JP2002291715A - ノイズ発生箇所特定装置および磁気共鳴映像システム - Google Patents

ノイズ発生箇所特定装置および磁気共鳴映像システム

Info

Publication number
JP2002291715A
JP2002291715A JP2001096305A JP2001096305A JP2002291715A JP 2002291715 A JP2002291715 A JP 2002291715A JP 2001096305 A JP2001096305 A JP 2001096305A JP 2001096305 A JP2001096305 A JP 2001096305A JP 2002291715 A JP2002291715 A JP 2002291715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
power
power supply
transmission line
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001096305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4772198B2 (ja
Inventor
Shinya Watanabe
慎也 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority to JP2001096305A priority Critical patent/JP4772198B2/ja
Publication of JP2002291715A publication Critical patent/JP2002291715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4772198B2 publication Critical patent/JP4772198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気共鳴映像システムの動作に悪影響を及ぼ
すノイズを短時間に簡単に特定できるノイズ発生箇所特
定装置を提供する。 【解決手段】 オペレータコンソール15からの制御に
基づいて、電源装置26から装置20〜23への電力供
給、切換回路80〜83による電力用伝送ラインおよび
制御用伝送ラインの接続のオン/オフを制御する。オペ
レータコンソール15は、RF受信コイルの受信結果に
ノイズを検出したときに用いた制御に基づいて、ノイズ
発生箇所を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気共鳴映像(M
RI: Magnetic Resonance Imaging) 装置に用いられる
ノイズ発生箇所特定装置、並びに当該ノイズ発生箇所特
定装置を用いた磁気共鳴映像システムに関する。
【0002】
【従来の技術】病院内には、例えば、磁気共鳴を利用し
て被検体の被検部位を撮像する磁気共鳴映像システム
(以下、MRIシステムとも記す)が設けられている。
図10は、従来のMRIシステム100を説明するため
の図である。図10に示すように、MRIシステム10
0は、操作ルーム/マシンルーム101およびスキャン
ルーム102を有する。操作ルーム/マシンルーム10
1には、クレードル制御装置120、表示制御装置12
1、RF(Radio Frequency) 送信コイル駆動装置12
2、勾配コイル駆動装置123、RF受信コイル駆動装
置124、オペータコンソール125および電源装置1
26が配設されている。スキャンルーム102には、ク
レードル駆動装置140、表示装置150およびマグネ
ットシステム160が配設されている。操作ルーム/マ
シンルーム101とスキャンルーム102とは壁110
で仕切られており、壁110には電磁波フィルタ111
が組み込まれている。
【0003】電源装置126は、制御用伝送ライン12
7を介してオペータコンソール125からの入力した制
御信号に基づいて、クレードル制御装置120、表示制
御装置121、RF送信コイル駆動装置122、勾配コ
イル駆動装置123、RF受信コイル駆動装置124に
それぞれ電力伝送ライン128_0〜128_5を介し
て電力を供給する。
【0004】クレードル制御装置120は、電力用伝送
ライン128_0を介して受けた電力によって動作し、
制御用伝送ライン129_0を介してオペータコンソー
ル125から受信した制御信号に基づいて、クレードル
駆動装置140内のクレードル駆動部141に電力用伝
送ライン130_0を介して電力を供給すると共に、制
御用伝送ライン131_0を介して制御信号を出力す
る。
【0005】表示制御装置121は、電力用伝送ライン
128_1を介して受けた電力によって動作し、制御用
伝送ライン129_1を介してオペータコンソール12
5から受信した制御信号に基づいて、表示装置150内
の表示部151に電力用伝送ライン130_1を介して
電力を供給すると共に、制御用伝送ライン131_1を
介して制御信号を出力する。
【0006】RF送信コイル駆動装置122は、電力用
伝送ライン128_2を介して受けた電力によって動作
し、制御用伝送ライン129_2を介してオペータコン
ソール125から受信した制御信号に基づいて、マグネ
ットシステム160内のRF送信コイル駆動部161に
電力用伝送ライン130_2を介して電力を供給すると
共に、制御用伝送ライン131_2を介して制御信号を
出力する。
【0007】勾配コイル駆動装置123は、電力用伝送
ライン128_3を介して受けた電力によって動作し、
制御用伝送ライン129_3を介してオペータコンソー
ル125から受信した制御信号に基づいて、マグネット
システム160内の勾配コイル駆動部162に電力用伝
送ライン130_3を介して電力を供給すると共に、制
御用伝送ライン131_3を介して制御信号を出力す
る。
【0008】RF受信コイル駆動装置124は、電力用
伝送ライン128_4を介して受けた電力によって動作
し、制御用伝送ライン129_4を介してオペータコン
ソール125から受信した制御信号に基づいて、マグネ
ットシステム160内のRF受信コイル駆動部163に
電力用伝送ライン130_4を介して電力を供給すると
共に、制御用伝送ライン131_4を介して制御信号を
出力する。
【0009】オペータコンソール125は、例えば、オ
ペレータの操作に応じて生成した制御信号を、制御用伝
送ライン132_0〜132_4を介して、それぞれク
レードル駆動部141、表示部151、RF送信コイル
駆動部161、勾配コイル駆動部162およびRF受信
コイル駆動部163に出力する。
【0010】ところで、図10に示すような従来のMR
Iシステム100では、電源装置126、クレードル制
御装置120、表示制御装置121、RF送信コイル駆
動装置122、勾配コイル駆動装置123、制御用伝送
ライン127,129_0〜129_5,131_0〜
131_4,132_0〜132_4、電力用伝送ライ
ン130_0〜130_4、クレードル駆動部141、
表示部151、RF送信コイル駆動部161、勾配コイ
ル駆動部162あるいはRF受信コイル駆動部163が
ノイズ発生源となる可能性があり、このようなノイズ
が、RF受信コイルで受信されてしまう可能性がある。
また、操作ルーム/マシンルーム101やスキャンルー
ム102に設けられた、冷房装置などがノイズ発生源と
なることもある。このようなノイズは、オペータコンソ
ール125において、RF受信コイルが受信した電磁波
を用いて画像再構成を行う際に、画像に悪影響を及ぼ
す。
【0011】そのため、従来では、画像に悪影響を及ぼ
すようなノイズが発生した場合に、サービス係の人が病
院に出向いて、過去の経験などに基づいて、ノイズ発生
源を特定している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の手法では、ノイズが発生した場合のサービス係
の人の負担が大きく、ノイズ発生源の特定に長時間を要
していた。
【0013】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされ、磁気共鳴映像システムの動作に悪影響を及
ぼすノイズを短時間に簡単に特定できるノイズ発生箇所
特定装置、並びに当該ノイズ発生箇所特定装置を用いた
磁気共鳴映像システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発
明のノイズ発生箇所特定装置は、単数または複数の電子
回路を備え、静磁場空間内で被検体に高周波磁場を形成
し、被検体から励起されたスピンが生じる電磁波を受信
コイルで受信して磁気共鳴信号を得る磁気共鳴映像装置
