JPH06506459A - プラスミノーゲン活性化剤を含有する多重ボーラス投与用医薬パッケージユニット - Google Patents

プラスミノーゲン活性化剤を含有する多重ボーラス投与用医薬パッケージユニット

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JPH06506459A JP4507994A JP50799492A JPH06506459A JP H06506459 A JPH06506459 A JP H06506459A JP 4507994 A JP4507994 A JP 4507994A JP 50799492 A JP50799492 A JP 50799492A JP H06506459 A JPH06506459 A JP H06506459A
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マーティン,ウルリッヒ
ケニク,レインハルト
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ロシュ ダイアグノスティックス ゲーエムベーハー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の主題は、プラスミノーゲン活性化剤を含む、多重ポーラス(bolus )投与用医薬パッケージユニットである。
本発明は、特に血栓性疾患の治療のための医薬パッケージユニットに関するもの であって、このパッケージユニットは本質的に2つの構成要素を含んでおり、1 番目の構成要素はプラスミノーゲン活性化因子様の作用を有し、t−PAに比較 して半減期が長期化された通常の医薬投与形態のタンパク質からなっており、2 番目の構成要素はこのタンパク質の投与を2回またはそれ以上のポーラス注射に 分割投与するよ!うにとの指示書からなっている。
心筋梗塞の血栓溶解治療法は、医学的に十分試験され立証された心臓の冠状動脈 中の閉塞性血栓を除去する効果的な治療法である。DNA技術によって製造され たt−PA(組織型プラスミノーゲン活性化剤)はこの疾病の治療のために世界 中で使用され、冠血栓の溶解に効果的であることが立証済みである(y6r5t raeteeL al、、 Lancetll、1985;965−969 )  、心筋梗塞の早期溶解治療によって、他の治療法に比較して心筋梗塞後桟され た機能が増進され(Armstrong et al、、 J、Am、Co11 .Cardiol、、1989;13:1469−1476) 、また池の治療 法に比較して、より高い生存率が得られる(Wilcox et at、、 L ancet II 、1988;525−539 )。
総計数千人の患者に関する数多くの血栓溶解研究は、心筋組織への早期血行再開 (reperfusion)をもたらす迅速な血栓溶解を行なうことによって、 心筋組織を救い、したがって生存率を上昇させる結果となることを示している( GISSI 5tudy group、 Lancetl 、1986.397 −401 ’)。この理由によって、冠閉塞部の背後の組織が不可逆的に損傷を 受けてしまう前の短時間に、血栓溶解治療を実施することが必要となる。
一般に、冠閉塞の治療の場合、梗塞を起こした血管の血栓溶解に一度成功した後 、再閉塞を起こす危険を回避するという課題が存在する。この不都合な効果は、 t−PA(アルテプラーゼ(Alteplase))について観察された(Ch esebro et al、、C1rcu−Iation、 1987;76: 142−154) 、梗塞血管の再閉塞は、疾病率および死亡率の増加につなが る。再閉塞を防止するために、ヘパリン(Bleich et al、、 Am 、J、Cardiol、、1990;66:1412−1417)やアセチルサ リチル酸(Hsia et al、、 NB、Engl、J、Med、、 19 90; 323: 1433−1437)等の異なる薬理作用原理に基づく物質 が利用されている。
t−PA(アルテブラーゼ)の長時間にわたる注入も、より長期間の血栓溶解の ため、梗塞血管の再閉塞を防止すると言われている(Gold et al、、  C1rculation、1986; 73: 347−352; Vers traeteet al、、 Amj、Cardiol、、 1987 ;60  :231−237; Johns et al、。
C1rculation、 1988; 78: 546−556) 、しかし 、注入の終了後、しばしば再閉塞の出現が観察される。
