JPH0650606Y2 - 伸縮式ローリングタワー - Google Patents

伸縮式ローリングタワー

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JPH0650606Y2
JPH0650606Y2 JP1988000013U JP1388U JPH0650606Y2 JP H0650606 Y2 JPH0650606 Y2 JP H0650606Y2 JP 1988000013 U JP1988000013 U JP 1988000013U JP 1388 U JP1388 U JP 1388U JP H0650606 Y2 JPH0650606 Y2 JP H0650606Y2
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俊夫 堀
章 坪田
昌彦 井口
英夫 生田
光司 猪股
駿一 橘
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、使用時に容易に安定した状態に維持でき、
かつ不使用時にコンパクトに縮小できる伸縮式ローリン
グタワーに関するものである。
【従来の技術】 建設現場等において天井や壁等の高所での作業に使う足
場には、例えば、昇降式足場がある。 昇降式足場には、作業台を上部に取付けた上部支持体、
下部にキャスタ及びアウトリガを設けた下部支持体、上
部支持体の下部支持体に対する上下方向の位置を調節す
る高低調節手段等から構成されたものがある。 そして、下部支持体へのキャスタ、アウトリガ等の取付
方には、例えば、次ぎの(i)ないし(iii)のような
ものである。 (i)昇降式足場の下部支持体の基台に車輪及びキャス
タを取付け、基台に4方に向け取付管を取付け、前記取
付管内にアウトリガを伸縮自在に設け、使用時にアウト
リガを四方へ延ばし、操作レバーを回してねじ軸を降下
させ、基台の水平状態に固定し、不使用時にアウトリガ
を縮めるようにしたもの(実開昭60-51244号参照)。 (ii)昇降式足場の下部支持体の支柱に下端にキャスタ
を取付け、アウトリガを前記支柱の下部に水平方向に回
動可能に取付け、使用時にアウトリガを開いて、操作レ
バーを回してねじ軸を降下させ、下部支持体を水平状態
に固定し、不使用時にアウトリガを閉じて邪魔にならな
い位置に収容できるようにしたもの(実開昭61-170658
公報参照)。 (iii)昇降式足場の垂直支持脚の下端を床に対面さ
せ、補助脚を垂直支持脚の下部に水平方向に回動可能に
取付け、使用時に、開いた補助脚の先端のキャスタと垂
直支持脚の下端とで足場を水平状態に支持し、その移動
時に駆動輪とキャスタとで足場を支持し、その収納時に
補助脚を閉じて邪魔にならない位置に収容できるように
したもの(特開昭61-31570公報参照)。
【考案が解決しようとする課題】
前記(i)及び(ii)の昇降式足場は、作業床が広く作
業性が良いが、嵩も重量も大きく、足場を移動させるた
めにキャスタを用い、足場を安定させるためにアウトリ
ガを用いるため、その操作が面倒であり、その操作を誤
ると非常に危険であり、また、不使用時に、アウトリを
縮めたり、邪魔にならない位置に回動させたりすること
ができても、キャスタとアウトリガとの併用は、昇降式
足場の構成を複雑にし、高価なものにしてしまう欠点が
ある。さらに、前記(i)及び(ii)の昇降式足場は、
平面視の作業台の大きさを変化させることができないた
め、不使用時の嵩を大幅に縮小できない欠点がある。 前記(iii)の昇降式足場は、使用時に、垂直支持脚の
下端と開いた補助脚の先端のキャスタとで足場を水平状
態に支持し、足場を移動させる時に、駆動輪、キャスタ
等で足場を支持し、足場の不使用時に、補助脚を閉じて
邪魔にならない位置に収容できるが、足場をキャスタ付
き補助脚、垂直支持脚の下端、駆動輪等で支持するた
め、足場の構成を複雑にし、高価なものにしてしまう欠
