JPH06506575A - 使用者により選択的に起動される少なくとも２つの識別番号が加入者識別モジュール（ｓｉｍ）に割り当てられる移動電話システムにおける方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 使用者により選択的に起動される少なくとも２つの識別番号が加入者識別モジュ ール（ＳＩＭ）に割り当てられる移動電話システムにおける方法 発明の分野 本発明は、加入者ユニット、好ましくは移動ユニット或いは移動局が加入者識別 モジュールで制御される電話システム、好ましくは移動電話システムに関する。

より詳細には、本発明は、加入者識別モジュールが新規な方法で利用される電話 システムの方法、及び、この方法と連動させて使用するのに特に適した加入者識 別モジュールに関する。

本発明は、ＧＳＭ型電話システム（移動通信のためのグローバルシステム）に応 用すると有益である。本発明はかかる応用に決して限定されるものではないが、 以後は、この型のシステムを参照しながら説明する。

従来の技術 ＧＳＭは、地理的に単一の国に限定されることのない一定方式のインテリジェン トディジタル移動電話システムである。加入者は、加入者識別モジュール（ＳＩ Ｍ）での制御によりいずれかの加入者ユニット（移動局−ＭＳ）を使用でき、同 モジュールは、加入者ユニットに挿入されるアクティブカードやプラグインユニ ットのようなものであり、登録番号（移動局国際ｌ５ＤＮ番号−ＭＳＩＳＤＮ） に割り当てられる加入者識別番号（ＩＭＳ　＋）により加入者を識別するもので ある。ＩＭＳｒ、ＭＳ　ｒ　ＳＤＮに関する情報は、加入者に関する他の情報と 共に、加入者を含むネットワークのオペレータによりホームデータベース（ホー ムロケージタンレジスターＨＬＲ））に記憶される。

このシステムには、ビシターデータベース（ビジターロケーションレジスターＶ ＬＲ）と、交換局（移動サービス交換センターＭＳＣ）が含まれる。起動された 加入者ユニットＭＳの情報は、加入者ユニットＭＳが位置するエリアに関連する ＶＬＲに一時的に記憶される。

上記概念は、全体的なシステムの設計及び操作と同様に幅広く標準化されている ので、詳細な説明は必要ないと思われる。

上記型のシステムは、業務用通話で幅広く使用されているが、私用通話にもある 程度は使用されている。業務用通話、私用通話の費用の分担が通常、問題を提起 し、又、余分な仕事の種と々に使用されることもあり得る。この場合も、関係す る様々な人々の間での費用、の分担が問題を提起し、又、余分な仕事の種となる ことがある。

発明の目的 本発明の目的は、上記不便を除き、更に他の観点において、加入者番号と加入者 識別モジュールのより柔軟な利用を可能にすることである。

発明の要約 この目的は、請求の範囲に記載される特徴を持つ方法と加入者識別モジュールと によって達成される。

即ち、本発明は、使用者が選択的に起動可能な少なくとも２つの異なる識別番号 を加入者識別モジュールに割り当てるにとが可能であるという眼識に基づくもの である。明らかに、同一の使用者に属する２つのアイデンティティ、例えば公人 としての自己と私人としての自己が存在することがあり、この認識は現在好まれ ている状況であると思われる。しかし、一つの加入者識別モジュールに対する複 数の潜在的使用者に対応して様々な識別番号が使用されることもある。

同時には只一つの識別番号のみが起動され、即ち、新たな識別番号が起動された とみなされる前にそれ以前に起動されていた識別番号がまず停止されなければな らないことを識別番号の変更が意味することが好ましい。正しい方法で電話呼出 しが設定され、費用情報が記憶されるように関連ホームデータベースは識別番号 が起動されるちととなる情報を記憶するように適当に作成される。

選択的識別番号起動、即ち、加入者識別モジュールでの識別機能の選択を、加入 者ユニットに備えられたキー等により、或いは、加入者識別モジュールに備えら れた特別な手段、例えば、モジュールがアクティブカードであるときのいわゆる タッチコンタクトにより実施できるように加入者識別モジュールを設計できる。

