JPH0650556U - 車両用シートのトリムカバー - Google Patents
車両用シートのトリムカバーInfo
- Publication number
- JPH0650556U JPH0650556U JP8146692U JP8146692U JPH0650556U JP H0650556 U JPH0650556 U JP H0650556U JP 8146692 U JP8146692 U JP 8146692U JP 8146692 U JP8146692 U JP 8146692U JP H0650556 U JPH0650556 U JP H0650556U
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- Japan
- Prior art keywords
- trim cover
- cushion body
- curved portion
- vehicle seat
- outer skin
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】車両用シートのトリムカバーにおいて、湾曲部
を有するクッション体を被覆する部分に、シートの外観
品質を損なう皺の発生を防止することである。 【構成】クッション体(5)の湾曲部(5A)を被覆
し、且つ装飾用凹溝(X)内に位置する表皮(1)に収
縮部(11a)を設けたことを特徴とする。
を有するクッション体を被覆する部分に、シートの外観
品質を損なう皺の発生を防止することである。 【構成】クッション体(5)の湾曲部(5A)を被覆
し、且つ装飾用凹溝(X)内に位置する表皮(1)に収
縮部(11a)を設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は自動車用シート(座席)におけるシートクッション(座部)などの車 両用シートのトリムカバーに関する。
【0002】
図7に示す自動車用シートのシートクッション(SC)に使用しているトリム カバー(C′)には、表皮1と裏基布との間に複数の平面帯状発泡体製ブロック 体からなるワディング(2)(2)(2)を並列し、この各ワディング(2)( 2)(2)間において前記表皮1と裏基布を直接一体に縫着して表面に装飾用凹 溝(X)(X)(X)を形成すると共に、該装飾用凹溝(X)…の一部をクッシ ョン体の湾曲部に被覆している。
【0003】 図7において、図中(11)(11)(11)は、発泡体製クッション体の湾 曲部を被覆する部分であり、(1A)(1A)はトリムカバー(C)の額縁部を 示す。
【0004】
以上の従来品はクッション体の湾曲部を被覆する個所にシートクッションの外 観品質を損なう皺(イ)…ガ発生する。 これは、装飾用凹溝(X)内の表皮(1)の長さ(縦方向)が、ワディング( 2)面を被覆する部分の長さに対して短くなるため、装飾用凹溝(X)内の表皮 (1)がだぶつき、このだぶついた表皮(1)の一部がワディング(2)を被覆 する部分の表皮に皺(イ)となって現れる。
【0005】 そこで、本考案は斯様に表皮と裏基布との間に、帯状発泡体製ブロック体から なるワディングを並列して、この各ワディング間における表皮と裏基布とを一体 に縫着して装飾用凹溝を形成してなるトリムカバーにおいて、クッション体の湾 曲部を被覆する部分に、シートの外観を損なう皺の発生を防止することを目的と する。
【0006】
以上の目的を達成するための本考案に係るトリムカバーは、前記クッション体 の湾曲部を被覆する部分の装飾用凹溝内に、表皮をギャザー縫いした収縮部を設 けてなることを特徴とするものである。
【0007】
クッション体の湾曲部を被覆する部分は、クッション体の湾曲部に沿って被覆 され、表皮における装飾用凹溝内とそれ以外の部分の凹溝方向の長さが同一にな る。
【0008】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。 図1は、本考案に係るトリムカバー(C)を使用して組付けた自動車用シート のシートクッションで、図中(X)(X)(X)はトリムカバー(C)の表面に 設けた装飾用凹溝で、この装飾用凹溝はシートクッションの後部から前面方向に 向けて複数並列状に形成されている。 そして、このトリムカバー(C)における表面には、前記図7に示すようにシ ートの外観品質を損なう皺(イ)…が現れていない。 この皺(イ)…は、図3に示すように装飾用凹溝(X)内において吸収してい るためである。
【0009】 図2、図3は、図1に示すシートクッション(SC)を示し、トリムカバー( C)によって、フレーム(6)、フレーム(6)に張架した支持部材(不図示) 、モールド加工した発泡体製クッション体(5)は被覆され、クッション体(5 )にトリムカバー(C)が一体に接着等して固定されている。図4は、クッショ ン体(5)を被覆する前のトリムカバー(C)を示す。 クッション体(5)は前部側が高く後部が低く形成され、前部側には湾曲状の 湾曲部(51)が成形され、この湾曲部(51)の上面(51)と前面(52) に、ワディング(2)を有するトリムカバー(C)が被覆される。
【0010】 トリムカバー(C)は、身頃と額縁(1A)、後まち(1B)などによって袋 状に縫製されており、身頃(1)を除く部分は一枚の合成樹脂レザー、織物地な ど、この種のシート用トリムカバーに使用されている部材である。 身頃は表皮(1)と、複数の平面帯状発泡体製(ウレタンフォームのスラブ材 )ブロック体からなるワディング(2)と、不織布などの部材からなる裏基布( 3)とから構成されている。
【0011】 ワディング(2)…は、表皮(1)と裏基布(3)との間に並列し、その各ワ ディング(2)…間に表皮(1)の一部を喰い込ませ、その喰い込ませた表皮( 1)の一部を、図6に示すように裏基布(2)に縫糸(4)(4)によって縫着 して装飾用凹溝(X)(X)…を形成する。
【0012】 この表皮(1)を裏基布(2)に縫着する際、或いは縫着前に、表皮(1)に おけるクッション体(5)の湾曲部(5A)を被覆し且つ装飾用凹溝(X)内に 位置する部分には、図5に示すように、ギャザー縫いした収縮部(11a)を設 ける。図3、図5において、図中(イ)(イ)…は、ギャザー縫いによる皺を示 し、この皺(イ)はクッション体(5)の湾曲部(5A)を被覆する部分の装飾 用凹溝(X)において生じるが、ワディング(2)を被覆する部分には生じない 。