点がある。 この出願の考案が解決しようとする課題は、前記(i)
ないし(iii)の昇降式足場の前記のような欠点を有し
ない伸縮式ローリングタワーを提供すること、換言する
と、作業性及び安定性がよく、操作が容易で、不使用
時、収納時等にその嵩を大幅に縮小できる伸縮式ローリ
ングタワーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記課題を解決する手段として次の構成を
採用するものである。 この考案の構成は、台枠の両側にそれぞれ下部支持柱を
立設して下部架構を形成し、前記下部架構に上下動でき
るように取付けた上部支持柱の上端に上部支持体を固定
して上部架構を形成し、回動架構に対する上部架構の上
下方向の位置を調節する高低調整手段を下部架構と上部
架構とに亘って配設し、作業床と手摺枠とからなる作業
台を上部支持体に取付け、下部架構と上部架構とに亘っ
て梯子を配設した伸縮式ローリングタワーにおいて、台
枠の4角部にそれぞれ支持腕が水平方向に回動可能に取
付けられ、各支持腕の先にストッパー付きキャスタが取
付けられ、支持腕と台枠との所望の位置関係を固定する
固定手段が設けられ、作業床が中央床と該中央床の両側
に位置する側床とで構成され、中央床が上部支持体上に
取付けられ、各側床が側床支持部材に取付けられ、該側
床支持部材が上部支持体に回動可能に取付けられ、かつ
手摺枠の下部が側床支持部材に取付けられ、タワーを使
用する時には、各支持腕を回動させて開いた状態にし、
かつ中央床と側床とで作業床が形成できる位置に各側床
支持部材を保持し、タワーを使用しない時には、各支持
腕を回動させて閉じた状態にし、かつ各側床支持部材を
回動させて、中央床の下側に側床支持部材、側床及び手
摺枠を位置させ得るようにしたことを特徴とする伸縮式
ローリングタワーにある。 台枠と支持腕との位置関係を必要時に固定する固定手段
は、容易に操作できるものならどのようなものでもよ
い。実施例のもののように、支持腕の回動中心の周りの
台枠の部分(回動中心から半径rの位置)にピン孔を設
け、支持腕の回動中心の周りの支持腕の部分(回動中心
から半径rの位置)に周方向に間隔をおいて複数のピン
孔を設け、台枠のピン孔と支持腕のピン孔とを合致さ
せ、合致させた各ピン孔に固定ピンを抜き差し自在に嵌
合させる固定手段を使うと操作が簡単になる。 平面視の中央床の形状及び大きさと、平面視の台枠の周
囲を直線で囲った空間の形状及び大きさとを略一致させ
ると、伸縮式ローリングタワーの収縮時の占有空間を小
さくすることができる。 この考案の伸縮式ローリングタワーは小型のものに適
し、伸縮式ローリングタワーを構成する部材を管体で造
ると軽量化できる。 下部支持柱及び上部支持柱の数は、2本でも、4本でも
よい。
【実施例】 実施例の伸縮式ローリングタワーは、第1図ないし第16
図に示され、キャスタ11を備えた支持腕12を回動自在に
支持する台枠13の両側に、それぞれ下部支持管柱14、15
を立設し、下部支持管柱14、15の上端を連結杆16で連結
してなる下部架構10と、前記下部支持管柱14、15にそれ
ぞれ挿入した一対の上部支持管柱21、22の上端を上部支
持体23、24、25等で連結してなる上部架構20と、下部架
構10に対する上部架構20の上下方向の位置(高さ)を調
節する高低調節手段30と、前記上部支持体に取付けた作
業床と手摺枠とからなる作業台50と、下部架構10の台枠
13と作業台50とに亘って掛け渡された伸縮できる梯子60
とから構成されている。 以下、実施例の伸縮式ローリングタワーを、主要な構成
部分等に分けて、詳細に説明する。 [下部架構] 下部架構10の台枠13は、第1図、第2図、第7図等に示
すように、所定間隔をおいて平行に配した下枠杆13a、1
3bの端部よりの部分に下部連結体13cの両端を固定して
形成し、下部連結体13cに隣接する下枠杆13a、13bの部
