JPH06506834A - 閉鎖アンチセンス及びセンスオリゴヌクレオチドとそれらの適用 - Google Patents

閉鎖アンチセンス及びセンスオリゴヌクレオチドとそれらの適用

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JPH06506834A JP4510454A JP51045492A JPH06506834A JP H06506834 A JPH06506834 A JP H06506834A JP 4510454 A JP4510454 A JP 4510454A JP 51045492 A JP51045492 A JP 51045492A JP H06506834 A JPH06506834 A JP H06506834A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 閉鎖アンチセンス及びセンスオリゴヌクレオチドとそれらの適用 本発明はオリゴヌクレオチドタイプの化合物とそれらの適用に関する。
アンチセンスオリゴヌクレオチドは発現を特異的に阻止することが望まれる遺伝 子又はメツセンジャーRNAに属するターゲット配列に相補的な配列の短鎖合成 りNA又はRNA分子である。アンチセンスオリゴヌクレオチドはメツセンジャ ーRNA配列に対するものでも又はそうではなく DNA配列に対するものであ ってもよい。アンチセンスオリゴヌクレオチドはそれらが相補的である配列とハ イブリッド形成し、そのためこの配列を有するメツセンジャーRNAの発現を阻 止できる。
“オリゴヌクレオチド″という用語はリボ又はデオキシリポジリーズのポリヌク レオチドを表す一般的な意味で用いられる。デオキシリポジリーズ又はリボシリ ーズの使用に関連した具体的性質の問題が関与している場合には、完全な名称の オリゴデオキシリボヌクレオチド又はオリゴリボヌクレオチドが用いられる。オ リゴヌクレオチドは一本鎖でもよく、即ち他の鎖と対合しない1本だけのヌクレ オチドを有しても又はそうではなく二本鎖であってもよく、即ち他のポリヌクレ オチド鎖と対合したヌクレオチドを有してもよい。2本の相補的オリゴヌクレオ チドが二本鎖構造を形成する。しかしながら、−末鎖オリゴヌクレオチドは開鎖 上におかれた相補配列の間における鎖内対合により二本鎖領域を有することがで きる。
ここで用いられるハイブリッド形成という用語は相補塩基の対の間における水素 結合の形成を意味し、グアニン及びシトシンは3つの水素結合を形成して、アデ ニン及びチミンは2つを形成する。
アンチセンスオリゴヌクレオチドは化学的方法により合成されて分子の現実的骨 格を変える修正をしばしばうけるか又はそれらはそれらの末端に位置した反応基 を更に有する。アンチセンスオリゴヌクレオチド中に導入されるこれら修正の目 的はヌクレオチド分解に対するこれら分子の耐性を高めるため、それらとそれら のターゲットとの相互作用を促進するため、RNAもしくはDNAターゲットの 特別な分解/修正反応を行うため又はそれらの分子内侵入を増加させるためであ る。
アンチセンスオリゴヌクレオチドはヌクレアーゼ分解、主にエキソヌクレアーゼ の作用に感受性である。ヌクレアーゼはすべての画分−細胞内及び細胞外、特に 血清−に存在し、これら分子の急速な分解を起こす。アンチセンス分子の薬理学 的な使用では満足すべき薬物動態とひいてはこれら分子の効果の十分な永続化を 実現するためにこれら分解問題の解決を要する。多くの化学的修正はアンチセン スオリゴヌクレオチドをヌクレアーゼ耐性にすることができる。一部の修正はホ スホジエステル結合(いくつかの例について言えば、メチルホスホネート類、ホ スホロチオエート類、α−オリゴヌクレオチド類、ホスホルアミデート類)の構 造又は性質に直接影響を与え、他は遮断基を分子の3′及び5′末端に加えるこ とである(Pe+bo++ら、 1989;Be+t+andら、 1989; Bazileら、1989;And+u+ら、 1989:Carenaveら 、 1989+Xon、 1988;Mahe+及びDolnick、 198 8:Gagnot ら、 1987Ja+kus−5eku+a、 1987) 。
オリゴヌクレオチドとそのターゲットとの相互作用の効力を増加させるためには 、挿入基(例えば、アクリジン類)がアンチセンスオリゴヌクレオチドの一端に 加えられてもよい。最後に、ターゲットで開裂又は永続的化学変化を起こすこと ができる反応基(例えば、アルキル化剤、ソラレン類、F e −EDTA)も アンチセンスオリゴヌクレオチドに加えてよい(Sunら、 198LHele ne。
1989:Dutand ら、 1989;Sun ら、 1989;He1e ne及びThuong。
1988:Ve++pie+en ら、 1987;Son ら、 1987; Cxxen@yeら。
1988.1987+Le Doan ら、 1987:Toulmeら、 1 986:vlassoy ら。
1986)。
アンチセンスオリゴヌクレオチドの従来の修正の最終タイプはそれらの膜内通過 を容易化するために分子の電荷及び/又は親水性を修正する基を加えることであ る(Kabanovら、 1990;Degolsら、 1989;5teve nson ら、 19119゜LeoneNiら、 1988)。
すべてのこれら修正は明らかに互いに組合せることができる。
メツセンジャーRNAのすべての領域がアンチセンスオリゴヌクレオチドの効果 に同様に感受性であるわけではない。メツセンジャーRNAは型通りの直鎖分子 ではなく、逆に多くの二次構造特徴(複合分子内ハイブリッド形成)と三次構造 特徴(再折り重ね及び特殊なコンホメーション、偽ノード)を有して、構造的及 び機能的核タンパク質(例えば、墳墓性タンパク質、スプライシング、ポリアデ ニル化及びキャップ化複合体、翻訳複合体)と相互作用する分子である。。メツ センジャーRNAの異なる領域の効果的な利用性及び接近性はこれらの構造的特 徴におけるそれらの関連性に依存する。それに対応して、これと又はその配列と 相互作用する阻害剤の効力も特定機能に関するこの配列の関連性に依存する。ア ンチセンス分子に関するターゲット領域はそのオリゴヌクレオチドに接近できね ばならない。
二次構造の予測に関するソフトウェアの使用によれば理論的な接近度を予測し、 ひいてはアンチセンスオリゴヌクレオチド用ターゲットの選択を導くことができ る。
全体として、ターゲットとして最も広く用いられる領域は翻訳開始部位(AUG 開始領域)と更にスプライシング部位(S D/S A接合部)である。特別な 機能的性質を有さずかつ分子内対合に関与しない多くの他の配列もアンチセンス オリゴヌクレオチド用のターゲットとして有効であることがわかった(後記側参 照)。
アンチセンスオリゴデオキシリボヌクレオチドは二本鎖DNAのある領域(ホモ プリン/ホモピリミジン配列又はプリン/ピリミジンに富む配列)にも向けられ 、こ7うして三重らせんを形成できる(Petro+uNら、 1990;Fr 1ncoisら(A)、1989 ; Frxncoigら(B)、 1989  ; Fr1ncoisら(C1,1989; WxBら、 [989;Mih e+ ら、 19g9;S++++ ら、19g9;Boidol−FoBel  ら、 1988;Mo+et及びDerrtn、 19g7;De+w!n。
lH61゜このようにDNAに対するオリゴヌクレオチドは“アンチ遺伝子″又 は代わりに“アンチコード”と呼ばれた。特定配列における三重らせんの形成は 遺伝子の発現に関与するタンパク質の結合を阻止し及び/又は問題のオリゴヌク レオチドが特別な反応基を有するならばDNA中に不可逆的ダメージを導入する 。このようなアンチセンスオリゴヌクレオチドは要求があれば特定配列アンチセ ンスオリゴヌクレオチドとターゲットメツセンジャーRNAとのハイブリッド形 成はいくつかの様式で、即ち立体的又は疑似触媒的にいずれかで後者の発現を阻 止できる(Gagnorら、 190;/esws ら、 1988;Mttk w*−5eku+x、19g? ) ニ ーメツセンジャーRNAと相補的アンチセンスオリゴヌクレオチドとの相互作用 によればメツセンジャーRNAの翻訳、成熟、安定化又は輸送に要求されるタン パク質又はタンパク質複合体の結合及び/又は進行を妨げる物理的バリアを形成 することができる。この物理的遮断から最後にターゲットメツセンジャーRNA の発現の阻害に至る。
−メッセンジャーRNAとアンチセンスオリゴデオキシリボヌクレオチドとのハ イブリッド形成はすべての真核細胞に存在する酵素RNアーゼH用の基質を作り 出す。
RNアーゼHはRNAがDNAとハイブリッド形成されたときにそれを特異的に 分解する酵素である。このためアンチセンスオリゴヌクレオチドとターゲットR NAとのハイブリッド形成はこのハイブリッド形成箇所でこのターゲットRNA の開裂とひいてはその永続的不活性化を引き起こす。
一更に、前記のように、アンチセンスオリゴヌクレオチドはターゲットRNA分 子において不可逆的ダメージを直接起こせる反応基を含むことができる。
DNAに対するアンチセンスオリゴヌクレオチドに関して、これらはターゲット 遺伝子(例えば、転写因子)の発現に必須な調節タンパク質の結合を阻害するか 又はDNA分子中に不可逆的ダメージ(開裂、架橋)を起こすかのいずれかで作 用でき、それを局所的に遺伝子発現させなくする。
リボザイムは特にターゲットRNAでエンドヌクレアーゼ開裂を起こせる酵素活 性が付与されたRNA分子である。リボザイムは天然エンドヌクレアーゼ触媒活 性が付与された特別なアンチセンスオリゴヌクレオチドであると考えてよい(V assea+、 1990;Sya+on+、 19119;Jell+ie及 びS7mons、 19N;H@5elofl及びGerlscb、 1988 ;tlhl!ubeck。
1987;5ytnons ら、1!187)。典型的には、リボザイムは2つ の部分からなる;一方でそれは切断することが望まれるターゲット配列に相補的 な配列と他方で反応基として機能する触媒配列を含む(Fedor及びUble nbeck、 1990;Uhlenbeck ら、 1989;5heldo n及びSymon51989;Samptonら、 +!1871゜ウイルスリ ボザイムの配列から導かれた共通活性部位を用いて、いかなるメツセンジャーR NAも既定位置で理論的に切断することが現在可能である()Ix+eloll 及びGe+l!ch、 19811;Ublenbeck、 19871゜リボ ザイムは従来のアンチセンスオリゴヌクレオチドと同様の使用問題に出会い、特 に分解の現象に関してRNAはDNAよりも更にヌクレオチド分解に感受性であ る。
アンチセンスオリゴヌクレオチドは細胞メツセンジャーRNA、例えば発癌性タ イプメツセンジャー(To+lo+aら、 :990:ChxHら、 1911 9;A+lo++i ら、 1989;Xhc++g ら。
1989;5huttlevo+lh ら、 1988;Cope及びWill e、 1989;Catenaveら、+9119)とV S V CDego lsら、 1989;Leonelliら。
19891 、S V 40 (Wcstcr+uaaら、19119)、イン フルエンザウィルス(Kabanoyら、 1990;2etizlら、 19 117)、脳心筋炎ウィルス(Sxnkxtら、19N)、アデノウィルス(M i+oschnichenkoら、 1989)、HS V (G&oら、 1 988)及びHI V (Mgjzakuriら、 1989;Slgyeis on ら、1989;Msl!uku+a ら、 19118;Goodchi ld ら、 191111)のような様々なウィルスに由来する多くの異なるタ イプのウィルスメツセンジャーRNAの発現を特異的に阻止することができる。
