JP2002014122A - 信号分析装置及びマーカ表示方法 - Google Patents

信号分析装置及びマーカ表示方法

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JP2002014122A
JP2002014122A JP2000196714A JP2000196714A JP2002014122A JP 2002014122 A JP2002014122 A JP 2002014122A JP 2000196714 A JP2000196714 A JP 2000196714A JP 2000196714 A JP2000196714 A JP 2000196714A JP 2002014122 A JP2002014122 A JP 2002014122A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが指定する所望の位置にマルチマーカ
を設定表示し、マルチマーカが位置するデータの読み出
しを高速に行う。 【解決手段】 周波数変換部2で中間周波数信号に変換
された中間周波数信号は検波器4で検波され、その出力
がA/D変換器5によりデジタルデータに変換されて記
憶手段6に記憶される。この記憶手段に記憶されたデジ
タルデータを基に被測定信号のスペクトラムの波形が表
示手段7に表示される。ピーク検出手段9aにより表示
手段7の管面内の波形をサーチしてピーク検出を行い、
ピーク検出されたピーク信号のうち設定条件に合う有効
ピークのピーク信号を有効ピーク判別手段9bで判別し
て抽出し、この抽出された有効ピークのピーク信号のピ
ークリストをピークリスト作成手段9cにより作成し、
この作成されたピークリストに基づいて表示制御手段9
dがカレントマーカ11のX座標相当の位置を中心に左
右複数ポイントの有効ピークをマルチマーカ12として
設定して表示制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話等
の移動通信システムに採用される信号を被測定信号とし
て掃引測定し、そのスペクトラム測定の結果を波形表示
する信号分析装置に関し、特に、表示器の管面内にマー
カを設定表示し、そのマーカが位置する信号の値を読み
出すことができる信号分析装置及びマーカ表示方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】周波数成分ごとの信号を表示・解析する
信号分析装置としてスペクトラムアナライザが知られて
いる。スペクトラムアナライザでは、以下に説明するよ
うなマーカ機能とサーチ機能を使ってユーザが望む信号
の値を読み出している。一般的に、1回の測定に対し
て、読み出すべき信号は複数あり、従来からさまざまな
サーチ機能を提供している。
【0003】従来のサーチ機能としては、「Next
peak search」のサーチ機能を使用したもの
が知られている。スペクトラムアナライザを使った測定
により、図5に示すような波形を取り込み、サーチ機能
「Next peak search」を使用して信号
の値を読み出す場合の手順について説明する。
【0004】なお、図5における条件として、信号Xを
中心の帯域を測定対象にし、有効な信号のレベルの下限
値を示す「しきい値」は一点鎖線の位置に設定されてい
るものとする。
【0005】図5に示すような波形を取り込んで信号の
値を読み出す場合には、(1)信号Xを起点として左右
の信号の値を順次読み込む。(2)マーカ22を信号X
の位置へ移動する。(3)サーチ機能「Next Le
ft search」を使って信号Aを検出する。
(4)信号Xのマーカ値を読み出し、読み出したマーカ
値を記録する。(5)サーチ機能「Next Left
search」を使って信号Bを検出する。(6)信
号Bのマーカ値を読み出し、読み出したマーカ値を記録
する。(7)サーチ機能「Next Left sea
rch」を実行し、その結果がエラーとなるので、信号
がないことを認識する。(8)マーカ22を信号Xの位
置へ移動する。(9)サーチ機能「Next Righ
t search」を使って信号Cを検出する。(1
0)信号Cのマーカ値を読み出し、読み出したマーカ値
を記録する。(11)サーチ機能「Next Righ
t search」を実行し、その結果がエラーとなる
ので、信号がないことを認識する。以上により、図5に
示す波形に対する信号の値の読み出しを完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、図5の波形からのマーカ値の読み出しを行う
際、サーチ機能を5回、サーチされた信号の値の読み出
しを3回実行しており、全体で11手順を要する。すな
わち、上述した従来の方法で管面内から複数点の信号を
読み出す場合には、複数回のサーチと読み出しが必要に
なり、時間がかかるという問題があった。また、サーチ
完了をエラーによってのみ確認するため、左右1回ずつ
余計に実行しなければならないという問題があった。
【0007】また、従来のスペクトラムアナライザに
は、マルチマーカを使用した機能を備えたものが知られ
