JPH0649971B2 - 構造物間のシール装置 - Google Patents
構造物間のシール装置Info
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- JPH0649971B2 JPH0649971B2 JP18422489A JP18422489A JPH0649971B2 JP H0649971 B2 JPH0649971 B2 JP H0649971B2 JP 18422489 A JP18422489 A JP 18422489A JP 18422489 A JP18422489 A JP 18422489A JP H0649971 B2 JPH0649971 B2 JP H0649971B2
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- Japan
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- tension bar
- water
- plate
- sealing device
- water blocking
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2つの構造物間の止水を行うためのシール装
置に関する。
置に関する。
一般に2つの構造物間の止水を行う場合、(1)構造物の
止水を要する面に止水パッキンをあらかじめ取付けてお
く。(2)止水パッキン取付け用のボルトを構造物にあら
かじめ取付けておき、止水パッキンは現場施工により取
付ける、(3)止水パッキン取付用ボルトを現場において
特殊工法により構造物に取付けかつ止水パッキンを現場
施工により取付ける、等の方法が使用されている。
止水を要する面に止水パッキンをあらかじめ取付けてお
く。(2)止水パッキン取付け用のボルトを構造物にあら
かじめ取付けておき、止水パッキンは現場施工により取
付ける、(3)止水パッキン取付用ボルトを現場において
特殊工法により構造物に取付けかつ止水パッキンを現場
施工により取付ける、等の方法が使用されている。
しかしながら、従来使用されている上記諸方法の中(1)
の方法は止水パッキンをあらかじめ取付けたまゝで構造
物を設置することが非常に困難で、止水パッキンを破損
することもしばしば生じる。また(2)、(3)の方法は構造
物の設置上の問題はないが、シールパッキンの取付工事
が複雑で面倒であり、時間がかかりすぎるという欠点が
ある。
の方法は止水パッキンをあらかじめ取付けたまゝで構造
物を設置することが非常に困難で、止水パッキンを破損
することもしばしば生じる。また(2)、(3)の方法は構造
物の設置上の問題はないが、シールパッキンの取付工事
が複雑で面倒であり、時間がかかりすぎるという欠点が
ある。
よって、本発明は、上記従来行われていた構造物間のシ
ール方法の問題点を解決するためになされたものであっ
て、構造物の設置、施工上妨げとならず、かつ構造物へ
の取付けが簡単でありながら充分な止水効果を有する構
造物間のシール装置を提供しようとするものである。
ール方法の問題点を解決するためになされたものであっ
て、構造物の設置、施工上妨げとならず、かつ構造物へ
の取付けが簡単でありながら充分な止水効果を有する構
造物間のシール装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成する本発明のシール装置は、剛体からな
る板状体上に弾性体からなるシール材を取付けた止水板
と、この止水板を構造物のシール面に対して接近・離間
させる止水板移動機構とを備えることを特徴とするもの
である。
る板状体上に弾性体からなるシール材を取付けた止水板
と、この止水板を構造物のシール面に対して接近・離間
させる止水板移動機構とを備えることを特徴とするもの
である。
止水板移動機構を操作することにより止水板を構造物の
シール面に接近させることによって、板状体上に取付け
られた弾性体からなるシール材が構造物のシール面に圧
接され、構造物間の完全なシールを達成することができ
る。また止水板移動機構を操作することにより止水板を
構造物のシール面から離間させることによって、シール
装置を交換、修理等のため構造物から取外すことができ
る。
シール面に接近させることによって、板状体上に取付け
られた弾性体からなるシール材が構造物のシール面に圧
接され、構造物間の完全なシールを達成することができ
る。また止水板移動機構を操作することにより止水板を
構造物のシール面から離間させることによって、シール
装置を交換、修理等のため構造物から取外すことができ
る。
以下添付図面を参照して、本発明の実施例について説明
する。
する。
第1図および第2図は本発明にかかるシール装置の1実
施例を示す横断面図である。
施例を示す横断面図である。
第1図において、シール装置1は止水板2と止水板移動
機構3とを備えており、2つの壁状または板状の構造物
4,4間に跨って設けられ、これらの構造物4,4間を
止水するものである。
機構3とを備えており、2つの壁状または板状の構造物
4,4間に跨って設けられ、これらの構造物4,4間を
止水するものである。
止水板2は鋼材等の金属、硬質合成樹脂等の剛体からな
る板状体5の両端部にゴムまたは弾性を有する合成樹脂
等の弾性体からなる棒状のシール材6,6を板状体5の
長手方向端縁に沿って接着等の方法により固着してなる
ものである。止水板2は構造物4,4の長さに対応した
適当な長さを有している。
る板状体5の両端部にゴムまたは弾性を有する合成樹脂
等の弾性体からなる棒状のシール材6,6を板状体5の
長手方向端縁に沿って接着等の方法により固着してなる
ものである。止水板2は構造物4,4の長さに対応した
適当な長さを有している。
止水板移動機構3は、止水板2の板状体5上に溶接され
た支持体7に一端部が固定され、他端部にねじ部8aが
形成されたテンションバー8と、このテンションバー8
が挿通される孔9aを有し止水される構造物4,4間に
跨設される係止材9と、この係止材9をはさんでテンシ
ョンバー8のねじ部8aに螺合されるナット10からな
るものである。テンションバー8およびナット10は止
水板2の長さに応じて1本ないし複数本を適宜使用す
る。また係止材9は構造物4,4の長さに対応する適当
な長さを有するとともに、構造物4,4間の距離に応じ
シール面4a,4a間に対応する幅を有する1枚板でも
よいし、テンションバーの本数に応じて適宜の数に分割
された複数の板または棒で形成するようにしてもよい。
た支持体7に一端部が固定され、他端部にねじ部8aが
形成されたテンションバー8と、このテンションバー8
が挿通される孔9aを有し止水される構造物4,4間に
跨設される係止材9と、この係止材9をはさんでテンシ
ョンバー8のねじ部8aに螺合されるナット10からな
るものである。テンションバー8およびナット10は止
水板2の長さに応じて1本ないし複数本を適宜使用す
る。また係止材9は構造物4,4の長さに対応する適当
な長さを有するとともに、構造物4,4間の距離に応じ
シール面4a,4a間に対応する幅を有する1枚板でも
よいし、テンションバーの本数に応じて適宜の数に分割
された複数の板または棒で形成するようにしてもよい。
このシール装置1による構造物4,4間の止水は次のよ
うにして行われる。
うにして行われる。
現場における施工前に止水板移動機構3の係止材9およ
びナット10はテンションバー8から取外しておく。施
工に際し、まずテンションバー8が固設された止水板2
を2つの構造物4,4のシールされる面(圧力の作用す
る面)の間に跨るようにして配置し、次いで係止材9の
孔9aにテンションバー8の先端を挿通させ、係止材9
を構造物4,4のシール面と反対の面に跨るようにして
当てがう。次にナット10をテンションバー8のねじ部
8aに取付け締付けることにより、止水板2を構造物
4,4のシール面4a,4aに接近させ、シール材6,
6をシール面4a,4aに圧接させることにより構造物
4,4間の止水を達成する。
びナット10はテンションバー8から取外しておく。施
工に際し、まずテンションバー8が固設された止水板2
を2つの構造物4,4のシールされる面(圧力の作用す
る面)の間に跨るようにして配置し、次いで係止材9の
孔9aにテンションバー8の先端を挿通させ、係止材9
を構造物4,4のシール面と反対の面に跨るようにして
当てがう。次にナット10をテンションバー8のねじ部
8aに取付け締付けることにより、止水板2を構造物
4,4のシール面4a,4aに接近させ、シール材6,
6をシール面4a,4aに圧接させることにより構造物
4,4間の止水を達成する。
シール装置1の取替えまたは修理等のためシール装置1
を構造物4,4から取外したい場合は、前記操作と逆の
操作を行うことによりシール装置1を構造物4,4から
容易に取外すことができる。
を構造物4,4から取外したい場合は、前記操作と逆の
操作を行うことによりシール装置1を構造物4,4から
容易に取外すことができる。
上記のように構造物4,4に取付けたシール装置1は、
第2図に示すように、地盤の不等沈下等により構造物
4,4間の相対位置にずれが生じた場合でも、充分止水
機能を維持することができる。また止水板2を構造物