リボザイムによれば、CATマーカー遺伝子についてコードするメツセンジャー RNAをインビボで開裂すること(Cxme+on及びIennings、 1 9891、ヒストンメツセンジャーRNAの成熟プロセスを阻害すること(Co llenら。
19g9;Cozen及びBirn+1tel、 1989)又は部分的にHI V−1感染に対する細胞を保護すること(5ityetら、 19901ができ る。
オリゴヌクレオチドは“センス′タイプ戦略の関係でも用いてよい。このアプロ ーチは特定配列のデオキシリボ又はリボシリーズの一本鎖又は二本鎖オリゴヌク レオチドを、この配列に親和性を有して細胞内有効濃度が競合により減少させる ことが望まれるタンパク質を結合させるための剤として用いることからなる。こ のため、転写因子、ウィルス包膜因子、翻訳調節因子等と相互作用するオリゴヌ クレオチドを用いて考えることができる。
このアプローチはより慣用的なアンチセンス戦略と異なりまだ開発されていない 。このケースにおいて、オリゴヌクレオチドの安定性の問題もそれら作用の効力 及び持続性に関して特に重要なファクターである。このようなアプローチ用に修 正されたオリゴヌクレオチドの使用によればタンパク質による認識の構造的問題 と出会うことがある。血清及び細胞中で安定である天然オリゴヌクレオチドを思 いどおりに扱いうる可能性から、特に核酸に親和性を有する調節因子に向けられ た新規治療方法の開発を考えることができる。
このため、アンチセンス及びセンスオリゴヌクレオチドは病原作用を発揮する産 物についてコードする発現メツセンジャーを阻害できる強力でかつ高度に特別な 可能性のある薬剤である。
しかしながら、オリゴヌクレオチドの治療使用では生理学的タイプのい(つかの 問題、特にこれら分子の分子内デリバリ−の問題及びヌクレオチド分解に対する それらの感受性の問題と出会う。修正された誘導体の使用によればヌクレアーゼ 感受性の問題を克服できるが、但し追加問題、即ち分子中に導入される化学的修 正で起こりつる毒性の問題を生じる。
修正されたアンチセンスオリゴヌクレオチドの使用は毒性学的性質の問題を実際 に起こす。一部の修正はかなり中立的であると言われるが、はとんどは潜在的な 毒性がないわけではない。
化学的に修正されたアンチセンスオリゴヌクレオチドはいくつかのレベルで、即 ち全分子の効果で直接的に又は分解産物の効果で間接的にいずれかで毒性を有す ることがある。このため化学的修正を有して細胞内に高濃度で存在するヌクレオ チドは薬理学的観点から無意味でない毒性、更に具体的には遺伝毒性を有するこ とがある。
例えば、修正アンチセンスオリゴヌクレオチドの使用により生じる多くの問題、 特に非配列特異的抗ウイルス効果はアンチセンスオリゴヌクレオチドをヌクレア ーゼ耐性にするためにそれらの中に導入された化学的修正の一部の性質のせいで あると実際には思われる。
このため毒性学的観点から、オリゴヌクレオチドの天然構造が少なく修正される ほど、薬理学的問題に直面するリスクが低下することは明らかである。天然DN A又はRNA分子とその分解産物は毒性学及び薬物動態の問題をほとんど又は全 く起こさないが、これは代謝された後に様々な潜在的毒性誘導体を生じうる修正 構造のケースではない。
このため、正常なホスホジエステル結合で互いに連結された正常なデオキシ又は リボヌクレオチドのみを含み、しかしながら分解に対する耐性も有する天然オリ ゴヌクレオチドを思いどおりに扱えることは有利である。
ここで提示された本発明の主題は化学的修正を安定化させる面倒さなしにエキソ ヌクレアーゼに耐性である新規構造タイプのアンチセンス又はセンスオリゴヌク レオチドである。本発明の主題を形成するオリゴヌクレオチドはエキソヌクレア ーゼ分解に利用できる末端を供しない閉鎖構造をとるという特徴を有している。
このようなオリゴヌクレオチドはそれらの天然状態で用いてもよいが、しかしな がら修正ヌクレオチド又は反応基も有することができ、即ちそれらの阻害効力、 それらの浸透性、それらのターゲットに対するそれらの親和性もしくはそれらの 細胞もしくは細胞内ターゲット性を強化する目的で又はいずれか他の性質を最適 化するために他の分子又は高分子と物理的に組合せることができる。
I+、発明の説明 細胞、更には体内、例えば血液循環において、天然アンチセンスオリゴヌクレオ チドはヌクレアーゼに感受性である。ヌクレアーゼは一本もしくは二本鎖分子で 内部開裂を導くか又はこれらの分子をそれらの末端から攻撃することによりいず れかでDNA又はRNAのホスホジエステル結合を切断できる分解酵素である。
内部攻撃する酵素はエンドヌクレアーゼと称され、末端で攻撃するものはエキソ ヌクレアーゼと称される。
アンチセンスオリゴヌクレオチドの安定性、ひいてはそれらの効力は前記のよう に様々な化学的修正を導入してそれらを分解に対して耐性にすることでかなり高 めてもよい。
エキソヌクレアーゼは血清及び細胞中におけるアンチセンスオリゴヌクレオチド の分解の主原因である種類であることがわかっている。更に詳しくは、3′−O Hで攻撃するエキソヌクレアーゼがこの現象に最も具体的に関与するらしい。
アンチセンスオリゴヌクレオチドの末端の構造に施された修正はそれらを保護し 、エキソヌクレアーゼ活性を遮断し、そのオリゴヌクレオチドに増加した安定性 を付与できる。
このため、ここで記載された発明は遊離末端を有しない閉鎖オリゴヌクレオチド が規定によりこのタイプの分解に耐性であるという新しい考えに基づいている。
閉鎖、例えば環状オリゴヌクレオチドは3′又は5′エキソヌクレアーゼに接近 しつる基質を与えず、このため安定化される。
更に詳しくは、本発明は1以上の一本鎖オリゴヌクレオチド配列からなり、その 末端が共有結合で互いに連結されて少くとも部分的に閉鎖された一本鎖構造を形 成するオリゴヌクレオチドタイプのアンチセンス及びセンス剤に関する。
これらの剤は、このタイプの化合物が好ましくは非ヌクレオチド構造と比較して 多くのヌクレオチドを有するかぎり、閉鎖オリゴヌクレオチド又は環状オリゴヌ クレオチドと以下で時々称される。
オリゴヌクレオチドという用語の定義は前記されたが、天然リボ及びデオキシリ ボ双方のシリーズと、全体として以下で非天然と称されしかも前記されたこれら 塩基の修正を包含する。
共有結合は以下で説明されるようにタンパク質、脂質又はグリコシドタイプの非 ヌクレオチド共有構造でも及び/又は混合構造であってもよい。それにもかかわ らず、ヌクレオチド共有構造、即ちホスホジエステル結合を用いることが好まし い。
本発明は遊離末端を有しないが、但し全タイプの結合、好ましくはホスホジエス テルタイプ結合で互いに結合されたヌクレオチド塩基の連続から構成される閉鎖 、例えば環状オリゴヌクレオチドに関する。これらの塩基はこれら塩基間の距離 が約3〜4人であるような結合で互いに組合されるが、これはヌクレオチド間結 合がホスホジエステル基で形成された場合に天然DNA又はRNA分子でみられ る距離である。閉鎖、例えば環状オリゴヌクレオチドは好ましくは未修正ホスホ ジエステル結合で互いに結合された天然ヌクレオチドから構成されることが有利 であるが、但し塩基間の距離に応じたかつ核酸コンホメーションに特徴的ならせ ん軸回転を行える修正ヌクレオチド及び/又は修正結合も含んでよい。このため 閉鎖オリゴヌクレオチドはそれらのデオキシ又はリボヌクレオチド形で塩基A1 TSG、C又はUから構成されることが有利である。したがって、閉鎖オリゴヌ クレオチドはオリゴデオキシリボヌクレオチドもしくはオリゴリボヌクレオチド でも又はデオキシリボヌクレオチド及びリボヌクレオチドを含む混合分子であっ てもよい。
このため本発明は生物学的に、化学的に又は合成化学の技術を生物学及び生化学 の技術と組合せた方法により得られ、同配列だが但し完全に直鎖で閉鎖構造を有 しないオリゴヌクレオチドの場合よりも大きなエキソヌクレアーゼ耐性を有する あらゆる閉鎖−末鎖DNAもしくはRNA又は混合D N A/RN Aの環状 又は環状部分を有する分子に関する。
閉鎖オリゴヌクレオチドの例は図IA〜1cで示されている。
図IAは閉鎖アンチセンスオリゴヌクレオチドの構造の例について示す。図IB は閉鎖センスオリゴヌクレオチドの構造の例について示す。Ir1Cはセンス及 びアンチセンス効果を発揮できる混合分子について示す。
閉鎖オリゴヌクレオチドを構成する単一ヌクレオチドの数は様々で、特に10〜 200であるが、但し基準として、この数は閉鎖構造(環状の投縄又は風船構造 、二本鎖にされた構造等−後の異なる構造の記載参照)、使用(抗RNAアンチ センス分子、抗DNAアンチセンス分子、抗タンパク質センス分子)、オリゴヌ クレオチド、デオキシ又はリボヌクレオチドのタイプ(単純なアンチセンス又は リボザイムアンチセンス等)及び問題のターゲット(メツセンジャーRNA、プ レメツセンジャーRNA、特殊な二次構造等)に応じて約20〜約50のヌクレ オチドであることが有利である。
本発明の主題を形成する閉鎖オリゴヌクレオチドは図IDで示された一般式を有 するアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)及びウラ シル(U)を有する塩基の配列から構成されることが好ましい。
閉鎖オリゴヌクレオチドは稀なヌクレオチド(例えば、イノシンI又はrI)又 はデオキシリボ又はリボシリーズいずれかの修正ヌクレオチドを含んでもよい。
閉鎖オリゴヌクレオチドは、例えば図2で示された様々な式に従い、ホスホジエ ステル結合で修正されたヌクレオチドを含んでもよい。例えば、閉鎖オリゴヌク レオチドはホスホロチオエート類、メチルホスホネート類、ホスホロジチオエー ト類、ホスホモレネート類、ホスホルアミデート類及びアルキルホスホトリエス テル類である1以上の周知基を含んでよい。しかしながら、閉鎖アンチセンスオ リゴヌクレオチドは好ましくは未修正ホスホジエステル結合で互いに結合された 天然ヌクレオチドからなることに留意されるべきである。
閉鎖オリゴヌクレオチドはそのオリゴヌクレオチドに相補的なターゲット分子の 配列と結合を形成できる反応性ヌクレオチドを含んでもよい。
このため、閉鎖オリゴヌクレオチドはそのオリゴヌクレオチドに相補的なターゲ ット分子の配列と反応できる、例えばソラレン基のようなヌクレオチドにグラフ ト化された反応基又は他の架橋剤もしくは挿入剤を有してもよい(図2で示され た様々な非網羅的な例を参照せよ)。
閉鎖アンチセンスオリゴヌクレオチドは閉鎖構造のヌクレオチド形成部分の中に 触媒活性を有するRNA配列を含んでもよい。このため、これらの環状オリゴヌ クレオチドは、ターゲットRNA配列において開裂又は修正を起こせうるいかな るRNA配列であってもよい触媒配列に加えて、ターゲット配列に相補的であっ てRNAもしくはDNA又はRNA/DNA混合物のいずれかからなるアンチセ ンスタイプ配列を含む末端が結合された環状リボザイムである(図3)。
細胞内浸透性を増加させつる分子、特に親油基、ポリペプチド又はタンパク質に カップリングされた閉鎖オリゴヌクレオチドも本発明の一部を形成する。
閉鎖搾りゴヌクレオチドは3′及び5′エキソヌクレアーゼに基質を供しないと いう主要特徴を有する。この性質を獲得する上で、最も簡単な構造は既に図示さ れたようにホスホジエステル結合で互いに結合されたヌクレオチドの連続から形 成され、鎖内対合を有するか又はそうでない環状オリゴヌクレオチドである(図 IA〜IC及び図4)。
非3−−5−ホスホジエステル結合で閉鎖された他の構造の分子も合成してよく 、エキソヌクレアーゼに対する部分的又は全体的耐性を有することができる。
