JPH0650606U - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JPH0650606U
JPH0650606U JP8897992U JP8897992U JPH0650606U JP H0650606 U JPH0650606 U JP H0650606U JP 8897992 U JP8897992 U JP 8897992U JP 8897992 U JP8897992 U JP 8897992U JP H0650606 U JPH0650606 U JP H0650606U
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JP
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signal
noise
mri apparatus
frequency
magnetic field
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Application number
JP8897992U
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English (en)
Inventor
真 原
Original Assignee
ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズ源を正確かつ迅速に検出することが可
能なMRI装置を実現する。 【構成】 核磁気共鳴によって得られたRF信号を検波
することで断層像を観察するMRI装置において、RF
信号を処理する信号経路途中で他の入力を選択するよう
に配置されたスイッチ手段SW1〜SW5と、前記スイ
ッチ手段SW1〜SW5の他の入力として接続された終
端抵抗RLと、高周波磁場及び勾配磁場を発生しない状
態で、ノイズ信号を受信するように発振手段の参照信号
の周波数を設定した状態で、前記スイッチ手段を切り換
えてスキャンさせ、複数ビューの生データの収集を行な
うよう制御する制御手段6と、複数ビューの生データを
解析することにより得られるノイズ強度の違いからノイ
ズ源を特定する信号処理手段11とを備えたことを特徴
とするMRI装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はMRI装置でのRFエネルギーを検出するMRI装置の改良に関し、 更に詳しくはMRI装置のノイズ源の検出の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
MRI装置(磁気共鳴画像撮影装置)は、核磁気共鳴(NMR)現象を観察し て被検体の断層像を撮影する装置である。このMRIにおいて、被検体でのNM R現象で生じる高周波(RF)信号を検出することによって被検体を観察してい る。ところで、このRF信号に何等かのノイズが重畳した場合、断層像に様々な 悪影響を与えることが知られている。このノイズには、外来ノイズとシステム固 有ノイズとが存在している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、得られたイメージのノイズ部分の標準偏差を求めることでホワイトノ イズを検査していた。また、イメージ上に現れた縦線により、特定周波数のノイ ズであることを確認していた。
【0004】 しかし、このようにRF信号にノイズが重畳しているときには、そのノイズ源 をつきとめるのが非常に困難であった。今までは、このようなノイズが発生して いる場合に、サービスマンが信号ケーブルのコネクタ部分を1ヵ所ずつ切り離し 、線路インピーダンスに等しい50Ωの終端抵抗に繋ぎ変えてノイズのレベルを 測定することで、ノイズ源を特定していた。通常の場合、信号ケーブルは多数ま とめられているため、作業が困難であり、ノイズ源の特定に多大な時間を要する 問題を有していた。
【0005】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、広帯域にわたってノ イズの周波数及びレベルを正確に検出し、ノイズ発生源を特定することが可能な MRI装置を実現することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する本考案は、核磁気共鳴によって得られたRF信号を検波 することで断層像を観察するMRI装置において、RF信号を処理する信号経路 途中で他の入力を選択するように配置されたスイッチ手段と、前記スイッチ手段 の他の入力として接続された終端抵抗と、高周波磁場及び勾配磁場を発生しない 状態で、ノイズ信号を受信するように発振手段の参照信号の周波数を設定した状 態で、前記スイッチ手段を切り換えてスキャンさせ、複数ビューの生データの収 集を行なうよう制御する制御手段と、複数ビューの生データを解析することによ り得られるノイズ強度の違いからノイズ源を特定する信号処理手段とを備えたこ とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
高周波磁場及び勾配磁場を発生しない状態で、ノイズ信号を受信するように発 振手段の参照信号の周波数を設定した状態で、スイッチを順次終端抵抗側に切り 換えてスキャンさせ、複数ビューの生データの収集を行い、これら複数ビューの 生データを解析することで、ノイズ源を正確かつ迅速に検出される。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例のMRI装置の概略構成について受信部分を中心にを 示す構成図である。この図において、シールドルーム1は電磁にシールドが施さ れており、このシールドルーム1内に高周波磁場の送受信を行なうRFコイル2 、RFコイル2の出力側でRFコイル2と終端抵抗RLとを切り換えるスイッチ SW1、RFコイル2で検出した高周波磁場の受信信号を前置増幅するプリアン プ3、プリアンプ3の出力側でプリアンプ3と終端抵抗RLとを切り換えるスイ ッチSW2が配置されている。シールドルーム1の出力はペネトレーションパネ ル4内のスイッチSW3で同様に終端抵抗RLと切り換えられ、スキャンコント ローラキャビネット5に導かれる。スキャンコントローラキャビネット5内では スイッチSW4で入力信号が終端抵抗RLと切り換えられ、ゲインコントロール アンプ7に導かれる。このゲインコントロールアンプ7の出力はスイッチSW5 で終端抵抗RLと切り換えられ検波器9に導かれる。検波器9は受信信号を検波 するものであり、OSC8の発振出力f0 を参照信号として用いて位相検波を行 う。この検波出力はA/D変換器10でディジタルデータに変換されてからオペ レータコンソール11に導かれ、各種処理が行われる。尚、制御回路6はオペレ ータコンソール11からの指示に基づいて、スイッチSW1〜SW5の切り換え やスキャンコントロール等の各種動作を制御するものである。