即ち、例え・ば、いわゆるＰＩＮコードの入力と関連させて起動させることがで きる。この場合には、各識別番号に特別のコードを割り当てることが可能である 。これは、（多様な識別番号の数に対応する）多（の様々な使用者が一つの加入 者識別モジュールを共有できることを意味する。使用者のＰＩＮコードに、希望 する識別番号（例えば、業務用か私用か）を選択するためのコード要素を付加す ることも可能である。

本発明の加入者識別モジュールの好ましい態様において、モジュールは、加入者 ユニーブトの２つの異なる位置に、好ましくは一端を先にして挿入されるように 設計されており、各位置は割り当てられた識別番号に対応している。これにより 、各識別機能が明らかにカードにマークされ、従って取扱いが容易になる態様が 可能となる。識別番号の変更は、例えば業務用通話から私用通話に或いは逆に切 り替える時には、単にカードを取り出してそれを再び今度は別の位置に挿入する ことにより達成される。

本発明の加入者識別モジュールには、集中識別機能か別々の゛パラレル゛識別機 能のいずれかを含む特別のプログラム化された回路を備えることが可能である。

２つの異なる挿入位置をアクティブカードに与えることにより、後者の設計は、 カードの一端に第一回路、カードの他端に第二回路を提供することにより容易に 達成され、これは全て、コンタクト手段の位置決め等に関するかかるカードに対 する現在の規格に従っている。このように、カードの一端は一つの識別番号を確 認でき、他端は他の識別番号を確認できる。

ホームデータベースでの登録番号の割り当てに関しては、本発明により様々な方 法が存在する。

第一の方法では、一つの加入者識別モジュールに様々な識別番号を付加して、一 つの同一登録番号に割り当てる。ホームデータベースは、登録番号と識別番号と のその都度の組合せに呼応して電話呼出しを設定し、費用情報等を登録するよう に設計されている。これを適切に実行すれば、ホームデータベースはどの、識別 番号が起動されているかを通知されることになる。これは、同時には只一つの識 別番号のみが起動され、「新たな」識別番号が起動されるときにはその前の識別 番号は常に停止されており、ホームデータベースはこれを通知されるようにして 達成できる。かかる停止は、例えば、ＧＳＭ−型システムで採用されている「キ ャンセルＩＭＳ　ＩＪ型機能の使用により達成できる。かかる停止は、この識別 番号に関する情報が、採用されているビジターデータベースから取り消されるこ と、そして、識別番号が再起動させられるときには、ホームデータベースに常に 通知されることを意味する。

ムデータベースの情報により制御される。

起動されている識別番号に関する情報がなければ、電話呼出しは、可能性ある識 別番号の中から選択された識別番号に対して設定される。この選択された識別番 号が起動されていないことがわかったならば、電話はホームデータベースの情報 に従って次の可能性ある識別番号に対して設定されるように転送される。

ネットワークオペレータは、例えばＧＳＭ型システムの規格と矛盾することなく 、自己のホームデータベースの機能を変更できることを理解されたい。

第二の方法では、一つの加入者識別モジュールに係わる様々な識別番号の各々に 一つの登録番号を割り当てる。これら登録番号については、一つの固有番号は加 入者の対外的な電話番号であり、他の番号はホームデータベースのみで使用され 、加入者にも一般にも知らされないこともある。この場合にも、第一の方法と同 様に、同時には只一つの識別番号のみが起動され、又、ホームデータベースにそ れが通知されることが便利である。

電話をかけるときには、従来の方法通り、選択され起動された識別番号が割り当 てられた登録番号と一緒に使用される。

電話呼出しは常に、特別な′登録番号に割り当てられた識別番号につながるが、 その識別番号が起動されていることを条件とする。起動されていなければ、電話 は、当の識別番号が関連している加入者の次の登録番号に転送される。この転送 は、どの識別番号が起動されているかをホームデータベースが知っているならば 、電話を最初に述べた識別番号につなげることなく直接に達成できる。

