである。

これに対して、先に述べたように、本発明の教示によれば、ベルト構造体４１の 溝６１の深さＤを従来周知のベルト構造体の溝のほぼ２．４ｍｍの深さより相当 に浅くしても、プーリ４２〜４７の突部７３及び溝７４に噛合して機能すること ができ、しかも、本発明のものと同じ材料で製造され、同じ基部間厚さＭを有す るが、溝の深さＤが２．４ｍｍ以上である同様のベルト構造体に比べて寿命が長 くなることが判明した。ベルト構造体４１の溝６１の深さを相当に浅くすること により、ベルト構造体４１が図３に示されるようにプーリ４２〜４７によって画 定される経路に沿って走行するとき相当な屈曲作用を受ける場合であっても、プ ーリ４２〜４７の直径を変更する必要がない。

より特定的にいえば、ベルト構造体４１の基部間厚さＭを、２．４ｍｍ以上の溝 の深さを有する従来周知のベルト構造体の基部間厚さＭと実質的に同じにしたま ま、溝６１の深さＤをほぼ２．０ｍｍとすることができることが判明した。

例えば本発明の一実施例においては、ベルト構造体４１の総厚みＴをほぼ６．８ ２ｍｍ、溝６１のピッチＰを約３．５６ｍｍとしたまま、溝の深さＤをほぼ２． ０ｍｍとし、基部間厚さＭをほぼ２．８２ｍｍとする。

更に、プーリ７０の各突部７３の尖端７５の最小限の曲率がほぼ０．３ｍｍであ る場合、ベルト構造体４１の多溝６１の基部６２の最大限の曲率半径をほぼ０． ３ｍｍとし、それによって、ベルト構造体４１の溝６１の基部６２が、プーリ７ ０の各突部７３の尖端７５に決して接触することがないようにし、もって、ベル ト構造体のいわゆる「リブ割れ」を防止し、ベルト構造体の横断方向の剛性を高 める。この構成は、ベルト構造体の中立軸線であるコード５４とリブ（突部）６ ０の根元（即ち、溝６１の基部６２）との間に最大限の厚さを維持するために谷 溝６１の基部６２の曲率半径を最大限にすることによって得られる。

本発明のベルト構造体４１のこのような具体例では、全長的１７０２．４ｍｍ、 幅約２１．３２ｍｍとし、各表面４８．４９に６つの突部６０が形成されている 。この特定のベルト構造体４１は、プーリ４２，４７，４６．４５．４４及び４ ３の実効直径がそれぞれ約１７７゜０ｍｍ、８１．５ｍｍ、１１０．０ｍｍ、５ ７．０ｍｍ、１５４．２ｍｍ及び８１．５ｍｍである図３の組み合わせ体に用い られる。

本発明の一実施例に関連して先に特定の寸法例を挙げたが、そのような寸法は本 発明の特徴を限定するものではな（、必要に応じて他の適当な寸法を用いること ができることは明らかであろう。

本発明のベルト構造体４１は、図６に参照番号６ｏで示された装置及び方法によ って製造することができる。

装置８０は　金属製の成形ドラム８１を有する。図６に示されるように、周知の 態様でこのドラム８１の外周表面８２に当接させて環状のポリマー材層５５°の 内側表面４８゛を被せる。次いで、クッション材層５３゛を環状ポリマー材層５ ５′の上に載せ、その上にコード５４′を巻装する。次いで、このコード５４° の上に別の環状ポリマー材層５７′を被せる。次いで、これらの層５５°、５３ ’　、５４°及び５７゛を、例えば層５７′の外周に巻きつけた可撓性膜８３に 蒸気と圧力を付与することによってドラム８１の外周表面に向けて圧縮させ、そ れによって、得られたベルトスリーブを形成し、硬化させる。このように複数の 材料層を成形ドラムに被せて圧縮させることによりベルトスリーブを形成する方 法自体は、斯界にいおいて周知である。

次に、個々のベルト構造体４１を得るためにこのベルトスリーブを切断し、図４ 及び５に示されるようにリング付表面４８．４９を得るために表面４８°及び４ ９゛に切り込み、フライス削り、切削等の周知の方法によって溝６１及び突部６ ０を形成する。