【0013】 斯くして、クッション体(5)の湾曲部(5A)を被覆する部分における装飾 用凹溝(X)の表皮(1)は、収縮部(1a)によって装飾用凹溝の溝方向の長 さが短くなり、つまり、だぶつきがなくなる。
【0014】
【考案の効果】 本考案によれば、トリムカバーにおけるクッション体の湾曲部を被覆する部分 の装飾用凹溝内に位置する表皮は、装飾用凹溝の溝方向に収縮部によって収縮さ れ、前記従来品の表皮のだぶつきがなくなる。そのため、クッション体の湾曲部 を被覆する部分に設けた装飾用凹溝内の表皮のだぶつきに起因する前記従来品に おける皺の発生を防止できる。
【図1】本案品の使用状態を示す斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】図1のIIIーIII線断面図である。
【図4】本案品の部分切欠斜視図である。
【図5】図4のVーV線に沿える断面図である。
【図6】図4のVIーVI線に沿える断面図である。
1 表皮 2 ワディング 3 裏基布 5 クッション体 11 表皮の収縮部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本案品の使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図1のIII−III線断面図であ
る。
る。
【図4】 本案品の部分切欠斜視図である。
【図5】 図4のV−V線に沿える断面図であ
る。
る。
【図6】 図4のVI−VI線に沿える断面図
である。
である。
【図7】 従来のシートクッションの斜視図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1 表皮 2 ワディング 3 裏基布 5 クッション体 11 表皮の収縮部
Claims (1)
- 【請求項1】 表皮と裏基布との間に、複数の平面帯状
発泡体製ブロック体からなるワディングを並列し、この
各ワディング間において、前記表皮と裏基布を直接一体
に縫着して表面に装飾用凹溝を形成すると共に、該装飾
用凹溝の一部を含む部分で、クッション体の湾曲部に被
覆してなる車両用シートのトリムカバーにおいて、前記
クッション体の湾曲部を被覆する部分の装飾用凹溝内
に、表皮をギャザー縫いした収縮部を設けてなることを
特徴とする車両用シートのトリムカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081466U JP2576933Y2 (ja) | 1992-10-31 | 1992-10-31 | 車両用シートのトリムカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081466U JP2576933Y2 (ja) | 1992-10-31 | 1992-10-31 | 車両用シートのトリムカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650556U true JPH0650556U (ja) | 1994-07-12 |
JP2576933Y2 JP2576933Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13747182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992081466U Expired - Fee Related JP2576933Y2 (ja) | 1992-10-31 | 1992-10-31 | 車両用シートのトリムカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576933Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012055609A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Tachi S Co Ltd | 車両用シートのトリムカバー |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137383A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-20 | 株式会社タチエス | 車両用座席シ−トのトリムカバ−製造方法 |
JPH04261693A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-09-17 | Takano Co Ltd | 家具のクッション |
-
1992
- 1992-10-31 JP JP1992081466U patent/JP2576933Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60137383A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-20 | 株式会社タチエス | 車両用座席シ−トのトリムカバ−製造方法 |
JPH04261693A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-09-17 | Takano Co Ltd | 家具のクッション |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012055609A (ja) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Tachi S Co Ltd | 車両用シートのトリムカバー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576933Y2 (ja) | 1998-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |