JPH06104393B2 - 認証識別媒体の認証識別方法 - Google Patents

認証識別媒体の認証識別方法

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JPH06104393B2
JPH06104393B2 JP5589586A JP5589586A JPH06104393B2 JP H06104393 B2 JPH06104393 B2 JP H06104393B2 JP 5589586 A JP5589586 A JP 5589586A JP 5589586 A JP5589586 A JP 5589586A JP H06104393 B2 JPH06104393 B2 JP H06104393B2
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正史 内藤
博 富山
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グローリー工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) この発明は、金券カード,小切手,クレジットカード等
のような認証を要して取引される認証識別媒体の認証識
別方法に関する。
(発明の技術的背景とその問題点) 従来、金券カード,小切手,クレジットカードや身分証
明書,入場チケット等の認証識別媒体では、紙やプラス
チック等の基板面に印刷等により番号や氏名,金額等の
必要な書誌事項(情報)を記入したり、磁気テープを貼
着して磁気記録させたり、写真等の認証情報を貼着して
割印等を施したりして広く利用されている。しかし、こ
のような認証識別媒体では偽造や変造の改ざんがし易い
ため、偽証の原因となっていた。
(発明の目的) この発明は上述のような事情からなされたものであり、
この発明の目的は、認証識別媒体に設けられた情報識別
コード帯に予め決められている基礎データをn種類のア
ルゴリズムにより暗号化して記録し、上記情報識別コー
ド帯の暗号データを検出して復号化し、この復号化され
た基礎データを更に暗号化して、磁気記録帯に磁気記録
しておき、上記両暗号データを読出して復号化して照合
することにより、取引を極めて安全にした認証識別媒体
の認証識別方法を提供することにある。
(発明の概要) この発明は認証識別媒体の認証識別方法に関するもの
で、予め決められている基礎データをn種類のアルゴリ
ズムにより暗号化したn個の暗号データが、情報識別コ
ード形式で磁性材料を含んで印刷もしくは層設される情
報識別コード帯と、前記n種類のアルゴリズムによって
復号化されたデータの全てが一致したときに、当該復号
データを暗号化して磁気的に記録する磁気記録帯とが設
けられている認証識別媒体に対して、前記情報識別コー
ド帯より前記n個の暗号データを検出し、前記n種類の
アルゴリズムによって復号化したデータの全てが一致し
たときの復号データと、前記磁気記録帯に記録されてい
る暗号データを前記磁気記録したときのアルゴリズムに
基づいて復号化したデータとを照合して認証するように
したものである。
(発明の実施例) この発明は、認証識別媒体の作成時に情報識別コード装
置で認証識別媒体に設けられている情報識別コード帯
に、予め決められた基礎データをn種類のアルゴリズム
により暗号化した暗号データを特定の保磁力を有する磁
性材料を含んで印刷もしくは層設して記録し、発行時
(及び決済時)に認証読取装置により上記の情報識別コ
ード帯に強制的に着磁させ、残留した残留磁気を検出す
ることで上記暗号データを検出すると共に、この検出し
た暗号データを上記n種類のアルゴリズムにより基礎デ
ータに復号化し、この復号化された基礎データ(及び又
は他情報との混合データ)を所定のアルゴリズムにより
再度暗号化し、この暗号化したデータを上記認証識別媒
体に設けられた磁気記録帯に磁気記録しておき、上記情
報識別コード帯より記録されているn個の暗号データを
検出して全てが一致したときの復号データを得、上記磁
気記録帯に記録されている暗号データを読出して復号化
