JPH06504069A - 複素環式化合物 - Google Patents

複素環式化合物

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JPH06504069A
JPH06504069A JP5508231A JP50823193A JPH06504069A JP H06504069 A JPH06504069 A JP H06504069A JP 5508231 A JP5508231 A JP 5508231A JP 50823193 A JP50823193 A JP 50823193A JP H06504069 A JPH06504069 A JP H06504069A
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ブラウン, ジョージ ロバート
ハリソン, ペーター ジョン
マリオン, キース ブラケニー
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インペリアル ケミカル インダストリーズ ピーエルシー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 複素環式化合物 発明の分野 本発明は、スクアレンシンテターゼの抑制に有効である複素環式化合物、その製 法及びそれらを含有する医薬組成物に関する0本発明は、このような複素環式化 合物を、スクアレンシンテターゼの抑制が望まれる疾病及び医学状態で、例えば 過コレステリン血症及びアテローム性動脈硬化症のような疾病又は医学状態の治 療に使用する方法にも関する。
背景 いくつかの種々異なる群の化合物は、血漿中のコレステロール値を下げることが できる能力を有すると報告されている0例えば、コレステロールの製造に必須で ある酵素HMGCoAリダクターゼを抑制する薬剤は、血清コレステロールの値 を減少させると報告されている。この群の化合物の実例は、米国特許第4231 938号明細書中に記載されているロバスタチン(lovastatin)とし て知られているHMGCoAリダクターゼ抑制剤である。血清コレステロールを 下げると報告されている他の薬剤は、腸系における胆汁酸との複合により作用す るものを包含し、これは、従って「胆汁酸隔離剤(bile acid 5eq uestrants)Jと称される。このような薬剤は、腸管内の胆汁酸を隔離 することにより作用すると考えられている。これは、腸肝系に循環する胆汁酸の 値を下げ、かつ肝でのコレステロールからの合成による胆汁酸の置き換えを促進 する結果となり、この合成は、とりわけ、循環血中コレステロール値を下げる結 果となる。
スクアレンシンテターゼ(技術水準のスクアレンシンターゼにも関する)は、コ レステロール生合成の第1の始動反応を触媒作用するミクロソーム酵素である。
ファルネシルビロリン酸(PPP)2分子は、還元形のニコチンアミドアデニン ジヌクレオチドホスフェート(NADPH)の存在下で縮合して、スクアレンを 形成する。コレステロールへのこの始動反応の回避は、ユビキノン、ドリコール 及びイソペンチルt−RNAへの生合成過程を妨げないままであるべきである。
上昇するコレステロール値は、虚血性心臓脈管病の主要リスク因子の一つである ことが知られている。従って、スクアレンシンテターゼを抑制する薬剤は、コレ ステロールの値の減少が望まれる疾病及び医学状態、例えば過コレステリン血症 及びアテローム性動脈硬化症を治療するのに有効である。
更に、スクアレンシンテターゼ抑制剤の意図するものは、基質ファルネシルビロ リン酸(PPP)の類似物の製造、従ってリン基を含有する化合物に関する。
例えば、リン含有スクアレンシンテターゼ抑制剤の製造は、欧州特許第4091 81号明細書中で報告されていて:スクアレンシンテターゼの抑制剤としてのイ ンプレノイド(ホスフィニルメチル)ホスホネートの製造は、ピラー(Bill er)等、J、Med、Che+a、、 1988,31.1869により報告 されている。
中枢のムスカリン性アセチルコリン受容体を刺激するための一定のキヌクリジン 誘導体が欧州特許(EP)第412797号明細書中に報告されている。コリン 取込みを抑制するキヌクリジン誘導体は、GM スターリング(Sterl i ng)等、J Pharm 5ci(1991)、80(8)、785−789 に報告されている。
発明の概要 本発明は、一定の複素環式化合物がセフアレンシンテターゼの抑制剤であり、従 ってスクアレンシンテターゼの抑制が望まれる疾病及び医学状態の治療に有効で あるという発見に基づいている。
本発明により、式I(本発明に開運する他の化学式と共に後記する)E式中、R 1は水素又はヒドロキシであり:R2は水素であるか;又はR1及びR1は一緒 に結合していて、CR’−CR”は二重結合であり:かつ環A及び環Bの一方又 は双方は、場合により非置換であるか又はそれぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロ キシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、01〜C6−アル キル、C3〜C0−アルコキシ、C1〜C6−アルキルアミノ、ジーロC,〜C 6−アルキル]アミノ、N−[C,〜C2−アルキル]カルバモイル、N、N− ジーEC1〜C2−アルキルスルホニル、01〜C6−アルコキシカルボニル、 01〜C,−フルキルチオ、01〜C0−アルキルスルフィニル、C1〜C6− アルキルスルホニル及びハロゲノ−C3〜C。
−アルキルから選択される置換基1個以上により置換されていてよいコのビフェ ニルキヌクリジン化合物又はその薬剤学的に認容性の塩を、スクアレンシンテタ ーゼの抑制が望まれる疾病又は医学状態を治療するための薬剤の製造のために使 用することが提供される。
本発明の化合物は、スクアレンシンテターゼ抑制剤であり、従ってコレステロー ル生合成を抑制する能力を有する。本発明の化合物は、スクアレンシンテターゼ の抑制が望まれる疾病又は医学状態、例えば、血漿中のコレステロール値の低下 が望まれるものの治療に有効である。特に、本発明の化合物は、過コレステリン 血症及び/又は粥状血管変性と結び付いた虚血性疾病、例えばアテローム性動脈 硬化症を治療するのに有効である0本発明の化合物は、菌感染を治療するのにも 有効である。
従って、本発明の他の1態様により、このような治療を必要とする温血動物(例 えばヒト〕におけるスクアレンシンテターゼの抑制法が提供され、この方法は、 作用量の式I(前記のような)の化合物又はその薬剤学的に認容性の塩を前記動 物に投与することよりなる。
特に、本発明は、コレステロール生合成を抑制する方法、従って、過コレステリ ン血症及び粥状血管変性(例えばアテローム性動脈硬化症)を治療する方法を提 供する。
従フて、本発明は、式■(前記のような)の化合物又はその薬剤学的に認容性の 塩を、血漿中のコレステロール値の低下が望まれる疾病又は医学状態(例えば過 コレステリン血症及びアテローム性動脈硬化症)の治療のための薬剤の製造のた めに使用することにも関する。
式Iの化合物がキラル中心を有する場合、本発明の化合物は、光学活性の形又は ラセミ形で存在し、かつ単離されていてよい0本発明は、スクアレンシンテター ゼを抑制する有効な薬理効果を有する、光学活性形又はラセミ形の式■の化合初 会てを包含する。光学活性形の合成は、技術水準で自体公知の有機化学の標準技 術により、例えば、ラセミ形の分割、光学活性出発物貿からの合成又は不斉合成 により実施されつる。
一般的用語、例えば「アルキル」は、直鎖及び分枝鎖状の基、例えばブチル及び t−ブチルを包含することも知られている。しかしながら、特異な用語、例えば 「ブチル」を使用する場合は、直鎖又は「ノルマル」ブチル基に特異であり、分 枝鎖状異性体、例えば「を−ブチル」は、特に意図する場合に言友される。
R1及びR1が結合していて、CR’−CR”が二重結合である場合、式Iの複 素環は、式1aで示される2゜3−デヒドロキヌクリジン基を含むことが分かる 。
環A及び環B上に存在していてよいアルキル置換基の有利なものは、例えば01 〜C4−アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、 イソブチル又はS−ブチルである。
環A及び環B上に存在していてよいアルコキシ置換基の有利なものは、例えばC ,−C,−アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、インプロポキ シ又はブトキシである。
項八及び環B上に存在していてよいアルキルアミノ置換基の有利なものは、例え ば01〜C4−アルキルアミノ、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピル アミノ又はブチルアミノである。
項八又は環B上に存在していてよいジ−アルキルアミノ置換基の有利なものは、 例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプロピルアミノ又はジプロピル アミノである。
