JPH0650562B2 - 認証識別媒体の認証識別体作成方法 - Google Patents

認証識別媒体の認証識別体作成方法

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JPH0650562B2
JPH0650562B2 JP61055894A JP5589486A JPH0650562B2 JP H0650562 B2 JPH0650562 B2 JP H0650562B2 JP 61055894 A JP61055894 A JP 61055894A JP 5589486 A JP5589486 A JP 5589486A JP H0650562 B2 JPH0650562 B2 JP H0650562B2
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正史 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) この発明は、金券カード,小切手,クレジットカード等
のような認証を要して取引される認証識別媒体に対し、
偽造や変造等を不可能にして改ざんできないようにする
認証識別体の作成方法に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 従来、金券カード,小切手,クレジットカードや身分証
明書,入場チケット等の認証識別媒体では、紙やプラス
チック等の基板面に印刷等により番号や氏名,金額等の
必要な書誌事項(情報)を記入したり、磁気テープを貼
着して磁気記録させたり、写真等の認証情報を貼着して
割印等を施したりして広く利用されている。しかし、こ
のような認証識別媒体では偽造や変造の改ざんがし易い
ため、偽証の原因となっていた。
(発明の目的) この発明は上述のような事情からなされたものであり、
この発明の目的は、認証識別媒体に設けられた情報識別
コード帯及び磁気記録帯に暗号データで記録することに
より、偽造や変造の改ざんをすることができないように
した認証識別媒体の認証識別体の作成方法を提供するこ
とにある。
(発明の概要) この発明は認証識別媒体の認証識別体作成方法に関する
もので、予め決められている基礎データをn種類のアル
ゴリズムによって暗号化してn個の暗号データを作成
し、前記暗号データのそれぞれを1ブロックとして磁性
材料により情報識別コード形式で認証識別媒体に印刷も
しくは層設し、前記印刷もしくは層設された情報識別コ
ード帯が、特定の保磁力を有する磁性材料を含んだ第1
の情報識別コードと、前記磁性材料とは異なる保磁力の
磁性材料を含んだ第2の情報識別コードで成っているよ
うにしたものである。
(発明の実施例) この発明は、認証識別媒体の情報識別コード帯に、予め
決められた基礎データをn種類のアルゴリズムにより暗
号化した暗号データのそれぞれを1ブロックとして磁性
材料を含んで印刷もしくは層設して記録し、上記記録さ
れた情報識別コード帯に、所定間隔に上記磁性材料とは
異なる保磁力を有する磁性材料によりバーを設けるよう
にしたものである。
第1図は、この発明の一実施例である認証識別媒体にお
けるデータの暗号化及び復号化の全体を示す概略フロー
図であり、この例ではデータの暗号化及び復号化に共通
鍵方式を使用しており、同一の鍵(ここではアルゴリズ
ムA1〜A3,Bを示す)によりデータを暗号化すると共に、
復号化するようになっている。
第1図はデータの内容と、データを暗号化及び復号化す
るアルゴリズムの種類とを手順に従って示しており、デ
ータとしては後述する認証識別媒体(以下、単に媒体と
称す)を発行する時及び決済する時に照合する基準とな
る媒体毎に異なる基礎データαと、媒体の作成時に情報
識別コード帯に記録する暗号データα1,α2と、書誌
事項,店情報及び決済情報等の他情報と、媒体の発行時
に磁気記録帯に磁気記録する暗号データβとがある。ま
た、アルゴリズムとしては媒体の作成時に基礎データα
を暗号データα1,α2に暗号化すると共に、媒体の発
行時及び決済時に暗号データα1,α2を基礎データα
に復号化するアルゴリズムA2,A2と、媒体の発行時に照
合された基礎データαを暗号化し、媒体の決済時にこの
暗号化されたデータを基礎データαに復号化するアルゴ
リズムA3と、媒体の発行時に上記アルゴリズムA3により
暗号化されたデータα′に他情報を混合した混合データ
をデータβに暗号化し、媒体の決済時にこの暗号データ
βから上記他情報を分離して復号化するアルゴリズムB
とが用意されている。
次に、第1図の認証識別媒体におけるデータの暗号化及
び復号化の動作について、第2図のフローチャートを参
照して説明する。
