JPH0650604Y2 - 伸縮式ローリングタワー - Google Patents
伸縮式ローリングタワーInfo
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- JPH0650604Y2 JPH0650604Y2 JP1988000011U JP1188U JPH0650604Y2 JP H0650604 Y2 JPH0650604 Y2 JP H0650604Y2 JP 1988000011 U JP1988000011 U JP 1988000011U JP 1188 U JP1188 U JP 1188U JP H0650604 Y2 JPH0650604 Y2 JP H0650604Y2
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Description
この考案は、高さの調節ができ、不使用時に作業台等を
コンパクトに縮小でき、かつ移動及び保管が容易な伸縮
式ローリングタワーに関する。
コンパクトに縮小でき、かつ移動及び保管が容易な伸縮
式ローリングタワーに関する。
建設現場等の天井、壁等の高所の作業に使う移動式の足
場には、枠組式ローリングタワー、小型タワーリフト等
がある。 従来の枠組式ローリングタワーには、 (1)下端にキャスタを備えた下部枠体と、手摺枠と作
業床からなる作業台を上部に有する上部枠体とからな
り、下部枠体の両側部に上部枠体を案内するガイドレー
ルを垂直に固着し、各ガイドレールに沿ってチェーンラ
ックを付設し、下部枠体の下端部にアウトリガーを装着
し、上部枠体の両側部に前記チェーンラックとそれぞれ
噛合するクライミングギヤーを共通の軸にて軸支し、前
記軸に固着された伝動ギヤーと上部枠体に軸支したハン
ドルの操作によって回転する駆動ギヤーとの間にチェー
ンを掛け渡し、前記ハンドルの回転により上部枠体を昇
降させるようにしたもの(実開昭61−170658公報参
照)、 (2)下端にキャスタを備えた下部枠体と、手摺枠と作
業床からなる作業台を上部に有する上部枠体と、操作レ
バーの操作により上部枠体の下部枠体に対する上下方向
の位置を調節する高低調節手段とからなり、作業台の作
業床と作業現場の床との間に梯子を伸縮可能に設けたも
の(実開昭60−68134号)、 (3)架台枠の下端にキャスタを設け、架台枠の上端に
手摺枠と作業床からなる作業台を取付け、前記作業床に
対応する架台枠の上部の両側にそれぞれ手摺枠を回動可
能に取付け、作業台を使う時には、前記手摺枠を作業床
の周縁部の上側に略垂直に保持してその上側部を手摺と
し、作業台を使わない時には、前記手摺枠を下方に略18
0°回動させて作業床の周縁部の下側に垂下させるよう
にしたもの(実開昭61−117830公報参照) 等がある。
場には、枠組式ローリングタワー、小型タワーリフト等
がある。 従来の枠組式ローリングタワーには、 (1)下端にキャスタを備えた下部枠体と、手摺枠と作
業床からなる作業台を上部に有する上部枠体とからな
り、下部枠体の両側部に上部枠体を案内するガイドレー
ルを垂直に固着し、各ガイドレールに沿ってチェーンラ
ックを付設し、下部枠体の下端部にアウトリガーを装着
し、上部枠体の両側部に前記チェーンラックとそれぞれ
噛合するクライミングギヤーを共通の軸にて軸支し、前
記軸に固着された伝動ギヤーと上部枠体に軸支したハン
ドルの操作によって回転する駆動ギヤーとの間にチェー
ンを掛け渡し、前記ハンドルの回転により上部枠体を昇
降させるようにしたもの(実開昭61−170658公報参
照)、 (2)下端にキャスタを備えた下部枠体と、手摺枠と作
業床からなる作業台を上部に有する上部枠体と、操作レ
バーの操作により上部枠体の下部枠体に対する上下方向
の位置を調節する高低調節手段とからなり、作業台の作
業床と作業現場の床との間に梯子を伸縮可能に設けたも
の(実開昭60−68134号)、 (3)架台枠の下端にキャスタを設け、架台枠の上端に
手摺枠と作業床からなる作業台を取付け、前記作業床に
対応する架台枠の上部の両側にそれぞれ手摺枠を回動可
能に取付け、作業台を使う時には、前記手摺枠を作業床
の周縁部の上側に略垂直に保持してその上側部を手摺と
し、作業台を使わない時には、前記手摺枠を下方に略18
0°回動させて作業床の周縁部の下側に垂下させるよう
にしたもの(実開昭61−117830公報参照) 等がある。
上記(1)及び(2)の枠組式ローリングタワーは、作
業台が昇降でき、梯子は伸縮可能になっていて、天井、
壁等の作業位置の高さの変化に容易に対応できるが、作
業台を大きくして使用時の作業性をよくすると、嵩も重
量も大きくなり、不使用時にその嵩を小さくすることが
できず、エレベータ等を使って行う他の工事現場への移
動が困難になってしまう欠点がある。 上記(3)の枠組式ローリングタワーは、作業床に対応
する架台枠の上部の両側にそれぞれ手摺枠を回動可能に
取付け、作業台を使う時には、手摺枠を作業床の周縁部
の上側に略垂直に保持してその上側部を手摺として使
い、作業台を使わない時(手摺枠が邪魔になる時)に
は、手摺枠を下方に略180°回動させて作業床の周縁部
の下側に垂下させ、枠組式ローリングタワーの高さを小
さくすることができるが、不使用時に作業床の平面視の
面積を縮小することができないから、不使用時に作業台
の嵩を大幅に縮小することができない欠点がある。 この出願の考案の解決しようとする課題は、上述のよう
な従来技術の欠点を有しない伸縮式ローリングタワーを
提供すること、換言すると、作業性が良く、操作が容易
で、不使用時に作業台等の嵩を大幅に縮小することがで
きる伸縮式ローリングタワーを提供することにある。
業台が昇降でき、梯子は伸縮可能になっていて、天井、
壁等の作業位置の高さの変化に容易に対応できるが、作
業台を大きくして使用時の作業性をよくすると、嵩も重
量も大きくなり、不使用時にその嵩を小さくすることが
できず、エレベータ等を使って行う他の工事現場への移
動が困難になってしまう欠点がある。 上記(3)の枠組式ローリングタワーは、作業床に対応
する架台枠の上部の両側にそれぞれ手摺枠を回動可能に
取付け、作業台を使う時には、手摺枠を作業床の周縁部