項八又は環B上に存在していてよいアルキルカルバモイル置換基の有利なものは 、例えばN−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル又はN−プロピルカ ルバモイルである。
環A又は環B上に存在していてよいジ−アルキルカルバモイル置換基の有利なも のは、例えばN、N−ジメチルカルバモイル又はN、N−ジエチルカルバモイル である。
環A又は環B上に存在していてよいアルコキシカルボニル置換基の有利なものは 、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル又はプロポキシカルボニルで ある。
項八又は環B上に存在していてよいアルキルチオ置換基の有利なものは、例えば メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ又はブチルチオであ る。
項八又は環B上に存在していてよいアルキルスルフィニル置換基の有利なものは 、例えばメチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イ ソプロピルスルフィニル又はブチルスルフィニルである。
環A又は環B上に存在していてよいアルキルスルホニル置換基の有利なものは、 例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピ ルスルホニル又はブチルスルホニルである。
項八又は環B上に存在していてよいハロゲン置換基の有利なものは、例えばフッ 素、塩素又は臭素である。
項八又は環B上に存在していでよいハロゲンアルキル置換基の有利なものは、例 えばフッ素、塩素及び臭素から選択されるハロゲン基1個、2個又は3個を含有 していてよく、かつアルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソ−プロピル 、ブチル、イソブチル又はS−ブチルから選択される。従って、ハロゲンアルキ ル置換基の特異なものは、例えばトリフルオロメチルを包含する。
環Bは、環Bが複素環式基に対してオルト、メタ又はバラにあるように、項八に 結合していてよい。従って、環Aは、1,2−フェニレン、1.3−フェニレン 又は1,4−フェニレン基(前記のように、場合により置換されていてよい)よ りなっていてよい。
一般的に、例えば、環Bは、複素環式基に対してメタ又はバラ、特にバラである のが有利である。従って、一般的に、例えば、環Aは、1,3−フェニレン又は 1.4−フェニレン基、特に1.4−フェニレン基(前記のように、場合により 置換された)からなるのが有利である。
一般的に、例えばR1がヒドロキシであり、かつR1が水素であるのは有利であ る。
一般的に、例えば項八又は環Bの一方又は双方がそれぞれ独立して、非置換か又 はハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、C1〜C6−アルキル、01〜C,−アルコ キシ、01〜C1−アルキルチオ、01〜C6−アルキルスルフィニル、C1〜 C6−アルキルスルホニル及びハロゲノ−C1〜C6−アルキルから選択される 1個以上の置換基により置換されていることは有利である。
一般的に、環A及び環Bが非置換であるか、又は合計3個までの置換基を有する ことは有利である。例えば、項八が非置換であり、環Bが3個までの置換基を有 しているか;又は、環Aが置換基1個を有し、かっ環Bが2個までの置換基を有 していてもよい。
環Aの更に特異なものは、これが非置換である場合である。環Bの更に特異なも のは、前記のものから選択される置換基を4位に有するフェニルである。
環への特異なものは、非置換の1,4−フェニレン基を包含する。!sBの特異 なものは、例えばフェニル、ハロフェニル(例えば4−フルオロフェニル)、ア ルコキシフェニル(例えば4−エトキシフェニル)及びヒドロキシフェニル(例 えば4−ヒドロキシフェニル)を包含する。
本発明の1実施態様において、R1及びRJ±、双方とも水素であり;かっ環A 及び環Bの一方又は双方は、場合により非置換か又はそれぞれ独立して、ハロゲ ン。
ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、C1〜C1 −アルキル、C1〜C1−アルコキシ、C3〜C1−アルキルアミノ、ジーCC 1〜C6−アルキルコアミノ、N−CC,〜C1−アルキル]カルバモイル、N 、N−ジー[C,〜C1−アルキル]カルバモイル、01〜C6−アルコキシカ ルボニル、C3〜C,−アルキルチオ、C,S−C,−アルキルスルフィニル、 C1〜C6−アルキルスルホニル及びハロゲノ−Cl−C−−アルキルから選択 される置換基1個以上により置換されていてよい。
環A及び環Bのための、種々の場合のよる置換基に特異でかつ有利なものは、前 記のものである。前記のように、環Bは、複素環式基に対してメタ又はパラ(特 にパラ)にある、従フて、環Aは、1.3−フェニレン又は1.4−フェニレン 基、特に1.4−7エニレン基(前記のように場合により置換された)からなる 。
本発明の第2の実施態様において、R1はヒドロキシであり;R1は水素であり :かっ環A及び環Bの一方又は双方が、場合により非置換か又はそれぞれ独立し て、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイ ル、C3〜C,−アルキル、01〜C6−アルコキシ、01〜C,−アルキルア ミノ、ジー[C1〜C6−アルキルコアミノ、N−[C+−C@−アルキルスル ホニル、N、N−ジー[01〜C。
−アルキルスルホニル、01〜C6−アルコキシカルボニル、01〜C1−アル キルチオ、01〜C,−アルキルスルフィニル、C1〜C1−アルキルスルホニ ル及びハロゲノ−C1〜C1−アルキルから選択される置換基1M以上により置 換されていてよい。
環A及び環Bのための種々の場合による置換基のために特異でかつ有利なものは 、前記のものである。前記のように、環Bが複素環式基に対してメタ又はパラ( 特にパラ)にあるのは、一般的に有利である。従って、環Aが1,3−フェニレ ン又は1.4−フェニレン基、特に1,4−フェニレン基(場合により前記のよ うに置換された)からなるのは一般的に有利である。
本発明の他の実施態様において、R1及びR2は一緒に結合していて、CR’− CR”は二重結合であり;かつ環A及び環Bの一方又は双方は、場合により非置 換か又はそれぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、 カルボキシ、カルバモイル、C1〜C6−アルキル、C1〜C,−アルコキシ、 C2〜C6−アルキルアミノ、ジー[C,−C,−アルキルコアミノ、N−[: C,〜C,−アルキルコカルパモイル、N、N−ジー[C,〜C8−アルキル] カルバモイル、C3〜C6−アルコキシカルボニル、C1〜C6−アルキルチす 、C,−C,−アルキルスルフィニル、C1〜C6−アルキルスルホニル及びハ ロゲノ−C1〜C6−アルキルから選択される置換基1個以上により置換されて いてよい。
項八及びBのための種々異なる場合による置換基に特異な、かつ有利なものは前 記のものである。前記したように、例えば、環Bは、複素環式基に対してメタ又 はパラ(特にパラ)であるのが一般的に有利である。
従って、一般的に、環Aが1,3−フェニレン又は1゜4−フェニレン基、特に 1,4−フェニレン基(前記のように場合により置換された)からなるのが有利 である。
本発明の他の実施態様において、R1はヒドロキシであり、R2は水素であり; 環Aは1.4−フェニレン基であり;かつ環A及び環Bの一方又は双方は、場合 により非置換であるか又はそれぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、 ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、01〜C6−アルキル、01〜C 6−アルコキシ、01〜C1−アルキルアミノ、ジー[C1〜C3−アルキルコ アミノ、N−[C,〜C2−アルキルコカルパモイル、N、N−ジー[C+〜C 6−アルキルスルホニル、01〜06−アルコキシカルボニル、C4〜C,−ア ルキルチオ、C1〜C,−アルキルスルフィニル、C,−C,−アルキルスルホ ニル及びハロゲノ−C+〜C2−アルキルから選択される置換基1個以上により 置換されていてもよい。
本発明の化合物の多くは新規であり、かつ本発明の更なる態様として提供される 。
特に、本発明により、R1がヒドロキシであり、R2が水素であり、項八が1, 4−フェニレン基であり、かつ項八及び環Bが双方とも非置換である化合物及び その薬剤学的に認容性の塩を除く、式中、R1が水素又はヒドロキシであり、R 2が水素であるか;又はR1及びR2が一緒に結合していて、CR’−CR”が 二重結合であり:環Bが場合により非置換か、又はそれぞれ独立してハロゲン、 ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、01〜C6 −アルキル、C,−C,−アルコキシ、C3〜C1−アルキルアミノ、ジー[C ,〜C1−アルキルコアミノ、N−[C五〜C4−アルキルスルホニル、N、N −ジー[CI%c藝−アルキルスルホニル、C1〜C6−アルコキシカルバモイ ル、C1〜C1−アルキルチオ、C2〜C1−アルキルスルフィニル、C1〜C ,−アルキルスルホニル及びハロゲノ−C1〜C6−アルキルから選択される置 換基1個以上置換されていてよく、かつ項八は、場合により非置換か又はそれぞ れ独立して、アミノ、ニトロ、C,−C,−アルキル、01〜C6−アルキルチ す、C,−C,−アルキルスルフィニル及び01〜C8−アルキルスルホニルか ら選択される置換基1個以上により置換されていてよい式■(式は、本発明に関 連する他の化学式と共に後記する)の化合物又は薬剤学的に認容性のその塩も提 供される。