分に断面4角形の下部支持管柱14、15の下部を固定し、
上部連結体16の端部よりの部分を下部支持管柱14、15の
上端に固着し、かつ、斜杆17、18の両端を上部連結体16
の中途と下部支持管柱14、15の下方部とに固定し、斜杆
19の両端を下枠杆13aの端部よりの部分と支持管柱14の
中途とに固定し、下部架構10を構成する。 第7図に示すように、各下枠杆13a、13bの両端部に、そ
れぞれ上下方向の軸孔13eのある短管13dを固着し、第8
図及び第9図に示した支持腕12の軸孔12aと前記短管13d
の軸孔13eとを一致させ、各孔12a、13eに軸12s(第3
図)を通して支持腕12を下枠杆13a、13bの両端部に回動
自在に取付ける。支持腕12の軸孔12aの周囲に複数のピ
ン孔12eが穿たれてあり、このピン孔12eと各下枠杆13
a、13bの両端部の軸孔13eの近くに穿たれたピン孔13f
(第7図)とを一致させ、これらのピン孔12e、13fに固
定ピン12p(第10図)を通して、支持腕12と下枠杆13a、
13bとの位置関係を複数の位置で固定できるようにす
る。 支持腕12の短管12dの孔12cにキャスタ11の垂直軸11a
(第3図)を嵌合し、キャスタ11を支持腕12に前記垂直
軸11aを中心として回動自在に支持する。キャスタ11は
ストッパー11bを備えている。 [上部架構] 上部架構20は、第1図ないし第3図、第11図及び第12図
等に示すように、下部支持管柱14、15にそれぞれ摺動自
在に挿入した一対の上部支持管柱21、22の上端を、上部
支持杆24、23の中央から外れた端部よりの部分に固着
し、上部支持杆23、24の中央部間を連結板25で連結して
構成する。そして、第11図に示すように、上部支持杆2
3、24の各端部にブラケット27を固定する。このブラケ
ット27の中央にはヒンジピン孔27aが穿たれ、このヒン
ジピン孔27aの上下に等しい間隔dをおいて固定ピン孔2
7b、27cが穿たれている。 [高低調節手段] 第12図に示すように、一方の下部支持管柱14に手動回動
手段31を取付ける。手動回動手段31は、下部支持管柱14
の外側面に軸受支持枠31aを固定し、その軸受31bで軸31
cを支持し、この軸31cの外側にハンドル31dを固定し、
内側にチェーンホイール31eを固定して構成されてい
る。下部支持管柱14、15の下端部にそれぞれ軸受保持体
32を固定し、該軸受保持体32に保持した軸受32aで横軸3
3b、33cを支持し、該横軸33b、33cに傘歯車34、35を固
定し、各横軸33b、33cを下部架構10の台枠13の下方に略
水平に配設される連結軸33a及び取外し自在の連結具33d
を介して互いに結合し、連結軸33a、横軸33b、33c、及
び連結具33dで伝動軸33を構成する。一方の横軸33bの外
端部にチェーンホイール36を固定し、このチェーンホイ
ール36と前記チェーンホイール31eとに無端チェーン31f
を掛ける。なお、無端チェーン31f、チェーンホイール3
6等の外側をカバー31gで覆う。 下部架構10の下部支持管柱14、15の下部の管体内に軸受
37を固定し、これらの軸受37に縦軸38、39を通し、縦軸
38、39の下端に、前記傘歯車34、35と噛合う傘歯車40、
41を固定する。下部支持管柱14、15内に嵌入される上部
支持管柱21、22の下端部にねじ孔のある雌ねじ部材44、
45を固定し、この雌ねじ部材44、45のねじ孔に前記ねじ
棒42、43をねじ込む。ねじ棒42、43の下端部と各縦軸3
8、39の上端とを取外し自在の連結具38a、39aを介して
結合させて、高低調節手段30を形成する。 したがって、前記ハンドル31dを回すと、軸31cが回動し
てチェーンホイール31eが回動し、その回動が無端チェ
ーン31fを介してチェーンホイール36に伝えられ、一方
の横軸33bが回動し、この横軸33bの回動が連結軸33aを
介して他の横軸33cに伝えられ、各横軸33b、33cの回動
