JP2014055851A - 火炎検出器およびこれを備えたバーナ用点火トーチ - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却用空気の流通通路の工夫改善で採光の視野範囲拡大による検出性能の向上と、外筒スリットを通した火炎への冷却用空気の供給により火炎の安定化と、を可能とする火炎検出器。
【解決手段】採光用光ファイバ6を有する採光部と、採光用光ファイバ6と接続して光情報を伝達する伝送用光ファイバ36を有する伝送部と、採光部と伝送部を収容する外筒1と、ヘッドボックスから冷却用空気を導入して流通させる空気通路40,41と、を備えた火炎検出器であって、採光部は、採光ヘッド2と、外筒1との間で採光ヘッド2を支持する支持部材3と、採光を確保するための開口部46を形成した採光確保部材4と、を有し、外筒1は、外筒周方向にスリット5が形成されて冷却用空気をスリット5を通して外部に噴出し、空気通路41は採光ヘッド2の外側長手方向に沿って採光確保部材4まで形成され、冷却用空気が採光確保部材4から外部に噴出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、業務用ボイラなどの燃焼装置に用いられる、複数の光ファイバを用いた多視野型の火炎検出器およびこれを備えたバーナ用点火トーチに関するものである。
火炎検出器は、燃焼装置における燃焼制御に大きな影響を及ぼすものであり、火炎の有無、燃焼程度、燃焼状態を正確に判定・診断できるものであることが求められる。複数の光ファイバを用いた多視野型の非接触式火炎検出器は、燃焼制御用の火炎検出器として主バーナ用に広く用いられてきたが、点火トーチ用の火炎検出器としては、簡易な接触式火炎検出器も多く用いられている。接触式火炎検出器はクリンカによる電極損傷や、灰付着による誤動作等のため度々交換が必要となるなど信頼性において劣る。
一方、発電所用大型ボイラでは、中間負荷の運用化に伴うバーナ点火・消火回数の増加、窒素酸化物(NOx)を低減する燃焼方法の実施、さらには燃料の多様化に伴う燃焼挙動の変化等により、火炎検出器の信頼性向上が望まれている。
そして、複数の光ファイバを用いた火炎検出器(以下、単に火炎検出器とも称する)の従来技術は、例えば特許文献1にも開示されているが、その詳細について図5と図4を用いて説明する。図5は従来技術に関する火炎検出器を用いた火炎検出器システムの全体系統を示す図であり、図4は従来技術に関する火炎検出器本体の断面構造を示す図である。
図5と図4に示す火炎検出器システムは、主としてバーナ31の火炎光16を採光部先端部28において光ファイバ6a〜6cにより検知する従来型採光ヘッド12、採光部先端部28で採光された光を伝送する光ファイバ6、フェルール13、外筒15等からなる火炎検知本体30と、光ファイバ6の火炎情報を外部に伝送する光ファイバーケーブル23と、伝送用の光ファイバケーブル23を介して連結された分析装置24と、から構成される。
光ファイバ6は火炎検出器本体30内に挿入されており、光ファイバ6の先端部が採光部先端部28に位置している。また、分析装置24は、光信号を電気信号に変換する光電交換器25と、この電気信号を増幅する増幅器26と、この電気信号に基づき火炎の有無の検知等を行う演算回路27と、からなり、火炎の有無等を出力するように構成されている。
図4は火炎検出器本体30の断面構造を示しており、採光部先端部28における光ファイバは、広角度での採光が可能なように、1本の曲げの無い光ファイバを基準としてθ1、θ2と順次角度を持つように折り曲げ加工された光ファイバ6c,6b,6aから構成されている。光ファイバ6は図4に示された配置のフェルール13にまず接着され、従来型採光ヘッド12に取り付けられている。
また、特許文献2に示されているように、採光部先端部28と従来型採光ヘッド12で使用されている光ファイバの径は異なっており、採光部先端部28において、より火炎光を入射させるため、径の大きい光ファイバを使用し、光伝送部では径の小さい光ファイバを使用している。このように、従来の火炎検出器は光の伝達方向に対して、順に光ファイバの径を小さくするように、複数の光ファイバの接続箇所にコネクタを用いて連接した構成となっている。
特公平3−74775号公報 特公平6−97187号公報