まず、媒体の作成ないしは印刷時に、後述するバーコー
ド印刷装置により媒体認証のための基礎データαを作成
して媒体毎に決めておき(ステップS1)、この基礎デ
ータαをアルゴリズムA1,A2により暗号データα1,α
2に暗号化し、媒体のバーコード帯に記録する(ステッ
プS2)。そして、媒体の発行時及び決済時には、後述
する認証読取装置でバーコード帯より暗号データα1,
α2を検出し、この読取った暗号データα1,α2をア
ルゴリズムA1,A2により基礎データαに復号化する(ス
テップS3)。さらに媒体の発行時には、上述のように
して復号化で得られた基礎データαをアルゴリズムA3に
よりα′に暗号化し(ステップS4)、この暗号化され
た基礎データα′と他情報とを混合して混合データを作
成し(ステップS5)、この混合データをアルゴリズム
Bにより暗号化して暗号データβを作成し、媒体の磁気
記録帯に磁気記録する(ステップS6)。又、媒体の決
済時には暗号データβを磁気記録帯より読出して、アル
ゴリズムBにより復号化して他情報を分離し、上記暗号
データα′を抽出し(ステップS7)、この抽出された
暗号データα′をアルゴリズムA3で復号化する(ステッ
プS8)。そして、復号化された基礎データαをステッ
プS3の基礎データαと照合し(ステップS9)、一致
していれば真正の媒体であるとし、ステップS7で求め
た他情報を出力するようになっている。
第3図はこの発明に用いる媒体10の正面図を示し、第4
図はそのX-X断面図である。方形状でカード構造をした
媒体10の基板11は紙質材料で成り、この基板11の表面に
1条の磁気記録帯12が図に示す位置に、通常従来より使
用されているクレジットカード等に貼着されている磁気
記録テープと同等のものが層設されている。この磁気記
録帯12に上述の基礎データαが磁気記録されると共に、
他に必要な数値,金額,氏名,発行者等の書誌事項であ
る他情報が磁気記録されるようになっている。媒体10の
上部に設けられているバーコード帯13には、その表面に
バーコード15及び16が印刷(プレス印刷)されている。
つまり、バーコード15及び16には媒体10の製造時にバー
コード印刷装置により、バーコード15には暗号データα
1,バーコード16には暗号データα2が、特定の保磁力
を有する磁性材料を含んだインクで基板11上に印刷(も
しくは層設)されるようになっている。第5図は磁性材
料の特性例を示している。バーコード15及び16が印刷さ
れたバーコード帯13の上には、不透明で非磁性材料で成
るマスク帯14が被覆されており、使用者や第3者にはマ
スク帯14の下にバーコード15及び16があることが認識で
きないようになっている。このマスク帯14は基板11の全
面を被うように設けられていてもよく、その表面に適当
な絵や写真,文字が印刷されていてもよい。
第6図は、媒体10のバーコード15及び16に暗号データα
1,α2を印刷するこの発明のバーコード印刷装置のブ
ロック構成例を示しており、このバーコード印刷装置に
は、上述の基礎データαを媒体1枚毎に発生させる個別
基礎データ発生部70が設けられており、この個別基礎デ
ータ発生部70で発生された基礎データαが暗号部80に入
力されるようになっている。暗号部80には上述のアルゴ
リズムA1,A2により、入力された基礎データαをそれぞ
れ暗号データα1,α2に暗号化する暗号回路81,82が
設けられている。そして、暗号部80よりの暗号データα
1,α2は記憶部90に入力されるようになっており、こ
の記憶部90には暗号データα1,α2をそれぞれ記憶す
る記憶回路91,92が設けられている。記憶部90より読出
された暗号データα1,α2は、バーコード印刷部73を
制御するバーコード印刷制御部71に入力されるようにな
っており、バーコード印刷制御部71からの出力は媒体10
にバーコード15及び16を印刷するバーコード印刷部73に
入力されている。さらに、このバーコード印刷装置には
上記各部の制御を行なう印刷搬送制御部72が設けられて
おり、この印刷搬送制御部72は個別基礎データ発生部70
にはタイミング信号tを入力し、暗号部80の暗号回路
81,82にはそれぞれタイミング信号tを入力し、記憶
部90の記憶回路91,92にはそれぞれタイミング信号t
を入力すると共に、バーコード印刷制御部71にはタイミ
ング信号tを入力し、更にバーコード印刷部73にはタ
イミング信号tを入力し、相互の同期をとるようにな
っている。
このような構成において、印刷搬送制御部72はタイミン
グ信号tを個別基礎データ発生部70に入力することに
より、個別基礎データ発生部70は第7図に示すような例
えば5桁の基礎データαを発生させ、次にタイミング信