デオキシ又はリボヌクレオチド残基から構成されて分子の3′末端又は5′末端 いずれかを伴う結合で閉鎖された投縄形分子(図IA〜IC及び図4)も本発明 の一部を形成する。これらの投縄形分子において、直鎖部分は単一ヌクレオチド 残基のみを含むか又は代わりに0<っかの残基のヌクレオチド側鎖を含むことが できる。これらの構造において、オリゴヌクレオチドの末端ヌクレオチドの1つ は塩基、糖又はホスホジエステル基で形成されうる結合により内部ヌクレオチド に力・ツブリングされる。このようなオリゴヌクレオチドは遊離末端又(よ遮断 末端を有する。このため、エキソヌクレアーゼ耐性(よ部分的であり、遊離末端 をヌクレオチド分解に付すことが可能である。オリゴヌクレオチドの5′及び3 ′末端は同等に分解に感受性でなく、3゛末端の方が感受性である。遊離5′末 端のみを有する投縄形環状オリゴヌクレオチドは分解からかなり保護される。加 えて、投縄の直鎖部分を分解できるエキソヌクレアーゼは分岐点て停止される。
この段階において、オリゴヌクレオチドはその末端が最初に遊離又は分岐してい たかにかかわらず3′及び5′エキソヌクレアーゼに完全に耐性になった。
このような投縄形分子は先のセクションで前記したように天然又は修正ヌクレオ チド残基を含むことができる。
投縄形分子の一般構造は図IA及び図4Bで示されている。
図IA、図IB及び図40で記載されたような風船形閉鎖オリゴヌクレオチドも 本発明の一部を形成する。これらのオリゴヌクレオチドは2つの内部ヌクレオチ ド間で形成される鏡開架橋に相当する化学結合で閉鎖される。
この架橋は反応性、例えば光活性のヌクレオチドによって又は代わりにオリゴヌ クレオチドの2対領域間で結合を形成する外来試薬を用いることで行ってよい。
このような風船形オリゴヌクレオチドはエキソヌクレアーゼ用に制限された数の 基質部位を有するだけか又は全く有しない。オリゴヌクレオチド分子を閉鎖する 架橋がたとえ末端ヌクレオチドで行われないとしても、架橋箇所の各個に位置す るわずかなヌクレオチドは分子の末端においてエキソヌクレアーゼに接近できる 。エキソヌクレアーゼは未カップリング末端のヌクレオチドを結ぶホスホジエス テル結合を開裂するが、但し架橋部位から先で停止される。架橋に関与するヌク レオチドは全体的又は部分的にエキソヌクレアーゼ耐性であり、このため継続的 なヌクレオチド分解からオリゴヌクレオチドを保護する。
非ヌクレオチド分子で自ら閉鎖されたもう1つの群の環状オリゴヌクレオチドも 本発明の一部を形成する。これらの閉鎖オリゴヌクレオチドは塩基が未修正であ って第一ヌクレオシド単位が何らかの種類の分子構造を伴う結合で最後に結合さ れたDNA又はRNA配列に相当するそれら分子構造の一部を有する。例えば、 アンチセンスオリゴヌクレオチドは何らかのタイプの力・ツブ1ノングで末端ヌ クレオシド単位に結合されるタンノ(り質又はポリペプチド構造で末端ヌクレオ チド間の力・ツブリング1こより環化してよい(図4)。このため、ヌクレオチ ド部分とタンパク質部分を有する環状オリゴヌクレオチドも本発明の一部を形成 する。このタン/々り質部分の挿入(よ様々なカップリング方法で行ってよい。
タンIくり質分画は異なるメカニズムでヌクレオチド分子の効力を増加させるよ うにデザインしてよい。例えば、そのタンノ々り質部分は細胞でオリゴヌクレオ チドの取込みを促進し、用いられるタンパク質決定基を選択することで適宜1こ ある細胞をターゲット化できる。このタイプの環状第1ノゴヌクレオチドで用い られるタンノ<り質又はペプチド成分(よシグナル化分子でもよく、これによれ ばオリゴヌクレオチドの細胞内ターゲット化を可能にする。例え(f1天然細胞 内又はウィルスタンパク質に由来する核にタープ・ット化されたペプチドも用い てよい。このため、本発明のこの面は、細胞膜表面の特定レセプターと特異的に 反応し、上記細胞により取り込まれ、細胞内でそれらの生物活性を発揮できる化 合物を包含して新規構造のオリゴヌクレオチドを提案することにある。
親油基により又は親油基を有してこれら分子の細胞内取込みを促進する鎖により 自ら閉鎖された環状オリゴヌクレオチドも本発明の一部を形成する。
リポソームタイプ包膜構造又はいずれか他のりボタンバク質もしくはリポ多糖構 造との共有又は非共有カップリングで結ばれた環状オリゴヌクレオチドも本発明 の一部を形成する。
ホスホジエステル結合で自ら閉鎖されたが、但し自らの又は外部から供された分 子の構造に属する反応剤により形成された1以上の内部結合を更に含む環状オリ ゴヌクレオチドも本発明の一部を形成する。
これらの分子は環状オリゴヌクレオチドのエキソヌクレアーゼ耐性の特徴を有し 、加えて特定の二次又は三次コンホメーションを有するターゲット自体における 特定部位の認識に向けることができる特殊な二次コンホメーションを供するが、 これらのタープ・ストは特定の一次及び二次構造のポリヌクレオチドに関して随 意的及び選択的親和性を有することができる核酸でも又はいずれか他の細胞もし くはウィルス構造であってもよい。
ターゲットRNAと三重らせんを形成できる環状又は閉鎖アンチセンスオリゴヌ クレオチドも本発明の一部を形成する。三重らせんの形成によればアンチセンス 化合物とターゲット配列とのD N A/RN A相互作用を安定化させること ができる。
一般的に言えば、環状アンチセンス化合物は直鎖アンチセンスオリゴヌクレオチ ドと比較して“プロドラッグ化合物であるとも言える。環状オリゴヌクレオチド の開裂は慣用的なアンチセンス効果を遅れて発揮する直鎖オリゴヌクレオチドを 生じる。
本発明による化合物は自己対合できないヌクレオチド配列を含むことがかなり多 いが、可変的鎖長の二本鎖構造を形成する自己対合領域を含む閉鎖オリゴヌクレ オチド(図5参照)も本発明の一部を形成する。この二本鎖構造はいくつかの役 割、例えば環状分子の合成時に環化できるように分子を安定化させる役割を有し てもよt)(後の製造方法を参照せよ)。この二本鎖構造は例えばこの配列に親 和性を有するタンパク質と相互作用するような活性役割を有してもよい。二本鎖 構造はタン、<り質因子用の結合配列に対応することができる。特に、本発明の 一面は細胞又はウィルスタン/<り質因子と結合でき、ひいてはこれらの因子と 係わる生物学的プロセスに干渉できる安定な天然オリゴヌクレオチド分子を提供 するこ−このような適用向けのオリゴヌクレオチドは単に環状であることが有利 であるーは転写因子との細胞内競合である。このケースにおいて、閉鎖オリゴヌ クレオチドの二本鎖部分は捕捉することが望まれる転写因子、レギュレーター又 はホルモン核レセプターの結合配列を有する。
二本鎖化された環状オリゴヌクレオチドと転写因子との相互作用はこの因子の細 胞内利用性を減少させ、ひいてはこの因子が関与する調節平衡を修正する。それ が促進効果を発揮する正の転写因子であるならば、この因子の遮断は問題の遺伝 子を阻害する;それが細胞DNAとの相互作用後に遺伝子発現を阻害する負の因 子であるならば、これら遺伝子の発現は促進される。一般的に言えば、デオキシ リポジリーズで二本鎖部分を有する環状タイプの閉鎖オリゴヌクレオチドはDN Aに親和性を有して所定の病的状況で効果を減少又は変化させることが望まれる いずれかのタンパク賀因子と治療目的で相互作用する。
使用はより大きな効力の目的のためアンチセンス及びセンスアプローチを組合せ る上でも閉鎖、有利には環状オリゴヌクレオチドについて考えられる。この方法 は転写因子のメツセンジャーRNAに対する閉鎖アンチセンスオリゴヌクレオチ ドとDNAで転写因子の結合部位に対応した配列の二本鎖構造を含む閉鎖“セン ス”オリゴヌクレオチドを同時に用いることからなる。このため2つの作用レベ ルが同一ターゲット分子で同時かつ相乗的にターゲット化され、アンチセンスは この因子の合成を減少させ、センス分子は存続できる残留分子で捕捉効果を発揮 する。組合せセンス及びアンチセンスアプローチは2つの異なるレベルの発現及 び機能性で同一タンパク質をターゲット化するか又はその方法の最大効力を探求 する目的で2つの異なるタンパク質を攻撃するために用いてもよい。
この二重アプローチでは一方がセンス及び他方がアンチセンスである2つの異な る分子の同時使用又は代わりにSICで記載されたような単一の閉鎖オリゴヌク レオチド分子を要する。
閉鎖オリゴヌクレオチドのもう1つの使用例はある二本鎖RNA配列に関して親 和性因子との細胞内競合である。これはメツセンジャーRNA1特にウィルスメ ツセンジャーRNAと相互作用するある調節タンパク質に関するケースである。
例えば、ウィルスメツセンジャーRNAの5′末端の二本鎖領域に結合するHI vtat遺伝子の産物のケースが挙げられる。tatと相互作用する剤として用 いられるためには、この例のケースにおいて、閉鎖−例えば環状−オリゴヌクレ オチドはリボシリーズの二本鎖部分を含み、そのオリゴヌクレオチドの残りはリ ボシリーズ又はデオキシリポジリーズいずれかのヌクレオチドから構成される。
一般的に言えば、本発明の主題を形成する閉鎖オリゴヌクレオチドは親和性部位 の一次構造(配列)と可能な二次構造(例えば、ヘアピン構造、十字形構造)の 双方に似せることにより一本鎖又は二本鎖核酸、DNA又はRNAに親和性を有 するタンパク質因子を捕捉する上で安定化された分子として用いてもよい。
タンパク質因子で認識されるヌクレオチド配列を含むこのような閉鎖、有利には 環状オリゴヌクレオチドは自発的又は光活性な架橋を行える反応基を有してもよ く、タンパク質はそれらと相互作用する。
このため本発明の一面は、先のセクションで詳細に記載されたように、細胞に取 り込まれて特定の核酸配列暑こ親和性を有する細胞又はウィルス因子と相互作用 できる新規の安定な天然オリゴヌクレオチドを提供することである。
エキソヌクレアーゼに耐性である完全又は部分的二本鎖環状構造(別に“ミスマ ツチ”として知られる非対合を有することができる)を形成するために配列の相 補性の結果として対で組合された環状オリゴヌクレオチドも本発明の一部を形成 する。これらの環状二本鎖第1ノゴヌクレオチドはデオキシリポジリーズ又はリ ボシリーズの天然、稀有、人工又は修正ヌクレオチドから構成してもよい。これ らの二本鎖環状オリゴヌクレオチドは■型DNA又はV型DNAから構成でき、 即ち複合B及びZ型構造を含むことができる。I型DNAtよ2本の鎖力(から み合いを有した超コイル化環状DNAである。■型DNAは相補鎖がからみ合わ されていないDNA、即ち横並びの2本の相補鎖から形成されたDNAである。
二本鎖DNAは異なるコンホメーションA、B又はZをとることができる。DN Aの最も自然で最も普通の型はBタイプ右回りらせんであり、一方少ない方のZ 型は左回りらせんであって、B型よりも長い。からみ合わされていない2本の相 補鎖を含む前記のような環状構造は左回−りらせん及び右回りらせんを双方とも 含む。このような二本鎖環状オリゴヌクレオチドは問題のオリゴヌクレオチドに 存在する特定配列に親和性を有するタンパク質と相互作用するセンスタイプ剤と して用いてよい。特にリボシリーズのこのような環状二本鎖オリゴヌクレオチド は通常免疫促進剤として、更に詳しくはインターフェロン誘導剤として用いても よい。一部のRNAにより有されるこの潜在的免疫促進機能は内部配列相補性の 結果として自己対合された二本鎖構造を有する一本鎖環状オリゴヌクレオチドを 用い、環状構造のエキソヌクレアーゼ耐性により付与される利点をよく利用する ことで活用されることに留意すべきである。
I11閉鎖オリゴヌクレオチドの製造 本発明の主題を形成する閉鎖オリゴヌクレオチドは化学的に、生物学的に又は合 成化学及び分子生物学の技術の組合せを用いたアプローチにより得られる。
このため、閉鎖オリゴヌクレオチドは直鎖オリゴヌクレオチドから製造してその 後で化学的もしくは生物学的技術により閉鎖しても又は分子の環化に導く反応を 用いて化学的手段によりオリゴヌクレオチドとして直接製造してもよい。これら 2つのアプローチは以下で逐次考え天然オリゴヌクレオチドの化学合成の様々な 方法が開発され、当業界の規則に従い働く専門家に周知である。