ている。マルチマーカを使用した機能とは、図6に示す
ように、表示器の管面21に表示される波形中に予め決
められた数(例えば10個)のマーカ23を配置し、マ
ーカ23が指す信号のレベルをリスト表示24やリモー
トコマンドにて値を読み出せる機能である。
【0008】ところで、上述したマルチマーカ23のサ
ーチ機能として、従来は、管面21内の信号に対してレ
ベルの高い順にマーカを設定する「Highest1
0」と、カレントマーカのN倍の周波数ごとにマーカを
設定する「Harmonics」の2つの機能が知られ
ている。
【0009】しかしながら、「Highest10」で
は、レベルによって配置されるマーカの位置が決まるの
で、カレントマーカとの対応付けができない。その結
果、観測周波数より低い信号に複数のマーカを設定する
おそれがあった。また、「Harmonics」では、
決まった周波数毎にマーカが設定されるので、レベルと
の対応付けができない。その結果、所望とするレベルの
信号にマーカを設定することができないおそれがあっ
た。
【0010】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、ユーザが指定する所望の位置にマル
チマーカを設定表示し、マルチマーカが位置するデータ
の読み出しを高速に行うことが可能な信号分析装置及び
マーカ表示方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、周波数掃引可能な局部発振器2
aを有し、該局部発振器の発振信号と被測定信号を混合
して該被測定信号を中間周波数信号に変換する周波数変
換部2と、前記中間周波数信号を受けて検波して出力す
る検波器4と、前記検波器の出力をデジタルデータに変
換するA/D変換器5と、該A/D変換器により変換さ
れたデジタルデータを記憶する記憶手段6と、前記局部
発振器の出力周波数を所定掃引時間で掃引するための掃
引信号を送出する掃引制御部3と、前記記憶手段に記憶
されたデジタルデータを基に前記被測定信号のスペクト
ラム波形を横軸を周波数軸とする座標上に表示する表示
手段7とを備え、該表示手段の管面内のX座標相当の所
定位置にマーカを設定表示して該マーカの信号の値を読
み出す信号分析装置において、前記表示手段に表示され
た前記スペクトラム波形に位置を可変可能とされたカレ
ントマーカ11及びピーク点を示すためのマルチマーカ
12を表示するための設定条件を設定する設定手段8
と、前記表示手段に表示された波形のピーク検出を行
い、ピーク検出されたピーク信号のうち前記設定手段で
設定された設定条件に合う有効ピークのピーク信号を抽
出し、この抽出された有効ピークのピーク信号のピーク
リストを作成し、この作成されたピークリストに基づい
て前記カレントマーカの周波数軸上の位置を中心に左右
複数ポイントの有効ピークの位置にマルチマーカ表示制
御する信号処理手段9とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の信号処理装
置において、前記ピーク信号が極大点であり、前記信号
処理手段9は、ピーク検出されたピーク信号のうち、前
記ピーク信号の近傍の極小点との差が予め前記設定手段
8により設定されたピーク分解能以上のピーク信号を有
効ピークとして判別することを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項1の信号分析装
置において、前記ピーク信号が極小点であり、前記信号
処理手段9は、ピーク検出されたピーク信号のうち、前
記ピーク信号の近傍の極大点との差が予め前記設定手段
8により設定されたピーク分解能以上のピーク信号を有
効ピークとして判別することを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項1の信号分析装
置において、前記信号処理手段9は、ピーク検出された
ピーク信号のうち、予め前記設定手段8により設定され
たサーチしきい値よりも高いレベルにあるピーク信号ま
たは前記サーチしきい値よりも低いレベルにあるピーク
信号を有効ピークとして判別することを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの信号分析装置において、前記信号処理手段9は、作
成されたピークリストからピークの数を読み出して通知
することを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの信号分析装置において、前記信号処理手段9は、前
記マルチマーカ12のマーカナンバー順にオンになって
いるマルチマーカのデータを同時に読み出して出力する
ことを特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、周波数掃引可能な局部
発振器2aを有し、該局部発振器の発振信号と被測定信
号を混合して該被測定信号を中間周波数信号に変換する
周波数変換部2と、前記中間周波数信号を受けて検波し
て出力する検波器4と、前記検波器の出力をデジタルデ
ータに変換するA/D変換器5と、該A/D変換器によ