特異な、有利な、かつ固有なものは、前記の適するものを包含する。
従って、例えば、l実施態様において、R1及びR2は、双方とも水素であり、 かつ項八及び環Bは、前記のものを表わす;第2の実施態様において、R1はヒ ドロキシであり、かつR2は水素であり、かつ環A及び環Bは前記のものを表わ し;かっ他の1実施態様においては、R1及びR2は一緒に結合していて、CR ’−CR’は二重結合であり、かつ項八及び環Bは前記のものを表わす。
特に、一般的に、例えば環Bが複素環式基に対してメタ又はバラ(特にパラ)に あるのは有利である。
例えば、R1がヒドロキシであり、かっR2が水素であることは、一般的に有利 である。
従って、有利な1実施態様において、R1はヒドロキシであり、R1は水素であ り、項八は1.4−フェニレン基であり、かつ項八及び環Bは場合により前記の ように置換されている。
環への更に特異なものは、例えば、環Aが非置換が、又はそれぞれ独立してニト ロ、C1〜C1−アルキル、01〜C,−アルキルチオ、cl〜C6−アルキル スルフィニル及びC1〜C,−アルキルスルホニルがら選択される置換基1個以 上により置換されている場合を包含する。
特に、例えば項八が非置換であることは一般的に有利である。
従って、本発明の他の1実施態様において、式中、R1は水声又はヒドロキシで あり;R2は水素であるが:又はR’及びR2は一緒に結合していて、CR’  −CR”は二重結合であり:環Bは、場合により非置換か又はそれぞれ独立して ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、 01〜c6−アルキル、CI−C−−アルコキシ、C1〜C6−アルキルアミノ 、ジー[01〜C6−アルキルコアミノ、N[c 1−c−−アルキルスルホニ ル、N、N−ジCc+〜C1−アルキルコヵルパモイル、01〜c、−アルキル チす、C,−C,−アルキルスルフィニル及びC,−C,−アルキルスルホニル から選択される置換基1個以上により置換されていてもよく:環八は非置換であ る、式I (式は、本発明に関連する他の化学式と共に後記する)の化合物又は その薬剤学的に認容性の塩を提供する。
特に重要である本発明の化合物は、実施例中に記載の化合物(及びその薬剤学的 に認容性の塩)を包含し、従って、本発明の他の1態様として提供される。
本発明の適当な薬剤学的に認容性の塩は、薬剤学的に認容性のアニオンを提供す る無機又は有機酸から誘導された酸付加塩からなる。従って、本発明の塩の例は 、塩化水素酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸 1M石酸、スクシン酸、マレイン酸、フマル酸又は酢酸との酸付加塩を包含する 。更に、好適な薬剤学的に認容性の塩〔ここで、式Iの化合物は、十分に酸性で あり、例えば式Iの化合物は酸性置換基、例えばカルボキシ基を有する〕は、薬 剤学的に認容性のカチオンをもたらす塩基を用いて形成されるものを包含する。
適当な塩基は、次のものを包含する。アルカリ金属塩(例えばナトリウム塩又は カリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシウム塩又はマグネシウム塩) 、アンモニウム塩又は薬剤学的に認容性のカチオンを提供する有機塩基との塩、 例えばメラミン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジン又はモルホリ ンとの塩。
本発明の化合物は、構造的に同様の化合物の製造に適用されることで既に公知の 有機化学の標準法により得ることができる。式Iの化合物又はその薬剤学的に認 容性の塩のこのような製法は、本発明の他の1態様として提供され、かつ次の有 利な方法により記載され、ここで、種々異なる一般的な基、例えばR1及びR2 は、前記の任意のものを表わし、かつ式中、環A及び環Bは、非置換か又は前記 のように置換されていてよい。
従って、本発明により、次の工程からなる式Iの化合物又はその薬剤学的に認容 性の塩の製法も提供される: a)式中、R1はヒドロキシであり、かつR2は水素である式Iの化合物のため に、式中、Mは、金属原子又はその誘導体である式IIの化合物を、キヌクリジ ン−3−オンと反応させる。
この反応において、有機金属化合物IIを、キヌクリジン−3−オンと反応させ る0Mに適当なものは、例えば、マグネシウム及びリチウムである。Mがマグネ シウムである場合、これは通常、基MgX (ここでXはハロゲン原子1例えば ヨウ素又は臭素である)のような誘導体の形で存在していて、従って、式IIの 化合物は「グリニャル試薬」である0反応は、一般的に、不活性溶剤、例えば乾 燥ジエチルエーテル又はテトラヒドロフラン中で、少なくとも反応の一部の間は 冷却しながら実施する0例えば、反応は、0℃より低い温度、例えばO℃〜−7 8℃の温度で実施してよい。
式IIの化合物は、式11a[式中、Xはハロゲン原子、例えばヨウ素又は臭素 である]の化合物から製造されつる0式IIaの化合物を、金属Mと直接反応さ せてもよい0例えば、マグネシウムの場合、式IIのグリニャル試薬は、式II a(式中、Xは臭素又はヨウ素である)の化合物と、技術水準で自体公知のマグ ネシウム屑を用いて製造される。必要なグリニャル試薬は、金属交換反応により 、例えば、式IIaの化合物と異なるグリニャル試薬、例えばEtMgBrとの 反応により製造してもよい0Mがリチウムである場合、式IIaの化合物をリチ ウムと、不活性溶剤、例えばエーテル中で反応させるか、又は誘導体、例えばア ルキルリチウム誘導体と反応させる。一般的に、アルキルリチウムを使用するの が有利であり、その際、S−ブチルリチウムが有利な試薬である。式11の化合 物の製造のために、好適な溶剤は、不活性溶剤、例えばジエチルエーテル及びテ トラヒドロフランを包含する。有利には、反応を、少なくとも反応の一部は0℃ より低く冷却して実施する。
特表平6−504069 (8) 式11aの化合物は公知であるか、又は化学技術において自体公知の技術により 製造される0例えば、技術水準で自体公知の方法、例えばb)又はC)中に記載 したのと同様の方法を用いて、適当に置換したフェニル環2個を結合することに より製造することができる。
b)式中、R1は水素又はヒドロキシであり、R2は水素である式Iの化合物の ために、式IIIの化合物と式IVの化合物[式中、Yl及びYlのどちらか1 方はハロゲン原子又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基であり、かつYl 及びYlのもう1方は、金属原子又は適当な配位子を有する金属原子である]と を、触媒の存在下で反応させる Yl又はYtに適当なものは、ハロゲン、例え ば塩素、臭素及びヨウ素を含む場合である(特に、臭素又はヨウ素)。
金属原子に適当なものは、例えば鋼及びリチウムを包含する。適当な配位子を有 する金属原子の適当なものは、例えばスズ、ホウ素、ケイ素、ジルコニウム、ア ルミニウム、マグネシウム又は水銀1子を含有するものを包含する0、適当な配 位子は、次のものを包含する:例えば、アルキル基(例えばメチル、エチル、プ ロピル又はブチル):ハロゲン(例えば、フッ素、臭素又はヨウ素);瓦びヒド ロキシ、特異な配位子は、例えば、次のものを包含する;スズのためには、それ ぞれ独立してC1〜C1−アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル又はブ チル)から選択される置換基3個;ケイ素のためには、フッ素原子2個と一緒に なった、メチル及びフッ素から選択される置換1個;ジルコニウム原子のために は、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素又はヨウ素)1個及びシクロペン タジェニル基2個ニアルミニウムのためには、それぞれ独立してC,−C6−ア ルキル(例えばメチル、エチル、プロピル又はブチル)から選択される基2個: 水銀原子のためには、ハロゲン(例えば、フッ素5塩素、臭素又はヨウ素)、ト リフルオロアセチルオキシ又はアセチルオキシ基から選択される単独の基1個: マグネシウムのためには、ハロゲン基(例えばフッ素、塩素、臭素又はヨウ素) 1個;及びホウ素のためには、それぞれ独立してヒドロキシ、Cl−04−アル コキシ(例えばメトキシ又はエトキシ)及び01〜C8−アルキル(例えばメチ ル、エチル、プロピル又はブチル)から選択される基2個。ホウ素の場合、基は 、それが結合しているホウ素原子と一緒になって、ボロキシン環を形成してもよ い。