4,4の外側に配置するので、シール材6,6が外圧に
よりセルフシール機能を発揮する効果がある。ただし、
取付スペース等の関係から、係止板2と係止材9の位置
が反対になってもシール装置の効果を妨げない。
第2図に示すように、地盤の不等沈下等により構造物
4,4間の相対位置にずれが生じた場合でも、充分止水
機能を維持することができる。また止水板2を構造物
4,4の外側に配置するので、シール材6,6が外圧に
よりセルフシール機能を発揮する効果がある。ただし、
取付スペース等の関係から、係止板2と係止材9の位置
が反対になってもシール装置の効果を妨げない。
第3図は海中に人口島を構築する場合等に使用される防
波板と防波板取付溝との間に本発明にかかるシール装置
を使用した実施例を示す平面図である。
波板と防波板取付溝との間に本発明にかかるシール装置
を使用した実施例を示す平面図である。
第3図以下の各図において、第1図と同一の構成要素は
第1図と同一符号で示しその詳細な説明を省略する。
第1図と同一符号で示しその詳細な説明を省略する。
第3図において、止水される構造物はコンクリート製の
防波板11とH形鋼を組合せて形成された防波取付材1
2であって、シール装置1は防波板11と防波板取付材
12との間の止水のために両者間の空隙に充填されるグ
ラウト13が外部に流出することを防止するために防波
板11と防波板取付材12との間に設置される。
防波板11とH形鋼を組合せて形成された防波取付材1
2であって、シール装置1は防波板11と防波板取付材
12との間の止水のために両者間の空隙に充填されるグ
ラウト13が外部に流出することを防止するために防波
板11と防波板取付材12との間に設置される。
この実施例においては、止水板移動機構3のテンション
バー8はねじ部8aの反対側の端部にフック8bが形成
されており、このフック8bが止水板2の板状体5に溶
接されたリング14に係合している。また止水板2およ
び係止材9は防波板11と防波板取付材12の係止部1
2bとの間にそれぞれ角度をなして配置されており、ナ
ット10と係止材9との間には傾斜面を有するワッシャ
ー15が介装されている。
バー8はねじ部8aの反対側の端部にフック8bが形成
されており、このフック8bが止水板2の板状体5に溶
接されたリング14に係合している。また止水板2およ
び係止材9は防波板11と防波板取付材12の係止部1
2bとの間にそれぞれ角度をなして配置されており、ナ
ット10と係止材9との間には傾斜面を有するワッシャ
ー15が介装されている。
なお第3図において16はクッション機能と止水機能を
有するゴム板である。
有するゴム板である。
このシール装置1により防波板11と防波板取付材12
間の止水を行う場合は、防波板11の端部が防波板取付
材12内の所定の位置に来るように防波板11を配置し
た後シール装置1を前記実施例と同様にして防波板11
と防波板取付材12との間に配設し、ナット10を締付
けることにより止水板2のシール材6,6を防波板11
と防波板取付材12の各シール面11a,12aに圧接
させることによって止水を達成する。シール装置1の設
置が完了した後グラウト13を防波板11と防波板取付
材12の間の空隙内に注入充填する。
間の止水を行う場合は、防波板11の端部が防波板取付
材12内の所定の位置に来るように防波板11を配置し
た後シール装置1を前記実施例と同様にして防波板11
と防波板取付材12との間に配設し、ナット10を締付
けることにより止水板2のシール材6,6を防波板11
と防波板取付材12の各シール面11a,12aに圧接
させることによって止水を達成する。シール装置1の設
置が完了した後グラウト13を防波板11と防波板取付
材12の間の空隙内に注入充填する。
第4図は本発明の他の実施例を示す横断面図である。こ
の実施例において構造物は箱形鋼矢板17,17であっ
て、シール装置1のシール材6,6はこれら箱形鋼矢板
17,17の外側に面した鋼板のシール面17a,17
aに圧接される。
の実施例において構造物は箱形鋼矢板17,17であっ
て、シール装置1のシール材6,6はこれら箱形鋼矢板
17,17の外側に面した鋼板のシール面17a,17
aに圧接される。
第5図は本発明の他の実施例を示す横断面図である。こ
の実施例において構造物はPCコンクリート板18,1
8であって、シール装置1のシール材6,6はPCコン
クリート板18,18の外側のシール面18a,18a
に圧接されている。このようにしてシール装置1をPC
コンクリート板18,18間に設置した後PCコンクリ
ート板18,18間の空隙内にグラウト19を注入充填
