JPH06503547A - 材料ウェブ、特に紙ウェブまたはカートンウェブを巻き取るための巻取り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 材料ウェブ、特に紙ウェブまたはカートンウェブを巻き取るための巻取り機 技術分野 本発明は、材料ウェブ、特に紙ウェブまたはカートンウェブを巻き管に巻き取る ための巻取り機であって、貯えロールから引き出されて、縦裁ちによって個別ウ ェブに分断された材料ウェブが、個々の巻取りステーションに巻き取られるよう になっており、該巻取りステーションが、それぞれ材料ウェブに対して横方向に 移動可能な２つの巻取り台から成っている形式のものに関する。

背景技術 巻取り時に各巻取りロール体の引張緊張を個別に制御するために、ドイツ連邦共 和国特許出願第Ｐ４０１２９７９．９号明細書に開示された構成では、巻取りロ ール体を保持する、巻取り台に取り付けられたガイドヘッドが、それぞれ回転駆 動装置に結合されている。

轡取り時の引張緊張が、縦裁ち時とは異なる値に調節されるようにするために、 個別ウェブの引張緊張は縦裁ち後および巻取り前に、駆動されるローラを介して 摩擦接続的なガイドによって遮断される。駆動されるローラにおいて摩擦接続を 形成するためには、駆動されるローラに圧着可能な、自由に回転するローラが個 別ウェブをクランプして締め付けるようになっている。

圧着可能なローラが小さな直径において所要安定性を有するようにするためには 、前記ローラが、それぞれ有利には１００〜５００ｍｍの長さの、自由回転式に 支承された個々のセグメントから構成されており、これらのセグメントはマーキ ングを回避する目的で、ゴム被覆されている。

広幅の巻取り機（ウェブ幅８ｍ以上）では、駆動されるローラに対する前記ロー ラの所要圧着圧を作業幅全体にわたって均一に付与することが困難になることが 判かっている。

発明の開示 本発明の課題は、冒頭で述べた形式の、ドイツ連邦共和国特許出願第Ｐ４０１２ ９７９．９号明細書に開示された巻取り機を改良して、作業幅全体にわたって、 駆動されるローラに対する１由回転可能なローラの均一な圧着圧が付与され得る ような巻取り機を提供することである。

この課題は、請求項１の特徴部に記載の構成により解決される。

さらに、本発明による巻取り機は、作業幅全体にわたって圧着圧を可変に形成す ることを可能にし、これによって、ウェブの引張緊張にそれぞれ個々の巻取りス テーションにおいて巻き体形成に関連して影響を与えることが可能になる。

請求項２以下には、本発明の特に有利な構成が記載されている。

請求項２に記載したような軽金属製の構造は自重に基づき曲げを最小限に抑さえ 、請求項３および請求項４には、構造的に特に有利な構成が記載されている。

請求項５には、駆動される支持ローラが、引張遮断のための駆動されるローラと しても働（ような、支持ローラ式の巻取り機が記載されている。

図面の簡単な説明 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。

ＩＩ１図は、本発明による支持ローラ式の巻取り機の側面図を示しており、 第２図は、自由回転可能なローラの構造と支承部とを示す拡大図を示しており、 第３図は、第２図のＡ−Ａ線に沿った縦断面図を示している。

発明を実施するための形態 貯えロール（図示しない）から引き出された材料ウェブ１、たとえばこの実施例 では紙ウェブは、ガイドローラ２〜７によって上方から、駆動される支持ローラ ８に案内される。支持ローラ８の両側には、巻取りステーション９，１０が配置 されており、この巻取りステーションはそれぞれ支持ローラ軸線に対して平行に 延びる２つの巻取り台１１．１２から成っている。

各巻取り台１１．１２はその上面に、支持ローラ８に対して半径方向に移動可能 なキャリッジ１３．１４を支持している。このキャリッジには、回転駆動装置１ ７．１８を備えたガイドヘッド１５．１６が固定されている。ガイドヘッド１５ ．１６は巻取りロール体１９．２０を保持して駆動する目的で、巻取りロール体 の巻き管に走入可能である。

ガイドローラ４，５の間では、材料ウェブｌが支持ローラ８の上方の進入側でほ ぼ水平方向に延びており、続いて前記材料ウェブはガイドローラ５，６によって それぞれ下方に向かって、支持ローラ８の上方で少しだけずらされて配置された ガイドローラフに案内される。ガイドローラ６．７の間の範囲には、円形カッタ 対を備えた縦裁ち装置２１が配置されている。前記円形カッタ対は個別ウェブの 種々のサイズ幅を調節する目的で、ウェブ走行方向に対して横方向に移動可能で ある。縦裁ち装置２１の手前では、ガイドローラ５゜６の間に拡幅装置２２が設 けられている。支持ローラ８からできるだけ小さな間隔を持って配置されたガイ ドローラ７は、縦裁ち時に形成された個別ウェブ１をほぼ水平方向で支持ローラ ８に向かって変向させる。

この支持ローラによって前記個別ウェブは周方向で接触しながら巻取りステーシ ョン９．１０に供給される。

支持ローラ８の、材料ウェブｌによって巻き掛けられた範囲の上方では、支持ロ ーラ８の鉛直線と、進入側の巻取りステーション９との間に作業幅全体にわたっ て、曲げ剛性的な横桁２３が延びている（第２図に拡大して示す）。

