JPH0650696Y2 - バルブ - Google Patents

バルブ

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JPH0650696Y2
JPH0650696Y2 JP1988066215U JP6621588U JPH0650696Y2 JP H0650696 Y2 JPH0650696 Y2 JP H0650696Y2 JP 1988066215 U JP1988066215 U JP 1988066215U JP 6621588 U JP6621588 U JP 6621588U JP H0650696 Y2 JPH0650696 Y2 JP H0650696Y2
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JP
Japan
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valve
ball valve
outlet
casing
negative pressure
Prior art date
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JP1988066215U
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JPH01168065U (ja
Inventor
博 宮本
Original Assignee
東京サイレン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は液体の流通を制御するバルブに関するもので
ある。
[従来の技術] 従来からほぼ第5図〜第9図に示すようなバルブが広く
使用されている。
本考案はこの従来のバルブを改良するものであるので、
まずこの従来のバルブについて説明する。
第5図においてaはケーシングであり、その下部に開口
bを有し、かつ一側に流出口cを有してほぼ室状に形成
されている。dは回転軸でハンドルeに連結され、この
回転軸dに、中空のボールバルブfが連結されている。
gはボールバルブfの下部に形成されている入口、hは
ボールバルブfの一側に形成されている出口を示す。i
は弁座であり、前記入口g内に形成されており、この弁
座iに対応して、重力により下降して閉止し、かつ加圧
液体により押し上げられて開放される負圧弁jが設けら
れている。なお、kは上下通路、lは側方通路、mはボ
ールバルブfの側壁を示す。
このバルブは、図示しないポンプが作動し、負圧弁jに
より吸込みの際の負圧が保持され、やがてその液体のポ
ンプからの吐出により前記上下通路kから加圧された液
体が供給されると、その液体は負圧弁jを押し上げ、側
方通路lから放出される。この放出を停止させる場合は
ハンドルeを90度回転させることにより、ボールバルブ
fの側壁mが、前記ケーシングaの流出口cを閉止し、
液体の通行を停止させるようになっている。
この従来のバルブは、前記負圧弁jをボールバルブfの
内部に収容しているため構造をコンパクトにすることが
できるという効果を有している。
考案が解決しようとする課題 しかし上記従来のバルブは次のような欠点を有してい
る。それは液体の流通を閉止する場合に特に大きな力を
必要とすることである。即ちこのバルブは閉止すること
がやや困難である。この考案はこのような課題を解決す
るためになされたもので、その目的は上記従来のバルブ
を改良して、上記従来のバルブよりも小さい力で容易に
閉止できるバルブを提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの考案について述べると、それ
は、下部に開口1を有し、該開口1の軸方向と直角方向
の一側に流出口2を形成したケーシング3と、該ケーシ
ング3を内外に連通してかつ前記開口1の軸方向に設け
られた、外部から作動させられる回転軸5と、該回転軸
5に設けられた、中空状で、入口6及び出口8を直角方
向に形成したボールバルブ10と、該ボールバルブ10の前
記入口6内に設けられた弁座11と、該弁座11に対応し
て、かつ前記ボールバルブ10内に収容して設けられた、
加圧液体により開放されかつ重力により閉止される負圧
弁12から成るバルブにおいて、前記ボールバルブ10の前
記出口8の反対側の側壁7に切欠き9を形成したことを
特徴とするバルブである。
[作用] この考案のバルブにおいて、バルブ中を液体が図示しな
いポンプ等により加圧されて通行中、前記ボールバルブ
10を回動し、その側壁7をケーシング3の流出口2に位
置せしめ、該側壁7によって流出口2を閉止させ、液体
の流通を停止させる。この場合、このバルブ内において
は、液体は切欠き9からボールバルブ10外に出、ケーシ
ング3に接している。
前記従来例に示すバルブにおいては加圧液体は、前記ボ
ールバルブfの側壁mに当たり、ここで進行方向を変え
られて出口hから外部へ流出されていたものであり、こ
のため出口hの反対側の側壁mにはその方向変換の反力
が及ぼされ、この反力がボールバルブfの回転軸dを通
してケーシングaに圧力を及ぼし、これによりボールバ
ルブfの回動が固く、閉止が困難であったのであるが、
この考案のボールバルブ10にあってはその出口8の反対
側の側壁7には切欠き9が形成されているため、このボ
ールバルブ10の、出口8の反対方向に生じていた反力は
解消させられる結果、回転軸5におけるケーシング3に
対する、流出口2の反対方向の圧力は消失させられてお
り、このためボールバルブ10による前記ケーシング3の
流出口2の閉止は前記従来例のバルブより小さい力で容
易に閉止することができる。又前記のようにポンプの吸
い上げ動作の際に働く負圧弁12及びその弁座11を前記ボ
ールバルブ10内に収容して設けたことにより装置の全体
構造をコンパクトに形成することもできる。