電話転送には、本発明により、加入者により制御されるようになっている良く知 られた標準機能である「無条件電話転送Ｊ　（Ｃａｔ　ｌ、Ｆｏｒｗａｒｄｉｎ ｇ。

Ｕｎｃｏｎｄｉｔｉｏｎａｌ）（ＣＦＵ）の機能を利用すると有益である。ホー ムデータベースに対応機能を付加し、ネットワークオペレータに制御させれば、 加入者登録番号のうちの−ないしそれ以上を直接転送のために補充し、関連識別 番号が起動されておらずかつ加入者自体が他の直接的な電話転送手段を準備して いない場合に備えることができる。

第二の方法の改良である第三の方法では、加入者登録番号のうちの２つを対外的 な電話番号とし、そのうちの一つを業務用電話、他を私用電話とするのが適当で ある。起動された識別番号の連絡と直接の電話転送は、第二の方法と同様にして 達成可能である。

このように、本発明は、加入者に対して、様々な識別番号、対外的な電話番号の 数に関して只一つの加入者登録モジュールを使用して様々な異なるオプションを 提供できる。

以下、本発明を、非制限的な実施例を示し、添付図面を参照しながらより詳細に 説明する。

図面の簡単な説明 図１は、発明の一実施例を示す、極めて概括的な図である。

図２は、図１に類似した図であり、本発明の別の実施例を示している。

図３は、本発明により識別番号が起動されたり停止された時の情報の流れを示し ている、極めて概括的な図である。

図４は、本発明の一実施例による、ホームデータベースへの付加を示す。

図５は、本発明による「無条件電話転送」機能の使用法を示すフローチャートで ある。

図６は、本発明の一実施例による加入者識別モジュールとして使用できるように 改良されたアクティブカードの概略平面図である。

図１は、本発明の一実施例が、ＧＳＭ型移動電話システムでどのようにして実行 されるかを概略的に示している。矢印１．３で示されるように、ホームデータベ ースＨＬＲとビジターデータベースＶＬＲは相互に通信する。ビジターデータベ ースＶＬＲは移動局ＭＳと無線通信しており、後者は識別番号ＩＭＳ　Ｉ　１、 識別番号ＩＭＳＩ２を伝えるように起動できる３１Ｍカードによって制御される 。登録番号ＭＳ［ＳＤＮはこれらの識別番号に対応している。

ＩＭｓＩＩ又ハＴ　Ｍ　Ｓ　Ｉ　２が移動局ＭＳで３１Ｍカードによって起動さ れると、それに関する情報がボームデータベース）ＩＬＲに送られ、ＨＬＲが現 在の組合せであるＭＳ　Ｉ　ＳＤＮ−ＩＭｓｌｌ、又はＭｓ　Ｉ　ＳＤＮ−ＩＭ Ｓ　Ｉ　２を通常の方法でＶＬＲに伝送する。次いで、選択された組合せを考慮 して通常の方法で電話呼出しされる。

図２は、本発明の別の実施例を概略表示しており、各識別番号＋ＭＳ＋１．１Ｍ Ｓｒ２が、共に対外的電話番号である登録番号ＭＳＴＳＤＮＩ、ＭＳＴＳＤＮ２ に割り当てられている。

起動された組合せＭＳ　Ｉ　５ＤＮ−ＩＭＳ　Ｔに対して、通常の方法により呼 出しがなされる。

図３は、識別番号ＩＭＳ　Ｔ　Ｌ、［ＭＳ＋２のうちのどちらが起動されている かをホームデータベースＨＬＲに確実に知らせるために使用できる情報流れにお ける必須工程を示す。

最初の位置（上）で、ＩＭＳ　ｒ　１は、３１Ｍカードをその一端を先にして移 動局へ挿入することにより起動されていると仮定する。次いで、使用者はカード を引き出し、今度はｒＭｓ　Ｉ２を起動させるために、それを再度、但し他端を 先にして挿入する。次いで、１ＭＳＩ２がビジターデータベースＶＬＲに信号を 送って、ＩＭＳＩが非登録番号であることを知らせ、更新用信号をホームデータ ベースＨＬＲに伝送し、ＨＬＲは、ＩＭＳ　Ｔ　２が起動中であるという情報を 記憶し、信号「キャンセルＩＳＭＩＬＪを発することによりＩＭＳ　Ｔ　１を停 止する。