が傘歯車34、35及び40、41を介して縦軸38、39に伝えら
れ、縦軸38、39の回転が取外し自在の連結具38a、39aを
介してねじ棒42、43に伝えられ、これらのねじ棒42、43
が同じ方向に回転することにより、雌ねじ部材44、45が
同時に上下動し、雌ねじ部材44、45に固定されている上
部支持管柱21、22の下端部、すなわち、上部架構20を上
下動させうるようになつている。 実施例のものは、チェーンホイール31e、36、無端チェ
ーン31f等をカバー31gで覆っているから、外見も良く、
高低の調節を行なう回動手段の動く部分に作業員が接触
して危害を受ける危険をなくすことができる。 [作業台] 作業台50は、手摺枠、作業床等で構成する。 作業床58は、第3図に示すように、3つに分割され、中
央部分の中央床58aと、中央床58aの両外側に位置する側
床58b、58bとで構成する。中央床58aは、例えば、上部
支持杆23、24間を連結する中央連結板25自体(又は中央
連結板25上に載置して動かないように取付ける床板)で
構成され、側床58b、58bは、例えば、後記コ字形枠51の
下部の側床支持部材51a間を連結する下部連結板51b(又
は下部連結板51b上に載置して動かないように取付ける
床板)で構成される。 作業台50の手摺枠は、例えば、第1図ないし第6図、及
び第13図等に示すように、平面視がコ字形の対のコ字形
枠51、51、各コ字形枠51、51にそれぞれ回動自在に取付
けた扉52、52等で構成される。 所定間隔をおいて配した一対の短い側床支持部材51aに
外側がL字形断面の下部連結板51b(第13図)の両端部
を固着し、各側床支持部材51aの両端部に縦杆51c、51d
の下端部を固着し、下部連結板51bの外側縁の中央に縦
杆51e(第2図)を固着し、縦杆51c、51d、51eの上端に
上部横杆51f、51gを固着して平面視でコ字形にし、縦杆
51c、51d、51eの中途に中央横杆51h、51kを固着し、下
部連結板51bの外側縁の上側等に細長板51m(第5図)を
固着し、コ字形枠51を形成する。また、下部横杆52aの
両端に縦杆52c、52dの下端部を固着し、上部横杆52bの
両端に縦杆52c、52dの上端部を固着し、縦杆52c、52dの
中央に中央横杆52eの両端を固定して、扉52、52を形成
する。 各コ字形枠51、51の一方の縦杆51cに、一対の蝶番53、5
3(第1図)を介して、扉52の縦杆52cを取付けて、扉5
2、52を開閉自在に支持し、扉52の縦杆52d及びコ字形枠
51、51の他方の縦杆51cの上端に止め具53aを設け、一方
のコ字形枠51と他方のコ字形枠51とをそれらに取付けた
扉52、52を介して連結し、必要に応じて、止め具53aの
掛け外しにより、扉52、52が開閉でき、対のコ字形枠5
1、51が扉52、52を介して着脱可能に連結できるように
する。 コ字形枠51の上部横杆51f、51gと扉52の上部横杆52bと
により手摺が形成される。 各コ字形枠51の側床支持部材51aには、第13図に示すよ
うに、その内端の下部の突出部にヒンジピン孔54が穿た
れ、このヒンジピン孔54の上方に所定間隔dをおいて固
定ピン孔55が穿たれている。 各側床支持部材51aの各ヒンジピン孔54とブラケット27
の中央の各ヒンジピン孔27aとを一致させて、各ヒンジ
ピン孔27a、54にそれぞれフランジ56aのあるヒンジピン
56(第16図)を嵌入し、ヒンジピン56の端部の溝56bに
ストップリングを嵌めて、ブラケット27に各コ字形枠51
の側床支持部材51aを回動自在に取付ける。 作業台50を使用する時には、各コ字形枠51の側床支持部
材51aを上部支持杆24、23の外側に突出させて略水平に
した状態A(第4図)にし、側床支持部材51aの固定ピ
ン孔55とブラケット27の上方の固定ピン孔27bとを一致
させ、これらの固定ピン孔55、27bに固定ピン57(第14
