JPH06504727A - 連続した金属ストリップの製造方法およびその装置 - Google Patents

連続した金属ストリップの製造方法およびその装置

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JPH06504727A
JPH06504727A JP5509418A JP50941893A JPH06504727A JP H06504727 A JPH06504727 A JP H06504727A JP 5509418 A JP5509418 A JP 5509418A JP 50941893 A JP50941893 A JP 50941893A JP H06504727 A JPH06504727 A JP H06504727A
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リンセンバート、トーマス、エル.
ヤンガー、ハロルド
ハリス、ドレル、ディ.
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 連続した金属ストリップの製造方法およびその装置発明の背景 本発明は金属ストリップの製造、特に、電力変圧器のコイルに使用するのに適し た金属ストリップの製造に関する。
架空配電変圧器やパッド埋め込み式配電変圧器のような電力変圧器は、一般に、 アルミニウムからなる比較的広幅のストリップを巻回したコイルを備えている。
そのような変圧器に必要な電気的特性を付与するためには、アルミニウムのスト リップは正確な寸法を有するだけでなく、所望の電気伝導率や0−テンパ(すな わち、焼きもどしして再結晶させた状態)などのその他の所望の特性も備えてい ることが必要である。
これまで、アルミニウムのストリップは、まずアルミニウムを鋳造してインゴッ トを作り、次に上記インゴットを冷間圧延および熱間圧延し、後に切り離してス トリップを形成するシートを成型することにより製造されていた。また、ストリ ップは第2の金属処理方法により、端部の輪郭が仕上げられていた。このように して端部が仕上げられることにより、最善の方法で絶縁体によってストリップを 絶縁することができる。
上述の方法は満足できるストリップを製造するものであるが、多(の工程を含む ので、比較的高価であった。従って、不連続な工程数を最小にし得る連続方法が 望ましい。そのために、従来の押出成型法に検討が加えられてきた。しかし、そ のような従来の押出様は、電力変圧器コイル用の平らな金属ストリップの製造に 関して望ましい連続処理が行えるものではなかった。
発明の要約 従って、本発明の主目的は新規な改良された方法と装置を提供することで、そこ では連続押出機が用いられ、電力変圧器用のコイルを製造するのに適した平らな 金属ストリップが連続的に成型される。
本発明によれば、上述の目的及び他の目的は、第1と第2の連続した棒状ビレッ トを、回転ホイールにそれぞれ形成された第1と第2の円形溝を介して供給する ことにより達成される。上記第1と第2のビレットは、回転ホイールによって、 該ホイールと固定シューとの間に形成された通路を介して搬送される。ビレット は、回転ホイールにより、第1および第2の溝にそれぞれ入り込むように設けた 迫台に搬送される。迫台は、通路を通るビレットの移動を規制し、それによりビ レットは塑性的に変形し、溝からホイールに隣接配置されたダイの開口部に押し 出される。変形した第1と第2のビレットは、周方向に不連続で、環状断面を有 するダイ開口部の中で合流し、このダイ開口部よりスリットを有するチューブの 形をして排出される。次に、そのチューブは成型部へ搬送され、そこでスリット 部分で外側に向かって反対方向に曲げることにより、開かれて平らにされる。
本発明によれば、細長い成形部材と対向表面が、チューブを開いて平らにするた めに設けられている。上記細長い成形部材は入口端と出口端を有する。入口端の 幅はチューブの径と同一か、またはそれよりも小さくしてあり、その幅は成形部 材の入口端から出口端に向かって徐々に大きくなっている。上記対向表面は平ら で、好ましい実施例では平らな移動ベルトである。チューブは成形部材上を平坦 面と対向して搬送され、成形材料によりチューブはスリットから外方に向かって 開かれ、チューブはほぼ平らなストリーツプに成型される。
本発明の目的、効果、特徴は、添付図面を参照し、以下の詳細な説明よりさらに 理解することができる。
図面の簡単な説明 図1は、従来の押出機の断面図である。
