JPH0649970U - 多重点式重量計の重点受け - Google Patents
多重点式重量計の重点受けInfo
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- JPH0649970U JPH0649970U JP6619692U JP6619692U JPH0649970U JP H0649970 U JPH0649970 U JP H0649970U JP 6619692 U JP6619692 U JP 6619692U JP 6619692 U JP6619692 U JP 6619692U JP H0649970 U JPH0649970 U JP H0649970U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の重量センサに分散して荷重し、各センサ
の出力を加算して測定する分散荷重方式の多重点式重量
計に荷重の状態により出力が変化する重量センサを使用
した場合の計量誤差を簡単な構成で除去する。 【構成】重量センサの重点と載台に配設される重点受け
との接触位置を一義的に決定する形状とし、重点受けを
柔軟な物質を介して粘着剤で載台に配設する。
の出力を加算して測定する分散荷重方式の多重点式重量
計に荷重の状態により出力が変化する重量センサを使用
した場合の計量誤差を簡単な構成で除去する。 【構成】重量センサの重点と載台に配設される重点受け
との接触位置を一義的に決定する形状とし、重点受けを
柔軟な物質を介して粘着剤で載台に配設する。
Description
【0001】
複数の重量センサに分散して荷重し、各センサの出力を加算して測定する分散 荷重方式の多重点式重量計、特に荷重状態により出力が変化する重量センサを使 用する多重点式重量計の重点受けに関する。
【0002】
複数の重量センサに負荷を分散させて荷重する分散荷重方式の秤では、載台を センサのそれぞれの重点に固定すると、被測定物の重量による載台の変形は測定 精度に大きな影響を与える。
【0003】 そのため従来は図5(a)にて代表される様に、載台を直接センサに固定せず に、重点に固定する枠状部材と、載台とに分離し載台が変形したときも重点に不 測の負荷(水平力)が加わる事を避ける構成を取るか、接触点に自由度を持たせ る為に、少なくとも一方は図5(b)に示す様に、ロール又はボールを使用して 重点受けが自由に動く構成にしたり、図5(c)に示す様な重点受けを平面とし 、平面とエッヂの接触を採用し、荷重点に不測の負荷(水平力)が加わらない構 成にしていた。
【0004】
これらの従来方法、重点受けを平面に、重点をエッヂとした構成の物は、摩擦 力が影響し、測定にばらつきが生じ、特に使用頻度が多くなると接触部が摩耗し 、測定誤差が生じ易くなる。一方、ロールまたはボールを使用し摩擦力を少なく した物や、載台を分離した物は、部品点数も増加し、構成が複雑になり、製品コ ストを押し上げる要因となっている。
【0005】 特に図5(b)および図5(c)では、載台の水平方向の動きを規制するため に、少なくとも一個のセンサは、載台に固定する必要が有り、載台に固定された センサの荷重点の位置および荷重方向に変化が生じ、荷重点の位置および荷重方 向により出力に差の生じない構成のセンサ(ロバーバル構成等)を使用する必要 があり、センサ構成に制限がある。
【0006】 平板型のセンサ等、荷重点による出力変動に特別な対処を施していない場合に は、負荷の載置場所により出力に変化を生じ測定誤差を発生する。
【0007】
重点受けと重点の接触位置を一義的に決定する形状とし、荷重点受けを柔軟な 弾性物質を介して粘着剤で載台に配設する。
【0008】
載台の変形により重点に水平力が加わる様な状態の場合には、該水平力に応じ て重点受けが移動し重点と重点受けの接触点は球形のそれぞれの頂点どうしに一 義的に決定し、重点には垂直力のみが負荷され、常時同一点に同一方向に加重さ れる。
【0009】
本考案の実施に最も適しているセンサの実施例として平板型の薄型センサを図 7に示す。図6は四隅に図7の薄型センサを配置した本考案を実施した秤の斜視 図である。薄型センサの半球状の重点を、ストレンゲージの中央上部に配置し、 起歪体の歪を効率よく検出する構成となっている。
【0010】 図1は本考案実施例のセンサ部を簡略化したものである。半球状の重点の中心 と起歪部の中心とセンサ固定点は鉛直面上にあり、荷重による起歪体の変形は、 重点が前記鉛直面上を移動する構成となっており、起歪部の中心を対称にストレ ンゲージが配設してある。一方、重点の半径より大きい半径の球状凹面の重点受 けが柔軟で厚みのある両面粘着テープで載台に重点の中心と重点受けの中心が鉛 直線上になるように設置してある。
【0011】 図2、図3、図4は実施例の作用の説明図である。以下本考案の作用効果を説 明する。
【0012】 図2は載台に水平荷重が加わった場合の想定図である(負荷により載台が変形 し短くなった場合)。粘着剤が潤滑剤の働きをし、重点の頂点に重点受けの凹面 の頂点から垂直の荷重のみが加わる様に載台と重点受けにズレが生じる。
【0013】 図3は載台が傾斜した場合の想定図である(負荷により載台が変形し重点受け 設置位置が傾斜した場合)。重点への荷重点が頂点から外れると、垂直な荷重は 荷重点面に垂直な力と水平な力に分力するが、水平力の反作用で、重点受けに水 平力が働き、粘着剤が潤滑剤の働きをし、水平力が働かなくなる点、即ち重点の 頂点と重点受けの接点が荷重と垂直な点になる様に、載台と重点受けとの間にズ レが生じ、センサには垂直荷重のみが加えられる。
【0014】 図4は重点と重点受けの中心にズレが生じた場合の想定図である(重点または 重点受けの設置位置誤差等が有った場合)。重点の荷重点が荷重と傾斜した位置 となるため、前述と同様重点受けに水平力が加わり、水平力が働かなくなる点、 即ち重点の中心と重点受けの中心が鉛直線上に一致するまで重点受けが移動し、 重点には垂直力のみが加重される点で安定する。