適当な触媒は、場合によりラジカル開始剤の存在下で、かつ場合により塩化リチ ウムの存在下で、例えば、パラジウム(O)、パラジウム(II)、ニッケル( 0)及びニッケル(Iり触媒から選択される触媒を包含し、かつここで、金属が ケイ素原子である場合、フッ化物イオンのもと(例えば、アルカリ金属ハロゲン 化物、例えばフッ化ナトリウム又はフッ化カリウム、又はテトラーアルキルアン モニウムフルオリド、例えばテトラメチルアンモニウム又はテトラプチルアンモ ニウムフルオリド)が場合により存在している。
特に適当な離脱基は、基−Sn (Bu)s及び−B(OH)、である。
特異な触媒は、例えば次のものを包含する:テトラキス(トリフェニルホスフィ ン)ニッケル(0)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル(1工)クロリ ド、ニッケル(II)クロリド、パラジウム(II)クロリド、ビス(トリフェ ニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィン )フェニルパラジウムヨーシト及びテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ ジウム(O)。
適当なラジカル開始剤は、例えば、アゾ(ビスイソブチロニトリル)。
方法は、一般的に、適当な溶剤又は希釈剤、例えば炭化水素、例えばトルエン又 はキシレン、又はエーテル、例えばジオキサン又はテトラヒドロフランの存在下 で、かつ例えば20〜150℃の範囲の温度で実施される。方法は、ラジカル開 始剤の存在下でも有利に実施される。
式IIIの化合物は公知であるか、又はそれと同様の方法により得られ、又は例 えば、弐Y’、Hal。
[式中、Ylは金属原子(前記した)であり、かつHal、はハロゲン基、例え ば塩素、臭素又はヨウ素である]の化合物と、グリニャル試薬との反応によるか 、又は標準方法を用いて式III、a[式中、フェニル環は、場合により環BI :IIIHシて前記したように置換されていてよく、かつWはハロゲン基、例え ば塩素、臭素又はヨウ素である]の化合物から誘導されたフェニルリチウム化合 物との反応により得られる0反応は、一般的に、溶剤、例えばテトラヒドロフラ ン又はエーテル中で、又はその混合物中で、温度−78℃〜25℃で実施される 。基が、アルコキシ及びヒドロキシから選択される配位子を有するホウ素原子か らなる場合、式IIIの化合物は、式B(OR)s[:式中、Rは01〜C6− アルキル基である]のトリアルキルホウ素と、グリニャル試薬との反応によるか 、又は標準法を用いて式l11a[式中、フェニル環は、場合により環Bに関し て前記したように置換されていて、かつWは、ハロゲン基、例えば塩素、臭素又 はヨウ素である]の化合物から誘導されたフェニルリチウム化合物との反応によ り製造してもよい0反応は、一般的に、溶剤、例えばテトラヒドロフラン又はエ ーテル又はその混合物中で、−78℃〜25℃の温度で実施される0式111[ 式中、ホウ素に結合する配位子はアルコキシである]の化合物は、配位子がヒド ロキシであるものに、標準技術を用いて変えることができる。ボロキシン誘導体 は、この化合物から、脱水により、標準法を用いて製造されうる。
式l11aの化合物は公知であるか、又は有幾化学の標準法を用いて得られつる 0式!■の化合物は、公知である(例えば欧州特許第412797号明細書から )か、又は有機化学の標準法を用いて製造されうる。
例えば、式IVの化合物は、式IVa及びキヌクリジン−3−オンの化合物から 、式Iの化合物の製造と同様の方法で、方法(a)を用いて製造されうる0発生 したヒドロキシ基は、水素化分解又は脱水により除去して、例えば接触水素化に より還元されつる二重結合が得られる。グリニアル反応を妨げず、かつグリニア ル反応によりハロゲン原子に変化しうる基としてのXとのグリニアル反応を実施 することは有利である。
c)R’が水素又はヒドロキシであり、かつR8が水素である式1の化合物のた めに、式IV[式中、Ylはハロゲン基であるコの化合物と、式111a[式中 、Wはハロゲン基であるコの化合物とを、触媒の存在下で反応させる。
式IIIa及びIV中のW及びY2に適当なものは、塩素及び臭素及びヨウ素を 包含する。
適当な触媒は、飼、青銅又は酸化鋼(I I)又は遷移金属錯体、例えば(b) で前記したものを包含する。
特に適当な触媒は、例えば、銅、青銅又は酸化鋼(II)である、このような触 媒を用いる式IV及びVの化合物の結合は、「ウルマン」反応として公知であり 、かつ当業者によく知られている。
適当な結合状態は、式IV及びIIIaの化合物を銅触媒をと共に、約225℃ までの温度で加熱することを含んでいる。有利には、反応は、砂の存在下で実施 されうる。
反応を有利には、還流で加熱しながら実施する場合、反応を、溶剤、例えばキノ リン又はジメチルホルムアミドの存在下で実施してもよい。
d)式中、R1及びR2が双方とも水素である式Iの化合物のために、式中、R 1及びR2が一緒に結合していて、従ってCR’ −CR”が二重結合である式 Iの化合物を還元する。
還元は、例えば接触水素化又は適当な還元剤との反応により実施される。
適当な反応状態は、例えば貴金属からなる触媒を用いる接触水素化を包含する。
特異な触媒は、パラジウム、プラチナ及びニッケル(特に、細かく砕いた場合ラ ネーニッケルと呼ばれる)、及び貴金属が不活性担体、例えば炭素上に保持され ている触媒を包含する。
保持された触媒の特異な例はPd/Cである。還元は、有利には、溶剤、例えば アルコール、例えばエタノール中で、室a(又はその付近)で、かつ場合により 減圧下で実施される。
他の適当な反応状態は、例えば、ボラン、例えばジポランを用いる還元を包含し ている。反応は、一般的に、不活性溶剤、例えばテトラヒドロフラン又はメチル t−ブチルエーテル中で、例えば0〜60℃で実施する。還元の間、反応を室温 より低((例えば約O℃まで)冷却することは有利である0発生したポランは、 有機酸、例えば酢酸での処理により加水分解してもよく、この加水分解は、0〜 60℃で実施され、かつ加熱(例えば還流しながら)により促進されつる。
e)R’及びR2が一緒に結合していて、従ってCR’−CR”が二重結合を表 わす式Iの化合物のために、R1がヒドロキシである式Iの化合物を脱水する。
脱水は、酸、例えば硫酸(例えば濃硫酸)又はp−トルエンスルホン酸を用いて 実施してもよい0反応は、有利には、加熱しながら実施し、かつ有利には、不活 性溶剤を使用する。例えば、反応を硫酸を用いて、約70〜130℃の温度で; p−トルエンスルホン酸を用いて、炭化水素溶剤、例えばトルエン又はキシレン 中で、還流までの室温で、かつ有利には還流温度で実施してよい、脱水は、トリ フルオロ酢酸を用いて、不活性溶剤、例えばジクロロメタン中で実施してよい( 還流温度までの室温で)。
f)式中、R’及びR2が一緒に結合していて、CR’−CR’が二重結合であ る式Iの化合物のために、式V[式中、Xは離脱基である]の化合物を、塩基で 処理する。
Xに適当なものは、例えば次のものを包含する:ハロゲン、例えば塩素、臭素、 ヨウ素又はメチルスルホニルオキシ又はトルエンスルホニルオキシ基。
適当な塩基は、水酸化物(例えば水酸化カリウム又は水酸化ナトリウム)及びア ルコキシド(例えばカリウムt−ブトキシド又はナトリウムエトキシド)を包含 する。
反応は、有利には、溶剤、有利には極性有機溶剤の存在下で実施する。適当な溶 剤は、例えば、アルコール(例えばエタノール)又は非プロトン性溶剤、例えば ジメチルホルムアミド又はN−メチルピロリドンを包含する。
反応は、室温又は高めた温度で、例えば室温と反応混合物の還流温度との間の温 度で実施してよい。
式Vの化合物は、R1がヒドロキシである式Iの化合物から製造されうる。例え ばXがハロゲンである場合、R1がヒドロキシである式Iの化合物を、適当なリ ンハロゲン化物(例えばPC1B+ PB rs又はPI、)と反応させるか、 又はXが塩素である場合、塩化千オニルと反応させる R1がヒドロキシである 弐Iの化合物を、塩化メシルと反応させて、式中Xがメチルスルホニルオキシで ある化合物が得られ;かつ塩化トシルと反応させて、Xがトルエンスルホニルオ キシである化合物が得られる。
g)R1及びR2が双方とも水素である式Iの化合物のために、R1がヒドロキ シである式Iの化合物の脱ヒドロキシル化する。
適当な反応状態は、(d)で前記した接触水素化に関して記載したものである。
反応は、例えばトリフルオロ酢酸及びEt、SiHを用いて、有利には、室温と 還流温度との間の温度(例えば約50℃)で達成してもよい。
ここで記載した反応のいくつかにおいては、化合物中の任意の反応性基を保護す ることが必要又は望ましいことが分かる。保護が必要又は望ましい場合及び保護 のために適当な方法は、当業者に公知である。更に、反応物がアミノ、カルボキ シ又はヒドロキシのような基を包含する場合、前記した反応のいくつかで基を保 護することが望ましい、ヒドロキシに適当な保護基は、例えばシリル基、例えば トリメチルシリル又はt−ブチルシリル、テトラヒドロピラニル及びエステル化 されている基、例えばメチルエステル又はエチルエステルを包含し;かつアミノ 基に適当な保護基は、ベンジルオキシカルボニル及びt−ブトキシカルボニルを 包含する。カルボキシ基は、還元した形で、例えば相当して保護されたアルコー ルの形で保護されていてよく、引き続きこれを酸化してカルボキシ基が得られる 。保護基は、合成における任意の有利な工程で、化学技術で公知の慣例の技術を 用いて除去される。
