JPH0225145Y2 - - Google Patents

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JPH0225145Y2
JPH0225145Y2 JP1983202966U JP20296683U JPH0225145Y2 JP H0225145 Y2 JPH0225145 Y2 JP H0225145Y2 JP 1983202966 U JP1983202966 U JP 1983202966U JP 20296683 U JP20296683 U JP 20296683U JP H0225145 Y2 JPH0225145 Y2 JP H0225145Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、秤皿上の荷重に対して荷重受け部や
受感部(力検出部)における変位が微小な構造の
秤における過負荷防止機構に関する。
〈従来技術〉 一般に、電磁力平衡型の天びんのように荷重に
対する変位が殆んど零に近い秤や、ロードセルは
かりのように変位が微小である秤では、秤皿や皿
取付部等の荷重受部に過負荷に対する変位に対応
して当接するようなストツパを設けて、過負荷防
止機構とすることは困難である。
第1図に電磁力平衡型の天びんの代表的な機構
図を示す。秤皿1を支承する皿支持柱2は、両端
に支点3,3を備えた2本の平行なステー4,4
で構成される平行運動機構たるロバーバルの機構
によつて支持され、秤皿1上の荷重の加除に際し
て平行に上下運動される。その変位は支点5、リ
ンク6を介してレバー7に伝達される。電磁力発
生部8は暦バー7の変位が零となるように電磁力
を発生し、その電磁力の大きさから荷重が測定さ
れる。なお、上述の支点3および5は通常フレク
シヤ等の弾性支点が採用される。また、9および
10はレバー7の変化を検出する為の光源および
フオトセルである。
このような機構においては、レバー7の変位は
極めて小さく、また通常、電磁力によるレバー7
の変位制御範囲を越えないようレバー7の変位検
出端近傍にはストツパ11が配設され、その可動
範囲は微小である。秤皿1に過荷重が作用する
と、荷重はレバー7のてこ比に応じた力でストツ
パ11に当接することになる。この場合、ストツ
パ11とレバー7はその力に対して充分な強度を
持たせることは可能であるが、支点3および5は
通常、天びんの感度に関連して微細な構造とせざ
るを得ず、過荷重が作用したときには破損の虞れ
がある。これを防止する為には、秤皿1又は皿支
持柱2等の変位が所定量以上とならないようにス
トツパを設ければよいが、上述の如くその変位は
極めて微小であるから、単にストツパを設けて過
荷荷を防止することは実質的に不可能である。こ
のことはロードセル式の秤においても同様であ
る。
そこで従来、第2図に示す如く、秤皿1と皿支
持柱2との間に弾性体12を介することにより秤
皿1の変位を大きくして、過荷重が作用したとき
に秤皿1にストツパ13を当接させる等の方法が
採られている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、上述のような従来の方法では、秤皿
1上の荷重と秤皿1の変位が比例関係にあり、ま
た、弾性体のばね定数をあまり小さくするのも適
当でないので、変位/荷重が小さく、ストツパ1
3の作動荷重にバラツキが生じやすく、その調整
が困難であるという欠点がある。更に、秤皿1に
偏荷重が作用すると秤皿1が傾き、この場合スト
ツパ13の作動荷重が大きく変化する。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、作動荷
重にバラツキが生じず、その調整が容易で、しか
も偏荷重に対して秤皿が傾くことがなく、常に設
定荷重で安定して作動する過負荷防止機構の提供
を目的としている。また、本考案では、上記の目
的を達成する過負荷防止機構を、秤の計量精度を
全く損なうことなく実現することを他の目的とし
ている。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、実施例に
対応する第3図〜第5図を参照しつつ説明する
と、本考案では、皿支持柱20に一端が固着さ
れ、他端が受感部(リンク6、レバー7)に連結
され、かつ、その中間部に弾性支点22が形成さ
れてなる連結レバー21を設け、その連結レバー
21の他端と弾性支点22の間を被測定荷重が作
用する向きと逆向きの所定の大きさの力で皿支持
柱20に押圧密着させる弾性体24を配設すると
ともに、皿支持柱20の変位を所定量以下に規制
するストツパ25を設けている。
〈作用〉 被測定荷重の作用による皿支持柱20の変位は
連結レバー21を介して受感部(リンク6等)に
伝達される。このとき被測定荷重は、連結レバー
