JPH06504352A - 車両、特に街路走行車両に用いられるディスクブレーキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 車両、特に街路走行車両に 用いられるディスクブレーキ 本発明は、車両、特に街路走行車両に用いられるディスクブレーキであって、ブ レーキディスクの片側に緊締作動装置を有するブレーキキャリパが設けられてい て、前記緊締作動装置が横桁を有しており、該横桁が、ブレーキディスクに対し て平行に該ブレーキディスクに並んで延びており、前記横桁の中心の範囲に操作 装置が作用しており、該操作装置が前記横桁をブレーキディスクの方向にシフト するようになっており、前記横桁の両端部に支持された２つのブツシュロッドが 設けられていて、該ブツシュロッドが、前記横桁を、ブレーキキャリパ内で移動 可能なブレーキシューに連結させており、各ブツシュロッドが、前記横桁に位置 調整可能にねじ締結されたねじ山付スリーブと、該ねじ山付スリーブに突入して 、軸方向歯列を介して軸方向移動可能であるが相対回動不能に連結された、自動 遊び後調節のための回転駆動装置とを有しており、さらに、両回転駆動装置の少 なくとも１つに設けられた、ブレーキ操作行程に関連した、連行部分を有する回 転操作部と、前記両回転駆動装置の間の同期化装置とが設けられている形式のも のに関する。

このような形式に相当するディスクブレーキは、未公開のドイツ連邦共和国特許 出願第Ｐ４０１８２２７号明細書および同第Ｐ４０２０４８５号明細書から知る ことができる。はぼこのような形式に相当するディスクブレーキは、ドイツ連邦 共和国特許出願公開第３７１６２０２号明細書に基づき公知である。

上記ディスクブレーキの全てにおいて、同期化装置は、ねじ山付スリーブの長手 方向長さの中心の範囲に直接に作用している。実施例によれば、同期化装置とし て歯付きベルトが設けられており、この歯付きベルトはねじ山付スリーブの外周 面と直接に協働するか、またはねじ山付きスリーブに軸方向摺動可能に支承され た歯車を介して間接的に協働するようになっている。

したがって、同期化装置はブレーキキャリパの内部に位置していて、主要構成部 分もしくは操作装置の分解後でしかアクセスすることができない。両ねじ山付ス リーブの間のカップリング部材としては、歯付きベルトの代わりに、歯車装置も 既に提案されている。

本発明の課題は、冒頭で述べた形式のディスクブレーキを改良して、同期化装置 が回転駆動装置と共に藺単にアクセス可能でかつ組立て・分解可能にブレーキキ ャリパに配置されるように構成されているようなディスクブレーキを提供するこ とである。すなわち、これによって組立て作業や保守作業がはるかに藺単に実施 可能になり、したがって、コストの節約が可能になこの課題を解決するために本 発明の構成では、ブレーキキャリパが、ブレーキディスクとは反対の側に開口を 有しており、該開口を通じて、前記両ねじ山付スリーブの内室と、前記連行部分 に連結させたい少なくとも１つのレバ一部分とがアクセス可能であり、前記回転 駆動装置が、前記開口を通じて前記ねじ山付スリーブに導入可能であって、しか も前記連行部分が存在していると、該連行部分が自動的に前記レバ一部分に連結 するようになっており、前記回転駆動装置が導入された状態で、前記同期化装置 がブレーキキャリパの、ブレーキディスクとは反対の側の端面の手前に位置して 、該端面にフランジ締結可能なカバ一部分（個別カバー）によってカバー可能で あるようにした。

本発明によるこのようなディスクブレーキの有利な構成は、請求項２以下に記載 されている。

図面には、本発明によるディスクブレーキの実施例が図示されている。

ｊＩ１図は、ブレーキキャリパの軸方向断面図を示しており、 第２図は、第１図に示したブレーキキャリパを部分的に断面した平面図を示して おり、 第３図は、第２図の一部を拡大した図を示しており、第４図は、第２図の矢印方 向Ｘで見た、ブレーキシリンダを取り除かれた状態のブレーキキャリパを示して いる。