図2は、コンフォーム法として知られている連続押出方法を示す図である。
図3Aと図3Bは、図3Aの右側に図3Bが続いており、共に金属ビレットから 平らなストリップを成型する本発明の装置を示す図である。
図4は、図3Aと3Bの装置において、ビレットからチューブを成型するために 使用するコンフォーム型押出機の縦断面図である。
図5は、図4のコンフォーム型押出機に使用されるホイールの平面図である。
図6は、図4のコンフォーム型押出機に使用される押出器の縦断面図である。
図7は、押出器の横断面図である。
図8は、図7の8−8線に沿った断面図である。
図9は、コンフォーム型押出機から抽出されたチューブの断面図である。
rgJloと図11は、チューブから平らなストリップに成型するために、チュ ーブを開いて平らにする開平部の第1実施例にかかるそれぞれ側面図と平面図で ある。
図12は、図11の12−12線に沿った端面図である。
図13は、図12の13−13線に沿った端面図である。
図14は、開平部と、図3Aと図3Bの装置に使用されているレベラーの第1実 施例にかかる図である。
図15は、開平部に使用されているシューの断面が、その入口端から出口端まで どのように変化しているかを示す図である。
図16と図17は、それぞれ開平部の他の実施例にかかる縦断面図と平面図であ る。
図18は、図16の18−18線に沿った端面図である。
図19は、巻回された電力変圧器用コイルの斜視図である。
詳細な説明 図面を参照して説明する。図1には、ビレット12から製品を押し出す従来の押 出成型器10を示す。その押出成型器10は、ハウジング13、ダイ14、ダイ ステム16を備えている。一般に、ビレットは型抜き器17によりダイに送られ る。型抜き器17が前進すると、ビレット12が変形してダイ14とダイステム 16を介して押し出され、製品11が成型される。ビレット12とハウジング1 3との間に摩擦が存在するために、押し出しを開始するのに必要な力によって、 ビレットの長さがその直径の約5倍に制限される。また、それにより、同時に押 し出される材料の量が制限されるとともに、本形式の押出成型を連続的に行うこ とができない。
この問題を解消するために、コンフォーム法が開発され、これでは摩擦が有効に 利用されている。図2には、コンフォーム法を示す装置の図が示されている。
図2に示すように、従来のハウジングは、長方形断面の分割ハウジング18に置 き換えられている。ハウジング18の上部18aは長方形断面の溝19を備えて おり、そこには図示しない長方形ビレットがしっかりと固定して詰め込まれる。
また、ハウジングの下部18bは、溝22の端部を閉鎖するダイ21を備えてい る。ハウジング18の上部18aをダイ21に向かって移動すると、ビレットと 溝21の3面との間の摩擦により、ビレットはダイ12に向かって前方に押され る。また、ビレットとハウジング18の下部18bにおける上面22との摩擦は 上記前進運動と反対方向に作用する。合力は、ビレットと溝19における2つの 側面との間の摩擦と等しく、ダイ12に対するビレットの移動方向に向けられて いる。
図3Aと3Bには、本発明の詳細な説明する装置30が示してあり、その装置に は、第1および第2のビレット31(図5参照)を、電力変圧器用コイル32( 図13参照)の成型に適した平らなストリップに連続成型するために、コンフォ ーム法が適用されている。
その装置30はコンフォーム型押出機33を備えており、これは第1と第2のビ レット31をスリット36(図9参照)を有するチューブ34に加工する。コン フォーム型押出機33から抽出されると、チューブ34は冷却室37、そしてチ ューブを広げて平らにする装置(以下「開平装置38」と略す。)38に搬送さ れ、ここでチューブは平らなストリップ39(図11参照)に加工される。次に 、平らなストリップ39はレベラー41に搬送され、ストリップ39を完全に平 らにして不陸の無い状態とされる。したがって、レベラー41から抽出されたス トリップ39はほぼ平らである。続いて、ストリップ39は巻取装置42によっ て心棒93に巻回される。
図4には、コンフォーム型押出機33の詳細が示しである。その押出機は、BW E社の従来の連続式コンフォーム型押出機(ツイン・グループ350型または5 50型)であってもよい。そのフンフオーム型押出機33は、第1と第2のビレ ット31を収容するために、一対の外周溝44(図5に最もよく表されいる。
