JP2020093717A - 車両用座席シートカバー - Google Patents

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秀治 酒井
Shuji Sakai
秀治 酒井
脩二 堀
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Abstract

【課題】本発明は、立体感のある意匠を付与した車両用座席シートカバーを提供することを目的とする。【解決手段】メインパーツと、前記メインパーツの裏面に前記メインパーツの端部より外側に配置された状態で取り付けられている帯状パーツとを備える車両用座席シートカバー。前記帯状パーツは1回以上折り曲げた状態で取り付けられていることが好ましい。前記帯状パーツの幅は10〜40mmであることが好ましい。【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用座席シートカバーに関する。より詳細には、自動車のカーシート等の車両用の座席に対して座席を覆う表皮材に装着されるシートカバーに関する。
自動車のカーシート等の車両用の座席では、座席を汚れや破損から保護するために、座席を覆う表皮材に利用者の嗜好でシートカバーを装着することがある。また、様々なデザインのシートカバーを装着することで、座席に利用者の好みに合った意匠性を付与したり、高級感を演出したりすることができるようになる。
シートカバーに意匠性を付与するために、表皮にステッチを施したり、凹凸を形成したりすることがある。表皮として異なる素材を組み合わせることがある。また、シートカバー周縁部を折り曲げて縫製する「縁曲げ処理」や該周縁部の縁を彩ったり、細工を施したりする「縁取り処理」を施すことがある。例えば、特許文献1には、毛足の短い毛皮からなる中央部と、該中央部の両側に位置し毛足の長い毛皮からなる側部により構成されるシートカバーが開示されている。また、特許文献2には、周縁に縁取用のバイアステープが縫製されたシートカバーが開示されている。
実開昭62−169660号公報 実開昭63−185664号公報
特許文献1,2のように、素材、デザイン、色彩等を変更することで意匠性を付与することはあるが、立体感のある意匠を付与することを目的とした装飾は存在していない。またバイアステープによる意匠性の付与では、縫製に時間を要し、作業工程の負荷が大きいという課題もある。
本発明の実施形態は、このような現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、立体感のある意匠を付与した車両用座席シートカバーを提供することである。
本発明の実施形態に係る車両用座席シートカバーは、メインパーツと、前記メインパーツの裏面に取り付けられている帯状パーツとを備える。前記帯状パーツは、前記メインパーツの端部より外側に配置された状態で取り付けられる。
本発明の実施形態によれば、立体感のある意匠を付与した車両用座席シートカバーを提供することができる。
一実施形態に係る車両用座席シートカバーを装着した車両用座席の外観斜視図である。 車両用座席シートカバーを構成するシート片を分解した平面図である。 (a)背面部シート体、(b)座面部シート体、(c)頭部シート体。 左側座面部に関する部分拡大図である。 帯状パーツの折り曲げた状態を示す斜視図である。(a)1枚の帯状パーツを1回折り曲げた(二つ折りにした)状態。(b)1枚の帯状パーツを複数回折り曲げた状態。(c)1枚の帯状パーツを二つ折りにし、意匠面に縫製線と平行方向にプリーツを形成した状態。(d)1枚の帯状パーツを二つ折りにし、縫製線と垂直方向にプリーツを形成した状態。(e)1枚の帯状パーツを二つ折りにし、意匠面に縫製線と平行方向にフリルを形成した状態。(f)1枚の帯状パーツを二つ折りにし、縫製線と垂直方向にフリルを形成した状態。(g)1枚の帯状パーツを縫製時にタックを施した状態。(h)折り幅の異なる帯状パーツを2枚重ねた状態。 帯状パーツの縫合部の断面図である。
以下、本実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る車両用座席シートカバーを装着した車両用座席の外観斜視図である。この例では、助手席側のフロントシートを示している。車両用座席1は、背面部および座面部をリクライニング機構により連結して構成されている。車両用座席1に着座する場合には、座面部に腰を下ろして背面部に背中をもたれかかるようにして着座し、乗員の体形等に応じてリクライニング機構により背面部の角度を調整するようになっている。背面部の上部には、ヘッドレストが上下方向に調節可能に取り付けられており、乗員の頭部位置に合わせて位置調整できるようになっている。
