JPH06507937A - 皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にする方法 - Google Patents
皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にする方法Info
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- JPH06507937A JPH06507937A JP5516216A JP51621693A JPH06507937A JP H06507937 A JPH06507937 A JP H06507937A JP 5516216 A JP5516216 A JP 5516216A JP 51621693 A JP51621693 A JP 51621693A JP H06507937 A JPH06507937 A JP H06507937A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にする方法
本発明は、皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にする改善された方
法ならびに皮革および毛皮のための改善された加脂剤に関する。
皮革の機械的性質、例えば柔らかさ、撓性または展性を制御するために、一般に
石油化学で製造されたかまたは天然の油脂を基礎とする水性脂肪乳濁液(Lic
ker)が概ね使用される。この脂肪乳濁液は、部分的にスルホン化することに
よつて水に乳化可能になるかまたは乳化剤もしくは溶解助剤を用いて水に乳化可
能になる。
不完全な処理液の消耗、溶剤または水による比較的容易な抽出、移動現象の発生
および不満足な真性プロフィールは、この種類の加脂剤の欠点であることが判明
している。
即ち、ドイツ連邦共和国特許出願公開第3909614号明細書(1)は、皮革
および毛皮製品用獣皮を琥珀酸のスルホン化された化合物の使用下に、例えばオ
レイン酸またはオレイン酸誘導体と無水マレイン酸との反応生成物の不飽和脂肪
酸またはそのエステル、アミドもしくはアルカノールアミドを用いてラジカル開
始剤の存在下に加脂し、疎水性にし、引続き硫酸でスルホン化する方法に関する
。
米国特許第3656881号明細書(2)の記載から、アルケニル置換された飽
和二塩基性酸、例えばイソオクタデセニル琥珀酸が皮革の軟化に遍していること
は公知である。この場合には、十分な溶解性または乳化性を達成するために有機
溶剤が溶解助剤として一緒に使用される。この有機溶剤は、皮革によって一般に
結合されないので、殊に残留処理液による廃水および乾煽処理の間の蒸発による
空気の生態学的負荷が生じる。
従って、本発明は、公知技術水準の欠点をもはや有しない、皮革および毛皮を加
脂し、充実させ、かつ疎水性にする改善された手段を提供するという課題を基礎
とする。
それによれば、皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にするために、
12〜24個のC原子を有する不飽和脂肪酸への無水マレイン酸のエン−アダク
ト、そのC1〜C20−アルキル−もしくはC2〜C2o−アルケニルエステル
、そのトリグリセリド、そのアミド、その七ノーもしくはジ(C2〜c4−アル
カノール)アミド、その七ノーもしくはジポリエーテルアミドまたはそのポリエ
ーテルエステル或いは部分的または全体的にアミンもしくはアルコールとの反応
によってアミドもしくはエステルに誘導されたエンーアダクトを使用することに
よって特徴付けられる、皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にする
方法が見い出された。
記載されたエン−アダクトは、原理的にドイツ連邦共和国特許出願公開第390
9614号明細書(1)およびドイツ連邦共和国特許第2754831号明細書
(3)の記載から公知である。このドイツ連邦共和国特許出願公開第39096
14号明細書(1)の場合、このエン−アダクトは、該特許出願公開明細書で主
張されたスルホン化皮革加脂剤の製造の際の中間生成物として述べられているが
、しかし皮革処理のための助剤としてでさえ推奨されるものではない。ドイツ連