り変換されたデジタルデータを記憶する記憶手段6と、
前記局部発振器の出力周波数を所定掃引時間で掃引する
ための掃引信号を送出する掃引制御部3と、前記記憶手
段に記憶されたデジタルデータを基に前記被測定信号の
スペクトラムの波形を表示する表示手段7とを備え、該
表示手段の管面内のX座標相当の所定位置にマーカを設
定表示して該マーカの信号の値を読み出す信号分析装置
のマーカ表示方法において、前記表示手段の管面内にカ
レントマーカ11及びマルチマーカ12を表示する設定
条件を設定し、前記表示手段の管面内の波形をサーチし
てピーク検出を行い、ピーク検出されたピーク信号のう
ち前記設定条件に合う有効ピークのピーク信号を抽出
し、この抽出された有効ピークのピーク信号のピークリ
ストを作成し、この作成されたピークリストに基づいて
前記カレントマーカのX座標相当の位置を中心に左右複
数ポイントの有効ピークをマルチマーカとして設定して
表示制御することを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項7のマーカ表示
方法において、ピーク検出されたピーク信号のうち、極
小点と極大点の差が予め設定されたピーク分解能以上の
ピーク信号を有効ピークとすることを特徴とする。
【0019】請求項9の発明は、請求項7のマーカ表示
方法において、ピーク検出されたピーク信号のうち、予
め設定されたサーチしきい値よりも高いレベルにあるピ
ーク信号または前記サーチしきい値よりも低いレベルに
あるピーク信号を有効ピークとして判別することを特徴
とする。
【0020】請求項10の発明は、請求項7のマーカ表
示方法において、作成されたピークリストからピークの
数を読み出して通知することを特徴とする。
【0021】請求項11の発明は、請求項7のマーカ表
示方法において、前記マルチマーカ12のマーカナンバ
ー順にオンになっているマルチマーカのデータを同時に
読み出して出力することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明による信号分析装置
の実施の形態を示す機能ブロック図、図2は同信号分析
装置のピークホールド機能を説明するための図、図3は
同信号分析装置でピークホールド機能を実行したときの
マーカリストなしの表示状態の一例を示す図、図4は同
信号分析装置でピークホールド機能を実行したときのマ
ーカリスト付きの表示状態の一例を示す図である。
【0023】本例の信号分析装置1は、例えば携帯電話
等の移動通信システムに採用される信号を被測定信号と
して掃引測定し、そのスペクトラム測定の結果を波形表
示するものであり、図1に示すように、周波数変換部
2、掃引制御部3、検波器4、A/D変換器5、記憶手
段(波形メモリ)6、表示手段(表示器)7、設定手段
8、信号処理手段9を備えて構成される。
【0024】周波数変換部2は、局部発振器2a、信号
混合器2b、帯域制限フィルタ(IFフィルタ)2cを
備えて構成される。
【0025】局部発振器2aは、周波数ドメインの状態
において、掃引制御部3からの掃引信号により所定の周
波数範囲にわたって発振周波数が掃引(周波数掃引)さ
れる。これに対し、タイムドメインの状態では、掃引制
御部4からの掃引信号は局部発振器2aに送られず、局
部発振器2aが固定の発振周波数に設定される。
【0026】信号混合器2bは、外部からの被測定信号
と、局部発振器2aからの発振周波数とを混合し、中間
周波数信号(IF信号)に変換してIFフィルタ2cに
入力している。
【0027】IFフィルタ2cは、バンドパスフィルタ
からなり、信号混合器2bからのIF信号を所定の周波
数幅に帯域制限して通過させている。
【0028】掃引制御部3は、局部発振器2aの出力周
波数を所定掃引時間で掃引するための掃引信号(電圧信
号)を出力している。更に説明すると、掃引制御部3
は、周波数ドメインの状態において、局部発振器2aの
発振周波数を所定の周波数範囲にわたって掃引するべく
掃引信号を局部発振器2aに入力し、局部発振器2aの
発振周波数を可変している。これに対し、タイムドメイ
ンの状態では、局部発振器2aの発振周波数が固定とな
るように局部発振器2aの発振周波数を設定している。
【0029】検波器4は、IFフィルタ2cを通過した
中間周波数信号を受けて検波し、この検波した信号をA
/D変換器5に出力している。
【0030】A/D変換器5は、検波器4が検波した信
号をデジタルデータに変換している。
【0031】波形メモリとしての記憶手段6は、A/D
変換器5により変換されたデジタルデータ(波形デー
タ)を記憶し格納している。
【0032】表示手段7には、記憶手段6に格納された
デジタルデータ(電力値)が縦軸信号として入力され、
掃引制御部3の掃引信号が横軸信号として入力される。
表示手段7は、管面7a上の横軸(X座標)を周波数目
盛りとし、縦軸(Y座標)を被測定信号に含まれる各周
波数成分の大きさ(強度)として波形を表示している。
また、表示手段7は、タイムドメインの状態において、
管面7a上の横軸を時間目盛りとし、縦軸を被測定信号
に含まれる周波数成分の大きさとして波形を表示してい
る。
【0033】設定手段8は、ユーザのコマンド入力やキ
