JPH0650666Y2 - 一般車輌、特にクロスカントリ・モ−タ−サイクル用のブレ−キデイスクから離遠する方向に常に偏倚されているブレ−キパツドを有するデイスクブレ−キ構造体 - Google Patents

一般車輌、特にクロスカントリ・モ−タ−サイクル用のブレ−キデイスクから離遠する方向に常に偏倚されているブレ−キパツドを有するデイスクブレ−キ構造体

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JPH0650666Y2
JPH0650666Y2 JP1987088480U JP8848087U JPH0650666Y2 JP H0650666 Y2 JPH0650666 Y2 JP H0650666Y2 JP 1987088480 U JP1987088480 U JP 1987088480U JP 8848087 U JP8848087 U JP 8848087U JP H0650666 Y2 JPH0650666 Y2 JP H0650666Y2
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ジヨヴアンニ・ゴツチ
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ブレンボ・ソチエタ・ペル・アチオニ
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブレーキデイスクを跨ぐブレーキキヤリパボデ
ーと、各々がブレーキパツドライナ用のホルダプレート
を有する一対のブレーキパツドと、ブレーキキヤリパボ
デーに取付けられたホルダプレートに形成された穴を貫
通してブレーキパツドをキヤリパボデーに固定する少な
くとも一つの合せピンとよりなり、これらのブレーキパ
ツドがブレーキデイスクの対向側に配置されてブレーキ
デイスクから離隔する方向へ常に偏倚されている形式の
一般車輌、特にクロスカントリ・モータサイクル用のデ
イスクブレーキ構造体に関する。
ブレーキパツドがブレーキを放した時にブレーキデイス
クをこすつたり、悪くすると、デイスクブレーキに当つ
てはね返つたりするのを防止するため、ブレーキパツド
は適度な力でブレーキデイスクから離隔されていて、こ
の適度の力はブレーキをかける時に加えられる油圧力に
よつて直接克服可能にされている。
上記の小さな偏倚力を出すためには、中心のピンを押圧
するよう配置された板ばねによつてブレーキパツドホル
ダプレートに対し偏倚されるピンを現在のデイスクブレ
ーキ構造体に設け、このピンの両端にデーパがつけられ
ているがこの両端がブレーキパツドを保持するためにキ
ヤリパボデーに取付けられた二本の合せピンに反動する
ようにすることが一般に習慣的におこなわれている。
この先行の手法は種々の方法において申分なくおこなわ
れ実質的にその目的を達成するが、他方においてかなり
複雑で時間のかかるパツド取替えの手順が必要である。
この問題は、ブレーキパツドの取替えを競走中におこな
わなければならぬ場合、特に大きな問題になつてくる。
また板ばね、またはピン、または両者がブレーキパツド
の取替え中にクロスカントリのトラツクの自然のままの
地形に落ちて見うしなわれる可能性もある。
同様な問題は偏倚力を板ばねでつくりだすようにしたデ
イスクブレーキ構造体にもあつて、板ばねは、ピンがブ
レーキパツドのブレートホルダに形成された円錐状に皿
形にされた穴を貫通させられるので板ばねの両端をキヤ
リパボデーにあてて反発する場合に円筒状ピンを押して
ブレーキパツドを偏倚させる。
本考案の目的は最近の技術的現状に関して以上に述べた
問題点を除去するような構造上および作動上の特徴を有
する上記形式の一般車輌、特にクロスカントリ・モータ
サイクル用のデイスクブレーキ構造体を提供することに
ある。
この目的はデイスクブレーキ構造体がブレーキパツドの
ホルダプレートに取付けられて合せピンに作用するよう
に配置された各ブレーキパツド用のばねよりなることを
特徴とするデイスクブレーキ構造体で達成される。
本考案のデイスクブレーキのその他の特徴および利点は
添付の図面を参考に例としてのみ示す次の本考案の好ま
しき実施例の詳細な説明からさらに明白になろう。
さて図において、符号１はデイスクブレーキ構造体を全
体的に示す。
デイスクブレーキ構造体１はブレーキデイスク３を跨ぐ
ブレーキキヤリパボデー２よりなる。ブレーキデイスク
３はその環状ブレーキバンド部分と共に図示されてい
る。キヤリパボデー２はピストン６を含む油圧ブレーキ
シリンダ５が形成されたジヨー４と反対側に配置された
ジヨー７とを有する。
クロスカントリ・モータバイク（図示せず）のフロント
フオークにキヤリパボデーを取付けるためのねじ（図示
せず）を受入れるようにジヨー４から突出する耳９にあ
けた穴が符号８に示されている。