邦共和国特許第2754831号明細書(3)の場合には、このエン−アダクト
は、アルカリ水溶液中の非イオン性界面活性剤のための溶解助剤として主張され
ている。
エン−アダクトの製造は、公知方法で無水マレイン酸を不飽和脂肪酸またはその
誘導体へ熱付加することによって行なわれ、この場合には、不飽和脂肪酸の二重
結合数とは無関係に不飽和脂肪酸1モル当たり無水マレイン酸約0.4〜2モル
、特に0.7〜1モルが付着される。付加は、例えば沸騰するドルオール中また
は100〜200℃の物質中で、特に触媒量の沃素の存在下に実施することがで
きる。不飽和脂肪酸は、12〜24個、特に14〜18個のC原子および1個ま
たはそれ以上のオレフィン性二重結合を有する。たとえ徹底的に可能なことであ
るとしても、二重結合1個当たり特に1モル以下の無水マレイン酸が付着される
。それというのも、脂肪酸の二重結合は、付着の際に飽和されず、無水マレイン
酸の二重結合が飽和されるからである。不飽和脂肪酸の例としては、第1にオレ
イン酸(シス−9,10−オクタデセン酸)、さらにそれに対してトランス異性
体のエライジン酸、ラウロレイン−(9,10−エイコセン−)酸、エルカ−(
13,14−トコセン−)酸およびセラコレイン−(15,16−へキサデセン
−)酸が挙げられる。2個およびそれ以上のオレフィン系二重結合を有する適当
な脂肪酸の例としては、なかんず(リノール−(9゜10−12.13−オクタ
デカジエン−)酸およびリノール−(9,10−12,13−15,16−オク
タデカジエンー)酸を挙げることができる。
また、記載した不飽和脂肪酸の特徴を示すエステル、例えばメチル−、エチル−
、プロピル−、ブチル−12−エチルへキシル−、デシル−、ドデシル−、テト
ラデシル−、ヘキサデシル−、ステアリル−、ヘキサデセニル−、オレイル−、
リノリルーまたはリルニルエステルを使用してもよい。
特徴を示すモノエステルとともに、不飽和脂肪酸のトリグリセリド、即ちなかん
ずく前記不飽和脂肪酸の主要含量、即ち50モル%以上、特に75モル%以上を
エステルとして混合物中に存在する全脂肪酸に対して含有する天然脂肪、殊に油
を使用することもできる。例示的には、亜麻仁油、オリーブ油、ヒマシ油、落花
生油、ゴマ油、トウモロコシ胚芽油、ヒマワリ油、大豆油、ケシ油、綿実油、麻
実油および椰子油ならびに種々の動物性脂肪およびなかんず(油、例えば魚油、
鯨油および鯨蝋(Spermoel)が適当である。最後に記載した鯨蝋は、グ
リセリドとともに不飽和アルコールをも含めてワックスアルコールとのエステル
の著しい含量をも含有する。
脂肪酸アミドとしては、特にアミド−窒素原子で置換されていない化合物が適当
である。
モノ−またはジー(C2〜C4−アルカノール)アミドとしては、殊にN−モノ
−またはN、N−ジェタノールアミドまたは一イソプロパツールアミドを使用す
ることができる。
モノ−またはジェタノールアミドとしては、アミド−窒素原子の位置でそれぞれ
1〜30、殊に2〜20のエトキンル化度を有するポリオキシエチレン基によっ
て置換された化合物が適当である。
ポリエーテルエステルとしては、例えば酸化エチレン1〜30モル、殊に2〜2
0モルと反応された不飽和脂肪酸がこれに該当する。
アミド−もしくはエステル誘導体の製造は、公知方法でアミンもしくはアルコー
ルを無水物基含有エン−アダクトへ付加することによって通常、20〜220℃
、特に50〜150℃の温度で行なわれる。付加のためには、触媒、例えばp−
ドルオールスルホン酸を使用することができる。無水物基1モル当たり特に1モ
ル以下のアミンもしくはアルコールが使用される。
付加は、例えばドルオール中または物質中、特にエン−アダクトの製造の場合と
同じ反応媒体中で行なうことができる。即ち、アルコールとしては、例えばメチ
ル−、エチル−、プロピル−、ブチル−12−エチルへキシル−、デシル−、ド
デシル−、テトラデシル−、ヘキサデシル−、ステアリル−、オレイルアルコー
ルまたはアルコキシル化脂肪−もしくはオキソアルコールまたは炭水化物、例え
ばグルコースを使用することができる。有利なのは、直鎖状または分子鎖状C0
〜C2G−アルカノール、殊にC4〜CtS−アルカノール、ならびにアルカノ
ール1モル当たり酸化エチレンおよび/または2〜20モルと反応されたC8〜
CtS−アルカノールである。アミンとしては、例えばモノ−もしくはジ−N−