号tを暗号部80に送り、この基礎データαを暗号回路
81,82のアルゴリズムA1,A2によりそれぞれキャラクタN
o.1〜No.5の暗号データα1,α2に暗号化する。こ
の後、印刷搬送制御部72はタイミング信号tにより、
作成された暗号データα1,α2を記憶回路91,92に記
憶させる。ここで、バーコード印刷装置のバーコード印
刷部73に媒体10を挿入すると、印刷搬送制御部72はタイ
ミング信号tによりバーコード印刷制御部71を駆動さ
せると共に、バーコード印刷部73にタイミング信号t
を送り、暗号データα1,α2をバーコード形式で媒体
10のバーコード帯13にバーコード15及び16として各キャ
ラクタ毎に印刷する。
第8図はバーコード帯13に印刷されたバーコード15及び
16の例を示しており、各バーコードはスタートキャラク
タからエンドキャラクタまで7つのキャラクタを有して
おり、これらキャラクタのうちスタートキャラクタには
バーコードブロックの先頭を示す固定データが記録さ
れ、エンドキャラクタにはバーコードブロックの最後尾
を示す固定データが記録されている。第1キャラクタ〜
第5キャラクタに、所定フォーマットで暗号データα
1,α2が記録されるのである。なお、各バーコードの
キャラクタ数は任意に変更することができる。
第9図及び第10図は媒体10は媒体10の発行,決済に用い
る認証読取装置の内部構造,特にデータ読取書込部を示
す図であり、このデータ読取書込部内には媒体10の通過
を検出するランプ等のセンサ光源60,61と、これらセン
サ光源60,61と対になったフォトダイオード等の通過セ
ンサ23,24とが所定間隔で設けられており、これら通過
センサ23,24の間には媒体10を装置内に取込んだり、排
出したりするローラ63A〜63Dと、これらローラ63C,63D
の上部でバーコード帯13に対応して位置し、媒体10のバ
ーコード帯13に着磁及び消磁をする着磁消磁手段31と、
この着磁消磁手段31により着磁されたバーコード帯13よ
り磁気的に情報検出をする磁気検出手段21とが設けられ
ている。又、着磁消磁手段31及び磁気検出手段21に対し
て内側の磁気記録体12上には、媒体10の磁気記録体12に
情報を磁気的に書込む書込手段33と、この書込手段33に
より書込まれた情報を磁気検出する磁気検出手段22とが
設けられている。ローラ63A及び63Bの間には、取込まれ
た媒体10の搬送量を検知してタイミング信号を送るロー
タリエンコーダ62が設けられている。
このような構成において、ロール63A〜63Dの可逆回転駆
動によって媒体10を内部に取込んだり、排出したりする
ことができる。また、ロータリエンコーダ62によって媒
体10の位置は監視することができ、バーコード帯13上の
磁気検出手段21によってバーコードの情報を検出でき
る。同様に、媒体10の磁気記録体12への情報の書込みは
書込手段33によって行なわれ、書込まれた情報の検出は
検出手段22によって行なわれ、書込みと検出を同時に行
なうには媒体10を往復動させればよい。
第11図は認証読取装置のブロック構成例を示す図であ
り、この認証読取装置には上述の通過センサ23,24の信
号が増幅器30に入力され、増幅器30からの信号TSは、読
取装置27,28で読取られたディジタル信号C1,C2より暗号
データα1,α2をアルゴリズムA1,A2により復号化す
る復号化部20に入力され、復号化部20を動作させる。復
号化部20からの作動信号PSは着磁消磁手段31を駆動する
ドライバ回路32に入力され、ドライバ回路32からの信号
で着磁消磁手段31を動作させるようになっている。ま
た、磁気検出手段21からの信号MD1は増幅器26に入力さ
れ、増幅器26で増幅されたバーコード帯13の信号MD2は
読取装置27,28に入力され、読取回路27,28で処理された
ディジタル信号C1,C2は復号化部20に入力されるように
なっている。読取回路27,28及び復号化部20にはクロッ
クパルス発生回路29よりクロックパルスCLが入力されて
おり、クロックパルス発生回路29にはロータリエンコー
ダ62からのタイミング信号TMが入力され、相互のタイミ
ングを取るようになっている。磁気検出手段22で読取ら
れた磁気記録情報MG(暗号データβ)は磁気記録情報読
取回路25に入力され、磁気記録情報読取回路25からの暗
号データβはアルゴリズムA3,Bにより基礎データα及び
他情報に復号化する復号化部35に入力される。又磁気記
録情報読取回路25及び復号化部35にも上述のクロックパ
ルス発生回路29よりクロックパルスCLが入力され、相互
にタイミングがとられるようになっている。復号化部20
により復号化されたデータD1,D2は、記憶回路50に設け