)を有するホイール43を備えている。なお、ビレット31は、それぞれ径が0 .5インチのアルミニウム棒とするのが好ましい。ホイール43は、図示しない 適当な手段によって駆動される溝付駆動シャフト46に回転自在に設けられてい る。また、押出機33は押出器48を保持するシュー47を有する。そのシュー 47は一対の迫台49(一方だけが図示され、図6に最もよ(表されている。) を備えており、これらの迫台49はそれぞれ溝44の底面近傍に突出している。
ビレット31はガイドロール51を介してホイール43に供給され、コインロー ル52によってコンフォーム・ホイール43に押し付けられる。コインロール5 2には、ビレット31がコイルロール52の下を通過するときに容易に溝44の 壁と接触するように、そのビレット31に対して十分な圧力を加えるべく、加圧 されている。シュー47は軸53に設けてあり、ホイール43から回動して退避 できる。したがって、押出器48をシュー47の中に設けることができる。押出 器48が取り付けられると、シュー47を回転してホイール43の近傍に移動す る。その位置でシュー47を固定するために、締め金ジヤツキ54が設けである 。また、シュー47は入口ブロック56を備えており、ホイール43と入口ブロ ック56の内面との間に通路57が形成されている。通路57は、ビレット31 が初めて通路57に入ってきたときに、ビレット31を収容するのに十分な幅広 の入口開口部を備えている。ここから通路57は狭くなっており、そこではビレ ット31と溝44の壁との間、およびビレット31と入口ブロック56の内面と の間に、摩擦力が生じる。これらの摩擦力により、ビレット31は迫台49に向 かって搬送され、さらに押出器48に形成されたダイ開口部64にそれぞれ搬送 される。
図6から図8に示すように、押出器48は、支持台59、心棒61、およびダイ 63を備えている。心棒61はねじ62で支持台に連結され、ダイ63は内部ナ ツト65で固定されている。それぞれのダイ開口部64は2つの通路に分岐して おり、一方の通路64aは上方に向かい、他方の通路64bは下方に向かってい る。変形したビレット材は、それぞれのビレット31に対応した開口部64aと 64bの各対より心棒61の周囲を流れ、心棒61の周囲に押し出されて、スリ ット36(図9参照)を有するチューブ34が形成される。スリット36は、例 えば心棒61と複数の寸法板66との間に重合部を設けることにより、心棒61 の周囲の任意の位置で材料の流れを閉鎖して形成される。スリット36を形成す るために、心棒61とダイ63との間の開口部を閉鎖する複数の寸法板66を使 用する代わりに、例えば、放電加工によフて形成されたC形状の溝を内部に有す る一枚の板(図示せず)を設けて同一機能を達成するようにしてもよい。
スリット36の幅を決定する心棒61と寸法板66との間の重合量は、与えられ た径のチューブ34に対するストリップ39の幅を決定する。異なる幅のストリ ップ39を製造するためには、チューブ34の径を一定とし、スリット36の幅 が新たなスリット幅を得るべく調整される。
それぞれのビレット31から得られた成型材料は、開口部64a、64bを通過 する際に対応する開口部134a、64bに等しく満たされ、ダイユニット48 から抽出される。それぞれのビレット31に対して2つの開口部64a、64b を使用することにより、心棒61の周囲を成型材料が容易に通過する。そして、 成型材料は、スリット36を有するチューブ34の形をしてダイユニット44か ら抽出される。図3Aを再び参照すると、コンフォーム型押出機33から抽出さ れた後、チューブ34は冷却室37に入る。冷却室37には、濾過された水のよ うな適当な冷却流体が、適当な手段(図示せず)により循環または噴射されてお り、チューブ34の温度が押し出しの高温からチューブの取り扱いに適当な低温 に低下される。
次に、チューブ34は、冷却室37の出口端部に配置された開平装置38を通過 する。開平装置38は冷却室37に設けであるので、水の存在下でまたは水を噴 射しながらチューブ34を広げて平らにすることができ、その水は潤滑剤として 作用する。