窓10はジヨー４と７との間でキヤリパボデーに切込まれ
ている。
デイスクブレーキ構造体１は相互に並置された同一の二
つのブレーキパツド11および12を含み、これらパツドは
ブレーキデイスク３に相対して両側のジヨー４と７との
間の位置においてキヤリパボデー２に取付けられてい
る。
ブレーキパツド11および12はそれぞれのブレーキパツド
ライナ15および16に対する支持体を提供するボルダプレ
ート13および14よりなる。特に、パツドライナ15および
16が従来の方法でホルダプレートのそれぞれの面13aお
よび14a上に固定されている。
ブレーキパツド11および12はこれらをブレーキデイスク
に向けてキヤリパボデーに取付けられ、これによつてホ
ルダプレートの遠側面13bおよび14bはそれぞれジヨー４
および７に面し、ピストン６はホルダプレート13に作用
する。
ホルダプレート13および14は窓10を貫通するそれぞれの
耳17および18を有する。耳17および18の端にはそれぞれ
穴19および20が形成されている。符号21はキヤリパボデ
ー２内に延び長さの大部分をなす中間部分を窓10を貫通
させた合せピンを示す。合せピン21は若干のすき間を残
して穴19および20を貫通して係合保持されてブレーキパ
ツド11および12をキヤリパボデー２に固定する。
合せピン21はジヨー４に近くキヤリパボデー２内に案内
係止する先端22と、ねじ山を設けジヨー７側にキヤリパ
ボデー２とねじ係合する頭端23とを有する。
ブレーキパツド11をブレーキデイスク３から離れてピス
トン６に当接するジヨー4eに向う方向へ常時偏倚させる
ために、本考案のデイスクブレーキ構造体１にはプレー
トホルダ13に取付けられ合せピン21に作用するばね24が
設けられている。
さらに詳しく述べると、ばね24はプレートホルダ13にそ
の面13b側に耳17の基部において取付けられ、合せピン2
1に作用して緊張させておくように配置されている。
ばね24はピアノ線で形成し、中間部分25を実質的に目の
形にし両端部分26および27を並置されたＣ字形にするこ
とが有利である。
目穴をあけた部分25にはリベツト28を通してばね24をプ
レートホルダ13に固定する。
Ｃ字形部分26および27は目穴をあけた部分25から離れた
「Ｃ字形」でそれぞれ29および30において示すそれぞれ
の脚を有し、これらの脚は合せピン21の周りに曲げられ
た並列の端部29aおよび30aを有する。
Ｃ字形部分26および27はまたそれぞれ31および32に示し
たＣ字形本体を有し、プレートホルダの面13aの方へ直
角に曲げられ耳部17の両側17aをはさんでリベツト28が
はめられている間ばね24を所定位置に保持する。ばね25
と全く同一で、従つてここにはこれ以上説明しないばね
33がブレーキパツド12に設けられてこのパツドをブレー
キデイスク３から常に偏倚離隔させてジヨー７に当接さ
せる。
ブレーキパツド11は第２図、第３図および第４図では離
隔されて示されている。ばね25はここではそのゆるんだ
状態で示され、部分29aおよび30aは穴19の前面に、即ち
合せピン21の位置を妨害する位置にある。
本考案のデイスクブレーキ構造体を第１図に示した始動
状態を参考にして以下に記載する。第１図において、ブ
レーキパツドは組立てられて油圧ブレーキシリンダは作
動していない。この状態においては、ブレーキパツド11
はプレートホルダ13の面13bを合せピン21の方へ引張ろ
うとする力を持つばね25によつて作用を受ける。この力
はブレーキパツドをブレーキデイスクから離隔させる作
用のあるブレーキパツドの重心を中心に反時計方向のト
ルクに変えられる。同時に、ブレーキパツド12もまたば
ね33により発生されてブレーキデイスクからブレーキパ
ツドを離隔させようとするトルクを受ける。
ブレーキパツドを取替えるのには合せピンを先ずねじつ
て取外し、次にこれをねじ込めばよい。
本考案のデイスクブレーキ構造体はブレーキパツドの取
替えが迅速に容易におこなえるという重要な利点を提供
する。さらに、パツドの取替え作業中取扱う部品数が少
ないので取替え完了までに部品を紛失する可能性も少な
くなる。
以上に開示のデイスクブレーキ構造体に対しては付属の
実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく多くの変形
改変が当業技術者に可能であることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案のデイスクブレーキ構造体の断面図、第
２図は第１図のデイスクブレーキ構造体のブレーキパツ
ドを分離して矢印IIの方向に見た図、第３図は第２図の
ブレーキパツドのIII−III線に沿つた断面図、第４図は
第２図のブレーキパツドの矢印IVの方向に見た図であ
る。 なお図において、符号２はブレーキキヤリパボデー、３