アルキルアミン、例えばn−ブチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、モルホ
リン、ピペリジンもしくは牛脂アミンまたはアミノ酸、例えばサルコシン、タウ
リンもしくはイミノジ酢酸またはアミノアルコール、例えばイミノジエタノール
もしくはヒドロキシエチルアミンを使用することができる。
有利なのは、全体で1〜30個、殊に4〜18個のC原子を有する飽和または不
飽和の第2級または殊に第1級脂肪族アミンである。
1つの好ましい実施態様の場合には、14〜18個のC原子を有する不飽和脂肪
酸への無水マレイン酸のエン−アダクト、そのC14〜Cta−アルケニルエス
テルまたはトリグリセリドが使用されるが、しかし、オレイン酸、オレイン酸オ
レイルエステルへの無水マレイン酸のエン−アダクト、または混合物中に存在す
る全部の脂肪酸に対して50モル%を土建る14〜18個のC原子を有する不飽
和脂肪酸をエステルとして含有するトリグリセリド、または全部で1〜30個の
C原子を有する脂肪族アミンもしくはC1〜Coo−アルカノールもしくはアル
コキシル化されたアルコールとの部分的または完全な反応によってアミドもしく
はエステルへ誘導されたエン−アダクトが使用される。
水性アルカリ性媒体中への溶解の場合に、付着された無水マレイン酸のなお存在
する無水物基はカルボキシレート基に加水分解され、このカルボキシレート基は
、不飽和脂肪酸のなお同様に塩の形で存在する元来のカルボキシル基と一緒にな
って本発明により使用すべき生成物の溶解度を保証する。
記載されたエン−アダクトを用いた場合には、従来の水性脂肪乳濁液の添加なし
に著しく軟質の皮革を製造することができる。この利点は、簡単で短い使用処方
に再び反映されている。
機械的性質、例えば引裂強度を改善するとともに、このエン−アダクトは、皮革
の真の処理条件(Echtheitsprofil)プロフィールにおける明ら
かな向上を生じさせる。
即ち、このような皮革の耐光堅牢度および熱黄変耐性は、著しくプラスの影響を
及ぼされる。実際に定量的な処理液消耗率とともに、皮革中での良好な固着は、
溶剤または水を用いての抽出可能性に対して著しい耐性を生じさせる。この結果
、所謂洗浄可能な皮革、即ち常用の水性脂肪乳濁液で加脂された皮革とは異なり
、洗浄後に柔らかさ、強さおよび展性のような性質を失なっていない皮革を生じ
る。
記載された生成物は、軟化作用とともに疎水作用をも提供し、即ちこの生成物で
処理された皮革および毛皮は、撥水性になり、かつなお僅かな水量のみを吸収す
る。
エン−アダクトの本発明により使用すべき水性乳濁液のもう1つの利点は、この
水性乳濁液が付加的な乳化剤を含有していないことにある。乳化剤含有生成物で
処理された皮革および毛皮は、皮革または毛皮製品用獣皮の場合にこれらの製品
の疎水作用に対して不利な影響を惹起する乳化剤を無効にするために、周知のよ
うに前記薬剤での処理後に費用のかかる処理、例えば多価金属塩での後処理を行
なわなければならない。
また、本発明の対象は、不飽和脂肪酸またはその誘導体への無水マレイン酸の記
載したエン−アダクトを含有する、皮革および毛皮のための加脂剤、ナメシ剤(
Fuellmittel)および疎水性化剤である。
本発明による皮革処理剤は、全ての常法で揉された皮を処理するために適当であ
る。揉された皮は、常法で処理前に脱酸される。この皮は、既に処理前に着色さ
れていてもよい。しかし、着色は、本発明により行なわれる処理前に初めて行な
うこともできる。
揉された皮は、エン−アダクトの水性乳濁液を用いて有利には、乳濁液を水で希
釈することによって得ることができる水性処理液中で、4〜10、特に5〜8の
pH値および20〜60℃、特に30〜50℃の温度で0.1〜5時間、殊に0
.5〜2時間の間処理される。この処理は、例えば容器中での柔軟化によって行
なわれる。この乳濁液の必要量は、皮革のシェービング重量または毛皮製品用獣
皮の湿潤重量に対して0゜1〜30重量%、特に1〜20重量%である。
処理液の容量、即ち皮革のシェービング重量または毛皮製品用獣皮の湿潤重量に
対する処理液対製品の百分率での重量比は、通常10〜1000%、特に皮革の
場合に30〜150%および毛皮製品用獣皮の場合に50〜500%である。