図10から図15において、開平装置38は幅広の平らなベルト67を脩えてい る。このベルト67は、アルミニウム枠69に設けられて油圧モータ71で駆動 される2組のプーリ68に支持されている。枠69の下方にはブラケット72に より成型部材すなわちシュー73が設けである。このシュー73は、超高分子量 ポリエチレンなどの超高分子量プラスチック、または他の低摩擦材料で作るのが 好ましい。このシュー73は、多少円錐形状を有し、中央で割れており、−列の 圧力ローラ74が長手方向の軸に沿って設けである。ブラケット72はシュー7 3とローラ74を枠69に取り付けており、シュー73とローラ74は平らなベ ルト67に向かって上方に押されている。チューブを開く際に、円形断面から平 らな断面に管が移行するにつれて、チューブ34の材料中に殆ど変形が出来ない ように、シュー73の形状とその長さが適正に選択されている。上部作用面は、 図15に示すように、円形から平らに移行する外形を有するのが好ましい。さら に、シュー73の入口端すなわち先端部76はチューブ34の直径りとほぼ同等 の高さと幅を有し、シューの幅は入口端部76から出口端部78に向かって徐々 に大きくなっている。出口端部78でシュー73の断面が平らになるまで高さが 減少する。また、その高さは、チューブ34の長手方向軸と同軸上にあるシュー 34の長手方向軸に位置する。幅は、チューブ34の外周に等しくなるまで増加 する。
操作上、底部にスリット36を位置させ、割れたチューブ34の先端が、ベルト 67と第1の圧力ローラ74との間で、開平装置38に挿入される。ベルト67 と第1の圧力ローラ74は協働してチューブ34の先端を保持し、シュー73を 横断する方向にチューブを引っ張る。先端部76にはガイド爪75が設けてあり 、これはシュー73上でチューブ34をガイドするために、スリット36に突出 している。チューブ34がシュー73の横断方向に引っ張られ、はぼ平らなスト リップ39が開平装置38から出て行くまで、シュー73はチューブ34を拡幅 する。
開平装置38は、図10において仮想線で示すように、コンフォーム押出機33 に対して直線的に進退するように配置されている。また、開平装置38は直線状 のベアリング81に設けてあり、ベアリング81は一対の等間隔に配置された長 手方向に伸びる棒82に設けである。開平装置38が前後に移動できることによ り、チューブ34の速度変化が調整可能である。なお、速度調整は、押出成型法 において固有のものである。開平装置38が前後に移動すると、枠69の幅方向 に設けた張力棒84に連結されたエアシリンダ83により、押出方向と同一方向 に向かってベルトに力が加えられる。この力は、張力棒84によりベルト幅方向 に加えられ、チューブ36における張力をできるだけ一定に維持すべく作用する 。チューブ36における張力が一定であることにより、チューブは真っすぐに保 持されるとともに、断面は一定に保持される。エアシリンダ83に加えられる空 気圧は張力を一定にするように調整される。
ベルト67の速度は押出速度に一致しなければならない。これは、チューブ34 に接するパルス・タコメータ・ローラ87と、開平装置の通路に沿って設けた線 形変換器88からの出力を利用する電子速度コントローラ(図示せず)により行 うのがよい。その速度コントローラは油圧モータ71の速度を調整し、開平装置 38をその通路の出来るだけ中心に維持する。開平装置38がコンフォーム押出 機33から遠ざかろうとすると、ベルト67の速度は増大し、コンフォーム押出 機に向かって進むと、その速度が減少する。制御パラメータは、張力棒84によ り力を加えている状態で、通路のほぼ中央で開平装置38を前後に移動させるこ とにより押出速度の変化が補正されるように選択される。
開平装置の他の実施例138が、図16から図19に示されている。開閉装置1 38の構成要素は3桁のアラビア数字で示されており、主要構成要素は、開閉装 置38の主要構成要素と同一であり、同一機能を有する。また、開閉装置138 の主要構成要素は、最初の桁に“1”を付し、開閉装置38の主要構成要素の符 号と同一の2桁の数字が付しである。また、開閉装置138のその他の構成要素 は、“2”で始まる3桁の符号が付しである。
開閉装置138は、アルミニウム枠169に設けた2組のプーリ168に支持さ れ、油圧モータ171によって駆動される広幅の平らなベルト167を備えてい る。枠169の上には、ブラケット172によりシュー173が設けである。