本発明の化合物中の場合による一定の種々の置換基は、前記の方法の前又は直後 に、標準的芳瞥族置換反応により導入されるか、又は慣例の官能基変性により生 成され、かつそのようなものは、本発明の方法態様に包含される。このような反 応及び変性は、例えば次のものを包含する:芳瞥置換反応法による置換基の導入 、置換基の還元、置換基のアルキル化及び置換基の酸化。このような方法のため の試薬及び反応状態は、化学技術で自体公知である。芳書置換反応の特異な例は 、次のものを包含する:濃硝酸を用いるニトロ基の導入、フリーデル・クラフッ 状態下での、例えばアシルハロゲン化物及びルイス酸(例えば三塩化アルミニウ ム)を用いるアシル基の導入;フリーデル・クラフッ状態下でのハロゲン化アル キル及びルイス酸(例えば三塩化アルミニウム)を用いるアルキル基の導入:ハ ロゲン基の導入。変性の特異な例は、次のものを包含する1例えば;ブチル触媒 を用いる接触水素化又は加熱しながら塩酸の存在下での鉄での処理による、二1 ・0基のアミノ基への還元;アルキルチオのアルキルスルフィニル又はアルキル スルホニルへの酸化。
弐■の化合物の薬剤学的に認容性の塩が必要な場合、例えば、前記化合物と適当 な酸(生理学的に認容性のアニオンを与える)又は適当な塩基(生理学的に認容 性のカチオンを与える)との反応により、又は他の慣例の任意の塩を形成する方 法により得られる。
前記のように、式Iの化合物(及びその薬剤学的に認容性の塩)は、#素スクア レンシンテターゼの抑制剤である。従って、本発明の化合物は、デ・ノボ(de nova)スクアレン生成の抑制により、コレステロール生合成を抑制する。
本発明の化合物の有利な薬理特性は、次の技術のうち1つ以上を用いて証明され る。
(a)スクアレンシンテターゼの抑制 この試験において、放射性基質(三重水素化したファルネシルビロリン酸)から のスクアレンの形成を防止する化合物の能力を検定する。
試験化合物を、硫酸カリウム(50mM) 、MgCL (4,95mM)、K F (9,9mM)、NADPH(0,9mM)及びラット肝臓ミクロソームタ ンパク質(20μg)からなる緩衝溶液200μl中、25μMの濃度でインキ ュベートする。ラット肝臓ミクロソームは、欧州特許公開第324421号明細 書中に記載の方法により製造し、かつ検定の前に液体窒素中に貯蔵した検定薬ビ ンをインキュベートする間、37℃で保持する。
反応は、最終濃度20μMの基質(1−[”Hl−ファルネシルビロリン酸)添 加と共に開始し、かつ15分の反応時間後に4%KOH50μlの添加で終了し た。反応生成物を、C−18オクタデシル 1ccBond カラム(Anal ytichem Int製、No、617101)へ適用後に未反応基質から分 離させる。水性フラクションを、O,LM KOH250μmを用いて漕離する 0次いで、スクアレンをヘキサン中の10%酢酸エチル1.omlを用いて溶離 し、放射性を測定する。
試験化合物の存在下及び不存在下での放射性の相違を抑制の程度の測定のために 使用する。試験化合物が25μMで、約70%より多く抑制する場合、一般的に 、25μMと2.5μMで再試験する。試験化合物のICs@(スクアレン生成 物の50%抑制が結果として得られる濃度)は、い(っかの、例えば5つの化合 物を試験することにより測定され、濃度は2つの濃度結果から断定することがで きる0次いで、IC,。を、試験化合物の濃度に対する抑制%のプロットから測 定することができる。
一般的に、式Iの化合物は、前記の試験において、約0.001〜25gMの範 囲の濃度で、明らかな抑制を示す。
例3に記載された、式Iの化合物のスクアレンシンテターゼ抑制能力の記載方法 により、IC,。6×10”−yMが得られた。
(b)急性ラットコレステロール合成検定これは、外因的に投与した+4cmア セテートからのデ・ノボ肝コレステロール合成を測定するための急性生体内(i n vivo)試験である。
試験する前に、酸ラット(35〜55g)を逆照明(reverse ligh ting)状態(赤色光0200h 〜1400h)で、約2週間収容する。こ の間、動物には、食事及び飲み水への自由な入手が許される。試験において、動 物の体重は125〜150gである。
化合物を、0.5%ポリソルベート中に溶かすか又は懸濁して、経口チューブ施 与によるか、又はip又はfv投与により適用してもよい、対照動物にはベヒク ルのみを与える。1時間後に、ラットに食塩水(100μcf/m1)0.25 m1容量中の25μCi[2−”C]−アセテート(NEN DUFONT、特 異な活性、45〜60mC1/mモル NEC−085H又はAMERSHAM 、特異な活性、50〜60 m Ci / mモル CFA14)をip注射す る。1時間後に、ラットをハロセン(halothane)を用いて末端に麻酔 し、かつ腹腔大静脈から血液サンプルを得た。
血漿1 m lを凍結乾燥させ、かつ次いで、エタノール性KOH(33%KO H1部、エタノール9部)2ml中で、75℃で2時間けん化させる0等量の水 を加えた後に、非けん化性の1質をヘキサン5 m l容量で2回抽出する。ヘ キサン抽出物を蒸発乾固させ、かつ残分をエタノール中に溶かして、コレステロ ール特異性放射能を測定する。ED、、値は、標準法で測定することができる。
一般的に、式■の化合物は、約0.1−100mg/kgの範囲で活性を示す。
実例に示すように、例6で記載した化合物は、EDs o 8 m g / k  gを示した。
式Iの化合物を最低抑制用量又は濃度の数倍で適用した場合に、毒性は認められ なかった。
前記したように、本発明の化合物は、スクアレンシンテターゼ抑制剤であり、従 って、コレステロール生合成を抑制する能力を有する。従って、本発明の化合物 は、スクアレンシンテターゼの抑制が望まれる疾病又は医学状態、例えば血漿中 のコレステロール値の低下が望ましいものを治療するのに有効である。特に、本 発明の化合物は、過コレステリン血症及び/又はアテローム性血管退縮、例えば アテローム性動脈硬化症と結びついた虚血性疾病の治療のために有効である。
コレステロール生合成の抑制が望まれる疾病及び医学状態の治療、例えば過コレ ステリン血症又はアテローム性動脈硬化症の治療で使用する場合、式1の化合物 (又はその薬剤学的に認容性の塩)は経口的に、静脈内に又は他の薬学的にg* 性の方法により適用し、一般的に、例えば体重1kg当たり0.01〜10mg の用量を与えることが予想される。しかしながら、適用する正確な用量は、疾病 の性質及び程度、治療する患者の年齢及び性別及び適用法に応じて、必要により 変化する。
一般的に、式Iの化合物(又はその薬剤学的に認容性の塩)は、薬剤学的に認容 性の希釈剤又は担持剤と一緒になった薬剤組成物の形で有効に使用され、このよ うな組成物は本発明の他の1態様として提供される。
本発明の医薬組成物は、種々の用量形あってよい。
例えば、経口適用のためには錠剤、カプセル剤、溶液又は懸濁液の形で、直腸内 適用のためには座薬の形で、静脈内又は部内注射のような腸管外適用のためには 、滅菌溶液の形であってよい。
組成物は、慣例の方法により、技術水準で公知の薬剤学的に認容性の希釈剤及び 担持剤を用いて得られる。
経口適用のための錠剤及びカプセル剤は、胃での式I(又はその薬剤学的に認容 性の塩)の活性成分の溶離を最少化するか、又は思わしくない味を覆うコーティ ング、例えば腸溶性コーティング(例えば、酢酸フタル酸セルロースを基礎とし たもの)で形成されているのが有利である。
本発明の化合物は、必要な場合、心臓血管疾病の治療において有効であることが 知られている他の1種以上の薬理学的II刑;例えばHMG−CoAリダクター ゼ抑制剤、胆汁酸隔離剤、他の過コレステリン血症剤1、例えばフィプレート( f 1brates)、例えばゲムフィプロジル(gemfibrozil)及 び冠状心臓疾病の治療剤薬、例えばβ〜遮断剤、ACE抑制剤及び/又はカルシ ウム拮抗剤と一緒に(又は連続して)適用することができる。
本発明の化合物は、抗菌剤としての有効性も認められ、かつ本発明の化合物は、 このような治療を必要とする温血動物、例えばヒトに、作用量の式1の化合物又 はそれらの薬剤学的に認容性の塩を適用することよりなる菌感染の治療も提供す る。この方法を用いる場合、本発明の化合物は、前記したも方に加えて、局所適 用に適応してもよく、このような組成物は、本発明の他の1態様として提供され る。このような組成物は、様々な形、例えばクリーム又はローションであってよ い。
ここで、本発明を次の非限定例により詳述するが、例中、得に記載のない限り次 のものとする;(i)蒸発は、真空中での回転蒸発により実施し、(ii)実験 は、18〜26℃の範囲の室温で実施し、(iii)収率は、記載のために示す にすぎず、かつ勤勉な方法開発により最大値を得る必要はなく、(iv)プロト ンNMRスペクトルは、200MHzで、溶剤としての重水素化ジメチルスルホ キシド中で、内部標準としてテトラメチルシラン(TMS)を用いて測定し、か つ化学シフト(δ値)として、TMSに対する百方分率(ppm)で、主要ピー クのシグナルのための慣例の略語(Sニー重線、m;多重線、t:三重線、br ;幅広、d:二重線)を用いて表わし、(V)全ての最終生成物を、微量分析、 NMR及び/又は質量スペクトル分析により特徴付けし、かつ(vi)個々の基 及び再結晶溶剤ために、慣例の略語を使用した;例えばM e =メチル、Et −エチル、Pr寓プロピル、Pr’=イソプロピル、Buwブチル、Bu’=イ ソブチル、ph=フェニル、EtOAc=酢酸エチル、Et*O−ジエチルエー テル、M e CN=ニアセトニトリルM e OH−メタノール、EtOH冨 エタノール、Pr’0Hx2−プロパツール、H,0冨水。
例1 シクロヘキサン(100ml、1.3M)中のS−ブチルリチウムの溶液を、乾 燥テトラヒドロフラン(240ml)中の4−ブロモビフェニル(25g)の溶 液へ、−78℃のアルゴン雰囲気下で、撹拌しながら滴加した。混合物を5分間 撹拌し、かつ乾燥テトラヒドロフラン(100ml)中のキヌクリジン−3−オ ン(12g)の溶液を20分かかって加えた。撹拌を一78℃で30分間続け、 かつ混合物を2時間にわたって室温に至らせた。2M塩酸(225ml)を10 ℃より低い反応温度を保持しながら加えた。水相を分離し、かつジエチルエーテ ル(2X 300 m l )で洗浄し、pH14まで過剰の水酸化ナトリウム 溶液(濃度1 、35 g/am3)を加えた。混合物を50℃まで加熱してお いた酢酸エチルを用いて抽出し、酢酸エチル相を分離し、乾燥(Na、5Oa) させ、かつ蒸発させて、無色固体が得られ、これを酢酸エチルから晶出させて、 3−(ビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシキヌクリジン(11,0g)が 得られた;融点165〜166℃;微量分析、測定値: C,81,1,H。
7.5. N、5.2%、 C,、Hl、No O,lH,O,計算値: C, 81,1; )1,7゜5; N、5.0%; NMR(CDC1+/CD5C O,D): 1−7−1.9(3H,m、)。
2.5(IH,m)、2.5−2.7(IH,m)、3.2−3.5(4H,m )、3.7(II、 dd)、 4.0(IH,dd)及び7.3−7.7(9 H,m); m/z 279 (M”)。
例2 乾燥テトラヒドロフラン(60ml)及び臭素(3滴)中の4−プルモビフェニ ル(11,8g)の溶液を、撹拌したマグネシウム屑(1,18g)に加え、か つ混合物を還流下に70分間加熱した。乾燥テトラヒドロフラン(25ml)中 のキヌクリジン−3−オン(3,65g)の溶液を、10℃の混合物に滴加し、 かつ反応混合物を還流下に90分間加熱した。塩化アンモニウム水(水56 m  l中14g)を混合物に滴加し、かつ混合物をジエチルエーテルで抽出した。
エーテル抽出物を乾燥(Na2SO4)させ、かつ蒸発させて、残分が得られ、 これを酢酸エチルから晶出させて、3−(ビフェニル−4−イル)−3−ヒドロ キシキヌクリジン(1,4g)が無色固体として得られる;融点180〜182 ℃、微量分析、測定値: C,81,7,H,7,5,N。
5゜0%: C1,Hr+NO、計W([: C,81,8: H,7,5;  N、5.0%。
この物質は、これがより高い融点の多形形であること以外、例1のものと等しい 。
例3 例1と同様の方法を用いるが、出発物貿として3−ブロモビフェニル(4−ブロ モビフェニルの代わりに)を用いて、3−(ビフェニル−3−イル)−3−ヒド ロキシキヌクリジン(収率33%)が得られた;融点165〜166℃、微量分 析、測定値: C,81,1,H,7゜5、 N、5.2′%; C,、H,、 NO0,1H!O,計算値: C,81,1; H,7,5:N、5.0%:  NMR(CDC1+/CD5CO,D) 1.7−1.95(3H,m)、 2 ゜5−2.7(2H,m)、 3.3−3.6(4H,m)、 3.7(IH, dd)、 4.1(IH,dd)、 7.3−7.7(8H,+i)及び7.8 (IH,s); m/z 280(M+H) 。
例4 p−トルエンスルホン酸(9,76g)及び3−(ビフェニル−4−イル)−3 −ヒドロキシキヌクリジン(4,7g)を、トルエン(300m l )中で2 時間、ディージ・アンド・スターク(Dean and 5tark)水分離機 を用いて還流下に加熱した。トルエンを蒸発させ、かつ残分を1M水酸化ナトリ ウム溶液(125ml)中に溶かした。水性混合物を、酢酸エチルを用いて抽出 し、酢酸エチルを分離し、食塩水で洗浄し、乾燥(N a 2 S O4)させ 、かつ60m1まで濃縮した。
過剰の飽和エーテル性塩酸を加え、かつ沈澱した固体をメタノール/酢酸エチル から晶出させて、無色固体として、3−(ビフェニル−4−イル)−2,3−ジ ヒドロキヌクリジンヒドロクロリド(3,7g)が得られた:融点263〜26 5℃、微量分析、測定値:C,76,2,H,6,6: N、4.7%; C+ sH+J、HCl、計算値:C176,6; H,6,8; N、4.7%;、 NMR: ([CD1]!5o)1.6−1.8(2H。
m)、1.95−2.15(2H,m)、2.9−3.1(2H,鳳)、3.5 −3.7(3H,i)、 7.1(IH,d)、 7.3−7.5(3H,m) 及び7.6−7.8(6H,m); m/z 262 (M+H)。
例5 無水エタノール(25ml)中の3−(ビフェニル−4−イル)−2,3−デヒ ドロキヌクリジンクロリド(260mg)を、常圧で4時間、炭素上の10%パ ラジウム触媒上で水素化した。触媒を濾過により除去し、かつアルコールを蒸発 させた。残分をメタノール/酢酸エチルから晶出させて、無色固体として、3− (ビフェニル−4−イル)キヌクリジンヒドロクロリド(175mg)が得られ た;融点248〜249℃、微量分析、測定[: C,69,8,)!、7.8 ; N、4.3%; C1、Hl、N、HC1,5H!O1計算値: C,69 ,8,H,7,7,N、4.3χ;:NMR: ([CDm]sso/CD5C O,D) 1.6−1.8(IH,@)、 1.9−2.2(3H,+*)、  3.1−3.8(8H,m)及び7.3−7.7(9H,+1); m/z26 4 (M+H)。
例6 例1に記載したのと同様の方法を用いるが、出発物質として、4−ブロモビフェ ニルの代わりに4−ブロモー4′−フルオロビフェニルを用いて、3−[4’− フルオロビフェニル−4−イルゴー3−ヒドロキシキヌクリジン(収率36%) が得られた;融点172〜173℃、微量分析、測定値: C,75,7,H, 6,7,N。
4.9%; C0eHJFN00.25HtO計算値: C,75,6; H, 6,8;N、4.t%; NMR([CD5lxSO): 1.2−1.5(3 H,+*)、1.9−2゜0(IH,m)、2.1−2.2(LH,xL 2. 6−3.4(6H,m)、5.1(IH。
s)、7.2−7.3(2H,m)、7−6(4H,II)、7.6−7.7( 2H,+*);+*/Z 298 (M+H)。
例7 例1に記載したのと同様の方法を用いるが、出発物質として、4−ブロモビフェ ニルの代わりに4−ブロモー4′−エトキシビフェニルを用いて、3−[4’− エトキシビフェニル−4−イルゴー3−ヒドロキシキヌクリジン(収率55%) が得られた、融点199〜200℃、微量分析、測定値:C,77,7,H,7 ,9; N。
4.4L Ct+HtsNO* 計算[: C,78,0,H,7,8,N、  4.3%: NMR([CD、]So/CD5(:0OD): 1.3−1.4 (3H,t)、 1.5−1゜7(IH,m)、 1.8−1.9(2H,m) 、 2.4−2.5(2H,s)、 3.1−3゜4(4H,+*)、 3.4 −3.9(2H,d f) d)、 4.0−4.1(2H,q)、 7゜0( 2)[、d)、 7.5−7.7(6■、 m); */Z 324 (M+H )、 。
出発物質として使用した4−ブロモー4′−エトキシビフェニルを次のようにし て製造した:4−プロモー4′−ヒドロキシビフェニル(2,49g)を30分 間にわたって、ジメチルホルムアミド(loml)中の水素化ナトリウム(鉱油 中の60%分散液0.42g)の撹拌懸濁液に加え、この闇、反応混合物の温度 を10℃より低(保持した0反応混合物を10℃より低い温度で更に5分間撹拌 した。ヨウ化エチル(1,87g)を10分にわたって加え、かつ室温で2時間 撹拌を続けた。水(200ml)を混合物に加え、かつ混合物をジエチルエーテ ル(3×50m1)で抽出した。エーテル抽出物を集め、1M水酸化ナトリウム 溶液(50ml)及び食塩水(50ml)で洗浄し、乾燥(M g S O4) させ、かつ蒸発させて、残分が得られ、これを、ヘキサンから晶出させて、無色 固体として4−ブロモー41−エトキシビフェニル(2,15g)が得られた、 融点139℃、NMR(CDC13): 1.4(3H,t)、 4.0−4. 1(2H,q)、 6.9(2H,d)及び7.35−7.55(6H9m)。