上記の水性処理液での処理後に、処理液のpH値は、酸、特に有機酸、例えば蟻
酸を添加することによって3〜5、特に3.5〜4のpH値に調節される。
皮革および毛皮製品用獣皮の精錬処理の際に通常の後ナメシ剤を一緒に使用する
場合には、エン−アダクトの水性乳濁液を用いての処理は、後ナメシ工程の前ま
たは後に行なうことができる。
実施例
実施例中での百分率の記載は、別記しない限り、重量%である。
水性エン−アダクト乳濁液の製造
例1
オレイン酸240g (水素化沃素価90.1)および無水マレイン酸108g
を一緒にして水素雰囲気中で4.5時間200℃に加熱した。次に、水噴流によ
る真空中で反応されていない無水マレイン酸(26g)を留去した。生成物32
0gが得られた。
25%の褐色の乳濁液を得るために、オレイン酸−エン−アダクト57gに水1
72g中の50%のNaOH12gを添加した。
例2
例1と同様にして、エステル油348g (水素化沃素価112.6)を無水マ
レイン酸166gと反応させた。反応されていない無水マレイン酸13gおよび
生成物535gが得られた。
乳濁液を得るために、エン−アダクト97gに水295g中の50%のNaOH
24gを添加した。
例3
例1と同様にして、カベラン油(にapellanoel) 375g(水素化
沃素価122)を無水マレイン酸176gと反応させた。反応されていない無水
マレイン酸10gおよび生成物540gが得られた。
乳濁液を得るために、エン−アダクト92gを水279g中の50%のNaOH
24gに溶解した。
例4
例1と同様にして、オレイン酸オレイルエステル266g(水素化沃素価95.
5)を無水マレイン酸127gと反応させた。反応されていない無水、マレイン
酸20gおよび生成物365gが得られた。
乳濁液を得るために、エン−アダクト66gを水197g中の50%のNaOH
75gに溶解した。
例5
例3からのカベラン油−エンーアダクト114gに70〜80℃でn−ブチルア
ミン6.2gを添加した。
80℃で3時間後、生成物120gが得られた。
乳濁液を得るために、生成物100gを水300gおよび50%の苛性ソーダ液
16gに1加した。
例6
例3からのカベラン油−エンーアダクト88gに70〜80℃でn−牛脂アミン
33゜2gを添加した。
80℃で3時間後、生成物121gが得られた。
乳濁液を得るために、生成物100gを水300gおよび50%の苛性ソーダ液
10.5gに添加した。
例7
例3からのカベラン油−エンーアダクト107gに70〜80℃でp−ドルオー
ルスルホン酸0.6 gを添加した。120〜130℃でイソブタノール14゜
1gを添加した。130℃で3時間後、生成物119gが得られた。
乳濁液を得るために、生成物100gを水300gおよび50%の苛性ソーダ液
10gに添加した。
例8
例3からのカベラン油−エンーアダクト40.5 gに70〜80℃でp−ドル
オールスルホン酸0.6gを添加した。120〜130℃で、酸化エチレンおよ
び酸化プロピレン(−緒になってアルカノール1モル当たり約9モル)と反応さ
れているC12〜Cll5−アルカノールからなる市販の混合物81.6 gを
添加した。
130℃で3時間後、生成物122gが得られた。
乳濁液を得るために、生成物100gを水300gおよび50%の苛性ソーダ液
3.5gに添加した。
皮革製造の場合の使用例
例9
5.0のpH値に脱酸されている、1.8mmのシェービングの深さを有するク
ロムナメシされた牛革を、シェービングの重量に対して例1からの乳濁液の15
%の作用物質を用いて40℃で2時間ナメシ槽中で柔軟にした。全処理液の容量
は、150%であった。引続き、この皮革を通常の陰イオン性アニリン染料1重
量%で染色した。その後、この皮革を蟻酸で3.8のpH値に調節した。最後に
、この皮革を洗浄し、機械的に展延し、かつ乾燥させた。
得られた皮革は、著しく軟質で、展性であり、良好な充実さをもち、かつ均一に
染色されている。
例10
5.0のpH値に脱酸されかつ常用の陰イオン性アニリン染料0.7重量%で染
色されている、1.l3mmのシェービングの深さを有するクロムナメシされた
牛革を、シェービングの重量に対して例2からの乳濁液の20%の作用物質を用
いて40℃で1.5時間ナメシ槽中で柔軟にした。この処理に続いて、この皮革