例えば、1つの方法はCPG (コントロールされた孔質ガラス)として知られ る固体支持体を用いることであり、それに第一のヌクレオシドがその3−−OH 末端でカップリングアームにより共有結合される。ヌクレオシドの5−−OH末 端は酸不安定性ジーp−メトキシトリチル基により保護される。亜リン酸トリエ ステル化学を用いかつデオキシヌクレオシド3′−ホスホルアミダイトがシント ンとして用いられるこのアプローチはホスホルアミダイト法と称される(Ca+ uthers、 1985)。このアプローチは現在量も広く用いられるもので あり、完全に自動であるという利点を有する。CPGに結合された第一単位から のオリゴヌクレオチドの合成は脱保護のステップで始まり、その際にトリチル基 が除去され、しかる後5′基で活性化されたヌクレオシド単位が加えられ、未反 応生成物がブロックされ、しかる後脱保護/活性化/カップリングの新しいサイ クルが再び始まる。典型的には、デオキシヌクレオチドの付加は下記4ステツプ =1)ジメトキシトリチル保護基の脱保護及び酸による除去、11)デオキシヌ クレオシド亜リン酸トリエステルを生じる得られた生成物とデオキシヌクレオシ ド3′−ホスホルアミダイトとの縮合、1ii)アシル化、即ち反応しなかった 5′−ヒドロキシル基のブロック及びit)亜リン酸トリエステルからリン酸ト リエステルへの酸化に従い生じる。
このようなサイクルの反復から200単位以上に伸びることができるオリゴヌク レオチドの合成に至る。
第二の例を引用するため、オリゴヌクレオチドの合成に用いられるもう1つのア プローチはホスホン酸化学のアプローチである(F+oehlerら、 +98 6)。このアプローチはデオキシヌクレオシド3′−H−ホスホン酸とシリカガ ラス支持体にカップリングされたデオキシヌクレオシドとの縮合から始める。連 続縮合サイクルはオリゴヌクレオチドH−ホスホン酸の合成に至る。これらのオ リゴヌクレオチドはホスホジエステルを得るために1ステ・ツブで酸化される。
これら技術のうちあるもの又は規定配列のポリヌクレオチド鎖を化学合成できる いずれか他の連続操作を用いて、生物学的手段により環化できる直鎖オリゴヌク レオチドが結合酵素を用いて得られる。オリゴヌクレオチドを自ら閉鎖させる上 でリガーゼを使用できるためには、オリゴヌクレオチドは5′末端のリン酸化が 化学的に行われたか又は代わりにキナーゼ(好ましくは、ポリヌクレオチドキナ ーゼ)及びATPもしくはいずれか他のリン酸ドナーを用いて生物学的に行われ たかにかかわらず5′−P末端基を有しなければならない。
直鎖オリゴヌクレオチドの環化を有利に行う上で適した異なる操作は以下で記載 されている。
1−1−直鎖オリゴヌクレオチドは第一よりも短い第二オリゴヌクレオチドと第 一オリゴヌクレオチドの2末端に相補的な配列によりT4リガーゼのようなりガ ーゼを機能化させる上で対合された部分的二本鎖構造を形成することで環化して もよい。図6で示されるこのケースにおいて、第二の小さなオリゴヌクレオチド はアダプターとして作用し、オリゴヌクレオチドの2末端ヌクレオチドを端部間 で環化させておくことができる。その際に、T4リガーゼ又はDNAでその作用 を発揮できるいずれか他の結合酵素の作用からこれら2つのヌクレオチド間でホ スホジエステル結合を形成することにより環化させる。この結合は溶液中で生じ つるが、2つのオリゴヌクレオチドは鎖内環化にとっては好ましいが、現実的環 化反応の収率を減少しうるオリゴヌクレオチド間結合にとり好ましくない適切な 温度及び濃度条件下においてノーイブリッド形成及び結合しうる培地でミックス される。
l−2−(1)で記載された方法の変形例でもなおアダプターによりオリゴヌク レオチドの環化を行うが、但し核酸断片を共有又は非共有結合できてその後にこ の断片とオリゴヌクレオチドでハイブリッド形成させつる例えばニトロセルロー スもしくは誘導体、ナイロン膜、ガラス支持体、多糖構造又はいずれか他の支持 体であって、リガーゼの作用と適合しつる支持体に結合されたオリゴヌクレオチ ドを用いる。このため、この操作は共有結合又は非共有結合のいずれかで支持体 にアダプターオリゴヌクレオチドを結合させることからなる。多数のハイブリッ ド形成/結合サイクルを環化すべきオリゴヌクレオチドで行える共有結合を用い ることが有利である。アダプターオリゴヌクレオチドは末端ヌクレオチドで直接 又はカップリング剤により、又は内部位置に存在して反応基を有するヌクレオチ ドでいずれかによりその支持体に結合させてもよい。このような方法の原理につ いて示す図は図6で説明される。アダプターオリゴヌクレオチドを結合させる利 点は2つであるニ一方でコントロールされた物理的条件(単位面積当たりの結合 分子数)下で行われるこの結合によればオリゴヌクレオチド間結合後のハイブリ ッド形成反応時にコンカテマー形成の発生率を減少させることができ、他方でそ れは多環化サイクル用に何倍ものアダプターオリゴヌクレオチドを用いる結合リ アクターの生産を容易にする。
1−3−オリゴヌクレオチドは自ら折り返して部分的二本鎖構造を形成できる配 列を用意することで意図的に導入された二次構造を利用することにより環化させ てもよい。例えば、図6はループを形成する直鎖部分を含み、アンチセンスタイ プ配列、長さ9塩基対の二本鎖領域及びT5から構成される閉鎖配列を含む“ダ ンベル形”オリゴヌクレオチドのケースについて示す。この構造は自己対合を行 い、それによりT4リガーゼのような結合酵素により基質として利用されうる分 子を与えることができる。このケースにおいて、結合の収率は二本鎖構造におけ る対合の安定性に特に依存している。いくつかの対合配列が比較研究に付された が、(75%程度の)有利な環化収率を与える配列の1つが図6で示されている 。
どのヌクレオチドが4〜8残基の様々な長さの閉鎖ループを形成するために用い られるかについてはかまわないが、主にA又はTのいずれかが好ましくは用いら れる。
二本鎖対合領域は“ダンベル”構造の形成のみに用いられる配列又はターゲット 領域に一部に対応して分子間ハイブリッド形成により部分的に置換えつる配列を いずれか含んでもよい。
配列が図6で示されるオリゴヌクレオチドを有効に環化させる実験条件は後に実 験部分で詳細に記載されている(“閉鎖オリゴヌクレオチドの性質及び利点″参 照)。
この配列のケースにおいて、環化収率は75%程度であこの技術は実験部分で取 り扱われる環状オリゴヌクレオチドを製造するために用いられた。
1−4−環状オリゴヌクレオチドは結合ヌクレオチドの短鎖ループにより各末端 においてそれ自体で閉鎖された二本鎖構造により形成してもよい。これらのオリ ゴヌクレオチドは前記のような“センス”タイプアプローチに用いてよい。セン スオリゴヌクレオチドの典型例は図6で示される。このオリゴヌクレオチドは2 4ヌクレオチドの対合配列とT5により形成された2つの結合ループを含む。こ こで示された例において、この環状オリゴヌクレオチドは肝細胞転写因子HNF −1の認識用配列に対応した二本鎖構造を含む。このようなオリゴヌクレオチド は相補配列により形成される二本鎖二次構造を利用することで単純に環化しても よい。オリゴヌクレオチドの閉鎖ポイント(即ち、末端)は分子内回折り重ねで 最大の環化効力を示すように選択される。このポイントは中心二次構造の中間点 と比較して真中でも又は多少遠くであってもよい。このようなオリゴヌクレオチ ドは分子内反応に基づくのではなく、部分的二本鎖構造を有して互いに対合しう る付着末端を形成する自ら折り返された2本の直鎖オリゴヌクレオチドを用いる 分子間反応により合成してよいことにも留意されるべきである(図6の図参照) 。
1−5−一方が長くて他方が短(、第二が第一の中心部分でハイブリッド形成す る2本の相補的オリゴヌクレオチドを製造することからなる技術は二本鎖中心領 域を含むことになるオリゴヌクレオチドを環化させるために用いてよい。T4リ ガーゼの作用により、3′及び5′還位配列で自己対合を形成できる配列相同性 がたとえないにしても、長鎖オリゴヌクレオチドの2末端を対合オリゴヌクレオ チドの末端に結合することができる。このようなメカニズムでは中心二本鎖部分 を含む閉鎖環状オリゴヌクレオチド構造を形成するようになる。
1−6−直鎖オリゴリボヌクレオチドからリボシリーズ(オリゴリボヌクレオチ ド)の環状オリゴヌクレオチドの製造に関して、使用できる技術は前記の場合と 同種類のものである。しかしながら、リボ又はデオキシリポジリーズのオリゴヌ クレオチドの環化を自発的に行えるT4RNAリガーゼ酵素を用いることも可能 である。この酵素は直鎖オリゴヌクレオチドをATPの存在下で閉鎖して環状オ リゴヌクレオチドに変換することができる。
このため、特別なマトリックスなしにいかなるアダプターオリゴヌクレオチドも 不存在下で、オリゴリボヌクレオチドをこのように環化することができる。この 同様の酵素もオリゴデオキシリボヌクレオチドを環化できるが、但しオリゴリボ ヌクレオチドのケースよりもかなり低い効力である。T4RNAリガーゼはリボ ザイム活性を有するアンチセンスオリゴヌクレオチドを環化するが又は代わりに 例えばHIV tatタイプトランスアクチベーターと相互作用する配列のよう な“センス”RNAを環化するために有利に用いられる。
1−7=前記すべての操作はホスホジエステル結合を形成して直鎖分子を閉鎖さ せる結合酵素を伴う。2つのヌクレオチド残基間でホスホジエステル結合を形成 させうるいかなる酵素もそれらをヌクレアーゼ作用に耐性にする目的でオリゴヌ クレオチドを環化するために用いてよいが、ここで記載された発明の精神におい てこのような酵素はDNAリガーゼ又はRNAリガーゼである。特に、熱耐性生 物に由来する熱安定酵素は有利に用いられ、連続結合/変性/ハイブリッド形成 サイクルを実施させることができる。本発明の主題を形成する環状分子を製造す るために、反応の収率を高める及び/又はそのコストを下げる目的で溶解状態の 結合酵素又は支持体に結合された酵素のいずれかが用いられる。
加えて、化学結合させるいかなる化学試薬も本発明の主題を形成する環状分子を 製造するために用いてよい。
例えば、制限を意味するわけではないが、カルボジイミド又は臭化シアンのよう な試薬が使用できる。
2−環状及び/又は閉鎖オリゴヌクレオチドの製造の他の化学的方法 薬理学的適用の目的のため閉鎖オリゴヌクレオチドの製造は、動物実験であろう と又は医薬化合物の製造であろうと、要求された多くの量を製造させうる化学的 方法を用いることが有利である。
いくつかの方法が用いられる。特に、直鎖オリゴヌクレオチドが有用な方法で合 成され、しかる後化学結合又は末端ヌクレオチドを伴う結合で閉鎖されるが、あ るいは化学合成の最終ステップで直接環化に付すことができるオリゴヌクレオチ ドが合成される。
2−1−環状オリゴヌクレオチドの化学合成環状オリゴヌクレオチドを製造する いくつかの操作が記載されている(Ba+bxtoら、19g9.de v+o oiら、 198g+。これらのアプローチでは液相中又は支持体上で短鎖環状 オリゴヌクレオチドを得ることができる。例えば、理外アミン基で第一ヌクレオ チド残基を結合することからなる技術を用いることができる。このような支持体 からオリゴヌクレオチドの集合化が3′及び5′末端の双方で起きるが、これは 保護して利用できる。環化は合成が完了したときに2末端から保護基を取り除い た後で例えばMSNTを用いて行われる。
エキソヌクレアーゼ耐性アンチセンス又はセンス分子を製造する目的で環状オリ ゴヌクレオチドを合成するためには、3′及び5′末端の双方からポリヌクレオ チド鎖を伸長させて選択配列の伸長の完了後にこれら2末端を結合させるいかな る合成方法も用いてよい。2本の独立して合成された直鎖オリゴヌクレオチドを 化学結合させ、しかる後組換えて末端の特異的な化学反応により閉鎖構造を形成 させるあらゆる方法が用いられる。