[実施例] 第1図〜第5図において3はバルブのケーシングであ
り、その下部に開口1が形成され、同開口1の軸方向と
直角方向に流出口2が形成されている。そして該ケーシ
ング3の上部に、ハンドル4に連結された回転軸5がケ
ーシング3を内外に連通して回動自在に設けられてい
る。10は中空状のボールバルブで前記ケーシング3内で
かつ上記回転軸5に設けられており、液体の入口6及び
出口8が互いに直角方向に形成されている。そして7は
側壁であり、同側壁7の前記出口8の反対側に切欠き9
が形成されている。
11は弁座であり、前記ボールバルブ10の入口6内に形成
されている。19は流入通路を示す。そして上記弁座11に
対応して、かつ前記ボールバルブ10内に収容して負圧弁
12が設けられており、この負圧弁12は、このバルブに接
続した図示しないポンプが吸い上げ作動をする場合に負
圧を保持するようになっている。そしてこの負圧弁12
は、前記流入通路19から上昇する加圧液体により開放さ
れ、かつ重力によって閉止させられるようになってい
る。16は該負圧弁12に設けられたピンであり、前記回転
軸5に形成された穴17内に摺動自在に収容されて設けら
れている。なお図中18はOリング、第2図における7aは
切欠き残部を示す。
このように構成されたこの実施例の作用について述べる
と、まず、このバルブの上流側に設けられた図示しない
ポンプが作動して吸い込み作動を行うと、前記負圧弁12
は重力により前記弁座11を閉止していて、これにより上
記ポンプの吸い込み作動に伴う負圧を保持させ、やがて
同ポンプから液体が吐出されると、この吐出された液体
が上記負圧弁12を押し上げ、前記ボールバルブ10及び前
記ケーシング3内に満ちかつ前記流出口2から流出させ
られる。
このバルブを閉止する場合はハンドル4を用いて前記回
転軸5を介してボールバルブ10を回転し、その側壁7に
より前記流出口2を閉止する。この場合前記ボールバル
ブ10の出口8の反対側の側壁7には前記従来のボールバ
ルブfと異なり切欠き9が形成されているため、ボール
バルブ10内の前記従来例において見られたボールバルブ
f内における、液体の方向変換に伴う出口cの反対方向
にかかる反力はすでに解消されており、このため該ボー
ルバルブ10の閉止動作を、前記従来のものよりも小さい
力で、容易に行うことができる。
[考案の効果] この考案は前記のように構成され、ポンプの吸い上げ作
動の際に負圧を保持する負圧弁12及び弁座11は両方と
も、前記中空のボールバルブ10内に収容されて形成され
たことによりこのバルブの全体構造をコンパクトに形成
することができる。又上記ボールバルブ10は中空に形成
されると共に下部に入口6を設け、又該入口6に対する
直角方向に出口8を設けると共に、該出口8の反対側の
側壁7に切欠き9を形成したことにより、前記従来例の
バルブのボールバルブfにおける加圧液体の方向変換に
伴い生じる反力を、前記ボールバルブ10が受けないよう
に形成したことにより、前記ボールバルブ10による閉止
を、前記従来のバルブよりも小さい力で容易に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すバルブの断面図、第2
図はこの考案のバルブに用いるボールバルブの平面図、
第3図は同正面図、第4図は第3図のIV−IV線矢視図、
第5図は従来の同種バルブの断面図、第6図は第5図に
示すバルブに用いるボールバルブの平面図、第7図は同
正面図、第8図は同背面図、第9図は同下面図である。 1……開口 2……流出口 3……ケーシング 5……回転軸 6……入口 7……側壁 8……出口 9……切欠き 10……ボールバルブ 11……弁座 12……負圧弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に開口(1)を有し、該開口(1)の
    軸方向と直角方向の一側に流出口(2)を形成したケー
    シング(3)と、該ケーシング(3)を内外に連通して
    かつ前記開口(1)の軸方向に設けられた、外部から作
    動させられる回転軸(5)と、該回転軸(5)に設けら
    れた、中空状で、入口(6)及び出口(8)を直角方向
    に形成したボールバルブ(10)と、該ボールバルブ(1
    0)の前記入口(6)内に設けられた弁座(11)と、該
    弁座(11)に対応して、かつ前記ボールバルブ(10)内
    に収容して設けられた、加圧液体により開放されかつ重
    力により閉止される負圧弁(12)から成るバルブにおい
    て、前記ボールバルブ(10)の前記出口(8)の反対側
    の側壁(7)に切欠き(9)を形成したことを特徴とす
    るバルブ。
JP1988066215U 1988-05-19 1988-05-19 バルブ Expired - Lifetime JPH0650696Y2 (ja)

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JPH01168065U JPH01168065U (ja) 1989-11-27
JPH0650696Y2 true JPH0650696Y2 (ja) 1994-12-21

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JPS4413245Y1 (ja) * 1965-03-03 1969-06-02
JPS53131530A (en) * 1977-04-21 1978-11-16 Tomoe Gijutsu Kenkyusho Angle formed butterfly valve

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JPH01168065U (ja) 1989-11-27

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