【0015】 以上述べた全ての場合が、重点の頂点に垂直力のみが加重されることになり、 負荷のため載台が変形した場合も、設置位置に僅かな誤差が生じた場合にもセン サへの荷重は、同じ位置に同じ方向の荷重となりセンサの出力は同じとなる。 以上重点受けを両面粘着テープで載台に配設した場合に就いて説明をしたが、 重点受けをゴムまたはスポンジを介して載台に接着した場合も同様の効果を得る 事が出きる。
【0016】
【考案の効果】 上述の通り、極めて簡単な構成で載台が変形してもセンサには同じ位置に同じ 方向の荷重(垂直力)のみが加わり、センサ出力は一定となり、センサ形状を特 定しなくとも(ロバーバル構成等)測定誤差のない秤とすることが出来る。また 、組立に際しての設定位置ズレが、粘着剤の潤滑効果で解消できると言う極めて 顕著な効果を生ずる物である。
【図1】本考案の実施例の図
【図2】本考案の作用の説明図
【図3】本考案の作用の説明図
【図4】本考案の作用の説明図
【図5】従来技術の説明図
【図6】本考案を実施した体重計の斜視図
【図7】本考案の実施に適した重量センサの詳細分解図
1 重量センサ 2 重点 3 重点受け 4 両面粘着テープ 6 ベース 7 載台 8 フレーム 9 ボール 10 起歪体 11 ストレンゲージ
Claims (4)
- 【請求項1】 重量センサの重点と載台に配設される重
点受けとの接触位置を一義的に決定する形状とし、重点
受けを柔軟な物質を介して載台に配設した事を特徴とす
る多重点式重量計の重点受け。 - 【請求項2】 重量センサの重点を球面の部材で特定
し、載台の重点受けを重点を構成する球面の半径より大
きい半径の凹面を有する部材で構成した事を特徴とする
請求項1に記載の多重点式重量計の重点受け。 - 【請求項3】 載台と重点受けとの間に介在する柔軟な
物質が両面粘着テープである事を特徴とする請求項1に
記載の多重点式重量計の重点受け。 - 【請求項4】 載台と重点受けとの間に柔軟なゴムまた
はスポンジを介して重点受けを載台に接着した事を特徴
とする請求項1に記載の多重点式重量計の重点受け。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066196U JP2558178Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 多重点式重量計の重点受け |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066196U JP2558178Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 多重点式重量計の重点受け |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649970U true JPH0649970U (ja) | 1994-07-08 |
JP2558178Y2 JP2558178Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=13308857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992066196U Expired - Lifetime JP2558178Y2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 多重点式重量計の重点受け |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558178Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001336969A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 体重計 |
JP2004314962A (ja) * | 2004-05-24 | 2004-11-11 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用シート装置 |
JP2005148069A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Tanita Corp | 多点式秤 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3842623B2 (ja) * | 2001-11-15 | 2006-11-08 | 株式会社エー・アンド・デイ | ロードセルおよび電子体重計 |
JP2013120048A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-17 | Panasonic Corp | 冷蔵庫 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5780369A (en) * | 1980-09-12 | 1982-05-19 | Bayer Ag | Manufacture of n-(cyclohexylthio)-phthalimide |
JPS59181676A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-16 | Fujitsu Ltd | 半導体装置 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP1992066196U patent/JP2558178Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59181676A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-16 | Fujitsu Ltd | 半導体装置 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2558178Y2 (ja) | 1997-12-17 |
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