例8 例4に記載したのと同様の方法を用いるが、出発物質として、3−(ビフェニル −4−イル)3−ヒドロキシ−キヌクリジンの代わりに3−(ビフェニル−3− イル)3−ヒドロキシ−キヌクリジンを使用して、3−(ビフェニル−3−イル )−2,3−デヒドロキヌクリジンヒドロクロリド(収率84%)が得られた、 融点244〜245℃、微量分析、測定値: C,75,6;H,6,6; N 、 4.8%、 C,、H,、N、HCl、0.25H,O計算値:C975, 5; H,6,8; N、 4.6%; NMR(1:cDs]zso/CDx COOD)+1.7−2.2(4H,m)、 3.0−3.2(2H,m)、  3.5−3.8(3H,l1l)。
7.2−7.9(IOH,m); rx/Z 262(M+H)。
例9 例5に記載したのと同様の方法を用いるが、出発物質として、3−(ビフェニル −4−イル)−2,3−デヒドロキヌクリジンヒドロクロリドの代わりに3−( ビフェニル−3−イル)−2,3−デヒドロキヌクリジンヒドロクロリドを用い て、3−(ビフェニル−3−イル)キヌクリジンヒドロクロリド(収率62%) が得られた;融点178〜180℃、微量分析、測定値: C,72,4,H, 7,3,N、 4.5%; C+sHt+N、HCl、0.758tO1計算f li : C,72,8; H,7,5; N、 4.5L NMR([CD5 l”So]/CD、GOOD)+ 1.6−2.3(5H,m)、 3.2−3 .8(7H,m)、 7゜3−7.7(9H,+m); ri/Z 264 ( M+H)。
例10 シクロヘキサン(7,4m1.1.3M)中のS−プチルリチウムの溶液を撹拌 しながら、乾燥テトラヒドロフラン(30ml)中の4−ブロモ−4’(t−ブ チルジメチルシリルオキシ)ビフェニル(2,9g)の溶液に、−78℃のアル ゴン雰囲気下で滴加した。
混合物を5分間撹拌し、かつ次いで、乾燥テトラヒドロフラン(12ml)中の キヌクリジン−3−オン(0,9g)の溶液を2分間にわたって加えた。混合物 を一78℃で更に30分間撹拌し、かつ混合物を室温まで2時間にわたって加温 した。2M塩酸(18ml)を反応混合物に加え、その間反応混合物の温度を1 0℃より低く保持した。水相を分離し、かつジエチルエーテル(2X20ml) で洗浄し、pH14まで、過剰の水酸化ナトリウム溶液を添加した。混合物を酢 酸エチル(50℃)で抽出し、かつ酢酸エチル相を分離し、乾燥(NalSQa )させ、かつ蒸発させた。残分を乾燥テトラヒドロプラン(20m l )中に 溶かし、かつテトラヒドロフラン(1,6ml、1.0M)中のテトラプチルア ンモニウムフルオリドの溶液に加えた。
混合物を、室温で2時間撹拌した。テトラヒドロフランを蒸発させ、過剰の飽和 エーテル性塩酸溶液を加えて、固体を沈澱させ、これをメタノール/酢酸エチル から晶出させて、無色固体として3−(4’ −ヒドロキシビフェニル−4−イ ル)−3−ヒドロキシ−キヌクリジンヒドロクロリド(0,93g)が得られた ;融点270〜271℃、微量分析、測定値: C,66,5; H。
6.5. N、 4.1%; C+Jt+NO!、HCl−0,66HtO1計 算値:C966,5: H,6,8: N、 4.1%; NHR([CDs] 5so): 1.41.6(IH,m)、 1.7−1.9(2H,m)、 2 .3−2.4(2H,m)、 3.1−3.4(5H,m)、 3.8−3.9 (IH,d)、 5.9(IH,s)、 6.9−7.5(4H。
dのd)、 7.6(4H,s)、 9.6(IH,s): ri/Z 296  (M+H)出発物質として使用した4−ブロモ−4’−(t−ブチルジメチル シリルオキシ)ビフェニルを、次のようにして製造した: t−ブチルジメチルシリルクロリド(1,8g)を30分にわたって、ジメチル ホルムアミド(15ml)中の4−ブロモ−41−ヒドロキシビフェニル(2゜ 49g)及びイミダゾール(1,63g)の撹拌溶液に加え、この間、反応混合 物の温度を10℃より低(保持した0反応混合物を室温で18時間攪拌した。ジ エチルエーテル(225ml)を加え、エーテルを飽和炭酸水素ナトリウム溶液 (3x60ml)及びブライン(loom+)で洗浄し、かつ乾燥(M g S  O,)させ、かつ蒸発させて、無色油状物として4−ブロモー4’−<t−ブ チルジメチルシリルオキシ)ビフェニル(3,2g)が得られた;NMR(CD CIs): 0.2(6)1゜s)、 1.0(9H,s)、 6.8−6.9 (2H,d)、 7.3−7.4(4H,m)及び7.45−7.55(2H, d)。
例11 3−(ビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシキヌクリジンのラセミ(±)混 合物を、キラルセル(chiral cell) ODカラムにより、溶離液と してへキサン/プロパン−2−オール/トリエチルアミンの70=30:0.2 混合物(容量)を用いて、分離鏡像体が得られ、これらをブタン−2−オンから 晶出させて、結晶固体として(+)3−(ビフェニル−4−イル)3−ヒドロキ シキヌクリジン;融点158〜159℃;[αコ”o = +32.0°(メタ ノール中a l13.4 mg/+nl )及び(−)3− (ビフェニル−4 −イル)3−ヒドロキシキヌクリジン、融点159−160℃:[αコ21゜− 31,2゜(メタノール中c * 3.3 B/ml )が得られた。
例12 例11に記載したのと同様の分離法を用いるが、出発物質として、ラセミ(±) 3−(ビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシキヌクリジンの代わりに3−( ビフェニル−4−イル)キヌクリジンヒドロクロリドのラセミ(±)混合物を用 いて、(+) 3− (ビフェニル−4−イル)キヌクリジン;融点87〜88 ℃。
微量分析、測定値: C,83,6; H,8,1; N、 5.0%、C1、 H,、N、0.5H,0計算値+ C,83,8,H,8,1,N、 5.1% ;[αコ!2゜−+ 38.2@(メタノール中c = 3.3 mg/ml  )及び(−)3− (ビフェニル−4−イル)キヌクリジン;融点85〜86℃ ’ [:αl”l)”−30,4°(メタノール中c =13.35 mg/m l )が得られた。
例13 治療又は予防使用のための本発明の化合物を与えるために適当な実例の薬剤学的 用量形は、次の錠剤及びカプセル剤処方物を包含する。これは、調剤技術で公知 の慣例法により得られ、かつヒトの治療又は予防使用のために適当である: (a)錠剤I mg/錠剤 化合物Z* 1.0 ラクトースPh、Eur、 93.25クロスカルメロースナトリウム 4.0 コーンスターチペースト(5%W/V水性ペースト)0、75 ステアリン酸マグネシウム 1.0 (b)錠剤II mg/錠剤 化合物Z* 50 ラクトースPh、Eur、 223.75クロスカルメロースナトリウム 6. 0コーンスターチ 15.0 ポリビニルピロリドン(5%W / V水性ペースト)2、25 ステアリン酸マグネシウム 3.0 (c)錠剤I I I mg/錠剤 化合物Z本 100 ラクトースPh、Eur、 182.75クロスカルメロースナトリウム 12 .0コーンスターチペースト(5%W / V水性ペースト)2、25 ステアリン酸マグネシウム 3.0 (d)カプセル剤 mg/カプセル剤 化合物Z* 10 ラクトースPh、Eur、 488.5コーンスターチ 1.5 注意 本活性成分化合物Zとは、式lの化合、物又はその塩、例えば任意の実施例中に 記載した式Iの化合物である。
表の組成物(a)〜(c)は、慣例の方法により、例えば酢酸フタル酸セルロー スで腸溶コーティングされていてもよい。
化学式 %式% フロントベージの続き (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、SE)、0A (BF、BJ、CF、CG、CI、 CM、 GA、 GN、 ML、 MR, SN、 TD、 TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,C3,FI、 H U、JP。
KP、 KR,LK、 MG、 MN、 MW、 No、 PL、 RO,RU 、 SD、 US (72)発明者 ハリラン、 ベーター ジョンイギリス国 ニスケイ103エ ヌワイ チェシャー マクレスフイールド セントオースチル アヴエニュー  143 (72)発明者 マリオン、 キース ブラケニーイギリス国 ダヴリューエイ 168エイイー チェシャー ナツツフォード アイルズビー クローズ 4

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.スクアレンシンテターゼの抑制が望まれる疾病又は医学状態の治療用の薬剤 を製造するための、式I:▲数式、化学式、表等があります▼I 〔式中、R1は水素又はヒドロキシであり;R2は水素であるか;又はR1及び R3は一緒に結合していて、CR1−CR2は二重結合を表わし;かつ環A及び 環Bの一方又は双方は非置換か又はそれぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、ア ミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、C1〜C6−アルキル、C 1〜C4−アルコキシ、C1〜C6−アルキルアミノ、ジ−[C1〜C6−アル キル〕アミノ、N−[C1〜C6−アルキル]カルバモイル、N,N−ジ−[C 1〜C6−アルキル]カルバモイル、C1〜C6−アルコキシカルボニル、C1 〜C6−アルキルチオ、C1〜C6−アルキルスルフィニル、C1〜C6−アル キルスルホニル及びハロゲノ−C1〜C6−アルキルから選択される置換基1個 以上により置換されていてよい]の化合物又はその薬剤学的に認容性の塩の使用 。
