JPH0650589U - 浴 槽 - Google Patents

浴 槽

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Publication number
JPH0650589U
JPH0650589U JP8738092U JP8738092U JPH0650589U JP H0650589 U JPH0650589 U JP H0650589U JP 8738092 U JP8738092 U JP 8738092U JP 8738092 U JP8738092 U JP 8738092U JP H0650589 U JPH0650589 U JP H0650589U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
rope
wall
flange
installation
Prior art date
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Pending
Application number
JP8738092U
Other languages
English (en)
Inventor
英郎 下
聡 森川
Original Assignee
株式会社ノーリツ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ノーリツ filed Critical 株式会社ノーリツ
Priority to JP8738092U priority Critical patent/JPH0650589U/ja
Publication of JPH0650589U publication Critical patent/JPH0650589U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴槽の内側の構造、意匠を変えることなく、
ロープ掛けにより浴槽を容易かつ適確に据え付けられる
ようにする。 【構成】 浴槽1の本体部1aの外側もしくはフランジ
1bの裏側に、要するに、据え付け後表面に表れなくな
る個所にロープ用の掛止部6(62,63)を設けた。
これにより、治具を用いなくともロープ掛けが可能とな
り、浴槽1の据え付け作業が行いやすくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浴槽に係り、詳しくは、据え付けの際にロープ掛けにより保持する ための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
浴室の施工を行う場合、図4に示すように、まず、浴室床面の所定位置に台座 ブロック21が設置されるとともに、各台座ブロック21上に脚固定用のモルタ ル22が塗布される。そして、これら台座ブロック21の上に浴槽23が据え付 けられる。
【0003】 浴槽23は、所定位置に降ろされることで、その脚がモルタル22の上に載り 、このモルタル22により、浴槽23の姿勢が水平に調整されるとともに、脚が 台座ブロック21に固定される。
【0004】 なお、図中、符号24はハンドグリップ、25はその固定板、26は、排水栓 用鎖27の止着部(通称、ヒートン)である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、人口大理石製や鋳物製の浴槽のように重量のある浴槽では、据え付 け作業に手数がかかる。
【0006】 特に、2面もしくは3面が壁に囲まれた場所に、これらの壁に接して浴槽23 を据え付ける場合は、壁側に作業者が入れないので、作業者は、壁とは反対側に いて片側で浴槽23を保持しなければならなず、一層、作業が面倒である。
【0007】 この場合、浴槽23の内側にハンドグリップ24があると、このハンドグリッ プ24に手を掛けて、浴槽23を片側で保持して据え付けを行うことができるが 、一方のハンドグリップ24の取付部に集中的に荷重がかかるので、その取付部 を損傷したり、防水性を損なうおそれがある。もちろん、内側にハンドグリップ 24がない浴槽23では、内側に手を掛けることができず、片側での保持が困難 なことは、言うまでもない。
【0008】 これに対して、保持のための手掛かりとなる部分を浴槽23の内側に設けるこ とが考えられるが、それでは、施工後に使用しない部分が浴槽23の内側に突出 することになり、浴槽23の意匠も変わるので、好ましくない。
【0009】 また、施工上の工夫として、浴槽23を壁の手前に降ろしてから、壁側に押し 付けることが考えられるが、そのようにすると、浴槽23の脚で台座ブロック2 1上のモルタル22が削り取られることになり、浴槽23の水平出しや、脚の固 定に支障が生ずる。
【0010】 さらに、従来は、浴槽にロープ掛けができるように、図5に示すような治具が 提案されている。この治具28は、浴槽のフランジの角部に嵌合する嵌合部28 aと、アイボルトによるロープ掛け部28bとからなる。作業者は、この治具2 8の嵌合部28aを壁側となるフランジの角部に嵌め込むとともに、ロープ掛け 部28bにロープを通すことで、壁側のフランジにロープを掛けて、浴槽を片側 で保持することができる。
【0011】 しかしながら、この治具28を使用する場合は、浴槽23の据え付け後に治具 28をフランジから取り外せるよう、浴槽23と壁との間にかなり広い隙間をあ けておく必要があるので、浴槽23を壁に接して降ろすことができない。そのた め、浴槽23は、やはり壁の手前に降ろして壁側に押し付けざるを得ず、浴槽2 3の水平出しや、脚の固定に支障が生ずる。
【0012】 本考案は、上記のような従来の問題点に鑑み、浴槽内側の構造、意匠を変える ことなく、ロープ掛けにより浴槽を容易かつ適確に据え付けられるようにして、 据え付けの作業性の向上を図ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の課題を達成するために、浴槽の本体部の外側もしくはフラン ジの裏側に、ロープ用の掛止部が設けられている構成とした。
【0014】
【作用】
作業者は、掛止部にロープを掛けることで、浴槽を片側で保持することが可能 になる。浴槽と壁との間にはロープが通ればよいから、浴槽を壁にほぼ接する位 置にまで近付けられる。掛止部は、施工後隠されて外部から見えなくなる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図1ないし図3に示した各実施例に基づいて説明する。 まず、図1は、本考案の第1実施例に係る浴槽の斜視図である。