DNA組み換え技術により製造されたt−PA (rt−PA)が臨床上の予備 試験の範囲で、すでに2.3の患者に二重または多重投与形態で投与されている 。明らかに、短時間、すなわち最初のポーラス投与後90分までに、高い血栓溶 解率が見られたが、高投与量のため、広範囲で全身的なプラスミノーゲンの活性 化が生じ、その結果、はぼ完全なフィブリノーゲンの減少が観察された(初期値 のわずか15.5から5.2%) (J、Am、Co11.Cardiol、、 1991゜17(2)、 152A)。フィブリノーゲン値のこうした好ましく ない減少は、緊急手術の際、出血傾向が高く、患者の徹底的な管理が必要である という問題を生じる。さらに、rt−PAの二重または三重のポーラス投与の場 合、好ましくないことに、再閉塞傾向、すなわち血管の再閉塞が観察された(C irculation、1990.82(4) 5uppl。
III、538. abstract 2137; Bri、Haematol 、、 1991.77、5upp1.1゜47、 abstract PO30 ) oアルテブラーゼについて、多重ポーラス投与がより詳細に調査された研究 も行なわれている(CoronaryArtery Disease、 199 0.1(1)、 83−88)。
上に述べた不都合な効果のため、rt−PAの二重または多重のポーラスの形態 の投与は実施で・きないことがわかった。さらに、rt−PAの半減期が比較的 短く、わずかに3−6分である事実だけからも、rt−PAのポーラス投与は不 適当であると考えられてきた(Garabedian et al、、 J、A m、Co11.Cardiol、、 1987; 9: 599−607)。こ のことは、血栓溶解の成功を確実にするには、効果的な血漿レベルを保つため、 かなり長時間継続した注入を行なう必要があることを意味している。しかし、緊 急の場合、この物質の長時間連続注入(30分から6時間)は、明らかに治療上 不利益となる。さらにその上、この際、出血の危険性も増大する(Marder and 5herry、 N、Engl、J、Med、、 1988; 318 : 1512−1520 )。
驚くべきことに、プラスミノーゲン活性化因子様作用を持ちt−PAと比較して 長期化した半減期を有するタンパク質を2回またはそれ以上のポーラス注射の分 割投与形態で投与した場合、このタンパク質が冠状閉塞の治療に有効に使用でき ることがわかった。この方法によって、プラスミノーゲン活性化因子様の特性を 有するタンパク質を単に急速に投与するだけで、血栓性疾患の効果的な治療が可 能となる。
本発明の意味としては、用語”分割投与”は、プラスミノーゲン活性化剤の治療 上効果的な量を2またはそれ以上に分けた二重または多重のポーラスの形態での 投与を意味する。
ポーラス投与とは急速静脈注射であり、これは、1つには臨床上の症状の出現か ら治療までの時間、そしてもう一方では治療の開始から冠状血栓の溶解までの時 間が短縮されて、より多くの心筋組織が不可逆的破壊から免れるため、非常に有 効である。本発明による二重または多重のポーラス投与は、使用したプラスミノ ーゲン活性化剤の血栓溶解能を!より高める結果となる。このことによって、ア ルテブラーゼに比較して投与量を減らすことができるばかりでなく、ポーラス注 射後、驚くべきことに、注入形態での同様の投与後に比較して、より迅速な血行 再開が見られる。その上二重または多重ポーラス投与は、累積開放時間(血行再 開後冠血流が見られる時間の総計)の著しい延長と、同時に明らかな冠血流の増 加をもたらし、しかもこれは、投与後より長期にわたって比較的高レベルで安定 に保たれる。さらに、二重または多重ポーラス注射は1回のポーラス注射に比べ て、血漿フィブリノーゲンの減少量が少ないという驚くべき利点を有する。しか し、二重または多重ポーラス投与のこれらの有益な特性は、合計同じ量のプラス ミノーゲン活性化剤を1回のポーラス注射で投与した場合には発現されない。
本発明の意味する血栓性疾患とは、特に心筋梗塞または冠状動脈の再閉塞の原因 となる疾患である。この再閉塞は心臓部梗塞の治療に血栓溶解剤を使用する場合 のすべてに生ずる。心筋梗塞の原因は冠状動脈内の血栓の形成である。この血栓 はフィブリンと血小板との結合物から成り立っている。心臓梗塞の治療の場合の 第一の目的は、この血栓の迅速な溶解と血流の回復(血行再開)である。効果的 な治療法とは血栓を可能な限り迅速に溶解し、血栓の再形成(再閉塞)を防止す ることである。本発明による二重または多重ポーラス投与は脳卒中の治療に特に 有効である。
