JP6855349B2 - 光学部品ホルダ及び光学装置 - Google Patents
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Description
そこで、このような監視装置において、透明窓の炉内側の表面に粉塵等が付着するのを防止するため、例えば、洗浄用の空気が透明窓の炉内側の表面に吹き付けられるように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
この特許文献に記載の監視装置では、洗浄用の空気を透明窓の炉内側の表面に吹き付けるようにしているので、透明窓の炉内側の表面に粉塵等が付着するのを抑制できる。
光学部品の光軸が通過可能な貫通孔が形成されるとともに、前記貫通孔の周囲に位置して前記光学部品を保持するための保持部を有するホルダ本体を備え、
前記ホルダ本体には、
前記貫通孔の全周に亘って設けられ、前記貫通孔の内壁面に開口する全周スリットと、
前記保持部の外周側において前記ホルダ本体の表面に開口するとともに、前記全周スリットに連通する少なくとも一つの第1流体供給孔と、
が形成された
ことを特徴とする。
前記少なくとも一つの第1流体供給孔は、前記保持部の外周側において前記貫通孔の周方向に沿って配列された複数の第1流体供給孔を含み、
前記ホルダ本体は、前記ホルダ本体の前記表面に前記周方向に沿って設けられる第1周方向溝を有し、
前記複数の第1流体供給孔は、前記第1周方向溝の底面に開口する
ことを特徴とする。
前記第1流体供給孔の各々は、
前記保持部が設けられた前記ホルダ本体の端面に開口する一端と、
前記全周スリットを形成するように前記ホルダ本体の内部において互いに対向する一対のスリット内壁面のうち、前記端面側に位置する第1スリット内壁面に開口する他端と、
を含むことを特徴とする。
前記保持部は、前記貫通孔の中心軸に直交する保持面を含み、
前記全周スリットを形成するように前記ホルダ本体の内部において互いに対向する一対のスリット内壁面のうち、前記保持面側に位置する第1スリット内壁面は、前記保持面の内周縁において、前記保持面と交差する
ことを特徴とする。
前記第1流体供給孔の各々は、前記雄ねじ部の内周側、かつ、前記保持部の外周側において前記ホルダ本体の前記表面に開口していることを特徴とする。
筐体と、
前記筐体に組み込まれる光学部品と、
前記光学部品を前記筐体に保持するように構成された、上記(1)乃至(10)の何れかの光学部品ホルダと、
を備える
ことを特徴とする。
また、上記(11)の構成によれば、第1流体供給孔に対してホルダ本体の表面の開口から流体を供給することで、第1流体供給孔から全周スリットに流入した流体が全周スリット内で拡散しながら保持部で保持している光学部品に吹き付けられる。これにより、貫通孔に面した光学部品の表面に対して貫通孔の全周から流体を吹き付けることができる。したがって、光学部品に吹き付けられる流体の偏りを抑制できるので、光学部品への粉塵等の付着防止効果を向上できる。
前記少なくとも一つの第1流体供給孔は、前記ホルダ本体の内部に設けられ、前記保持部の外周側において前記貫通孔の周方向に沿って配列された複数の第1流体供給孔を含み、
前記流体流路は、前記筐体の内部に設けられ、前記周方向に沿って配列された複数の第2流体供給孔を含み、
前記ホルダ本体又は前記筐体の少なくとも一方には、前記複数の第1流体供給孔と前記複数の第2流体供給孔とを連通させる少なくとも一つの周方向溝が形成された
ことを特徴とする。
前記少なくとも一つの周方向溝は、
前記ホルダ本体の前記表面に前記周方向に沿って設けられる第1周方向溝、
または、
前記ホルダ本体に対向する前記筐体の表面に前記周方向に沿って設けられる第2周方向溝
の少なくとも一方を含む
ことを特徴とする。
前記少なくとも一つの周方向溝は、前記第2周方向溝を含み、
前記ホルダ本体は、径方向外側に向うにつれて光軸方向において前記保持部からずれるように、前記保持部の外周側に形成されたテーパ面を有し、
前記テーパ面は、前記第2周方向溝に面している