図及び第15図)を嵌入し、固定ピン57のストッパー57d
を固定ピン57に直交させて、前記状態Aを固定する。 作業台50を使用しない時には、固定ピン57を引き抜い
て、各コ字形枠51を略180°下方に回動させて状態B
(第4図)にし、各コ字形枠51の側床支持部材51aの固
定ピン孔55とブラケット27の下方の固定ピン孔27cとを
一致させ、これらの固定ピン孔55、27cに固定ピン57を
嵌入し、状態Bを固定する。 コ字形枠51の下方への回動は、作業台の第1図の2点鎖
線で示す低い位置でも行なうこともできる。 なお、第2図に示すように、コ字形枠51の縦杆51d、51d
の外側面間の間隔D1が、下部支持管柱14、15(及び上部
支持管柱21、22)の内側面間の間隔D2よりも小さく設定
してあるから、コ字形枠51は抵抗なく状態B及び状態A
に移動することができる。 [梯子] 梯子60は、第4図に示すように、下部架構10の下枠杆13
bに固着された下部梯子61と上部架構20の上部支持杆24
に固着された上部梯子62とで構成されている。 下部梯子61は、下部支持管柱15と平行な縦杆61aの下端
部を下枠杆13bに固着し、上部横杆61bの両端を縦杆61a
及び下部支持管柱15の上端部に固着し、上部横杆61bと
下枠杆13bとの間に所定の間隔で複数の横杆61cを配し、
各横杆61cの両端を縦杆61a及び下部支持管柱15に固着し
て構成する。なお、縦杆61aの上端部及び該上端部と対
向する上部横杆61bの端部よりの部分に上部梯子62の受
け片61e、61f(第3図)を固着する。 上部梯子62は、平行な縦杆62a、62bの間に所定間隔を置
いて複数の横杆62cを配して構成し、上部梯子62の縦杆6
2a、62bの上端を上部架構20の上部支持杆24に固定す
る。そして、上部梯子62の縦杆62a、62bの下方部分を、
下部梯子61の前記受け片61e、61fに係合させ、上部架構
20の上下動に応じて上部梯子62が上下動し、梯子60が伸
縮するようになつている。
【使い方】
第1図及び第2図の実線で示す状態は、作業台50を最上
位置にして作業する状態で、作業台の幅はL1に維持され
ている。この状態の平面図が第3図である。 作業者が作業台50の作業床上に載って作業する状態にお
いて、支持腕12は、支持腕12と下枠杆13a、13bとが一直
線上に位置する状態、すなわち、開いた状態にあり、各
支持腕12に支持されたキャスタ11間の間隔(第3図の上
下方向の間隔)が最大になって、安定した状態にある。
この状態では、キャスタ11がそのストッパー11bにより
回動しない状態にしてある。 第1図及び第2図の2点鎖線で示す状態は、作業台50を
最下位置にして作業する状態である。 そして、作業台50の最上位置と最下位置との間の上下方
向の位置(高さ)は、ハンドル31dを回し、ねじ軸42、4
3等を所望方向に回すことにより、任意に調節すること
ができる。 伸縮式ローリングタワーを使用しないで保管する時、他
の工事現場等に移動させる時等は、止め具53aを外し
て、扉52、52を第3図の2点鎖線の位置に回動させ、こ
の扉52、52をコ字形枠51に適宜の手段で固定してから、
第4図に示すように、ブラケット27の固定ピン孔27bか
ら固定ピン57を引き抜いて、コ字形枠51の側床支持部材
51aを下方に略180°回動させ、側床58b、扉52、側床支
持部材51a等を含むコ字形枠51を中央床58aの下方に位置
させた状態Bにし、コ字形枠51の側床支持部材51aの固
定ピン孔55とブラケット27の下方の固定ピン孔27cとを
一致させ、これらの固定ピン孔55、27cに固定ピン57を
嵌入し、前記状態Bを固定する。 前記状態Bで、ハンドル31dを回し、ねじ軸42、43等を
回して作業台50を最下位置にした状態が、第1図及び第
2図の鎖線で示す状態(縮小状態)である。この状態に
おいては、コ字形枠間の幅はL2に維持され、幅L2は前記
幅L1よりも小さく、その差は側床支持部材51aの長さL3