このようにして、ＩＭＳｌｌの一時的起動は、移動局ＭＳの位置するエリアに所 属する現在のビジターデータベースＶＬＲから取り消される。その後に、ｒＭｓ Ｉ２に関するデータがビジターデータベースに伝送される。かくて、組合せＭＳ 　Ｉ　ＳＤＮ２１ＭＳｒ２の使用により呼出しが準備される。使用者が再度ＩＩ Ｍカードの向きを変え、即ち識別番号を変えると、これに対応してＦＭＳ　Ｉ　 １の起動、ｒＭｓＩ２の停止が起きる。

識別番号が起動されていない登録番号に電話がかかってきたら、電話は「無条件 電話転送」を使って他の登録番号に直接転送される。このため、図４に示される 通り、ホームデータベースは各登録番号に一つのフィールドが与えらるように拡 張される。付加されたフィールドは下部にあるものである。ここにＭＳ［５ＤＮ １が入ると、伝ＷＨＡ電話はＭＳＩＳＤＮ２に転送され、逆も同様である。

これらの付加されたフィールドによる電話転送は、使用者自身がこの種の転送を 開始しないときに起こり、その場合には直上のフィールドに従ってなされる。

ホームデータベースへの付加フィールドの記入は、図３による信号送り次第と同 時に実施すると便利である。この記入を、図５のフローチャートに例示する。

例えば、「無条件電話転送」は、加入者が別の番号へのかかる電話転送を希望し なかった場合にのみ実行できる。言い換えると、加入者は通常通りまだこの加入 者サービスを使用することができる。使用しなければ、ホームデータベースＨＬ Ｒは停止組み合わせであるＭＳ　ＩＳＤＮ−ＩＭＳ　Ｉから送られてきた電話を 最後に起動されかつ登録されている組み合わせに転送する。

従って、加入者は数個の異なったオプシタン：工ないし２つの対外的電話番号、 業務用電話から私用電話への自動転送及びその逆：或いは、他の個人的に制御さ れる電話転送を有する。

図６は、２つの識別機能を提供するために本発明により改良された起動中のカー ドの例示である。カード１１は、矢印１５で示されるように移動局に挿入される 時に、第一の識別機能を提供できる回路をその一端に通常の方法で備えている。

カードの図示されている側を業務用とし、この目的に沿った適当なはっきりとし たマークを付すことができる。

カードの反対側は私用である。この目的に沿って、第二の完全に別の回路１７を 回路及びコンタクトの配置に関する現在の規格に従ってカードの他端の私用側に 備えることができる。