と、電源装置と、前記電源装置から電力の供給を受け
て、対応する前記電子部品に向けて電力および制御信号
の少なくとも一方を送出する単数または複数の信号電力
供給装置と、前記信号電力供給装置から送出された電力
および制御信号の少なくとも一方を前記電子回路に向け
て伝送する単数または複数の伝送ラインとを有する磁気
共鳴映像システムのノイズ発生箇所を特定するノイズ発
生箇所特定装置であって、前記伝送ライン上あるいは当
該伝送ラインの端部に配設され、当該伝送ラインの一部
あるいは全体への、前記信号電力供給装置から送出され
た電力および制御信号の少なくとも一方の供給の有無を
選択信号に基づいて切り換える切換回路と、前記選択信
号を生成し、当該選択信号と前記受信コイルの検出結果
とに基づいて、ノイズ発生箇所を特定する制御装置とを
有する。
【0015】第1の発明のノイズ発生箇所特定装置の作
用は以下のようになる。制御装置が選択信号を生成し、
これを切換回路に出力する。切換回路は、制御装置から
入力した選択信号に基づいて、所定のパターンで、伝送
ラインの一部あるいは全体への、前記信号電力供給装置
から送出された電力および制御信号の少なくとも一方の
供給の有無を設定する。そして、制御装置において、磁
気共鳴映像装置の受信コイルで受信された電磁波を用い
てノイズの有無が検出される。制御装置は、ノイズが検
出されたときに用いた制御の内容に基づいて、ノイズ発
生箇所を特定する。
【0016】また、第2の発明のノイズ発生箇所特定装
置は、第1の領域に配設され、単数または複数の電子回
路を備え、静磁場空間内で被検体に高周波磁場を形成
し、被検体から励起されたスピンが生じる電磁波を受信
コイルで受信して磁気共鳴信号を得る磁気共鳴映像装置
と、第2の領域に配設された電源装置と、前記第2の領
域に配設され、前記電源装置から電力の供給を受けて、
対応する前記電子部品に向けて電力および制御信号の少
なくとも一方を送出する単数または複数の信号電力供給
装置と、前記第1の領域に配設され、対応する前記信号
電力供給装置から送出された電力および制御信号の少な
くとも一方を伝送する単数または複数の第1の伝送ライ
ンと、前記磁気共鳴映像装置内または当該磁気共鳴映像
装置に隣接して配設され、前記第1の伝送ラインを介し
て伝送された電力および制御信号の少なくとも一方を、
対応する前記電子回路に伝送する単数または複数の第2
の伝送ラインとを有する磁気共鳴映像システムのノイズ
箇所を特定するノイズ発生箇所特定装置であって、前記
信号電力供給装置から送出された電力および制御信号の
少なくとも一方を、当該信号電力供給装置に対応する前
記第1の伝送ラインに伝送するか否かを設定する第1の
切換回路と、前記第1の伝送ラインを介して伝送された
電力および制御信号の少なくとも一方を、当該第1の伝
送ラインに対応する前記第2の伝送ラインに伝送するか
設定を決定する第2の切換回路と、前記信号電力供給装
置が当該信号電力供給装置に対応する前記電子部品に向
けて電力および制御信号の少なくとも一方を送出するか
否かの制御、並びに前記第1の切換回路および前記第2
の切換回路の前記設定の制御を行う制御装置とを有す
る。
【0017】第2の発明のノイズ発生箇所特定装置の作
用は以下のようになる。制御装置が、信号電力供給装置
が当該信号電力供給装置に対応する前記電子部品に向け
て電力および制御信号の少なくとも一方を送出するか否
かの制御、並びに第1の切換回路および第2の切換回路
の設定の制御を行う。これにより、信号電力供給装置に
よる電力および制御信号の送出、並びに第1の切換回路
および第2の切換回路の設定が行われる。そして、制御
装置において、磁気共鳴映像装置の受信コイルで受信さ
れた電磁波を用いてノイズの有無が検出される。制御装
置は、例えば、ノイズが検出されたときに用いた制御の
内容に基づいて、ノイズ発生箇所を特定する。
【0018】また、第2の発明のノイズ発生箇所特定装
置は、好ましくは、前記制御装置は、ノイズが発生した
場合に、前記制御の内容並びに前記受信コイルの受信結
果に基づいて、前記ノイズの原因箇所を特定する。
【0019】また、第2の発明のノイズ発生箇所特定装
置は、好ましくは、前記制御装置による前記制御とは無
関係に、前記受信コイルに電力および制御信号の少なく
とも一方を供給する第3の伝送ラインをさらに有する。
【0020】また、第2の発明のノイズ発生箇所特定装
置は、好ましくは、前記制御装置は、前記電力および制
御信号の少なくとも一方を前記信号電力供給装置から前
記電子回路に向けて送出する予め決められた単数または
複数の組み合わせパターンを順に用いて、前記信号電力
供給装置が当該信号電力供給装置に対応する前記電子部
品に向けて電力および制御信号の少なくとも一方を送出
するか否かを制御し、前記電力および制御信号が前記第
1の伝送ラインに送出されないように前記第1の切換回
路の設定を制御した場合に、前記受信コイルがノイズを
検出すると、当該ノイズを検出したときに用いた前記組
み合わせパターンに対応する前記信号電力供給装置また
は前記第1の伝送ラインがノイズ原因であると判断す
る。
【0021】また、第2の発明のノイズ発生箇所特定装
置は、好ましくは、前記制御装置は、全ての前記組み合
わせパターンを用いて前記信号電力供給装置による前記
電力および制御信号の少なくとも一方を送出を制御して
も前記受信コイルがノイズを検出しない場合に、電力お
よび制御信号の少なくとも一方を伝送する第1の伝送ラ
インを規定する予め決められた単数または複数の組み合
わせパターンを順に用いて、前記第1の切換回路の前記
設定の制御を行い、前記電力および制御信号が前記第2
の伝送ラインに伝送されないように前記第2の切換回路
の前記設定を制御した場合に、前記受信コイルがノイズ
を検出すると、当該ノイズを検出したときに用いた前記
組み合わせパターンに対応する前記第1の伝送ラインが
ノイズ原因であると判断する。
【0022】また、第2の発明のノイズ発生箇所特定装
置は、好ましくは、前記制御装置は、全ての前記組み合
わせパターンを用いて前記第1の切換回路の前記設定を
制御しても前記受信コイルがノイズを検出しない場合
に、電力および制御信号の少なくとも一方を伝送する第
2の伝送ラインを規定する予め決められた単数または複
数の組み合わせパターンを順に用いて前記第2の切換回
路の前記設定を制御し、前記受信コイルがノイズを検出
すると、当該ノイズを検出したときに用いた前記組み合
わせパターンに対応する前記第2の伝送ラインまたは当
該第2の伝送ラインに対応する電子回路にノイズ原因が
あると判断する。
【0023】また、第2の発明のノイズ発生箇所特定装
置は、好ましくは、前記磁気共鳴映像システムが、前記
磁気共鳴映像装置を用いた前記被検体の検査に用いられ
る処理を行う単数または複数の処理装置と、前記電源装
置から電力の供給を受けて、対応する処理装置内の電子
部品に向けて電力および制御信号の少なくとも一方を送
出する単数または複数の処理装置用信号電力供給装置
と、前記信号電力供給装置から送出された電力および制
御信号の少なくとも一方を前記処理装置内の電子回路に
向けて伝送する単数または複数の処理装置用伝送ライン
とをさらに有する場合に、前記ノイズ発生箇所特定装置
は、前記処理装置用伝送ライン上あるいは当該処理装置
用伝送ラインの端部に配設され、当該処理装置用伝送ラ
インの一部あるいは全体への、前記処理装置用信号電力
供給装置から送出された電力および制御信号の少なくと
も一方の供給の有無を処理装置用選択信号に基づいて切
り換える処理装置用切換回路をさらに有し、前記制御装
置は、前記処理装置用選択信号を生成し、当該処理装置
用選択信号と前記受信コイルの検出結果とに基づいて、
ノイズ発生箇所を特定する。
【0024】また、第3の発明の磁気共鳴映像システム
は、第1の領域に配設され、単数または複数の電子回路
を備え、静磁場空間内で被検体に高周波磁場を形成し、
被検体から励起されたスピンが生じる電磁波を受信コイ
ルで受信して磁気共鳴信号を得る磁気共鳴映像装置と、
第2の領域に配設され、電力の供給を受けて、第1の選
択信号に基づいて、前記磁気共鳴映像装置内の対応する
電子部品に電力および制御信号の少なくとも一方を送出
するか否かを決定する単数または複数の信号電力供給装
置と、前記第2の領域に配設され、第1の選択信号に基
づいて、前記信号電力供給装置に電力を供給するか否か
を決定する電源装置と、前記第1の領域に配設され、対
応する前記信号電力供給装置から送出された電力および
制御信号の少なくとも一方を伝送する単数または複数の
第1の伝送ラインと、前記磁気共鳴映像装置内または当
該磁気共鳴映像装置に隣接して配設され、前記第1の伝
送ラインを介して伝送された電力および制御信号の少な
くとも一方を、対応する前記電子回路に伝送する単数ま
たは複数の第2の伝送ラインと、第2の選択信号に基づ
いて、前記信号電力供給装置から供給された電力および