の上側に略垂直に保持してその上側部を手摺として使
い、作業台を使わない時(手摺枠が邪魔になる時)に
は、手摺枠を下方に略180°回動させて作業床の周縁部
の下側に垂下させ、枠組式ローリングタワーの高さを小
さくすることができるが、不使用時に作業床の平面視の
面積を縮小することができないから、不使用時に作業台
の嵩を大幅に縮小することができない欠点がある。 この出願の考案の解決しようとする課題は、上述のよう
な従来技術の欠点を有しない伸縮式ローリングタワーを
提供すること、換言すると、作業性が良く、操作が容易
で、不使用時に作業台等の嵩を大幅に縮小することがで
きる伸縮式ローリングタワーを提供することにある。
この考案は、前記課題を解決する手段として次の構成を
採用するものである。 この考案の構成は、キャスターを取付けた台枠の両側に
それぞれ下部支持柱を立設して下部架構を形成し、前記
下部支持柱に上下動できるように取付けた上部支持柱の
上端に上部支持体を固定して上部架構を形成し、下部架
構に対する上部架構の上下方向の位置を調節する高低調
整手段を下部架構と上部架構とに亘って配設し、作業床
と手摺枠とからなる作業台を上部支持体に取付け、下部
架構と上部架構とに亘って梯子を配設した伸縮式ローリ
ングタワーにおいて、作業床が中央床と該中央床の両側
に位置する側床とで構成され、中央床が上部支持体上に
取付けられ、各側床が側床支持部材に取付けられ、該側
床支持部材が上部支持体に回動可能に取付けられ、かつ
手摺枠の下部が側床支持部材に取付けられ、作業台を使
用する時には、中央床と側床とで作業床が形成できる位
置に各側床支持部材を保持して、手摺枠を作業床の周囲
の上方に位置させ、作業台を使用しない時には、各側床
支持部材を回動させて、上部支持体上に取付けた中央床
の下側に側床支持部材、側床及び手摺枠を位置させ得る
ように構成されていることを特徴とする伸縮式ローリン
グタワーにある。 下部支持柱及び上部支持柱は、例えば、管体で構成する
とよい。一側の支持柱の数は、1本でも2本以上でもよ
い。 作業台の作業床は、中央床と該中央床の両側に位置する
側床とで構成し、中央床を直接又は間接に上部支持体に
取付ける。側床は、上部支持体に回動可能に取付けた側
床支持部材に直接又は間接に取付ける。 上部支持体と側床支持部材との使用状態及び不使用状態
の保持には、抜き差し自在の固定ピンを使うと操作が容
易になる。 手摺枠は、例えば、両側の側床支持部材にそれぞれの下
部を取付けた枠体と、該枠体にそれぞれ開閉自在に取付
けた扉とで構成すると便利である。前記扉は一方開きで
も両開きでもよい。また、前記扉の代わりに取外しがで
きる手摺杆を取付けたものも使用できる。 実施例では台枠に支持腕を介してキャスターを取付けて
いるが、台枠にキャスーを直接取付けて、下部架構にア
ウトリガーを取付けるようにしてもよい。 なお、この考案の伸縮式ローリングタワーは、小型のも
のに適し、伸縮式ローリングタワーを構成する部材を管
体で造ると軽量化できる。
採用するものである。 この考案の構成は、キャスターを取付けた台枠の両側に
それぞれ下部支持柱を立設して下部架構を形成し、前記
下部支持柱に上下動できるように取付けた上部支持柱の
上端に上部支持体を固定して上部架構を形成し、下部架
構に対する上部架構の上下方向の位置を調節する高低調
整手段を下部架構と上部架構とに亘って配設し、作業床
と手摺枠とからなる作業台を上部支持体に取付け、下部
架構と上部架構とに亘って梯子を配設した伸縮式ローリ
ングタワーにおいて、作業床が中央床と該中央床の両側
に位置する側床とで構成され、中央床が上部支持体上に
取付けられ、各側床が側床支持部材に取付けられ、該側
床支持部材が上部支持体に回動可能に取付けられ、かつ
手摺枠の下部が側床支持部材に取付けられ、作業台を使
用する時には、中央床と側床とで作業床が形成できる位
置に各側床支持部材を保持して、手摺枠を作業床の周囲
の上方に位置させ、作業台を使用しない時には、各側床
支持部材を回動させて、上部支持体上に取付けた中央床
の下側に側床支持部材、側床及び手摺枠を位置させ得る
ように構成されていることを特徴とする伸縮式ローリン
グタワーにある。 下部支持柱及び上部支持柱は、例えば、管体で構成する
とよい。一側の支持柱の数は、1本でも2本以上でもよ
い。 作業台の作業床は、中央床と該中央床の両側に位置する
側床とで構成し、中央床を直接又は間接に上部支持体に
取付ける。側床は、上部支持体に回動可能に取付けた側
床支持部材に直接又は間接に取付ける。 上部支持体と側床支持部材との使用状態及び不使用状態
の保持には、抜き差し自在の固定ピンを使うと操作が容
易になる。 手摺枠は、例えば、両側の側床支持部材にそれぞれの下
部を取付けた枠体と、該枠体にそれぞれ開閉自在に取付
けた扉とで構成すると便利である。前記扉は一方開きで
も両開きでもよい。また、前記扉の代わりに取外しがで
きる手摺杆を取付けたものも使用できる。 実施例では台枠に支持腕を介してキャスターを取付けて
いるが、台枠にキャスーを直接取付けて、下部架構にア
ウトリガーを取付けるようにしてもよい。 なお、この考案の伸縮式ローリングタワーは、小型のも
のに適し、伸縮式ローリングタワーを構成する部材を管
体で造ると軽量化できる。
実施例の伸縮式ローリングタワーは、第1図ないし第16
図に示され、キャスター11を備えた支持腕12を回動自在
に支持する台枠13に一対の下部支持管柱14、15を立設
し、下部支持管柱14、15の上端を連結杆16で連結してな
る下部架構10と、一対の下部支持管柱14、15に嵌合する
一対の上部支持管柱21、22とこの上部支持管柱21、22の
上端に上部支持体23、24、25を取付けてなる上部架構20
と、下部架構10に対する上部架構20の上下方向の位置
(高さ)を調節する高低調節手段30と、前記上部支持体
に取付けた作業床と手摺枠とからなる作業台50と、前記
下部架構10の台枠13と作業台50とに亘つて掛け渡された
伸縮できる梯子60とから構成されている。 以下、実施例の伸縮式ローリングタワーを、主要な構成
部分等に分けて、詳細に説明する。 [下部架構] 下部架構10の台枠13は、第1図、第2図、第7図等に示