ー操作により様々な設定を行うものであり、カレントマ
ーカ設定手段8a、しきい値設定手段8b、しきい値範
囲設定手段8c、しきい値オン・オフ設定手段8d、ピ
ーク分解能設定手段8e、コマンド入力設定手段8fを
備えて構成される。
【0034】カレントマーカ設定手段8aは、表示手段
7の管面7aに表示される波形中にカレントマーカ11
を配置する際のカレントマーカ11の位置情報(例えば
図3や図4の横軸のX座標情報)を設定している。この
カレントマーカ11の位置情報は、後述するピークリス
ト作成手段9c及び表示制御手段9dに入力される。な
お、通常、カレントマーカ11は、ユーザの設定によ
り、観測周波数の中心周波数に設定されるが、被測定信
号のサーチ周波数範囲内の所定位置に設定することも可
能である。
【0035】しきい値設定手段8bは、後述する有効ピ
ーク判別手段9bによって有効ピークを判別するための
比較データとして、観測する被測定信号のレベルに応じ
てサーチしきい値を設定している。
【0036】しきい値範囲設定手段8cは、しきい値設
定手段8bで設定されるサーチしきい値の範囲を設定し
ている。本例では、サーチしきい値より上の範囲を「A
bove」とし、サーチしきい値より下の範囲を「Be
low」と定義して設定している。
【0037】しきい値オン・オフ設定手段8dは、しき
い値設定手段8b及びしきい値範囲設定手段8cの設定
を有効にするか、無効にするかの設定を行っている。本
例では、サーチしきい値オンの設定がなされると、しき
い値設定手段8b及びしきい値範囲設定手段8cの設定
が有効となり、これら設定情報が後述する有効ピーク判
別手段9bに入力される。これに対し、サーチしきい値
オフの設定がなされたときには、しきい値設定手段8b
及びしきい値範囲設定手段8cの設定が無効となり、こ
れら設定情報は後述する有効ピーク判別手段9bには入
力されないようになっている。
【0038】ピーク分解能設定手段8eは、後述するピ
ーク検出手段9aにより波形をサーチしたときの極大点
と極小点との差と比較するための値をピーク分解能とし
て設定している。この設定されたピーク分解能の情報は
後述する有効ピーク判別手段9bに入力される。
【0039】コマンド入力設定手段8fは、後述するピ
ークリスト作成手段9cで作成されるピークリストに基
づいて設定表示されるマルチマーカ12それぞれのピー
ク周波数とレベルをマルチマーカリストとして表示手段
7の管面7aに波形とともに表示するか否かを予め決め
られたコマンド入力により設定している。このコマンド
入力による設定情報は後述する表示制御手段9dに入力
される。
【0040】また、コマンド入力設定手段8fからは、
後述する「ピークカウント機能」や「マーカ値同時読出
機能」を実行する場合に、予め決められたコマンドが入
力される。
【0041】信号処理手段9は、例えばCPUなどのマ
イクロプロセッサからなり、ピーク検出手段9a、有効
ピーク判別手段9b、ピークリスト作成手段9c、表示
制御手段9d、ピーク点読出制御手段9e、データ出力
制御手段9fを備えて構成される。
【0042】ピーク検出手段9aは、記憶手段6に格納
されたデータに基づき、表示手段7の管面7a上に表示
される全ての信号からピークを検出している。更に説明
すると、ピーク検出手段9aは、記憶手段6に格納され
たデータに基づき、表示手段7の管面7a上の波形を左
から右にサーチし、その波形の傾きがマイナスからプラ
スに変化した後、マイナスに変化した極大点をピークと
して検出している(図2参照)。したがって、このピー
ク検出によるピークの最大数は、測定ポイント数の半分
となる。例えば測定ポイント数が501ポイントであれ
ば、ピークは最大で250ポイント存在する。このピー
ク検出手段9aによって検出されたピーク信号は有効ピ
ーク判別手段9bに入力される。
【0043】有効ピーク判別手段9bは、ピーク検出手
段9aによって検出されたピーク信号のうち設定手段8
によって設定される設定条件に合うピーク信号のみを有
効ピークとして判別している。更に説明すると、有効ピ
ーク判別手段9bは、しきい値設定手段8b及びしきい
値範囲設定手段8cの設定が無効のとき、極小点と極大
点の差がピーク分解能設定手段8eにより設定されたピ
ーク分解能以上のピーク信号を有効ピークとして判別し
ている。
【0044】これに対し、有効ピーク判別手段9bは、
しきい値設定手段8b及びしきい値範囲設定手段8cの
設定が有効で、サーチしきい値範囲が「Above」の
とき、サーチしきい値よりも上(高いレベル)にあるピ
ーク信号を有効ピークとして判別している。また、有効
ピーク判別手段9bは、しきい値設定手段8b及びしき
い値範囲設定手段8cの設定が有効で、サーチしきい値
範囲が「Below」のとき、サーチしきい値よりも下
(低いレベル)にあるピーク信号を有効ピークとして判
別している。
【0045】ピークリスト作成手段9cは、有効ピーク
判別手段9bにより有効ピークと判別されたピーク信号
に基づいてピークリストを作成している。下記表1は、
ピークリスト作成手段9cによって作成されるピークリ