制御信号の少なくとも一方を、当該信号電力供給装置に
対応する前記第1の伝送ラインに伝送するか否かを決定
する第1の切換回路と、第3の選択信号に基づいて、前
記第1の伝送ラインを介して伝送された電力および制御
信号の少なくとも一方を、当該第1の伝送ラインに対応
する前記第2の伝送ラインに伝送するか否かを決定する
第2の切換回路と、前記第2の領域に配設され、前記第
1の選択信号、前記第2の選択信号および前記第3の選
択信号を生成する制御装置とを有する。
【0025】また、第3の発明の磁気共鳴映像システム
は、好ましくは、前記制御装置は、ノイズが発生した場
合に、前記第1の選択信号、前記第2の選択信号、前記
第3の選択信号、および前記受信コイルの受信結果に基
づいて、前記ノイズの原因箇所を特定する。
【0026】また、第3の発明の磁気共鳴映像システム
は、好ましくは、前記第1の選択信号、前記第2の選択
信号および前記第3の選択信号とは無関係に、前記受信
コイルに電力および制御信号の少なくとも一方を供給す
る第3の伝送ラインをさらに有する。
【0027】また、第3の発明の磁気共鳴映像システム
は、好ましくは、前記磁気共鳴映像装置を用いた前記被
検体の検査に用いられる処理を行う単数または複数の処
理装置と、前記電源装置から電力の供給を受けて、対応
する処理装置内の電子部品に向けて電力および制御信号
の少なくとも一方を送出する単数または複数の処理装置
用信号電力供給装置と、前記信号電力供給装置から送出
された電力および制御信号の少なくとも一方を前記処理
装置内の電子回路に向けて伝送する単数または複数の処
理装置用伝送ラインと、前記処理装置用伝送ライン上あ
るいは当該処理装置用伝送ラインの端部に配設され、当
該処理装置用伝送ラインの一部あるいは全体への、前記
処理装置用信号電力供給装置から送出された電力および
制御信号の少なくとも一方の供給の有無を処理装置用選
択信号に基づいて切り換える処理装置用切換回路とをさ
らに有し、前記制御装置は、前記処理装置用選択信号を
生成し、当該処理装置用選択信号と前記受信コイルの検
出結果とに基づいて、ノイズ発生箇所を特定する。
【0028】また、第3の発明の磁気共鳴映像システム
は、好ましくは、前記第1の領域と前記第2の領域を仕
切る電磁波遮断部材をさらに有する。
【0029】また、第4の発明の磁気共鳴映像システム
は、好ましくは、前記第2の領域は、電磁波遮断部材に
よって仕切られた第3の領域および第4の領域を有し、
前記電源装置および前記信号電力供給装置は第3の領域
に配設され、前記制御装置は、第4の領域に配設されて
いる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態のMRI
システムの構成要素の配置を説明するための図であり、
図2はマグネットシステム12およびオペレータコンソ
ール15の外観図である。図1に示すように、MRIシ
ステム1は、スキャンルーム(Scan Room) 2、マシンル
ーム(Machine Room)3および操作ルーム4に配設されて
いる。スキャンルーム2には、図1および図2に示すよ
うに、MRI装置10のマグネットシステム12が配設
されており、MRI装置10の近傍には、クレードル駆
動装置11および表示装置14が配設されている。ま
た、操作ルーム4には、オペレータ(Operator)12が操
作するオペレータコンソール(Operator console)15が
配設されている。また、マシンルーム3には、クレード
ル制御装置20、表示制御装置21、RF送信コイル駆
動装置22、勾配コイル駆動装置23、RF受信コイル
駆動装置24および電源装置26が配設されている。
【0031】スキャンルーム2と、マシンルーム3およ
び操作ルーム4とは壁5で仕切られている。壁5のスキ
ャンルーム2と操作ルーム4とを仕切る部分には、ドア
6および窓7が設けられている。また、マシンルーム3
と操作ルーム4とは壁8で仕切られている。壁5、ドア
6および壁8には、電磁波フィルタが組み込まれてい
る。
【0032】ここで、クレードル制御装置20、表示制
御装置21、RF送信コイル駆動装置22、勾配コイル
駆動装置23およびRF受信コイル駆動装置24が本発
明の信号電力供給装置に対応している。また、クレード
ル制御装置20および表示制御装置21は、さらに本発
明の処理装置用信号電力供給装置に対応している。ま
た、MRI装置10が本発明の磁気共鳴映像装置に対応
し、オペレータコンソール15が本発明の制御装置に対
応している。また、スキャンルーム2が本発明の第1の
領域に対応し、マシンルーム3おび操作ルーム4が本発
明の第2の領域に対応している。
【0033】〔マグネットシステム12〕図3は、マグ
ネットシステム12を説明するための図である。図3に
示すように、マグネットシステム12は、マグネット部
91a,91b、勾配コイル部92a,92b、RFコ
イル部93a,93b、RF送信コイル駆動部61、勾
配コイル駆動部62、RF受信コイル駆動部63、並び
に切換回路83を有する。マグネットシステム12のボ
ア内の空間94の両側に、外側から内側に向けて、マグ
ネット部91a,91b、勾配コイル部92a,92b
およびRFコイル部93a,93bが位置する。マグネ
ット部91a,91bは、検査時に被検体13が位置す
る空間94を挟んで対向して位置し、例えば、永久磁石
である。マグネット部91a,91bは、空間94に静
磁場を形成する。
【0034】勾配コイル部92a,92bは、上記空間
94を挟んで対向して位置する。勾配コイル部92a,
92bは、RFコイル部93a,93bが受信する磁気
共鳴信号に3次元の位置情報を持たせるために3系統あ
り、マグネット部91a,91bが形成した静磁場の強
度に勾配を付ける勾配磁場を生じる。
【0035】RFコイル部93a,93bは、空間94
を挟んで対向して位置する。RFコイル部93a,93
b、マグネット部91a,91bが形成した静磁場空間
94内で被検体13の体内のスピンを励起するための高
周波磁場を形成する。ここで、高周波磁場を形成するこ
とをRF励起信号の送信という。RFコイル部93a,
93bは、励起されたスピンが生じる電磁波を磁気共鳴
信号として受信する。RFコイル部93a,93bは、
図示しない送信用コイルおよび受信用コイルを有する。
送信用コイルおよび受信用コイルは、同じコイルを兼用
するかあるいはそれぞれ専用のコイルを用いる。
【0036】RF送信コイル駆動部61は、電力用伝送
ライン36_2を介して電力の供給を受け、制御用伝送
ライン37_2,38_2を介して受信した制御信号に
基づいて、RFコイル部91a,91bに駆動信号を与
えてRF励起信号を発生させて、被検体13の体内のス
ピンを励起する。なお、本実施形態において、電力用伝
送ラインおよび制御用伝送ラインは、共に電線である。
【0037】勾配コイル駆動部62は、電力用伝送ライ
ン36_3を介して電力の供給を受け、制御用伝送ライ
ン37_3,38_3を介して受信した制御信号に基づ
いて、勾配コイル部92a,92bに駆動信号を与えて
勾配磁場を発生させる。勾配コイル駆動部62は、勾配
コイル部92a,92bの3系統のコイルに対応して、
図示しない3系統の駆動回路を有する。
【0038】RF受信コイル駆動部63は、電力用伝送
ライン30_4を介して電力の供給を受け、制御用伝送
ライン31_4,32_4を介して受信した制御信号に
基づいて、RFコイル部93a,93bが受信した受信
信号を取り込み、それをビューデータ(view da
ta)として収集して、オペレータコンソール15に出
力する。
【0039】切換回路83は、後述するように、制御用
伝送ライ71を介してオペレータコンソール15から入
力した選択信号に基づいて、電力用伝送ライン33_2
と36_2の間、制御用伝送ライン34_2と37_2
との間、制御用伝送ライン35_2と38_2との間、
電力用伝送ライン33_3と36_3との間、制御用伝
送ライン34_3と37_3との間、並びに制御用伝送
ライン35_3と38_3との間を接続状態および非接
続状態の何れか一方に設定する。
【0040】〔クレードル駆動装置11〕クレードル駆
動装置11は、クレードル90をZ,Y方向に移動し、
クレードル90を駆動して、クレードル90に載せられ
た被検体13をマグネットシステム12のボア内の空間
94に搬入、並びに当該空間94から被検体13を搬出
する。
【0041】〔表示装置14〕表示装置14は、例え
ば、被検体13から見える位置に配設され、オペレータ
の顔などの画像を表示する。また、表示装置14には、
オペレータが発した声を出力するスピーカ、並びに被検
体13が発した声を入力するマイクが設けられている。
【0042】〔オペレータコンソール15〕図4は、オ
ペレータコンソール15の構成図である。図4に示すよ