ことを特徴とする。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
ガス化炉200は、コンバスタ部201とリダクタ部202とを有する。コンバスタ部201は、微粉炭及びチャーを溶融させて高温ガスを発生させる燃焼段を構成する。リダクタ部202は、コンバスタ部201で発生した高温ガスにより後述するリダクタバーナ205から噴出される微粉炭を加熱し熱分解させるガス化段を構成する。
コンバスタ部201には、微粉炭供給装置207から窒素等の搬送ガスにより搬送された微粉炭をガス化剤供給管206からのガス化剤とともに該コンバスタ部201内に噴出させるコンバスタバーナ203、及びガス分離後のチャーを該コンバスタ部201内に噴出させるチャーバーナ204が設けられている。また、リダクタ部202には、微粉炭供給装置207から搬送ガスにより搬送された微粉炭をリダクタ部202内に噴出させるリダクタバーナ205が設けられている。
図2は、幾つかの実施形態に係る炉内撮像装置100の模式的な断面図である。炉内撮像装置100は、筐体110と、撮像部101と、透明窓102と、光学部品ホルダ130とを有する。
幾つかの実施形態に係る炉内撮像装置100は、撮像部101が設けられた筐体110の内部とガス化炉200内とを透明窓102により遮蔽し、撮像部101により透明窓102を通してガス化炉102内を撮像するように構成されている。
複数の筐体側流体供給孔114のそれぞれは、先端壁部112を貫通し、円筒形状を呈する筐体110の内側の空間と連通する貫通孔である。
筐体110における先端壁部112よりも炉内側には、光学部品ホルダ130が取り付けられるホルダ取付部116が設けられている。ホルダ取付部116は、円筒の内周面に形成された雌ねじ部116aを有する。
図4は、一実施形態に係る光学部品ホルダ130Aを図3(b)とは異なる角度から見たときの断面の斜視図である。
図5は、幾つかの実施形態に係る光学部品ホルダ130のうち、他の実施形態に係る光学部品ホルダ130Bを炉外側から見た図である。
図6は、他の実施形態に係る光学部品ホルダ130Bを光軸AXと交差する方向に沿って斜めに切断した断面を示す斜視図である。
図7は、幾つかの実施形態に係る光学部品ホルダ130のうち、さらに他の実施形態に係る光学部品ホルダ130Cの外観を示す図であり、図7(a)は、他の実施形態に係る光学部品ホルダ130Cを炉外側から見た外観斜視図であり、図7(b)は、他の実施形態に係る光学部品ホルダ130Cを光軸AXに沿って切断した断面を示す斜視図である。
図8は、図7に示す、さらに他の実施形態に係る光学部品ホルダ130Cを用いた炉内撮像装置100の模式的な断面図である。
図3〜図7に示した幾つかの実施形態のホルダ本体131は、貫通孔132の周囲に位置して透明窓102を保持するための保持部133を有する。保持部133は、貫通孔132の中心軸に直交する、すなわち光軸AXに直交する保持面133aを含む。
図3〜図7に示した幾つかの実施形態のホルダ本体131は、該ホルダ本体131の外周面に形成された雄ねじ部134を有する。
図3〜図7に示した幾つかの実施形態に係る光学部品ホルダ130では、全周スリット140を形成するようにホルダ本体131の内部において互いに対向する一対のスリット内壁面141,142のうち、保持面133a側に位置する第1スリット内壁面141は、保持面133aの内周縁において、保持面133aと交差する。
図3〜図7に示した幾つかの実施形態に係る光学部品ホルダ130では、全周スリット140は、該全周スリット140と第1流体供給孔150の各々との連通位置を越えて奥側までホルダ本体131内にて延在している。
図3,4に示す、一実施形態に係る光学部品ホルダ130Aでは、第1流体供給孔150の各々は、ホルダ本体131内にて光軸AX方向に沿って延在する。
図5,6に示す、他の実施形態に係る光学部品ホルダ130B、及び図7(a),(b)に示す、さらに他の実施形態に係る光学部品ホルダ130Cでは、第1流体供給孔150の各々は、第1流体供給孔150の全周スリット140との接続端に向かうにつれて貫通孔132の周方向にずれるようにホルダ本体131内にて延在する。