2−2−直鎖オリゴヌクレオチドの閉鎖及び環化様々な方法が直鎖オリゴヌクレ オチドを閉鎖させて本発明の主題を形成する閉鎖構造を形成するために用いられ る。これらの構造において、2つの末端ヌクレオチドのうち一方又は双方がカッ プリング結合に関与する。結合又はいずれか他の化学反応のいずれかで得られる 前記された厳密な環状構造とは別に、既に記載された他の閉鎖構造のうちいくつ かは化学的カップリングにより得てよい。
これは特に投縄構造のケースであって、一方の末端ヌクレオチド、有利には3′ 末端ヌクレオチドがオリゴヌクレオチドの5′部分のヌクレオチドの1つにカッ プリングされる。このような構造は分子の他の部分と架橋を形成しうる修正ヌク レオチドを用いて得てもよい。
それは更に風船構造のケースであり、その場合に架橋はオリゴヌクレオチドの末 端領域に位置する2又は3以上のヌクレオチド間でいずれかの剤により形成され 、これらの領域が少数のヌクレオチド、好ましくは4〜10のヌクレオチドにわ たって対合される。
それは末端ヌクレオチドを互いに又は末端ヌクレオチドと内部ヌクレオチドをカ ップリングさせ、アンチセンス又はセンス細胞内作用に関して化合物の効力を増 加させることができるいずれかの基、いずれかの分子又は高分子により閉鎖され たオリゴヌクレオチドのケースでもある。例として、例えば長さ5〜100アミ ノ酸のポリペプチドがオリゴヌクレオチドを環化するために用いられ、ポリペプ チド結合鎖は細胞レセプターにより認識されて良好な取込み又は良好なターゲッ ト化を行う上で十分な量を有することが必要である。
IV、適用の例 ここで記載された発明の主題を形成する閉鎖、特に環状オリゴヌクレオチドは直 鎖オリゴヌクレオチドと比較して高いエキソヌクレアーゼ耐性を有するオリゴヌ クレオチドを思いどおりに扱うことが有利であるすべてのケースで用いてよい。
閉鎖オリゴヌクレオチドはリサーチ又は治療目的から発現レベルを調節すること が望まれるタンパク質の転写又は翻訳において特異的に作用するアンチセンス又 はセンス剤として特に用いてよい。
下記のいくつかの可能な適用は、アンチセンス又はセンスタイプアプローチにつ いて考えることができ、最低の可能な毒性を有する天然エキソヌクレアーゼ耐性 オリゴヌクレオチドの使用が利点を与える状況の、決して制限ではない、単に非 網羅的な例である。
更に詳しくは、本発明による化合物は特に外部局所遇用又は全身適用向けの医薬 組成物において、治療剤、特に抗ウィルス又は抗癌剤として使用できる。
しかしながら、それらはインターフェロンのような天然免疫調節剤の誘導物質で もある。インビトロ又はインビボで診断にそれらを用いることもできる。
一般的に言えば、特に天然及び環状の閉鎖オリゴヌクレオチドは治療されるター ゲットの接近性とこれら化合物の最低又は非存在毒性のために皮膚科の分野で特 に適切な適用領域を有する。遺伝的機能不全のメカニズムに依存し、病原因子が 確認されて、遺伝子及び/又はメツセンジャーRNA配列が知られるすべての皮 膚病症状ではアンチセンスアプローチ又は一部の好ましいケースにおいては“セ ンス“アプローチであっても可能性として考えることができる。
このため、最低毒性を有する天然オリゴヌクレオチドの使用によればこの種類の アプローチの可能性を重度又は軽度の症状と適切であれば美容タイプ、即ち健常 な皮膚における使用及び製品の毒性ができるだけ低くなければならない適用分野 であっても考えることができる。
後で規定されるウィルスターゲットの他に、多くの皮膚病がエキソヌクレアーゼ 耐性環状又は閉鎖天然オリゴヌクレオチドで処理できる。このようなアプローチ で可能なターゲットの中には、アトピー性皮膚炎又は紅斑性狼癒のような炎症疾 患、魚鱗癖及び乾癖のような角質化疾患とメラノーマ又は皮膚Tリンパ腫のよう な新生物疾患がある。このため、例えば、皮膚科で適用される環状アンチセンス オリゴヌクレオチドはインターロイキンのような炎症媒介物質のメツセンジャー RNA、表皮細胞の増殖障害に関与するタンパク質のメツセンジャーRNA又は 代わりに例えばコラゲナーゼ、エラスターゼ及びトランスグルタミナーゼのよう な表現型皮膚老化におそらく関与するタンパク質についてコードするメツセンジ ャーRNAに向けられる。
更に一般的に言えば、主に天然及び環状の閉鎖オリゴヌクレオチドは例えば局所 (皮膚科)適応症又は全身適応症のいずれかでアンチセンス又はセンス抗ウィル ス剤として使用できる。例えば、このようなオリゴヌクレオチドハ抗ヘルペス( HBV−1及びH8V−2、CMV。
EBV)剤、抗パピローマウィルス(皮膚、性器、喉頭又は他)HP V)剤、 抗肝炎(HBV、HCVSHDV)剤、抗HIVCHIV−1及びHJV−2) 剤、抗HTLV (HTLV−1又+1HTLV−2)剤等として使用できる。
これらの環状オリゴヌクレオチドは細胞増殖及び分化の疾患の原因に直接係わる 又は関与するある細胞性タンパク質の発現を抑制する剤として用いてもよい。例 えば、これらの環状オリゴヌクレオチドは腫瘍細胞タイプ(RAS、ERB、N EU、S I S、MYC%MYB等)で過剰発現又は未制御的に発現される細 胞性発癌遺伝子の発現に向けられる。
特に、血清エキソヌクレアーゼに耐性のこれら天然環状オリゴヌクレオチドは白 血病細胞で発現され、それらの増殖に関与する発癌遺伝子のメツセンジャーRN Aに対するアンチセンス剤として又は代わりにこれら増殖性疾患の一部においで あるDNA配列に親和性を有して病的レベルで発現されるタンパク質に対する゛ センス”剤として使用できる。ある白血病の治療の関係において、骨髄移植のた めに環状の閉鎖オリゴヌクレオチドが“エキスビボ”(exマ1マ0)適用の関 係で用いてよい。
これら多くの適応症に関して、適切な医薬投与処方がこれら分子のそれらターゲ ット細胞へのデリノくり−を最適化させる上で確立される。このため、例えば、 閉鎖、特に環状オリゴヌクレオチドは適切に保存してターゲット化を促進するリ ポソーム、ナノ粒子、LDL粒子又はいずれか他のタイプの微小球でカプセル化 してもよい。
閉鎖、例えば環状オリゴヌクレオチド分子はカチオン系界面活性剤と組合せるこ ともできる。これらいくつかの例は網羅的でも制限的でもないことは全く明らか である。
ここで記載された発明の主題を形成する閉鎖、特に環状オリゴヌクレオチドはこ のため全種類の医薬製剤中に適応症に応じて様々な濃度で含有させることができ る。
特に、前記された皮膚科適用ではクリーム、溶液、エマルシコン、ローション、 ゲル、スプレー、粉末、エアゾール等の製造を要し、これらは選択された配列の 環状又は閉鎖オリゴヌクレオチドをこれら製品の組成物に関与する一般医薬成分 と組合せることで製造される。例えば、皮膚科における局所適用向けの製剤にお いて、環状又は閉鎖オリゴヌクレオチドは例えばヒドロキシ安息香酸メチルもし くはプロピル又は塩化ベンザルコニウムのような全種類の保存剤と他の安定、乳 化、分散、懸濁、溶解、着色及び増粘剤、芳香剤等と組合される。これら組成物 の一部、特に皮膚科適応症の局所適用向は組成物では環状又は閉鎖双方のオリゴ ヌクレオチドを例えば静菌、防腐、抗菌、抗生、鎮痛又は抗そう痒剤等のような 他の活性剤と組合せてもよいことに留意されるべきである。
すべてのこれらの例は本発明を説明するためのみで示され、網羅的でも制限的で もない。
■、閉鎖オリゴヌクレオチドの性質及び利点実験例は同配列の直鎖“オーブン” オリゴヌクレオチドにはない閉鎖オリゴヌクレオチドの利点について立証するた めに以下で示されている。これらの例は“閉鎖オリゴヌクレオチドの産生9の部 、セクシヨン1〜3で記゛載された方法に従い環化されたオリゴヌクレオチドで 実施された実験から採用された。このため、ここで取り扱われる閉鎖オリゴヌク レオチドは未修正ホスホジエステ水結合で互いに結合された天然ヌクレオチドか ら構成される環状オリゴヌクレオチドである。
説明及び例においては添付図面に言及しているが、それには下記解説が付は加え られる: 図1: 八−閉鎖アンチセンスオリゴヌクレオチドの構造の例B−閉鎖センスオリゴヌク レオチドの構造の例C−センス及びアンチセンス効果を発揮できる混合分子 D−オリゴヌクレオチドが構成される塩基の構造及び天然ヌクレオチドを互いに 結合するホスホジエステル結合の構造 図2: A−ホスホジエステル結合の安定性、特にそのエンドヌクレアーゼ耐性を増加さ せるために使用できる修正の一部の図示 B−アンチセンスオリゴヌクレオチドにカップリングできるいくつかの挿入タイ プ反応剤の表示図3 いわゆる“T形”触媒部位とターゲット配列に相補的であるRNAループを含む 環状リポザイムの例図4゜ A−未修正ホスホンエステル結合で互いに結合された天然ヌクレオチドから構成 される環状オリゴヌクレオチドの図示 B−遊離5′と鎖内架橋でブロックされた3′末端を有する投縄形閉鎖ヌクレオ チドの図示 C−最後から2番目の5′及び3′末端ヌクレオチド間で形成された鎖内結合を 有する風船形閉鎖オリゴヌクレオチドの図示。このタイプの構造は風船の尾部を 形成する対合ヌクレオチドの対のいずれか1つの間で1以上の鏡開結合を有する ことができる。
D−ペプチド(オリゴペプチド)で閉鎖されたオリゴヌクレオチドの図示 E−外部ペプチド伸長を有する環状オリゴヌクレオチドの図示 図5・ 八一部分的自己対合二本鎖領域を有する環状、閉鎖オリゴヌクレオチドの図示 B−長い自己対合二本鎖配列(例えば、転写因子の認識用配列)及び2つのポリ (T)結合ループから構成される環状、閉鎖オリゴヌクレオチドの図示図6゜ 八−ガイドとして部分的相補オリゴヌクレオチドとT4リガーゼを用いた直鎖オ リゴヌクレオチドの環化B−支持体に結合されたガイドとして部分的相補オリゴ ヌクレオチドとT4リガーゼを用いた直鎖オリゴヌクレオチドの環化 C−T4リガーゼによる自己対合領域を含むオリゴヌクレオチドの環化 り一長鎖二本鎖領域及び2つの適合ループを有するオリゴヌク17オチドを形成 させることができる付着末端を有した2本の自己対合オリゴヌクレオチド間にお ける2分子反応の例 図7 八一様々なオリゴヌクレオチド(環状及び直鎖)が異なるエキソヌクレオチド分 解酵素での処理後に移動せしめられたポリアクリルアミドゲルのオートラジオグ ラフオリゴヌクレオチドC7の配列は図60で記載された配列である。オリゴヌ クレオチドC6及びC8は異なる配列たが、但しC7と同タイプの構造、即ち中 心二本鎖部分を有する閉鎖構造をとることができる配列から構成される。
オリゴヌクレオチドC6、C7及びC8の結合条件は“閉鎖オリゴヌクレオチド の性質及び利点−1″で記載された条件である。結合反応から生じる放射性オリ ゴヌクレオチド(列5〜8)1μg又は対応直鎖オリゴヌクレオチド(列1〜4 )1μgを後処理なしに(列4及び5)又はアルカリホスファターゼ(列3及び 6)、エキソヌクレアーゼV11(列2及び7)もしくはホスホジェステラーゼ I (列1及び8)とのインキュベート後に“閉鎖オリゴヌクレオチドの性質及 び利点−2”で記載された条件下で15%ポリアクリルアミドゲル/7M尿素上 において分析した。
Lは直鎖オリゴヌクレオチドの移動位置を示す;Cは閉鎖オリゴヌクレオチドの 移動位置を示す。
B−直鎖又は環状オリゴヌクレオチドが血清の存在下でインキュベート後に移動 せしめられたポリアクリルアミドゲルのオートラジオグラフ。
直鎖(L)又は閉鎖(C)の放射性オリゴヌクレオチドc7(その配列は図6C で示される)1μgを“閉鎖オリゴヌクレオチドの性質及び利点−1”で記載さ れたように製造及び精製した。10%牛脂児血清含有DMEMの存在下で示され た時間にわたり37℃でインキュベート後に、生成物は“閉鎖オリゴヌクレオチ ドの性質及び利点−3”で詳述された条件下で15%ポリアクリルアミドゲル/ 7M尿素上において分析した。