られた記憶部51,52にそれぞれ入力され、記憶回路50に
記憶されたデータD1,D2はデータ照合して、全てが基礎
データαと一致したときに基礎データαを出力するため
の照合部44に入力され、照合部44から出力された基礎デ
ータαは記憶部45に入力されるようになっている。
一方、復号化部35で復号化された基礎データαは、この
基礎データαを記憶する個別基礎データ記憶部36に入力
されて記憶され、この個別基礎データ記憶部36に記憶さ
れた基礎データαは比較部37に入力されて記憶部45に記
憶された基礎データαと比較され、一致した場合に比較
部37は認証信号ATを出力する。又復号化部35で復号化さ
れた他情報は、この他情報を磁気記録情報MNとして出力
する他情報データ記憶部38に入力される。さらに記憶部
45から読出された基礎データαは、この基礎データαを
アルゴリズムA3により暗号化する暗号回路39に入力さ
れ、暗号回路39からの暗号データα′は、他情報データ
記憶部38からの他情報、又は他情報データ出力部41から
の他情報を混合するデータ混合部40に入力される。デー
タ混合部40で混合された混合データMXはアルゴリズムB
により暗号データβに暗号化する暗号回路42に入力さ
れ、暗号回路42からの暗号データβは記憶回路43に入力
され、この記憶回路43に記憶された暗号データβは書込
手段33を駆動するドライバ回路34に入力され、暗号デー
タβが書込手段33により媒体10の磁気記録帯12に磁気記
録されるようになっている。
このような構成において、まず媒体10を発行する場合に
ついて説明する。
媒体10が認証読取装置の媒体集積部(図示せず)から送
給されて来ると通過センサ23により媒体10の送給が検出
され、この検出信号が増幅器30を介して復号化部20に入
力される。これによりローラ63A〜63Dが第9図の図示M
方向に回転され、媒体10は装置内に取込まれると共に、
復号化部20はドライバ回路32を駆動して着磁消磁手段31
を動作させ、媒体10のバーコード帯13に印刷されている
バーコード15及び16を順次着磁する。この磁化により、
媒体10の取込みに従って磁気検出手段21によりバーコー
ド15及び16の情報が検出される。ここにおいて、媒体10
のバーコード帯13には前述第6図のバーコード印刷装置
により、バーコード15及び16が暗号データα1,α2と
して印刷されているので、磁気検出手段21からは暗号デ
ータα1,α2が検出されたことになる。磁気検出手段
21で検出された信号MD1は増幅器26を経て読取回路27,28
に入力され、読取回路27からはディジタル信号C1が出力
され、読取回路28からはディジタル信号C2が出力され
る。
ところで、バーコード帯13には第8図に示すようなキャ
ラクタでバーコード15及び16が印刷されているが、ここ
ではスタートキャラクタ及び第1キャラクタについての
詳細を第12図(A)に示して、その読取動作を説明する。
第12図(A)に示すように各キャラクタは、1つのトリガ
バーS1,S2及びデータを構成する4つのバーより成るデ
ータバーK1,K2より構成されており、キャラクタ内のバ
ーには第5図に示すような特定の保磁力を有する磁性材
料が含れて印刷されており、ここではトリガバーS1,S2
には図示のIIで示す保磁力の高い磁性材料が印刷され、
データバーK1,K2には図示のIで示す保磁力の低い磁性
材料が印刷もしくは層設されるようになっている。デー
タバーK1,K2の情報は例えば4ビットで構成されてお
り、データバーK1,K2内のバー印刷の有無(例えば第12
図(A))で示す第1キャラクタ内のデータバーK2の点線
部分)により記録されるようになっている。したがっ
て、バーコード15のスタートキャラクタ及び第1キャラ
クタが磁気検出手段21により検出されると、増幅器26か
らは第12図(B)に示すような出力波形MD2が出力される。
ここにおいて、トリガバーS1,S2は保磁力の高い磁性材
料により構成されているので、波高値の高い波形が検出
され、データバーK1,K2は保磁力の低い磁性材料により
構成されているので波高値の低い波形が検出される。バ
ーコードの検出信号MD2は読取回路27及び28に入力され
るが、読取回路27には第12図(C)に示すスレショルドレ
ベルTH1が設定されており、読取回路28にはスレショル
ドレベルTH2が設定されている。従って、読取回路27か
らはスレショルドレベルTH1で2値化された第12図(D)に
示すようなタイミングのディジタル信号C1が出力される
と共に、このタイミングによりキャラクタ内のバーのゾ
ーンタイミングが算出される。また、読取回路28からは
スレショルドレベルTH2で2値化された第12図(E)に示す