第１図および第２図に示したように、ディスクブレーキはブレーキディスクｌに 跨ったブレーキキャリパ２を有している。このブレーキキャリパは片側で緊締作 動装置３を支持している。ビン装置４によって、ブレーキキャリパ２はブレーキ ディスク１の軸線５に対して平行に移動可能に、固定のブレーキ支持体６に支承 されている。緊締作動装置３は、ブレーキディスクｌから離れる方向で半割シェ ル軸受け７によって間接的または直接的にブレーキキャリパ２に回転可能に支持 された回転レバー８を有している。この回転レバーの、半径方向に突出したレバ ーアーム９には、場合によってはばね負荷部分１２を備えたブレーキシリンダ１ １のピストンロンドｌＯが作用するようになっている０回転レバー８はその回転 軸線に対して偏心的に配置された、回転軸受け１３として形成された偏心体によ って、長手方向中心で横桁１４と連結されている。

この横桁は、はぼ軸線５の方向で移動可能であって、この方向から図１の図平面 において僅かに変位可能にブレーキキャリパ２に支承されている。ブレーキキャ リパ２と横桁１４との間で緊縮された圧縮ばね１５は、横桁１４を回転レバー８ の方向に負荷している。横桁１４の両端部は位置調整可能に各１つのねじ山付ス リーブ１６．１７にねじ締結されている。このねじ山付スリーブの軸線は軸線５ に対して平行に延びている。

前記ねじ山付スリーブはブレーキディスク側の端部に各１つの押圧部材１８を備 えており、この押圧部材はブレーキシュー１９をブレーキディスクｌに圧着させ ることができる。ブレーキシュー１９は軸線５の方向で移動可能にブレーキキャ リパ２に支承されていて、ブレーキディスクｌの周方向でブレーキキャリパ２ま たはブレーキ支持体６に支持されている。ブレーキディスクｌの他方の側では、 ブレーキシュー２０がブレーキキャリパ２に保持されている。ねじ山付スリーブ １６．１７には、各１つの回転駆動装置２１．２２が螺合しており、同回転駆動 装置２１．２２はブレーキディスクとは反対の側でねじ山付スリーブ１６．１７ を越えて突出している。回転駆動装置２１．２２はそれぞれ軸方向歯列を介して 、同回転駆動装置を収容するねじ山付スリーブ１６　；　１７と相対回動不能で あるが軸方向摺動可能に連結されている。前記軸方向歯列は軸方向における平ら な面取り部として形成されていてもよい。一方の回転駆動装置２１はねじ山付ス リーブ１６の外側で回転操作部２３を備えている（第３図に詳しく図示する）０ 回転操作部２３を形成するためには、回転駆動装置２１が連行部分２４を備えて いる。

この連行部分はポールヘッド状のレバーヘッド２５をフォーク状に取り囲んで係 合している。このレバーヘッドは回転レバー８に固定されている。したがって、 半割シェル軸受け７を中心とした回転レバー８の回転特表千６−５０４３５２　 （４） 運動は、回転駆動装置２工のための回転運動に変換される。ブレーキディスクと は反対の側では、同回転駆動装置２１．２２の端部が各１つの歯車を備えている （第２図および第３図に示す）、これらの歯車は、同歯車を互いに相対回動不能 に結合する歯付きベルト２６によってカバーされている。第３図に示したように 、回転駆動装置２１に関しては、歯車が範囲２７で歯付きベルト２６によって巻 き掛けられている。

回転駆動装置２１．２２は任意の構造を有していてよい。たとえば、回転駆動装 置は冒頭で上げた未公開の特許出願明細書の構成に相当していてもよい。この場 合、回転駆動装置はブレーキシュー１９．２０の摩耗時におけるディスクブレー キの遊び後調節のために働く。