本発明の医薬パッケージユニットは、1つはプラスミノーゲン活性化剤を含む投 与形態、もう1つはそのプラスミノーゲン活性化剤の治療上有効な量の投与を二 重または多重ポーラス投与にすると効果的であるとする、例え・ば医薬処方を記 載した添付書(package 1eaflet)などの形式での指示書、の2 つから成り立っている。この使用法についての説明は、本発明の意味において、 市販用の医薬製剤のパッケージ上に印刷してもよいし、プラスミノーゲン活性化 剤を含む医薬製剤と一緒に入手できるようにした説明書によるものでもよい。プ ラスミノーゲン活性化剤に適した投与形態としては、先行技術から、例えば凍結 乾燥品やアンプルなどの適当な容器に入れた溶液などの既知の調剤処方が対象と なる。
一般に、これらの処方品は、等張液剤の製剤に適した通常の医薬用補助薬や、さ らには安定化剤や可溶化剤を含んでいる。
プラスミノーゲン活性化因子様作用を有するタンパク質(本発明の意味では、短 く”プラスミノーゲン活性化剤”とも称している)としては、t−PAに比較し て長期化した半減期を有するタンパク質が使用される。プラスミノーゲン活性化 剤は、血栓の溶解を行い、それによって血液がその血管中を再び流れるようにす るものである。すでに上に示したように、ヒト血液中でのt−pAの半減期はお よそ3−6分である。本発明の意味では、t−PAに比較して、半減期が少なく とも2倍、好ましくは3−7倍、特に3−5倍長期化したプラスミノーゲン活性 化剤が対象として好適である。特に、半減期は少なくとも約10分、例えば10 −90.1O−40または10−20分となるべきである。t−PAの半減時間 よりも半減期が3−30倍長いもの、特に5−20倍のタンパク質が好ましく使 用される。
本発明の意味では、プラスミノーゲン活性化因子様作用を有するタンパク質とし て、例えば次のようなプラスミノーゲン活性化剤が対象となる: L Y210 825 (!”シリアンハムスター細胞系”からのK 2 P、 C1rc、  1990.82,930−940) ; DeltaF E 3 xおよびDe lta F E l x (”チャイニーズハムスターの卵巣細胞”からのK  I K 2 P、 Blood、1988,71.216−219 ) ; D eltaF EK 1 (″マウスC127細胞”からのK 2 P 、J、  Cardiovasc、 Pharmacol、 。
1990.16,197−203 ) ; E−6010(Jap、C1rc、 J、、1989,53.p、918 );t−PAバリアント(variant s) (Thromb、Haemost、、1989,62゜p、542 )  ; K2 PおよびD −K 2 P (Thromb、 Haemost、  、 1989.62゜p、393 ) ; MB−1018(F K 2 K  2 P、 Thromb、Haemost、、 1989゜62、 p、 54 3) ; F K 2 P (FASEB J、 、 19B9.3. A10 31. abstract 4791)G Delta l x (Circulation、1988,4. ll−15 ); K I K 2 P (ThroIrlb。
Res、、 1988,50.33−41) ; F K I K 2 P ( J、Biol、Chem、、 1988,263゜1599−1602 )。特 に、例えばBM 06.022(EP−A−0382174に記載)のようなK ZPタイプの組み換え体プラスミノーゲン活性化剤が使用される。さらに、この 種類のt−PA変換体(muteins)が次の特許出願に記載されている : EP−A−0,196,920;EP−A−0,207,589;AU 618 04/86 ;EP−A−0,231,624。
EP−A−0,289,508,JP 63133988.EP−A−0,23 4,051、EP−A−0,263,172゜[!P−A−0.241.208  ;HP−A−0,292,009,1EP−A−0,297,066゜EP− Ao、302,456 、8P−A−0,379,890゜rt−PA(アルテ ブラーゼ)の薬理動力学図は2または3コンパートメントモデルによって典型的 に特性づけられる(Thromb。