シュー173は、先端部76、ガイド爪175、一対の上部拡幅部材201、下 部拡幅部材202、ローラ174を回動自在に設けた溝部材203、および一対 の支持板204を備えている。支持板204は溝203にキーで固定され、上部 拡幅部材201は適当な締結具(図示せず)により支持板に連結されている。下 部拡幅部材202は、適当な締結具(図示せず)により溝部材203に連結され ている。ブラケット172は、溝部材203、およびシュー173を枠169に 載せており、シュー173とローラ174は平らなベルト167に向かって上方 に押されている。上部拡幅部材201と下部拡幅部材202は、先端部176か ら開平装置138の出口端部に向かって幅が次第に大きくなるように、外形が形 成されている。また、上部拡幅材201と下部拡幅材202はアーチ状の断面を 有し、その組み合わせは第1実施例における円錐シュー73の形状に類似してい る。開平装置138の操作は開平装置38の操作と同一である。さらに、チュー ブ34の先端部は、スリット36を下にして、ベルト167と第1の圧力ローラ 174との間から開平装置138に挿入される。ベルト167と第1の圧力ロー ラ174aは協働してチューブ34の端部を保持し、シュー173の横断方向に 引っ張る。チューブ34がシュー173の横断方向に引っ張られると、上部と下 部の拡幅部材201,202は、はぼ平らなストリップ39が開平装置138を 通過するようになるまで、チューブ34を広げる。
第1実施例の開平装置38と同様に、開平装置138は、コンフォーム押出機3 3に対して前後に直線運動をするように配置されている。そのために、開平装置 138は、等間隔に配置された長手方向に伸びる一対の棒182に設けた直線状 のベアリング181に設けである。開平装置138の動作制御は、開平装置38 と同様に行われる。エアシリンダ183により制御される張力棒184は、ベル ト167に対して押出方向と同一の方向に力を加えるように、枠169の幅を横 断して設けである。
ストリップ39が開平装置38(または開平装置138)を通過したとき、その ストリップ39は完全には平らではなく、若干臼がって“弓なり”になっている 。図14に最もよく表されているように、この曲がりを除去するために、ストリ ップ39はレベラー41に搬送される。このレベラー41は、Bruderer 菖ach 1nery社から提供されている19個の市販のロールレベラーであ る。そのレベラー41は、水平面上の9個のロール91a(それらの幾つかだけ が示しである。)と、水平面下の10個のロール91b(それらの幾つかだけが 示しである。)を備えている。従来通り、ストリップ39から反りすなわち曲が りを除去するために、ローラ91aは長手方向と幅方向に傾斜を調整できる。ま た、ロール91aと91bは、ストリップ39の波打ちを適正に解消するために 、それらの噛み合いを増減すべく互いに他方に向かって移動できるようになって いる。曲げローラを有するその他のレベラーも使用可能で、確かにそれらのロー ラは、ストリップ39から波打ちを除去するのに特に有効である。
レベラー41は、速度可変型モータと速度制御装置(図示せず)を有する速度可 変型駆動装置により、その速度が製造ラインにおけるその他の場所での速度と一 致するように駆動される。開平装置38とレベラー41の間に位置するダンサ− 装置89(図3B参照)は、ストリップ39を下方に押して該ストリップの曲が りすなわち弓なりを解消し、ストリップを懸垂状に保持する。磁気歪線形変換器 92のような適当な手段が、懸垂ループの高さを監視するために設けられる。
図3Bに戻り、レベラー41を通過すると、ストリップ39は、心棒93を有す る巻取装置42に巻回される。また、巻取装置42は、ストリップ39をガイド する端部ガイド94と、巻回中にストリップ39を引っ張ってしっかりと真っす ぐな端部を有するコイルにするための引張ビンチロール96を備えている。
また、その装置には、ストリップ39を検査するためのコンベア90、レベラー 41と巻取装置42の間の懸垂ループの高さを測定するセンサ95、コンフォー ム押出機33ヘビレツト31を最初に通すための手段(図示せず)、およびコン フォーム押出機33から開平装置38に進むチューブ34の先端部を保持し、切 断し、案内する手段(図示せず)を設けてもよい。最初にストリップ39を通す 際に、懸垂ループ間のストリップをガイドする適当な手段(図示せず)を設けて もよい。
本発明の重要な点は、2つのビレット31を一対の溝から供給することにより生 ずる押出器48を通る金属材料の均衡のとれた流れにより、スリット36の端部 97は極めて真っすぐにできることである。すなわち、端部97はチューブ34 の長手方向軸と平行である。これにより、同一の真っすぐな端部97を有する平 らなストリップ39が得られる。また、ストリップ39は、従来技術では必要で あった第2の金属処理を行うことなく、端部97の形状が仕上げられて成型され る。