うに、オペレータコンソール15は、データ処理部9
6、操作部97および操作用表示部98を有する。デー
タ処理部96は、例えば、操作部97からの操作信号に
基づいて、制御用伝送ライン27,28_0〜28_
5,32_0〜32_4,70,71を介して制御信号
を送信する。また、データ処理部96は、図3に示すR
F受信コイル駆動部63から入力したビューデータ(v
iew data)を用いて画像データを再構成し、そ
れに応じた表示信号を操作用表示部98に出力する。
【0043】操作部97は、例えば、キーボードやマウ
スなどであり、オペレータの操作に応じた操作信号をデ
ータ処理部96に出力する。操作用表示部98は、デー
タ処理部96から入力した表示信号に応じた画像を画面
に表示する。
【0044】以下、電源装置26、クレードル制御装置
20、表示制御装置21、RF送信コイル駆動装置2
2、勾配コイル駆動装置23、RF受信コイル駆動装置
24、電源装置26、クレードル駆動装置11、マグネ
ットシステム12および表示装置14との間に配設され
た電力用伝送ライン、制御用伝送ライン、並びに各ライ
ンの接続状態を設定する切換回路について説明する。な
お、本実施形態では、本発明の一例として、図5に示す
構成を例示するが、本発明の構成は、図5に示すものに
は限定されない。図5は、MRIシステム1に配設され
た電力用伝送ライン、制御用伝送ライン、並びに各ライ
ンの接続状態を設定する切換回路を説明するための図で
ある。
【0045】図5において、クレードル駆動装置11、
表示装置14およびマグネットシステム12が本発明の
処理装置に対応し、クレードル駆動部41、表示部5
1、RF送信コイル駆動部61、勾配コイル駆動部62
およびRF受信コイル駆動部63が本発明の電子回路に
対応している。また、切換回路80、81,82,83
が本発明の切換回路に対応している。また、切換回路8
0が本発明の第1の切換回路に対応し、切換回路81,
82,83が本発明の第2の切換回路に対応している。
また、制御用伝送ライン29_0〜29_4,31_0
〜31_3,32_0〜32_3,34_0〜34_
3,35_0〜35_3,71,72,73,32_4
が本発明の制御信号を伝送する伝送ラインに対応してい
る。また、電力用伝送ライン28_0〜28_5,30
_0〜30_4,33_0〜33_3,36_0〜36
_3が本発明の電力を伝送する伝送ラインに対応してい
る。
【0046】図5に示すように、オペレータコンソール
15と電源装置26との間に制御用伝送ライン27が配
設されている。オペレータコンソール15と、クレード
ル制御装置20、表示制御装置21、RF送信コイル駆
動装置22、勾配コイル駆動装置23およびRF受信コ
イル駆動装置24との間には、それぞれ制御用伝送ライ
ン29_0〜29_4が配設されている。オペレータコ
ンソール15と切換回路80との間には、制御用伝送ラ
イン32_0〜32_3,70が配設されている。オペ
レータコンソール15と切換回路81との間には、制御
用伝送ライン71が配設されている。オペレータコンソ
ール15と切換回路82との間には、制御用伝送ライン
72が配設されている。オペレータコンソール15と切
換回路83との間には、制御用伝送ライン73が配設さ
れている。
【0047】切換回路80と、クレードル制御装置2
0、表示制御装置21、RF送信コイル駆動装置22お
よび勾配コイル駆動装置23との間には、それぞれ制御
用伝送ライン31_0〜31_3が配設されている。切
換回路80は、例えば、壁5に組み込まれており、壁5
には電磁波フィルタ10が組み込まれている。
【0048】また、電源装置26と、クレードル制御装
置20、表示制御装置21、RF送信コイル駆動装置2
2、勾配コイル駆動装置23、RF受信コイル駆動装置
24およびオペレータコンソール15との間には、それ
ぞれ電力用伝送ライン28_0〜28_5が配設されて
いる。また、切換回路80と、クレードル制御装置2
0、表示制御装置21、RF送信コイル駆動装置22お
よび勾配コイル駆動装置23との間には、それぞれ電力
用伝送ライン30_0〜30_3が配設されている。ま
た、RF受信コイル駆動装置24と、RF受信コイル駆
動部63との間には、電力用伝送ライン30_4および
制御用伝送ライン31_4が配設されている。
【0049】また、切換回路80とクレードル駆動装置
11内に配設された切換回路81との間には、電力用伝
送ライン33_0と制御用伝送ライン34_0,35_
0とが配設されている。また、切換回路80と表示装置
14内に配設された切換回路82との間には、電力用伝
送ライン33_1と制御用伝送ライン34_1,35_
1とが配設されている。また、切換回路80とマグネッ
トシステム12内に配設された切換回路83との間に
は、電力用伝送ライン33_2,33_3と制御用伝送
ライン34_2,35_2,34_3,35_3とが配
設されている。
【0050】また、クレードル駆動装置11内には、切
換回路81およびクレードル駆動部41が配設されてい
る。切換回路81とクレードル駆動部41との間には、
電力用伝送ライン36_0と、制御用伝送ライン37_
0,38_0とが配設されている。切換回路81は、制
御用伝送ライン71を介して受信した制御信号に基づい
て、電力用伝送ライン33_0と36_0との間、制御
用伝送ライン34_0と37_0との間、制御用伝送ラ
イン35_0と38_0との間を接続状態および非接続
状態の何れか一方に設定する。
【0051】また、表示装置14内には、切換回路82
および表示部51が配設されている。切換回路82と表
示部51との間には、電力用伝送ライン36_1と、制
御用伝送ライン37_1,38_1とが配設されてい
る。切換回路82は、制御用伝送ライン72を介して受
信した選択信号に基づいて、電力用伝送ライン33_1
と36_1との間、制御用伝送ライン34_1と37_
1との間、制御用伝送ライン35_1と38_1との間
を接続状態および非接続状態の何れか一方に設定する。
【0052】また、マグネットシステム12内には、切
換回路83、RF送信コイル駆動部61、勾配コイル駆
動部62およびRF受信コイル駆動部63が配設されて
いる。切換回路83とRF送信コイル駆動部61との間
には、電力用伝送ライン36_2と、制御用伝送ライン
37_2,38_2とが配設されている。切換回路83
は、制御用伝送ライン73を介して受信した選択信号に
基づいて、電力用伝送ライン33_2と36_2との
間、制御用伝送ライン34_2と37_2との間、制御
用伝送ライン35_2と38_2との間を接続状態およ
び非接続状態の何れか一方に設定する。
【0053】また、切換回路83と勾配コイル駆動部6
2との間には、電力用伝送ライン36_3と、制御用伝
送ライン37_3,38_3とが配設されている。切換
回路83は、制御用伝送ライン73を介して受信した選
択信号に基づいて、電力用伝送ライン33_3と36_
3との間、制御用伝送ライン34_3と37_3との
間、制御用伝送ライン35_3と38_3との間を接続
状態および非接続状態の何れか一方に設定する。
【0054】以下、ノイズ発生箇所を特定する際のMR
Iシステム1の動作例を説明する。図6〜8は、当該動
作例を説明するためのフローチャートである。ステップ
ST1:オペレータは、例えば、検査結果の画像にホワ
イトノイズによる影響が見られるなどのノイズトラブル
が発生すると、例えば、図2および図4に示す操作部9
7を操作してノイズ発生箇所特定指示を入力する。これ
により、オペレータコンソール15は、操作部97から
入力した操作信号に基づいて、ステップST2以降の処
理を行う。
【0055】ステップST2:オペレータコンソール1
5は、制御用伝送ライン70,71,72,73を介し
て非接続状態に設定することを指示する制御信号を、そ
れぞれ切換回路80,81,82,83に出力する。切
換回路80,81,82,83は、オペレータコンソー
ル15から入力した制御信号に基づいて、電力用伝送ラ
インおよび制御用伝送ラインの全てを非接続状態にす
る。
【0056】ステップST3:オペレータコンソール1
5は、電源装置26からクレードル制御装置20、表示
制御装置21、RF送信コイル駆動装置22、勾配コイ
ル駆動装置23への電源供給の予め規定した複数の第1
の組み合わせパターン(形態)のうち、一つの第1の組
み合わせパターンを選択する。
【0057】第1の組み合わせパターンは、当該第第1
の組み合わせパターンに従って電源装置26からクレー
ドル制御装置20、表示制御装置21、RF送信コイル
駆動装置22および勾配コイル駆動装置23の少なくと
も一つの装置に電力供給を行った状態でノイズが検出さ
れた場合に、何れの装置あるいは当該装置に接続された
電力用伝送ラインまたは制御用伝送ラインがノイズ発生
箇所であるかを特定可能に規定されている。具体的に
