JPH0650231Y2 - ペン芯ノック式筆記具用バルブ - Google Patents

ペン芯ノック式筆記具用バルブ

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JPH0650231Y2
JPH0650231Y2 JP14013289U JP14013289U JPH0650231Y2 JP H0650231 Y2 JPH0650231 Y2 JP H0650231Y2 JP 14013289 U JP14013289 U JP 14013289U JP 14013289 U JP14013289 U JP 14013289U JP H0650231 Y2 JPH0650231 Y2 JP H0650231Y2
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JP
Japan
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valve
ink
pen core
inflow hole
valve seat
Prior art date
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Application number
JP14013289U
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JPH0379989U (ja
Inventor
正行 長谷川
雄一 伊神
Original Assignee
シヤチハタ工業株式会社
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Publication date
Application filed by シヤチハタ工業株式会社 filed Critical シヤチハタ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として顔料系のインキを使用したマーキング
ペンに用いるペン芯ノック式筆記具用バルブに関するも
のである。
(従来の技術) 攪拌用ボールがインキとともに内蔵されている管軸の先
端に嵌着しておき、常時は該管軸の先端に続くペン芯ホ
ルダに挿着されたペン芯に対するインキの供給を弁棒に
より阻止しているが、筆記時には筆圧により弁棒が押さ
れてその弁部が弁座部より離れペン芯に対しインキを供
給できるようにしたペン芯ノック式筆記具用バルブとし
ては、実公平1−10234号公報に見られるように、底部
中央にインキ流入孔を設けるとともに蓋部にインキ流出
孔を設けた筒状主体と、該インキ流出孔の基部に形成さ
れた弁座部に対応する弁部を中間に備えた弁棒と、該弁
棒に囲装されて前記弁部を弁座部に向け弾発するコイル
ばねとよりなるものが既に知られているが、前記した公
報に記載のものは、筒状主体の底部外面に筒状保護カバ
ーをその内側のガイド面をインキ流入孔に続かせて設け
てあるため、攪拌用ボールが弁棒に当たって筆記中に弁
部や弁座部が変形する欠点は解消されても、インキ流入
孔におけるインキの流通が不充分でインキの幕張りや目
詰まりにより弁棒が動作不良を起こし易く、また、鮮明
な筆記を続けるうえでの妨げとなっている。
(考案が解決しようとする課題) 本考案が解決しようとするところは、前記したような問
題を解決し、筆記中に攪拌用ボールがペン芯に当たるこ
とがないという前記公報に記載の考案の長所を残したま
ま弁棒の動作不良の原因となるインキの幕張りや目詰ま
りをなくし、連続して鮮明な筆記ができるようにするこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 前記したような課題を解決しようとする本考案のペン芯
ノック式筆記具用バルブは、底部中央にインキ流入孔を
設けるとともに蓋部にインキ流出孔を設けた筒状主体
と、該インキ流出孔の基部に形成された弁座部に対応す
る弁部を中間に備えた弁棒と、該弁棒に囲装されて前記
弁部を弁座部に向け弾発するコイルばねとよりなり、管
軸の先端に嵌着されて常時は該管軸の先端に続くペン芯
ホルダに挿着されたペン芯に対するインキの供給を前記
弁部と弁座部との当接により阻止されているが、筆記時
には筆圧により弁棒が押されて弁部が弁座部より離れて
ペン芯に対しインキを供給できるようにしたペン芯ノッ
ク式筆記具用バルブにおいて、前記筒状主体の底部外面