21の一端(皿支持柱20への固着部)に作用
し、連結レバー21には弾性支点22を中心とし
た左回りのモーメントが働く。一方連結レバー2
1には弾性体24によつて弾性支点22を中心と
して右回りのモーメントが常時作用しているの
で、被測定荷重の大きさがある一定の大きさを越
えない限り連結レバー21は皿支持柱20に押圧
密着された状態を維持する。
被測定荷重が大きくなると、この荷重による左
回りのモーメントが弾性体24による右回りのモ
ーメントに打ち勝ち、連結レバー21は皿支持柱
20から離れる。つまり被測定荷重がある一定の
大きさを越えた以降は、荷重に対する皿支持柱2
0の変位の率が大きくなり、ストツパ25の作動
ポイント、すなわち過負荷防止機構の作動荷重の
ばらつきが小さくなる。
そして、この機構によれば、皿に偏荷重が作用
しても、基本的に平行運動機構により運動が規制
された皿支持柱20の後段に機構が設けられてい
るので、偏荷重が作用しても皿が傾くことがない
とともに、その他の“こじれ”等の不具合が生じ
ることもない。
さらに、被測定荷重が保護機構の作動荷重を越
えない状態においては、連結レバー21に設けた
弾性支点22によつて、平行運動機構に対する連
結レバー21の他端位置が変化せず、従つて皿支
持柱20の平行運動を受感部に伝達する機構のレ
バー比が変化することがなく、秤の測定範囲内で
の直線性を保つことがでてる。
〈実施例〉 本考案実施例を、以下、図面に基づいて説明す
る。
第3図は本考案実施例の要部構成を示す皿支持
柱20近傍の部分断面図、第4図および第5図は
それぞれその左側面図およびA−A矢視図であ
る。
図において1は秤皿、3および5は弾性支点、
4はロバーバルの機構のステー、6はリンク、7
はレバーで、それぞれ第1図の機構図における番
号と対応させている。
弾性支点3,3を介してステー4,4に支承さ
れた皿支持柱20は、連結レバー21を介して、
弾性支点5、リンク6を経て、レバー7に係合さ
れている。連結レバー21は、一端が上述の弾性
支点5に接続され、他端が弾性支点22を介して
皿支持柱20に固定されている。また、連結レバ
ー21の上記一端近傍の上面には、調整子23に
よつて所定の予荷重が付与された圧縮コイルばね
24が当接し、その底面を皿支持柱20に設けら
れた平面20aに押圧している。従つて連結レバ
ー21はこの圧縮コイルばね24により、弾性支
点22を中心に第3図中右回りのモーメントが常
時作用していることになる。皿支持柱20の下方
lだけ離れた位置には、当該秤のベース等固定部
分に設けられたストツパ25が配設されている。
以上のような本考案実施例において、秤皿1上
に被測定荷重が作用すると、皿支持柱20がロバ
ーバルの機構の作用により、平行に下方に変位す
るが、その変位は連結レバー21、弾性支点5お
よびリンク6を介してレバー7に伝達される。こ
の被測定荷重により連結レバー21には弾性支点
22を中心に第3図中左回りのモーメントが作用
するが、その大きさが圧縮コイルばね24による
モーメントの大きさを越えたときに限り、連結レ
バー21の底面が皿支持柱20の平面20aから
離れて、連結レバー21と皿支持柱20とが相対
的に変位する。その結果、第6図に皿支持柱20
の変位と被測定荷重との相関図を示す如く、圧縮
コイルばね24の予荷重と連結レバー21のてこ
比等によつて決定される荷重W0を境に、変位/
荷重の値が大きく変化する。ストツパ25の作動
荷重Wが荷重W0を越えるよう荷重W0を設定する
と、変位/荷重の値が大きいところでストツパ2
5が作動することになり、バラツキが生じにく
い。荷重W0を越えたときの変位/荷重の値は、
圧縮コイルばね24のばね定数を小さくするほど
大となつて好適である。
ここで、この過負荷防止機構は、平行運動機構
によつて運動が規制された皿支持柱20の後段に
設けられているので、皿1に偏荷重が作用しても
皿が傾くことがなく、またその動作荷重が変化す
ることもない。
また、皿支持柱20は平行運動機構によつて上
下方向にのみ運動し、レバー7は支点(図示せ
ず)を中心に回動運動をすることになるが、連結
レバー21の一端他端間に設けた弾性支点22に
よつて、その両者の運動の相違によるリンク6と
連結レバー21との結合点の第3図中左右および
紙面直行方向への位置の変化が生じず、これによ
つて秤のレバー比が変化することなく、その測定
範囲内での直線性が損なわれることがない。
さらには偏荷重によつて機構にこじれが生じる
こともない。
なお、ストツパ25の配設位置は皿支持柱20
の下方でなくともよく、適宜位置に設けることが
できる。また、以上の実施例では、レバー7を介
して電磁力発生部8に皿支持柱20の変位を伝達
する場合について説明したが、皿支持柱20を直
接電磁力発生部8に係合させるタイプの電磁力平
衡型天びんでは、連結レバー21に電磁力発生部