ところで、複数の光ファイバを用いた火炎検出器は、耐熱性の観点から各部の温度が許容値以下となるように冷却空気を流す必要がある。特に、採光ヘッド12内の採光用ファイバ6とフェルール13以降の伝送用ファイバとの接合部近傍における温度を150℃程度以下にする必要がある。冷却効果が不十分であると、フェルール13(光ファイバの芯線端面の位置合わせをするための接続具)と光ファイバ6a,6b,6cの接着が不安定となり、熱膨張により引っ張られることによって光ファイバ6がフェルール13から抜け出るおそれがある。
一方、点火トーチに用いられる火炎検出器は小径化が必要であるが寸法的な制約が存在する。ななわち、採光の観点から採光用光ファイバの径はある程度以上のもの、例えば直径0.8mm程度は必要であり、また、複数の採光用光ファイバ6a〜6cを用いる場合にはこれらのファイバを安定して保持するため、採光ヘッド12の径もある程度の大きさが必要となる。そうすると、冷却空気用の流路断面積を十分に確保し難く(相対的に流路が狭まる)、冷却効果が十分に得ることができなくなる。
上記の特許文献1,2を含む従来の火炎検出器が点火トーチの火炎検出に用いられる場合に、小径化の必要性から、冷却空気の流路断面積が狭くならざるを得ず、必要な冷却空気流量を流通させようとすると、火炎検出器先端からの冷却空気の噴流を強くすることにつながってしまう。
ところが、点火トーチの火炎は、主バーナの火炎に比べて小さく、デリケートな火勢である。したがって、火炎検知器先端からの冷却空気噴流が強すぎると、点火トーチの火炎に揺らぎを生じさせる等の懸念がある。
本発明の目的は、採光用光ファイバを保持する採光ヘッドに設けられていたフェルールを無くし、冷却用空気の流通通路に工夫改善を加えることによって、採光の視野範囲拡大による検出性能の向上と、火炎への冷却用空気の供給により火炎の安定化と、を可能とする火炎検出器を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
燃焼装置の火炎光を採光する複数本の採光用光ファイバを有する採光部と、前記採光用光ファイバと接続して前記採光用光ファイバからの光情報を分析装置側に伝送する伝送用光ファイバを有する伝送部と、前記採光部と前記伝送部を収容する外筒と、前記外筒の後方部に設けたヘッドボックスから冷却用空気を導入して流通させる空気通路と、を備えた火炎検出器であって、
前記採光部は、前記採光用光ファイバを保持する採光ヘッドと、前記外筒と前記採光ヘッドとの間に設けられ、前記外筒の前方側で前記採光ヘッドを支持する支持部材と、前記外筒の最前方側に設けられ、前記採光用光ファイバへの採光を確保するための開口部を形成した採光確保部材と、を有し、 前記外筒は、前記支持部材の設置位置よりも後方側において外筒周方向にスリットが形成され、前記冷却用空気が前記スリットを通って外部に噴出し、前記空気通路は、前記採光ヘッドの外側長手方向に沿って前記採光確保部材まで形成され、冷却用空気が前記採光確保部材から外部に噴出する構成とする。
本発明によれば、冷却用空気を十分に流通できる構造であるので、採光ヘッド並びに光ファイバの冷却効果を増進させることができ、また、火炎揺らぎを生じさせないことにより、採光の視野範囲拡大による検出性能の向上を図ることができる。
さらに、スリットからの冷却用空気の噴出により、火炎への空気供給が広範囲に渡り可能となって火炎安定に繋げることができる。
また、火炎検出器における外筒の径縮小により、既設の接炎式の点火トーチ用火炎検出器の取付座に火炎検知器を挿入することが可能となり、他のバーナ構造物を改造する必要がなくなり、コスト低減につながる。
本発明の実施形態に係る火炎検出器本体の断面構造を示す図である。 本実施形態に係る火炎検出器に用いる採光用光ファイバの断面図である。 本実施形態に係る火炎検出器を用いた火炎検出器システムの全体系統を示す図である。 従来技術に関する火炎検出器本体の断面構造を示す図である。 従来技術に関する火炎検出器を用いた火炎検出器システムの全体系統を示す図である。 本実施形態に係る火炎検出器の外筒に形成されたスリットの構成例と冷却用空気の流れを示す図である。