ストの一例を示している。この表1に示すように、ピー
クリストとしては、有効ピークと判別された順番に、そ
のピーク信号のX座標(表示手段7の管面7aの横軸に
相当)、周波数、レベルが一覧表形式で作成される。
【0046】
【表1】
【0047】表示制御手段9dは、カレントマーカ設定
手段8aからのカレントマーカの周波数データ、ピーク
リスト作成手段9cによって作成されたピークリストに
基づき、カレントマーカのX座標相当の位置を中心に左
右複数個のマルチマーカ12を表示手段7の管面7a上
に設定して表示制御している。
【0048】本例では、カレントマーカ11のX座標相
当の位置を中心に左右最大5ポイントずつの有効ピーク
と判別されたピークがマルチマーカ12として設定さ
れ、その表示制御が行われる。表示制御手段9dは、マ
ルチマーカ12の設定表示制御を行うにあたって、マー
カ値をまとめて読み出せるように、カレントマーカ11
を中心として、カレントマーカ11の左側にあるピーク
はカレントマーカ11に近い順にマーカナンバー5、
4、3、2、1と設定して表示制御している。これに対
し、カレントマーカ11の右側にあるピークはカレント
マーカ11に近い順にマーカナンバー6、7、8、9、
10と設定して表示制御している。表1のピークリスト
に基づく図3及び図4の表示例では、信号XのX座標の
位置にカレントマーカ11が配置され、信号Aのマルチ
マーカ12aがマーカナンバー5に設定され、信号Bの
マルチマーカ12bがマーカナンバー4に設定され、信
号Cのマルチマーカ12cがマーカナンバー6に設定さ
れる。なお、表示制御手段9dは、有効ピーク判別手段
9bが有効ピークなしと判別したときには、マルチマー
カ12の設定表示を行わない。
【0049】また、表示制御手段9dは、マルチマーカ
リストを波形とともに表示する旨の設定がコマンド入力
設定手段8fから特に入力されなければ、図3に示すよ
うに、表示手段7の管面7aに設定されたマルチマーカ
12のみを波形とともに表示制御している。
【0050】これに対し、マルチマーカリストを波形と
ともに表示する旨の設定がコマンド入力設定手段8fか
ら入力されると、図4に示すように、マルチマーカ12
に加え、各マルチマーカ12のピーク周波数とレベルを
マルチマーカリストとして表示手段7の管面7aに波形
とともに表示制御している。
【0051】ピーク点読出制御手段9eは、コマンド入
力設定手段8fからマルチマーカ12のピーク点の個数
を読み出すためのコマンドが入力設定されたときに、ピ
ークリスト作成手段9bで作成されたピークリストに基
づいて、カレントマーカ11を中心とする左右のピーク
点の個数を読み出している。この結果は表示制御手段9
dの制御により表示手段7に表示される。このピーク点
の個数を読み出す際のコマンドとしては、左右のピーク
個数をレスポンスデータとして一度に出力するクエリコ
マンドが用いられる。なお、レスポンスデータは、左側
の数、右側の数としてマルチマーカ12のピーク点を読
むことができる。
【0052】データ出力制御手段9fは、コマンド入力
設定手段8fからマルチマーカ12のマーカ値を同時に
読み出すためのコマンドが入力設定されたときに、ピー
クリスト作成手段9bで作成されたピークリストに基づ
いて、マルチマーカ12のマーカナンバー順(例えば1
0個であれば、1〜10の順)にオンになっているマー
カナンバーの周波数、時間データ、レベルデータを出力
制御している。
【0053】次に、上記のように構成される信号分析装
置1によって実行される「ピークホールド機能」につい
て説明する。
【0054】本例における「ピークホールド機能」は、
次の手順でマルチマーカ12を設定表示する機能であ
る。 (1)表示手段7の管面7a内のすべての信号からピー
クを検出し、さらに検出したピーク信号のうち設定条件
(予め設定されたサーチしきい値、サーチ分解能)に合
う有効ピークを抽出し、抽出した有効ピークの順に各有
効ピークの表示手段7のX座標(横軸)、周波数、レベ
ルを持つピークリストを作成する。 (2)カレントマーカ設定手段8aのカレントマーカ1
1の設定情報と、作成されたピークリストからカレント
マーカ11のX座標相当の位置を求める。この処理は、
カレントマーカ11がピークとは限らないため実行され
る。 (3)カレントマーカ11のX座標相当の位置を中心に
左右複数ポイント(例えば5ポイント)ずつの有効ピー
クをマルチマーカ12として設定して表示する。マルチ
マーカ12のマーカ値をまとめて読み出せるように、カ
レントマーカ11の左側にあるピークは、カレントマー
カ11に近い順にマーカナンバーを5、4、3、2、1
と設定してマルチマーカ12を表示し、カレントマーカ
11の右側にあるピークは、近い順にマーカナンバーを
6、7、8、9、10と設定してマルチマーカを表示す
る。なお、有効ピークがない場合には、マルチマーカ1
2の設定表示は行わない。 (4)マルチマーカリストの表示が有効に設定されてい
るときは、マルチマーカ12に位置する信号のピークの
周波数とレベルがマーカリストとして一覧表示する。な
お、表示速度が遅くなるため、自動測定ではマーカリス
トなしとして実行した方が好ましい。