8を取り付けることにより、同様な作用効果を得
ることができる。更に、ロードセルはかりにあつ
ては連結レバー21にロードセルを係合させれば
よい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、荷重W0
を越える被測定荷重が作用したときに限り、皿支
持柱の変位/荷重の値が大きくなり、距離lで決
定されるストツパ25の作動荷重にバラツキが生
じにくく、また、作動荷重の調整が容易である。
更に、秤皿と皿支持柱との間に弾性体等を介在
させていないとともに、過負荷防止機構は平行運
動機構によつて運動方向が規制された皿支持柱の
後段に設けられているので、偏荷重に対して秤皿
が傾くことがなく、ストツパ25の作動荷重が変
動することがない。本考案は、原理的に変位が極
めて小さい、又は零の荷重検出方式を有する秤で
も、以上の効果を持つ過負荷防止機構を持たせる
ことができるものである。
また、連結レバー21の中間部分に弾性支点2
2を設けているので、過荷重が除去されたときに
再現性よく元の状態に復帰し、以後の検出値の直
線性等に影響を及ぼすことがないばかりでなく、
機構の作動荷重よりも小さい荷重、つまり測定範
囲内の荷重の作用時にも、皿支持柱と受感部とを
連結するレバー機構との運動の相違に基づく干渉
を吸収して、秤のレバー比を一定に保ち、秤の測
定精度に悪影響を及ぼすことが全くない。さらに
また、中間部分に弾性支点を持つ連結レバー21
の他端部に弾性力を作用させて過荷重が働いたと
きに皿支持柱から連結レバーを離脱させるように
構成しているので、偏荷重によつて機構に“こじ
れ”等の不具合が生じるという問題もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は代表的な電磁力平衡型天びんの機構
図、第2図は従来の過負荷防止機構の構成図、第
3図は本考案実施例の要部構成を示す皿支持柱近
傍の部分断面図、第4図および第5図はそれぞれ
その左側面およびA−A矢視図、第6図は本考案
実施例の作用説明図である。 1……秤皿、3,5……弾性支点、4……ステ
ー、6……リンク、7……レバー、20……皿支
持柱、21……連結レバー、22……弾性支点、
23……調整子、24……圧縮コイルばね、25
……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平行運動機構によりその変位方向が規制された
    皿支持柱によつて秤皿を支持し、その皿支持柱に
    かかる荷重あるいは変位を受感部に伝達して上記
    秤皿上の荷重を測定する秤において、上記皿支持
    柱に一端が固着され、他端が上記受感部に連結さ
    れ、かつ、その中間部に弾性支点が形成されてな
    る連結レバーを設け、その連結レバーの上記他端
    と弾性支点の間を被測定荷重が作用する向きと逆
    向きの所定の大きさの力で上記皿支持柱に押圧密
    着させる弾性体を配設するとともに、上記皿支持
    柱の変位を所定量以下に規制するストツパを設け
    たことを特徴とする秤の過負荷防止機構。
JP20296683U 1983-12-23 1983-12-23 秤の過負荷防止機構 Granted JPS60106127U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20296683U JPS60106127U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 秤の過負荷防止機構

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JP20296683U JPS60106127U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 秤の過負荷防止機構

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JPS60106127U JPS60106127U (ja) 1985-07-19
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JP20296683U Granted JPS60106127U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 秤の過負荷防止機構

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JPS5866328U (ja) * 1981-10-29 1983-05-06 株式会社昭和測器 過荷重保護装置

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