Haemost、 、 1989.61.497−501) oこのうち曲線下 の総面積(曲線下の面積−AUC)の66%に寄与しているので、初期半減期が もつとも重要である。したがって、この半減期が主要半減期と称される。t−P Aから誘導され、長・期化した半減期を有するプラスミノーゲン活性化剤の場合 、薬理動力学図も当然変化している。ここで”長期化した半減期”は主要半減期 をいうものとする。なぜならば、この主要半減期が総AUGに対して量的にもつ とも寄与しているため、薬理動力学図を特性づけるからである。この半減期の測 定は、先行技術によって知られている方法にしたがって行なわれる(Pharm acokinetics、Ch、2. Marcel Dekker、 New  York。
1982)。プラスミノーゲン活性化剤としては、特にDNA組換え技術によっ て製造された、天然タンパク質のうちの血栓フィブリン溶解作用に関与するタン パク質領域を基本的に含んでいる、t−PA誘導体が対象となる。このとき、t −PAの配列の中で1つまたは数個のアミノ酸の欠失または置換が見られるもの も、t−PAに関する、上記の意味で半減期が長期化しているならば、使用でき る。これらとして、特にKZPタイプのt−PA誘導体がある。
本発明の意味で対象となるプラスミノーゲン活性化剤の例として、ヨーロッパ特 許出願E P−A−0,382,174にさらに詳細に記載されている、プラス ミノーゲン活性化剤K 2 P (BM 06.022)が使用された。これは ヒトt−PAのクリングル(kringle) 2 (K)およびプロテアーゼ (P) ドメインからなっており、エシェリキアコリ (Escherichi a coli)細胞中で発現されたため、非配糖体構造となっている。K2Pの 比活性は550.000+/−IU/mg(=550+/−200KU/mg) である。K2Pは血栓性疾患(心筋梗塞、肺塞栓症、卒中およびその他の閉塞性 血管疾患)の血栓溶解治療に使用される。グリコジル化(glycosilat ion)を欠いているために、クリアランスが減少し、その結果、tニーPAに 関して半減期が少なくとも3−4倍長期化されている。半減期が長期化されると 、この物質を臨床上望ましい多重ポーラス投与に使用することが可能となる。こ の物質のポーラス投与による血栓溶解効果を種々の動物モデルで調べた。このと き、アルテプラーゼに比較しておよそ5倍増加した血栓溶解効果を示した。ここ で特に印象的だったのは、アルテプラーゼやその他の血栓溶解剤に比べて、血栓 によって閉塞した血管の速やかな開通があったことで、これは、他の血栓溶解剤 に比べて血管の開通に要する時間の短縮と、そして梗塞の生じた心筋組織へのよ り迅速な血行再開を意味する。
K2Pの薬理動力学特性が改善されているので、投与すべき有効量を減らすこと ができ、またに2Pを静脈内多重ポーラス注射で投与することができる。これに よって、きわめて急速な最大血行再開が達成される。さらに、二重または多重ポ ーラス投与によって、血行再開後の冠状動脈内の血行の減退(再閉塞傾向)が著 しく減少するか、または防止される。それに加えて、二重または多重ボーリ(b oli)後、血漿フィブリノーゲンの減少量は、同じ総投与量の1回のポーラス 注射後よりも少ない。
血栓性閉塞を起こした血管の急速な開通に加え、その開通した血管の再閉塞の防 止は、臨床上極めて重要である。なぜならば、梗塞を起こした血管の再閉塞は、 その結果として臨床上の合併症を伴った臨床上重大な再梗塞を引き起こし得るか らである。
アルテプラーゼの注入に比較して同有効量のに2Pのポーラス投与は、動物モデ ルにおいて、梗塞血管の驚くほど急速な開通をもたらし、したがって梗塞を起こ した心筋組織の急速な血行再開が可能となる。血栓溶解に関し1ての現在の知見 では、観察されたこのような効果は、臨床上の観点から極めて積極的に評価され るべきものである。
動物実験データによれば、血栓溶解した梗塞血管の再閉塞の問題は、K2Pの1 回のポーラスの場合でも、他の血栓溶解剤と比較できる程度束しる。驚いたこと に、そのに2Pの総投与量を2またはそれ以上にわけて時間的にずらしてポーラ ス注射すると、血行再開後の冠状動脈の血行の減損が減少されるか、あるいは予 防もされることが示される。