緊締作動装置側において、ブレーキキャリパ２はブレーキディスクとは反対の側 で横桁１４の、ブレーキディスクとは反対の側の端部のほぼ近くで終わっている 。前記ブレーキキャリパは軸線５の方向で開いていて、端部にフランジ縁部を備 えている。このフランジ縁部には、第４図から認められるねじ２８によって、ト ラフ状の個別カバー２９がそのトラフ縁部でフランジ締結されている６個別カバ ー２９の底部３０はブレーキディスクとは反対の側の、半割シェル軸受け７のた めの受けを形成している。前記個別カバーは貫通孔を有しており、この貫通孔に は同回転駆動装置２１゜２２が支承されている０回転操作部２３はブレーキディ スクに面した側で、底部３０のすぐ手前に位置している０回転駆動装置２１．２ ２は底部３０を貫通していて、ブレーキディスクとは反対の側で前記底部のすぐ 手前に歯車を支持しているので、歯付きベルト２６は底部３０のすぐ手前に延び ている。！Ｅ部側では個別カバー２９に、トラフ状の別の個別カバー３１がねじ ３２によってフランジ状にねじ締結されており、この個別カバー３１は歯付きベ ルト２６を含めて歯車をカバーする。

場合によってはばね負荷部分１２を支持しているブレーキシリンダ１１は、第４ 図から認められるフランジ３３にフランジ締結可能である。このフランジは第１ １！ｌでは個別カバー２９に位置しているが、しかしブレーキキャリパ２自体に 配置されていてもよい。

組立て作業もしくは保守作業に応じて、ねじ３２を用いて個別カバー３１が、ね じ２８を用いて個別カバー２９が場合によっては個別カバー３１と一緒に、それ ぞれ分解可能であるか、もしくは組立て可能である。

個別カバー３１が取り外された状態において、回転駆動装置２１．２２の歯車と 、回転駆動装置２１．２２のカップリング部材として働く歯付きベルト２６とを 備えた同期化装置がアクセス可能になるか、もしくはその代わりに設けられた別 の歯車がアクセス可能になる。摩耗したブレーキシュー１９．２０を新しいブレ ーキシューと交換する際の回転駆動装置２１．２２の戻しもしくは同期化装置の 位置調整または保守を、場合によっては個別構成部分の交換と共に行なうことが できる。図示の組み立てられた状態から出発して、ねじ２８が緩められると、個 別カバー１９は個別カバー３１と共に取外し可能になり、この場合、ブレーキキ ャリパ２の、ブレーキディスクとは反対の側の開口を通じて、回転駆動装置２１ ．２２がねじ山付スリーブ１６．１７から引き抜き可能となって、自由にアクセ ス可能になる。同期化装置や連行部分２４を含めて回転駆動装置２１．２２は、 この場合に１つの構成ユニットを形成している０個別カバー２９の取外し後では 、半割シェル軸受け７、回転レバー８、回転軸受け１３および場合によっては横 桁１４を分解することもできる。前記構成ユニットの再組立て時には、連行部分 ２４がレバ一部分２５に対して適正なカップリングをとるように注意することが 望ましい。

このような個別カバー２９および／または個別カバー３１の分解可能性および組 立て可能性に基づき、ディスクブレーキの組立て作業および保守作業が簡単にか つ時間節約的に可能になる。

前記実施例に対する変化形では、回転駆動装置の一方２１または２２が、ブレー キディスクとは反対の便で突起を有していてよい、この突起は汚染を防止するよ うにシールされて個別カバー３１を貫通し、レンチ面で終わっている（第４図の 四角形ヘッド３４参照）。

適当な回転工具を用いて前記四角形ヘッド３４を回転させることによって、回転 駆動装置２１．２２は同期化装置を介して一緒に戻し可能になるので、摩耗した ブレーキシュー１９．２０を新しいブレーキシューと交換する際には、個別カバ ー３１もディスクブレーキに留まることができる。

別の変化形において、前記カバー配置とは別形式でカバー配置を分割することも 当然ながら可能である。

たとえば、回転駆動装置２１．２２と同期化装置との両方をカバーするために唯 一つのカバ一部分しか設けられず、この場合、このカバ一部分の取外し後に、同 期化装置がアクセス可能で分解可能となり、次いで、回転駆動装置２１．２２が ねじ山付スリーブ１６．１７から引き抜き可能となる。この場合、これらの構成 部分を１つの構成ユニットにまとめることは不要である。