さらに、ストリップの幅を変化させるためにスリットの幅を変化させる一方でチ ューブ径を一定に保っているので、押出器48を交換するだけで、同一製造ライ ンを使って、異なる幅や厚さのストリップ39を製造することができる。
予期しなかったことであるが、アルミニウム材料の電気伝導率と0−テンバが製 造中維持されるので、ストリップ39の電気伝導率とO−テンパは、ビレット3 1のそれと同一である。これ意外なことであった。なぜならば、従来の方法によ る押し出しは、一般に強度の増加を生じ、電気伝導率の減少を生じるものであっ たからである。
図19には、巻回された電力変換器用コイル32が示しである。そのコイル32 には平らなストリップ39が連続的に巻回されている。巻回中、誘電体98がス トリップ39の2つの層間に巻回されている。端部97は外形が仕上げられてい るので、信頼性の高い変換器32が可能となる。その理由は、ストリップ39に 鋭利な端部97があると、そこに電場力が集中し、電気コロナが絶縁破壊を生じ る点を形成するからである。また、ストリップ39の表面上(または表面下)に 突出するギザギザは、変換器の使用中に絶縁体98を切断し、巻回されたストリ ップ間の距離を短(し、その結果、変圧器を損傷させることになる。
本発明は、特定の実施例に関して記述したが、その他多くの変形、改良やその他 の適用が当業者に明らかである。また、本発明の詳細な説明の記載により限定さ れるものでなく、添付クレームによってのみ限定されるものである。
フロントページの続き (72)発明者 ヤンガー、ハロルド アメリカ合衆国 24558 ヴアージニア州ハリファクス、カンタ−ベリー、 ピー。
オー、ボックス 47幡 (72)発明者 ハリス、ドレル、ディ。
アメリカ合衆国 65251 ミズーリ州 フルトン、ボックス 1728、ル ート 1番(72)発明者 ストームフ、デニス、ジェ。
アメリカ合衆国 65058 ミズーリ州 ミア、ボックス 264ビイ−1、 エイチシーアール 6幡

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.第1の連続した棒状ビレットを回転ホイールに形成した第1の外周溝に供給 し、 第2の連続した棒状ビレットを上記回転ホイールに形成した第2の外周溝に供給 し、 上記第1のビレットと第2のビレットを、上記ホイールと共に、固定シューとホ イールの間に形成された通路を介して、上記第1の溝と第2の溝にそれぞれ入り 込み、上記通路を通るビレットの移動を規制するように配置された第1の迫台と 第2の迫台に搬送し、それにより上記ビレットを塑性変形して溝からホイールに 隣接配置されたダイの開口部に押し出し、変形されたビレットから得られた金属 を上記ダイの開口部で合流し、上記開口部は不連続な環状断面を有し、上記ダイ より合流金属が流出すると、それはスリットを有する円形断面の連続チューブに 成型され、スリットで外側に向かって逆方向に曲げることによりチューブを開い て平らにして平らなストリップを成型する、連続した平らな金属ストリップを成 型する方法。
  2. 2.上記ストリップがアルミニウムからなり、電力変換器用コイルを成型するた めに使用されるようになっている請求項1の方法。
  3. 3.それぞれのビレットがアルミニウムからなり、ほぼ同一の電気伝導率とO− テンパを有し、上記ストリップがビレットとほぼ同一の電気伝導率とO−テンパ を有する請求項2の方法。
  4. 4.スリットが外形の仕上げられた端部を有するように成型される請求項3の方 法。
  5. 5.ストリップが開かれて平らにされ、スリットが仕上げ端部とともに成型され るように、スリットの外形端部が維持される請求項4の方法。
  6. 6.チューブの長手方向軸と本来平行な長手方向の端部によってスリットが成型 される請求項2の方法。
  7. 7.第1の外周溝と第2の外周溝を有する回転ホイールと、上記第1の外周溝に 第1の連続した棒状ビレットを供給する手段と、上記第2の外周溝に第2の連続 した棒状ビレットを供給する手段と、上記ホイールに隣接して設けたシューであ って、該シューとホイールとの間に形成された通路を介して上記ホイールにより 第1のビレットと第2のビレットを移動させるシューと、 上記ホイールに隣接して設けられ、不連続な環状断面を有するダイと、上記第1 の溝と第2の溝にそれぞれ入り込み、通路を通るビレットの移動を阻止し、それ により、上記ビレットは塑性変形されて溝からダイ開口部に押し出され、2つの ビレットから得られた変形金属は上記ダイ開口部で合流し、合流した金属はダイ を介して流出し、スリットを有する円形断面の連続チューブに成型される第1と 第2の迫台と、 スリットの位置で外側に向かって逆方向にチューブを曲がることによりチューブ を開いて平らにする手段と、 を備えた連続した金属ストリップを成型する装置。