本発明の実施形態に係る火炎検出器について図1を参照しながら以下説明する。図1において、1は外筒、2は採光ヘッド、3は第1の支持部材(支持部材)、4は第2の支持部材(採光確保部材)、5はスリット、6,6a,6b,6cは採光用光ファイバ、7a〜7cは火炎光、8はフェルール、9はスリーブ、10はコネクタナット、28は採光部先端部、29は火炎検出器本体、36は伝送用光ファイバ、40,41は冷却空気通路、43,47はビス、45は光ファイバ案内部、46はU字状開口部 、をそれぞれ表す。
本実施形態に係る火炎検出器本体29は、燃焼装置の火炎光を採光する複数本の採光用光ファイバ6を有する採光部と、採光用光ファイバ6と接続し、採光用光ファイバ6からの光情報を分析装置24(図3を参照)側に伝送する伝送用光ファイバ36を有する伝送部と、採光部を支持し構成する支持部材3及び支持部材4と、採光部と伝送部を収容する外筒1と、外筒1の後方部に設けたヘッドボックス21(図3を参照)からの冷却用空気を導入し、採光部先端部28側から冷却用空気を噴出させる冷却用空気を通す空気通路40,41と、を備えている。
ここで、採光用光ファイバ6を有する採光部は、採光用光ファイバ6を接着保持する採光ヘッド2と、採光ヘッド2と外筒1との間に設けられ、外筒1の前方側で外筒1に採光ヘッド2をビス固定し、外筒1から採光ヘッド2への熱を遮断する第1の支持部材3(単に、支持部材とも称する)と、外筒1の最前方側に設けられ、採光用光ファイバ6a,6b,6cへの輻射を遮断しつつ採光すべき視野を確保するための略U字状開口部46を形成した第2の支持部材4(採光確保部材とも称する)と、を備えている。
火炎検出器本体29の外筒1は、内部に収容する各種部材をバーナ火炎による高熱から保持するのに十分な耐熱性を備えたステンレス等の耐食性、耐熱性のある材料より構成される。外筒1には、第1の支持部材3(単に、支持部材とも称する)の設置位置よりも後方側において周方向の複数箇所に開口部であるスリット5が設けられており、空気通路40を通して供給された冷却用空気がスリット5から外部に吹き出すようになっている。
また、採光ヘッド2は、ビス47によって第1の支持部材3を介して外筒1に取り付けられている。第2の支持部材4(採光確保部材とも称する)は外筒1に取り付けられている。第1の支持部材3と第2の支持部材4は、採光ヘッド2並びに採光用光ファイバ6を高熱から保護する役割をも担っており、耐熱性の見地からはセラミック等により構成される。
採光ヘッド2の先端部には光ファイバ案内部45がビス43で取り付けられ、光ファイバ案内部45は、第2の支持部材4に対面して、異なる角度で3本の溝が形成され、各々の溝に3本の採光用光ファイバ(6a、6b、6c)が、0°,θ1,θ2を保ち、一定の視野範囲を確保するように配置されている。すなわち、採光部先端部28に配置された各採光用光ファイバ(6a,6b,6c)は、曲げのない0°の光ファイバ6cを基準として、θ1、θ2(>θ1)と角度を持つように曲げを行った光ファイバ6b,6aを配置することにより、広角度の火炎検出を可能としている。なお、7a、7b、7cはバーナの火炎光を模式的に示したものである。
各採光用光ファイバ6は同一又は異径のケーブルより構成され、図2に示すように、先端採光部のみ保護被覆材11aを備えていない。図2には本実施形態に係る火炎検出器に用いる採光用光ファイバの断面を示している。保護被覆材11aは光ファイバの曲げや引っ張り強度を保持するための被覆層で、ポリイミド等で構成される。この保護被覆材11aは耐熱性の高いものでも300℃前後であるため、400〜500℃以上の耐熱性が必要とされる採光部においては、図2に示すように、その保護被覆材11aを除去し、1000℃以上の温度に耐えうる光ファイバコア部11b、光ファイバクラッド部11cのみでの構成が望まれる。
図1に示すように採光用光ファイバ6は採光ヘッド2に直接接着される。因みに、従来技術において、採光用光ファイバ6は、図4に示すようにフェルール13(光ファイバの芯線端面同士の位置合わせをするための接続具)に接着したのち、フェルール13を採光ヘッド12右端のくり抜き内周側に接着して固定していた。これに対して、本実施形態では、フェルール13を使用しないことにより、採光ヘッド2の径を縮小でき、その分だけ火炎検出器本体29の径が小型化される。