されているように、所定間隔をおいて平行に配した下枠
杆13a、13bの端部よりの部分に下部連結体13cの両端を
固定して形成し、下部連結体13cに隣接する下枠杆13a、
13bの部分に断面4角形の下部支持管柱14、15の下部を
固定し、上部連結体16の両端を下部支持管柱14、15の上
端部に固定し、かつ、斜杆17、18の両端を上部連結体16
の中途と下部支持管柱14、15の下方部分とに固定し、斜
杆19の両端を下枠杆13aの端部によりの部分と支持管柱1
4の中途とに固定し、下部架構10を構成する。 第7図に示すように、各下枠杆13a、13bの両端部に、そ
れぞれ上下方向の軸孔13eもつ短管13dを固定し、第8図
及び第9図に示した支持腕12の軸孔12aと前記短管13dの
軸孔13eとを一致させ、各孔12a、13eに軸12s(第3図)
を通して支持腕12を下枠杆13a、13bの両端部に回動自在
に取付ける。支持腕12の軸孔12aの周囲に複数のピン孔1
2eが穿たれてあり、このピン孔12eと各下枠杆13a、13b
の両端部の軸孔13eの近くに穿たれたピン孔13f(第7
図)とを一致させ、これらのピン孔12e、13fに固定ピン
12p(第10図)を通して、支持腕12と下枠杆13a、13bと
の位置関係を複数の位置で固定できるようにする。固定
ピン12pの端部の孔に鎖の一端が取付けられ、この鎖の
他端が下枠杆13a、13b等の適宜の位置に固定され、固定
ピン12pが紛失しないようになつている。 支持腕12の短管12dの孔12cにキャスター11の垂直軸11a
(第3図)を嵌合し、キャスター11を支持腕12に前記垂
直軸11aを中心として回動自在に支持する。なお、キャ
スター11はストッパー11bを備えている。 [上部架構] 上部架構20は、第1図ないし第3図、第11図及び第12図
等に示すように、下部支持管柱14、15にそれぞれ嵌合す
る一対の上部支持管柱21、22の上端を、上部支持杆24、
23の中央から外れた端部寄りの部分に固定し、上部支持
杆23、24の中央部間を連結板25で連結して構成する。そ
して、第11図に示すように、上部支持杆23、24の各端部
にブラケット27を固定する。このブラケット27の中央に
はヒンジピン孔27aが穿たれ、このヒンジピン孔27aの上
下に等しい間隔dをおいて固定ピン孔27b、27cが穿たれ
ている。 [高低調節手段] 第12図に示すように、一方の下部支持管柱14に手動回動
手段31が取付ける。手動回動手段31は、下部支持管柱14
の外側面に軸受支持枠31aを固定し、その軸受31bで軸31
cを支持し、この軸31cの外側にハンドル31dを固定し、
内側にチェーンホイール31eを固定して構成されてい
る。下部支持管柱14、15の下端部にそれぞれ軸受保持体
32を固定し、該軸受保持体32に保持した軸受32aで横軸3
3b、33cを支持し、該横軸33b、33cに傘歯車34、35を固
定し、各横軸33b、33cを下部架構10の台枠13の下方に略
水平に配設される連結軸33a及び取外し自在の連結具33d
を介して互いに連結し、連結軸33a、横軸33b、33c、及
び連結具33dで長軸33を構成する。一方の横軸33bの外端
部にチェーンホイール36を固定し、このチェーンホイー
ル36と前記チェーンホイール31eとに無端チエーン31fを
掛ける。なお、無端チエーン31f、チェーンホイール36
等の外側をカバー31gで覆う。 下部架構10の下部支持管柱14、15の下端部に軸受37を固
定し、これらの軸受37に縦軸38、39を通し、縦軸38、39
の下端に、前記傘歯車34、35と噛合う傘歯車40、41を固
定し、これらの縦軸38、39の上端を取外し自在の連結具
38a、38aを介してねじ棒42、43の下端部に連結する。 そして、下部支持管柱14、15内に嵌入され上部支持管柱
21、22の下端部にねじ孔のある雌ねじ部材44、45を固定
し、この雌ねじ部材44、45のねじ孔に前記ねじ棒42、43
をねじ込んで、高低調節手段30を構成する。 したがって、前記ハンドル31dを回すと、軸31cが回動し
てチェーンホイール31eが回動し、その回動が無端チエ
ーン31fを介してチェーンホイール36に伝えられ、一方
の横軸33bが回動し、この横軸33bの回動が連結軸33aを
介して他の横軸33cに伝えられ、各横軸33b、33cの回動
が傘歯車34、35及び40、41を介して縦軸38、39に伝えら
れ、縦軸38、39の回転が取外し自在の連結具38a、39aを
介してねじ棒42、43に伝えられ、これらのねじ棒42、43
が同じ方向に回転することにより、雌ねじ部材44、45が
同時に上下動し、雌ねじ部材44、45に固定されている上
部支持管柱21、22の下端部、すなわち、上部架構20を上
下動させ得るようになつている。 [作業台] 作業台50は、手摺枠、作業床等で構成されている。 作業床58は、第3図に示すように、3つに分割され、中
央部分の中央床58aと、中央床58aの両外側に位置する側
床58b、58bとで構成する。中央床58aは、例えば、上部
支持杆23、24間を連結する中央連結板25自体(又は中央
連結板25上に載置されて動かないように取付けた床板)
で構成され、側床58b、58bは、例えば、後記コ字形枠51
の下部の側床支持部材51a間を連結する下部連結板51b
(又は下部連結板51b上に載置されて動かないように取
付けた床板)で構成される。 作業台50の手摺枠は、例えば、第1図ないし第6図、及
び第13図等に示すように、平面視がコ字形の対のコ字形
枠51、51と、各コ字形51、51にそれぞれ回動自在に連結
した扉52、52とで構成される。 所定間隔をおいて配した一対の短い側床支持部材51aに
外側縁がL字形断面の下部連結板51b(第13図)の両端
部を固定し、各側床支持部材51aの両端部に手摺枠を構
成する縦杆51c、51dの下端部を固定し、下部連結板51b
の外側縁の中央にも手摺枠を構成する縦杆51e(第2
図)を固定し、縦杆51c、51d、51eの上端に上部横杆51
f、51gを固定て平面視でコ字形にし、縦杆51c、51d、51
eの中途に中央横杆51h、51kを固定し、下部連結板51bの
外側縁の上部等に細長板51m(第5図)を固定し、コ字