は、第1の組み合わせパターンには、電源装置26から
クレードル制御装置20にのみ電力を供給することを規
定するパターン、電源装置26から表示制御装置21に
のみ電力を供給することを規定するパターン、電源装置
26からRF送信コイル駆動装置22にのみ電力を供給
することを規定するパターン、電源装置26から勾配コ
イル駆動装置23にのみ電力を供給することを規定する
パターンなどがある。
【0058】ステップST4:オペレータコンソール1
5は、ステップST3で選択された第1の組み合わせパ
ターンを示す選択信号を制御用伝送ライン27を介して
電源装置26に出力する。電源装置26は、入力した選
択信号に基づいて、クレードル制御装置20、表示制御
装置21、RF送信コイル駆動装置22および勾配コイ
ル駆動装置23にそれぞれ電力用伝送ライン28_0〜
28_5を介して電力を供給する。このとき、電源装置
26からRF受信コイル駆動装置24およびオペレータ
コンソール15へは、選択信号とは無関係に、電力用伝
送ライン28_4および28_5を介して電力が供給さ
れる。また、当該選択信号と無関係に、RF受信コイル
駆動装置24からRF受信コイル駆動部63に、電力用
伝送ライン30_4および制御用伝送ライン31_4を
介して電力および制御信号が伝送され、RF受信コイル
駆動部63が動作する。すなわち、RF受信コイル駆動
部63は、常に、動作しており、RF受信コイルによる
ノイズ検出が可能になっている。
【0059】ステップST5:オペレータコンソール1
5は、RF受信コイル駆動部63から入力した受信信号
に基づいて、ノイズが検出されたか否かを判断する。具
体的には、オペレータコンソール15は、受信信号にノ
イズ特有の波形のピークの有無に基づいて、ノイズを検
出する。
【0060】ステップST6:オペレータコンソール1
5は、ステップST5でノイズを検出した場合には、ス
テップST7の処理に進み、ノイズを検出しなかった場
合にはステップST8の処理に進む。
【0061】ステップST7:オペレータコンソール1
5は、ステップST3で選択した第1の組み合わせパタ
ーンによって特定されるノイズ発生箇所の情報を記憶す
る。具体的には、マシンルーム3および操作ルーム4内
でのノイズ発生源が特定される。
【0062】ステップST8:オペレータコンソール1
5は、予め決められた全ての第1の組み合わせパターン
をステップST3で選択したか否かを判断し、選択した
と判断した場合にはステップST9の処理に進み、選択
していないと判断した場合にはステップST3の処理に
戻る。
【0063】ステップST9:オペレータコンソール1
5は、ステップST6でノイズが検出されたか否かを判
断し、検出された場合には処理を終了し、ステップST
6で記憶したノイズ発生箇所の情報を操作用表示部98
に表示する。サービス係は、当該表示されたノイズ発生
箇所の情報に基づいて、ノイズが出ないように対策を施
す。
【0064】ステップST10:オペレータコンソール
15は、全ての装置に電力を供給することを指示する選
択信号を、制御用伝送ライン27を介して電源装置26
に出力する。また、オペレータコンソール15は、切換
回路81,82,83が全ての電力用伝送ラインおよび
制御用伝送ラインを非接続状態に設定することを指示す
る制御信号を、制御用伝送ライン71,72,73を介
して切換回路81,82,83に出力する。
【0065】ステップST11:オペレータコンソール
15は、切換回路80による電力用伝送ラインおよび制
御用伝送ラインの接続および非接続の組み合わせパター
ンを示す予め規定した複数の第2の組み合わせパターン
(形態)のうち、一つの第2の組み合わせパターンを選
択する。
【0066】第2の組み合わせパターンは、当該第2の
組み合わせパターンに基づいて、切換回路80の接続状
態および非接続状態を規定し、ノイズが検出されたとき
に、ノイズ発生箇所を特定可能に規定されている。例え
ば、第2の組み合わせパターンとしては、電力用伝送ラ
イン30_0と33_0とを接続状態にし、それ以外を
非接続状態にするパターン、制御用伝送ライン31_0
と34_0とを接続状態にし、それ以外を非接続状態に
するパターン、並びに制御用伝送ライン32_0と35
_0とを接続状態にし、それ以外を非接続状態にするパ
ターンなどがある。
【0067】ステップST12:オペレータコンソール
15は、ステップST11で選択した第2の組み合わせ
パターンを実現するための選択信号を制御用伝送ライン
70を介して切換回路80に出力する。切換回路80
は、制御用伝送ライン70を介して入力した選択信号に
基づいて、対応する電力用伝送ラインおよび制御用伝送
ラインを接続状態あるいは非接続状態に設定する。
【0068】ステップST13:オペレータコンソール
15は、RF受信コイル駆動部63から入力した受信信
号に基づいて、ノイズが検出されたか否かを判断する。
【0069】ステップST14:オペレータコンソール
15は、ステップST13でノイズを検出した場合に
は、ステップST15の処理に進み、ノイズを検出しな
かった場合にはステップST16の処理に進む。
【0070】ステップST15:オペレータコンソール
15は、ステップST11で選択した第2の組み合わせ
パターンによって特定されるノイズ発生箇所の情報を記
憶する。具体的には、電力用伝送ライン33_0〜33
_3と、制御用伝送ライン34_0〜34_3,35_
0〜35_3の何れかがノイズ発生原因であることを示
す情報が記憶される。
【0071】ステップST16:オペレータコンソール
15は、予め決められた全ての第2の組み合わせパター
ンをステップST11で選択したか否かを判断し、選択
したと判断した場合にはステップST17の処理に進
み、選択していないと判断した場合にはステップST1
1の処理に戻る。
【0072】ステップST17:オペレータコンソール
15は、ステップST14でノイズが検出されたか否か
を判断し、検出された場合には処理を終了し、ステップ
ST15で記憶したノイズ発生箇所の情報を操作用表示
部98に表示する。サービス係は、当該表示されたノイ
ズ発生箇所の情報に基づいて、ノイズが出ないように対
策を施す。
【0073】ステップST18:オペレータコンソール
15は、全ての装置に電力を供給することを指示する選
択信号を、制御用伝送ライン27を介して電源装置26
に出力する。また、オペレータコンソール15は、切換
回路80が当該切換装置80に対応する全ての電力用伝
送ラインおよび制御用伝送ラインを接続状態に設定する
ことを指示する選択信号を、制御用伝送ライン70を介
して切換回路80に出力する。これにより、切換回路8
0は、当該切換装置80に対応する全ての電力用伝送ラ
インおよび制御用伝送ラインを接続状態に設定する。
【0074】ステップST19:オペレータコンソール
15は、切換回路81,82,83による電力用伝送ラ
インおよび制御用伝送ラインの接続および非接続の組み
合わせパターンを示す予め規定した複数の第3の組み合
わせパターン(形態)のうち、一つの第3の組み合わせ
パターンを選択する。
【0075】第3の組み合わせパターンは、当該第3の
組み合わせパターンに基づいて、切換回路81,82,
83の接続状態および非接続状態を決定し、ノイズが検
出されたときに、ノイズ発生箇所を特定可能に規定され
ている。例えば、第3の組み合わせパターンとしては、
電力用伝送ライン33_0と36_0とを接続状態に
し、それ以外を非接続状態にするパターン、制御用伝送
ライン34_0と37_0とを接続状態にし、それ以外
を非接続状態にするパターン、並びに制御用伝送ライン
35_0と38_0とを接続状態にし、それ以外を非接
続状態にするパターンなどがある。
【0076】ステップST20:オペレータコンソール
15は、ステップST19で選択した第3の組み合わせ
パターンを実現するための選択信号を制御用伝送ライン
71,72,73を介して切換回路81,82,83に
出力する。切換回路81,82,83は、それぞれ制御
用伝送ライン71,72,73を介して入力した選択信
号に基づいて、対応する電力用伝送ラインおよび制御用
伝送ラインを接続状態あるいは非接続状態にする。
【0077】ステップST21:オペレータコンソール
15は、RF受信コイル駆動部63から入力した受信信
号に基づいて、ノイズが検出されたか否かを判断する。
【0078】ステップST22:オペレータコンソール
15は、ステップST21でノイズを検出した場合に
は、ステップST23の処理に進み、ノイズを検出しな
かった場合にはステップST24の処理に進む。
【0079】ステップST23:オペレータコンソール
15は、ステップST18で選択した第3の組み合わせ
パターンによって特定されるノイズ発生箇所の情報を記
憶する。具体的には、電力用伝送ライン36_0〜36