ディジタル信号C2が出力されると共に、このディジタル
信号C2をトリガタイミングとし、上述のゾーンタイミン
グより第1〜第5キャラクタまでのバー印刷の有無が検
出されるようになっている。このように、各キャラクタ
の先頭にはデータバーとは保磁力の異なる磁性材料でト
リガバーが印刷されているので、各キャラクタのデータ
のみを抽出することができる。さらに、エンドキャラク
タの固定データにより、バーコード15及びバーコード16
の識別を行なうことができる。
復号化部20は、上述の如く読取回路27,28で読取られた
ディジタル信号C1,C2をアルゴリズムA1,A2により復号化
し、この復号化した情報を記憶部51,52に記憶してお
く。この間に媒体10は順次装置内に取込まれ、媒体10が
通過センサ24の部分を通過すると復号化部20はローラ63
A〜63Dを第9図のN方向に逆回転させ、媒体10を所定の
位置まで排出する。
次に、照合部44は記憶部51及び記憶部52に記憶されてい
る復号化されたデータを照合し、両者が一致した時に基
礎データαを発生して記憶部45に記憶する。暗号回路39
はこの記憶された基礎データαをアルゴリズムA3に従っ
てα′に暗号化する。ここで、上述したような他情報を
他情報データ出力部41から、データ混合部40に与え、他
情報データ出力部41からの他情報及び暗号回路39で暗号
化されたα′を混合して混合データMXを作成し、暗号回
路42に入力してアルゴリズムBに従って暗号データβに
暗号化して記憶回路43に記憶する。記憶回路43は暗号化
が終了すると、この暗号データβをドライバ回路34に入
力し、ドライバ回路34は書込手段33を動作させる。同時
に、復号化部20はローラ63A〜63Dを再び第9図のM方向
に回転させ、媒体10を装置内に取込むので、媒体10の磁
気記録帯12の上述の暗号データβを磁気記録することが
できる。この記録動作が終了すると、復号化部20はロー
ラ63A〜63DをN方向に回転させ、媒体10を返却すると共
に、着磁消磁手段31を動作させて、バーコード15及び16
に着磁された残留磁気を消磁する。
次に、媒体10を使用した決済方法について説明する。
上述発行の場合と同様に媒体10を認証読取装置に挿入す
ると、バーコード15及び16に着磁消磁手段31により着磁
がされ、上述のようにして磁気検出手段21によりバーコ
ード15及び16の情報が検出され、読取回路27,28でディ
ジタル信号C1,C2が得られ、復号化部20で復号化された
データが記憶部51,52に記憶され、上述と同様にして照
合部44から基礎データαが出力されて記憶部45に記憶さ
れる。
次に、ローラ63A〜63Dが第9図の図示N方向に回転され
て、上述のように媒体10は所定位置まで排出され、その
後にローラが逆回転され、媒体10が再び装置内に取込ま
れる。この際、磁気検出手段22より上述の如くして記録
された暗号データβが読取られ、この暗号データβは、
復号化部35でアルゴリズムB及びA3により復号化されて
他情報及び基礎データαとに分離され、他情報は他情報
データ記憶部38に記憶されると共に、磁気記録情報MNと
して出力される。また、基礎データαは個別基礎データ
記憶部36に記憶される。ここで、比較部37は記憶部45に
記憶されている基礎データαと、個別基礎データ記憶部
36に記憶されている基礎データαとを比較し、一致した
場合には認証信号ATを出力し、媒体10が本物であること
が確認される。
その後に、ローラ63A〜63Dを図示N方向に回転し、媒体
10を返却する。この際、決済により新たに生じたデータ
を他情報データ記憶部38に入力し、この他情報データ及
び上述のようにして暗号回路39で暗号化されたα′がデ
ータ混合部40で混合され、暗号回路42で暗号データβに
暗号化され、この暗号データβが書込手段33により媒体
10の磁気記録帯12に磁気記録される。又復号化部20は着
磁消磁手段31によりバーコード15及び16の残留磁気を消
磁させる。
(発明の変形例) 上述の実施例では、暗号データの暗号化及び復号化のア
ルゴリズムとしてA1及びA2の2個のアルゴリズムを用い
たが、n種類のアルゴリズムを使用してn個の暗号デー
タに暗号化し、n個の暗号データを上記n種類のアルゴ
リズムにより復号化するようにしてもよい。又、決済に
より他情報データ記憶部に入力されるデータを他情報デ
ータ出力部より入力したり、発行の際に入力される他情
報を上記他情報データ記憶部より入力できるようにして
もよい。さらに、第11図の例では発行部と決済部とを一
体化した構成となっているが、発行部,決済部をそれぞ
れ別個の構成としても良い。
(発明の効果) 以上のようにこの発明の認証識別媒体の認証識別体作成