したデータを得、上記得られた2つの復号データを照合
して認証するようにしたものである。
第1図は、この発明の一実施例である認証識別媒体にお
けるデータの暗号化及び復号化の全体を示す概略フロー
図であり、この例ではデータの暗号化及び復号化に共通
鍵方式を使用しており、同一の鍵(ここではアルゴリズ
ムA1〜A3,Bを示す)によりデータを暗号化すると共に、
復号化するようになっている。
第1図はデータの内容と、データを暗号化及び復号化す
るアルゴリズムの種類とを手順に従って示しており、デ
ータとしては後述する認証識別媒体(以下、単に媒体と
称す)を発行する時及び決済する時に照合する基準とな
る媒体毎に異なる基礎データαと、媒体の作成時に情報
識別コード帯に記録する暗号データα1,α2と、書誌事
項,店情報及び決済情報等の他情報と、媒体の発行時に
磁気記録帯に磁気記録する暗号データβとがある。ま
た、アルゴリズムとしては媒体の作成時に基礎データα
を暗号データα1,α2に暗号化すると共に、媒体の発行
時及び決済時に暗号データα1,α2を基礎データαに復
号化するアルゴリズムA1,A2と、媒体の発行時に照合さ
れた基礎データαを暗号化し、媒体の決済時にこの暗号
化されたデータを基礎データαに復号化するアルゴリズ
ムA3と、媒体の発行時に上記アルゴリズムA3により暗号
化されたデータα′に他情報を混合した混合データをデ
ータβに暗号化し、媒体の決済時にこの暗号データβか
ら上記他情報を分離して復号化するアルゴリズムBとが
用意されている。
次に、第1図の認証識別媒体におけるデータの暗号化及
び復号化の動作について、第2図のフローチャートを参
照して説明する。
まず、媒体の作成ないしは印刷時に、後述するバーコー
ド印刷装置により媒体認証のための基礎データαを作成
して媒体毎に決めておき(ステップS1)、この基礎デー
タαをアルゴリズムA1,A2により暗号データα1,α2に
暗号化し、媒体のバーコード帯に記録する(ステップS
2)。そして、媒体の発行時及び決済時には、後述する
認証読取装置でバーコード帯より暗号データα1,α2を
検出し、この読取った暗号データα1,α2をアルゴリズ
ムA1,A2により基礎データαに復号化する(ステップS
3)。さらに媒体の発行時には、上述のようにして復号
化で得られた基礎データαをアルゴリズムA3によりα′
に暗号化し(ステップS4)、この暗号化された基礎デー
タα′と他情報とを混合して混合データを作成し(ステ
ップS5)、この混合データをアルゴリズムBにより暗号
化して暗号データβを作成し、媒体の磁気記録帯に磁気
記録する(ステップS6)。又、媒体の決済時には暗号デ
ータβを磁気記録帯より読出して、アルゴリズムBによ
り復号化して他情報を分離し、上記暗号データα′を抽
出し(ステップS7)、この抽出された暗号データα′を
アルゴリズムA3で復号化する(ステップS8)。そして、
復号化された基礎データαをステップS3の基礎データα
と照合し(ステップS9)、一致していれば真正の媒体で
あるとし、ステップS7で求めた他情報を出力するように
なっている。
第3図はこの発明に用いる媒体10の正面図を示し、第4
図はそのX−X断面図である。方形状でカード構造をし
た媒体10の基板11は紙質材料で成り、この基板11の表面
に1条の磁気記録帯12が図に示す位置に、通常従来より
使用されているクレジットカード等に貼着されている磁
気記録テープと同等のものが層設されている。この磁気
記録帯12に上述の基礎データαが磁気記録されると共
に、他に必要な数値,金額,氏名,発行者等の書誌事項
である他情報が磁気記録されるようになっている。基板
10の上部に設けられているバーコード帯13には、その表
面にバーコード15及び16が印刷(プレス印刷)されてい
る。つまり、バーコード15及び16には媒体10の製造時に
バーコード印刷装置により、バーコード15には暗号デー
タα1,バーコード16には暗号データα2が、特定の保磁
力を有する磁性材料を含んだインクで基板11上に印刷
(もしくは層設)されるようになっている。第5図は磁
性材料の特性例を示している。バーコード15及び16が印