に複数のガイド用リブをその各内側のガイド面をインキ
流入孔に続かせて配設したことを特徴とするものであ
る。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。
第1図、第2図、第3図に示す第1の実施例において、
(1)は筒状主体であって、該筒状主体(1)は底部中
央にインキ流入孔(2)を設けるとともに中間部胴壁に
該インキ流入孔(2)とは別に補助インキ流入孔(3)
を配設した合成樹脂製の本体(4)と、その開口に嵌着
された栓状の蓋部(5)とよりなり、筒状主体(1)の
底部外面に相当する本体(4)の外底面には前記インキ
流入孔(2)を囲んで複数のガイド用リブ(6)がその
各内側のガイド面をインキ流入孔(2)に続かせて配設
されており、また、蓋部(5)の中央には基部を弁座部
(7)に形成したインキ流出孔(8)を設けてある。
(9)は前記弁座部(7)に対応する弁部(10)を中間
に備えた弁棒であって、該弁棒(9)はその両端が前記
インキ流入孔(2)とインキ流出孔(8)より外側に突
出するように筒状主体(1)に組み込まれている。そし
て、この弁棒(9)はこれに囲装されたコイルばね(1
1)の弾発力により常時は前記弁部(10)を弁座部
(7)に圧接させている。なお、筒状主体(1)の底部
内面とこれに対向する弁部(10)の外面にはコイルばね
(11)の両端を係止させる凹部などの係止部を設けてお
くことが好ましく、このため、実施例では弁部(10)を
傘状のものとしてある。
一方、第4図、第5図は本考案の第2の実施例を示すも
ので、前記第1の実施例との相違点は、補助インキ流入
孔を筒状主体(1)の中間部胴壁に設けずに筒状主体
(1)の底部に前記インキ流入孔(2)を囲んで補助イ
ンキ流入孔(13)を配設した点と、筒状主体(1)の底
部内面にもコイルばね(11)の端部を係止させる係止部
を設けた点である。
このように構成されたものは、攪拌用ボールとインキが
攪拌用ボールがインキとともに内蔵されている管軸(1
5)の先端に筒状主体(1)を嵌着したうえで該管軸(1
5)の先端にペン芯ホルダ(16)を螺着してこのペン芯
ホルダ(16)に装着されたペン芯(17)の基端を前記イ
ンキ流出孔(8)に続かせておけば、コイルばね(11)
の弾発力により常時は前記弁部(10)が弁座部(7)に
圧接されているので、ペン芯(17)に対するインキの供
給は阻止されているが、筆記時には筆圧によりペン芯
(17)が揺動して弁棒(9)が押されて中間の弁部(1
0)が弁座部(7)より離れてインキ流出孔(8)が開
かれ、ペン芯(17)に対するインキの供給ができること
は従来のこの種ペン芯ノック式筆記具用バルブと同様で
あるが、本考案では前記筒状主体(1)の底部外面に複
数のガイド用リブ(6)をその各内側のガイド面をイン
キ流入孔(2)に続かせて配設してあるから、筆記時に
は筆圧によりペン芯(17)が摺動して弁棒(9)が押さ
れても弁棒(9)の端部が攪拌用ボールにあたって筆記
中に弁部(10)や弁座部(7)が変形する欠点は解消さ
れるばかりか、ガイド用リブ(6)がインキ流入孔
(2)におけるインキの流通を妨げたりインキ流入孔
(2)の周辺でインキの幕張りが生じたり目詰まりが生
じて弁棒が動作不良を起こすことがなく、このため長期
にわたって鮮明な筆記を続けることが可能となる。ま
た、底部中央のインキ流入孔(2)とは別に補助インキ
流入孔(3)が筒状主体(1)の中間部胴壁にその一端
が前記弁座部(7)の近くまで達するように配設してあ
るときは、インキ流入孔(2)からのインキでは不足す
る分をこの補助インキ流入孔(3)から補助できるうえ
にその一端が前記弁座部(7)の近くまで達しているこ
とにより管軸(15)中のインキの殆ど全量を残らずペン
芯(17)側に送り出すことができて経済的であり、さら
に、底部中央のインキ流入孔(2)とは別に補助インキ
流入孔(13)が底部に配設してあるときも、インキ流入
孔(2)からのインキでは不足する分をこの補助インキ
流入孔(13)から補給できることとなる。
(考案の効果) 本考案は前記説明から明らかなように、従来のこの種ペ
ン芯ノック式筆記具用バルブにおいて、筒状主体の底部
外面に複数のガイド用リブをその各内側のガイド面をイ
ンキ流入孔に続かせて配設するという簡単な構成とする
だけで筆記時において筆圧によりペン芯が弁棒を押して
その端部が攪拌用ボールにあたることをガイド用リブが
的確に防いで弁部や弁座部が長期にわたり変形すること
がなくなるばかりか、ガイド用リブとすることによりイ