伝送用光ファイバ36は、コネクタナット10側に設けたフェルール8に接着固定されて採光用光ファイバ6と芯合わせされ、外筒1の基部に取り付けたウインドボックス21(図3を参照)に至り、光ケーブル23へと接続され、後続の光電変換器25、増幅器26、分析器27からなる分析装置24へと火炎情報が送られる構造となっている。図3には本実施形態に係る火炎検出器を用いた火炎検出器システムの全体系統を示している。
また、ヘッドボックス21は冷却空気供給用に利用され、ヘッドボックス21に入った冷却用空気Aは、外筒1内の空気通路40を経て、一部はスリット6から外部に吹き出す構造となっており、空気通路40への冷却用空気の流通によって、コネクタナット10側のフェルール8及び伝送用光ファイバを冷却するとともに、採光ヘッド2及び採光用光ファイバ6を冷却する。また、空気通路40を経た冷却用空気の一部は、採光ヘッド2の前方側で空気通路41を通って第2の支持部材4の周囲から吹き出す構造となっている。さらに、冷却用空気を供給する冷却ファンが停止した際に、火炉内から冷却用空気が逆流するのを防ぐために、逆止弁22が設置されている。
以上述べたような構造を備えることによって、冷却用空気Aが外筒1のスリット5と第2の支持部材4とから外部に吹き出すようになっており、冷却の効率を向上させることができる。すなわち、冷却に十分な空気流量を確保しても、火炎検出器先端からの冷却用空気の噴流が強すぎることがないので、点火トーチの火炎に揺らぎを生じさせる等の影響を及ぼすことがない。
また、スリット5から噴出する冷却用空気は、採光用光ファイバ6と伝送用光ファイバ36の冷却に用いられた後、点火トーチの燃焼にも利用される(火炎への空気供給が広範囲に渡り可能となる)ので、未燃分の生成を抑制でき、火炎の安定化にも寄与することができる。さらに、スリット5から噴出する冷却用空気により、外筒1の周囲に空気流動層が形成され、粉塵等からの外筒1の保護にも寄与する。
次に、本実施形態に係る火炎検出器の外筒に形成されたスリットの構成例と冷却用空気の流れについて、図6を参照しながら説明する。図6(1)は、図1に示すスリットに対応した斜視図であり、ヘッドボックス21から送給されてきた冷却用空気がスリット5(火炎検出器の長手方向に沿ったスリット形状)の長手方向に噴出し外筒1の外周部に沿って採光部先端部28に向かって流れる。図6(1)では、スリットは円周方向の2箇所の例を示すが、冷却上必要な空気を噴出させられれば良いのであって、その数は限定されない。また、円周方向の位置も特に限定されるものではない。
図6(2)は、外筒1の長手方向に対して斜めにスリット5(火炎検出器の長手方向に傾斜したスリット形状)が形成された構成例である。これによると、スリット5から噴出した空気流を外筒1の周囲を旋回させつつ前進させて冷却促進を図っている。また、図6(3)は、図6(1)のスリット形状と同様な形状であるが、異なる点は火炎検出器の中心軸に対して放射状に外筒に孔を開ける(外筒の外周の接線方向に対して垂直方向に孔を開ける)のではなくて、外筒の外周の接線方向に空気流れの速度成分が生じるように放射状線に対して傾斜をもたせた構成例である。これによると、スリット5から噴出した空気流を、図示するように外筒1の周囲を旋回させて冷却促進を図っている。
このように、十分な冷却効果が確保できることにより、採光部先端部28への輻射熱が緩和できるため、図4に示す従来技術における支持部材48の構造を見直すことができ、採光部先端部28の視野領域を拡大することが可能となり検出性能の向上を実現することができる。換言すると、上述した冷却効果による採光部先端部28への輻射熱緩和によって、第2の支持部材4の開口部(図1に示すU字状開口部46の大きさは図4に示す開口部51よりも拡大している)、すなわち視野領域を拡大することできるのである。さらに、図4に示す従来技術では、採光ヘッド2は支持部材48にビス49(外筒16の内周側に配置)で固定され、且つ支持部材48はビス50で外筒15に固定されていた。これに対して、図1に示す本実施形態では、第1の支持部材3と採光ヘッド2がビス47によって外筒1に固定されている。
また、本実施形態では、従来、採光ヘッド2に設けられていたフェルール13を無くすることで採光ヘッド2の径減少につなげることができ、冷却用空気の通路断面積の拡大が可能になって冷却効果を向上させることが可能となり、また、熱膨張により引っ張られることによって光ファイバ6がフェルール13から抜け出るおそれがなくなる。