を蟻酸で3.6のpH値にもたらしかつ常法と同様に完成させた。
こうして得られた皮革は、著しく軟質で、手触りが良好であった。
例11
5.0のpH値に脱酸されかつ常用の陰イオン性アニリン染料0.7重量%で染
色されている、1.8mmのシェービングの深さを有するクロムナメシされた牛
革を、シェービングの重量に対して例3からの乳濁液の15%の作用物質を用い
て40℃で30分間ナメシ槽中で柔軟にし、かつ引き続いて常用の合成ナメシ剤
3%を用いて1時間後処理した。次に、この皮革を蟻酸で3.6のpH値にもた
らしかつ常法と同様に完成させた。
こうして得られた皮革は、快い柔らかな感触をもっていた。
例12
例4からの乳濁液を例9に記載の作業方法と同様にして使用した。
こうして得られた皮革は、柔らかでふくよかな感触を示した。
例13
例5からの乳濁液を例9に記載の作業方法と同様にして使用した。
こうして得られた皮革は、柔らかで快い感触をもっていた。
例14
例6からの乳濁液を例9に記載の作業方法と同様にして使用した。
得られた皮革は、軟質で僅かに脂っこい感触をもっていた。透過度計中で12時
間で10%の押込み(Stauchung)の際に水の浸透は生じなかった。
例15
例7からの乳濁液を例9に記載の作業方法と同様にして使用した。
こうして得られた皮革は、快い柔らかな感触をもっていた。
例16
例8からの乳濁液を例9に記載の作業方法と同様にして使用した。
得られた皮革は、快い柔らかな感触をもち、かつ均一に染色されていた。
フロントページの続き
(72)発明者 ダーニツシュ、ベータードイツ連邦共和国 D−6700ルー
トヴイッヒス ハーフエン アン デア ミッタークスヴアイデ 123
(72)発明者 グライフ、ノルベルトドイツ連邦共和国 D−6719ポーベ
ンハイム イム ヴオークタール 3
(72)発明者 オツペンレンダー、クヌートドイツ連邦共和国 D−6700
ルートヴイッヒス ハーフエン オットーーディルーシュトラーセ 23
Claims (5)
- 1.皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にする方法において、12 〜24個のC原子を有する不飽和脂肪酸への無水マレイン酸のエン−アダクト、 そのC1〜C20−アルキル−もしくはC2〜C20−アルケニルエステル、そ のトリグリセリド、そのアミド、そのモノ−もしくはジ(C2〜C4−アルカノ ール)アミド、そのモノ−もしくはジポリエーテルアミドまたはそのポリエーテ ルエステル或いは部分的または全体的にアミンもしくはアルコールとの反応によ ってアミドもしくはエステルに誘導されたエン−アダクトを使用することを特徴 とする、皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にする方法。
- 2.14〜18個のC原子を有する不飽和脂肪酸への無水マレイン酸のエン−ア ダクト、そのC14〜C18−アルケニルエステルまたはトリグリセリド、或い は全部で1〜30個のC原子を有する脂肪族アミンもしくはC1〜C20−アル カノールもしくはアルコキシル化されたアルコールとの部分的または完全な反応 によってアミドもしくはエステルへ誘導されたエン−アダクトを使用する、請求 項1記載の皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性にする方法。
- 3.オレイン酸、オレイン酸オレイルエステルヘの無水マレイン酸のエン−アダ クト、または混合物中に存在する全部の脂肪酸に対して50モル%を上廻る14 〜18個のC原子を有する不飽和脂肪酸をエステルとして含有するトリグリセリ ドを使用する、請求項1記載の皮革および毛皮を加脂し、充実させ、かつ疎水性 にする方法。
- 4.皮革および毛皮のための加脂剤、ナメシ剤および疎水性化剤としての、請求 項1記載の不飽和脂肪酸またはその誘導体への無水マレイン酸のエン−アダクト の使用。
- 5.皮革および毛皮のための加脂剤、ナメシ剤および疎水性化剤において、請求 項1記載の不飽和脂肪酸またはその誘導体への無水マレイン酸のエン−アダクト を含有することを特徴とする、皮革および毛皮のための加脂剤、ナメシ剤および 疎水性化剤。
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