刷されたバーコード帯13の上には、不透明で非磁性材料
で成るマスク帯14が被覆されており、使用者や第3者に
はマスク帯14の下にバーコード15及び16があることが認
識できないようになっている。このマスク帯14は基板11
の全面を被うように設けられていてもよく、その表面に
適当な絵や写真,文字が印刷されていてもよい。
第6図は、媒体10のバーコード15及び16に暗号データα
1,α2を印刷するバーコード印刷装置のブロック構成例
を示しており、このバーコード印刷装置には、上述の基
礎データαを媒体1枚毎に発生させる個別基礎データ発
生部70が設けられており、この個別基礎データ発生部70
で発生された基礎データαが暗号部80に入力されるよう
になっている。暗号部80には上述のアルゴリズムA1,A2
により、入力された基礎データαをそれぞれ暗号データ
α1,α2に暗号化する暗号回路81,82が設けられてい
る。そして、暗号部80よりの暗号データα1,α2は記憶
部90に入力されるようになっており、この記憶部90には
暗号データα1,α2をそれぞれ記憶する記憶回路91,92
が設けられている。記憶部90より読出された暗号データ
α1,α2は、バーコード印刷部73を制御するバーコード
印刷制御部71に入力されるようになっており、バーコー
ド印刷制御部71からの出力は媒体10にバーコード15及び
16を印刷するバーコード印刷部73に入力されている。さ
らに、このバーコード印刷装置には上記各部の制御を行
なう印刷搬送制御部72が設けられており、この印刷搬送
制御部72は個別基礎データ発生部70にはタイミング信号
t0を入力し、暗号部80の暗号回路81,82にはそれぞれタ
イミグ信号t1を入力し、記憶部90の記憶回路91,92には
それぞれタイミング信号t2を入力すると共に、バーコー
ド印刷制御部71にはタイミング信号t3を入力し、更にバ
ーコード印刷部73にはタイミング信号taを入力し、相互
の同期をとるようになっている。
このような構成において、印刷搬送制御部72はタイミン
グ信号t0を個別基礎データ発生部70に入力することによ
り、個別基礎データ発生部70は第7図に示すような例え
ば5桁の基礎データαを発生させ、次にタイミング信号
t1を暗号部80に送り、この基礎データαを暗号回路81,8
2のアルゴリズムA1,A2によりそれぞれキャラクタNo.1〜
No.5の暗号データα1,α2に暗号化する。この後、印刷
搬送制御部72はタイミング信号t2により、作成された暗
号データα1,α2を記憶回路91,92に記憶される。ここ
で、バーコード印刷装置のバーコード印刷部73に媒体10
を挿入すると、印刷搬送制御部72はタイミング信号t3
よりバーコード印刷制御部71を駆動させると共に、バー
コード印刷部73にタイミングtaを送り、暗号データα1,
α2をバーコード形式で媒体10のバーコード帯13にバー
コード15及び16として各キャラクタ毎に印刷する。
第8図はバーコード帯13に印刷されたバーコード15及び
16の例を示しており、各バーコードはスタートキャラク
タからエンドキャラクタまで7つのキャラクタを有して
おり、これらキャラクタのうちスタートキャラクタには
バーコードブロックの先頭を示す固定データが記録さ
れ、エンドキャラクタにはバーコードブロックの最後尾
を示す固定データが記録されている。第1キャラクタ〜
第5キャラクタに、所定フォーマットで暗号データα1,
α2が記録されるのである。なお、各バーコードのキャ
ラクタ数は任意に変更することができる。
第9図及び第10図は媒体10は媒体10の発行,決済に用い
る認証読取装置の内部構造,特にデータ読取書込部を示
す図であり、このデータ読取書込部内には媒体10の通過
を検出するランプ等のセンサ光源60,61と、これらセン
サ光源60,61と対になったフォトダイオード等の通過セ
ンサ23,24とが所定間隔で設けられており、これら通過
センサ23,24の間には媒体10を装置内に取込んだり、排
出したりするローラ63A〜63Dと、これらローラ63C,63D
の上部でバーコード帯13に対応して位置し、媒体10のバ
ーコード帯13に着磁及び消磁をする着磁消磁手段31と、