方法によれば、認証識別媒体の情報識別コード帯に記録
される暗号データが複数個のアルゴリズムにより暗号化
されているため、磁気インクによるコピーや磁気テープ
による貼付けによる偽造,変造等の改ざんを行なうこと
ができないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す認証識別媒体におけ
るデータの暗号化及び復号化を示す概略フロー図、第2
図はその詳細を示す動作フローチャート、第3図は認証
識別媒体の一例を示す正面図、第4図はそのX-X断面
図、第5図は磁性材料の磁性特性を示す図、第6図はこ
の発明のバーコード印刷装置のブロック構成図、第7図
は基礎データαと暗号データとの関係を示す図、第8図
は印刷ストライプ部に印刷されるバーコードの構成例を
示す図、第9図は認証読取装置の読取書込部の構造を示
す図、第10図は媒体と各センサ,書込読取手段との位置
関係を示す図、第11図は認証読取装置内のブロック構成
図、第12図(A)〜(E)は動作例を示すタイムチャートであ
る。 10……媒体、11……基板、12……磁気記録帯、13……バ
ーコード帯、14……マスク帯、15……第1のバーコー
ド、16……第2のバーコード、20……復号化部、21,22
……磁気検出手段、23,24……通過センサ、25……磁気
記録情報読取回路、26,30……増幅器、27,28……読取回
路、29……クロックパルス発生回路、31……着磁消磁手
段、32,34……ドライバ回路、33……書込手段、35……
復号化部、36……個別基礎データ記憶部、37……比較
部、38……他情報データ記憶部、39……暗号回路、40…
…データ混合部、41……他情報データ出力部、42……暗
号回路、43……記憶回路、44……照合部、45……記憶
部、50……記憶回路、51,52……記憶部、60,61……セン
サ光源、63……ローラ、70……個別基礎データ発生部、
71……バーコード印刷制御部、72……印刷搬送制御部、
73……バーコード印刷部、80……暗号部、81,82……暗
号回路、90……記憶部、91,92……記憶回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め決められている基礎データをn種類の
    アルゴリズムによって暗号化してn個の暗号データを作
    成し、前記暗号データのそれぞれを1ブロックとして磁
    性材料により情報識別コード形式で認証識別媒体に印刷
    もしくは層設し、前記印刷もしくは層設された情報識別
    コード帯が、特定の保磁力を有する磁性材料を含んだ第
    1の情報識別コードと、前記磁性材料とは異なる保磁力
    の磁性材料を含んだ第2の情報識別コードで成っている
    ことを特徴とする認証識別媒体の認証識別体作成方法。
  2. 【請求項2】前記情報識別コード帯上に不透明体の非磁
    性材料を被覆して目視不可能にした特許請求の範囲第1
    項に記載の認証識別媒体の認証識別体作成方法。
  3. 【請求項3】前記基礎データが前記認証識別媒体毎に異
    なるようにした特許請求の範囲第1項に記載の認証識別
    媒体の認証識別体作成方法。
JP61055894A 1986-03-13 1986-03-13 認証識別媒体の認証識別体作成方法 Expired - Lifetime JPH0650562B2 (ja)

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JP61055894A JPH0650562B2 (ja) 1986-03-13 1986-03-13 認証識別媒体の認証識別体作成方法
US07/024,161 US4855584A (en) 1986-03-13 1987-03-10 Method for identifying certification identifying media
DE19873708270 DE3708270A1 (de) 1986-03-13 1987-03-13 Verfahren zum identifizieren von bestaetigenden oder berechtigenden identifizierungsmedien

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JPS60236166A (ja) * 1984-05-09 1985-11-22 Mitsubishi Electric Corp 磁気カ−ドの情報記録方法

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