の2倍であり、この長さL3を大きくすると縮小量が大き
くなる。 前記状態Bにおいて、支持腕12のピン孔12e及び下枠杆1
3a、13bのピン孔13fから固定ピン12fを抜いて、各支持
腕12を第6図の矢印R1の方向に回動させ、第4図及び第
6図の状態C、すなわち、閉じた状態にし、各支持腕12
の外側面間の距離を縮小させ、それを前記幅L2と略一致
させるようにする。 この縮小した状態においては、平面視の台枠13を囲む空
間内に支持腕12が位置しており、支持腕12のピン孔12e
と下枠杆13a、13bのピン孔13fとを一致させ、これらの
ピン孔12e、13fに固定ピン12pを通して、支持腕12の縮
小した状態を固定する。 実施例の伸縮式ローリングタワーは、支持腕12を固定ピ
ン12pにより縮小状態を固定し、ストッパー11bを外して
キャスタ11を回動できるようにして、保管場所または他
の工事現場に移動させる。 なお、各支持腕12を第6図の矢印R2の方向に回動させ、
各支持腕12を台枠13を囲む空間から、左右方向に平行に
突出させた状態にし、この状態を固定ピン12pをピン孔1
2e、13fに嵌入することにより固定することもできる。
この状態は、支持腕12の上下方向の間隔が最小になり、
左右に位置する支持腕12の先端部間の間隔が最大にな
り、この状態が使用時や移動時に有利な場合がある。 なお、支持腕12の固定位置は、ピン孔12eの位置及び数
を変えることにより、任意に変更できる。
【考案の効果】
この考案の伸縮式ローリングタワーは、台枠の4角部に
それぞれ支持腕が水平方向に回動可能に取付けられ、各
支持腕の先にストッパー付きキャスタが取付けられ、支
持腕と台枠との位置関係を固定する固定手段が設けら
れ、作業床が中央床と該中央床の両側に位置する側床と
で構成され、中央床が上部支持体上に取付けられ、各側
床が側床支持部材に取付けられ、該側床支持部材が上部
支持体に回動可能に取付けられ、かつ手摺枠の下部が側
床支持部材に取付けられ、タワーを使用する時には、各
支持腕を回動させて開いた状態にし、かつ中央床と側床
とで作業床が形成できる位置に各側床支持部材を保持
し、タワーを使用しない時には、各支持腕を回動させて
閉じた状態にし、かつ各側床支持部材を回動させて、中
央床の下側に側床支持部材、側床及び手摺枠を位置させ
得るようになっているから、使用時には、作業台のスペ
ースを十分に大きくしかつ各支持腕を開いた状態にして
タワーを安定させることができ、不使用時、収納時等に
は、作業台の嵩を大幅に縮小させかつ各支持腕を閉じた
状態にすることができ、タワー全体の占有空間を大幅に
縮小させることができる。そのため、作業性及び安定性
が良く、他の工事現場への移動又は保管が非常に容易に
なる。 なお、先にストッパー付キャスタを取付けた支持腕の使
ってタワーを支持し、アウトリガを併用しないから、構
造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第16図は本考案の一実施例の伸縮式ローリ
ングタワーを示すもので、第1図は使用状態を示す正面
図、第2図は第1図のものの側面図、第3図は第1図の
ものの平面図、第4図は不使用状態にする過程の一部を
示す正面図、第5図は第4図のものの側面図、第6図は
第4図のものの平面図、第7図は台枠の平面図、第8図
は支持腕の平面図、第9図は支持腕の正面図、第10図は
固定ピンの平面図、第11図は上部架構の上部支持杆の正
面図、第12図は高低調節手段の一部を断面して示した概
略側面図、第13図は支持部材及び手摺枠の一部を示す正
面図、第14図は支持部材を固定する固定ピンの平面図、
第15図は第14図の固定ピンの正面図、第16図はヒンジピ
ンの平面図である。 図中、10は下部架構、11はキャスタ、11bはストッパ
ー、12は支持腕、12eはピン孔、12pは固定ピン、12sは
軸、13は台枠、13a、13bは下枠杆、13cは下部連結体、1