最初のポーラス注射の開始から次のポーラス注射までに必要な間隔は、適用によ るが、10分から6時間、好ましくは20分から2−3時間、特に30−90分 とすることができる。注射期間自体は比較的短く、投与容量にもよるが、およそ 0.5−3分で、注射速度でおよそ5−10m1/win、が好都合である。本 発明の意味における多重ポーラス投与の用語を、間隔をおいた治療の範囲で投与 されるポーラス注射を2回またはそれ以上の個々の累積投与(cumulate dadministration)と理解する者もある。ポーラス注射を2回ま たはそれ以上、好ましくは3回、毎日実施し、この療法を数日間継続することが できる。この治療様式は、ポーラス注射の形態での投与を、たとえば全治療期間 中2日毎に行うようにして、1日か2日間隔をとることも可能である。この1回 のポーリの累積投与は、基本的に、投与を毎日、数日にわたって繰り返す公知の 1回ポーラス投与とは区別される。最初とその次のポーラス投与との間隔が比較 的短く、約10分から1時間までならば、二重または多重ポーラス投与と称する 。この間隔が数時間の大きさの規模ならば、1回のボーりの累積投与と1称して もよい。
プラスミノーゲン活性化因子様作用を有するタンパク質に関する医薬投与形態の 製造には、通常の医薬用補助薬や添加剤が使用される。さらに、安定化剤または 例えば塩基性アミノ酸(アルギニン、リジンまたはオルニチン)などの公知の可 溶化剤を添加してもよい。好適な投与の調剤形態は、先行技術によって知ること ができ、また一般の通常の方法にしたがって製造することができる(EP O, 217,379,EP O,228,862,Wo 91108763.WO9 1108764: wo 91108765;Wo 91108766;WO9 1108767またはWo 90101334参照)。投与形態は凍結乾燥品の 形態でも、あるいはすぐ使用できる注射溶液の形態でもよい。ポーラス注射は静 脈、筋肉または皮下注射でも行い得るが、静脈注射が好ましい。
医薬パッケージユニットの製造においては、2または多重ポーラス注射のための 投与するタンパク質の量を、■またはそれ以上、好ましくは2つの、例えばアン プルなどの容器に分けて容れたものが利用される。特定の所望量の夕〉・バク質 を適当な注射器に回収して取り出せるようにした、多重投与量形態とすることも できる。アンプルは、すでに注射用の溶液を含有することができ、またはそのタ ンパク質の凍結乾燥品とさらに医薬用の通常の補助薬または担体物質を含有する こともできる。その凍結乾燥品は投与の直前に、通常の注射溶液と況合し、て、 直接投与できる溶液とする。
プラスミノーゲン活性化因子様作用を有するタンパク質の量としては、それぞれ の必要に応じて、1番目と2番目の容器で同じでも異なってもよい。一般には、 1容器あたり3−3−5Oが使用される。最初のポーラス注射に1よ、2回目の ポーラス注射よりもタンパク質を多量に投与することが好ましい。特に、最初の ポーラス注射には5−5−2O、特に515MUが使用され、2回目には:l1 5MU、特に3−3−1Oが使用される。特に好ましくは、最初の注射でおよそ IOM U、そして2回目におよそ5MU使用される。累積投与量は好ま]2く は1515−4Oの範囲である。
以下の実施例にしたがって、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 l 実験のため、心筋梗塞のシミュレーション用にイヌのモデルを使用した。雌雄の ピーグル成人をパルピッレートで麻酔し、管を挿入(7、人工呼吸を行った。血 圧モニター、物質の投与または血液サンプルの採取のため、動脈および静脈カテ ーテルをつけた。
胸を開き、心臓を露出させた。左冠状動脈の回旋技の短い切片を分離して準備し た。続いて冠状動脈に中心部から末梢部にかけて、以下の器具をとりつけた:冠 状動脈内の血流を測定するための電磁血流プローブ、刺激用電極、適合するスク リューと糸。刺激用電極のチップを冠状動脈の壁から通して、血管内に入れ、針 状チップが血管の内壁表面に接するようにした。冠状動脈の血流を短時間中断し たとき生じる反応性充血の90%を排除するように、スクリューをとりつけた。
心筋梗塞を起こさせる冠状動脈の血栓を、RoIllsonらによって最初に記 載された方法(Thromb、Res、、 1980; 17: 841−85 3)にしたがって形成した。その方法は、5hebuskiらの修正法(J、P harm+acol。