この着磁消磁手段31に着磁されたバーコード帯13より磁
気的に情報検出をする磁気検出手段21とが設けられてい
る。又、着磁消磁手段31及び磁気検出手段21に対して内
側の磁気記録体12上には、媒体10の磁気記録帯12に情報
を磁気的に書込む書込手段33と、この書込手段33により
書込まれた情報を磁気検出する磁気検出手段22とが設け
られている。ローラ63A及び63Bの間には、取込まれた媒
体10の搬送量を検知してタイミング信号を送るロータリ
エンコーダ62が設けられている。
このような構成において、ローラ63A〜63Dの可逆回転駆
動によって媒体10を内部に取込んだり、排出したりする
ことができる。また、ロータリエンコーダ62によって媒
体10の位置は監視することができ、バーコード帯13上の
磁気検出手段21によってバーコードの情報を検出でき
る。同様に、媒体10の磁気記録帯12への情報の書込みは
書込手段33によって行なわれ、書込まれた情報の検出は
検出手段22によって行なわれ、書込みと検出を同時に行
なうには媒体10を往復動させればよい。
第11図は認証読取装置のブロック構成例を示す図であ
り、この認証読取装置には上述の通過センサ23,24の信
号が増幅器30に入力され、増幅器30からの信号TSは、読
取回路27,28で読取られたディジタル信号C1,C2より暗号
データα1,α2をアルゴリズムA1,A2により復号化する
復号化部20に入力され、復号化部20を動作させる。復号
化部20からの作動信号PSは着磁消磁手段31を駆動するド
ライバ回路32に入力され、ドライバ回路32からの信号で
着磁消磁手段31を動作させるようになっている。また、
磁気検出手段21からの信号MD1は増幅器26に入力され、
増幅器26で増幅されたバーコード帯13の信号MD2は読取
回路27,28に入力され、読取回路27,28で処理されたディ
ジタル信号C1,C2は復号化部20に入力されるようになっ
ている。読取回路27,28及び復号化部20にはクロックパ
ルス発生回路29よりクロックパルスCLが入力されてお
り、クロックパルス発生回路29にはロータリエンコーダ
62からのタイミング信号TMが入力され、相互のタイミン
グを取るようになっている。磁気検出手段22で読取られ
た磁気記録情報MG(暗号データβ)は磁気記録情報読取
回路25に入力され、磁気記録情報読取回路25からの暗号
データβはアルゴリズムA3,Bにより基礎データα及び他
情報に復号化する復号化部35に入力される。又磁気記録
情報読取回路25及び復号化部35にも上述のクロックパル
ス発生回路29よりクロックパルスCLが入力され、相互に
タイミングがとられるようになっている。復号化部20に
より復号化されたデータD1,D2は、記憶回路50に設けら
れた記憶部51,52にそれぞれ入力され、記憶回路50に記
憶されたデータD1,D2はデータ照合して、全てが基礎デ
ータαと一致したときに基礎データαを出力するための
照合部44に入力され、照合部44から出力された基礎デー
タαは記憶部45に入力されるようになっている。
一方、復号化部35で復号化された基礎データαは、この
基礎データαを記憶する個別基礎データ記憶部36に入力
されて記憶され、この個別基礎データ記憶部36に記憶さ
れた基礎データαは比較部37に入力されて記憶部45に記
憶された基礎データαと比較され、一致した場合に比較
部37は認証信号ATを出力する。又復号化部35で復号化さ
れた他情報は、この他情報を磁気記録情報MNとして出力
する他情報データ記憶部38に入力される。さらに記憶部
45から読出された基礎データαは、この基礎データαを
アルゴリズムA3により暗号化する暗号回路39に入力さ
れ、暗号回路39からの暗号データα′は、他情報データ
記憶部38からの他情報、又は他情報データ出力部41から
の他情報を混合するデータ混合部40に入力される。デー
タ混合部40で混合された混合データMXはアルゴリズムB
により暗号データβに暗号化する暗号回路42に入力さ
れ、暗号回路42からの暗号データβは記憶回路43に入力
され、この記憶回路43に記憶された暗号データβは書込