形枠51を形成する。 また、下部横杆52aの両端に縦杆52c、52dの下端部を固
定し、上部横杆52bの両端に縦杆52c、52dの上端部を固
定し、縦杆52c、52dの中央に中央横杆52eの両端を固定
して、扉52、52を形成する。 各コ字形枠51、51の一方の縦杆51cに、一対の蝶番53、5
3(第1図)を介して、扉52の縦杆52cを連結して、扉5
2、52を開閉自在に支持し、扉52の縦杆52d及びコ字形枠
51、51の他方の縦杆51cの上端に止め具53aを設け、一方
のコ字形枠51と他方のコ字形枠51とをそれらに取付けた
扉52、52を介して連結し、必要時のみ、止め具53aの掛
け外しにより、扉52、52が開閉でき、対のコ字形51、51
が扉52、52を介して着脱可能に連結できるようにする。 コ字形枠51の上部横杆51f、51gと扉52の上部横杆52bと
により手摺枠の手摺が形成される。 各コ字形枠51の側床支持部材51aには、第13図に示すよ
うに、その内端の下部の突出部にヒンジピン孔54が穿た
れ、このヒンジピン孔54の上方に所定間隔dをおいて固
定ピン孔55が穿たれている。 各コ字形枠51の側床支持部材51aの各ヒンジピン孔54と
ブラケット27の中央の各ヒンジピン孔27aとを一致させ
て、各ヒンジピン孔27a、54にそれぞれフランジ56aのあ
るヒンジピン56(第16図)を嵌入し、ヒンジピン56の端
部の溝56bにストップリングを嵌めて、ブラケット27に
各コ字形枠51の側床支持部材51aを回動自在に取付け
る。 作業台50を使用する時には、各コ字形枠51の側床支持部
材51aを上部支持杆24、23の外側に突出させて略水平に
した状態A(第4図)にし、側床支持部材51aの固定ピ
ン孔55とブラケット27の上方の固定ピン孔27bとを一致
させ、これらの固定ピン孔55、27bに固定ピン57(第14
図及び第15図)を嵌入し、固定ピン57のストッパー57d
を固定ピン57に直交させて、前記状態Aを固定する。 なお、前記固定ピン57は、その一端に孔57aとフランジ5
7bがあり、他端の縦のスリット57cがあり、このスリッ
ト57c内に軸57eでストッパー57cを回動自在に取付けて
あり、前記孔57aに鎖57gの一端のリング57fが嵌めてあ
り、鎖57gの他端のリング57hを所望個所に取付け、固定
ピン57が紛失しないようになつている。 作業台50を使用しない時には、固定ピン57を引き抜い
て、各コ字形51を略180°下方に回動させて状態B(第
4図)にし、各コ字形枠51の側床支持部材51aの固定ピ
ン孔55とブラケット27の下方の固定ピン孔27cとを一致
させ、これらの固定ピン孔55、27cに固定ピン57を嵌入
し、状態Bを固定する。 前記の状態Bにおいては、中央床58aとなる中央連結板2
5の下側に、側床支持部材51a、側床58b、58bとなる下部
連結板51b及びコ字形51全体が位置する。 コ字形51の下方への回動は、作業台の第1図の2点鎖線
で示す低い位置でも行なうこともできる。 なお、第2図に示すように、コ字形枠51の縦杆51d、51d
の外側面間の間隔D1が、下部支持管柱14、15(及び上部
支持管柱21、22)の内側面間の間隔D2よりも小さく設定
してあるから、コ字形枠51は抵抗なく状態B及び状態A
に移動することができる。 [梯子] 梯子60は、第4図に示すように、下部架構10の下枠杆13
bに固定された下部梯子61と上部架構20の上部支持杆24
に固定された上部梯子62とで構成されている。 下部梯子61は、下部支持管柱15と平行な縦杆61aの下端
部を下枠杆13bに固定し、上部横杆61bの両端を縦杆61a
及び下部支持管柱15の上端部に固定し、上部横杆61bと
下枠杆13bとの間に所定の間隔で複数の横杆61cを配し、
各横杆61cの両端を縦杆61a及び下部支持管柱15に固定し
て構成する。なお、縦杆61aの上端部及び該上端部と対
向する上部横杆61bの端部よりの部分には上部梯子62の
受け片61e、61f(第3図)を固定する。 上部梯子62は、平行な縦杆62a、62bの間に所定間隔を置
いて複数の横杆62cを配して構成し、この上部梯子62の
縦杆62a、62bの上端を上部架構20の上部支持杆24に固定
する。そして、上部梯子62の縦杆62a、62bの下方部分
を、下部梯子61の前記受け片61e、61fに係合させ、上部
架構20の上下動に応じて上部梯子62が上下動し、梯子60
が伸縮するようになつている。 この実施例のものは、下部支持管柱14、15及び上部支持
管柱21、22を台枠13に対して片寄って配設したから、梯
子60を中央に配設することができ、バランスの良い使い
易い装置になっている。
図に示され、キャスター11を備えた支持腕12を回動自在
に支持する台枠13に一対の下部支持管柱14、15を立設
し、下部支持管柱14、15の上端を連結杆16で連結してな
る下部架構10と、一対の下部支持管柱14、15に嵌合する
一対の上部支持管柱21、22とこの上部支持管柱21、22の
上端に上部支持体23、24、25を取付けてなる上部架構20
と、下部架構10に対する上部架構20の上下方向の位置
(高さ)を調節する高低調節手段30と、前記上部支持体
に取付けた作業床と手摺枠とからなる作業台50と、前記
下部架構10の台枠13と作業台50とに亘つて掛け渡された
伸縮できる梯子60とから構成されている。 以下、実施例の伸縮式ローリングタワーを、主要な構成
部分等に分けて、詳細に説明する。 [下部架構] 下部架構10の台枠13は、第1図、第2図、第7図等に示
されているように、所定間隔をおいて平行に配した下枠
杆13a、13bの端部よりの部分に下部連結体13cの両端を
固定して形成し、下部連結体13cに隣接する下枠杆13a、
13bの部分に断面4角形の下部支持管柱14、15の下部を
固定し、上部連結体16の両端を下部支持管柱14、15の上
端部に固定し、かつ、斜杆17、18の両端を上部連結体16
の中途と下部支持管柱14、15の下方部分とに固定し、斜
杆19の両端を下枠杆13aの端部によりの部分と支持管柱1
4の中途とに固定し、下部架構10を構成する。 第7図に示すように、各下枠杆13a、13bの両端部に、そ
れぞれ上下方向の軸孔13eもつ短管13dを固定し、第8図