【0055】次に、信号処理手段9によって実行される
「ピークホールド機能」の動作として、サーチしきい値
が有効でサーチしきい値範囲がAbove(サーチしき
い値以上)に設定されている場合を説明する。以下のマ
ルチマーカ12の設定表示によれば、所望レベル以上の
ピーク信号のみを抽出して観測する場合に有効である。
【0056】ここでは、図3に示すような波形を取り込
み、信号XのX座標相当の位置にカレントマーカ11が
設定されている状態でマルチマーカ12を設定表示する
場合を例にとって説明する。
【0057】まず、ピーク検出手段9aは、記憶手段6
に格納されたデータに基づく表示手段7の管面7a上の
波形を左から右にサーチし、その波形の傾きがマイナス
からプラスに変化した後、マイナスに変化した極大点を
ピークとして検出する。
【0058】次に、有効ピーク判別手段9bは、ピーク
検出手段9aによって検出されたピーク信号のうち、サ
ーチしきい値よりも上にあるピーク信号を有効ピークと
して判別する。図3の波形の例では、信号A,B,X,
Cが有効ピークとして判別される。
【0059】次に、ピークリスト作成手段9cは、有効
ピーク判別手段9bにより有効ピークと判別されたピー
ク信号に基づいてピークリストを作成する。図3の波形
の例では、表1に示すように、有効ピークと判別された
順に各ピーク信号A,B,X,CのX座標、周波数、レ
ベルが一覧表形式でピークリストが作成される。
【0060】そして、表示制御手段9dは、カレントマ
ーカ設定手段8aからのカレントマーカ11の周波数デ
ータ、ピークリスト作成手段9cによって作成されたピ
ークリストに基づき、カレントマーカ11のX座標相当
の位置を中心に左右複数個のマルチマーカ12を表示手
段7の管面7a上に設定して表示制御する。その際、マ
ーカナンバーとともにマルチマーカ12の表示を行うこ
ともできる。
【0061】図3の波形の例では、本例では、3番目に
有効ピークと判別されたピーク信号XのX座標相当の位
置にカレントマーカ11が表示され、このカレントマー
カ111のX座標相当の位置を中心として、1番目と2
番目に有効ピークと判別されたピーク信号A,BのX座
標相当の位置にマルチマーカ12a,12bが設定表示
される。また、カレントマーカ11のX座標相当の位置
を中心として、4番目に有効ピークと判別されたピーク
信号CのX座標相当の位置にマルチマーカ12cが設定
表示される。
【0062】なお、上記「ピークホールド機能」におい
て、サーチしきい値が有効でサーチしきい値範囲がBe
low(サーチしきい値以下)に設定されている場合、
有効ピーク判別手段9bは、ピーク検出手段9aによっ
て検出されたピーク信号のうち、サーチしきい値よりも
下にあるピーク信号を有効ピークとして判別する。それ
以降の動作については、上述したサーチしきい値が有効
でサーチしきい値範囲がBelowに設定されている場
合と同様の処理が実行される。このマルチマーカ12の
設定表示によれば、観測信号の影響により発生する信号
の観測、雑音レベルの信号の測定、微弱な妨害波などを
測定する場合に有効である。
【0063】また、しきい値設定手段8b及びしきい値
範囲設定手段8cによる設定を無効、すなわちサーチし
きい値を無効とした場合には、ピーク分解能設定手段8
eの設定によるサーチ分解能のみが有効となる。そし
て、有効ピーク判別手段9bは、ピーク検出手段9aで
検出されたピーク信号のうち、サーチ分解能を以上のピ
ーク信号のみ有効ピークと判別する。それ以降の動作に
ついては、上述したサーチしきい値を有効とした場合と
同様の処理が実行される。
【0064】次に、本例の信号分析装置1による「ピー
ク点読出機能(ピークカウント機能)」について説明す
る。
【0065】「ピーク点読出機能」は、予め決められた
コマンド(左右のピーク個数をレスポンスデータとして
一度に出力するクエリコマンド)がコマンド入力設定手
段8fから入力されると、ピーク点読出制御手段9eが
ピークリスト作成手段9cで作成されたピークリストに
基づいてカレントマーカ11を中心とする左右のピーク
点の個数を読み出して出力する。このピーク点読出制御
手段9eから出力される情報は、表示制御手段9dの制
御により表示手段7に表示したり、外部の端末装置に出
力される。
【0066】ところで、本例の信号分析装置1では、上
述した「ピークホールド機能」、「ピークカウント機
能」の他に、「マーカ値同時読出機能」を備えている。
【0067】「マーカ値同時読出機能」では、予め決め
られたコマンドがコマンド入力設定手段8fから入力さ
れると、マルチマーカ12のマーカナンバー順(例えば
マルチマーカ12の個数が10個であれば、1〜10の
順)にオンになっているマルチマーカ12の周波数、時
間データ、レベルデータを同時に読み出し、例えばパー
ソナルコンピュータ等の外部の装置に出力される。
【0068】このように、本例の信号分析装置1では、
表示手段7の管面7a内の波形をサーチしてピーク検出
を行い、ピーク検出されたピーク信号のうち設定条件に
合う有効ピークのピーク信号を抽出し、この抽出された
有効ピークのピーク信号のピークリストを作成し、この
