JPH0423024Y2 - - Google Patents

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JPH0423024Y2
JPH0423024Y2 JP1986133502U JP13350286U JPH0423024Y2 JP H0423024 Y2 JPH0423024 Y2 JP H0423024Y2 JP 1986133502 U JP1986133502 U JP 1986133502U JP 13350286 U JP13350286 U JP 13350286U JP H0423024 Y2 JPH0423024 Y2 JP H0423024Y2
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ink
nib
ink reservoir
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recess
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 溝状のインキ通路を有するセラミツク製ペン先
の取付構造に関する。
(従来の技術) セラミツク製ペン先の場合、溝状のインキ通路
を有するものとすることが耐ゴミ詰まり性などの
観点で好ましく、本出願人もいくつかの検討結果
を発表している(例えば、特開昭61−79699号公
報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) セラミツク製ペン先は耐摩耗性に優れる反面硬
くて変形し難いので、他部材との取付関係におい
て寸法バラツキの影響が生じ易く、しかも、イン
キ通路が溝状のものにあつては、この取付構造の
不確実さが往々にして筆記特性、特に、インキ吐
出性に影響を及ぼす。即ち、他部材とのインキ接
続が溝の後端のみで行われると、溝のみの毛細管
作用によつてインキ吐出する距離がそれだけ長く
なり、その結果、早書き性(筆跡かすれを生じな
いでどれだけ早く筆記できるかの性能;消費イン
キ量に見合うインキの追従性が問題となる)が悪
くなるので、溝の後端から少くともある程度の距
離は他部材との共同毛細管作用部、即ち、他部材
が溝の開口部に接触あるいはインキ溜りとなる微
小距離をおいて近接する部分を確保することが望
まれるが、取付構造が不確実であると、この共同
毛細管作用部における毛細管作用が製品ごとに一
定しなくなつてしまうのでインキ吐出性も製品ご
とに一定しなくなつてしまうのである。しかもそ
の上に、セラミツク製ペン先は筆記タツチが硬い
という一般的欠点も有している。
(問題点を解決するための手段) インキ室からのインキを導出するインキ導出路
とインキ溜部とを有する合成樹脂製のインキ溜部
材にペン先へのインキ供給凹部を設け、この凹部
の側壁部にインキ溜部の前方部分を開口させると
ともにこの凹部に溝状のインキ通路の後部が配さ
れるようセラミツク製ペン先を受承させること
で、筆記タツチがソフトになり、インキ吐出性も
良好な確実性の高い取付構造とすることができ
る。
即ち、本考案は、溝状のインキ通路を有するセ
ラミツク製ペン先の取付構造であつて、インキ室
からのインキを導出するインキ導出路とインキ溜
部とを有する合成樹脂製のインキ溜部材にペン先
へのインキ供給凹部を設け、該凹部の側壁部に前
記インキ溜部の前方部分を開口させるとともに該
凹部に前記インキ通路の後部が配されるよう前記
ペン先を受承させてなるセラミツク製ペン先の取
付構造を要旨とする。
(実施例) 添付図面に基づき説明する。参照符号1はイン
キ室2を内蔵する軸であり、合成樹脂製のインキ
溜部材3がこの軸1の前方より挿入固定され、そ
の後端4をインキ室2に臨ませている。また、こ
のインキ溜部材3は、後端4から前方に延びるイ
ンキ導出路5を有しており、インキ導出路5は、
途中、連続路6を介してリング状のインキ溜部7
と接続するとともに、先端分8では、凹分9の底
面10に開口している。この凹分9はインキ溜分
7の互いに独立とされた前方部分もその側壁分で
開口させ、更に凹分9の底面10および後端部1
1に連通多孔シート12を介在させてペン先13
が受承させてあり、軸1に固定した押え部材14
がこのペン先13の図面上部側を押えている。
ここで、インキ室2は交換可能に着脱されるイ
ンキタンク15によるタイプのものとしたが、使
い捨て式の場合などもあつて適宜タイプのものと
してよく、また、インキ溜部材3を直接インキ室
2に臨ませるのではなく、継手などの他部材を介
在させてもよく、また、インキ導出路5は空気交
換路も兼ねるようにと連絡路6によつてインキ溜
部7と接続させたが、空気交換路は独立に設ける
こともでき、また、インキ溜部7の形状も適宜で
あり、また、ポリアセタール、ポリアミド、
ABSといつた合成樹脂の可撓性をより発揮させ
んとしてインキ溜部7の前方部分を互いに独立と
したが、インキ溜部7の形状は前述のように適宜
であり、その形状面の制約などから、凹部9の側
壁部でインキ溜部7の前方部分が開口する範囲内
で凹部9との間に壁部を設けることもあり、ま
た、連通多孔シート12はペン先13に3個の溝
状インキ通路16を付与したこともあつて、イン
キの拡散をさせるために配したが、インキ通路1
6の数は適宜であるし、それに、例えばインキ導
通路5の開口する先端部8とインキ溜部7を葉脈
的に結ぶ凹条を凹部9の底面10に形成するとい
つたことでもインキの拡散を図ることができ、ま
た、押え部材14は軸1とかインキ溜部材3とか
の一部として一体化させることもでき、要は適宜
長さ受承されるペン先13の脱落が阻止されるな
ら無くてもよい。
これらの他にも、凹部9の底面10はペン先1
3の横断面形状に応じて適宜形状とするなど種々
変形などなすことができる。尚、参照符号17は
O−リング、18は空気導通用スリツト、19は
リング条のインキ溜部7のインキ連絡をさせるた
めのスリツトである。
(考案の効果) インキ溜部材はペン先にインキを導出する経路
の一部になるとともに気圧変化などによつて余剰
となるインキを一時的に溜めるものであり、それ
ゆえ、毛細管作用的に大きな容量を有するし、ま
た、肉薄部を有するので合成樹脂の可撓性を極め
て有効に発揮できる。それゆえ、ペン先への弾力
付与材となるので筆記タツチがソフトになり、ま
た、インキ溜部材に凹部、この凹部はペン先にイ
ンキを供給しないようなインキ導出経路と分離し
た凹部であつてはいけないが、を設け、ペン先を
受承させることで、ペン先が小さくてインキ溜部
材との間に比較上大きな隙間を有するものになつ
てもその隙間はインキ溜部材の機能発揮上の一部
分となるとか、受承される部分における溝条のイ
ンキ通路による毛細管作用部は筆記時にインキ溜
部材が変形することで状態変化するので、結局、
受承距離で定められる距離を有することになると
いつたようにペン先の寸法バラツキの影響を抑え
られ、インキ吐出性が良好となる。
加えて、インキ溜部材のインキ溜部は、溜めた
インキを速やかにインキ室に戻したり、ペン先に
おけるインキの消費に応じて速やかにペン先にイ
ンキを供給したりすることによつて、常時、なる
べくインキを溜めずに多量のインキを溜められる
状態になつていることが望まれるが、使用時、イ
ンキ溜部材の変形によつてインキ溜部の毛細管力
が強弱的に変化し、この変化によつてペン先にお
けるインキの消費に応じてのペン先へのインキ供
給が助長され、また、インキ溜部がペン先の側部
にまで位置していて、その分、多量のインキを溜
められることと相俟つて、インキ溜部材の本来の
機能を有効に発揮させることができるという利点
も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の例で使用したインキ溜部材の斜視
図、第3図は第1図の−線横断面図。 1……軸、2……インキ室、3……インキ溜部
材、5……インキ導出路、7……インキ溜部、9
……凹部、13……ペン先、16……インキ通
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溝状のインキ通路を有するセラミツク製ペン先
    の取付構造であつて、インキ室からのインキを導
    出するインキ導出路とインキ溜部とを有する合成
    樹脂製のインキ溜部材にペン先へのインキ供給凹
    部を設け、該凹部の側壁部に前記インキ溜部の前
    方部分を開口させるとともに該凹部に前記インキ
    通路の後部が配されるよう前記ペン先を受承させ
    てなるセラミツク製ペン先の取付構造。
JP1986133502U 1986-08-30 1986-08-30 Expired JPH0423024Y2 (ja)

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JPS6339587U JPS6339587U (ja) 1988-03-14
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JP4627601B2 (ja) * 2001-02-28 2011-02-09 株式会社パイロットコーポレーション 筆記具用ペン芯およびそれを用いた筆記具

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JPS6085984U (ja) * 1983-11-17 1985-06-13 株式会社 サクラクレパス ペン先

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