  2. 2.式中、R1は水素又はヒドロキシであり;R2は水素であるか;又はR1及 びR2は一緒に結合していて、CR1−CR2は二重結合であり;かつ環A及び 環Bの一方又は双方は非置換か又はそれぞれ独立して、フッ素、塩素、臭素、ヒ ドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、カルバモイル、メチル、エチ ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、S−ブチル、メトキシ、エ トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、メチルアミノ、エチルアミノ 、プロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、メチルプ ロピルアミノ、ジプロピルアミノ、N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバ モイル、N−プロピルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N− ジエチルカルバモイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ カルボニル、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチ ルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イ ソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、メチルスルホニル、エチルスル ホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、又 はフッ素、塩素及び臭素から選択されるハロゲン基1、2又は3個を有するメチ ル、エチル、プロピル、イソ−プロピル、ブチル、イソブチル又はs−ブチル基 からなるハロゲンアルキル基から選択される置換基1個以上により置換されてい てよい、請求項1記載の使用。
  3. 3.環Aは、非置換か又は置換された1,4−フェニレン基によりなる、請求項 1又は2記載の使用。
  4. 4.R1はヒドロキシであり、かつR2は水素である、請求項1から3までのい ずれか1項記載の使用。
  5. 5.環Aは1,4−フェニレン基であり、環Bはフェニル、4−ヒドロキシフェ ニル、4−エトキシフェニル又は4−フルオロフェニルである、請求項1から3 までのいずれか1項記載の使用。
  6. 6.化合物は、 3−(ピフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシ−キヌクリジン; 3−(ビフェニル−3−イル)−3−ヒドロキシ−キヌクリジン; 3−(ビフェニル−4−イル)−2,3−デヒドロキヌクリジン; 3−(ビフェニル−3−イル)−2,3−デヒドロキヌクリジン; 3−(ビフェニル−4−イル)キヌクリジン;3−(ビフェニル−3−イル)キ ヌクリジン;3−(4′−フルオロビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシ− キヌクリジン; 3−(4′−エトキシビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシ−キヌクリジン ; 3−(4′−ヒドロキシビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシ−キヌクリジ ン: 及ひそれらの薬剤学的に認容性の塩から選択される、請求項1記載の使用。
  7. 7.R1がヒドロキシであり、R2が水素であり、環Aが1,4−フェニレン基 であり、かつ環A及び環Bが双方とも非置換である化合物及びその薬剤学的に認 容性の塩以外の、R1は水素又はヒドロキシであり;R2は水素であるか;又は R1及びR2は一緒に結合していて、CR1−CR2は二重結合であり;環Bは 非置換か、又はそれぞれ独立してハロゲン,ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シア ノ、カルボキシ、カルバモイル、C1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキ シ、C1〜C6−アルキルアミノ、ジ−[C1〜C6−アルキル]アミノ、N− [C1〜C6−アルキル]カルバモイル、N,N−ジ−[C1〜C6−アルキル ]カルバモイル、C1〜C6−アルコキシカルバモイル、C1〜C6−アルキル チオ、C1〜C6−アルキルスルフィニル、C1〜C6−アルキルスルホニル及 びハロゲノーC1〜C6−アルキルから選択される置換基1個以上により選択さ れていてよく;かつ環Aは非置換か、又はアミノ、ニトロ、C1〜C6−アルキ ル、C1〜C6−アルキルチオ、C1〜C6−アルキルスルフイニル及びC1〜 C6−アルキルスルホニルから選択される置換基1個以上により置換されていて よい、式Iのビフェニルイルキヌクリジン化合物又はその薬剤学的に認容性の塩 。
  8. 8.環Aは1,4−フェニレン基からなる、請求項7記載の化合物。
  9. 9.R1はヒドロキシであり、かつR2は水素である、請求項7又は8記載の化 合物。
  10. 10. 3−(ビフェニル−3−イル)−3−ヒドロキシ−キヌクリジン; 3−{ビフェニル−4−イル)−2,3−デヒドロキヌクリジン; 3−(ビフェニル−3−イル)−2,3−デヒドロキヌクリジン; 3−(ビフェニル−4−イル)キヌクリジン;3−(ビフェニル−3−イル)キ ヌクリジン;3−(4′−フルオロピフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシ− キヌクリジン; 3−(4′−エトキシピフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシ−キヌクリジン ; 3−(4′−ヒドロキシビフェニル−4−イル)−3−ヒドロキシ−キヌクリジ ン; 及びそれらの薬剤学的に認容性の塩から選択される請求項7記載の化合物。
  11. 11.請求項7記載の式Iの化合物の製法において、この方法が: (a)R1がヒドロキシであり、かつR2が水素である式Iの化合物のために、 式II: ▲数式、化学式、表等があります▼II[式中、Mは金属原子又はその誘導体で ある]の化合物をキヌクリジン−3−オンと反応させるか;b)R1が水素又は ヒドロキシであり、R2が水素である式Iの化合物のために、式III: ▲数式、化学式、表等があります▼IIIの化合物と、式IV: ▲数式、化学式、表等があります▼IVの化合物[Y1及びY2のどちらか1方 はハロゲン原子又はトリフルオロメタンスルホニルオキシ基を表わし、かつY1 及びY3のもう1方は金属原子か、又は適当な配位子を有する金属原子である] とを、触媒の存在下で反応させるか; c)R1が水素又はヒドロキシであり、かつR2が水素である式Iの化合物のた めに、Y2がハロゲン基を表わす式IVの化合物と、Wがハロゲン基を表わす式 IIIaの化合物とを、触媒の存在下で反応させるか;d)R1及びR2が双方 とも水素を表わす式Iの化合物のために、R1及びR2が一緒に結合していて、 CR1−CR2が二重結合である式Iの化合物を還元するか;e)R1及びR2 が一緒に結合していて、CR1−CR2が二重結合である式Iの化合物のために 、R1がヒドロキシである式Iの化合物を脱水するか;f)R1及びR2が一緒 に結合していて、CR1−CR2が二重結合である式Iの化合物のために、式V :▲数式、化学式、表等があります▼V [式中、Xは塩基を有する離脱基を表わす]の化合物で処理するか;又は g)R1及びR2が双方とも水素である式Iの化合物のために、R1がヒドロキ シである式Iの化合物の脱ヒドロキシル化することよりなり、 ここで、出発物資において、環A及び環Bの一方又は双方は非置換か、又は請求 項7記載の置換基1個以上により置換されていてよく; その後、薬剤学的に認容性の塩が必要な場合には、式1の化合物と、生理学的に 認容性のアニオンを提供する酸又は生理学的に認容性のカチオンを提供する塩基 (適当なもの)と反応させる、請求項7記載の式Iの化合物の製法。
  12. 12.薬剤学的認容性の希釈剤又は担持剤と一緒になった、請求項7から10ま でのいずれか1項記載の化合物よりなる医薬組成物。
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