【0009】 このように構成した本実施例装置の動作を図2のフローチャートも参照して説 明する。オペレータよりノイズ源測定のモードの開始操作(図2ステップ1)が あると、オペレータコンソール11の命令を受けた制御部6の指示により各部が スキャン動作を開始する(図2ステップ2)。この場合、RFアンプと勾配磁場 アンプは制御部6の命令によりオフ状態になっており、ノイズ成分のみのデータ が得られる。このようにして、スキャンによりデータ収集を行なう。スキャンに より充分な周波数帯をカバーするまで、OSC8の参照周波数f0 をシフトさせ ながらスキャン及びデータ収集を繰り返す(図2ステップ2,3,4)。
【0010】 ここでは、OSC8から出力される参照信号f0 を中心として、A/D変換器 10のサンプリングレートに応じた生データが得られる。すなわち、サンプリン グレートが20μ秒で256Sampleすれば、20μ秒毎に256個の生デ ータが得られる。このデータを高速フーリエ変換することで、f0 を中心とした 50kHz(1/20μ秒)スパンの周波数情報が得られることになる。そこで 、この生データが予め設定した範囲になるように、制御回路6からの指示により OSC8が参照信号の周波数を上記スパン相当分シフトさせ、再度データ収集を 実行する。例えば、上記のように50kHzスパンの周波数情報が得られるので あれば、OSC8は制御回路6からの指示により参照信号の中心周波数f0 を5 0kHzシフトさせてデータ収集を実行する。このようにして、予め設定した周 波数帯をカバーするまでOSC8のf0 シフト及びデータ収集を繰り返す。例え ば、予め設定した周波数帯が150kHzであれば、f0 ,f0 −50kHz, f0 +50kHzのように参照周波数をシフトしつつデータ収集を実行する。
【0011】 このようにして、予め設定した周波数帯をカバーするようなデータ収集のスキ ャンが終了したら、検波出力の中心周波数にノイズ成分のピークがくるような参 照周波数f0 を収集されたデータから求め(図2ステップ5)、そのような参照 周波数f0 を制御回路6からの命令によりOSC8にセットする(図2ステップ 6)。
【0012】 次に、この状態で制御回路6は各部にスキャンを開始を命令する(図2ステッ プ7)。ここで、スキャンを行なうに際して制御回路6は、1ビュー目には全て のスイッチSW1〜SW5を通常接続状態(受信信号を処理する接続状態)にし てスキャンを行なわせ、その後各ビューでスイッチSW1〜SW5を順次終端抵 抗RL側に切り換えてスキャンを行なわせるようにする(図2ステップ7〜ステ ップ10)。
【0013】 このようにして収集されたデータをオペレータコンソール11内の信号処理回 路が高速フーリエ変換により解析する。尚、各アンプを通す場合と通さない場合 とがあるので、ファントムの信号値を用いて予め各アンプのゲインを測定してお くことが望ましい。
【0014】 そして、上記のように測定,解析した各ビューのデータのピーク値を比較し、 ノイズの発生源を特定する。例えば、スイッチSW2を終端したときにノイズの 発生があり、スイッチSW3を終端したときにノイズが発生していない場合には 、シールドルーム1の出力部分の信号ケーブルに原因があることが判明する。
【0015】 このようにして、各ビューのデータを比較することで、ノイズ源を瞬時かつ自 動的に特定することが出来る。この検査結果(各スイッチを切り換えたときのノ イズレベル(ホワイトノイズ比)及び特定されたノイズ源)をオペレータコンソ ール11は表示部に表示する(図2ステップ12)。
【0016】 尚、上述の説明では、ノイズが単一の周波数で発生している場合についてであ ったが、特定周波数ノイズが複数発生しているような場合も考えられる。このよ うな場合は、参照周波数f0 を設定するとき(図2ステップ5,6)に、注目す る周波数のノイズを選択するようにすることも可能である。たとえば、ピークレ ベルの順にf0 の設定を切り換えて順次自動測定を繰り返し行なうことや、オペ レータコンソールを介して任意の注目する周波数を対話式により選択するように することも可能である。
【0017】 また、RFアンプ及び勾配磁場アンプについて出力停止状態で動作している場 合の動作について説明を行なったが、動作そのものを停止させた状態での測定も 可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案では、RF信号を処理する信号経路途中にス イッチを配置し、高周波磁場及び勾配磁場を発生しない状態で、ノイズ信号を受 信するように発振手段の参照信号の周波数を設定した状態で、スイッチを順次終 端抵抗側に切り換えてスキャンさせ、複数ビューの生データの収集を行い、複数 ビューの生データを解析することで、ノイズ源を正確かつ迅速に特定することが 可能なMRI装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の装置の構成を示す構成図で
ある。
【図2】本考案の一実施例の動作説明のための説明図で
ある。
【符号の説明】
1 シールドルーム 2 RFコイル 3 ペネトレーションパネル 5 スキャンコントローラキャビネット 6 制御回路 7 ゲインコントロールアンプ 8 OSC 9 検波器 10 A/D変換器 11 オペレータコンソール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9219−2J G01N 24/02 N