手段33を駆動するドライバ回路34に入力され、暗号デー
タβが書込手段33により媒体10の磁気記録帯12に磁気記
録されるようになっている。
このような構成において、まず媒体10を発行する場合に
ついて説明する。
媒体10が認証読取装置の媒体集積部(図示せず)から送
給されて来ると通過センサ23により媒体10の送給が検出
され、この検出信号が増幅器30を介して復号化部20に入
力される。これによりローラ63A〜63Dが第9図の図示M
方向に回転され、媒体10は装置内に取込まれると共に、
復号化部20はドライバ回路32を駆動して着磁消磁手段31
を動作させ、媒体10のバーコード帯13に印刷されている
バーコード15及び16順次着磁する。この磁化により、媒
体10の取込みに従って磁気検出手段21によりバーコード
15及び16の情報が検出される。ここにおいて、媒体10の
バーコード帯13には前述第6図のバーコード印刷装置に
より、バーコード15及び16が暗号データα1,α2として
印刷されているので、磁気検出手段21からは暗号データ
α1,α2が検出されたことになる。磁気検出手段21で検
出された信号MD1は増幅器26を経て読取回路27,28に入力
され、読取回路27からはディジタル信号C1が出力され、
読取回路28からはディジタル信号C2が出力される。
ところで、バーコード帯13には第8図に示すようなキャ
ラクタでバーコード15及び16が印刷されているが、ここ
ではスタートキャラクタ及び第1キャラクタについての
詳細を第12図(A)に示して、その読取動作を説明す
る。
第12図(A)に示すように各キャラクタは、1つのトリ
ガバーS1,S2及びデータを構成する4つのバーより成る
データバーK1,K2より構成されており、キャラクタ内の
バーには第5図に示すような特定の保磁力を有する磁性
材料が含れて印刷されており、ここではトリガバーS1,S
2には図示のIIで示す保磁力の高い磁性材料が印刷さ
れ、データバーK1,K2には図示のIで示す保磁力の低い
磁性材料が印刷もしくは層設されるようになっている。
データバーK1,K2の情報は例えば4ビットで構成されて
おり、データバーK1,K2内のバー印刷の有無(例えば第1
2図(A))で示す第1キャラクタ内のデータバーK2の
点線部分)により記録されるようになっている。したが
って、バーコード15のスタートキャラクタ及び第1キャ
ラクタが磁気検出手段21により検出されると、増幅器26
からは第12図(B)に示すように出力波形MD2が出力さ
れる。ここにおいて、トリガバーS1,S2は保磁力の高い
磁性材料により構成されているので、波高値の高い波形
が検出され、データバーK1,K2は保磁力の低い磁性材料
により構成されているので波高値の低い波形が検出され
る。バーコードの検出信号MD2は読取回路27及び28に入
力されるが、読取回路27には第12図(C)に示すスレシ
ョルドレベルTH1が設定されており、読取回路28にはス
レショルドレベルTH2が設定されている。従って、読取
回路27からはスレショルドレベルTH1で2値化された第1
2図(D)に示すようなタイミングのディジタル信号C1
が出力されると共に、このタイミングによりキャラクタ
内のバーのゾーンタイミングが算出される。また、読取
回路28からはスレショルドレベルTH2で2値化された第1
2図(E)に示すディジタル信号C2が出力されると共
に、このディジタル信号C2をトリガタイミングとし、上
述のゾーンタイミングより第1〜第5キャラクタまでの
バー印刷の有無が検出されるようになっている。このよ
うに、各キャラクタの先頭にはデータバーとは保磁力の
異なる磁性材料でトリガバーが印刷されているので、各
キャラクタのデータのみを抽出することができる。さら
に、エンドキャラクタの固定データにより、バーコード
15及びバーコード16の識別を行なうことができる。
復号化部20は、上述の如く読取回路27,28で読取られた
ディジタル信号C1,C2をアルゴリズムA1,A2により復号化
し、この復号化した情報を記憶部51,52に記憶してお
く。この間に媒体10は順次装置内に取込まれ、媒体10が