車両用座席1に装着される車両用座席シートカバーは、背面部と座面部とヘッドレストを覆うように構成されており、背面部と座面部に装着される背面部シート体10と座面部シート体20と、ヘッドレストに装着される頭部シート体30とを備えている。背面部シート体10と座面部シート体20とは、紐、ボタン、接着剤等の係止部材や、縫製により接合されていてもよい。また、背面部シート体10と座面部シート体20は1枚のシート材料から形成されていてもよい。図1では、エプロンタイプの車両用座席シートカバーを示しているが、これに限定されない。なお、背面部シート体10と座面部シート体20と頭部シート体30を区別しない場合、単に「シート体」ということがある。
シート体は、メインパーツ40と、前記メインパーツ40の裏面に前記メインパーツ40の端部より外側に配置された状態で取り付けられている帯状パーツ50とを備える。図2は、座席シートカバーを構成するシート片を分解した平面図である。背面部シート体10と座面部シート体20と頭部シート体30のメイン部を構成するメインパーツ40a,40b,40cを区別しない場合、単に「メインパーツ40」という。背面部シート体10と座面部シート体20と頭部シート体30の帯状部を構成する帯状パーツ50a,50b,50cを区別しない場合、単に「帯状パーツ50」という。背面部シート体10と座面部シート体20のカマチ部を構成するカマチパーツ60a,60bを区別しない場合、単に「カマチパーツ60」という。
車両用座席シートカバーに用いられるメインパーツ40およびカマチパーツ60としては、織物、編物といった繊維材料からなる布帛、合成皮革、人工皮革、天然皮革、樹脂フィルムといったシート材料、さらにこれらの複合材を所定の形状に裁断して使用することができる。なかでも、着座感や触感の観点から、複合材を用いることが好ましい。複合材としては、特に限定されず、例えば、上述のシート材の裏面に、軟質ポリウレタンフォーム等のクッション材を積層してなる複合材が挙げられる。メインパーツ40およびカマチパーツ60としては、複数種類のシート材料を組み合わせることもでき、デザインおよび用途に応じて適宜選択すればよい。
メインパーツ40およびカマチパーツ60は、車両用座席に密着して装着可能という観点から、伸縮特性が良好であることが好ましい。具体的には、シートカバーとして取り付ける際に座席の上下方向の伸縮特性が座席の左右の伸縮特性よりも大きいことが好ましい。このようなメインパーツ40およびカマチパーツ60を用いることで、車両用座席との密着性を向上させることができる。
車両用座席シートカバーに用いられる帯状パーツ50としては、織物、編物といった繊維材料からなる布帛、合成皮革、人工皮革、天然皮革、樹脂フィルムといったシート材料、さらにこれらの複合材を所定の形状に裁断して使用することができる。なかでも、立体感のある意匠の付与の観点から、複合材を用いることが好ましい。複合材としては、特に限定されず、例えば、上述のシート材の裏面に、軟質ポリウレタンフォーム等のクッション材を積層してなる複合材が挙げられる。
帯状パーツ50として複合材を用いる場合、複合材の厚みは、特に限定されないが、3〜5mmであることが好ましい。複合材の厚みが3mm以上であることにより、メインパーツに所望の状態で取り付けた際に帯状パーツを立体的な形状とすることができ意匠性を向上させることができる。複合材の厚みが5mm以下であることにより、メインパーツの裏面に取り付けやすくなる。縫製工程の負荷を軽減することができる。
シート体の中央部分に配置されたメインパーツ40には、メインパーツ40の裏面に、メインパーツ40の端部より外側に配置された状態で帯状パーツ50が取り付けられている。帯状パーツ50が取り付けられる箇所は、特に限定されず、デザインを考慮し所望の位置に取り付ければよいが、メインパーツ40の周縁部に取り付けられることが好ましい(図1参照)。また、図3に示すように、座面部シート体20のメイン部を構成するメインパーツ40bとサイドマチ部を構成するサイドマチパーツ70の間に取り付けられることが好ましい。これらの箇所に帯状パーツが取り付けられることにより、立体感のある意匠を付与することができ、意匠性を向上させることができる。
帯状パーツ50は、所定の形状に裁断したものをそのまま取り付けられていてもよいし、折り曲げた状態で取り付けられていてもよい。なかでも、帯状パーツの端処理および立体感のある意匠の付与の観点から、1回以上折り曲げた状態で取り付けられていることが好ましい。このとき、帯状パーツの意匠面(メインパーツの表面と同じ側の面であり、使用時に目に見える方の面)を外側にして1回折り曲げてもよい(図4(a)参照)。また、帯状パーツの意匠面を外側にして複数回折り曲げてもよく、プリーツ形状やフリル形状を形成してもよい(図4(b)〜(f)参照)。縫製時にタックを形成して取り付けられてもよい(図4(g)参照)。さらに、帯状パーツを複数枚重ねて取り付けてもよい(図4(h)参照)。帯状パーツを複数枚重ねて取り付ける場合、重ねて取り付ける箇所は部分的であっても全体であってもよく、その枚数も特に限定されず、デザイン、耐久性や作業工程の負荷等を考慮し決定すればよい。なかでも、作業工程の負荷の観点から、図4(a)で例示した帯状パーツの意匠面を外側にして1回折り曲げて取り付けることが好ましい。なお、図4は帯状パーツを折り曲げた状態を示すイメージ図であり、これに限定されない。
帯状パーツ50の幅L1は、特に限定されないが、10〜40mmであることが好ましい。帯状パーツ50の幅L1が10mm以上であることにより、帯状パーツを立体的な形状とすることができ意匠性を向上させることができる。帯状パーツ50の幅L1が40mm以下であることにより、乗員の乗車時および降車時に妨げになることを抑制することができる。また、帯状パーツの形状の耐久性を向上させることができる。
帯状パーツ50をメインパーツ40の裏面に取り付ける方法としては、特に限定されず、紐、ボタン、接着剤等の係止部材や縫製等が挙げられる。なかでも、耐久性や作業工程の負荷の観点から、縫製が好ましい。
図5は、帯状パーツ50の縫合部の断面図である。図5では、帯状パーツ50は、帯状パーツ50の意匠面を外側にして1回折り曲げた状態で縫合されている。メインパーツ40も、メインパーツ40の意匠面を外側にして1回折り曲げた状態で縫合されている。ただし、これに限定されず、折り曲げずに縫合してもよいし、複数回折り曲げた状態で縫合してもよい。
図5では、メインパーツ40と帯状パーツ50は縫合部S1,S2の2箇所で縫製されている。ただし、縫合部の数は、特に限定されず、1箇所であってもよく、3箇所以上であってもよい。なかでも、取り付け強度の観点から2箇所以上が好ましく、縫製工程の負荷の観点から4箇所以下が好ましい。
また、図5では、縫合部S2のみがメインパーツ40の意匠面(使用時に目に見える方の面)に露出した状態、すなわち縫製線を露出させるように縫合されているが、縫合部S1もメインパーツ40の意匠面に露出させてもよい。縫製線を意匠面に露出させることで、意匠性を向上させることができる。なお縫製線は直線であってもよく、曲線であってもよく、ジグザグ線であってもよい。
帯状パーツ50の幅L1とメインパーツ40の縫合部の幅L2の比率(L1:L2)は、特に限定されないが、2:1〜8:1であることが好ましい。L1:L2がこの範囲であることにより、メインパーツに所望の状態で取り付けた際に帯状パーツを立体的な形状とすることができ意匠性を向上させることができる。帯状パーツの耐久性を向上させることができる。
車両用座席シートカバーは上述した例のように背面部シート体10と座面部シート体20と頭部シート体30を含む形態でもよいし、一部のシート体を含まない形態でもよい。
1 車両用座席
10 背面部シート体
20 座面部シート体
30 頭部シート体
40,40a,40b,40c メインパーツ
50,50a,50b,50c 帯状パーツ
60,60a,60b カマチパーツ
70 サイドマチパーツ
S1,S2 縫合部
L1 帯状パーツの幅
L2 メインパーツの縫合部の幅

Claims (4)

  1. メインパーツと、前記メインパーツの裏面に前記メインパーツの端部より外側に配置された状態で取り付けられている帯状パーツとを備える車両用座席シートカバー。
  2. 前記帯状パーツは1回以上折り曲げた状態で取り付けられている、請求項1に記載の車両用座席シートカバー。
  3. 前記帯状パーツの幅は10〜40mmである、請求項1または2に記載の車両用座席シートカバー。
  4. 帯状パーツの幅L1とメインパーツの縫合部の幅L2の比率(L1:L2)は2:1〜8:1である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用座席シートカバー。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153560A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Toyota Boshoku Corp カバー脱着式シート
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