もちろん、別法として、層５５’　、５３’　、５４’及び５７′を積重しで、 溝及び突部を有する成形ドラムに被せ、同様に溝及び突部を形成された表面を有 する成形手段を表面４９゛又は層５７゛に圧接することによって、ドラム８１上 にリブ付表面４８．４９を有するベルトスリーブを形成することができる。この 方法も、斯界において周知である。

図７及び８は、本発明の別の実施例によるベルト構造体４１Ａを示す。ベルト構 造体４１Ａの、先の実施例のベルト構造体４１と同様な部分は、同じ参照番号に Ａを付して示されている。

図７．８に示されるように、この実施例では、ベルト構造体４１Ａの表面４９Ａ の溝６１Ａの深さＤを表面４８Ａの溝６１Ａの深さＤより浅（し、それによって 、表面４８Ａの溝６１Ａの深さＤを上述したほぼ２．０ｍｍとし、表面４９Ａの 溝６１Ａの深さＤを２．０ｍｍより浅くすることができるようになされている。

又、図７．８にみられるように、ベルト構造体４１Ａの表面４９Ａの突部６０Ａ の個数は、表面４８Ａの突部６０Ａの個数より多くされている。

又、本発明のベルト構造体の可撓性を高めるために、所望ならば、その対向する 表面の一方又は両方に歯型を形成することもできる。

そのような実施例は、図９〜１１に示されている。この実施例のベルト構造体４ １Ｂの、先の実施例のベルト構造体４１及び４ＬＡと同様な部分は、同じ参照番 号にＢを付して示されている。

図９及び１１に示されるように、この実施例のベルト構造体４１Ｂは、その表面 ４９Ｂにベルト構造体の長手軸線に対して実質的に直角に延長する複数の平行に 離隔−た１ｌｌｔ９０が形成され、それによって各長平方向の溝６１Ｂに個別の 歯９１が形成されている点を除いて先の実施例のベルト構造体４１及び４１Ａと 実質的に同じである。同様に、ベルト構造体４１Ｂは、その表面４８Ｂにもその 長手軸線に対して実質的に直角に延長する複数の平行に離隔した満９０が形成さ れ、それによって各長平方向の溝６１Ｂに個別の歯９１が形成されている。

所望ならば、区に示されるように、表面４９Ｂの溝９０は、表面４９Ｂの溝６１ Ｂと同じ深さとすることができ、同様に、表面４８Ｂの溝９０は、表面４８Ｂの 溝６１Ｂと同じ深さとすることができるが、歯を画定するための溝９０の深さ及 びそれらの間隔は、図示のように均一にではなく、それぞれ異なるものとしても よく、あるいは、不規則なものとしてもよい。例えば、溝９０の深さ及びそれら の間隔は、米国特許第４．９３８，７３６号に開示されたような構成に類似した ものとすることができる。

いずれにしても、本発明の各実施例のベルト構造体４１．４１Ａ、４１Ｂにおい ては、その対向した両表面の溝の深さＤを従来のベルト構造体のほぼ２．４ｍｍ の深さより相当に浅くすることができ、又、谷溝の深さは、所望に応じて、同じ にしてもよく、あるいは異なる深さとしてもよい。

更に、本発明の各実施例のベルト構造体の対向した両表面に、所望に応じて、均 一な、又は不均一な態様に歯を形成することもできる。

以上の説明から分るように、本発明は、ベルト構造体とブーりの新規な組み合わ せ体、並びに、新規なベルト構造体、及びその製造方法を提供する。

以上、本発明の好ましい実施形態及び方法を説明したが、その・他の実施形態及 び方法工程を用いることもでき、それらも特許請求の範囲内に包含されることを 理解されたい。