及び第9図に示した支持腕12の軸孔12aと前記短管13dの
軸孔13eとを一致させ、各孔12a、13eに軸12s(第3図)
を通して支持腕12を下枠杆13a、13bの両端部に回動自在
に取付ける。支持腕12の軸孔12aの周囲に複数のピン孔1
2eが穿たれてあり、このピン孔12eと各下枠杆13a、13b
の両端部の軸孔13eの近くに穿たれたピン孔13f(第7
図)とを一致させ、これらのピン孔12e、13fに固定ピン
12p(第10図)を通して、支持腕12と下枠杆13a、13bと
の位置関係を複数の位置で固定できるようにする。固定
ピン12pの端部の孔に鎖の一端が取付けられ、この鎖の
他端が下枠杆13a、13b等の適宜の位置に固定され、固定
ピン12pが紛失しないようになつている。 支持腕12の短管12dの孔12cにキャスター11の垂直軸11a
(第3図)を嵌合し、キャスター11を支持腕12に前記垂
直軸11aを中心として回動自在に支持する。なお、キャ
スター11はストッパー11bを備えている。 [上部架構] 上部架構20は、第1図ないし第3図、第11図及び第12図
等に示すように、下部支持管柱14、15にそれぞれ嵌合す
る一対の上部支持管柱21、22の上端を、上部支持杆24、
23の中央から外れた端部寄りの部分に固定し、上部支持
杆23、24の中央部間を連結板25で連結して構成する。そ
して、第11図に示すように、上部支持杆23、24の各端部
にブラケット27を固定する。このブラケット27の中央に
はヒンジピン孔27aが穿たれ、このヒンジピン孔27aの上
下に等しい間隔dをおいて固定ピン孔27b、27cが穿たれ
ている。 [高低調節手段] 第12図に示すように、一方の下部支持管柱14に手動回動
手段31が取付ける。手動回動手段31は、下部支持管柱14
の外側面に軸受支持枠31aを固定し、その軸受31bで軸31
cを支持し、この軸31cの外側にハンドル31dを固定し、
内側にチェーンホイール31eを固定して構成されてい
る。下部支持管柱14、15の下端部にそれぞれ軸受保持体
32を固定し、該軸受保持体32に保持した軸受32aで横軸3
3b、33cを支持し、該横軸33b、33cに傘歯車34、35を固
定し、各横軸33b、33cを下部架構10の台枠13の下方に略
水平に配設される連結軸33a及び取外し自在の連結具33d
を介して互いに連結し、連結軸33a、横軸33b、33c、及
び連結具33dで長軸33を構成する。一方の横軸33bの外端
部にチェーンホイール36を固定し、このチェーンホイー
ル36と前記チェーンホイール31eとに無端チエーン31fを
掛ける。なお、無端チエーン31f、チェーンホイール36
等の外側をカバー31gで覆う。 下部架構10の下部支持管柱14、15の下端部に軸受37を固
定し、これらの軸受37に縦軸38、39を通し、縦軸38、39
の下端に、前記傘歯車34、35と噛合う傘歯車40、41を固
定し、これらの縦軸38、39の上端を取外し自在の連結具
38a、38aを介してねじ棒42、43の下端部に連結する。 そして、下部支持管柱14、15内に嵌入され上部支持管柱
21、22の下端部にねじ孔のある雌ねじ部材44、45を固定
し、この雌ねじ部材44、45のねじ孔に前記ねじ棒42、43
をねじ込んで、高低調節手段30を構成する。 したがって、前記ハンドル31dを回すと、軸31cが回動し
てチェーンホイール31eが回動し、その回動が無端チエ
ーン31fを介してチェーンホイール36に伝えられ、一方
の横軸33bが回動し、この横軸33bの回動が連結軸33aを
介して他の横軸33cに伝えられ、各横軸33b、33cの回動
が傘歯車34、35及び40、41を介して縦軸38、39に伝えら
れ、縦軸38、39の回転が取外し自在の連結具38a、39aを
介してねじ棒42、43に伝えられ、これらのねじ棒42、43
が同じ方向に回転することにより、雌ねじ部材44、45が
同時に上下動し、雌ねじ部材44、45に固定されている上
部支持管柱21、22の下端部、すなわち、上部架構20を上
下動させ得るようになつている。 [作業台] 作業台50は、手摺枠、作業床等で構成されている。 作業床58は、第3図に示すように、3つに分割され、中
央部分の中央床58aと、中央床58aの両外側に位置する側
床58b、58bとで構成する。中央床58aは、例えば、上部
支持杆23、24間を連結する中央連結板25自体(又は中央
連結板25上に載置されて動かないように取付けた床板)
で構成され、側床58b、58bは、例えば、後記コ字形枠51
の下部の側床支持部材51a間を連結する下部連結板51b
(又は下部連結板51b上に載置されて動かないように取
付けた床板)で構成される。 作業台50の手摺枠は、例えば、第1図ないし第6図、及
び第13図等に示すように、平面視がコ字形の対のコ字形
枠51、51と、各コ字形51、51にそれぞれ回動自在に連結
した扉52、52とで構成される。 所定間隔をおいて配した一対の短い側床支持部材51aに
外側縁がL字形断面の下部連結板51b(第13図)の両端
部を固定し、各側床支持部材51aの両端部に手摺枠を構
成する縦杆51c、51dの下端部を固定し、下部連結板51b
の外側縁の中央にも手摺枠を構成する縦杆51e(第2
図)を固定し、縦杆51c、51d、51eの上端に上部横杆51
f、51gを固定て平面視でコ字形にし、縦杆51c、51d、51
eの中途に中央横杆51h、51kを固定し、下部連結板51bの
外側縁の上部等に細長板51m(第5図)を固定し、コ字
形枠51を形成する。 また、下部横杆52aの両端に縦杆52c、52dの下端部を固
定し、上部横杆52bの両端に縦杆52c、52dの上端部を固
定し、縦杆52c、52dの中央に中央横杆52eの両端を固定
して、扉52、52を形成する。 各コ字形枠51、51の一方の縦杆51cに、一対の蝶番53、5
3(第1図)を介して、扉52の縦杆52cを連結して、扉5
2、52を開閉自在に支持し、扉52の縦杆52d及びコ字形枠
51、51の他方の縦杆51cの上端に止め具53aを設け、一方
のコ字形枠51と他方のコ字形枠51とをそれらに取付けた
扉52、52を介して連結し、必要時のみ、止め具53aの掛