  8. 8.波打ちと弓なりをストリップから除去するレベラーを備えており、上記レベ ラーはストリップの上面と係合する複数の上ローラと、ストリップの下面と係合 する複数の下ローラを備えている請求項7の装置。
  9. 9.流体を収容するチャンバと、このチャンバ内に設けた細長い成型部材とを備 え、上記流体は潤滑材および冷却材として、チューブを開いて平らにするのを促 進する請求項8の装置。
  10. 10.上記チューブを開いて平らにする手段が、入口端、出口端、長手方向軸、 および上面を有し、上記入口端はチューブと同一径またはそれよりも小径で、幅 は入口端から出口端に向かって次第に大きくなる成型部材と、 上記チューブを成型部材の上面に接触させた状態で維持すべく上記成型部材をチ ューブ上面に係合させながら、成型部材上でチューブを搬送するための、成型部 材の上面に対向する表面を備えた手段と、を備えている請求項7の装置。
  11. 11.上記搬送手段が可動ベルトを備えている請求項10の装置。
  12. 12.上記成型部材が、チューブの搬送方向に対して前後に移動するように設け られている請求項11の装置。
  13. 13.上記搬送手段が、チューブの底面と係合するように、成型部材の長手方向 軸に沿って長手方向に等間隔に配設された複数のローラを備えている請求項12 の装置。
  14. 14.所定の引張力がチューブに加えられるように、ベルトに力を加える手段を 備えている請求項13の装置。
  15. 15.上記チューブと成型部材の長手方向軸が同軸上にあり、上記出口端が成型 部材の長手方向軸上に配置されている請求項14の装置。
  16. 16.出口端における成型部材の幅がチューブの外周に等しい請求項15の装置 。
  17. 17.波打ちと弓なりをストリップから除去するレベラーを有し、このレベラー は、ストリップ上面と係合する複数の上ローラと、ストリップ下面と係合する複 数の下ローラを有する請求項16の装置。
  18. 18.流体を収容するチャンバと、このチャンバ内に配置された細長い成型部材 とを備え、上記流体は、潤滑材および冷却材として、チューブを開いて平らにす るのを促進する請求項17の装置。
  19. 19.長手方向の対称軸、所定の直径、外周壁に長手方向のスリットを有する細 長いチューブを開いて平らにする装置であって、入口端、出口端、長手方向軸、 および上面を有する細長い成型部材であって、上記入口端の幅はチューブの径と 同一またはチューブの径よりも小さく、幅が入口端から出口端に向かって徐々に 大きくなる成型部材と、上記成型部材上でチューブを搬送するために、成型部材 の上面に対向する面を備えた手段を有し、 上記成型部材は、上記チューブを成型部材の上面に接触させた状態で維持すべく 上記成型部材をチューブ上面に係合させ、スリットの位置で外側に向かって反対 方向にチューブを曲げて実質的に平らなストリップにする細長いチューブを開い て平らにする装置。
  20. 20.上記搬送手段が可動ベルトを備えている請求項19の装置。
  21. 21.成型部材がチューブの進行方向に対して前後に移動するように設けられて いる請求項20の装置。
  22. 22.上記搬送手段は、チューブの下面と係合する部材の長手方向軸に沿って、 長手方向に等間隔に配置された複数のローラを備えている請求項21の装置。
  23. 23.所定の引張力がチューブに加えられるように、ベルトに力を加える手段を 備えている請求項22の装置。
  24. 24.チューブと成型部材の長手方向軸が同軸上にあり、出口端が成型部材の長 手方向軸に位置している請求項23の装置。
  25. 25.出口端における成型部材の幅がチューブの外径に等しい請求項24の装置 。
  26. 26.波打ちと弓なりをストリップから除去するレベラーを備え、このレベラー はストリップの上面と係合する複数の上ローラと、ストリップの下面と係合する 複数の下ローラとを有する請求項25の装置。
  27. 27.流体を収容するチャンバと、このチャンバ内に配置された細長い成型部材 とを備え、上記流体は、潤滑材および冷却材として、チューブを開いて平らにす るのを促進する請求項26の装置。
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