3fはピン孔、14及び15は下部支持管柱、16は連結杆、20
は上部架構、21、22は上部支持管柱、23、24は上部支持
杆、25は連結板、27はブラケット、27aはヒンジピン
孔、27b、27cは固定ピン孔、30は高低調節手段、31は手
動回動手段、50は作業台、51はコ字形枠、51aは側床支
持部材、51bは下部連結板、52は扉、53は蝶番、53aは止
め具、54はヒンジピン孔、55は固定ピン孔、56はシンジ
ピン、57は固定ピン、58は床、58aは中央床、58bは側
床、60は梯子である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 坪田 章 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 井口 昌彦 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 生田 英夫 神奈川県横浜市港北区篠原西町15―38 (72)考案者 猪股 光司 千葉県習志野市袖ケ浦6―17―4 (72)考案者 橘 駿一 千葉県船橋市緑台2―5―1―105 (72)考案者 野沢 規一 神奈川県横浜市保土ケ谷区狩場町164―38 ―A―211 (56)参考文献 特開 昭61−31570(JP,A) 実願昭58−142270号(実開昭60−51244 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭60−54795号(実開昭61−170658 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠の両側にそれぞれ下部支持柱を立設し
    て下部架構を形成し、前記下部架構に上下動できるよう
    に取付けた上部支持柱の上端に上部支持体を固定して上
    部架構を形成し、下部架構に対する上部架構の上下方向
    の位置を調節する高低調整手段を下部架構と上部架構と
    に亘って配設し、作業床と手摺枠とからなる作業台を上
    部支持体に取付け、下部架構と上部架構とに亘って梯子
    を配設した伸縮式ローリングタワーにおいて、台枠の4
    角部にそれぞれ支持腕が水平方向に回動可能に取付けら
    れ、各支持腕の先にストッパー付きキャスタが取付けら
    れ、支持腕と台枠との所望の位置関係を固定する固定手
    段が設けられ、作業床が中央床と該中央床の両側に位置
    する側床とで構成され、中央床が上部支持体上に取付け
    られ、各側床が側床支持部材に取付けられ、該側床支持
    部材が上部支持体に回動可能に取付けられ、かつ手摺枠
    の下部が側床支持部材に取付けられ、タワーを使用する
    時には、各支持腕を回動させて開いた状態にし、かつ中
    央床と側床とで作業床が形成できる位置に各側床支持部
    材を保持し、タワーを使用しない時には、各支持腕を回
    動させて閉じた状態にし、かつ各側床支持部材を回動さ
    せて、中央床の下側に側床支持部材、側床及び手摺枠を
    位置させ得るようにしたことを特徴とする伸縮式ローリ
    ングタワー。
JP1988000013U 1988-01-01 1988-01-01 伸縮式ローリングタワー Expired - Lifetime JPH0650606Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051244U (ja) * 1983-09-16 1985-04-10 三機工業株式会社 昇降装置
JPS6131570A (ja) * 1984-07-20 1986-02-14 神田 耕而 作業用脚台
JPH0319567Y2 (ja) * 1985-04-15 1991-04-25

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