通過センサ24の部分を通過すると復号化部20はローラ63
A〜63Dを第9図のN方向に逆回転させ、媒体10を所定の
位置まで排出する。
次に、照合部44は記憶部51及び記憶部52に記憶されてい
る復号化されたデータを照合し、両者が一致した時に基
礎データαを発生して記憶部45に記憶する。暗号回路39
はこの記憶された基礎データαをアルゴリズムA3に従っ
てα′に暗号化する。ここで、上述したような他情報を
他情報データ出力部41から、データ混合部40に与え、他
情報データ出力部41からの他情報及び暗号回路39で暗号
化されたα′を混合して混合データMXを作成し、暗号回
路42に入力してアルゴリズムBに従って暗号データβに
暗号化して記憶回路43に記憶する。記憶回路43は暗号化
が終了すると、この暗号データβをドライバ回路34に入
力し、ドライバ回路34は書込手段33を動作させる。同時
に、復号化部20はローラ63A〜63Dを再び第9図のM方向
に回転させ、媒体10を装置内に取込むので、媒体10の磁
気記録帯12に上述の暗号データβを磁気記録することが
できる。この記録動作が終了すると、復号化部20はロー
ラ63A〜63DをN方向に回転させ、媒体10を返却すると共
に、着磁消磁手段31を動作させて、バーコード15及び16
に着磁された残留磁気を消磁する。
次に、媒体10を使用した決済方法について説明する。
上述発行の場合と同様に媒体10を認証読取装置に挿入す
ると、バーコード15及び16に着磁消磁手段31により着磁
がされ、上述のようにして磁気検出手段21によりバーコ
ード15及び16の情報が検出され、読取回路27,28でディ
ジタル信号C1,C2が得られ、復号化部20で復号化された
データが記憶部51,52に記憶され、上述と同様にして照
合部44から基礎データαが出力されて記憶部45に記憶さ
れる。
次に、ローラ63A〜63Dが第9図の図示N方向に回転され
て、上述のように媒体10は所定位置まで排出され、その
後にローラが逆回転され、媒体10が再び装置内に取込ま
れる。この際、磁気検出手段22より上述の如くして記録
された暗号データβが読取られ、この暗号データβは、
復号化部35でアルゴリズムB及びA3により復号化されて
他情報及び基礎データαとに分離され、他情報は他情報
データ記憶部38に記憶されると共に、磁気記録情報MNと
して出力される。また、基礎データαは個別基礎データ
記憶部36に記憶される。ここで、比較部37は記憶部45に
記憶されている基礎データαと、個別基礎データ記憶部
36に記憶されている基礎データαとを比較し、一致した
場合には認証信号ATを出力し、媒体10が本物であること
が確認される。
その後に、ローラ63A〜63Dを図示N方向に回転し、媒体
10を返却する。この際、決済により新たに生じたデータ
を他情報データ記憶部38に入力し、この他情報データ及
び上述のようにして暗号回路39で暗号化されたα′がデ
ータ混合部40で混合され、暗号回転42で暗号データβに
暗号化され、この暗号データβが書込手段33により媒体
10の磁気記録帯12に磁気記録される。又復号化部20は着
磁消磁手段31によりバーコード15及び16の残留磁気を消
磁させる。
(発明の変形例) 上述の実施例では、暗号データの暗号化及び復号化のア
ルゴリズムとしてA1及びA2の2個のアルゴリズムを用い
たが、n種類のアルゴリズムを使用してn個の暗号デー
タに暗号化し、n個の暗号データを上記n種類のアルゴ
リズムにより復号化するようにしてもよい。又、決済に
より他情報データ記憶部に入力されるデータを他情報デ
ータ出力部より入力したり、発行の際に入力される他情
報を上記他情報データ記憶部より入力できるようにして
もよい。
(発明の効果) 以上のようにこの発明の認証識別媒体の認証識別方法に
よれば、認証識別媒体の情報識別コード帯及び磁気記録
帯に記録される暗号データが複数個のアルゴリズムによ
り暗号化されていると共に、情報識別コード帯の暗号デ
ータを復号したときのデータが全て一致したときの復号
データと、磁気記録帯から読出して復号したデータとを
照合して認証するようにしているので、媒体を改ざんす
