JPH0649952Y2 - バランスウェイト - Google Patents

バランスウェイト

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JPH0649952Y2
JPH0649952Y2 JP1460290U JP1460290U JPH0649952Y2 JP H0649952 Y2 JPH0649952 Y2 JP H0649952Y2 JP 1460290 U JP1460290 U JP 1460290U JP 1460290 U JP1460290 U JP 1460290U JP H0649952 Y2 JPH0649952 Y2 JP H0649952Y2
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JP
Japan
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locking
head
balance weight
plate
cylindrical portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1460290U
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English (en)
Other versions
JPH03104550U (ja
Inventor
昭一 片山
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Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、大型貨物自動車等に使用されるクラッチ装置
の主部品をなすクラッチ板の回転時のバランスを保よう
に取付けられるバランスウェイトに関する。
[従来技術]および[考案が解決しようとする課題] 従来、大型貨物自動車のクラッチ装置の主部品をなすク
ラッチ板の回転時のバランスを保つため、そのトルク伝
達に支障のない位置に、鋼製のバランスウェイトが溶着
されている。このバランスウェイトを溶着する場合に
は、溶接機が必要となり、その取付けが特殊作業ゆえに
面倒となるばかりか、バランスウェイト溶着時に飛び散
るスラッグがクラッチ板に付着し、クラッチ装置が作動
する際にその作動の障害となる等の欠点が生じている。
本考案は、上記欠点の除去を目的とするもので、クラッ
チ装置の主部品のクラッチ板の回転時のバランスを保つ
ために溶接機を使用することなく簡単に取付けるように
構成したバランスウェイトを提供しようとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、所望重さの金属プレートを内
蔵する樹脂製の円柱部と頭部とが一体に成形されてい
る。前記円柱部の外径は所望下穴径にほぼ等しく、しか
も円柱部の外周には等間隔をおいて延びる複数の縦条溝
が削設されている。
一方、前記頭部に連なりかつ前記縦条溝に沿って延びる
係止爪が設けられており、この係止爪の先端にはその外
方向に延びて所望板材を係止する係止面を持つ係止部が
形成されている。前記頭部座面から係止部の係止面まで
の長さは所望板材の厚さとされている。また、前記頭部
には係止爪の基部近くを通過する円周溝が形成されてお
り、頭部の縁部に十分な可撓性を持たせるように構成さ
れている。
[作用] 上記バランスウェイトでは、クラッチ装置の主部品をな
すクラッチ板の回転時のバランスを保つために、このク
ラッチ板と一体に回転する板材があればこの板材に設け
られた下穴にバランスウェイトの円柱部および係止爪を
押込み、その頭部を板材に当接させる。この時、係止爪
の係止部は板材の下穴周壁に当接するが、係止部は弾力
性を有しているため、円柱部の縦条溝内に収納される。
また、バランスウェイトの頭部が板材の上面に当接する
時には、前記係止爪の係止部は板材を貫通してその弾力
性で復帰し、その係止面が板材の下面に当接し、前記頭
部とともに板材を係止することができる。しかも、板材
の板厚が所定厚さ以上あっても、頭部の縁部が十分な可
撓性を有しているため、板材の厚みに左右されず、確実
にバランスウェイトはクラッチ板と一体の板材に固定さ
れ、クラッチ板の回転時のバランスを保つことができ
る。
[実施例] 以下、実施例を図面について説明する。第1図ないし第
3図において、1はバランスウェイトであり、所望重さ
の金属プレート2を内蔵する樹脂製の頭部1aと円柱部1b
とでなっている。前記円柱部1bの外径は所望下穴径にほ
ぼ等しく、しかも円柱部1bの外周には等間隔をおいて延
びる複数の縦条溝3が削設されている。
一方、前記頭部1aにはこれに連なりかつ前記縦条溝3に
沿って延びる係止爪4が設けられており、この係止爪4
の先端にはその外方向に延びて所望板材5を係止する係
止面4bを持つ係止部4aが形成されている。また、前記頭
部1aの座面から係止爪4の係止部4aの係止面4bまでの長
さは所望板材5の厚さに設定されており、頭部1aの座面
が板材5に当接する時、係止部4aが板材5の下面に当接
するように構成されている。また、前記頭部1aの座面は
外周に向かうに従って下方に傾斜し、板材5に係止され
る時、所定の弾性力が保持されるように構成されてい
る。さらに、前記頭部1aの上面には係止爪4の基部近く
を通過する円周溝6が形成されており、頭部1aの座面の