_3と、制御用伝送ライン37_0〜37_3,38_
0〜38_3の何れがノイズ発生源であるかを示す情報
が記憶される。
【0080】ステップST24:オペレータコンソール
15は、予め決められた全ての第3の組み合わせパター
ンをステップST19で選択したか否かを判断し、選択
したと判断した場合には処理を終了し、選択していない
と判断した場合にはステップST19の処理に戻る。
【0081】以上説明したように、MRIシステム1に
よれば、制御用伝送ライン27,70,71,72,7
3を介してそれぞれ電源装置26、切換回路81,8
2,83にオペレータコンソール15から選択信号を出
力することで、クレードル制御装置20、表示制御装置
21、RF送信コイル駆動装置22および勾配コイル駆
動装置23への電力供給、切換回路80,81,82,
83の接続状態および非接続状態を任意に設定でき、各
設定をオペレータコンソール15で自動的に切り換え、
RF受信コイルの受信結果にノイズが発生した組み合わ
せから、ノイズ発生源を自動的に特定できる。そのた
め、MRIシステム1のサービス係の負担を軽減できる
と共に、ノイズ発生源特定までの時間を短縮でき、病院
側への影響を小さくできる。また、ノイズ発生源を自動
的に特定するため、サービス係のスキルに依存せずに、
ノイズ発生源を的確に特定できる。
【0082】また、MRIシステム1によれば、図5に
示すように、クレードル駆動装置11内に切換回路81
を設け、表示装置14内に切換回路82を設け、マグネ
ットシステム12内に切換回路83を設けたことで、ク
レードル駆動装置11、表示装置14およびマグネット
システム12を収納ケースを取り外すことなく、簡単に
ノイズ発生箇所を特定できる。
【0083】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、図5に示す構成を
用いて、ノイズ発生源を特定したが、本発明は、図5に
示す構成には限定されない。例えば、本実施形態では、
本発明の一例として、図5に示す構成を例示するが、本
発明の構成は、図5に示すものには限定されない。例え
ば、図9に示すように、スキャンルーム2内のエアコン
ディショナー200に電源装置26から電力を供給する
電力用伝送ライン201と、オペレータコンソール15
から選択信号を送出する制御用伝送ライン202とを設
け、ノイズ発生源を特定する際に、エアコンディショナ
ー200への電力および選択信号の供給をオン/オフし
てもよい。
【0084】また、図5を用いて説明したスキャンルー
ム2内に配設された制御用伝送ライン34_0〜34_
3,35_0〜35_3,71,72,73,32_4
として、電線の代わりに光ケーブルを用いてもよい。こ
の場合には、切換回路80,81は、電力用伝送ライン
の接続および非接続の設定のみを行う。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気共鳴映像システムの動作に悪影響を及ぼすノイズを
短時間に簡単に特定できるノイズ発生箇所特定装置、並
びに当該ノイズ発生箇所特定装置を用いた磁気共鳴映像
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態のMRIシステムの
構成要素の配置を説明するための図である。
【図2】図2は、図1に示すマグネットシステムおよび
オペレータコンソールの外観図である。
【図3】図3は、図1および図2に示すマグネットシス
テムを説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示すオペレータコンソールを説
明するための図である。
【図5】図5は、図1に示すMRIシステムのノイズ発
生箇所特定に係わる構成を説明するための図である。
【図6】図6は、図1に示すMRIシステム1のノイズ
発生箇所を特定する際の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】図7は、図1に示すMRIシステム1のノイズ
発生箇所を特定する際の動作を説明するための図6に示
す続きのフローチャートである。
【図8】図8は、図1に示すMRIシステム1のノイズ
発生箇所を特定する際の動作を説明するための図7に示
す続きのフローチャートである。
【図9】図9は、図1に示すMRIシステムの変形例を
説明するための図である。
【図10】図10は、従来のMRIシステムの構成を説
明するための図である。
【符号の説明】 1…MRIシステム、2…スキャンルーム、3…マシン
ルーム、4…操作ルーム、5,8…壁、6…ドア、7…
窓、10…MRI装置、11…クレードル駆動装置、1
2…マグネットシステム、13…被検体、14…表示装
置、15…オペレータコンソール、20…クレードル制
御装置、21…表示制御装置、22…RF送信コイル駆
動装置、23…勾配コイル駆動装置、26…電源装置、
91a,91b…マグネット部、92a,92b…勾配
コイル部、93a,93b…RFコイル部、27,31
_0〜31_4,32_0〜32_4,34_0〜34
_4,35_0〜35_4,37_0〜37_4,38
_0〜38_4,70,71,72,73…制御用伝送
ライン、28_0〜28_5,30_0〜30_4、3
3_0〜33_4,36_0〜36_3…電力用伝送ラ
イン、41…クレードル駆動部、51…表示部、61…
RF送信コイル駆動部、62…勾配コイル駆動部、63
…RF受信コイル駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 慎也 東京都日野市旭が丘四丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C096 AB07 AB37 AD17 EA06 FA11

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単数または複数の電子回路を備え、静磁場
    空間内で被検体に高周波磁場を形成し、被検体から励起
    されたスピンが生じる電磁波を受信コイルで受信して磁
    気共鳴信号を得る磁気共鳴映像装置と、 電源装置と、 前記電源装置から電力の供給を受けて、対応する前記電
    子部品に向けて電力および制御信号の少なくとも一方を
    送出する単数または複数の信号電力供給装置と、 前記信号電力供給装置から送出された電力および制御信
    号の少なくとも一方を前記電子回路に向けて伝送する単
    数または複数の伝送ラインとを有する磁気共鳴映像シス
    テムのノイズ発生箇所を特定するノイズ発生箇所特定装
    置であって、 前記伝送ライン上あるいは当該伝送ラインの端部に配設
    され、当該伝送ラインの一部あるいは全体への、前記信
    号電力供給装置から送出された電力および制御信号の少
    なくとも一方の供給の有無を選択信号に基づいて切り換
    える切換回路と、 前記選択信号を生成し、当該選択信号と前記受信コイル
    の検出結果とに基づいて、ノイズ発生箇所を特定する制
    御装置とを有するノイズ発生箇所特定装置。
  2. 【請求項2】第1の領域に配設され、単数または複数の
    電子回路を備え、静磁場空間内で被検体に高周波磁場を
    形成し、被検体から励起されたスピンが生じる電磁波を
    受信コイルで受信して磁気共鳴信号を得る磁気共鳴映像
    装置と、 第2の領域に配設された電源装置と、 前記第2の領域に配設され、前記電源装置から電力の供
    給を受けて、対応する前記電子部品に向けて電力および
    制御信号の少なくとも一方を送出する単数または複数の
    信号電力供給装置と、 前記第1の領域に配設され、対応する前記信号電力供給
    装置から送出された電力および制御信号の少なくとも一
    方を伝送する単数または複数の第1の伝送ラインと、 前記磁気共鳴映像装置内または当該磁気共鳴映像装置に
    隣接して配設され、前記第1の伝送ラインを介して伝送
    された電力および制御信号の少なくとも一方を、対応す
    る前記電子回路に伝送する単数または複数の第2の伝送
    ラインとを有する磁気共鳴映像システムのノイズ箇所を
    特定するノイズ発生箇所特定装置であって、 前記信号電力供給装置から送出された電力および制御信
    号の少なくとも一方を、当該信号電力供給装置に対応す
    る前記第1の伝送ラインに伝送するか否かを設定する第
    1の切換回路と、 前記第1の伝送ラインを介して伝送された電力および制
    御信号の少なくとも一方を、当該第1の伝送ラインに対
    応する前記第2の伝送ラインに伝送するか否かを設定を
    決定する第2の切換回路と、 前記信号電力供給装置が当該信号電力供給装置に対応す
    る前記電子部品に向けて電力および制御信号の少なくと