はブレーキデイスク、11,12はブレーキパツド、13,14は
ホルダプレート、15,16はブレーキパツドライナ、17は
耳、17aは耳の対向側、19,20はホルダフレートの穴、21
は合せピン、24,33はばね、25はループ状中間部分、26,
27はＣ字形部分、29,30はＣ字形部分の脚、29a,30aは並
置の弧状に曲げられた部分である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】ブレーキパツドライナ（15）用のホルダプ
    レート（13）と、デイスクブレーキのキヤリパボデー上
    にブレーキパツド（11）を保持するために合せピン（2
    1）を入れるようにホルダプレート（13）に設けた少な
    くとも一つの穴（19）とよりなる形式のデイスクブレー
    キ用ブレーキパツドにおいて、 前記ホルダプレート（13）に固着されて前記穴（19）の
    前へ延びたばね（24）を備え、 前記ばね（24）はピアノ線からループ状中間部分（25）
    を有するように形成され、このループ状中間部分にリベ
    ット（28）を通してホルダプレート（13）に上記ばね
    （24）が固定され、かつ前記ばねは並置されたＣ字形の
    対向的に配置された端部分（26,27）を有するように形
    成されていて、それぞれの前記Ｃ字の脚（29,30）が合
    せピン（21）に作用するように配置されている ことを特徴とするデイスクブレーキ用ブレーキパツド。
  2. 【請求項２】Ｃ字の前記脚（29,30）は並んで弧状に曲
    げられた部分（29a,30a）で合せピン（21）に作用する
    ように配置されたことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第１項に記載のデイスクブレーキ用ブレーキパツ
    ド。
  3. 【請求項３】前記対向的に配置されたＣ字形の端部分
    （26,27）は直角に曲げられた本体部（31,32）を有し、
    これら本体部はホルダプレート（13）の耳（17）の両側
    （17a）をはさんでいることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第２項に記載のデイスクブレーキ用ブレーキ
    パツド。
JP1987088480U 1986-06-09 1987-06-08 一般車輌、特にクロスカントリ・モ−タ−サイクル用のブレ−キデイスクから離遠する方向に常に偏倚されているブレ−キパツドを有するデイスクブレ−キ構造体 Expired - Lifetime JPH0650666Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
IT2216486U IT206837Z2 (it) 1986-06-09 1986-06-09 Complesso di freno a disco, avente pastiglie sollecitate costantemente in allontanamento dal disco, per veicoli in generale e per motociclette da cross in particolare.
IT22164-B/86 1986-06-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62204042U JPS62204042U (ja) 1987-12-26
JPH0650666Y2 true JPH0650666Y2 (ja) 1994-12-21

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Family Applications (1)

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JP1987088480U Expired - Lifetime JPH0650666Y2 (ja) 1986-06-09 1987-06-08 一般車輌、特にクロスカントリ・モ−タ−サイクル用のブレ−キデイスクから離遠する方向に常に偏倚されているブレ−キパツドを有するデイスクブレ−キ構造体

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Also Published As

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IT8622164V0 (it) 1986-06-09
IT206837Z2 (it) 1987-10-01
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