C一時間t=Q〜時間t=96b+において前記のように10%牛脂児血清中で インキュベート後にオリゴヌクレオチドc7L(直鎖)及びC7c(環状)の分 解(前記のようなゲル上での分析により測定される)の図示。
定量するために、オートラジオグラフィーで観察されるバンドの局在化に対応す るゲル断片を切断し、それらの放射能をシンチレーションカウンターでカウント することにより測定した。結果は時間1=0における放射能と比較した分解率と して表示される。
図8= A−直鎖又は環状オリゴヌクレオチドがデオキシリボ又はリボシリーズの相補配 列を含むオリゴヌクレオチドとのハイブリッド形成後に移動せしめられた非変性 ポリアクリルアミドゲルのオートラジオグラフ。
閉鎖放射性オリゴヌクレオチドc7 (C)30011!又は直鎖オリゴヌクレ オチドc7 (L)160ngを非相補的オリゴヌクレオチド(列a−g)又は C7の大ループの21ヌクレオチド(図6C)に相補的な42マーオリゴヌクレ オチド(12;列h −n )と共に増量させながらインキュベートした。加え られたコールドオリゴヌクレオチドの量は0(列a及びh)、30ng(b及び i)、60ng(c及びj)、150ng(d及びk)、300ng(e及びI ) 、750ng(f及びm)又は1500ng(g及びn)である。“閉鎖オ リゴヌクレオチドの性質及び利点−4−1“で記載された条件下におけるハイブ リッド形成後、生成物は20%非変性ポリアクリルアミドゲル上で分析した。
矢印は閉鎖(C)及び直鎖(L)オリゴヌクレオチドc7とc 7 L / 1 2及びC7C/12ノ\イブリツドの位置について示す。
B−相補領域を含むオリゴヌクレオチドと/\イブリッド形成され又はそうされ ずその後に81ヌクレアーゼで処理された直鎖又は環状オリゴヌクレオチドが移 動せしめられた変性ポリアクリルアミドゲルのオートラジオグラフ。
図8Aで記載されたように合成及び精製された閉鎖(C)もしくは直鎖(L)オ リゴヌクレオチドc7300ng又はコールド42マーオリゴヌクレオチド(1 2)300ngをインビトロで転写され32Pで高比活性に標識された長さ43 ヌクレオチドのRNA1++gと共にインキュベートした(“閉鎖オリゴヌクレ オチドの性質及び利点−4−2”)。43マーRNAは大きなループの21ヌク レオチド+c7cの自己対合領域の6ヌクレオチドに相補的な27塩基を含む( 図60);それは42マーオリゴヌクレオチド12の37塩基にも相補的である 。ハイブリッド形成後、生成物は“閉鎖オリゴヌクレオチドの性質及び利点−4 −2″で記載された条件下で直接に(列1)、S1ヌクレアーゼ存在下で3分間 (列3)、30分間(列4)又はS1ヌクレアーゼ非存在下で30分間(列2) のインキュベート後に20%ポリアクリルアミドゲル/7M尿素上において分析 する。
図の左部分(−)は単独でインキュベートされた437−RNAで得られた結果 について示す。
列5:転写後にいかなる処理もうけなかった43マーNA 矢印は43マーRNA、閉鎖c7(C)及び直鎖c7(L)オリゴヌクレオチド の位置と保護RNA(RNA37.27及び21)の位置について示す。
C−相補領域を含むオリゴリボヌクレオチドとハイブリッド形成され又はそうさ れずその後にRNアーゼHで処理された直鎖又は環状オリゴヌクレオチドが移動 せしめられた変性ポリアクリルアミドゲルのオートラジオグラフ。
試験されるオリゴヌクレオチド(RNA43、c7C。
c7L及び12)とハイブリッド形成条件は図8Bで記載された場合と同じであ る。ハイブリッド形成後、反応の生成物は“閉鎖オリゴヌクレオチドの性質及び 利点−5°で記載された条件下においてRNアーゼHの非存在下(−)又は存在 下(+)でインキュベートし、20%ポリアクリルアミドゲル/7M尿素上で分 析した。矢印ハ437−RNA、 Vrfac 7 (C) 又ハ直鎖c 7  (L)の位置について示す。
図9゜ 細胞増殖に関する直鎖又は環状オリゴヌクレオチドの効果の分析 図10: H3V−1ウイルスの増殖に関する直鎖又は環状アンチセンスオリゴヌクレオチ ドの阻害効果の研究図11: 二本鎖直鎖の又は環化で閉鎖されたセンスタイプオリゴヌクレオチドによる転写 因子HNF−1の結合性について示す遅延ゲル。この解説で用いられた略号は例 7で用いられた名称に相当する。
01 液抽出物なしのHNF−I 0SL02 HNII DSL十肝臓核抽出 物1μg03 液抽出物なしのINF−I ClO411NF−I CI+肝臓 核抽出物1μg05 液抽出物なしの未結合118F−I Cl06 未結合1 (NF−I CI+肝臓核抽出物1μgO7液抽出物なしのINF−I C2 0811NF−I C2+肝臓核抽出物1μg09 咳抽出物なしの未結合IN F−I C21O未結合[INF−I C2+肝臓核抽出物1μg+1 液抽出 物なしの)INF−I C312HNF−I C3+肝臓核抽出物lag13  液抽出物なしの未結合HHF−I C314未結合HNF−I C3+肝臓核抽 出物1μgHNF−I C1、C2及びC3はセンスオリゴヌクレオチドHNF −I Cの3つの異なる調製物について表す。
Aユ 配列が図7Aで示されたオリゴヌクレオチドを有効に閉鎖/結合させる実験条件 は下記のとおりである:全容量1ml中5′末端において(7−32P)−AT Pで標識された11PM直鎖オリゴヌクレオチド(150μg:比活性= 2〜 3 x 105cpm/μg)、pH7,8の50m1リスHC1,10mMM gCI 20mMDTT、M2ゝ ATP中1 mMB S A及び10.000単位のT4DNA4DNAリガー ゼC2000u/ューイングランド・バイオラプス(New England  Biolabs) ) o 4℃で48時間インキュベート後、反応混合物をフ ェノール/クロロホルム/イソアミルアルコールで抽出し、無水エタノールで沈 降させ、80%エタノールで洗浄し、乾燥させる。次いで結合生成物を20%ポ リアクリルアミドゲル/7M尿素上で変性電気泳動により未結合オリゴヌクレオ チドから分離する。オリゴヌクレオチドの位置は紫外線でケイ光を発する発色原 を含むプレート上におかれたゲルを212nmで照射するケイ光干渉により直接 又は代わりにオートラジオグラフィーにより観察される。結合されたモノマーオ リゴヌクレオチドはその未結合ホモログと比較してスローダウンされた移動によ り特徴化される(図7A及びB)。閉鎖されたモノマーオリゴヌクレオチド及び その未結合直鎖ホモログに相当するバンドをゲルから切出し、DNAをポリアク リルアミドゲルから慣用的抽出技術により単離する。問題の配列のケースにおい て、閉鎖されたモノマーオリゴヌクレオチドの形成収率は65〜75%程度であ る。
一方、結合反応の生成物は結合培地を90℃で2分間加熱することでDNAリガ ーゼの不活性化後に事前精製なしで直接分析してもよい。
我々はアルカリホスファターゼ(DNA及びRNAの3′及び5′リン酸を加水 分解するホスホモノエステラーゼ)、エキソヌクレアーゼV11(3”及び5′ 末端の双方から一本鎖DNAを切断するエキソデオキシリボヌクレアーゼ)及び ホスホジェステラーゼI (3”−OHからDNA又はRNAを切断するエキソ ヌクレアーゼ)の作用に対する環状及び直鎖オリゴヌクレオチドの耐性について 比較した。
この実験のために、配列が図7Aで示された〔5′−32P〕オリゴヌクレオチ ドを前記のように製造した(セクション1)。結合後、反応混合物はD N A  IJガーゼを不活性化するために90℃で2分間加熱した。
結合反応から生じるオリゴヌクレオチド1μg又はコントロールとして用いられ る非環化相同的直鎖オリゴヌクレオチド1μgをpH7,5の50mMトリスH CI。
10mMMg Cl 20mMDTTの1oud容量中37℃において1単位の 子牛腸ホスファターゼCCI P)もしくは1単位の大腸菌エキソヌクレアーゼ V11の存在下で1時間又は5X10−5単位のクロタルス・デュリサス(C+ o+alu+ duri+su+)ホスホジェステラーゼ■の存在下で10分間 にわたりインキュベートした。インキュベート後、反応の生成物を変性条件下に おいて15%ポリアクリルアミドゲル上で分析する。ゲルの結果は図7Aで示さ れている。
以下のことがこのゲルのオートラジオグラフで観察される 一環状、閉鎖オリゴヌクレオチドはホスファターゼに耐性であり、一方直鎖オリ ゴヌクレオチドはそれに感受性であるニ 一環状、閉鎖オリゴヌクレオチドはエキソヌクレアーゼVIIの作用に耐性であ り、一方直鎖オリゴヌクレオチドはそれに感受性である; 一環状、閉鎖オリゴヌクレオチドはホスホジェステラーゼIの作用に耐性であり 、一方直鎖オリゴヌクレオチドはそれに感受性である; この実験は前記のように製造されたオリゴヌクレオチドが実際に共有で閉鎖され た環状分子であり、これらの分子がエキソヌクレオチド分解酵素に全耐性を有す ることを示している。
環状、閉鎖オリゴヌクレオチドはそれらが血清の存在下でインキュベートされた 場合に直鎖オリゴヌクレオチドの場合よりも大きなヌクレオチド分解耐性を有す る。
閉鎖オリゴヌクレオチド1μg及びセクション1で記載されたように結合後に製 造及び精製された対応直鎖オリゴヌクレオチド1μgを10%牛脂児血清含有D MEM培地10μl中37℃でインキュベートする。
反応の速度を96時間以内でモニターし、間隔をおいて採取されたサンプルを変 性条件下15%ポリアクリルアミドゲル上で分析する。24時間にわたり分解を 分析するゲルのオートラジオグラフは図7Bで示されている。
図7Cは前記条件下で環状オリゴヌクレオチド(c7C)の分解と比較した直鎖 オリゴヌクレオチド(c7L)の分解の96時間にわたる研究の図示である。
このグラフはこれら2タイプのオリゴヌクレオチド間における安定性に関してか なりの差異を立証している。
これらの実験から下記結論を導くことができるニー直鎖オリゴヌクレオチドは血 清中でヌクレアーゼにより急速に分解される。分解は最初1分間のインキュベー トから起こり始め、数時間後に完了する;−未修正正常直鎖オリゴヌクレオチド の半減期は1時間よりもかなり短くか、この時間は用いられる血清に従い正又は 負の方向にわずかに変化することができる;−直鎖オリゴヌクレオチドの分解は 漸進的であり、鎖長を減少させて時間の経過に従い次第に短くなった分解産物の 出現が観察されるが、これは分解が主にエキソヌクレアーゼ、特に3′エキソヌ クレアーゼの結果であることを示している; 一対照的に、閉鎖オリゴヌクレオチドは血清酵素によるヌクレオチド分解に耐性 であり、60%以下の分解産物変換率が37℃で96時間(4日間)のインキュ ベート後であっても観察される。
一血清中における閉鎖、環状オリゴヌクレオチドの半減期は24時間よりもかな り長い。
これらの結果は血清中におけるアンチセンスオリゴヌクレオチドの分解が主にエ ンドヌクレアーゼではなくエキソヌクレアーゼの結果であることを確認させ、分 解に対する閉鎖オリゴヌクレオチドの耐性について証明している。
特別な化学的修正をうけていない天然閉鎖オリゴヌクレオチドは修正誘導体に関 して記載された耐性と類似した血清ヌクレアーゼ耐性を存する。このため、この 実験は血清の存在下におけるオリゴヌクレオチドのインキュベートの標準条件下 で本発明の主題を形成する閉鎖オリゴヌクレオチドが直鎖オリゴヌクレオチドと 比べて有意の利点を有することを示している。
例4 デオキシリポジリーズの閉鎖オリゴヌクレオチドとDNA及びRNAとのハイブ リッド形成アンチセンス効果を有するためには、アンチセンスオリゴヌクレオチ ドは安定性の満足できる条件下でそれらのターゲットとハイブリッド形成できね ばならない。我々は閉鎖オリゴヌクレオチドとリボシリーズ又はデオキシリポジ リーズいずれかの相補配列を有するポリヌクレオチドとのハイブリッド形成につ いて分析した。