    も一方を送出するか否かの制御、並びに前記第1の切換
    回路および前記第2の切換回路の前記設定の制御を行う
    制御装置とを有するノイズ発生箇所特定装置。
  3. 【請求項3】前記制御装置は、ノイズが発生した場合
    に、前記制御の内容並びに前記受信コイルの受信結果に
    基づいて、前記ノイズの原因箇所を特定する請求項1に
    記載のノイズ発生箇所特定装置。
  4. 【請求項4】前記制御装置による前記制御とは無関係
    に、前記受信コイルに電力および制御信号の少なくとも
    一方を供給する第3の伝送ラインをさらに有する請求項
    2または請求項3に記載のノイズ発生箇所特定装置。
  5. 【請求項5】前記制御装置は、前記電力および制御信号
    の少なくとも一方を前記信号電力供給装置から前記電子
    回路に向けて送出する予め決められた単数または複数の
    組み合わせパターンを順に用いて、前記信号電力供給装
    置が当該信号電力供給装置に対応する前記電子部品に向
    けて電力および制御信号の少なくとも一方を送出するか
    否かを制御し、前記電力および制御信号が前記第1の伝
    送ラインに送出されないように前記第1の切換回路の設
    定を制御した場合に、前記受信コイルがノイズを検出す
    ると、当該ノイズを検出したときに用いた前記組み合わ
    せパターンに対応する前記信号電力供給装置または前記
    第1の伝送ラインがノイズ原因であると判断する請求項
    3に記載のノイズ発生箇所特定装置。
  6. 【請求項6】前記制御装置は、 全ての前記組み合わせパターンを用いて前記信号電力供
    給装置による前記電力および制御信号の少なくとも一方
    を送出を制御しても前記受信コイルがノイズを検出しな
    い場合に、 電力および制御信号の少なくとも一方を伝送する第1の
    伝送ラインを規定する予め決められた単数または複数の
    組み合わせパターンを順に用いて、前記第1の切換回路
    の前記設定の制御を行い、前記電力および制御信号が前
    記第2の伝送ラインに伝送されないように前記第2の切
    換回路の前記設定を制御した場合に、前記受信コイルが
    ノイズを検出すると、当該ノイズを検出したときに用い
    た前記組み合わせパターンに対応する前記第1の伝送ラ
    インがノイズ原因であると判断する請求項5に記載のノ
    イズ発生箇所特定装置。
  7. 【請求項7】前記制御装置は、 全ての前記組み合わせパターンを用いて前記第1の切換
    回路の前記設定を制御しても前記受信コイルがノイズを
    検出しない場合に、 電力および制御信号の少なくとも一方を伝送する第2の
    伝送ラインを規定する予め決められた単数または複数の
    組み合わせパターンを順に用いて前記第2の切換回路の
    前記設定を制御し、前記受信コイルがノイズを検出する
    と、当該ノイズを検出したときに用いた前記組み合わせ
    パターンに対応する前記第2の伝送ラインまたは当該第
    2の伝送ラインに対応する電子回路にノイズ原因がある
    と判断する請求項6に記載のノイズ発生箇所特定装置。
  8. 【請求項8】前記磁気共鳴映像システムが、 前記磁気共鳴映像装置を用いた前記被検体の検査に用い
    られる処理を行う単数または複数の処理装置と、 前記電源装置から電力の供給を受けて、対応する処理装
    置内の電子部品に向けて電力および制御信号の少なくと
    も一方を送出する単数または複数の処理装置用信号電力
    供給装置と、 前記信号電力供給装置から送出された電力および制御信
    号の少なくとも一方を前記処理装置内の電子回路に向け
    て伝送する単数または複数の処理装置用伝送ラインとを
    さらに有する場合に、 前記ノイズ発生箇所特定装置は、 前記処理装置用伝送ライン上あるいは当該処理装置用伝
    送ラインの端部に配設され、当該処理装置用伝送ライン
    の一部あるいは全体への、前記処理装置用信号電力供給
    装置から送出された電力および制御信号の少なくとも一
    方の供給の有無を処理装置用選択信号に基づいて切り換
    える処理装置用切換回路をさらに有し、 前記制御装置は、前記処理装置用選択信号を生成し、当
    該処理装置用選択信号と前記受信コイルの検出結果とに
    基づいて、ノイズ発生箇所を特定する請求項1〜7のい
    ずれかに記載のノイズ発生箇所特定装置。
  9. 【請求項9】第1の領域に配設され、単数または複数の
    電子回路を備え、静磁場空間内で被検体に高周波磁場を
    形成し、被検体から励起されたスピンが生じる電磁波を
    受信コイルで受信して磁気共鳴信号を得る磁気共鳴映像
    装置と、 第2の領域に配設され、電力の供給を受けて、第1の選
    択信号に基づいて、前記磁気共鳴映像装置内の対応する
    電子部品に電力および制御信号の少なくとも一方を送出
    するか否かを決定する単数または複数の信号電力供給装
    置と、 前記第2の領域に配設され、第1の選択信号に基づい
    て、前記信号電力供給装置に電力を供給するか否かを決
    定する電源装置と、 前記第1の領域に配設され、対応する前記信号電力供給
    装置から送出された電力および制御信号の少なくとも一
    方を伝送する単数または複数の第1の伝送ラインと、 前記磁気共鳴映像装置内または当該磁気共鳴映像装置に
    隣接して配設され、前記第1の伝送ラインを介して伝送
    された電力および制御信号の少なくとも一方を、対応す
    る前記電子回路に伝送する単数または複数の第2の伝送
    ラインと、 第2の選択信号に基づいて、前記信号電力供給装置から
    供給された電力および制御信号の少なくとも一方を、当
    該信号電力供給装置に対応する前記第1の伝送ラインに
    伝送するか否かを決定する第1の切換回路と、 第3の選択信号に基づいて、前記第1の伝送ラインを介
    して伝送された電力および制御信号の少なくとも一方
    を、当該第1の伝送ラインに対応する前記第2の伝送ラ
    インに伝送するか否かを決定する第2の切換回路と、 前記第2の領域に配設され、前記第1の選択信号、前記
    第2の選択信号および前記第3の選択信号を生成する制
    御装置とを有する磁気共鳴映像システム。
  10. 【請求項10】前記制御装置は、ノイズが発生した場合
    に、前記第1の選択信号、前記第2の選択信号、前記第
    3の選択信号、および前記受信コイルの受信結果に基づ
    いて、前記ノイズの原因箇所を特定する請求項9に記載
    の磁気共鳴映像システム。
  11. 【請求項11】前記第1の選択信号、前記第2の選択信
    号および前記第3の選択信号とは無関係に、前記受信コ
    イルに電力および制御信号の少なくとも一方を供給する
    第3の伝送ラインをさらに有する請求項9または請求項
    10に記載の磁気共鳴映像システム。
  12. 【請求項12】前記磁気共鳴映像装置を用いた前記被検
    体の検査に用いられる処理を行う単数または複数の処理
    装置と、 前記電源装置から電力の供給を受けて、対応する処理装
    置内の電子部品に向けて電力および制御信号の少なくと
    も一方を送出する単数または複数の処理装置用信号電力
    供給装置と、 前記信号電力供給装置から送出された電力および制御信
    号の少なくとも一方を前記処理装置内の電子回路に向け
    て伝送する単数または複数の処理装置用伝送ラインと、 前記処理装置用伝送ライン上あるいは当該処理装置用伝
    送ラインの端部に配設され、当該処理装置用伝送ライン
    の一部あるいは全体への、前記処理装置用信号電力供給
    装置から送出された電力および制御信号の少なくとも一
    方の供給の有無を処理装置用選択信号に基づいて切り換
    える処理装置用切換回路とをさらに有し、 前記制御装置は、前記処理装置用選択信号を生成し、当
    該処理装置用選択信号と前記受信コイルの検出結果とに
    基づいて、ノイズ発生箇所を特定する請求項9〜11の
    いずれかに記載の磁気共鳴映像システム。
  13. 【請求項13】前記第1の領域と前記第2の領域を仕切
    る電磁波遮断部材をさらに有する請求項9に記載の磁気
    共鳴映像システム。
  14. 【請求項14】前記第2の領域は、電磁波遮断部材によ
    って仕切られた第3の領域および第4の領域を有し、 前記電源装置および前記信号電力供給装置は第3の領域
    に配設され、 前記制御装置は、第4の領域に配設されている請求項9
    〜13のいずれかに記載の磁気共鳴映像システム。