ることは不可能であり、極めて安全な取引を実現するこ
とがきでるという効果を奏する。さらに、第11図の例で
は発行部と決済部とを一体化した構成となっているが、
発行部,決済部をそれぞれ別個の構成としても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す認証識別媒体におけ
るデータの暗号化及び復号化を示す概略フロー図、第2
図はその詳細を示す動作フローチャート、第3図は認証
識別媒体の一例を示す正面図、第4図はそのX−X断面
図、第5図は磁性材料の磁性特性を示す図、第6図はバ
ーコード印刷装置のブロック構成図、第7図は基礎デー
タαと暗号データとの関係を示す図、第8図は印刷スト
ライプ部に印刷されるバーコードの構成例を示す図、第
9図は認証読取装置の読取書込部の構造を示す図、第10
図は媒体と各センサ,書込読取手段との位置関係を示す
図、第11図は認証読取装置内のブロック構成図、第12図
(A)〜(E)は動作例を示すタイムチャートである。 10……媒体、11……基板、12……磁気記録帯、13……バ
ーコード帯、14……マスク帯、15……第1のバーコー
ド、16……第2のバーコード、20……復号化部、21,22
……磁気検出手段、23,24……通過センサ、25……磁気
記録情報読取回路、26,30……増幅器、27,28……読取回
路、29……クロックパルス発生回路、31……着磁消磁手
段、32,34……ドライバー回路、33……書込手段、35…
…復号化部、36……個別基礎データ記憶部、37……比較
部、38……他情報データ記憶部、39……暗号回路、40…
…データ混合部、41……他情報データ出力部、42……暗
号回路、43……記憶回路、44……照合部、45……記憶
部、50……記憶回路、51,52……記憶部、60,61……セン
サ光源、63……ローラ、70……個別基礎データ発生部、
71……バーコード印刷制御部、72……印刷搬送制御部、
73……バーコード印刷部、80……暗号部、81,82……暗
号回路、90……記憶部、91,92……記憶回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/10 H 7736−5D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め決められている基礎データをn種類の
    アルゴリズムにより暗号化したn個の暗号データが、情
    報識別コード形式で磁性材料を含んで印刷もしくは層設
    される情報識別コード帯と、前記n種類のアルゴリズム
    によって復号化されたデータの全てが一致したときに、
    当該復号データを暗号化して磁気的に記録する磁気記録
    帯とが設けられている認証識別媒体に対して、前記情報
    識別コード帯より前記n個の暗号データを検出し、前記
    n種類のアルゴリズムによって復号化したデータの全て
    が一致したときの復号データと、前記磁気記録帯に記録
    されている暗号データを前記磁気記録したときのアルゴ
    リズムに基づいて復号化したデータとを照合して認証す
    るようにしたことを特徴とする認証識別媒体の認証識別
    方法。
  2. 【請求項2】前記情報識別コード帯が、特定の保磁力を
    有する磁性材料を含んだ第1の情報識別コードと、前記
    磁性材料とは異なる保磁力の磁性材料を含んだ第2の情
    報識別コードとで構成され、前記情報識別コード帯を復
    号化する際に着磁するようにした特許請求の範囲第1項
    に記載の認証識別媒体の認証識別方法。
  3. 【請求項3】前記当該復号データを前記磁気記録帯に記
    録した後、前記情報識別コード帯を消磁するようにした
    特許請求の範囲第1項に記載の認証識別媒体の認証識別
    方法。
  4. 【請求項4】前記当該復号データを暗号化する場合、他
    情報を含んで暗号化するようにした特許請求の範囲第1
    項に記載の認証識別媒体の認証識別方法。
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