する。なお、この空隙内にはい筋18bを通しておいて
もよい。
の実施例において構造物はPCコンクリート板18,1
8であって、シール装置1のシール材6,6はPCコン
クリート板18,18の外側のシール面18a,18a
に圧接されている。このようにしてシール装置1をPC
コンクリート板18,18間に設置した後PCコンクリ
ート板18,18間の空隙内にグラウト19を注入充填
する。なお、この空隙内にはい筋18bを通しておいて
もよい。
第6図は本発明の他の実施例を示す横横断図である。こ
の実施例においては、止水板移動機構3は、ねじ部19
aを有し構造物4,4間に跨って該構造物4,4に溶接
等により固設される係止材19と、この係止材19のね
じ部19aに螺合するようにして係止材19に取付けら
れたボルト20からなるものである。ボルト20の止水
板側の端部には押圧板20aが必要に応じて設けられて
いる。
の実施例においては、止水板移動機構3は、ねじ部19
aを有し構造物4,4間に跨って該構造物4,4に溶接
等により固設される係止材19と、この係止材19のね
じ部19aに螺合するようにして係止材19に取付けら
れたボルト20からなるものである。ボルト20の止水
板側の端部には押圧板20aが必要に応じて設けられて
いる。
第1図〜第5図の実施例においてはいずれも止水板移動
機構においてテンションバー8を使用し、ナットを締付
けることにより止水板2を構造物側に引寄せるようにし
て構造物に圧接させるように構成されているが、第6図
の実施例においては、ボルト20により止水板2を押圧
するようにして構造物4,4に圧接させている。
機構においてテンションバー8を使用し、ナットを締付
けることにより止水板2を構造物側に引寄せるようにし
て構造物に圧接させるように構成されているが、第6図
の実施例においては、ボルト20により止水板2を押圧
するようにして構造物4,4に圧接させている。
第7図は本発明の他の実施例を示す横断面図である。こ
の実施例においては、止水板移動機構3は、一端部にね
じ部8aを有し止水板2の板状体5に形成された孔5a
に挿通されるテンションバー8と、このテンションバー
8の他端部に形成されたフック部8bと、構造物4,4
間に跨るようにして固設された支持部材21に設けられ
たフック部8bが係合するリング等の係合部材22と、
止水板2をはさんでテンションバー8のねじ部8aに螺
合するナット10を備えている。図示は略したがこの場
合ナット10と止水材5との間には止水用のパッキング
を介装することが好ましい。
の実施例においては、止水板移動機構3は、一端部にね
じ部8aを有し止水板2の板状体5に形成された孔5a
に挿通されるテンションバー8と、このテンションバー
8の他端部に形成されたフック部8bと、構造物4,4
間に跨るようにして固設された支持部材21に設けられ
たフック部8bが係合するリング等の係合部材22と、
止水板2をはさんでテンションバー8のねじ部8aに螺
合するナット10を備えている。図示は略したがこの場
合ナット10と止水材5との間には止水用のパッキング
を介装することが好ましい。
第8図は本発明の他の実施例を示す横断面図である。こ
の実施例においては、構造物4,4の両面をはさむよう
にして1対の止水板2,2′が配置されており、止水板
移動機構3は、一端部が止水板2の板状体5に取付けら
れ他端部が止水板2′の板状体5′に形成された孔5
a′に挿通されかつねじ部8aが設けられたテンション
バー8と、止水板2′をはさんでテンションバー8のね
じ部8aに螺合するナット10からなるものである。こ
の場合もナット10と止水板2′との間に止水用のパッ
キングを介装することが好ましい。この構造により構造
物の内側と外側から止水を行うことができるので、より
効果的な止水を達成することができる。
の実施例においては、構造物4,4の両面をはさむよう
にして1対の止水板2,2′が配置されており、止水板
移動機構3は、一端部が止水板2の板状体5に取付けら
れ他端部が止水板2′の板状体5′に形成された孔5
a′に挿通されかつねじ部8aが設けられたテンション
バー8と、止水板2′をはさんでテンションバー8のね
じ部8aに螺合するナット10からなるものである。こ
の場合もナット10と止水板2′との間に止水用のパッ
キングを介装することが好ましい。この構造により構造
物の内側と外側から止水を行うことができるので、より
効果的な止水を達成することができる。
第9図は本発明のさらに他の実施例を示す横断面図であ
る。この実施例においても第8図の実施例と同様、構造
物の両面をはさむようにして1対の止水板が配置されて