例4−1 閉鎖オリゴヌクレオチドと直鎖DNAとのハイブリッド形成の証明 前記のように製造及び精製された閉鎖、環状オリゴヌクレオチド300mg又は コントロールとして直鎖相同性オリゴヌクレオチド160ngを閉鎖構造で大ル ープを形成する21塩基と相補的な21ヌクレオチドの配列を含む長さ42ヌク レオチドのコールドオリゴマーと共にインキュベートする(図60の配列参照) 。標識オリゴヌクレオチド対コールド相補的オリゴヌクレオチドのモル比は10 :1〜1:5である。ハイブリッド形成はlX5SC(150mMNaCI、1 501Mクエン酸N a a、pH7,0)中37℃で1時間かけて生じる。イ ンキュベート後、生成物は非変性20%ポリアクリルアミドゲル上で分析する。
ゲルのオートラジオグラフィーの結果は図8Aで示されている。
一本鎖及び二本鎖位置間のバンドのシフト速度は直鎖オリゴヌクレオチド及び閉 鎖オリゴヌクレオチドに関して同一であることがこのゲルで観察される。この結 果は閉鎖オリゴヌクレオチドと相補的DNAとのハイブリッド形成効力が直鎖オ リゴヌクレオチドと相補配列との場合に一致することを意味している。
例4−2 閉鎖オリゴヌクレオチドと直鎖RNAとのハイブリッド形成の地図化 下記実験は、閉鎖デオキシリボヌクレオチドと、閉鎖オリゴヌクレオチドのルー プ化領域に相補的な配列を含むオリゴリボヌクレオチドとのハイブリッド形成に ついて二本鎖領域の位置を81ヌクレアーゼ保護技術により分析することからな る。S1ヌクレアーゼは一本鎖核酸に特異的なエンドヌクレアーゼであり、非対 合配列のみを切断する。それは二本鎖形である領域を地図化して一本鎖領域と区 別させつる酵素である。
前記のように合成及び精製された閉鎖オリゴヌクレオチドは閉鎖オリゴヌクレオ チドのループの21ヌクレオチドと自己対合領域に関与するヌクレオチドの6つ に相補的な27塩基の配列を含む長さ43ヌクレオチドの直鎖RNAと共にイン キュベートする(図60の配列参照)。このRNAを合成鋳型からT7RNAポ リメラーゼで転写し、[α P]−ATPで高比活性(2,3X 108cpm /μg)に標識した。転写後、転写されたRNAを15%ポリアクリルアミドゲ ル/7M尿素上で電気泳動により精製し、ゲルから溶出させ、エタノールで沈降 させ、しかる復水に懸濁する。
閉鎖オリゴヌクレオチド又はその直鎖ホモログ300ngと0.15M NaC l5pH7,9の0.1Mへペス、0.3mMEDTA中RNA1ngとの37 ℃で1時間のインキュベート後に、反応混合物を50mMNaC1゜pH4,4 の33mM酢酸ナトリウム及び30MM30分間後に採取し、得られた生成物を 変性条件下で20%ポリアクリルアミドゲル上で分析する。コントロールとして 、放射性RNAも37ヌクレオチドにわたりRNAと相補的な直鎖オリゴヌクレ オチドの存在下において同一条件下でインキュベートした。
この実験の結果は図8Bで示されている。
以下がこのゲルで観察されるニ ー相補的オリゴヌクレオチドの非存在下又は非相補的オリゴヌクレオチドの存在 下でインキュベートされたRNAは事実上ハイブリッド形成されず、s1ヌクレ アーゼで完全に切断される; 一コントロール直鎖オリゴヌクレオチドと共にインキュベートされたRNAは相 補配列の長さに相当する37ヌクレオチドの長さにわたり切断から保護される; 3゜分間のインキュベート後、保護特性は二本鎖分子の“ブリージング(b+a athing)”に相当する各々35及び34ヌクレオチドの2つの主要バンド の辺りに集中されるバンドの方にシフトされる; 一閉鎖オリゴヌクレオチドと共にインキュベートされたRNAは特徴的な保護特 性を有し、いくつかのバンドが主要バンドに相当する長さ27ヌクレオチドのバ ンドの辺りに集中される分布に従い広がる;30分間のインキュベート後、主な 保護バンドは20及び21ヌクレオチドに位置する; 一環化されたオリゴヌクレオチドと同配列だが但し直鎖であるオリゴヌクレオチ ドとRNAとのインキュベートで観察された保護特性は環化されたオリゴヌクレ オチドの場合と同一である; −このため、閉鎖オリゴヌクレオチドによるRNAの保護パターンはRNAとオ リゴヌクレオチドの環状ループとのハイブリッド形成が21ヌクレオチドであっ てこのためループの全体を含む最適の長さにわたり生じることを示す。相補RN Aはそれとハイブリッド形成するオリゴヌクレオチドの二本鎖部分において対合 ヌクレオチドに代わることもできる。
この実験は閉鎖オリゴヌクレオチドとループに相補的な領域を含むRNAとのハ イブリッド形成が標準条件の温度及びイオン強度下で生じ、それにより形成され たハイブリッドが81ヌクレアーゼに耐性な二本鎖分子の正常な特徴を有するこ とを証明している。
例5 閉鎖、環化オリゴヌクレオチドと直鎖RNAとで形成されたハイブリッドによる RNア〜ゼH活性の活性化メツセンジャーRNAに相補的なオリゴヌクレオチド のアンチセンス効果は多くのケースでそれにより形成された基質に対する細胞性 RNアーゼHの作用の結果であることが知られる。RNNアーゼはRNA/DN Aハイブリッドの形で存在するときにRNAを分解する酵素活性である。このた め、我々は閉鎖アンチセンスオリゴヌクレオチドと直鎖RNAとのハイブリッド 形成がRNアーゼH用の基質を実際に形成することを調べた。
この実験に用いられた直鎖RNAの構造とその製造は前セクションで記載された 。
閉鎖オリゴヌクレオチド又はその直鎖ホモログ300ngとアンチセンスオリゴ ヌクレオチドのループ化部分に相補的な領域を含む放射性RNA1ng(2,3 xlO8cpm/μg)とのハイブリッド形成をセクション4−2で記載された 条件下で実施する。これらの条件はRNAの全体と相補的DNAとのハイブリッ ド形成について用意する。ハイブリッド形成反応はDNAにより“駆動”される と言われる。インキュベート後に容量を10倍希釈し、インキュベート緩衝液を pH7,5の2011IMトリスHCl、 100mMKCI、I QmMMg CI 0. 1mM2ゝ DTTに調整し、2単位のRNNアーゼを加える。混合物を37℃で20分間イ ンキュベートし、反応の生成物を前記のように分析する。ゲルの結果は図80で 示されている。
以下がこのゲルで観察される。
一相補的DNA配列とハイブリッド形成しない標識RNAはRNNアーゼの作用 に完全に耐性である;〜RNAの37塩基に相補的なコントロール直鎖オリゴヌ クレオチドとハイブリッド形成した長さ43ヌクレオチドの標識RNAはRNN アーゼの作用に部分的に感受性になり、分解産物を与える; 一ループがRNAの21ヌクレオチドに相補的な閉鎖オリゴヌクレオチドとハイ ブリッド形成した標識RNAはRNNアーゼの作用に非常に感受性になり、長さ が前セクションで記載されたS1保護の分析き適合する一連の分解産物を与える 。
実際に、RNNアーゼ用基質の誘導実験はS1保護実験の鏡象であり、双方のケ ースで得られた結果は全く一致し、双方とも類似したハイブリッド形成位置を示 し、RNアーゼH用の基質が直鎖RNAと環状オリゴデオキシリボヌクレオチド とのハイブリッド形成により造られることを示す。
このため、この実験は閉鎖オリゴデオキシリボヌクレオチドと部分的にハイブリ ッド形成した直鎖RNAがRNアーゼH用の基質になることを示し、ターゲット メツセンジャーRNAとハイブリッド形成した環状DNAがこうして形成された 基質においてこの酵素の作用によりアンチセンス効果を発揮できることを意味す る。加えて、この実験は濃度の同一実験条件下で環状RNA/DNA基質が直鎖 RN A/D N A基質よりも大きなRNNアーゼによる分解を起こすことも 示す。このように、すべて他のファクターが等しい同一条件下において、環状ア ンチセンスオリゴデオキシリボヌクレオチドは直鎖アンチセンスオリゴヌクレオ チドにはない利点を更に有理状アンチセンスオリゴヌクレオチドによる単純ヘル ペスウィルスl型(H3V−1)の増殖の阻害配列が以下で示されたオリゴヌク レオチドGTを合成し、環化させ又はそうせず、直鎖形又は環状形のいずれかで ここで記載された実験に用いた。
1−実験プロトコール オリゴヌクレオチドGTの配列及び環化GTの配列: 5’GTG GGA CGT TCCTCCTGCGGG AAG CGG C 3’化学的環化を有効に生じさせるために、オリゴヌクレオチドGTを3−P形 で合成し、環化させて、下記部分的相補配列のオリゴヌクレオチド: 5’CC A CGCCG 3’ とのハイブリッド形成により5′及び3−P末端を位置 決めした。
用いられた結合条件は下記のとおりである:オリゴヌクレオチドGT100μg 当たり:相補的オリゴヌクレオチド100μg pH7,4の0.25M MES 20 mWM g CI 2 0.2M CnBr 反応液容量+ 500μ! 4℃で30分間のインキュベート。反応は1/10容量の3M酢酸ナトリウム及 び2.5倍容量の無水エタノールを加えることで停止させ、オリゴヌクレオチド を沈降させ、変性ポリアクリルアミドゲル上で精製する。
アンチセンスオリゴヌクレオチドの存在又は非存在下における細胞の感染 細胞〔ベロ(Ve「o)細胞、ATCC−継代121−5又は10%FC8,L −グルタミン、非必須アミノ酸及びペニシリン/ストレプトマイシンで補充され たMEM培地(ギブコ(Gibco))で培養〕を感染前日に2aIlウエル当 たり5×104細胞の密度まで継代培養する。16〜24時間後、細胞をオリゴ ヌクレオチドの存在又は非存在下3 pfu/細胞の感染多重度でH3V−IF により感染させる。
オリゴヌクレオチドを50μlの容量で加えられるように望ましい最終濃度の2 倍濃度まで無血清培地で希釈する。ウィルスもオリゴヌクレオチドの5分間後に 50μlの容量で加える。こうして細胞を15分間毎に榎やかに攪拌しながら3 7℃で1時間にわたり100μ!の容量(オリゴヌクレオチド50μ!+ウイル ス50μりで処理する。一方、オリゴヌクレオチドは感染の数時間前に加えても よい。
1時間のインキュベート後に培地を吸引し、500μ!の完全培地を細胞に加え る。インキュベートは24時間続けてからプレートを液体窒素で凍結させること により停止させる。
すべての阻害測定は二重又は三重に行う。
ウィルスの滴定 ウィルスは液体窒素凍結/37℃解凍の3回の急速サイクル後に培地で直接回収 する。次いでそれらを無血清培地で希釈して、現実の滴定を行う。
インジケーター細胞は完全培地において105細胞/2alウエルで前日に継代 培養する。
翌日に培地を吸引し、異なる希釈液100μI/ウエルを導入する。15分間毎 に攪拌しながら37℃で1時間のインキュベート後に培地を吸引し、細胞を37 ℃で3日間にわたり1.2%メチルセルロース(最終血清濃度2.5%)含有の 完全培地でカバーする。
3日間後に培地を除去し、細胞をP B S/10%ホルマリン(37%溶I& )で20分間かけて固定し、しかる後2%クリスタルバイオレット(P B S /20%エタノール中)で20分間かけて染色する。次いでプレートをリンスし 、プラークを暗視野照明で顕微鏡を用いて透明性によりカウントする。滴定は各 ポイントで二重に行う。
阻害の計算はオリゴヌクレオチドの非存在下で観察されたウィルス力価と比較し て行う。
2−贅り 一細胞増殖に関する環状オリゴヌクレオチドの効果の分析 図9は、細胞単独の正常な増殖と比較して、様々な直鎖又は環状オリゴヌクレオ チドの存在下における細胞(ベロ細胞)増殖の測定の結果について示す。この実 験において、オリゴヌクレオチドは20MMの濃度で用いた。
結果は増殖曲線が重り合うことを示している。直鎖又は環状オリゴヌクレオチド は細胞増殖に関していがなる毒性効果も示さないようである。