ＦＩＧ、２ ＦＩＧ６ ＦＩＧ　８

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．対向した両側縁（５０，５１）を有し、各々、複数の長手方向に延長し交互 に離隔された同じ形状の突部（６０−６０Ｂ）と溝（６１−６１Ｂ）を画定する 互いに対向した内側表面（４８−４８Ｂ）と外側表面（４９−４９Ｂ）を有する 無端伝動ベルト構造体（４１−４１Ｂ）と、作動中該ベルト構造体の内側表面（ ４８−４８Ｂ）又は外側表面（４９−４９Ｂ）の溝（６１−６１Ｂ）及び突部（ ６０−６０Ｂ）の一部分と順次に噛合していく複数の長手方向に延長し交互に離 隔された同じ形状の突部（７３）と溝（７４）を画定するリブ付外周表面（７１ ）を有する回転自在プーリ（７０）との組み合せ体であって、 該ベルト構造体はその対向した内側表置の溝（６１−６１Ｂ）の基部（６２）と 外側表面の溝（６１−６１Ｂ）の基部（６２）との間に所定の厚み（Ｍ）を有し 、該ベルト構造体の内側表面（４８−４８Ｂ）及び外側表面（４９−４９Ｂ）の 溝の深さ（Ｄ）は、片面だけをプーリ（７０）のリブ付外周表面（７１）に噛合 するようになされた在来のベルト構造体の溝の深さであるほぼ２．４ｍｍより相 当に浅くされていることを特徴とする組み合わせ体。
2. ２．前記ベルト構造体（４１）の内側表面（４８）の各溝（６１）の深さ（Ｄ） は、前記外側表面（４９）の溝（６１）の深さ（Ｄ）と実質的に同じであること を特徴とする請求の範囲第１項に記載の組み合せ体。
3. ３．前記ベルト構造体（４１）の前記各溝（６１）の深さ（Ｄ）は、ほぼ２．Ｏ ｍｍであることを特徴とする請求の範囲第２項に記載の組み合せ体。
4. ４．前記ベルト構造体（４１）の前記所定の厚み（Ｍ）は、ほぼ２．８２ｍｍで あることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の組み合せ体。
5. ５．前記ベルト構造体（４１）の内側表面（４８）の溝（６１）のピッチ（Ｐ） は、前記外側表面（４９）の溝（６１）のピッチ（Ｐ）と実質的に同じであるこ とを特徴とする請求の範囲第２項に記載の組み合せ体。
6. ６．前記ベルト構造体（４１）の前記溝（６１）のピッチ（Ｐ）は、ほぼ３．５ ６ｍｍあることを特徴とする訴求の範囲第５項に記載の組み合せ体。
7. ７．前記ベルト構造体（４１−４１Ｂ）は、クッション（５３）とコード（５４ ）から成る抗張部（５２）を有し、該クッションは、最初、該コードの一方の面 だけに当接して設けられ、後に該コードがクッション内に埋入されたものである ことを特徴とする請求の範囲第１項に記載の組み合せ体。
8. ８．前記ベルト構造体（４１Ｂ）の前記表面（４８Ｂ，４９Ｂ）の少くとも一方 は歯付表面であることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の組み合わせ体。
9. ９．前記ベルト構造体（４１Ａ，４１Ｂ）の内側表面（４８Ａ，４８Ｂ）の各溝 （６１Ａ，６１Ｂ）の深さ（Ｄ）は、前記外側表面（４９Ａ，４９Ｂ）の溝（６ １Ａ，６１Ｂ）の深さ（Ｄ）とは異なることを特徴とする請求の範囲第１項に記 載の組み合せ体。
10. １０．前記ベルト構造体（４１−４１Ｂ）の内側表面（４８Ａ，４８Ｂ）の溝（ ６１Ａ，６１Ｂ）のピッチ（Ｐ）は、前記外側表面（４９Ａ，４９Ｂ）の溝（６ １Ａ，６１Ｂ）のピッチ（Ｐ）とは異なることを特徴とする請求の範囲第１項に 記載の組み合わせ体。