Bxp、 Ther、 、 1988;246:790−796)に採用された 。刺激用電極を通じて冠状動脈に150マイクロアンペアの直流を通し、冠状動 脈内の血流がO+nl/minに下がるまで保持し、少なくとも3分間そのまま ニジた。つづいて、血栓を30分間養生させた。この間、動物にはヘパリンを1 動物あたり1000un i t/hour量投与した。血栓形成の30分後、 フィブリン溶解剤またはその溶媒を、lグループあたり6匹の動物に、1分間静 脈ポーラス注射で投与した。BM 06.022を4種類の量: 50.100 .140.及び200KU/kgずつ投与した。アルテプラーゼも4種類の量:  200.800.1130.及び1600KU/kg(=2+ng/kg)ず つ投与した。アルテブラーゼの比活性は800.00010/mg(=800K U/mg)であった。BM 06.022およびアルテブラーゼの活性の濃度を Verheijenらの方法(Thromb、 Haemostas、 、 1 982;48:266−269)にしたがって測定するために、血漿試料をフィ ブリン溶解剤の注射前そして注射後にも再び採取した。冠状動脈内の初期の血流 の少なくとも33%が再び得られた場合に、血行再開があったものと推定した。
これにしたがって、注射の開始からこの血流量が得られる血行再開までの時間が 定義された。以後の実験グループのそれぞれにおいて、BM 06.022を1 40KU/kgおよびアルテブラーゼを800KIJ/kg (・l++g/k g)の投与量で90分以上静脈内連続注入により投与した(最初の静脈内ポーラ スの総投与量の10%)。
第1図はBM O6,022またはアルテプラーゼのポーラス投与後の血行再開 率に対する投与量の効果の関係を示す。BM 06.022の場合、200 K U/kgの静脈ポーラス注射で100%の血行再開率(6匹の動物の内6匹)が 得られた。同量の投与では、アルテブラーゼを注射したどの動物も血行再開が見 られなかった。同じ最大効果を得るには、アルテプラーゼ1600KU/kg( =2mg/kg)の注射が必要だった。この注射投与量は、現在臨床において注 入で使用されるアルテプラーゼの投与量(約1 mg/kg)のおよそ2倍であ る。投与量効果曲線の左移動で示されるような、BM O6,022のより高い 血栓溶解傾向は、8M O6,022の薬理動力学特性の改善によるものと解釈 される(第2図参照)。BM 06.022の総血漿クリアランスは4.4 +  0.4、アルテプラーゼでは20.4 + 2.0o1/ll1n−’ x  kg−’である。このように、BM 06.022の総血漿クリアランス(血漿 からの物質の除去の尺度)はアルテブラーゼよりもおよそ4.6倍遅い。
さらに、アルテプラーゼは注入後同じ投与量(800KU/kg)の1回のポー ラス注射後よりも、2倍高い血行再開率が得られることがわかった。8M O6 ,022は140KU/kgの投与量では注射後でも注入後でも同じ血行再開率 (6匹中4匹)を示すが、血行再開までの時間は注射後の方が著しく短かった( 表1)。
この結果によると、アルテブラーゼは注射後よりも注入後の方がより好ましい血 栓溶解結果を示すことがわかる。この知見はアルテブラーゼが通常注入法で投与 されるという臨床実態と合致している(Chesebro et al、、C1 rculation、1987;76:142−254 ) oアルテブラーゼ に比較して、BM 06.022の血漿からの遅い排出は、BM 06.022 のより高い血栓溶解傾向を導いた。これにより、投与量の減量が可能なばかりで なく、1回静脈ポーラス注射後の方が、注入後よりも驚くほど急速な血行再開が 起きる。
実施例2 実施例2の実験には、実施例1と同じ冠状動脈血栓症の動物モデルを使用した。
しかし、実施例1の実験と異なって、物質を投与する場合の血栓養生時間を30 分ではなく1時間とした。BMO6゜022を1回の静脈ポーラス注射または二 重ポーラス注射で、それぞれ1分以上かけて投与した。、1回のポーラス投与量 は140または280KU/kgとした。二重ポーラス投与グループの両方に最 初のポーラス投与量をそれぞれ140に07kgとし、っぎの2番目のポーラス を140KU/kgまたは50KU/kg (44分後)とした。この4種の実 験グループをそれぞれ6匹のイヌで構成した。評価のために追加したパラメータ は血行再開後測定した冠血流の最大値と、注射3時間後実験の終了時の冠血流量 である。さらに、累積開放時間を計算した;これによって、血行再開後冠血流が 見られる時間の総和がわかる。動物モデルは、血行再開後典型的に再閉塞がおき て、循環流が変化するように設定されている。実験終了時に、残存する血栓を取 り出して、その湿潤重量を測定した。
1回のポーラス注射のどちらのグループでも、血行再開率は6回申4匹だった。