作成されたピークリストに基づいてカレントマーカ11
のX座標相当の位置を中心に左右複数ポイントの有効ピ
ークをマルチマーカ12として設定して表示する「ピー
クホールド機能」を採用している。これにより、ユーザ
が指定する所望の位置にマルチマーカ12を設定表示す
ることができる。また、作成されたピークリストからマ
ルチマーカ12が位置するデータの読み出しを高速に読
み出すことができる。
【0069】また、本例の信号分析装置1では、「ピー
クホールド機能」で作成されるピークリストからピーク
の数を読み出して通知する「ピーク点読出機能」を採用
している。これにより、ユーザによる無駄な実行を省略
することができる。具体的には、「ピーク点読出機能」
を使用し、カレントマーカ11を中心とする左右のピー
ク点の個数を表示手段7に表示すれば、ユーザはその表
示を見て、例えば更に右側のピークの信号を観測したい
場合には、カレントマーカ11を右側に再設定し、上述
した「ピークホールド機能」を実行すれば観測したい信
号のピークを知ることができる。
【0070】さらに、本例の信号分析装置1では、マル
チマーカ12のマーカナンバー順にオンになっているマ
ルチマーカ12のデータ(周波数、時間、レベルの各デ
ータ)を同時に読み出して出力する「マーカ値同時読出
機能」を採用している。これにより、表示手段7の管面
7a上に設定表示された全てのマルチマーカ12に関す
るデータを外部に出力することができる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、表示手段の管面内の波形をサーチしてピーク検
出を行い、ピーク検出されたピーク信号のうち設定条件
に合う有効ピークのピーク信号を抽出し、この抽出され
た有効ピークのピーク信号のピークリストを作成し、こ
の作成されたピークリストに基づいてカレントマーカの
X座標相当の位置を中心に左右複数ポイントの有効ピー
クをマルチマーカとして設定して表示するので、ユーザ
が指定する所望の位置にマルチマーカを設定表示するこ
とができる。また、作成されたピークリストからマルチ
マーカが位置するデータの読み出しを高速に読み出すこ
とができる。
【0072】ピークリストからピークの数を読み出して
通知するので、ユーザによる無駄な実行を省略すること
ができる。例えばカレントマーカを中心とする左右のピ
ーク点の個数を表示手段に表示すれば、ユーザはその表
示を見て、例えば更に右側のピークの信号を観測したい
場合には、カレントマーカを右側に再設定すれば、観測
したい信号のピークを知ることができる。
【0073】マルチマーカのマーカナンバー順にオンに
なっているマルチマーカのデータ(周波数、時間、レベ
ルの各データ)を同時に読み出して出力するので、表示
手段の管面上に設定表示された全てのマルチマーカに関
するデータを外部に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による信号分析装置の機能ブロック図
【図2】本発明による信号分析装置のピークホールド機
能を説明するための図
【図3】本発明による信号分析装置でピークホールド機
能を実行したときのマーカリスト付きの表示状態の一例
を示す図
【図4】本発明による信号分析装置でピークホールド機
能を実行したときのマーカリストなしの表示状態の一例
を示す図
【図5】従来のマーカ表示において信号の値を読み出す
方法を説明するための波形の一例を示す図
【図6】マルチマーカの表示例を示す図
【符号の説明】
1…信号分析装置、2…周波数変換部、2a…局部発振
器、3…掃引制御部、4…検波器、5…A/D変換器、
6…記憶手段、7…表示手段、7a…管面、8…設定手
段、9…信号処理手段、11…カレントマーカ、12
(12a〜12c)…マルチマーカ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数掃引可能な局部発振器(2a)を
    有し、該局部発振器の発振信号と被測定信号を混合して
    該被測定信号を中間周波数信号に変換する周波数変換部
    (2)と、前記中間周波数信号を受けて検波して出力す
    る検波器(4)と、前記検波器の出力をデジタルデータ
    に変換するA/D変換器(5)と、該A/D変換器によ
    り変換されたデジタルデータを記憶する記憶手段(6)
    と、前記局部発振器の出力周波数を所定掃引時間で掃引
    するための掃引信号を送出する掃引制御部(3)と、前
    記記憶手段に記憶されたデジタルデータを基に前記被測
    定信号のスペクトラム波形を横軸を周波数軸とする座標
    上に表示する表示手段(7)とを備え、該表示手段の管
    面内のX座標相当の所定位置にマーカを設定表示して該
    マーカの信号の値を読み出す信号分析装置において、 前記表示手段に表示された前記スペクトラム波形に位置
    を可変可能とされたカレントマーカ(11)及びピーク
    点を示すためのマルチマーカ(12)を表示するための
    設定条件を設定する設定手段(8)と、 前記表示手段に表示された波形のピーク検出を行い、ピ
    ーク検出されたピーク信号のうち前記設定手段で設定さ