可撓性を増して板材5の厚みが所定厚み以上であっても
頭部1aの座面がその分上方に押し曲げられて板材5のバ
ラツキに対応できるように構成されている。
上記バランスウェイトでは、大型貨物自動車等のクラッ
チ装置(図示せず)の主部品をなすクラッチ板(図示せ
ず)の回転時のバランスを計測し、クラッチ板のバラン
ス異常を検出すると同時にバランスを保つ位置を検出す
る。その後、このバランスを保つ位置近くでかつクラッ
チ板と一体に回転する板材5に穿設された下穴5aに係止
爪4および円柱部1bを押し込む。この時、係止爪4は円
柱部1bの縦条溝3内に収納され、支障なく、下穴5内を
通過する。前記バランスウェイト1の頭部1aの座面が板
材5の上面に当接すると、第4図に示すように係止爪4
の係止部4aが板材5を貫通し、係止部4aの弾性力でその
係止面4bが板材5の下面に当接する。この時、バランス
ウェイト1の頭部1aの座面が所定の弾性力を持っている
ため、バランスウェイト1はしっかりと板材5に取付け
られる。また、板材5が所定厚みよりも少々厚くても、
バランスウェイト1の頭部1aの座面が僅かに上方に押し
曲げられ、バランスウェイト1は支障なく板材5を挟圧
し、しっかりと板材に取付けられる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案はクラッチ装置のクラッチ
板の回転時のバランスを保つバランスウェイトを頭部と
所定重さの金属プレートを有する円柱部と頭部に連なる
係止爪とから構成し、頭部座面と係止爪の係止部の係止
面との間でクラッチ板と一体に回転する板材に取付ける
ように構成しているため、バランスウェイトを簡単に着
脱でき、その取付けの際に溶接機等が不要となり、溶接
の際の溶接スラッグの付着も皆無となるバランスウェイ
トを提供することができるばかりか、板材の厚みが少々
厚くても頭部の撓みによりこれを吸収してバランスウェ
イトを板材に確実に取付けることができる等の利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図は本考案の下面図、第
3図は第2図のA−A線拡大断面図、第4図は本考案の
使用状態を示す拡大断面図である。 1……バランスウェイト、1a……頭部、1b……円柱部、
2……金属プレート、 3……縦条溝、4……係止爪、4a……係止部、4b……係
止面、5……板材、5a……下穴、6……円周溝、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望重さの金属プレートを内蔵する樹脂製
    の円柱部と頭部とを持ち、円柱部の外径を所望下穴径に
    ほぼ等しくするとともに、円柱部の外周に等間隔をおい
    て延びる複数の縦条溝を削設する一方、 前記頭部に連なりかつ前記縦条溝に沿って延びる係止爪
    を設け、この係止爪の先端にその外方向に延びて所望板
    材を係止する係止面を持つ係止部を形成し、頭部座面か
    ら係止部の係止面までの長さを所望板材の厚さとし、さ
    らに前記頭部上面に係止爪の基部近くを通過する円周溝
    を形成したことを特徴とするバランスウェイト。
JP1460290U 1990-02-15 1990-02-15 バランスウェイト Expired - Lifetime JPH0649952Y2 (ja)

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JP1460290U JPH0649952Y2 (ja) 1990-02-15 1990-02-15 バランスウェイト

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JP1460290U JPH0649952Y2 (ja) 1990-02-15 1990-02-15 バランスウェイト

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Publication Number Publication Date
JPH03104550U JPH03104550U (ja) 1991-10-30
JPH0649952Y2 true JPH0649952Y2 (ja) 1994-12-14

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JP1460290U Expired - Lifetime JPH0649952Y2 (ja) 1990-02-15 1990-02-15 バランスウェイト

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3068100B1 (fr) * 2017-06-27 2020-05-15 Safran Aircraft Engines Dispositif pour l'equilibrage d'une piece tournante
US11015633B2 (en) * 2018-04-27 2021-05-25 Illinois Tool Works Inc. Snap fit fasteners

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JPH03104550U (ja) 1991-10-30

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