二重ポーラスグループでは、もっと高く、6匹中6匹または6匹中5匹だった( 表2)。累積開放時間、冠血流および残存血栓重量についての表3の結果は、B M 06.022の二重ポーラス投与によって、140KU/kgの1回のポー ラス注射に比較し、累積開放時間が著しく延長され、冠血流が著しく増加し1、 (7かも実験の終了時でも著しく増加したままであり、そ(2て残存血栓重量が 著(7く減少し、たことを示している。第3図は、1回のポーラス注射を140 から280Ktl/kgに増Iしても冠血流が大して改善されないことを示して いる。強い循環流の変化が依然として見られる。
それに対して、第4図によれば、BM 06.022の140および140KU /kgのニー重ポーラス投与は、BM 06.022の140F、07kgの1 回のポーラス注射に比較して、明らかに冠血流を改善することがわかる。BMO 6,022の140および50KU/kgの二重ポーラス投与によっても、冠血 流に対する同様の効果が達成される(第5図)。表4が示すように、BMO6, 022の総計投与量280に07kgを1回のポーラス注射の代わりに、同じ総 計量を140および140KU/kgに分けると、血漿フィブリノーゲンの著し い減少が防止される。
この結果によれば、患者のシミュレーションにおいてこのモデルではどうしても 再閉塞傾向となる、血行再開後の冠血流量の低下は、1回のポーラス注射では、 投与量を増加させても防止できないことが示される。他方、二重ポーラス投与で は、驚くべきことに、累積開放時間を延長させるばかりでなく、流量を増加させ 、その増加量を実験の終了時まで維持することができる。さらに、二重ポーラス 注射は、同じ総投与量の1回のポーラス注射と対照的に、血漿フィブリノーゲン の減少量が少ないという驚くべき利点を有している。二重ポーラス投与における 2回目のポーラスの量は、この結果に限定されることなく、変化させることがで きる。
図面の説明 第1図は、冠血栓症のイヌにおりる、BM 06.022およびアルテブラーゼ の1分間静脈注射後の、血栓溶解に対する投与量効果の程度を示す。血行再開率 (%)は、ある投与量グループ内での血行再開がおきたイヌの百分率を表す(l 投与量たりn−6)。この投与量効果曲線は片対数回帰分析によって作成した。
血行再開がなかったアルテプラーゼグループ(200KU/kg)は回帰分析か ら除外した。
第2図は、麻酔したイヌにおける、BM 06.022およびアルテブラーゼの 活性に関する、血漿中濃度の時間曲線の薬理動力学的比較を示ず。BM 06. 022の140KU/kgまたはアルテブラーゼ800KU/kg(・1mg/ kg)の1分間静脈注射を−l物質あたり6匹づつのイヌに行なった。データは 相加平均値を表している。出発濃度はその後測定した濃度に基づいたものである 。
第3図は、時間1=0分におけるBM 06.022の140または280KU /kgでの1回の静脈ポーラス注射前および後の、冠血流量の時間経過を示す。
データは平均値+SEM、lグループ当たり血行再開があったイヌ、n=4であ る。Preは初期の血流量を表す。
第4図は、BM 06.022の時間1=0分における140KU/kgの1回 の静脈ポーラス注射(n=4) 、または時間1=0およびt:44分における 140および140KU/kgの二重ポーラス注射(n=6)前および後の、冠 血流量の時間経過を示す。データは平均値+SEM; Preは初期の血流量を 表す。
第5図は、BM 06.022の時間1=0およびt:44分における140お よび140KU/kg (n = 6 ) 、または140および50に07k g (n =5)の二重ポーラス投与前および後の、冠血流量の時間経過を示表 1 アルテプラーゼおよびBM O6,022の冠血栓溶解特性投与量 血行 血行 再開 再閉塞 再閉塞+p<、05 対BM O6,022注射゛グループ、M ann−Thitney検定法による。
表2 8M O6,022治療を受けたイヌの血行再開特性1140 4/6 18, 3ミ、0 −280 1J76 26.5土4.9−tqo + 140 6/ 6 2/6 21,8二4,4 16.O,ヰ、01−40 + 50 5/6  1/6 18.肚4J 8.01回目ポーラス:t=O−1分、2回目ポーラ ス: t =44−45分表3 BM 06.022治療を受けたイヌの血行再開後の冠血流特性と血栓重量IA C447,5上15.L L2.5二5.2 (J、3二0.8 6.1工1. 1280 4 80.8+34.1 11.8+1.8 5.3+1.9 5. 5+O,B”14C+140 6 121.5二11.2” 19,3二L5  6.8二1,8 2.4二〇、8+140+50 51−27.