け外しにより、扉52、52が開閉でき、対のコ字形51、51
が扉52、52を介して着脱可能に連結できるようにする。 コ字形枠51の上部横杆51f、51gと扉52の上部横杆52bと
により手摺枠の手摺が形成される。 各コ字形枠51の側床支持部材51aには、第13図に示すよ
うに、その内端の下部の突出部にヒンジピン孔54が穿た
れ、このヒンジピン孔54の上方に所定間隔dをおいて固
定ピン孔55が穿たれている。 各コ字形枠51の側床支持部材51aの各ヒンジピン孔54と
ブラケット27の中央の各ヒンジピン孔27aとを一致させ
て、各ヒンジピン孔27a、54にそれぞれフランジ56aのあ
るヒンジピン56(第16図)を嵌入し、ヒンジピン56の端
部の溝56bにストップリングを嵌めて、ブラケット27に
各コ字形枠51の側床支持部材51aを回動自在に取付け
る。 作業台50を使用する時には、各コ字形枠51の側床支持部
材51aを上部支持杆24、23の外側に突出させて略水平に
した状態A(第4図)にし、側床支持部材51aの固定ピ
ン孔55とブラケット27の上方の固定ピン孔27bとを一致
させ、これらの固定ピン孔55、27bに固定ピン57(第14
図及び第15図)を嵌入し、固定ピン57のストッパー57d
を固定ピン57に直交させて、前記状態Aを固定する。 なお、前記固定ピン57は、その一端に孔57aとフランジ5
7bがあり、他端の縦のスリット57cがあり、このスリッ
ト57c内に軸57eでストッパー57cを回動自在に取付けて
あり、前記孔57aに鎖57gの一端のリング57fが嵌めてあ
り、鎖57gの他端のリング57hを所望個所に取付け、固定
ピン57が紛失しないようになつている。 作業台50を使用しない時には、固定ピン57を引き抜い
て、各コ字形51を略180°下方に回動させて状態B(第
4図)にし、各コ字形枠51の側床支持部材51aの固定ピ
ン孔55とブラケット27の下方の固定ピン孔27cとを一致
させ、これらの固定ピン孔55、27cに固定ピン57を嵌入
し、状態Bを固定する。 前記の状態Bにおいては、中央床58aとなる中央連結板2
5の下側に、側床支持部材51a、側床58b、58bとなる下部
連結板51b及びコ字形51全体が位置する。 コ字形51の下方への回動は、作業台の第1図の2点鎖線
で示す低い位置でも行なうこともできる。 なお、第2図に示すように、コ字形枠51の縦杆51d、51d
の外側面間の間隔D1が、下部支持管柱14、15(及び上部
支持管柱21、22)の内側面間の間隔D2よりも小さく設定
してあるから、コ字形枠51は抵抗なく状態B及び状態A
に移動することができる。 [梯子] 梯子60は、第4図に示すように、下部架構10の下枠杆13
bに固定された下部梯子61と上部架構20の上部支持杆24
に固定された上部梯子62とで構成されている。 下部梯子61は、下部支持管柱15と平行な縦杆61aの下端
部を下枠杆13bに固定し、上部横杆61bの両端を縦杆61a
及び下部支持管柱15の上端部に固定し、上部横杆61bと
下枠杆13bとの間に所定の間隔で複数の横杆61cを配し、
各横杆61cの両端を縦杆61a及び下部支持管柱15に固定し
て構成する。なお、縦杆61aの上端部及び該上端部と対
向する上部横杆61bの端部よりの部分には上部梯子62の
受け片61e、61f(第3図)を固定する。 上部梯子62は、平行な縦杆62a、62bの間に所定間隔を置
いて複数の横杆62cを配して構成し、この上部梯子62の
縦杆62a、62bの上端を上部架構20の上部支持杆24に固定
する。そして、上部梯子62の縦杆62a、62bの下方部分
を、下部梯子61の前記受け片61e、61fに係合させ、上部
架構20の上下動に応じて上部梯子62が上下動し、梯子60
が伸縮するようになつている。 この実施例のものは、下部支持管柱14、15及び上部支持
管柱21、22を台枠13に対して片寄って配設したから、梯
子60を中央に配設することができ、バランスの良い使い
易い装置になっている。
第1図及び第2図の実線で示す状態は、作業台50が最上
位置にあつて作業できる位置であり、作業台の幅はL1に
維持されている。この状態の平面図が第3図であり、支
持腕12と下枠杆13a、13bとが一直線上に位置し、各支持
腕12に支持されたキャスター11間の間隔(第3図の上下
方向の間隔)が最大になつて、安定な状態にある。 第1図及び第2図の2点鎖線で示す状態は、作業台50が
最下位置にあつて作業できる位置である。支持腕12及び
下枠杆13a、13bは第3図に示す状態にある。 そして、作業台50の最上位置と最下位置との間の上下方
向の位置(高さ)は、ハンドル31dを回し、ねじ軸42、4
3等を所望方向に回すことにより、任意に調節すること
ができる。 この伸縮式ローリングタワーを使用しないで保管する
時、他の工事現場等に移動させる時等は、止め具53aを
外して、扉52、52を第3図の2点鎖線の位置に回動さ
せ、この扉52、52をコ字形枠51に適宜の手段で固定して
から、第4図に示すように、ブラケット27の固定ピン孔
27bから固定ピン57を引き抜いて、コ字形枠51の側床支
持部材51aを下方に略180°回動させ、側床支持部材51
a、側床58b、コ字形枠51及び扉52を中央床58aの下方に
位置させる状態Bにし、コ字形枠51の側床支持部材51a
の固定ピン孔55とブラケット27の下方の固定ピン孔27c
とを一致させ、これらの固定ピン孔55、27cに固定ピン5
7を嵌入し、前記状態Bを固定する。 両方の側床支持部材51a、側床58b、コ字形枠51全体を中
央床58aの下方に位置させてから、ハンドル31dを回し、
ねじ軸42、43等を回して作業台50を最下位置にした状態
が、第1図及び第2図の鎖線で示す状態(縮小状態)で
ある。この状態においては、コ字形枠間の幅はL2に維持
され、幅L2は前記幅L1よりも小さく、その差は側床支持
部材51aの長さL3の2倍であり、この長さL3を大きくす
ると縮小量が大きくなる。 また、この状態において、支持腕12の孔12e及び下枠杆1
3a、13bの孔13fからピン12fを抜いて、各支持腕12を第
6図の矢印R1の方向に回動させ、第4図及び第6図の状
態Cにし、各支持腕12の外側面間の距離を縮小させ、そ