私用側を使用する時には私用側の矢印１９で示される通り同他端を先にしてカー ドを挿入する。こちら側にも適当なはっきりとした識別マークを付すことができ る。

ＦＩＧ、４ 国際調査報告 Ｉ＋、、豐、ｌ−伽−＾−−−−６−舛ｅ、　ＰＣＴ／ＳＥ　９２１００２２７ 国際調査報告

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．加入者ユニット（ＭＳ）が加入者識別モジュール（ＳＩＭ）により制御され る電話システム、好ましくは移動電話システム、特にＧＳＭ型における方法であ って、加入者識別モジュール（ＳＩＭ）に、選択的に使用可能な少なくとも２つ の識別番号（ＩＭＳＩ１、ＩＭＳＩ２）が割り当てられ、使用者が加入者ユニッ ト（ＭＳ）を使用する時には目的識別番号を選択的に起動できることを特徴とす る方法。
2. ２．二重識別機能を有し、モジュール（ＳＩＭ）が加入者ユニット（ＭＳ）の第 一の位置に、特にその一端を先にして挿入されている時には一つの識別番号（Ｉ ＭＳＩ１）が利用され、モジュール（ＳＩＭ）が加入者ユニット（ＭＳ）の第二 の位置に、特に他端を先にして挿入されている時には他の識別番号（ＩＭＳＩ２ ）が利用されるように設計されている加入者識別モジュール（ＳＩＭ）を使用す ることを特徴とする、加入者識別番号モジュール（ＳＩＭ）がアクティブカード 型である請求項１に記載の方法。
3. ３．少なくとも２つの識別機能を有する加入者識別番号モジュール（ＳＩＭ）を 使用し、目的識別番号が加入者ユニット（ＭＳ）のキーか、加入者識別モジュー ルに備えられた起動手段で選択起動されることを特徴とする請求項１に記載の方 法。
4. ４．目的識別番号がＰＩＮコードの入力と連動して起動されることを特徴とする 請求項３に記載の方法。
5. ５．加入者識別番号モジュール（ＳＩＭ）の識別番号（ＩＭＳＩ１、ＩＭＳＩ２ ）が一つの同一登録番号（ＭＳＩＳＤＮ）に割り当てられ、電話呼出しが一方な いし他方の識別番号（ＩＭＳＩ１、又は、ＩＭＳＩ２）に呼応して設定され、選 択的識別番号起動に呼応して加入者のホームデータベース（ＨＬＲ）により制御 されることを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載の方法。
6. ６．電話呼出しがまず一つの識別番号（ＩＭＳＩ１）に対して設定され、この識 別番号が停止中であることがわかった時には電話転送により他の識別番号（ＩＭ ＳＩ２）に対して設定されることを特徴とする請求項５に記載の方法。
7. ７．加入者識別モジュール（ＳＩＭ）の識別番号（ＩＭＳＩ１、ＩＭＳＩ２）が 各々、登録番号（それぞれ、ＭＳＩＳＤＮ１、ＭＳＩＳＤＮ２）に割り当てられ ていることを特徴とする請求項１から４のいずれか一項に記載の方法。
8. ８．一つの登録番号（ＭＳＩＳＤＮ１）が加入者の対外的電話番号であり、この 電話番号に割り当てられた識別番号（ＩＭＳＩ１）が起動されていない時には、 電話呼出しが他の登録番号（ＭＳＩＳＤＮ２）に転送されることを特徴とする請 求項７に記載の方法。
9. ９．登録番号（ＭＳＩＳＤＮ１、ＭＳＩＳＤＮ２）が加入者の対外的電話番号、 例えば業務用電話番号と私用電話番号であり、割り当てられた識別番号（それぞ れ、ＩＭＳＩ１、ＩＭＳＩ２）１１動されていない登録番号（ＭＳＩＳＤＮ１、 又はＭＳＩＳＤＮ２）に対する電話呼出しが他の登録番号（ＭＳＩＳＤＮ２、又 はＭＳＩＳＤＮ１）に転送されることを特徴とする請求項７に記載の方法。
10. １０．電話転送が「無条件電話転送」型の機能に依存し、但し、この機能が加入 者により使用されていないことを条件とすることを特徴とする、請求項６、８又 は９に記載の方法。
11. １１．同時には只一つの識別番号（ＩＭＳＩ１、又はＩＭＳＩ２）のみが起動可 能である、請求項１から１０のいずれか一項に記載の方法。
12. １２．一つの識別番号（ＩＭＳＩ１、又は、ＩＭＳＩ２）が選択起動されて識別 番号の変更が発生する時には、直前の識別番号は停止され、加入者のホームデー タベース（ＨＬＲ）により制御されることを特徴とする請求項１１に記載の方法 。
13. １３．好ましくは移動電話システム、特にＧＳＭ型の電話システムで加入者ユニ ットと連動して使用される加入者識別モジュール（ＳＩＭ）において、 選択起動可能の少なくとも２つの識別機能を有することを特徴とする加入者識別 モジュール。
14. １４．アクティブカード型であり、加入者ユニットの２つの異なる位置、好まし くはそれぞれ該カードの一端と他端、に挿入され、一つの位置は第一の識別番号 （ＩＭＳＩ１）の起動を許容し、他の位置は第二の識別番号（ＩＭＳＩ２）の起 動を許容するように設計されていることを特徴とする請求項１３に記載の加入者 識別モジュール。
15. １５．２つの別個の回路を備え、そのうちの一つには一つの識別番号（ＩＭＳＩ １）が割り当てられ、他には他の識別番号（ＩＭＳＩ２）が割り当てられている ことを特徴とする請求項１４に記載の加入者識別モジュール。