JP2001096305A 2001-03-29 2001-03-29 磁気共鳴映像システム Expired - Fee Related JP4772198B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096305A JP4772198B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 磁気共鳴映像システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001096305A JP4772198B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 磁気共鳴映像システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002291715A true JP2002291715A (ja) 2002-10-08
JP4772198B2 JP4772198B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=18950232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001096305A Expired - Fee Related JP4772198B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 磁気共鳴映像システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4772198B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030023A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 株式会社東芝 Rfコイル保管装置
WO2019073674A1 (ja) * 2017-10-12 2019-04-18 株式会社日立製作所 ノイズ発生源探索装置及びノイズ発生源探索方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650605U (ja) * 1992-12-22 1994-07-12 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Mri装置
JPH0650606U (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Mri装置
JPH0666630U (ja) * 1993-03-01 1994-09-20 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Mriシステム
JPH10243934A (ja) * 1997-03-07 1998-09-14 Shimadzu Corp 磁気共鳴診断装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650605U (ja) * 1992-12-22 1994-07-12 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Mri装置
JPH0650606U (ja) * 1992-12-25 1994-07-12 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Mri装置
JPH0666630U (ja) * 1993-03-01 1994-09-20 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Mriシステム
JPH10243934A (ja) * 1997-03-07 1998-09-14 Shimadzu Corp 磁気共鳴診断装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030023A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 株式会社東芝 Rfコイル保管装置
WO2019073674A1 (ja) * 2017-10-12 2019-04-18 株式会社日立製作所 ノイズ発生源探索装置及びノイズ発生源探索方法
JP2019071988A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 株式会社日立製作所 ノイズ発生源探索装置及びノイズ発生源探索方法
US10996295B1 (en) 2017-10-12 2021-05-04 Hitachi, Ltd. Noise generation source search device and noise generation source search method

Also Published As

Publication number Publication date
JP4772198B2 (ja) 2011-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5047537B2 (ja) 複数の駆動装置を利用する磁気共鳴エラストグラフィ
US7330030B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
US9687170B2 (en) System and method for performing magnetic resonance imaging scan operations from within a scan room
JP2003190112A (ja) 表示装置及び磁気共鳴イメージング装置
JP2007007040A (ja) 手術支援システム
US7268548B2 (en) System and method for reducing auditory perception of noise associated with a medical imaging process
EP1960802A1 (en) Arrangement for receiving and/or transmitting rf signals especially in a mri system
US6741879B2 (en) Acoustic gating monitor for magnetic resonance imaging system
JP2016524510A (ja) 磁気共鳴画像化被験者支持器
JP2003245243A (ja) 内視鏡形状検出装置
JP4772198B2 (ja) 磁気共鳴映像システム
US20120089011A1 (en) Method and apparatus for scanning control and displaying images in a magnetic resonance scanning chamber
US4689565A (en) Nuclear magnetic resonance apparatus having a communication system
JP2007144140A (ja) 磁気共鳴イメージング装置およびこの装置における高周波コイルの設置位置を検出する方法
CN107340485B (zh) 磁共振成像系统
JP2003290129A (ja) 内視鏡形状検出装置
JPH088919B2 (ja) 生体電気/生体物理現象の表示装置
JP5475483B2 (ja) Mri装置
JPH09299346A (ja) Mri用診断治療器具および医用診断・治療システム
JP2005124855A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4202843B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
EP3524994A1 (en) Mri with acoustic sound in pre-data-acquisition-mode
JP6426839B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2007510440A (ja) 磁気共鳴の応用のための電気音響ケーブル
JP2007222429A (ja) 磁気共鳴イメージング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20070724

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110622

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees