JPH0650534Y2 - 炉内観察スコープ窓部の構造 - Google Patents

炉内観察スコープ窓部の構造

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JPH0650534Y2
JPH0650534Y2 JP1988031830U JP3183088U JPH0650534Y2 JP H0650534 Y2 JPH0650534 Y2 JP H0650534Y2 JP 1988031830 U JP1988031830 U JP 1988031830U JP 3183088 U JP3183088 U JP 3183088U JP H0650534 Y2 JPH0650534 Y2 JP H0650534Y2
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JP
Japan
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furnace
protective glass
gas
purge gas
glass
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JP1988031830U
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惣司 福田
良昭 中野
茂栄 笠井
義憲 池田
俊幸 入田
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高炉、シャフト炉などの、固体原料粒子を充
填しその粒子の間隙を流れるガスにより反応処理する工
業炉において、炉内粒子の状態を観察する装置の窓部の
構造に関する。
(従来の技術) 高炉、シャフト炉などの、粒状固体原料をガスにより反
応処理する工業炉においては、固体原料の装入時の粒度
偏析、反応中の粉化、発生粉の局所集積などが生じ、こ
れが炉内ガスの流れの偏りを生ぜしめ、ひいては成品の
反応率の不均一をもたらす。このため、炉内粒子の状態
を観察し必要に応じて原料の強度レベルの調整、装入粒
度、装入方法の変更などの操作を加えることが望まし
い。
この炉内粒子の状態を観察する場合、画像伝送装置(通
常、ファイバースコープか小型カメラ)を保護管内に収
納し、これを粒子層内に差込み、その保護管の先端また
は管壁に設けた窓部の透明ガラスの内部より炉内粒子の
状態を観察する。この時、炉内ガスが高温度で粉塵を多
く含むため窓ガラスに曇りや汚れが生じ易く、これを避
けるために保護管の内部に供給した清浄な冷却ガス(以
下、バージガスと称する)をガラスの周囲から炉内に噴
出させてガラスと炉内ガスとの接触を防げることが必要
である。
しかし、パージガスは原料に触れるとこれを冷却しその
正常な反応を防げるため、長時間観察する場合は観察面
においてその周囲とは異なる特殊な状況が生じ、炉内の
粒子状態に関する誤った判断を与えることになり兼ねな
い。
これを避けるため、窓部のパージ構造としては、可能な
かぎり少量のガスで効果的にガラス面を汚れから保持し
うることが必要である。
第3図は、高炉11の内部に差し込んだ垂直ゾンデ12を示
し、該垂直ゾンデ12の下端に炉内観察スコープを設ける
ものである。
第4図に、従来の炉内観察スコープ用の窓部の構造を示
す。1は外筒、2は画像伝送装置で、図においては下部
方向を観察する。3はその先端の保護ガラス、4は外筒
1の内面に取り付けられた数個の突起からなる画像伝送
装置の振止めで、その下端は、保護ガラス3を支持する
保護ガラス受けを兼ねる。5は保護ガラス3の下面に押
付けることによって放射状のガス流路6を形成するとと
もに、保護ガラス3を外面から支持するガラス押えを兼
ねる放射状ノズルリングである。パージガスは、Aの方
向から供給され、下部空間Bに流出する。第4図(b)
に、放射状ノズルリング5の形状を示し、第4図(c)
は第4図(b)のC−C断面を表す。7は肉厚部であ
り、この厚みがガス流路6の深さとなる。
ところが、この構造では、保護ガラス3の直下でパージ
ガス噴流の乱れが生じるため、炉内ガスを保護ガラス3
の下部周辺から駆逐しうるほど大量のパージガスを流す
場合には汚れを防げるが、単に汚れを遮断するという程
度の少ない流量では、パージガス膜の中にGで示す炉内
ガスを巻き込むので炉内ガスが保護ガラス下部に滞留す
る結果となり、これにより保護ガラス面が汚れる。これ
は、第4図(b)に示すガス流路6,6を通過したパージ
ガスが衝突、干渉し乱流を起こすものと考えられる。
これに関して、特開昭58−6913号や特開昭62−36527号
に、炉内観察窓部、ないしは、レンズ部を清浄ガスでパ
ージする構造が開示されている。いずれもガラス面から
遠方に向かう円錐状ガス膜の形成を意図したものと思わ
れる。しかしながら、本件のように固定粒子充填層の中
に画像伝送装置を差し込む場合、円錐状のガス膜は前方
の粒子に直接接触し、特に粉が集積している状況ではこ
れ吹き飛ばすなどの大きな影響を与えることが避けられ
ない。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の通り、従来の窓部の構造では、観察面の粒子を冷
却しその正常な反応を防げ、更には粒子の存在状態を大
きく乱し、観察面においてその周囲とは異なる特殊な状
況を生ぜしめる。
本考案は、粒子への影響を最小限にとどめるべく少量の
ガスで効果的にガラス面の汚れを防止するためのガスパ
ージ構造を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、その目的を達成するため、炉内観察用スコー
プ先端に、パージガスの流通間隙を隔てて、保護ガラス
に対峙する側の表面が保護ガラスと平行な平面であるリ
ング状の平面スリットノズルを設けたことを特徴とす
る。
(実施例) 次に図を用いて詳細に説明する。
第1図は、本考案の基本的構成の説明図で、リング状の
平面スリットノズル8の平面部を保護ガラス3に向け、
パージガスの流路を確保するための間隔lを隔てて設置
する。この場合の保護ガラス3の保持は、画像伝送装置
2の下端部に公知の手段で接着したものである。
第1図(b)は、平面スリットノズル8の平面の図であ
り、前述第4図(b)に示すような放射状のガス流路は
存在しない。
第2図は、本考案の他の例であり、第2図(a)に全体
を示し保護ガラス3を画像伝送装置2とは切離して設置
した時の図で、この場合保護ガラス3の支持方法とし
て、支持金具9を画像伝送装置の振止め4に固定して設
ける。支持金具9は、第2図(b)に平面で示すような
単なるリング状でも良いし、第2図(c)に示すような
円周方向で複数個所に切れ目の入ったものでも良い。更
に、第2図(d),(e)に示すような従来の放射状ノ
ズルリングのごとく肉厚部7と溝10を有する構造のもの
でも良い。第2図(e)は第2図(d)のD−D断面で
ある。
本考案は、以上のように構成されているので第1図に示
す構成の場合、パージガスはAの方向から入り、保護ガ
ラス3と平面スリットノズル8の上面の間隙を通って下
部に放出されるが、この時平面スリットノズル8の上面
は完全なフラット状であるので円周方向の全周から均一
に中心部に向い、中央部の穴から放出されるので整流と
なって流れ、周囲の汚染ガスを巻き込むことがなく保護
ガラス3の表面を汚すことがない。
また第2図に示す構成の場合も同様であり、支持金具9
の存在によるパージガスの流れに影響はない。
さらに第2図(d),(e)に示すような溝10を有する
構造の支持金具9を用いた場合、溝10をパージガスの一
部が通過し、従来の放射状ノズルリングを用いた時と同
じような乱流が形成されるが、これは、平面スリットノ
ズル8と支持金具9との間隙lから流出するパージガス
による整流の作用によって打消され悪影響は全く生じな
い。むしろ、第2図(d),(c)に示した支持金具9
を用いた時、支持金具9の厚みによって生ずる中央部の
空間Sに、平面スリットノズル8と支持金具9との間隙
lから流出するパージガスが入り込んで流れを少々乱す
ことがあるが、これを防止する効果がある。
なお、第1図に示す構造の場合、該装置を炉内に挿入す
る際の粒子の衝突による衝撃が画像伝送装置2に直接加
わり、またこの時、ガラス面に傷や汚れがついた場合の
交換や洗浄が困難となるので、このような時第2図に示
す構成であれば、これらの懸念が解消できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば少量のパージガス
により保護ガラス前面を常に清潔に保つことができ、
又、大量のパージガスによる局部的な炉内粒子の冷却を
防ぎ、正確な炉内の状況観察を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は、本考案の基本構成説明図、第
2図(a),(b),(c),(d),(e)は、本考
案の他の例を示す説明図、第3図は、本考案装置を適用
する高炉の図、第4図(a),(b),(c)は、従来
の炉内観察スコープ先端部の図である。 1……外筒 2……画像伝送装置 3……保護ガラス 4……振れ止 5……放射状ノズルリング 6……ガス流路 7……肉厚部 8……平面スリットノズル 9……支持金具 10……溝 11……高炉 12……垂直ゾンデ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 池田 義憲 北海道室蘭市仲町12 新日本製鐵株式会社 室蘭製鐵所内 (72)考案者 入田 俊幸 北海道室蘭市仲町12 新日本製鐵株式会社 室蘭製鐵所内 (56)参考文献 実開 昭57−158739(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉内観察用スコープ先端に、パージガスの
    流通間隙を隔てて、保護ガラスに対峙する側の表面が保
    護ガラスと平行な平面であるリング状の平面スリットノ
    ズルを設けたことを特徴とする炉内観察スコープ窓部の
    構造。
JP1988031830U 1988-03-10 1988-03-10 炉内観察スコープ窓部の構造 Expired - Lifetime JPH0650534Y2 (ja)

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JP1988031830U JPH0650534Y2 (ja) 1988-03-10 1988-03-10 炉内観察スコープ窓部の構造

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JPH01141755U JPH01141755U (ja) 1989-09-28
JPH0650534Y2 true JPH0650534Y2 (ja) 1994-12-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2437021B1 (de) * 2010-09-29 2013-05-01 TMT Tapping-Measuring-Technology GmbH Vorrichtung und Verfahren zum Schutz einer optischen Beobachtungsöffnung
JP6776942B2 (ja) * 2017-02-24 2020-10-28 住友金属鉱山株式会社 工業炉の点検用覗き窓
JP6855349B2 (ja) * 2017-08-08 2021-04-07 三菱重工業株式会社 光学部品ホルダ及び光学装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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