図3〜図7に示した幾つかの実施形態に係る光学部品ホルダ130では、第1流体供給孔150の各々は、雄ねじ部134の内周側、かつ、保持部133の外周側においてホルダ本体131の表面に開口している。
具体的には、流体流路118は、筐体110の内部に設けられ、上述したように周方向に沿って配列された複数の筐体側流体供給孔114を含む。以下の説明では、筐体側流体供給孔114のことを第2流体供給孔114とも呼ぶ。
図2に示すように、幾つかの実施形態では、ホルダ本体131に設けられた第1周方向溝135が第1流体供給孔150と第2流体供給孔114とを連通させる。
幾つかの実施形態では、図9に示すように、流体流路118を流れてきた空気は、複数の筐体側流体供給孔114(第2流体供給孔114)を介して第1周方向溝135に流入する。また、幾つかの実施形態では、図10に示すように、流体流路118を流れてきた空気は、複数の筐体側流体供給孔114(第2流体供給孔114)を介して第2周方向溝119に流入する。
そして、幾つかの実施形態では、図9に示すように、第1周方向溝135に流入した空気は、複数の第1流体供給孔150に流入する。また、幾つかの実施形態では、図10に示すように、第2周方向溝119に流入した空気は、複数の第1流体供給孔150に流入する。
すなわち、幾つかの実施形態では、光学部品ホルダ130は、筐体110に対してホルダ本体131の雄ねじ部134がホルダ取付部116の雌ねじ部116aに螺合されることで取り付けられている。そのため、光軸AX方向に沿って見たときの第1流体供給孔150の炉外側の開口である一端151の位置と、筐体側流体供給孔114の炉内側の開口の位置とが必ずしも一致するとは限らない。そこで、幾つかの実施形態では、複数の筐体側流体供給孔114からの空気が一旦第1周方向溝135、又は第2周方向溝119に流入するように構成した。これにより、光軸AX方向に沿って見たときの第1流体供給孔150の一端151の位置と、筐体側流体供給孔114の炉内側の開口の位置とが一致しなくても、筐体側流体供給孔114(第2流体供給孔114)からの空気が第1流体供給孔150に流入する。
これにより、全周スリット140から吹き出された空気が透明窓102の炉内側の表面において径方向外側から内側に向かって流れ、透明窓102の炉内側の表面にガス化炉200内の粉塵等が付着するのを抑制できる。
なお、上述した幾つかの実施形態では、第1流体供給孔150からの空気が全周スリット140に流入して全周スリット140から透明窓102の炉内側の表面に吹き付けられるように構成したことで、全周スリット140から吹き出される空気の流れが、全周スリット140の周方向の位置によって偏ることが抑制される。
(1)幾つかの実施形態に係る光学部品ホルダ130は、光学部品である透明窓102の光軸が通過可能な貫通孔132が形成されるとともに、貫通孔132の周囲に位置して透明窓102を保持するための保持部133を有するホルダ本体131を備える。
ホルダ本体131には、貫通孔132の全周に亘って設けられ、貫通孔132の内壁面132aに開口する全周スリット140が形成されている。ホルダ本体131には、保持部133の外周側においてホルダ本体131の表面に開口するとともに、全周スリット140に連通する少なくとも一つの第1流体供給孔150が形成されている。
また、第1流体供給孔150に対してホルダ本体131の表面の開口から空気を供給することで、第1流体供給孔150から全周スリット140に流入した空気が全周スリット140内で拡散しながら保持部133で保持している透明窓102に吹き付けられる。これにより、貫通孔132に面した透明窓102の表面に対して貫通孔132の全周から空気を吹き付けることができる。したがって、透明窓102に吹き付けられる空気の偏りを抑制できるので、透明窓102への粉塵等の付着防止効果を向上できる。
これにより、光軸AX方向に沿って見たときの第1流体供給孔150の一端151の位置と、筐体側流体供給孔114の炉内側の開口の位置とが多少ずれていても、第1周方向溝135を介して第1流体供給孔150に空気が供給される。したがって、第1流体供給孔150の位置を筐体110からの空気の供給位置である筐体側流体供給孔114の炉内側の開口の位置に厳密に合わせなくてもよいので、光学部品ホルダ130の製造が容易となり、製造コストを抑制できる。
これにより、保持部133側で保持する透明窓102を通過する光束が貫通孔132の内壁面によって遮られ難くなる。
これにより、保持部133側で保持する透明窓102に対して効率的に空気を吹き付けることができる。
これにより、第1流体供給孔150に対して筐体110側から空気が供給し易くなる。
これにより、光学部品ホルダ130を相手側の部材に容易に取り付けることができる。
これにより、第1流体供給孔150に対して筐体110側から空気が供給し易くなる。
これにより、筐体110から光学部品ホルダ130に空気を供給する経路を確保できる。
これにより、第1流体供給孔150の位置と第2流体供給孔114の位置とが多少ずれていても、第2流体供給孔114からの空気を第1周方向溝135又は第2周方向溝119を介して第1流体供給孔150に供給できる。したがって、第1流体供給孔150の位置と第2流体供給孔114の位置とを厳密に合わせなくてもよいので、炉内撮像装置100の製造が容易となり、製造コストを抑制できる。
例えば、上述した幾つかの実施形態では、第1流体供給孔150が複数設けられているが、第1流体供給孔150は、少なくとも1つ設けられていればよい。また、上述した幾つかの実施形態では、第2流体供給孔114が複数設けられているが、第2流体供給孔114は、少なくとも1つ設けられていればよい。
すなわち、第2周方向溝119は、図8,10に示すように第1流体供給孔150や第2流体供給孔114よりも径方向外側に設けられていなくてもよく、第1周方向溝135と同様に、複数の第2流体供給孔114の炉内側の開口を繋ぐように形成された溝であってもよい(図11参照)。
101 撮像部
102 透明窓
110 筐体
114 筐体側流体供給孔(第2流体供給孔)
118 流体流路
119 第2周方向溝
130 光学部品ホルダ
131 ホルダ本体
132 貫通孔
132a 内壁面
133 保持部
133a 保持面
134 雄ねじ部
135 第1周方向溝
136 テーパ面
140 全周スリット
141 スリット内壁面(第1スリット内壁面)
142 スリット内壁面(第2スリット内壁面)
150 第1流体供給孔
151 一端
152 他端
200 ガス化炉
Claims (13)
- 光学部品の光軸が通過可能な貫通孔が形成されるとともに、前記貫通孔の周囲に位置して前記光学部品を保持するための保持部を有するホルダ本体を備え、
前記ホルダ本体には、
前記貫通孔の全周に亘って設けられ、前記貫通孔の内壁面に開口する全周スリットと、
前記保持部の外周側において前記ホルダ本体の表面に開口するとともに、前記全周スリットに連通する少なくとも一つの第1流体供給孔と、
が形成され、
前記少なくとも一つの第1流体供給孔は、前記保持部の外周側において前記貫通孔の周方向に沿って配列された複数の第1流体供給孔を含み、
前記ホルダ本体は、前記ホルダ本体の前記表面に前記周方向に沿って設けられる第1周方向溝を有し、
前記複数の第1流体供給孔は、前記第1周方向溝の底面に開口する
ことを特徴とする光学部品ホルダ。 - 光学部品の光軸が通過可能な貫通孔が形成されるとともに、前記貫通孔の周囲に位置して前記光学部品を保持するための保持部を有するホルダ本体を備え、
前記ホルダ本体には、
前記貫通孔の全周に亘って設けられ、前記貫通孔の内壁面に開口する全周スリットと、
前記保持部の外周側において前記ホルダ本体の表面に開口するとともに、前記全周スリットに連通する少なくとも一つの第1流体供給孔と、
が形成され、
前記第1流体供給孔の各々は、
前記保持部が設けられた前記ホルダ本体の端面に開口する一端と、
前記全周スリットを形成するように前記ホルダ本体の内部において互いに対向する一対のスリット内壁面のうち、前記端面側に位置する第1スリット内壁面に開口する他端と、
を含む