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核磁気共鳴によって得られたRF信号を
    検波することで断層像を観察するMRI装置において、 RF信号を処理する信号経路途中で他の入力を選択する
    ように配置されたスイッチ手段(SW1〜SW5)と、 前記スイッチ手段(SW1〜SW5)の他の入力として
    接続された終端抵抗(RL)と、 高周波磁場及び勾配磁場を発生しない状態で、ノイズ信
    号を受信するように発振手段の参照信号の周波数を設定
    した状態で、前記スイッチ手段を切り換えてスキャンさ
    せ、複数ビューの生データの収集を行なうよう制御する
    制御手段(6)と、 複数ビューの生データを解析することにより得られるノ
    イズ強度の違いからノイズ源を特定する信号処理手段
    (11)とを備えたことを特徴とするMRI装置。
JP8897992U 1992-12-25 1992-12-25 Mri装置 Pending JPH0650606U (ja)

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JP8897992U JPH0650606U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 Mri装置

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JP8897992U JPH0650606U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 Mri装置

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JPH0650606U true JPH0650606U (ja) 1994-07-12

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ID=13957924

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JP8897992U Pending JPH0650606U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 Mri装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002291715A (ja) * 2001-03-29 2002-10-08 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc ノイズ発生箇所特定装置および磁気共鳴映像システム
JP2011104134A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Hitachi Medical Corp 磁気共鳴イメージング装置
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US11041930B2 (en) 2017-05-10 2021-06-22 Canon Medical Systems Corporation Magnetic resonance imaging apparatus and abnormality detection method

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