横桁２３の下側には、曲げ弾性的な軸２４が支持ローラ軸線に対して平行に、保 持装置２５によって支持ローラの方向に旋回可能に取り付けられている。軸２４ には、ローラセグメント２６が相並んで個々に自由に回転可能に支承されている 。これらのローラセグメントはそれぞれ軽金属、有利にはアルミニウム族の中空 円筒状の基体２７から成っている。この基体の外周面には、ゴムから成る滑らか な層２８が被着されている。各ローラセグメント２６の軸方向の両端部では、基 体２７にラジアルベアリング２９が嵌め込まれている。このラジアルベアリング の内レースは軸２４に固定されている。ローラセグメント２６は１００〜５００ ｍｍの長さを有している。

保持装置２５は軸２４の両端部と、それぞれ２つのローラセグメント２６の間と に配置されている。前記保持装置は軸２４のための中心の孔と、互いにほぼ向か い合わされた２つの舌片状の拡幅部とを備えた板の形を有している。これらの拡 幅部の１つでは、保持装置２５が横桁２３に枢着されている。他方の拡幅部では 、それぞれハイドロリッタ式またはニューマチック式のピストンシリンダユニッ ト３０．３１のピストン３０の端部が枢着されている。シリンダ３１は横桁２３ に取り付けられている。ピストンシリンダユニット３０．３１は調整装置として 、保持装置２５と、この保持装置に支承されたローラセグメントとを、個別調節 可能な力で支持ローラ８の、材料ウェブ１によって巻き掛けられた範囲に圧着さ せ、これによって材料ウェブｌの引張緊張を巻取りステーション９，１０の手前 で遮断する。ピストンシリンダユニット３０．３１の圧着圧はそれぞれ、作業幅 全体にわたって５〜２５Ｎ　／　ｃ　ｍの範囲の均一な線状力が生じるように制 御される。

前記実施例では、支持ローラ８が巻取りロール体１９．２０を駆動するために働 くだけでな（、ローラセグメント２６と協働して材料ウェブｌの引張緊張を巻取 りステーション９．１０の手前で遮断するための、駆動されるローラとしても働 く、このことは、巻取りのために必要となる引張緊張がクランプ個所の背後で駆 動装置１７．１８によってガイドヘッド１５．１６を介して付与されるので可能 になる。

駆動されるガイドヘッドや支持ローラを有しない巻取り機では、機械フレームに 、ウェブ引張緊張を遮断するためのローラセグメント２６のための、別個に駆動 される対抗ローラが配置される。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．貯えロールから制動力に抗して引き出される材料ウェブ（１）、特に紙ウェ ブまたはカートンウェブを巻き管に巻き取るための巻取り機であって、材料ウェ ブ（１）を個別ウェブに分断するための縦裁ち装置（２１）と、 各個別ウェブのための巻取りステーション（９，１０）とが設けられていて、該 巻取りステーションが、材料ウェブ（１）に対して移動可能な２つの巻取り台（ １１，１２）から成っており、各巻取り台（１１，１２）に、巻管内に走入可能 な、回転駆動装置（１７，１８）に結合されたガイドヘッド（１５，１６）が固 定されており、 ウェブ引張緊張を遮断する目的で前記縦裁ち装置（２１）と前記巻取りステーシ ョン（９，１０）との間に配置された、駆動されるローラ（支持ローラ８）が設 けられていて、該ローラに、個別ウェブを摩擦接続的にクランプするための自由 回転式のローラが圧着可能であり、該圧着可能なローラが、それぞれ自由回転式 に支承された個々のセグメント（２６）から成っている形式のものにおいて、該 セグメント（２６）が、曲げ弾性的な軸（２４）に沿って相並んでラジアルベア リング（２９）によって支承されており、前記軸（２４）が、前記駆動されるロ ーラ（支持ローラ８）の軸線に対して平行に、曲げ剛性的な横桁（２３）に取り 付けられており、該横桁が作業幅全体にわたって横方向に延びており、それぞれ ２つのセグメント（２６）の間に、前記横桁（２３）に取り付けられた調整装置 （ピストンシリンダユニット３０，３１）が配置されており、該調整装置が、前 記軸（２４）に作用して、該軸を前記駆動されるローラ（支持ローラ８）の方向 に押圧するようになっていることを特徴とする、材料ウェブ、特に紙ウェブまた はカートンウェブを巻き取るための巻取り機。
2. ２．前記セグメント（２６）が、軽金属、有利にはアルミニウム製の中空円筒状 の基体（２７）から成っていて、ゴム被覆された滑らかな外周面を有している、 請求項１記載の巻取り機。
3. ３．前記セグメント（２６）が、それぞれ２つのラジアルベアリング（２９）に 支承されており、該ラジアルベアリングが、前記セグメントの軸方向端部に配置 されている、請求項１または２記載の巻取り機。
4. ４．前記調整装置として、ニューマチック式またはハイドロリック式のピストン シリンダユニット（３０，３１）が設けられている、請求項１から３までのいず れか１項記載の巻取り機。
5. ５．前記巻取りステーション（９，１０）が、駆動される支持ローラ（８）の両 側に配置されており、前記ガイドヘッド（１５，１６）が前記支持ローラ（８） に対して半径方向で移動可能であり、前記ローラセグメント（２６）が、前記支 持ローラ（８）の、材料ウェブによって巻き掛けられる範囲に圧着可能である、 請求項１から４までのいずれか１項記載の巻取り機。