【0016】 図1において、符号1は浴槽の全体を示し、1aは本体部、1bはフランジで ある。本体部1aの内側面には、ハンドグリップ2と、排水栓用鎖3の止着部4 とが設けられている。5は、ハンドグリップ2用の固定板である。
【0017】 この実施例に係る浴槽の特徴とするところは、フランジ1bの裏側、すなわち 、据え付け後に表面には表れなくなる個所に、ロープの掛止部6が設けられてい ることである。この掛止部6は、下向きの突起で、フランジ1bの4つの角部外 縁にそれぞれ垂下状に一体に形成されている。
【0018】 上記の構成において、浴槽1の据え付けの際、作業者は、浴槽1の周囲のうち 、壁側とは反対側にいて、壁側となる側のフランジ1bの掛止部6にロープを掛 ける。これで、作業者は、フランジ1bの壁側部分も、その反対側の部分も保持 しうるようになり、片側で浴槽の全体をバランスよく支えて、浴室の所定位置に 据え付けることができる。
【0019】 この場合、フランジ1bと壁との間にはロープが通ればよいから、浴槽1をほ ぼ壁に接した位置にまで近付けて降ろすことができ、これによって、浴槽1の脚 を台座ブロックのモルタル上に適確に載せることができ、台座ブロック上で浴槽 1を横にずらせなくてもよい。浴槽1を降ろした後は、ロープをフランジ1bの 下に落として引き抜けばよい。
【0020】 上記の第1実施例では、フランジ1bの裏側に掛止部6を設けたが、第2実施 例および第3実施例に示すように、本体部1aの据え付け後表面に表れなくなる 個所、すなわち外側に掛止部を設けてもよい。
【0021】 図2は、本考案の第2実施例に係る浴槽の一部破断して示した側面図である。 この第2実施例では、排水栓用鎖3の止着部4の取付構造を利用して、本体部1 aの外側にロープの掛止部62を設けている。図2において、符号7は、止着部 4の取付用ねじ、8は、止着部4用の固定板である。この実施例の掛止部62は 、下向きフック形で、固定板8の外面に当てがわれ、ねじ7との螺合で、固定板 8の外面に取り付けられる。
【0022】 図3は、本考案の第3実施例に係る浴槽の一部破断して示した正面図である。 この第3実施例では、ハンドグリップ2の取付構造を利用して、浴槽本体部1a の外側にロープの掛止部63を設けている。図3において、符号9は、ハンドグ リップ2取付用のねじである。この実施例の掛止部63は、第2実施例のものと 同様の下向きフック形で、ハンドグリップ2用の固定板5の外面に当てがわれ、 ねじ9により固定板5の外面に固定される。
【0023】 第2および第3実施例において、掛止部62(もしくは63)にロープを掛け ることで、作業者は、掛止部62(63)がある側とは反対側にいて、掛止部6 2(63)がある側もその反対側も保持して、浴槽1を浴室の所定位置に据え付 けることができる。この場合、掛止部62,63を介して、鎖の止着部4やハン ドグリップ2の取付部に荷重がかかるが、その掛止部62,63がある側とは反 対側のフランジ1bが保持されるから、荷重は分散し、取付部に過大な荷重はか からない。
【0024】 なお、第2および第3実施例では、鎖の止着部4やハンドグリップ2の固定板 8,5の外面に掛止部62,63を取り付けたが、固定板と掛止部とを一体化す ることもできる。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、壁側の掛止部にロープを掛けることで、 作業者は、壁とは反対側にいて、浴槽の壁側部分もその反対側の部分も保持する ことができ、浴槽の全体をバランスよく支えて容易に据え付けを行うことができ 、しかも、浴槽と壁との間にはロープが通ればよいから、浴槽をほぼ壁に接する 位置に近付けて降ろすことができ、適確な据え付けをすることができる。
【0026】 また、掛止部は、据え付け後に表面に表れなくなる個所に設けられ、施工後は 外部から見えなくなるから、浴槽の内側の構造や意匠は従来と変わらず、したが って、従来のタイプの浴槽にも容易に実施しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る浴槽の斜視図。
【図2】本考案の第2実施例に係る浴槽の一部破断した
側面図。
【図3】本考案の第3実施例に係る浴槽の一部破断した
正面図。
【図4】従来の浴槽の据え付け状態を示す斜視図。
【図5】従来提案されている浴槽据え付け用治具の斜視
図。
【符号の説明】
1 浴槽 1a 本体部 1b フランジ 2 ハンドグリップ 4 排水栓用鎖の止着部 6 掛止部(フランジ側) 62 掛止部(止着部側) 63 掛止部(ハンドグリップ側)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の本体部の外側もしくはフランジの
    裏側に、ロープ用の掛止部が設けられている、ことを特
    徴とする浴槽。
JP8738092U 1992-12-21 1992-12-21 浴 槽 Pending JPH0650589U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8738092U JPH0650589U (ja) 1992-12-21 1992-12-21 浴 槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8738092U JPH0650589U (ja) 1992-12-21 1992-12-21 浴 槽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0650589U true JPH0650589U (ja) 1994-07-12

Family

ID=13913295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8738092U Pending JPH0650589U (ja) 1992-12-21 1992-12-21 浴 槽

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JP (1) JPH0650589U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087092A (ja) * 2014-11-05 2016-05-23 タカラスタンダード株式会社 浴槽

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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