セ10.3 2 1.2二2,2 8,4二L7 5.14二〇、5+血栓重量については、lグ ループ当たりn=6累積開放時間:冠状動脈が開通していた時間の合計(冠血流 の測定からめた) +p<0.05 対BM O6,022140KU/kgグループ、5tude ntのt−検定法による 表4 8M O6,022治療を受けたイヌの凝固変量8M O6,022残存フィブ  残存プラス 残存α2−抗投与量 リノーゲン ミノーゲン プラスミン(K l/kg) (初期値に (初期値に (初期値に対する%) 対する%) 対 する%) 140 95.7ニラ、7 %、7i5.6 52,2二6.5280 74、 超9.4 76、セ2.4 54.5土19.5140+140 97−5二6 ,0 82,5二2,4 60.2土7.5140+50 94.9ジ、5 8 2.6±2,9 62.0二14.1データは1グループ当たりn=6の平均値 を表す。
凝固変量は初期値に対する2時間後の百分率で表す。
+p<0.05 対BM O6,022140KU/kgグループ、5tude ntのt−検定法による Fiに、 1 (2) 市圓岨卿 Fig、 2 ’oooot ’ooot ’oat ’at ’tl W/n I Fig、 3 (uHurハ山) ■旧2 Fig、 4 (LJjul/l山) w翼wg 三ig、5 (uH山ハLLl) IWT[]TH 国際調査報告 1哨+鴫蓉−甲I購Nn国際調査報告 フロントベージの続き (81)指定図 EP(AT、BE、CH,DE。
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.本質的に2つの構成要素を含み、1番目の構成要素は、1またはそれ以上の 数の容器に入っており、プラスミノーゲン活性化因子様の作用を有し、t−PA に比較して半減期が長期化された通常の医薬投与形態のタンパク質であり、2番 目の構成要素は、このタンパク質の投与を2回またはそれ以上のボーラス注射に 分割投与とするようにとの指示書である、血栓性疾患の治療用医薬パッケージユ ニット。
  2. 2.プラスミノーゲン活性化因子様の作用を有するタンパク質が、t−PAに比 較して、2−30倍長期化した半減期を有するものであることを特徴とする、請 求の範囲第1項記載のパッケージユニット。
  3. 3.半液期が10−40分であることを特徴とする、請求の範囲第2項記載のパ ッケージユニット。
  4. 4.プラスミノーゲン活性化因子様の作用を有するタンパク質の総量が3−50 MUであることを特徴とする、請求の範囲第1項−第3項のいずれかに記載のパ ッケージユニット。
  5. 5.タンパク質の投与の指示書が、1番目と2番目のボーラス注射の間隔を10 分から3時間とする説明を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項−第4項の いずれかに記載のパッケージユニット。
  6. 6.プラスミノーゲン活性化因子様の作用を有するタンパク質が2つの別容器に 入っていることを特徴とする、請求の範囲第1項−第5項のいずれかに記載のパ ッケージユニット。
  7. 7.1番目の容器が5−20MUのタンパク質を含み、2番目の容器が3−15 MUのタンパク質を含むことを特徴とする、請求の範囲第6項記載のパッケージ ユニット。
  8. 8.タンパク質がK2Pであることを特徴とする、請求の範囲第1項−第7項の いずれかに記載のパッケージユニット。
  9. 9.プラスミノーゲン活性化因子様の作用を有し、t−PAに比較して半減期が 長期化されたタンパク質の投与を2回またはそれ以上のボーラス注射に分割投与 の形態とすることを特徴とする、このタンパク質の血栓性疾患の治療のための使 用。
  10. 10.血栓性疾患として、心筋梗塞、肺塞栓症、卒中あるいは急性または慢性の 動脈、静脈または末梢血管の閉塞性疾患の治療を対象とすることを特徴とする、 請求の範囲第9項記載の使用。
  11. 11.2回またはそれ以上のボーラス注射に分割投与とするような形態での投与 の指示書とともに、プラスミノーゲン活性化因子様の作用を有し、t−PAに比 較して半減期が長期化されたタンパク質を含む通常の医薬投与形態で利用できる ようにすることを特徴とする、このタンパク質を含む血栓性疾患の治療用薬剤の 製造方法。
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