れを前記幅L2と略一致させるようにする。 この縮小した状態において、支持腕12のピン孔12eと下
枠杆13a、13bのピン孔13fとを一致させ、これらのピン
孔12e、13fに再び固定ピン12pを通して、支持腕12の縮
小した状態を固定する。 コ字形枠51の側床支持部材51a及び支持腕12は、固定ピ
ン57及び12pにより、縮小状態に固定されているから、
装置自体が縮小されてコンパクトになった状態にて、保
管または他の工事現場に移動させることができる。
位置にあつて作業できる位置であり、作業台の幅はL1に
維持されている。この状態の平面図が第3図であり、支
持腕12と下枠杆13a、13bとが一直線上に位置し、各支持
腕12に支持されたキャスター11間の間隔(第3図の上下
方向の間隔)が最大になつて、安定な状態にある。 第1図及び第2図の2点鎖線で示す状態は、作業台50が
最下位置にあつて作業できる位置である。支持腕12及び
下枠杆13a、13bは第3図に示す状態にある。 そして、作業台50の最上位置と最下位置との間の上下方
向の位置(高さ)は、ハンドル31dを回し、ねじ軸42、4
3等を所望方向に回すことにより、任意に調節すること
ができる。 この伸縮式ローリングタワーを使用しないで保管する
時、他の工事現場等に移動させる時等は、止め具53aを
外して、扉52、52を第3図の2点鎖線の位置に回動さ
せ、この扉52、52をコ字形枠51に適宜の手段で固定して
から、第4図に示すように、ブラケット27の固定ピン孔
27bから固定ピン57を引き抜いて、コ字形枠51の側床支
持部材51aを下方に略180°回動させ、側床支持部材51
a、側床58b、コ字形枠51及び扉52を中央床58aの下方に
位置させる状態Bにし、コ字形枠51の側床支持部材51a
の固定ピン孔55とブラケット27の下方の固定ピン孔27c
とを一致させ、これらの固定ピン孔55、27cに固定ピン5
7を嵌入し、前記状態Bを固定する。 両方の側床支持部材51a、側床58b、コ字形枠51全体を中
央床58aの下方に位置させてから、ハンドル31dを回し、
ねじ軸42、43等を回して作業台50を最下位置にした状態
が、第1図及び第2図の鎖線で示す状態(縮小状態)で
ある。この状態においては、コ字形枠間の幅はL2に維持
され、幅L2は前記幅L1よりも小さく、その差は側床支持
部材51aの長さL3の2倍であり、この長さL3を大きくす
ると縮小量が大きくなる。 また、この状態において、支持腕12の孔12e及び下枠杆1
3a、13bの孔13fからピン12fを抜いて、各支持腕12を第
6図の矢印R1の方向に回動させ、第4図及び第6図の状
態Cにし、各支持腕12の外側面間の距離を縮小させ、そ
れを前記幅L2と略一致させるようにする。 この縮小した状態において、支持腕12のピン孔12eと下
枠杆13a、13bのピン孔13fとを一致させ、これらのピン
孔12e、13fに再び固定ピン12pを通して、支持腕12の縮
小した状態を固定する。 コ字形枠51の側床支持部材51a及び支持腕12は、固定ピ
ン57及び12pにより、縮小状態に固定されているから、
装置自体が縮小されてコンパクトになった状態にて、保
管または他の工事現場に移動させることができる。
この考案の伸縮式ローリングタワーは、作業床が中央床
と該中央床の両側に位置する側床とで構成され、中央床
が上部支持体上に取付けられ、各側床が側床支持部材に
取付けられ、該側床支持部材が上部支持体に回動可能に
取付けられ、かつ手摺枠の下部が側床支持部材に取付け
られ、作業台を使用する時には、中央床と側床とで作業
床が形成できる位置に各側床支持部材を保持して、手摺
枠を作業床の周囲の上方に位置させ、作業台を使用しな
い時には、各側床支持部材を回動させて、上部支持体上
に取付けた中央床の下側に側床支持部材、側床及び手摺
枠を位置させ得るように構成されているから、使用時に
は作業台のスペースを十分に大きくすることができ、不
使用時には作業台等の嵩を大幅に縮小させてコンパクト
な状態にすることができる。そのため、作業性が良く、
他の工事現場への移動又は保管が非常に容易になる等の
効果を奏する。
と該中央床の両側に位置する側床とで構成され、中央床
が上部支持体上に取付けられ、各側床が側床支持部材に
取付けられ、該側床支持部材が上部支持体に回動可能に
取付けられ、かつ手摺枠の下部が側床支持部材に取付け
られ、作業台を使用する時には、中央床と側床とで作業
床が形成できる位置に各側床支持部材を保持して、手摺
枠を作業床の周囲の上方に位置させ、作業台を使用しな
い時には、各側床支持部材を回動させて、上部支持体上
に取付けた中央床の下側に側床支持部材、側床及び手摺
枠を位置させ得るように構成されているから、使用時に
は作業台のスペースを十分に大きくすることができ、不
使用時には作業台等の嵩を大幅に縮小させてコンパクト
な状態にすることができる。そのため、作業性が良く、
他の工事現場への移動又は保管が非常に容易になる等の
効果を奏する。
第1図ないし第16図は本考案の一実施例の伸縮式ローリ
ングタワーを示すもので、第1図は使用状態を示す正面
図、第2図は第1図のものの側面図、第3図は第1図の
ものの平面図、第4図は不使用状態にする過程の一部を
示す正面図、第5図は第4図のものの側面図、第6図は
第4図のものの平面図、第7図は台枠の平面図、第8図
は支持腕の平面図、第9図は支持腕の正面図、第10図は
固定ピンの平面図、第11図は上部架構の上部支持杆の正
面図、第12図は高低調節手段の一部を断面して示した概
略側面図、第13図は支持部材及び手摺枠の一部を示す正
面図、第14図は支持部材を固定する固定ピンの平面図、
第15図は第14図の固定ピンの正面図、第16図はヒンジピ
ンの平面図である。 図中、10は下部架構、11はキャスター、12は支持腕、13
は台枠、14及び15は下部支持管柱、16は連結杆、20は上
部架構、21及び22は上部支持管柱、23及び24は上部支持
杆、25は連結板、27はブラケット、27aはヒンジピン
孔、27b及び27cは固定ピン孔、30は高低調節手段、31は
手動回動手段、50は作業台、51はコ字形枠、51aは側床
支持部材、51bは下部連結板、52は扉、53は蝶番、53aは