いる。この実施例は本発明を鋼矢板の止水に応用したも
ので、構造物は半割にした鋼矢板23,23である。こ
の実施例においては、止水板移動機構3は各端部が止水
板2,2′の板状体5,5′にそれぞれ取付けられたタ
ーンバックル装置により構成されている。ターンバック
ル装置を操作することにより止水板2,2′は互いに接
近するように引寄せられ、シール材6,6,6′,6′
は各シール面23aに圧接される。
る。この実施例においても第8図の実施例と同様、構造
物の両面をはさむようにして1対の止水板が配置されて
いる。この実施例は本発明を鋼矢板の止水に応用したも
ので、構造物は半割にした鋼矢板23,23である。こ
の実施例においては、止水板移動機構3は各端部が止水
板2,2′の板状体5,5′にそれぞれ取付けられたタ
ーンバックル装置により構成されている。ターンバック
ル装置を操作することにより止水板2,2′は互いに接
近するように引寄せられ、シール材6,6,6′,6′
は各シール面23aに圧接される。
シール材6が固着される板状体5の端縁部の形状は上記
各実施例のものに限らず、第10図(a)のように断面円
形としてもよいし、第10図(b)のように丸棒を板状体
上に溶接したものでもよい。またシール材6も上記各実
施例のように断面円形のものに限らず、楕円形その他押
圧された時変形してシール機能を発揮するものであれば
どのような形状のものでもよい。さらにシール材6は板
状体5の端縁部のみならず、板状体5の全面を被覆する
ように取付けてもよい。
各実施例のものに限らず、第10図(a)のように断面円
形としてもよいし、第10図(b)のように丸棒を板状体
上に溶接したものでもよい。またシール材6も上記各実
施例のように断面円形のものに限らず、楕円形その他押
圧された時変形してシール機能を発揮するものであれば
どのような形状のものでもよい。さらにシール材6は板
状体5の端縁部のみならず、板状体5の全面を被覆する
ように取付けてもよい。
さらに本発明が適用される構造物は上記各実施例のもの
に限らず、たとえばH鋼による土留構造における止水等
広範囲の用途に適用することが可能である。
に限らず、たとえばH鋼による土留構造における止水等
広範囲の用途に適用することが可能である。
また、止水板移動機構としては上記各実施例に示すもの
に限らず、止水板を構造物のシール面に対して接近・離
間させうる機構であれば他の周知の機構を採用してもよ
い。
に限らず、止水板を構造物のシール面に対して接近・離
間させうる機構であれば他の周知の機構を採用してもよ
い。
以上述べたように、本発明によれば、止水板移動機構を
操作することにより止水板を構造物のシール面に接近さ
せることによって、板状体上に取付けられた弾性体から
なるシール材が構造物のシール面に圧接され、構造物間
の完全なシールを達成することができる。また止水板移
動機構を操作することにより止水板を構造物のシール面
から離間させることによって、シール装置を交換、修理
等のため構造物から取外すことができる。
操作することにより止水板を構造物のシール面に接近さ
せることによって、板状体上に取付けられた弾性体から
なるシール材が構造物のシール面に圧接され、構造物間
の完全なシールを達成することができる。また止水板移
動機構を操作することにより止水板を構造物のシール面
から離間させることによって、シール装置を交換、修理
等のため構造物から取外すことができる。
本発明によれば、止水板移動機構の操作により極めて簡
単にかつ効果的に構造物間の止水を達成することができ
る。また本発明のシール装置は構造物の設置、施工上な
んら妨げとなることがない。
単にかつ効果的に構造物間の止水を達成することができ
る。また本発明のシール装置は構造物の設置、施工上な
んら妨げとなることがない。
さらに剛体の止水板を使用するので、固定のための間隔
を大きくすることができ、バックアップ用の材料も必要
としない、等施工上種々の優れた効果を有する。
を大きくすることができ、バックアップ用の材料も必要
としない、等施工上種々の優れた効果を有する。
第1図および第2図は本発明にかかるシール装置の1実
施例を示す横断面図、第3図は本発明の他の実施例を示
す平面図、第4図〜第9図は本発明のさらに他の実施例
を示す横断面図、第10図は止水板の変更例を示す図で
ある。 1…シール装置、2…止水板、 3…止水板移動機構 4,11,12,17,23…構造物
施例を示す横断面図、第3図は本発明の他の実施例を示
す平面図、第4図〜第9図は本発明のさらに他の実施例
を示す横断面図、第10図は止水板の変更例を示す図で
ある。 1…シール装置、2…止水板、 3…止水板移動機構 4,11,12,17,23…構造物