ンキ流入孔におけるインキの流通が妨げられたりインキ
流入孔の周辺でインキの幕張りや目詰まりが生じて弁棒
が動作不良を起こすことがなくなり、このため長期にわ
たって鮮明な筆記を続けることができるものであり、構
造が簡単で筒状主体の成形時にガイド用リブを同時成形
しておくだけでよいので、コスト高を招くことがない利
点と相俟ち実用的価値極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す要部の断面図、第
2図は同じく斜視図、第3図は本考案を用いた細書用マ
ーキングペンの一部切欠正面図、第4図本考案の第2の
実施例を示す要部の断面図、第5図は本考案を用いた太
書用マーキングペンの一部切欠正面図である。 (1):筒状主体、(2):インキ流入孔、(3):補
助インキ流入孔、(5):蓋部、(6):ガイド用リ
ブ、(7):弁座部、(8):インキ流出孔、(9):
弁棒、(10):弁部、(11):コイルばね、(13):補
助インキ流入孔、(15):管軸、(16):ペン芯ホル
ダ、(17):ペン芯。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部中央にインキ流入孔(2)を設けると
    ともに蓋部(5)にインキ流出孔(8)を設けた筒状主
    体(1)と、該インキ流出孔(8)の基部に形成された
    弁座部(7)に対応する弁部(10)を中間に備えた弁棒
    (9)と、該弁棒(9)に囲装されて前記弁部(10)を
    弁座部(7)に向け弾発するコイルばね(11)とよりな
    り、管軸(15)の先端に嵌着されて常時は該管軸(15)
    の先端に続くペン芯ホルダ(16)に挿着されたペン芯
    (17)に対するインキの供給を前記弁部(10)と弁座部
    (7)との当接により阻止しているが、筆記時には筆圧
    により弁棒(9)が押されて弁部(10)が弁座部(7)
    より離れてペン芯に対しインキを供給できるようにした
    ペン芯ノック式筆記具用バルブにおいて、前記筒状主体
    (1)の底部外面に複数のガイド用リブ(6)をその各
    内側のガイド面をインキ流入孔(2)に続かせて配設し
    たことを特徴とするペン芯ノック式筆記具用バルブ。
  2. 【請求項2】底部中央のインキ流入孔(2)とは別に補
    助インキ流入孔(3)が筒状主体(1)の中間部胴壁に
    その一端が前記弁座部(7)の近くまで達するように配
    設してある請求項1に記載のペン芯ノック式筆記具用バ
    ルブ。
  3. 【請求項3】底部中央のインキ流入孔(2)とは別に補
    助インキ流入孔(13)が底部に配設してある請求項1ま
    たは請求項2に記載のペン芯ノック式筆記具用バルブ。
JP14013289U 1989-12-02 1989-12-02 ペン芯ノック式筆記具用バルブ Expired - Lifetime JPH0650231Y2 (ja)

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JPH0379989U JPH0379989U (ja) 1991-08-15
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JP14013289U Expired - Lifetime JPH0650231Y2 (ja) 1989-12-02 1989-12-02 ペン芯ノック式筆記具用バルブ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009220330A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Shachihata Inc 液体塗布具のバルブ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009220330A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Shachihata Inc 液体塗布具のバルブ装置

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JPH0379989U (ja) 1991-08-15

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