止め具、54はヒンジピン孔、55は固定ピン孔、56はシン
ジピン、57は固定ピン、58は床、58aは中央床、58bは側
床、60は梯子である。
ングタワーを示すもので、第1図は使用状態を示す正面
図、第2図は第1図のものの側面図、第3図は第1図の
ものの平面図、第4図は不使用状態にする過程の一部を
示す正面図、第5図は第4図のものの側面図、第6図は
第4図のものの平面図、第7図は台枠の平面図、第8図
は支持腕の平面図、第9図は支持腕の正面図、第10図は
固定ピンの平面図、第11図は上部架構の上部支持杆の正
面図、第12図は高低調節手段の一部を断面して示した概
略側面図、第13図は支持部材及び手摺枠の一部を示す正
面図、第14図は支持部材を固定する固定ピンの平面図、
第15図は第14図の固定ピンの正面図、第16図はヒンジピ
ンの平面図である。 図中、10は下部架構、11はキャスター、12は支持腕、13
は台枠、14及び15は下部支持管柱、16は連結杆、20は上
部架構、21及び22は上部支持管柱、23及び24は上部支持
杆、25は連結板、27はブラケット、27aはヒンジピン
孔、27b及び27cは固定ピン孔、30は高低調節手段、31は
手動回動手段、50は作業台、51はコ字形枠、51aは側床
支持部材、51bは下部連結板、52は扉、53は蝶番、53aは
止め具、54はヒンジピン孔、55は固定ピン孔、56はシン
ジピン、57は固定ピン、58は床、58aは中央床、58bは側
床、60は梯子である。
フロントページの続き (72)考案者 坪田 章 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 井口 昌彦 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 生田 英夫 神奈川県横浜市港北区篠原西町15―38 (72)考案者 猪股 光司 千葉県習志野市袖ケ浦6―17―4 (72)考案者 橘 駿一 千葉県船橋市緑台2―5―1―105 (72)考案者 野沢 規一 神奈川県横浜市保土ケ谷区狩場町164―38 ―A―211 (56)参考文献 実願昭60−185号(実開昭61−117830号) の願書に添付した明細書及び図面の内容を 撮影したマイクロフィルム(JP,U) 実願昭60−54795号(実開昭61−170658 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭58−158947号(実開昭60−68134 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)
Claims (1)
- 【請求項1】キャスターを取付けた台枠の両側にそれぞ
れ下部支持柱を立設して下部架構を形成し、前記下部支
持柱に上下動できるように取付けた上部支持柱の上端に
上部支持体を固定して上部架構を形成し、下部架構に対
する上部架構の上下方向の位置を調節する高低調整手段
を下部架構と上部架構とに亘って配設し、作業床と手摺
枠とからなる作業台を上部支持体に取付け、下部架構と
上部架構とに亘って梯子を配設した伸縮式ローリングタ
ワーにおいて、作業床が中央床と該中央床の両側に位置
する側床とで構成され、中央床が上部支持体上に取付け
られ、各側床が側床支持部材に取付けられ、該側床支持
部材が上部支持体に回動可能に取付けられ、かつ手摺枠
の下部が側床支持部材に取付けられ、作業台を使用する
時には、中央床と側床とで作業床が形成できる位置に各
側床支持部材を保持して、手摺枠を作業床の周囲の上方
に位置させ、作業台を使用しない時には、各側床支持部
材を回動させて、上部支持体上に取付けた中央床の下側
に側床支持部材、側床及び手摺枠を位置させ得るように
構成されていることを特徴とする伸縮式ローリングタワ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988000011U JPH0650604Y2 (ja) | 1988-01-01 | 1988-01-01 | 伸縮式ローリングタワー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988000011U JPH0650604Y2 (ja) | 1988-01-01 | 1988-01-01 | 伸縮式ローリングタワー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105138U JPH01105138U (ja) | 1989-07-14 |
JPH0650604Y2 true JPH0650604Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31198652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988000011U Expired - Lifetime JPH0650604Y2 (ja) | 1988-01-01 | 1988-01-01 | 伸縮式ローリングタワー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650604Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6068134U (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-15 | 清水建設株式会社 | 移動式足場装置 |
JPS61117830U (ja) * | 1985-01-05 | 1986-07-25 | ||
JPH0319567Y2 (ja) * | 1985-04-15 | 1991-04-25 |
-
1988
- 1988-01-01 JP JP1988000011U patent/JPH0650604Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105138U (ja) | 1989-07-14 |
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