−H5V−1の増殖に関する環状オリゴヌクレオチドの効果の分析 この実験において、直鎖形又は環状形におけるアンチセンスオリゴヌクレオチド GT(その配列は前記されている)の効果を比較した。2つの異なる阻害条件を 比較した。Aではアンチセンス化合物を感染時に加え、一方Bではそれらを感染 の4時間前に培地中に導入する。図10で示された結果は環状アンチセンスオリ ゴヌクレオチドがウィルス増殖を阻害することを証明している。阻害は2μMで 30%であり、5μMで6S%に達する。
これらの低い濃度において、環状オリゴヌクレオチドは直鎖オリゴヌクレオチド の場合よりも大きな阻害効果を配列がlff15−Bで示されたオリゴヌクレオ チドの効果的な結合が起きることを可能にする実験条件は例1で記載された場合 と同様である。
次いで、結合産物を12%ポリアクリルアミドゲル77M尿素で変性電気泳動に より分析する。
遅延ゲル試験に用いられる標識された閉鎖センスオリゴヌクレオチドの製造に関 して、条件は下記のとおりである: 22 nmolのオリゴヌクレオチドを10μlの容量中〔γ−32P〕−AT P (比活性2〜5 x 108cpm/μg)、pH7,8の50mMh I JスHc l、10mMMgCl 2.20mMDTT、1+IIMATP、1 mMBSA及び400単位のT4DNAリガーゼで5′末端において標識する。
インキュベートは16℃で2時間行う。結合産物を12%ポリアクリルアミドゲ ル/7M尿素で変性電気泳動により精製し、閉鎖オリゴヌクレオチドに相当する バンドをオートラジオグラフィーにより検出し、ゲルから切出し、DNAをポリ アクリルアミドゲルからの抽出に関する慣用的技術により単離する。
一方、結合反応の生成物は結合培地を2分間かけて90℃に加熱することによる DNAリガーゼの不活性化、フェノール/クロロホルム/イソアミルアルコール 抽出、同伴剤としてグリコーゲン20μgの存在下における無水アルコールでの 沈降及び80%アルコールでの洗浄の後で先に精製せずに用いる。
“センス”オリゴヌクレオチドはそれらが血清の存在下でインキュベートされた 場合にヌクレオチド分解耐性を宵する。環化オリゴヌクレオチドの耐性と直鎖の 二本鎖オリゴヌクレオチドの場合との間で行われた比較では図7−Cで示された 場合と同様の結果を示す。すべてのケースにおいて、閉鎖オリゴヌクレオチドは 非閉鎖オリゴヌクレオチドの場合よりも大きな耐性を有する。閉鎖センスオリゴ ヌクレオチドの半減期は遊離3′及び5′末端を有する非閉鎖二本鎖の直鎖オリ ゴヌクレオチドの場合よりも少くとも10倍長い。
3−自己対台形で認識配列を含むセンスタイプ環状オリゴヌクレオチドによる転 写因子INF−’lの結合の証明下記実験は配列が以下で示されるオリゴヌクレ オチドで実施した: HNF−1、未結合: HNF−1、環状(HNF−I C):HNF−1、二本鎖の直鎖(HNF−I  DSL)ニーG−T−G−T−G−G−’l’−T−A−A−τ−G−A−τ −C−T−A−C−A−G−T−T−A−−C−A−C−A−C−C−A−A− T−丁−A−C−丁−A−G−A−τ−G−T−C−A−A−T−我々は未結合 の又はT4リガーゼの作用により閉鎖された二本鎖の直鎖オリゴヌクレオチド、 ヘアピン形オリゴヌクレオチド及び環状オリゴヌクレオチドに対する(肝臓液抽 出物から得られた)転写因子INF−1の結合効力を比較した(用いられた環状 オリゴヌクレオチドの配列は図5−Bで示されている)。
3 fmolの各オリゴヌクレオチド(二本鎖の直鎖オリゴヌクレオチドの場合 で比活性7000 cpIl/1ool及び他のオリゴヌクレオチドの場合で3 500 cpm/Imol)を14μlの最終容量中において非特異的競合物質 としてポリ(dI−dC) ・ポリ(dI−dC)1.5μg及び超音波処理サ ケ精子DNA250ngの存在下、pH7,9の10m1Jヘペス、50mMK Cl、 10%グリセロール、0.1mMEDTA、0.5mMDTT、0.5 mMPMSF。
6mMMgC16mMスペルミン中で肝臓液タンパク質2ゝ 抽出物1μgと共にインキュベートする。4℃で10分間後、反応混合物とタン パク質の添加が省略されたコントロールを天然6%ポリアクリルアミドゲル10 .25xTBE上にスポットする。移動が完了したとき、ゲルを10%酢酸、1 0%メタノール溶液中で固定し、3 M Mペーパー上に移し、乾燥させ、オー トラジオグラフィーに付す。この実験の結果は図11で示されている。
以下が観察される: 1、閉鎖環状オリゴヌクレオチドに対する転写因子の結合親和性は二本鎖の直鎖 オリゴヌクレオチドに対して(又はヘアピン形オリゴヌクレオチドに対して;結 果はここで示されていない)観察された結合性と同様である。
このため、このような構造は特異的DNA配列と結合する転写因子、トランスア クチベーター又はいずれか他のタンパク質に結合する剤として用いてよい。
2、未結合環状オリゴヌクレオチドへの転写因子HNF−1の結合性はりガーゼ の作用により環化されたオリゴヌクレオチドに対して観察される場合よりも5〜 10倍少ない。センスオリゴヌクレオチドにおける結合の部位は二本鎖部分に集 中し、HNF−1ダイマーの結合部位を構成する偽パリンドロームの軸に相当す る。このため“ニック”の存在はDNA/タンパク質結合を不安定にする。この 結果はT4リガーゼで処理された“センス”環状オリゴヌクレオチドの閉鎖性質 について確認している。
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15、 9909−9919 F’igure IA Figure IB Figure IC FIGURE 3゜ FIGURE 4.A。
FIGURE 4.B。
FIGURE 4.C。
FIGURE 5・日。
FIGURE 6−0゜ FIGURE 7−A C7 FIGURE 8−B FIGURE 8−C Ftgurt 9 Fi脛d0 国際調査報告 フロントページの続き (51) Int、C1,5識別記号 庁内整理番号A61K 49100 A  9164−4CCO7H21104 C12N 15/10 GOIN 33150 T 7055−2JI

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少くとも部分的に閉鎖された一本鎖構造を形成させるために末端が共有結合 で互いに結合された1以上の一本鎖オリゴヌクレオチド配列からなるオリゴヌク レオチドタイプのアンチセンス又はセンス剤。
  2. 2.5′及び3′末端が非ヌクレオチド共有構造で結合された一本鎖オリゴヌク レオチド配列からなる、請求項1に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  3. 3.5′及び3′末端がヌクレオチド結合で互いに結合された一本鎖オリゴヌク レオチド配列からなる、請求項1に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  4. 4.オリゴヌクレオチド配列が遊離5′又は3′末端を有しない、請求項1〜3 のいずれか一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  5. 5.化合物のヌクレオチド配列が自己対合できる断片を含まない、請求項1〜4 のいずれか一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  6. 6.化合物のヌクレオチド配列が二本鎖自己対合を形成するために対合できる断 片を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  7. 7.対合できる断片が対合できない断片で分離されうる、請求項6に記載のアン チセンス又はセンス剤。
  8. 8.オリゴヌクレオチド配列が天然又は非天然デオキシリポシリーズ又はリポシ リーズのヌクレオチドを含むことができる、請求項1〜7のいずれか一項に記載 のアンチセンス又はセンス剤。
  9. 9.生物活性を有する化合物が閉鎖一本鎖構造上にグラフト化されている、請求 項1〜8のいずれか一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  10. 10.成分が非ヌクレオチド共有構造上にグラフト化されている、請求項9に記 載のアンチセンス又はセンス剤。
  11. 11.非ヌクレオチド共有構造がペプチド構造である、請求項1〜10のいずれ か一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  12. 12.非ヌクレオチド共有構造が少くとも部分的に脂質構造である、請求項1〜 11のいずれか一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  13. 13.オリゴヌクレオチド配列が天然又は非天然デオキシリポシリーズ又はリポ シリーズ単独からなる、請求項1〜12のいずれか一項に記載のアンチセンス又 はセンス剤。
  14. 14.少くとも1つのオリゴヌクレオチド配列がメッセンジャーRNA又は天然 DNA断片の領域に相補的な配列である、請求項1〜13のいずれか一項に記載 のアンチセンス又はセンス剤。
  15. 15.少くとも1つのオリゴヌクレオチド配列が天然タンパク質により特異的に 認識される配列に相当する、請求項1〜14のいずれか一項に記載のアンチセン ス又はセンス剤。
  16. 16.RNAでトランス開裂活性を発揮できるポリリボヌクレオチド部分を含む 、請求項1〜15のいずれか一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  17. 17.ヌクレオチド配列がメビウスタイプコンホメーションで逆平行及び/又は 平行対合を伴う二本鎖構造をとらせることができる、請求項1〜16のいずれか 一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  18. 18.オリゴヌクレオチド配列が10〜200ヌクレオチドを含む、請求項1〜 17のいずれか一項に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  19. 19.オリゴヌクレオチド配列が10〜100ヌクレオチドを含む、請求項18 に記載のアンチセンス又はセンス剤。
  20. 20.化合物の一本鎖の部分又は全化学合成が後者が環化される前に行われた、 請求項1〜18のいずれか一項で記載された剤の製造方法。
  21. 21.オリゴヌクレオチド配列が生化学方法により得られる、請求項20に記載 の方法。
  22. 22.治療目的に関する、請求項1〜19のいずれか一項で記載された剤の適用 法。
  23. 23.剤が抗ウイルス又は抗癌剤として用いられる、請求項22に記載の剤の適 用法。
  24. 24.剤が天然免疫調節剤の誘導物質として用いられる、請求項23に記載の適 用法。
  25. 25.剤がインターフェロン誘導物質として用いられる、請求項24に記載の適 用法。
  26. 26.インビトロ又はインビボ診断剤として請求項1〜19のいずれか一項に記 載された剤の適用法。
  27. 27.剤が標識された、請求項26に記載の剤の適用法。
  28. 28.化粧品における請求項1〜19のいずれか一項に記載された剤の適用法。
  29. 29.請求項1〜19のいずれか一項に記載された少くとも1種の剤を活性剤と して含有する医薬組成物。
  30. 30.医薬組成物が外部局所経路から投与できる形である、請求項29に記載の 組成物。
  31. 31.剤が抗ウイルスとして用いられる、請求項30に記載の組成物。
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