ことを特徴とする光学部品ホルダ。 - 前記第1流体供給孔の各々は、該第1流体供給孔の前記全周スリットとの接続端に向かうにつれて前記貫通孔の周方向にずれるように前記ホルダ本体内にて延在する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学部品ホルダ。 - 前記全周スリットは、該全周スリットと前記第1流体供給孔の各々との連通位置を越えて奥側まで前記ホルダ本体内にて延在している
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学部品ホルダ。 - 前記貫通孔は、光軸方向において前記保持部から離れるにつれて内径が大きくなるテーパ形状を有する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学部品ホルダ。 - 前記全周スリットは、光軸方向において前記保持部に近づくにつれて径方向内側に向かうように前記ホルダ本体内にて延在している
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学部品ホルダ。 - 前記保持部は、前記貫通孔の中心軸に直交する保持面を含み、
前記全周スリットを形成するように前記ホルダ本体の内部において互いに対向する一対のスリット内壁面のうち、前記保持面側に位置する第1スリット内壁面は、前記保持面の内周縁において、前記保持面と交差する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光学部品ホルダ。 - 前記ホルダ本体は、該ホルダ本体の外周面に形成された雄ねじ部を有する
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の光学部品ホルダ。 - 前記第1流体供給孔の各々は、前記雄ねじ部の内周側、かつ、前記保持部の外周側において前記ホルダ本体の前記表面に開口している
ことを特徴とする請求項8に記載の光学部品ホルダ。 - 筐体と、
前記筐体に組み込まれる光学部品と、
前記光学部品を前記筐体に保持するように構成された光学部品ホルダと、
を備え、
前記光学部品ホルダは、前記光学部品の光軸が通過可能な貫通孔が形成されるとともに、前記貫通孔の周囲に位置して前記光学部品を保持するための保持部を有するホルダ本体を備え、
前記ホルダ本体には、
前記貫通孔の全周に亘って設けられ、前記貫通孔の内壁面に開口する全周スリットと、
前記保持部の外周側において前記ホルダ本体の表面に開口するとともに、前記全周スリットに連通する少なくとも一つの第1流体供給孔と、
が形成され、
前記少なくとも一つの第1流体供給孔は、前記筐体の内部に設けられた流体流路と連通している
ことを特徴とする光学装置。 - 前記少なくとも一つの第1流体供給孔は、前記ホルダ本体の内部に設けられ、前記保持部の外周側において前記貫通孔の周方向に沿って配列された複数の第1流体供給孔を含み、
前記流体流路は、前記筐体の内部に設けられ、前記周方向に沿って配列された複数の第2流体供給孔を含み、
前記ホルダ本体又は前記筐体の少なくとも一方には、前記複数の第1流体供給孔と前記複数の第2流体供給孔とを連通させる少なくとも一つの周方向溝が形成された
ことを特徴とする請求項10に記載の光学装置。 - 前記少なくとも一つの周方向溝は、
前記ホルダ本体の前記表面に前記周方向に沿って設けられる第1周方向溝、
または、
前記ホルダ本体に対向する前記筐体の表面に前記周方向に沿って設けられる第2周方向溝
の少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項11に記載の光学装置。 - 前記少なくとも一つの周方向溝は、前記第2周方向溝を含み、
前記ホルダ本体は、径方向外側に向うにつれて光軸方向において前記保持部からずれるように、前記保持部の外周側に形成されたテーパ面を有し、
前記テーパ面は、前記第2周方向溝に面している
ことを特徴とする請求項12に記載の光学装置。
Priority Applications (1)
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