図3に示すように、バーナ用点火トーチは、点火トーチ用スリーブ17の内部に、火炎検出器本体29と、イグナイタ18(Igniter)と、アトマイザ(Atomizer)19と、を一括して収容し、アトマイザ19から噴出させた燃料にイグナイタ18で点火して生じた火炎を火炎検出器29で検出するように構成されている。
以上説明したように、図1〜図3に示す本実施形態に係る火炎検出器が、図4に示す従来技術の火炎検出器と異なる点は、採光部における採光用光ファイバ6と採光ヘッド2との保持にフェルール13を使用しないこと、外筒にスリット5を施していること、支持部材3と支持形状4の形状が異なること、にあり、これらの構造上の相違が上述したような顕著な作用効果を奏するのである。
1 外筒
2 採光ヘッド
3 第1の支持部材(支持部材)
4 第2の支持部材(採光確保部材)
5 スリット
6,6a,6b,6c 採光用光ファイバ
7a〜7c 火炎光
8 フェルール
9 スリーブ
10 コネクタナット
11a 光ファイバ保護被覆材
11b 光ファイバコア部
11c 光ファイバクラッド部
12 従来型採光ヘッド
13 フェルール
14 コネクタナット
15 外筒
16 火炎
17 点火トーチ用スリーブ
18 イグナイタ
19 アトマイザ
20 火炎検出器用スリーブ
21 ヘッドボックス
22 逆止弁
23 光ケーブル
24 分析装置
25 光電交換器
26 増幅器
27 演算回路
28 採光部先端部
29 火炎検出器本体(本実施形態)
30 火炎検出器本体(従来型)
31 バーナ
36 伝送用光ファイバ
40,41,42 冷却空気通路
43,47,49,50 ビス
45 光ファイバ案内部
46 U字状開口部
48 支持部材
51 開口部
A 冷却用空気

Claims (4)

  1. 燃焼装置の火炎光を採光する複数本の採光用光ファイバを有する採光部と、
    前記採光用光ファイバと接続して前記採光用光ファイバからの光情報を分析装置側に伝送する伝送用光ファイバを有する伝送部と、
    前記採光部と前記伝送部を収容する外筒と、
    前記外筒の後方部に設けたヘッドボックスから冷却用空気を導入して流通させる空気通路と、を備えた火炎検出器であって、
    前記採光部は、前記採光用光ファイバを保持する採光ヘッドと、前記外筒と前記採光ヘッドとの間に設けられ、前記外筒の前方側で前記採光ヘッドを支持する支持部材と、前記外筒の最前方側に設けられ、前記採光用光ファイバへの採光を確保するための開口部を形成した採光確保部材と、を有し、
    前記外筒は、前記支持部材の設置位置よりも後方側において外筒周方向にスリットが形成され、前記冷却用空気が前記スリットを通って外部に噴出し、
    前記空気通路は、前記採光ヘッドの外側長手方向に沿って前記採光確保部材まで形成され、冷却用空気が前記採光確保部材から外部に噴出する
    ことを特徴とする火炎検出器。
  2. 請求項1において、
    前記採光用光ファイバと前記伝送用光ファイバとの接続部は、前記採光ヘッドに接着保持された前記採光用光ファイバの端面が露出した前記採光ヘッドの端面と、フェルールの貫通孔に固定された前記伝送用光ファイバの端面が露出した前記フェルールの端面と、を互いに接触させて両光ファイバを接続する
    ことを特徴とする火炎検出器。
  3. 請求項1又は2において、
    前記ヘッドボックスから導入された冷却用空気は、その一部が前記スリットから前記外筒の外方に噴出するとともに、その他部が前記採光確保部材の開口部から外方に噴出し、
    前記火炎光の火炎揺らぎを生じさせず且つ火炎光の採光の視野領域を拡大させるように、前記冷却用空気の前記一部と前記他部の空気通路が形成される
    ことを特徴とする火炎検出器。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の火炎検出器と、イグナイタと、アトマイザと、を筒状の点火トーチ用スリーブの内部に収容し、
    前記アトマイザから噴出させた燃料に前記イグナイタで点火して生じた火炎を前記火炎検出器で検出する
    ことを特徴とするバーナ用点火トーチ。
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