特表千６−５０４３５２　（５） 国際調査報告 国際調査報告 フロントベージの続き （７２）発明者　シュレールス、　オツトードイツ連邦共和国　Ｄ−８０００ミ ュンヘン９０　ザンクトーマグヌスーシュトラーセ（７２）発明者　トリンペ、 　ローベルトドイツ連邦共和国　Ｄ−８０００ミュンヘン５０　ボックマイルシ ュトラーセ　５５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．車両、特に街路走行車両に用いられるディスクブレーキであって、ブレーキ ディスク（１）の片側に緊締作動装置（３）を有するブレーキキャリパ（２）が 設けられていて、前記緊締作動装置（３）が横桁（１４）を有しており、該横桁 が、ブレーキディスク（１）に対して平行に該ブレーキディスクに並んで延びて おり、前記横桁の中心の範囲に操作装置が作用しており、該操作装置が前記横桁 をブレーキディスク（１）の方向にシフトするようになっており、前記横桁（１ ４）の両端部に支持された２つのブッシュロッドが設けられていて、該ブッシュ ロッドが、前記横桁（１４）を、ブレーキキャリパ（２）内で移動可能なブレー キシュー（１９）に連結させており、各ブッシュロッドが、前記横桁（１４）に 位置調整可能にねじ締結されたねじ山付スリーブ（１６；１７）と、該ねじ山付 スリーブに突入して、軸方向歯列を介して軸方向移動可能であるが相対回動不能 に連結された、自動遊び後調節のための回転駆動装置（２１；２２）とを有して おり、さらに、両回転駆動装置の少なくとも一方（２１）に設けられた、ブレー キ操作行程に関連した、連行部分（２４）を有する回転操作部（２３）と、前記 両回転駆動装置（２１，２２）の間の同期化装置とが設けられている形式のもの において、ブレーキキヤリパ（２）が、ブレーキディスクとは反対の側に開口を 有しており、該開口を通じて、前記両ねじ山付スリーブ（１６，１７）の内室と 、前記連行部分（２４）に連結させたい少なくとも１つのレバー部分（２５）と がアクセス可能であり、前記回転駆動装置（２１，２２）が、前記開口を通じて 前記ねじ山付スリーブ（１６，１７）に導入可能であって、しかも前記連行部分 （２４）が存在していると、該連行部分が自動的に前記レバー部分（２５）に連 結するようになっており、前記回転駆動装置（２１，２２）が導入された状態で 、前記同期化装置がブレーキキャリパ（２）の、ブレーキディスクとは反対の側 の端面の手前に位置して、該端面にフランジ締結可能なカバー部分（個別カバー ３１）によってカバー可能であることを特徴とする、車両、特に街路走行車両に 用いられるディスクブレーキ。 ２．前記同期化装置が各回転駆動装置（２１，２２）の、ブレーキディスクとは 反対の側の端部に歯車と、両歯車を互いに相対同動不能に連結するカップリング 部材（噛付きベルト２６）とを有しており、両回転駆動装置（２１，２２）と、 両歯車と、前記カップリング部材（曲付きベルト２６）と、少なくとも１つの連 行部分（２４）とが、１つの構成ユニットにまとめられており、該構成ユニット が、前記カップリング部材の方向に延びて前記カッブリング部材と前記歯車とを 収容するフランジ状のカバー部分（個別カバー２９，３１）を有しており、該カ バー部分から直角に、外面に軸方向歯列を支持する前記回転駆動装置（２１，２ ２）が突出しており、前記回転駆動装置（２１，２２）をねじ山付スリーブ（１ ６，１７）に導入し、次いで前記カバー部分（個別カバー２９，３０）をブレー キキャリパ（２）にフランジ締結して、前記構成ユニットが、ブレーキディスク とは反対の側から組立て可能である、請求項１記載のディスクブレーキ。 ３．前記カバー部分が、互いに結合可能な複数の個別カバー（２９，３１）から 成っている、請求項１または２記載のディスクブレーキ。 ４．前記回転駆動装置（２１，２２）が、直接にブレーキキャリパ（２）にフラ ンジ締結可能な個別カバー（２９）に支承されており、該個別カバー（２９）が 、前記操作装置のための回転軸受け（半割シェル軸受け７）を支持しており、前 記歯車と前記連結部材（菌付きベルト２６）とが、前記個別カバー（２９）の、 ブレーキディスクとは反対の側に位置しており、前記歯車と前記連結部材とが、 前記個別カバー（２９）にフランジ締結可能な別の個別カバー（３１）によって カバー可能である、請求項２または３記載のディスクブレーキ。