    れた設定条件に合う有効ピークのピーク信号を抽出し、
    この抽出された有効ピークのピーク信号のピークリスト
    を作成し、この作成されたピークリストに基づいて前記
    カレントマーカの周波数軸上の位置を中心に左右複数ポ
    イントの有効ピークの位置にマルチマーカ表示制御する
    信号処理手段(9)とを備えたことを特徴とする信号分
    析装置。
  2. 【請求項2】 前記ピーク信号が極大点であり、前記信
    号処理手段(9)は、ピーク検出されたピーク信号のう
    ち、前記ピーク信号の近傍の極小点との差が予め前記設
    定手段(8)により設定されたピーク分解能以上のピー
    ク信号を有効ピークとして判別することを特徴とする請
    求項1記載の信号分析装置。
  3. 【請求項3】 前記ピーク信号が極小点であり、前記信
    号処理手段(9)は、ピーク検出されたピーク信号のう
    ち、前記ピーク信号の近傍の極大点との差が予め前記設
    定手段(8)により設定されたピーク分解能以上のピー
    ク信号を有効ピークとして判別することを特徴とする請
    求項1記載の信号分析装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理手段(9)は、ピーク検出
    されたピーク信号のうち、予め前記設定手段(8)によ
    り設定されたサーチしきい値よりも高いレベルにあるピ
    ーク信号または前記サーチしきい値よりも低いレベルに
    あるピーク信号を有効ピークとして判別することを特徴
    とする請求項1記載の信号分析装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段(9)は、作成された
    ピークリストからピークの数を読み出して通知すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の信号分析
    装置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段(9)は、前記マルチ
    マーカ(12)のマーカナンバー順にオンになっている
    マルチマーカのデータを同時に読み出して出力すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の信号分析
    装置。
  7. 【請求項7】 周波数掃引可能な局部発振器(2a)を
    有し、該局部発振器の発振信号と被測定信号を混合して
    該被測定信号を中間周波数信号に変換する周波数変換部
    (2)と、前記中間周波数信号を受けて検波して出力す
    る検波器(4)と、前記検波器の出力をデジタルデータ
    に変換するA/D変換器(5)と、該A/D変換器によ
    り変換されたデジタルデータを記憶する記憶手段(6)
    と、前記局部発振器の出力周波数を所定掃引時間で掃引
    するための掃引信号を送出する掃引制御部(3)と、前
    記記憶手段に記憶されたデジタルデータを基に前記被測
    定信号のスペクトラムの波形を表示する表示手段(7)
    とを備え、該表示手段の管面内のX座標相当の所定位置
    にマーカを設定表示して該マーカの信号の値を読み出す
    信号分析装置のマーカ表示方法において、 前記表示手段の管面内にカレントマーカ(11)及びマ
    ルチマーカ(12)を表示する設定条件を設定し、前記
    表示手段の管面内の波形をサーチしてピーク検出を行
    い、ピーク検出されたピーク信号のうち前記設定条件に
    合う有効ピークのピーク信号を抽出し、この抽出された
    有効ピークのピーク信号のピークリストを作成し、この
    作成されたピークリストに基づいて前記カレントマーカ
    のX座標相当の位置を中心に左右複数ポイントの有効ピ
    ークをマルチマーカとして設定して表示制御することを
    特徴とするマーカ表示方法。
  8. 【請求項8】 ピーク検出されたピーク信号のうち、極
    小点と極大点の差が予め設定されたピーク分解能以上の
    ピーク信号を有効ピークとすることを特徴とする請求項
    7記載のマーカ表示方法。
  9. 【請求項9】 ピーク検出されたピーク信号のうち、予
    め設定されたサーチしきい値よりも高いレベルにあるピ
    ーク信号または前記サーチしきい値よりも低いレベルに
    あるピーク信号を有効ピークとして判別することを特徴
    とする請求項7記載のマーカ表示方法。
  10. 【請求項10】 作成されたピークリストからピークの
    数を読み出して通知することを特徴とする請求項7記載
    のマーカ表示方法。
  11. 【請求項11】 前記マルチマーカ(12)のマーカナ
    ンバー順にオンになっているマルチマーカのデータを同
    時に読み出して出力することを特徴とする請求項7記載
    のマーカ表示方法。
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