Claims (8)
- 【請求項1】剛体からなる板状体上に弾性体からなるシ
ール材を取付けた止水板と、この止水板を構造物のシー
ル面に対して接近・離間させる止水板移動機構とを備え
ることを特徴とする構造物間のシール装置。 - 【請求項2】前記止水板移動機構は、一端部が前記止水
板に取付けられ他端部にねじ部が設けられたテンション
バーと、前記テンションバーが挿通される孔を有し止水
される構造物間に跨設される係止材と、この係止材をは
さんで前記テンションバーのねじ部に螺合されるナット
からなることを特徴とする請求項1記載のシール装置。 - 【請求項3】前記止水板移動機構は、一端部にねじ部を
有し他端部にフック部を有するテンションバーと、前記
止水板上に設けられ前記テンションバーのフック部が係
合する係合部材と、前記テンションバーが挿通される孔
を有し止水される構造物間に跨設される係止材と、この
係止材をはさんで前記テンションバーのねじ部に螺合さ
れるナットからなることを特徴とする請求項1記載のシ
ール装置。 - 【請求項4】前記止水板移動機構は、ねじ部を有し止水
される構造物間に跨って該構造物に固設される係止材
と、この係止材の前記ねじ部に螺合するようにして係止
材に取付けられたボルトからなることを特徴とする請求
項1記載のシール装置。 - 【請求項5】前記止水板移動機構は、一端部にねじ部を
有し前記止水板に形成された孔に挿通されるテンション
バーと、このテンションバーの他端部に設けられたフッ
ク部と、構造物側に設けられこのフック部が係合する係
合部材と、前記止水板をはさんで前記テンションバーの
ねじ部に螺合するナットからなることを特徴とする請求
項1記載のシール装置。 - 【請求項6】構造物の両面をはさむようにして1対の前
記止水板が配置されていることを特徴とする請求項1記
載のシール装置。 - 【請求項7】前記止水板移動機構は、一端部が前記1対
の止水板の一方に取付けられ端部が前記1対の止水板の
他方に形成された孔に挿通されかつねじ部が設けられた
テンションバーと、前記他方の止水板をはさんで前記テ
ンションバーのねじ部に螺合するナットからなることを
特徴とする請求項6記載のシール装置。 - 【請求項8】前記止水板移動機構は、各端部が前記1対
の止水板のそれぞれに取付けられたターンバックル装置
であることを特徴とする請求項6記載のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18422489A JPH0649971B2 (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 構造物間のシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18422489A JPH0649971B2 (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 構造物間のシール装置 |
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JPH0351412A JPH0351412A (ja) | 1991-03-05 |
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ID=16149543
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JP (1) | JPH0649971B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018150713A (ja) * | 2017-03-13 | 2018-09-27 | 鹿島建設株式会社 | 構造物の連結具、連結構造物及び連結構造物の施工方法 |
-
1989
- 1989-07-17 JP JP18422489A patent/JPH0649971B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN104674764A (zh) * | 2015-03-04 | 2015-06-03 | 杭州国电大坝安全工程有限公司 | 联动活塞式塑性止水材料成型系统 |
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JPH0351412A (ja) | 1991-03-05 |
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