11. １１．対向した両側縁（５０，５１）を有し、各々、複数の長手方向に延長し交 互に離隔された同じ形状の突部（６０−６０Ｂ）と溝（６１−６１Ｂ）を画定す る互いに対向した内側表面（４８−４８Ｂ）と外側表面（４９−４９Ｂ）を有す る無端伝動ベルト構造体（４１−４１Ｂ）であって、 該対向した内側表面の溝（６１−６１Ｂ）の基部（６２）と外側表面の溝（６１ −６１Ｂ）の基部（６２）との間に所定の厚み（Ｍ）があり、該ベルト構造体の 作動中その内側表面（４８−４８Ｂ）又は外側表面（４９−４９Ｂ）の溝（６１ −６１Ｂ）及び突部（６０−６０Ｂ）の一部分が、回転自在プーリ（７０）のリ ブ付外周表面（７１）の複数の長手方向に延長し交互に離隔された同じ形状の突 部（７３）と溝（７４）と順次に噛合していくようになされており、 該内側表面（４８−４８Ｂ）及び外側表面（４９−４９Ｂ）の溝の深さ（Ｄ）は 、片面だけをプーリ（７０）のリブ付外周表面（７１）に噛合するようになされ た在来のベルト構造体の溝の深さであるほぼ２．４ｍｍより相当に浅くされてい ることを特徴とするベルト構造体。
12. １２．前記内側表面（４８）の各溝（６１）の深さ（Ｄ）は、前記外側表面（４ ９）の溝（６１）の深さ（Ｄ）と実質的に同じであることを特徴とする請求の範 囲第１１項に記載のベルト構造体。
13. １３．前記各溝（６１）の深さ（Ｄ）は、ほぼ２．０ｍｍであることを特徴とす る請求の範囲第１２項に記載のベルト構造体。
14. １４．前記所定の厚み（Ｍ）は、ほぼ２．８２ｍｍであることを特徴とする請求 の範囲第１３項に記載のベルト構造体。
15. １５．前記内側表面（４８）の溝（６１）のピッチ（Ｐ）は、前記外側表面（４ ９）の溝（６１）のピッチ（Ｐ）と実質的に同じであることを特徴とする請求の 範囲第１２項に記載のベルト構造体。
16. １６．前記溝（６１）のピッチ（Ｐ）は、ほぼ３．５６ｍｍあることを特徴とす る請求の範囲第１５項に記載のベルト構造体。
17. １７．クッション（５３）とコード（５４）から成る抗張部（５２）を有し、該 クッションは、最初、該コードの一方の面だけに当接して設けられ、後に該コー ドがクッション内に埋入されたものであることを特徴とする請求の範囲第１１項 に記載のベルト構造体。
18. １８．前記表面（４８Ｂ，４９Ｂ）の少くとも一方は歯付表面であることを特徴 とする請求の範囲第１１項に記載のベルト構造体。
19. １９．前記内側表面（４８Ａ，４８Ｂ）の各溝（６１Ａ，６１Ｂ）の深さ（Ｄ） は、前記外側表面（４９Ａ，４９Ｂ）の溝（６１Ａ，６１Ｂ）の深さ（Ｄ）とは 異なること、及び、又は、該内側表面（４８Ａ，４８Ｂ）の溝（６１Ａ，６１Ｂ ）のピッチ（Ｐ）は、該外側表面（４９Ａ，４９Ｂ）の溝（６１Ａ，６１Ｂ）の ピッチ（Ｐ）とは異なることを特徴とする請求の範囲第１１項に記載のベルト構 造体。
20. ２０．対向した両側縁（５０，５１）を有し、各々、複数の長手方向に延長し交 互に離隔された同じ形状の突部（６０−６０Ｂ）と溝（６１−６１Ｂ）を画定す る互いに対向した内側表面（４８−４８Ｂ）と外側表面（４９−４９Ｂ）を有す る無端伝動ベルト構造体（４１−４１Ｂ）であって、該対向した内側表面の溝（ ６１−６１Ｂ）の基部（６２）と外側表面の溝（６１−６１Ｂ）の基部（６２） との間に所定の厚み（Ｍ）があり、該ベルト構造体の作動中その内側表面（４８ −４８Ｂ）又は外側表面（４９−４９Ｂ）の溝（６１−６１Ｂ）及び突部（６０ −６０Ｂ）の一部分が、回転自在プーリ（７０）のリブ付外周表面（７１）の複 数の長手方向に延長し交互に離隔された同じ形状の突部（７３）と溝（７４）と 順次に噛合していくようになされた無端伝動ベルト構造体を製造する方法におい て、 前記内側表面（４８−４８Ｂ）及び外側表面（４９−４９Ｂ）の溝の深さ（Ｄ） を、片面だけをプーリ（７０）のリブ付外周表面（７１）に噛合するようになさ れた在来のベルト構造体の溝の深さであるほぼ２．４ｍｍより相当に浅く形成す ることを特徴とするベルト構造体製造方法。